JP6096560B2 - 装置冷却システム - Google Patents

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Description

本発明は、装置冷却システムに関する。
データセンタ等には、収納されたICT装置(情報通信装置)を冷却する空調機が設けられている。空調機は、ICT装置が収納されたラックの近傍まで冷気を送風しており、ICT装置がその冷気を内部に取り込むことにより冷却されている。ICT装置内には、CPU(中央演算ユニット)や、電源トランス等の機器が収納されているのが一般的である。収納された機器から発生した熱は、直接または放熱フィン等を介して上述の冷気に放熱されている(以下、「空冷方式」と表記する。)。
近年ではICT装置の高密度化が図られており、各機器から発生する熱量は増加する傾向にある。ICT装置を安定して稼働させるためには、各機器を所定の温度に保つ必要がある。そのため発熱量が増加すると、発生した熱を奪いICT装置の外側に運びだす冷気の風量を増加させる必要がある。しかしながら空気を介した放熱方法では、空気の熱伝達率などの物性により限界があることが知られていた。
これに対応する技術として、ICT装置に収納されたCPU等の機器を、循環する水または冷媒で直接冷却する技術(以下、「液冷方式」と表記する。)が提案されている(例えば、特許文献1および2参照。)。この液冷方式としては、直接液冷方式および間接液冷方式が知られている。直接液冷方式は、CPU等の機器を循環する水または冷媒で直接冷却する方式である。間接液冷方式は、CPU等の機器が収納されるICT装置の筺体の外側まで搬送手段を用いて熱を搬送し、筺体の外側で循環する水または冷媒へ搬送した熱を放熱する方式である。
特開2013−008888号公報 特開2013−003636号公報
上述の特許文献1および2に記載された液冷方式の技術では、空冷方式と比較して高温障害が発生する可能性が高いという問題があった。液冷方式では、CPU等の熱を発生する機器と直接に接触して冷却する構成が一般的となる。この場合、予備の冷却系統を当該機器に直接に接触させることは、ICT装置内の空間的な余裕が少ない等の理由により難しい。そのためICT装置の冷却装置が故障した際にICT装置の冷却を行う予備の冷却装置を配置しにくく、ICT装置に高温障害が発生するリスクを抱えることとなる。
その他に、ICT装置に用いられる機器としては電子・電気機器が多く、水や冷媒などの液体との接触を避けた方が好ましいものが含まれている。そのため、液冷方式の冷却装置のみでICT装置を冷却することは難しいという問題もあった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、温度調整の信頼性を確保することができる装置冷却システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の装置冷却システムは、所定区画内に配置された複数の演算装置と熱的に接触する液体冷媒を循環させ、前記演算装置を冷却する複数の液冷式冷却部と、前記演算装置の雰囲気であり、前記演算装置の内部に導入され前記演算装置の冷却に用いられる前記所定区画内の空気を冷却する空調機を複数備えた空冷式冷却部と、前記液冷式冷却部に係る温度である冷却部温度、または前記演算装置の温度である演算装置温度を少なくとも検知する検知部と、前記冷却部温度がワーニング閾値以上であると判定された場合、または、前記演算装置温度が前記ワーニング閾値以上であると判定された場合、前記複数の空調機に対して前記空気の冷却能力を高める制御を行う冷却制御部と、が設けられていることを特徴とする。
上記発明において前記冷却制御部は、前記冷却部温度がワーニング閾値以上であると判定された前記液冷式冷却部により冷却される前記演算装置、または、前記演算装置温度が前記ワーニング閾値以上であると判定された前記演算装置の配置位置に基づいて前記複数の空調機に対して順位付けを行い、順位の高い空調機に対して前記空気の冷却能力を高める制御を行うことが好ましい。
本発明の装置冷却システムによれば、液冷式冷却部に係る温度がワーニング閾値以上になる等、演算装置を冷却する上での異常事態が発生しても、演算装置との位置関係に基づいて定義された順位付けの順位が高い空調機の冷房能力を高めるため、演算装置の温度上昇を抑制しやすくなり温度調整の信頼性を高めることができる。つまり、液冷式冷却部の不具合により演算装置の温度が上昇するおそれがある場合や、何らかの原因で演算装置の温度が上昇した場合には、順位付けが高い空調機の冷却能力を高めることにより、演算装置の温度上昇を抑制することができる。なお、空調機にはAHU(エア・ハンドリング・ユニット)およびパッケージ空調機が含まれる。
上記発明において前記冷却制御部は、前記順位の高い空調機の冷却能力を高めた後も、前記冷却部温度または前記演算装置温度が前記ワーニング閾値以上となる状況が継続される場合には、前記順位の高い空調機の次に順位が高い空調機に対しても前記空気の冷却能力を高める制御を行うことが好ましい。
このように順位の高い空調機の冷却能力を高めても演算装置の温度が上昇するおそれがある場合、または、上昇する場合には、順位の高い空調機の次に順位が高い空調機に対しても冷却能力を高めることにより、演算装置の温度上昇を更に抑制しやすくなる。
上記発明において前記所定区画内には、前記演算装置が収納されるものであり、ホットアイルまたはコールドアイルとなる間隔をあけて並べられた複数のラックが配置され、前記空調機は前記ラックが並べられた列から外れた位置であり、前記コールドアイルに冷却された空気を送り出す位置に配置されたベース空調機であり、前記複数の空調機に対する順位付けは、前記演算装置から前記空調機までの距離に基づいて行われることが好ましい。
このように複数の空調機に対する順位付けを演算装置から空調機までの距離に基づくことにより、温度が上昇するおそれがある演算装置、または、温度が上昇する演算装置への冷却を行いやすくなり、演算装置の温度上昇を更に抑制しやすくなる。例えば、演算装置との距離が近い空調機の順位を高くし、距離が遠い空調機の順位を低くする方法が挙げられる。
上記発明においては、前記ラックに配置され、前記ホットアイルから吸い込んだ空気を冷却して前記コールドアイルに冷却した空気を供給する複数のタスク空調機が更に設けられ、前記冷却制御部は、前記複数の空調機および前記複数のタスク空調機に対して前記順位付けを行う際に、前記タスク空調機のうち、前記冷却能力の低下が検知された液冷式冷却部が面する前記コールドアイルに冷却された空気を供給する前記タスク空調機のみを前記順位付けの対象とすることが好ましい。
このようにタスク空調機が設けられている場合には、温度が上昇するおそれがある演算装置、または、温度が上昇する演算装置が面するコールドアイルに冷却空気を供給するタスク空調機のみを順位付けに含めることにより、当該演算装置の冷却に貢献しないタスク空調機を順位付けに含まれることがなくなり、演算装置の温度上昇を抑制しやすくなる。
上記発明において前記検知部は、前記液冷式冷却部における前記液体冷媒の流量および液量を更に検知するものであり、前記冷却制御部は、検知された前記流量または前記液量が異常範囲に達していると判定された場合には、前記順位の高い空調機に対して前記空気の冷却能力を高める制御を行うことが好ましい。
このように液冷式冷却部における液体冷媒の流量または液量が異常範囲に達した時にも、順位の高い空調機の冷却能力を高める制御を行うことにより、演算装置の温度が上昇するおそれがある場合の範囲が広くなり、演算装置の温度上昇を更に抑制しやすくなる。
上記発明においては、前記演算装置には、前記空冷式冷却部から供給された冷却された空気を内部に導入する複数のファンが設けられ、前記冷却制御部は、前記順位の高い空調機に対して前記空気の冷却能力を高める制御を行う場合には、前記冷却部温度がワーニング閾値以上であると判定された前記液冷式冷却部により冷却される前記演算装置、前記流量または前記液量が異常範囲に達していると判定された前記液冷式冷却部により冷却される前記演算装置、または、前記演算装置温度が前記ワーニング閾値以上であると判定された前記演算装置に設けられた前記ファンにより内部へ導入される冷却された空気の流量を増やす制御を行うことが好ましい。
このように演算装置の温度が上昇するおそれがある場合、または、上昇する場合に、演算装置に設けられたファンにより導入される空気の量を増やすることにより、当該演算装置の温度上昇を抑制しやすくなる。ファンにより導入される空気の量を増やす方法としては、ファンの回転周波数を増やす方法や、回転されるファンの数を増やす方法などを例示することができる。
上記発明において前記液冷式冷却部には、前記液体冷媒が循環する部材であって前記演算装置と熱的接触する吸熱部と、前記順位の高い空調機に対して前記空気の冷却能力を高める制御を行う場合には、前記演算装置と前記吸熱部との間の熱的な接触を分離して空間を形成する分離部と、が更に設けられていることが好ましい。
このように順位の高い空調機に対して冷却能力を高める制御を行う場合に、演算装置と吸熱部との間に空間を形成することにより、空冷式冷却部により冷却された空気が当該空間を流れる。この冷却された空気により当該演算装置が冷却され、当該演算装置の温度上昇を抑制しやすくなる。
上記発明においては、順位の高い空調機に対して前記空気の冷却能力を高める制御を行う場合に、警報を報知する報知部が更に設けられていることが好ましい。
このように報知部を設けることにより、装置冷却システムの運用者に演算装置の温度が上昇するおそれがあること、または、温度が上昇していることを知らせることができ、演算装置における高温障害を早期に解消することができる。その結果、他の液冷式冷却部や空冷式冷却部への負担が増加することを抑制でき、温度上昇を抑制しやすくなる。
本発明の装置冷却システムによれば、演算装置との位置関係に基づいて定義された順位付けの順位が高い空調機の冷房能力を高めるため、温度調整の信頼性を確保することができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る装置冷却システムの構成を説明する模式断面視図である。 図1の装置冷却システムの構成を説明する摸式上面視図である。 図1の演算装置における構成の概略を説明する模式図である。 図1のコントロール部の構成を説明するブロック図である。 図1の装置冷却システムにおける制御を説明するフローチャートである。 図1の吸熱部の別の実施例を説明する模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る装置冷却システムにおける吸熱部周辺の構成を説明する模式図である。 図7の装置冷却システムにおける制御を説明するフローチャートである。
〔第1の実施形態〕
この発明の第1の実施形態に係る装置冷却システム1について、図1から図6を参照しながら説明する。
本実施形態では、データセンタの空調に本発明に係る装置冷却システム1を用いた例に適用して説明する。図1および図2に示すように、データセンタにはIT(情報技術)装置やICT(情報通信技術)装置を構成する多数のサーバやコンピュータなどの演算装置60が、フロア(所定区画)F内にコールドアイルCおよびホットアイルHを形成するように配置されたラック65に収納されている。装置冷却システム1は、これらの演算装置60から発生する大量の熱を処理するために用いられる。
装置冷却システム1には、演算装置60を冷却する液冷式冷却装置(液冷式冷却部)10、空冷式冷却装置(空冷式冷却部)30およびタスク空調機35と、液冷式冷却装置10、空冷式冷却装置30およびタスク空調機35を制御するコントロール部(冷却制御部)40と、が主に設けられている。
液冷式冷却装置10は、液体冷媒を循環させて演算装置60を冷却するものである。液冷式冷却装置10には、ラック65のそれぞれに配置されて液体冷媒が循環する複数のラック側循環系統11と、フロアFの外側に配置され演算装置60を冷却する冷熱を発生させる冷却部21と、複数のラック側循環系統11および冷却部21との間を熱的につなぎ、液体冷媒が循環する主循環系統22と、が主に設けられている。
ラック側循環系統11は、ラック65におけるホットアイルH側の面に配置されている。ラック側循環系統11には、演算装置60におけるCPU(中央演算ユニット)などの熱を発生する電子部品と伝熱可能に接触する部分であり、CPU等の熱を循環する冷媒に吸熱させる吸熱部12と(図3参照。)、主循環系統22を循環する冷媒との間で熱交換を行う熱交換部13と、冷媒を循環させる循環ポンプ14と、が主に設けられている。
主循環系統22はラック側循環系統11の熱交換部13と、冷却部21との間で冷媒が循環する流路と、冷媒を循環させる主ポンプ23と、冷却部21において冷媒の熱を放出する放熱部24と、が主に設けられている。本実施形態では、主循環系統22がラック65の上側に配置され、同じくラック65の上端に配置された熱交換部13において、それぞれの冷媒との間で熱交換が行われる構成に適用して説明する。なお、主循環系統22は、ラック65の上側に配置されていてもよいし、ラック65の下側に配置されていてもよく、その配置位置を特に限定するものではない。
冷却部21としては冷熱を発生させるもの、言い換えると、主循環系統22およびラック側循環系統11を介して運ばれてきたCPU等の熱を外部へ放出するものである。そのため、冷却部21の内部には冷凍サイクルを実現する機器が配置されていてもよいし、単に外気を放熱部24に送る送風手段が設けられたものであってもよく、特にその構成を限定するものではない。
空冷式冷却装置30はフロアFの室内空気を冷却し、冷却された室内空気を介して演算装置60を冷却するものである。空冷式冷却装置30には、冷凍サイクルを構成するフロアF内に配置されたベース空調機31と、フロアF外に配置された室外機(図示せず)と、が主に設けられている。なお、本実施形態では空冷式冷却装置30としてベース空調機31が設けられた例に適用して説明したが、ベース空調機31の代わりにAHU(エア・ハンドリング・ユニット)や、パッケージ空調機などが設けられていてもよい。ベース空調機31には、冷凍サイクルを循環する冷媒が室内空気の熱を奪うことにより蒸発する蒸発器32と、フロアFから室内空気を吸い込むとともに、冷却後の室内空気をフロアFの床下空間FUへ吹出すブロア33と、が主に設けられている。
ここでフロアFは床下空間FUが設けられた二重床構造を有している。床下空間FUに供給された冷却された室内空気は、コールドアイルCの床面からフロアFの室内空間FRへ吹出している。コールドアイルCに供給された室内空気は、演算装置60に設けられたファン61によってその内部に導かれ(図1および図3参照。)、CPU(中央演算ユニット)などの熱を発生する電子部品を冷却する。冷却後の室内空気は、演算装置60からホットアイルHへ吹出し、再びベース空調機31に吸い込まれる。
タスク空調機35は、ラック65に配置されホットアイルHから吸い込んだ空気を冷却してコールドアイルCに冷却した空気を供給するものである。タスク空調機35における冷却能力は、コントロール部40から入力される制御信号に基づいて制御される。タスク空調機35の構成としては、公知の構成を採用することができ、特に限定するものではない。
本実施形態では、一つのラック65に一つのタスク空調機35が収納されている例に適用して説明する。なお、タスク空調機35の配置は、演算装置60から発生する熱量に基づいて定めることができ、一つのラック65に複数のタスク空調機35が配置されてもよいし、複数のラック65に一つのタスク空調機35が配置されてもよい。
コントロール部40は、装置冷却システム1を統合的に制御するものであり、CPU(中央演算処理ユニット)、ROM、RAM、入出力インタフェース等を有するマイクロコンピュータである。ROM等に記憶されている制御プログラムは、CPUを液冷式冷却装置10、空冷式冷却装置30およびタスク空調機35の制御に必要な演算を行う演算部41として機能させるものであり、ROM等を記憶部42として機能させるものである。なお、コントロール部40による装置冷却システム1の制御の詳細については後述する。
コントロール部40には、演算装置温度センサ(検知部)51、液冷式温度センサ(検知部)52、冷媒温度センサ(検知部)53、冷媒流量センサ(検知部)54、周波数測定部(検知部)55、漏液センサ(検知部)56、液面計測センサ(検知部)57、および、演算装置警報センサ(検知部)58などから信号が入力されている。その一方で、コントロール部40からは、液冷式冷却装置10、空冷式冷却装置30、タスク空調機35、ファン61、および、報知部59などへ制御信号が出力されている。
演算装置温度センサ51は演算装置60に配置された温度センサであり、演算装置60におけるCPU等の熱を発生する電子機器であって吸熱部12と熱的に接触する表面の温度を測定するセンサである。
測定された温度の信号は、具体的にはSNMP(Simple Network Managment Protocol)や、BACnet(Building Automation and Control Networking Protocol)等のプロトコル変換を経由して警報が取得されている。
なお、演算装置60の温度を測定する演算装置警報センサ58は、演算装置60に従来から設けられているセンサを用いてもよいし、新たに設けられたセンサを用いてもよく、特に限定するものではない。
液冷式温度センサ52は液冷式冷却装置10に配置された温度センサであり、液冷式冷却装置10を構成する各種構成要素の温度を測定するセンサである。各種構成要素としては、熱交換器や熱の伝達に用いられるヒートパイプやカップリングなどを例示することができる。その他にも、液冷式温度センサ52は、ベース空調機31に供給される冷媒の温度である冷媒入り温度や、ベース空調機31から戻ってくる冷媒の温度である冷媒戻り温度なども測定する。
冷媒温度センサ53は液冷式冷却装置10で用いられる冷媒の温度を測定するセンサであり、例えばラック側循環系統11を流れる冷媒であって吸熱部12に向かって流れる冷媒の温度を測定するセンサや、吸熱部12から流出した冷媒の温度を測定するセンサなどを挙げることができる。冷媒流量センサ54は液冷式冷却装置10で用いられる冷媒の流量を測定するセンサであり、例えばラック側循環系統11を流れる冷媒の流量を測定するセンサを挙げることができる。
周波数測定部55は液冷式冷却装置10に設けられたポンプの回転周波数を測定するものであり、例えば循環ポンプ14の回転周波数を測定するものである。漏液センサ56は液冷式冷却装置10で用いられる冷媒の漏れを検出するセンサであり、例えばラック側循環系統11を循環する冷媒の漏れを検出するセンサである。
液面計測センサ57は、液冷式冷却装置10に設けられた容器に貯留された冷媒の液面を測定するセンサであり、液面の変動により冷媒の漏れや減少を検出するセンサである。演算装置警報センサ58は演算装置60に不具合が発生した際に警報信号を出力するセンサである。不具合としては温度の異常上昇などを例示することができる。
次に、上記の構成からなる装置冷却システム1における制御について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。
演算装置60におけるデータ処理(言い換えると演算処理)が開始されると装置冷却システム1の運転も開始される。つまり、空冷式冷却装置30およびタスク空調機35によるフロアF内の室内空気の冷却が開始されるとともに、液冷式冷却装置10による演算装置60の冷却が開始される。
上述のように装置冷却システム1の運転が開始されるとコントロール部40の演算部41は、液冷式冷却装置10に関するワーニングがあるか否かを判定する処理を行う(S11)。具体的には、演算装置温度センサ51や液冷式温度センサ52や冷媒温度センサ53などから入力される温度の測定値が温度のワーニング閾値以上になっているか否かの判定処理が行われる。その他にも、冷媒流量センサ54や周波数測定部55などから入力される測定信号から求められる冷媒流量が流量のワーニング閾値以下になっているか否かの判定処理が行われる。さらに、漏液センサ56や液面計測センサ57などから入力される測定信号から求められる冷媒量がワーニング閾値以下になっているか否かの判定処理や、演算装置警報センサ58から警報信号が入力されていないか否かの判定処理が行われる。
S11においてワーニングがないと判定された場合(NOの場合)、コントロール部40は、S11に戻り上述の判定処理を繰り返し行う。
その一方で、S11においてワーニングがあると判定された場合(YESの場合)には、コントロール部40は、演算装置60のファン61に対して非常時の運転制御を行う(S12)。非常時の運転制御は、上述のワーニングに係る演算装置60のファン61に対して行われる。言い換えると、温度が上昇するおそれの高い演算装置60、または、温度が上昇している演算装置60のファン61に対して行われる。
例えば、通常時の運転制御(言い換えるとワーニングがないと判定されているときの運転制御)では、演算装置60に設けられた複数のファン61の一部のみが運転されている場合において、全てのファン61の運転を行う非常時の運転制御を挙げることができる。その他に、通常時の運転制御では、ファン61の回転数を抑制する制御が行われている場合において、ファン61の回転数を上げる制御を行う非常時の運転制御も挙げることができる。
その後コントロール部40は、ベース空調機31およびタスク空調機35(以下、「ベース空調機31等」と記載する。)に対して変更優先順位付けをする処理を行う(S13)。変更優先順位は、基本的にワーニングに係る演算装置60からベース空調機31またはタスク空調機35までの距離に基づいて行われ、距離が短いベース空調機31またはタスク空調機35の順位が高くなる。
図2を参考にしながら説明すると、ワーニングに係る演算装置60Wに隣接するタスク空調機35が最も近い距離に配置されているため変更優先順位が1位となる。ついで隣接するラック65に収納された2つのタスク空調機65が近い位置に配置されている。そのうち演算装置60Wが室内空気を吸い込むコールドアイルCに冷却した空気を供給するタスク空調機35が、変更優先順位が2位とされる。さらに当該コールドアイルCに冷気を吹き出すベース空調機31が近い位置に配置されており、このベース空調機31が、変更優先順位が3位とされる。このベース空調機31に隣接して配置されたベース空調機31が、変更優先順位が4位、5位とされる。
さらにラック65の配置も考慮した変更優先順付けが行われる。具体的には、ワーニングに係る演算装置60が室内空気を吸い込むコールドアイルCに冷却したタスク空調機35を変更優先順位付けの対象とし、それ以外のタスク空調機35は変更優先順位付けの対象としない。
なお、本実施形態では上述のようにラック65の配置を考慮して変更優先順位付けを行うタスク空調機35と、それ以外のタスク空調機35とに分ける例に適用して説明したが、タスク空調機35の全てを変更優先順位付けの対象としてもよく、特に限定するものではない。
優先順位が付けられるとコントロール部40の演算部41は、優先順位が1位のベース空調機31等の出力が閾値以下であるか否かを判定する処理を行う(S14)。言い換えると、1位のベース空調機31の冷凍能力に所定の余裕が残っているか否かを判定する処理を行う。閾値は、設定温度最低閾値、圧縮機周波数最大閾値、二方弁開度最大閾値、冷房能力最大閾値、ファン周波数最大閾値、他空調機の運転可能性を支配する部の閾値とする。
S14において出力が閾値以下であると判定された場合(YESの場合)には、コントロール部40は、1位のベース空調機31等に対する制御を非常時設定に基づく制御に変更する処理を行う(S15)。非常時設定に基づく制御としては、1位のベース空調機31における室内温度の制御目標である設定温度の値を下げる制御や、1位のベース空調機31におけるブロア33の回転周波数を増やす制御を行い、冷却された空気の吹出し流量を増やす制御などを例示することができる。
さらにコントロール部40は、1位のベース空調機31等に対する制御を非常時設定に基づく制御を行う際に、報知部59を介して装置冷却システム1の運用者に警報を報知させる制御信号を出力する。
このようにすることにより、装置冷却システム1の運用者に演算装置60の温度が上昇するおそれがあること、または、温度が上昇していることを知らせることができ、演算装置60における高温障害を早期に解消することができる。その結果、他の液冷式冷却装置10や空冷式冷却装置30への負担が増加することを抑制でき、温度上昇を抑制しやすくなる。
その後コントロール部40の演算部41は、液冷式冷却装置10に関するワーニングが解除されたか否かを判定する処理を行う(S16)。具体的に判断する内容は、S11において判断される内容と同様であるため、その説明を省略する。
S16においてワーニングが解除されたと判定された場合(YESの場合)、コントロール部40は、更に非常時設定に基づく制御が手動により解除されたか否かを判定する処理を行う(S17)。非常時設定に基づく制御が手動により解除されていないと判定された場合(NOの場合)、コントロール部40は再びS17に戻り判定処理を繰り返し行う。その一方で、非常時設定に基づく制御が手動により解除されたと判定された場合(YESの場合)、コントロール部40は、S11に戻り上述の処理を繰り返し行う。
S14において1位のベース空調機31の出力が閾値を超えると判定された場合(NOの場合)、または、S16においてワーニングが解除されていないと判定された場合(NOの場合)、優先順位が1位の次に高い2位のベース空調機31等の出力が閾値以下であるか否かを判定する処理を行う(S18)。
S18において出力が閾値以下であると判定された場合(YESの場合)には、コントロール部40は、2位のベース空調機31等に対する制御を非常時設定に基づく制御に変更する処理を行う(S19)。その後コントロール部40の演算部41は、液冷式冷却装置10に関するワーニングが解除されたか否かを判定する処理を行う(S20)。
S20においてワーニングが解除されたと判定された場合(YESの場合)、コントロール部40は、上述のS17の判定処理を行う。S17においてNOと判定された場合、コントロール部40は再びS17に戻り判定処理を繰り返し行う。その一方でS17においてYESと判定された場合、コントロール部40は、S11に戻り上述の処理を繰り返し行う。
S18において2位のベース空調機31の出力が閾値を超えると判定された場合(NOの場合)、または、S20においてワーニングが解除されていないと判定された場合(NOの場合)、2位のベース空調機31等の次に順位が高い3位のベース空調機31等について同様の判定を行う。このような処理を順位付けが行われたベース空調機31等が尽きるまで行われる。
上記の構成の装置冷却システム1によれば、液冷式冷却装置10に係る温度がワーニング閾値以上になる等、演算装置60を冷却する上での異常事態が発生しても、演算装置60との位置関係に基づいて定義された順位付けの順位が高いベース空調機31の冷房能力を高めるため、演算装置60の温度が上昇することを抑制でき、温度調整の信頼性を高めることができる。つまり、液冷式冷却装置10の不具合により演算装置60の温度が上昇するおそれがある場合や、何らかの原因で演算装置60の温度が上昇した場合には、順位付けが高いベース空調機31の冷却能力を高めることにより、演算装置60の温度上昇を抑制することができる。
順位の高いベース空調機31の冷却能力を高めても演算装置60の温度が上昇するおそれがある場合、または、上昇する場合には、順位の高いベース空調機31の次に順位が高いベース空調機31に対しても冷却能力を高めることにより、演算装置60の温度上昇をさらに抑制しやすくなる。
複数のベース空調機31等に対する順位付けを演算装置60からベース空調機31等までの距離に基づくことにより、温度が上昇するおそれがある演算装置60、または、温度が上昇する演算装置60への冷却を行いやすくなり、演算装置60の温度上昇をさらに抑制しやすくなる。
タスク空調機35が設けられている場合には、温度が上昇するおそれがある演算装置60、または、温度が上昇する演算装置60が面するコールドアイルCに冷却空気を供給するタスク空調機35のみを順位付けに含めることにより、当該演算装置60の冷却に貢献しないタスク空調機35を順位付けに含まれることがなくなり、演算装置60の温度上昇をさらに抑制しやすくなる。
液冷式冷却装置10における冷媒の流量または液量が異常範囲に達した時にも、順位の高いベース空調機31等の冷却能力を高める制御を行うことにより、演算装置の温度が上昇するおそれがある場合の範囲が広くなり、演算装置60の温度上昇をさらに抑制しやすくなる。
演算装置60の温度が上昇するおそれがある場合、または、上昇する場合に、演算装置60に設けられたファン61により導入される空気の量を増やすることにより、当該演算装置60の温度上昇を抑制することができる。
なお、上述の実施形態のように演算装置60の熱を発生する電子部品60Eに吸熱部12を熱的に接触させることにより当該電子部品60Eを冷却してもよいし、図6に示すように、吸熱部12に更に放熱フィン15を設けてもよい。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態に係る装置冷却システムについて図7および図8を参照しながら説明する。本実施形態の装置冷却システムの基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、吸熱部の周辺構成が異なっている。よって、本実施形態においては、図7および図8を用いて吸熱部の周辺構成について説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
本実施形態の装置冷却システム1における液冷式冷却装置(液冷式冷却部)110の吸熱部12には、図7(a)および図7(b)に示すように分離部112が更に設けられている。分離部112は、演算装置60のCPU等の熱を発生する電子部品60Eと、吸熱部12との間に配置されるものであり、電子部品60Eと吸熱部12とを熱伝達可能に密着させたり、電子部品60Eと吸熱部12との間に空間を形成したりするものである。なお、分離部112の構成としては、バネ等の弾性体を用いたり、アクチュエータを用いたりした公知の構成を用いることができ、特にその構成を限定するものではない。
次に本実施形態に係る装置冷却システム1における制御について、図8のフローチャートを参照しながら説明する。なお、第1の実施形態の装置冷却システム1における制御と同一の制御については同一の符号を付している。
装置冷却システム1の運転が開始された際、電子部品60Eと吸熱部12とは、図7(a)に示すように熱伝達可能に密着した状態となっている。装置冷却システム1の運転が開始されると、第1の実施形態と同様にコントロール部40の演算部41は、液冷式冷却装置10に関するワーニングがあるか否かを判定する処理を行う(S11)。
S11においてワーニングがあると判定された場合(YESの場合)には、コントロール部40は、分離部112へ電子部品60Eと吸熱部12との間に空間を形成する制御信号を出力する処理を行う(S101)。言い換えると、電子部品60Eから吸熱部12を分離させる制御信号を出力する。吸熱部12は、図7(b)に示すように電子部品60Eとの間に空間を形成するように分離される。形成された空間には、ファン61により演算装置60の内部に導入された空気が流れるようになる。
その後の装置冷却システム1における制御については、第1の実施形態の装置冷却システム1における制御と同様であるため、図8にそのフローチャートを示すにとどめ、その説明を省略する。
上記の構成の装置冷却システム1のように順位の高いベース空調機31に対して冷却能力を高める制御を行う場合に、演算装置60と吸熱部12との間に空間を形成することにより、空冷式冷却部30により冷却された空気が当該空間を流れる。この冷却された空気により当該演算装置60が冷却され、当該演算装置60の温度上昇を抑制しやすくなる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、本実施形態では非常時設定に基づく制御としてベース空調機31等の設定温度を変更する例に適用して説明したが、その他にも、ベース空調機31等におけるブロア33などの回転周波数を増やし、冷却される室内空気の流量を増やす変更を行ってもよい。
さらに、空気式冷却装置30が中央熱源式空調システム、言い換えると二次ポンプ方式の空調システムである場合には、ベース空調機31に冷水を供給する二次ポンプの回転周波数を増やしベース空調機31に供給される冷水流量を増やす変更を行ってもよいし、冷水を冷却する熱源から吐出される冷水の設定温度を下げる変更を行ってもよい。
また、上記の実施の形態においては、本発明に係る空調システムをデータセンタに用いる例に適用して説明したが、用いる対象はデータセンタに限られるものではなく、他の設備に適用できるものである。
さらに、上記の実施の形態においては、ワーニングに係る演算装置60からベース空調機31等までの距離に基づいて規定された変更優先順位を用いてベース空調機31等に非常時設定に基づく制御を行う例に適用して説明したが、その他にも、ワーニングの程度、または、ワーニングに係る演算装置60の台数に応じてフロアFに配置された全てのベース空調機31等に対して非常時設定に基づく制御を行ってもよい。
1…装置冷却システム、10,110…液冷式冷却装置(液冷式冷却部)、30…空冷式冷却装置(空冷式冷却部)、35…タスク空調機、40…コントロール部(冷却制御部)、12…吸熱部、31…ベース空調機、61…ファン、51…演算装置温度センサ(検知部)、52…液冷式温度センサ(検知部)、53…冷媒温度センサ(検知部)、54…冷媒流量センサ(検知部)、55…周波数測定部(検知部)、56…漏液センサ(検知部)、57…液面計測センサ(検知部)、58…演算装置警報センサ(検知部)、59…報知部、60…演算装置、65…ラック、112…分離部、F…フロア(所定区画)、C…コールドアイル、H…ホットアイル

Claims (8)

  1. 所定区画内に配置された複数の演算装置と熱的に接触する液体冷媒を循環させ、前記演算装置を冷却する複数の液冷式冷却部と、
    前記演算装置の雰囲気であり、前記演算装置の内部に導入され前記演算装置の冷却に用いられる前記所定区画内の空気を冷却する空調機を複数備えた空冷式冷却部と、
    前記液冷式冷却部に係る温度である冷却部温度、または前記演算装置の温度である演算装置温度を少なくとも検知する検知部と、
    前記冷却部温度がワーニング閾値以上であると判定された場合、または、前記演算装置温度が前記ワーニング閾値以上であると判定された場合、前記複数の空調機に対して前記空気の冷却能力を高める制御を行う冷却制御部と、
    が設けられ、
    前記冷却制御部は、前記冷却部温度がワーニング閾値以上であると判定された前記液冷式冷却部により冷却される前記演算装置、または、前記演算装置温度が前記ワーニング閾値以上であると判定された前記演算装置の配置位置に基づいて前記複数の空調機に対して順位付けを行い、順位の高い空調機に対して前記空気の冷却能力を高める制御を行うことを特徴とする装置冷却システム。
  2. 前記冷却制御部は、前記順位の高い空調機の冷却能力を高めた後も、前記冷却部温度または前記演算装置温度が前記ワーニング閾値以上となる状況が継続される場合には、
    前記順位の高い空調機の次に順位が高い空調機に対しても前記空気の冷却能力を高める制御を行うことを特徴とする請求項記載の装置冷却システム。
  3. 前記所定区画内には、前記演算装置が収納されるものであり、ホットアイルまたはコールドアイルとなる間隔をあけて並べられた複数のラックが配置され、
    前記空調機は前記ラックが並べられた列から外れた位置であり、前記コールドアイルに冷却された空気を送り出す位置に配置されたベース空調機であり、
    前記複数の空調機に対する順位付けは、前記演算装置から前記空調機までの距離に基づいて行われることを特徴とする請求項またはに記載の装置冷却システム。
  4. 前記ラックに配置され、前記ホットアイルから吸い込んだ空気を冷却して前記コールドアイルに冷却した空気を供給する複数のタスク空調機が更に設けられ、
    前記冷却制御部は、前記複数の空調機および前記複数のタスク空調機に対して前記順位付けを行う際に、前記タスク空調機のうち、前記冷却能力の低下が検知された液冷式冷却部が面する前記コールドアイルに冷却された空気を供給する前記タスク空調機のみを前記順位付けの対象とすることを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の装置冷却システム。
  5. 前記検知部は、前記液冷式冷却部における前記液体冷媒の流量および液量を更に検知するものであり、
    前記冷却制御部は、検知された前記流量または前記液量が異常範囲に達していると判定された場合には、前記順位の高い空調機に対して前記空気の冷却能力を高める制御を行うことを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の装置冷却システム。
  6. 前記演算装置には、前記空冷式冷却部から供給された冷却された空気を内部に導入する複数のファンが設けられ、
    前記冷却制御部は、前記順位の高い空調機に対して前記空気の冷却能力を高める制御を行う場合には、
    前記冷却部温度がワーニング閾値以上であると判定された前記液冷式冷却部により冷却される前記演算装置、前記流量または前記液量が異常範囲に達していると判定された前記液冷式冷却部により冷却される前記演算装置、または、前記演算装置温度が前記ワーニング閾値以上であると判定された前記演算装置に設けられた前記ファンにより内部へ導入される冷却された空気の流量を増やす制御を行うことを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の装置冷却システム。
  7. 前記液冷式冷却部には、前記液体冷媒が循環する部材であって前記演算装置と熱的接触する吸熱部と、
    前記順位の高い空調機に対して前記空気の冷却能力を高める制御を行う場合には、前記演算装置と前記吸熱部との間の熱的な接触を分離して空間を形成する分離部と、
    が更に設けられていることを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の装置冷却システム。
  8. 順位の高い空調機に対して前記空気の冷却能力を高める制御を行う場合に、警報を報知する報知部が更に設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の装置冷却システム。
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