JP4302593B2 - 空調機監視システム、および空調機監視方法 - Google Patents

空調機監視システム、および空調機監視方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4302593B2
JP4302593B2 JP2004246013A JP2004246013A JP4302593B2 JP 4302593 B2 JP4302593 B2 JP 4302593B2 JP 2004246013 A JP2004246013 A JP 2004246013A JP 2004246013 A JP2004246013 A JP 2004246013A JP 4302593 B2 JP4302593 B2 JP 4302593B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air conditioner
monitoring
zone
rack
rack mount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004246013A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006064253A (ja
Inventor
洋介 三野
常雄 植草
直樹 木津川
超 福光
至誠 藁谷
圭輔 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Facilities Inc
Original Assignee
NTT Facilities Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Facilities Inc filed Critical NTT Facilities Inc
Priority to JP2004246013A priority Critical patent/JP4302593B2/ja
Publication of JP2006064253A publication Critical patent/JP2006064253A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4302593B2 publication Critical patent/JP4302593B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Description

本発明は、通信装置や情報処理装置等、発熱密度の比較的大きい機器(PC(パーソナルコンピュータ)、サーバ、ルータ、ネットワークハブ、データストレージ、データバックアップ機器等)、それらを冷却する空調機、それらを収容する、いわゆるコンピュータルーム、iDC(インターネット・データセンタ)、通信機械室等における、空調機監視システム、および空調機監視方法に関する。
通信装置や情報処理装置等は、いわゆるコンピュータルーム、iDC、通信機械室等に収容されている。
この場合、発熱密度の比較的大きい機器が含まれているため、それらを冷却する空調機が設備され、通信装置や情報処理装置等が無理なく安定に動作するように配慮されている。
この情報処理装置の冷却については、従来、図12に示すような空調・監視システムが提案されている。
12に示す空調・監視システムでは、ラック11内に複数の情報処理装置12と、該情報処理装置12を冷却するための複数のラックマウント型空調機1〜4とが搭載されている。
上記空調監視システムでは、ラック11内に収容された各情報処理装置は、Ethernet(登録商標)等のネットワークケーブル21により配線接続され、ネットワークハブ20を介して上位監視装置31などに接続されてSNMP(Simple Network Management Protocol)等で監視されていた。
また、空調機から出力される運転データを所定のサンプリングタイムで取得すると、その運転データに基づいて空調機の運転状態が正常か否かを推定して、各運転データ毎に所定時間内に含まれる複数サンプリングデータを処理して得られるデータを特徴量データとして纏めてデータセットとすると共に、順次取得した複数データセットから基準空間を構築した後、取得したデータセットが基準空間に対し正常であるか否かをマハラノビスの距離を用いて判定する空調運転監視システム、異常検出方法および異常検出装置が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、この空調運転監視システムは、現地空調システムの運転状態に基づいて基準空間を作成することで、異常状態を種類によらず幅広く推定し、早期異常検出が可能となるため、その報知を受けた監視者が素早く対応するためのものであった。
特開2004-232968号公報
一方、ラックマウント型空調機1〜4は、空調機監視ケーブル22により空調機コントローラ30などに接続され監視されている。すなわち、情報処理装置12の監視と、ラックマウント型空調機1〜4の監視・制御は別個に行なわれており、情報処理装置12とラックマウント型空調機1〜4を統合した監視・制御は行なわれておらず、きめ細かい温度管理を行なうことは困難であった。
また、機器の小型化の要請によりラック11内の配線スペースは限られており、ラックマウント型空調機1〜4の空調機監視ケーブル22と、ネットワークケーブル21とを安全性と保守性などを考慮して敷設すること容易ではなかった。
また、図12に示すラックが配置されたゾーン(コンピュータルームなど)内に、ゾーン全体を冷却する空調機(ゾーン全体空調機)等が設備されている場合にも、このゾーン全体空調機と、情報処理装置12と、ラックマウント型空調機1〜4の統合的な監視と、空調機間の連携制御は行なわれていなかった。
このように、従来は、通信装置や情報処理装置等と、空調機は、それぞれ別個に監視、運用されており、両者の監視を統合した積極的な空調制御は行われていなかった。このため、従来は、個別の空調機の温度設定等により成り行きで運用しており、経験と直感を基に、空調機の温度設定のマージンを大きく取って運用することもあり、無駄なエネルギーを消費することも多かった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的は、ラック内に搭載された情報処理装置とラックマウント型空調機の統合的な監視と制御を行なうことを可能にし、また、ラックマウント型空調機と部屋全体を冷却する空調機等との連携制御を可能にし、さらに、連携制御を行う監視・制御ソフトウェアのマンマシンインターフェイスを実現することのできる、空調機監視システム、および空調機監視方法を提供することにある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の空調機監視システムは、複数の情報処理装置と複数のラックマウント型空調機とがラックに収納され、前記ラックマウント型空調機により前記情報処理装置の冷却を行う空調システムに接続された空調監視システムであって、前記ラックマウント型空調機ごとに冷却を担当する情報処理装置をグループ分けするためのグループ化手段と、前記各ラックマウント型空調機の運転状態の情報と、前記各グループ内の情報処理装置の内部温度の情報とを収集して監視するグループ状態監視手段と、前記グループ状態監視手段により得られた、各グループ内の情報処理装置の内部温度の情報を基に、該グループの冷却を担当するラックマウント型空調機の運転を制御するラックマウント型空調機制御手段とを備えることを特徴とする。
これにより、部屋全体の空調機よりもマージンの小さい温度管理が可能となり、省エネルギー化が図れる。また、冷却対象である情報処理装置とラックマウント型空調機との距離が短く、時間遅れが少ない温度管理が可能となる。
また、本発明の空調機監視システムは、前記情報処理装置と前記ラックマウント型空調機にはSNMPが搭載され、
前記情報処理装置の内部温度の情報と前記ラックマウント型空調機の運転状態の情報とを、前記SNMPを介して収集すると共に、前記ラックマウント型空調機の運転を監視・制御する監視・制御用装置を備えることを特徴とする。
これにより、ラックマウント型空調機と情報処理装置とを一元的に管理でき、監視コストが低減できる。また、ラックマウント型空調機の監視・制御用配線が情報処理装置のネットワーク配線と共通化が図れる。
また、本発明の空調機監視システムは、情報処理装置を収納した1または2以上のラックが配置されたゾーン内の空調を行なう空調機監視システムであって、前記ゾーン内に配置され、該ゾーン全体の冷却を行なう1また2以上のゾーン全体空調機と、前記ゾーン内の所定の発熱量以上のラック内に配置されるラックマウント型空調機と、前記情報処理装置の内部温度の情報と、前記ゾーン全体空調機および前記ラックマウント型空調機の運転状態の情報とを収集して監視を行なう空調状態監視手段と、前記ラックマウント型空調機の一部が停止した場合、または前記ラックマウント型空調機の冷却能力が不足していると判定された場合には、前記ゾーン全体空調機の冷却能力を増加させるように補完制御を行なう空調機連携制御手段とを備えることを特徴とする。
これにより、ゾーン全体空調機をラックの高温部に合わせて温度設定をする必要が無く、省エネルギー効果がある。また、ラックマウント型空調機が能力不足の場合にも、部屋全体を冷却するゾーン全体空調機の能力を増加させることができる。
また、本発明の空調機監視システムは、情報処理装置を収納した1または2以上のラックが配置されたゾーン内の空調を行なう空調機監視システムであって、前記ゾーン内に配置され、該ゾーン全体の冷却を行なう1また2以上のゾーン全体空調機と、前記ゾーン内のラック内に配置されるラックマウント型空調機と、複数の前記ラックの冷却を分担する局所冷却用空調機と、前記情報処理装置の内部温度の情報と、前記ゾーン全体空調機、前記ラックマウント型空調機及び局所冷却用空調機の運転状態の情報とを収集して監視を行なう空調状態監視手段と、前記ラックマウント型空調機の一部が停止した場合、または前記ラックマウント型空調機の冷却能力が不足していると判定された場合には、前記局所冷却用空調機の冷却能力を増加させるように補完制御を行ない、さらに、前記局所冷却用空調機の冷却能力が不足していると判定された場合には、前記ゾーン全体空調機の冷却能力を増加させるように補完制御を行なう空調機連携制御手段とを備えることを特徴とする。
これにより、空調機の二重構成の場合よりも、さらにきめ細かな空調設定が可能となり、さらに温度マージンが小さくできる。
また、本発明の空調機監視システムは、前記ラック内に複数の情報処理装置と複数のラックマウント型空調機とが収納される場合に、前記ラックマウント型空調機ごとに冷却を担当する情報処理装置をグループ分けするためのグループ化手段と、前記各ラックマウント型空調機の運転状態の情報と、前記各グループ内の情報処理装置の内部温度の情報を収集して監視するグループ状態監視手段と、前記グループ状態監視手段により得られた、各グループ内の情報処理装置の内部温度の情報を基に、該グループの冷却を担当する前記ラックマウント型空調機の運転を制御するラックマウント型空調機制御手段とを備えることを特徴とする。
これにより、室内の局所的な高温部を確実に温度管理することが可能となる。また、ゾーン全体空調機を高温部に合わせて温度設定をする必要が無く、省エネルギー効果がある。更に、ラックマウント型空調機が能力不足の場合にも、ゾーン全体空調機の能力をアップさせることができる。
また、本発明の空調機監視システムは、前記ラックマウント型空調機における吸込空気の露点温度と熱交換器の表面温度とを計測するセンサと、前記露点温度と熱交換器の温度とを比較し、その差が所定の値以下になった場合に、前記ゾーン全体空調機の一部又は全てに対し除湿運転を行うよう制御する除湿運転制御手段を備えることを特徴とする。
これにより、ラックマウント型空調機の能力を維持したままドレンの発生を防ぐことができる。
また、本発明の空調機監視システムは、前記情報処理装置および前記各ゾーン全体空調機にはSNMPが搭載され、前記情報処理装置の内部温度の情報と、前記各ゾーン全体空調機の運転状態の情報とを、前記SNMPを介して収集すると共に、前記各ゾーン全体空調機の運転を制御する監視・制御用装置を備えることを特徴とする。
これにより、空調機を多重構成とした場合でも、監視・制御用装置により統合管理でき、空調機の管理が容易となる。また、別メーカの空調機であっても統合管理しやすい。さらに、空調機と情報処理装置の連携制御が安価に実現できる。
また、本発明の空調機監視システムは、前記情報処理装置の内部温度の情報、前記各ラックマウント型空調機と前記各ゾーン全体空調機の運転状態の情報を収集して表示する機器監視画面表示手段を備えることを特徴とする。
これにより、各空調機の運転状況とその冷却対象である情報処理装置の運転状況(冷却状況)が明確になる。
また、本発明の空調機監視システムは、前記機器監視画面には、ドレンの発生に関連する情報と、ドレンの発生を警告する情報とが表示されることを特徴とする。
これにより、ドレン発生の危険性を把握しやすくなる。
また、本発明の空調機監視方法は、複数の情報処理装置と複数のラックマウント型空調機とがラックに収納され、前記ラックマウント型空調機により前記情報処理装置の冷却を行なう空調システムに接続された空調機監視システムにおける空調機監視方法であって、前記ラックマウント型空調機ごとに冷却を担当する情報処理装置をグループ分けするためのグループ化手順と、前記各ラックマウント型空調機の運転状態の情報と、前記各グループ内の情報処理装置の内部温度の情報とを収集して監視するグループ状態監視手順と、前記グループ状態監視手順により得られた、各グループ内の情報処理装置の内部温度の情報を基に、該グループの冷却を担当するラックマウント型空調機の運転を制御するラックマウント型空調機制御手順とを含むことを特徴とする。
これにより、部屋全体の空調機よりもマージンの小さい温度管理が可能となり、省エネルギー化が図れる。また、冷却対象である情報処理装置とラックマウント型空調機との距離が短く、時間遅れが少ない温度管理が可能となる。
また、本発明の空調機監視方法は、情報処理装置を収納した1または2以上のラックが配置されたゾーン内の空調を行なう空調システムに接続された空調機監視システムにおける空調機監視方法であって、前記ゾーン内に、該ゾーン全体の冷却を行なう1また2以上のゾーン全体空調機を配置する手順と、前記ゾーン内の所定の発熱量以上のラック内にラックマウント型空調機を搭載する手順と、前記情報処理装置の内部温度の情報と、前記ゾーン全体空調機および前記ラックマウント型空調機の運転状態の情報とを収集して監視を行なう空調状態監視手順と、 前記ラックマウント型空調機の一部が停止した場合、または前記ラックマウント型空調機の冷却能力が不足していると判定された場合には、前記ゾーン全体空調機の冷却能力を増加させるように補完制御を行なう空調機連携制御手順とを含むことを特徴とする。
これにより、ゾーン全体空調機をラックの高温部に合わせて温度設定をする必要が無く、省エネルギー効果がある。また、ラックマウント型空調機が能力不足の場合にも、部屋全体を冷却するゾーン全体空調機の能力を増加させることができる。
本発明の空調機監視システムにおいては、ラックマウント型空調機ごとに冷却を担当する情報処理装置をグループ分けし、各グループ内の情報処理装置の内部温度の情報を基に、該グループの冷却を担当するラックマウント型空調機の運転を制御する。
これにより、部屋全体の空調機よりもマージンの小さい温度管理が可能となり、省エネルギー化が図れる。また、冷却対象である情報処理装置とラックマウント型空調機との距離が短く、時間遅れが少ない温度管理が可能となる。
また、本発明の空調機監視システムにおいては、情報処理装置とラックマウント型空調機にSNMPを搭載し、情報処理装置の内部温度の情報とラックマウント型空調機の運転状態の情報とを、SNMPを介して収集して監視し、ラックマウント型空調機の運転を制御する。
これにより、ラックマウント型空調機と情報処理装置とを一元的に管理でき、監視コストが低減できる。また、ラックマウント型空調機の監視・制御用配線が情報処理装置のネットワーク配線と共通化でき、配線系統を単純化(配線形状をスッキリ)でき、延べ配線長の短縮、配線本数の減少、配線コストの低減、誤配線/誤切断事故の防止を図ることができる。
また、本発明の空調機監視システムにおいては、ゾーンの全体の冷却を行なうゾーン全体空調機と、所定の発熱量以上のラック内に配置されるラックマウント型空調機とを連携して空調制御を行なう。
これにより、ゾーン全体空調機をラックの高温部に合わせて温度設定をする必要が無く、ゾーン全体空調機の運用温度を高くすることが可能となり、省エネルギー効果がある。また、ラックマウント型空調機が能力不足(100%で動作しても目標温度を維持できない)の場合にも、部屋全体を冷却するゾーン全体空調機の能力を増加させることができる。このようにして、ラックマウント型空調機の信頼性をゾーン全体空調機との連携により確保できる。
また、本発明の空調機監視システムにおいては、ゾーン全体空調機と共に、天井吊り下げ型(天吊り型)空調機をさらに備える。
これにより、空調機の二重構成の場合よりも、さらにきめ細かな空調設定が可能となり、さらに温度マージンが小さくできる。
また、本発明の空調機監視システムにおいては、ラックマウント型空調機ごとに冷却を担当する情報処理装置をグループ分けし、ラックマウント型空調機の運転を制御するとともに、ラックマウント型空調機とゾーン全体空調機とを連携させて運転制御を行なう。
これにより、室内の局所的な高温部を確実に温度管理することが可能となる。また、ゾーン全体空調機を高温部に合わせて温度設定をする必要が無く、ゾーン全体空調機の運用温度を高くすることが可能となり、省エネルギー効果がある。また、ラックマウント型空調機が能力不足(100%で動作しても目標温度を維持できない)の場合にも、部屋全体を冷却するゾーン全体空調機の能力をアップさせることができる。このようにして、ラックマウント型空調機の信頼性をゾーン全体空調機との連携により確保できる。
また、本発明の空調機監視システムにおいては、ラックマウント型空調機における吸込空気の露点温度と熱交換器の表面温度とを計測し、その温度の差が所定の値以下になった場合に、ゾーン全体空調機の一部又は全てに対し除湿運転を行うよう制御する。
これにより、ラックマウント型空調機の能力を維持したままドレンの発生を防ぐことができる。
また、本発明の空調機監視システムにおいては、情報処理装置の内部温度の情報と、ゾーン全体空調機およびラックマウント型空調機の運転状態の情報とを、SNMPを介して収集・監視すると共に、ゾーン全体空調機およびラックマウント型空調機の運転を監視・制御する監視・制御用装置を有する。
これにより、空調機を多重構成とした場合でも、監視・制御用装置100により統合管理でき、管理が容易となる。また、別メーカの空調機であっても統合管理しやすい(SNMPは規格化されているため)。さらに、空調機と情報処理装置の連携制御が安価に実現できる。
また、本発明の空調機監視システムにおいては、情報処理装置の内部温度の情報と、空調機の運転状態の情報とを収集して機器監視画面に表示する。
これにより、各空調機の運転状況とその冷却対象である情報処理装置の運転状況(冷却状況)が明確になる。
また、本発明の空調機監視システムにおいては、機器監視画面に、ドレンの発生に関連する情報と、ドレンの発生を警告する情報とが表示させる。
これにより、ドレン発生の危険性を把握しやすくなる。
また、本発明の空調機監視方法においては、ラックマウント型空調機ごとに冷却を担当する情報処理装置をグループ分けし、各グループ内の情報処理装置の内部温度の情報を基に、該グループの冷却を担当するラックマウント型空調機の運転を制御する。
これにより、部屋全体の空調機よりもマージンの小さい温度管理が可能となり、省エネルギー化が図れる。また、冷却対象である情報処理装置とラックマウント型空調機との距離が短く、時間遅れが少ない温度管理が可能となる。
また、本発明の空調機監視方法においては、ラック内の情報処理装置の内部温度の情報と、ゾーン全体空調機とラックマウント型空調機の運転状態の情報を収集して監視を行なうと共に、ラックマウント型空調機とゾーン全体空調機との連携制御を行なう。
これにより、ゾーン全体空調機をラックの高温部に合わせて温度設定をする必要が無く、ゾーン全体空調機の運用温度を高くすることが可能となり、省エネルギー効果がある。また、ラックマウント型空調機が能力不足(100%で動作しても目標温度を維持できない)の場合にも、部屋全体を冷却するゾーン全体空調機の能力を増加させることができる。このようにして、ラックマウント型空調機の信頼性をゾーン全体空調機との連携により確保できる。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の空調機監視システムの第1実施形態の概要を説明するための図である。
図1に示す例は、ラック11内に複数の情報処理装置12と複数のラックマウント型空調機1〜4が収納された例であり、各ラックマウント型空調機1〜4が冷却を分担する情報処理装置12が予め決められている例である。
図1に示すように、ラック11内には、複数の情報処理装置12がグループ化され、その各グループ毎にラックマウント型空調機が1台、搭載されている。
ラック11に搭載することができるラックマウント型空調機1〜4は、情報処理装置12との距離が近く、熱的な関連性が高い。そのため、図1に示すように、関連性の高い情報処理装置12とラックマウント型空調機1〜4とをグルーピングして管理する。
また、本発明の空調機監視システムにおいては、図2に示すラックマウント型空調機1〜4にSNMPを搭載し、ラックマウント型空調機1〜4と情報処理装置12とを一緒に、監視・制御用装置100により統合的に管理する。このように構成することにより、ラックマウント型空調機1〜4と情報処理装置12とを一元的に管理でき、監視コストが低減できる。また、ラックマウント型空調機1〜4の監視・制御用配線を情報処理装置12のネットワークケーブル21と共通化することにより、配線系統を単純化(配線形状をスッキリ)でき、延べ配線長の短縮、配線本数の減少、配線コストの低減、誤配線/誤切断事故の防止を図ることができる。
また、図5は監視画面例であり、ラックマウント型空調機(RM空調機)1〜4と、それにより冷却される機器とをグループ(一例として、機器1、機器2、機器3、RM空調機1のグループ等)にして表示している。これにより、ラックマウント型空調機1〜4の運転状況とその冷却対象である情報処理装置12の運転状況が明確になる。
ここで、現在値を表示する列は、空調機の行の場合は該空調機の吹出空気温度が表示され、機器(情報処理装置等)の行の場合は該機器の吸込空気温度が表示される。
また、図5に示すように、「RM空調機2」は、「現在値」と「露点温度」の差である「温度差」が「1.0℃」と小さく、ドレンが発生する危険があるため、状態列に「ドレン注意」を表示する。
さらに、図5に示すように、「機器8」は、「上限温度」と「現在値」の差である「温度差」が「1.8℃」と小さく、吸込温度が上限温度を上回る可能性があるため、「状態」列に「温度注意」を表示する。
本実施形態に係る空調機監視システムの監視・制御用装置100により実行される処理内容を図7及び図8に示す。図7は、情報処理装置をグループ分けする処理(S201〜S206)を、図8は、グループ化された情報処理装置をグループ毎に監視し、空調機を制御する処理(S300〜S303)を示している。図8において、S300は、図7における全体の処理内容を示している。
[第2実施形態]
また、図3に示すように、部屋全体の冷却を行うゾーン全体空調機40とラックマウント型空調機1〜4の両方がある場合は、空調機の二重構成となる。なお、ゾーン全体空調機40は複数の空調機で構成される場合もある。
この場合には、発熱量の大きい情報処理装置(温度管理上、ボトルネックとなる装置、言い換えれば、ゾーン全体の空調機の温度制御に特に影響を及ぼす装置)を搭載するラックには、ラックマウント型空調機1〜4を搭載する。すなわち、部屋全体を空調した上で、局所的にはさらにラックマウント型空調機1〜4で冷却することとなる。
これにより、室内の局所的な高温部を確実に温度管理することが可能となる。また、ゾーン全体空調機40を高温部に合わせて温度設定をする必要が無く、ゾーン全体空調機40の運用温度を高くすることが可能となり、省エネルギー効果がある。
なお、ラックマウント型空調機1〜4とゾーン全体空調機40を監視・制御配線33で接続し、センタ装置32を通じて連携制御できるようにする(センタ装置32の代わりに、図2に示す監視・制御装置100を設けて自律制御としてもよい)。
また、ラックマウント型空調機1〜4が何らかの理由で冷却能力の一部又は全てを失った場合、上記でグルーピングした機器は、(前述の通り、ラックマウント型空調機1〜4と機器の熱的な関連性が高いため)短時間で温度上昇などの不具合を生じる可能性が高い。これは、ラックマウント型空調機1〜4は、スペースの制約から冗長性を持たせることによるデメリットが大きいためである。そこで、ラックマウント型空調機1〜4からの故障信号を受けた場合には、すぐに部屋全体を冷却するゾーン全体空調機40の冷却能力を増加させて、当該ラックマウント型空調機1〜4の近傍の温度上昇を防ぐようにする。
同様に、ラックマウント型空調機1〜4が能力不足(100%で動作しても目標温度を維持できない)の場合にも、部屋全体を冷却するゾーン全体空調機40の能力をアップさせる。このようにして、ラックマウント型空調機1〜4の信頼性をゾーン全体空調機40との連携により確保する。
また、ラックマウント型空調機1〜4は、ラックに搭載する特性によりドレンの処理が困難であることから、ドレンが出ないように制御するのが望ましい。その方法としては、ラックマウント型空調機内の熱交換器の表面温度を吸い込み空気の露点温度より高くなるよう制御する方法がある。しかし、その場合、吸込空気の露点温度が高い場合、吸込空気温度と熱交換器の表面温度との差が大きくできず、冷却能力が低下してしまう。
一方、吸込空気の露点温度を十分低く保つことができれば、ドレンは発生しない。そこで、吸込空気の露点温度と熱交換器の表面温度をセンサを設けて計測し、露点温度が熱交換器の温度に近づいた場合に、ドレン発生の可能性が高いと判断し、部屋全体の空調機の一部又は全てに対し除湿運転を行うよう制御し、部屋の空気の露点温度を低くする。
部屋全体を冷却するゾーン全体空調機40は部屋の周辺部に位置することが多く、ラックマウント型空調機1〜4に比べてドレンの処理が容易である。例えば、ドレン配管を敷設して室外へ排出する。また、ラックマウント型空調機の熱交換器の表面温度は、吹出空気温度に近いので、吹出空気温度をラックマウント型空調機の吹出し口付近に設けた温度センサで計測して、ラックマウント型空調機の熱交換器の表面温度の代わりに用いてもよい。あるいは、ラックマウント型空調機の冷房能力やファン風量が分かっていれば計測した吸込空気温度から、ラックマウント型空調機の熱交換器の表面温度を推測することも可能であり、温度センサで吹出空気温度を計測する代わりにこの推測値を用いてもよい。
また、ドレンパンなどにより少量のドレン発生が許容できる場合には、ドレンが発生したことをセンサで検知し、部屋の空気を除湿するよう制御を行ってもよい。ドレン発生の可能性又はドレン発生の判定が解除された場合には、除湿運転も解除する。
このようして、ラックマウント型空調機の能力を維持したままドレンの発生を防ぐことができる。図5に示す監視画面の例は、監視・制御装置100が有しているディスプレイ装置の表示例である。この監視画面には、全体空調機1〜3、ラックマウント型空調機1、2の吹出空気温度、冷却能力、並びに、ラックマウント型空調機1、2の露点温度、吹出空気温度と露点温度の温度差、各機器の上限温度、吸込空気温度、上限温度と吸込空気温度との温度差、全体空調機1〜3、ラックマウント型空調機1、2及び各機器の状態等が表示されるようになっている。
例えば、ラックマウント型空調機2の吹出空気温度が露点温度に近いため、ドレン発生の可能性があるので、「ドレン注意」の状態表示を行っている.これにより、温度差を明示することで、ドレン発生の危険性を把握しやすい。
第2実施形態に係る空調機監視システムにおけるセンタ装置32または監視・制御装置100により実行される処理内容を図9及び図10に示す。図9は、ラック内に搭載されラックマウント型空調機1〜4の一部または全部が冷却能力を失うか、または冷却能力が低下し、ラック内温度が異常となった場合には、ラック内温度が正常となるように、局所冷却用空調機の冷却能力を上げるように制御する処理(S401〜S404)を示している。
また、図10は、ラックマウント型空調機1〜4のいずれかの吸込空気の露点温度が該空調機内の熱交換器の表面温度にちかづいた場合にドレン発生の可能性が高いと判定してゾーン全体空調機40により除湿するように制御する処理(S501〜S504)を示している。
[第3実施形態]
図4は、二重床の部屋(ゾーン)内に設置され、床下に空調された空気を吹き出すゾーン全体空調機40とラックマウント型空調機1〜4のほかに、主に近傍のラック数本の冷却を担当する天吊り型空調機(天井吊り下げ型空調機)41がある場合の例である。この場合、空調機の構成は三重となる。天吊り型空調機41は本発明の局所冷却用空調機に相当する。
本実施形態のように、ゾーン全体空調機40が二重床の床下に空調された空気を吹き出すタイプの空調機であるので、局所冷却用空調機として天吊り型空調機41が有効に機能する。
発熱量の大きいラック近傍には天吊り型空調機を設置し、発熱量の大きい情報処理装置の近傍にはラックマウント型空調機1〜4を搭載する。なお、ゾーン全体空調機40と天吊り型空調機41とによる二重構成とすることも可能である。
これにより空調機の三重構成の場合においては、空調機の二重構成の場合よりも、さらにきめ細かな空調設定が可能となり、さらに温度マージンが小さくできる。
なお、空調機を多重構成とした場合、それらを連携させた運用は複雑化するため、ゾーン全体空調機40、天吊り型空調機42、およびラックマウント型空調機1〜4にSNMPを搭載し、ネットワークケーブル21で監視・制御用装置100と接続し、監視・制御用装置100により各空調機と情報処理装置12を統合管理する。これにより、空調機の管理が容易となる。また、別メーカの空調機であっても統合管理しやすい(SNMPは規格化されているため)。さらに、空調機と情報処理装置の連携制御が安価に実現できる。
なお、図4に示す空調機の二重構成の場合も、ゾーン全体空調機40にSNMPを搭載し、監視・制御用装置100により統合管理することができる。
なお、複数のラックの冷却を担当する局所冷却用空調機は、天吊り型空調機41に限定されず、これと同等の機能を有する空調機であれば、設置方式等は何でも良い。
第3実施形態に係る空調機監視システムにおける監視・制御装置100により実行される処理内容を図11に示す。図11は、ラックマウント型空調機1〜4、局所冷却用空調機として機能する天井吊り下げ型空調機41及びゾーン全体空調機40を連携制御する処理内容を示している。すなわち、ラック内の温度が正常になるようにラックマウント型空調機1〜4を運転制御し(S601)、ラックマウント型空調機1〜4による空調制御ではラック内の温度を正常に保持するのに冷却能力が不足する場合には(S602)、天井吊り下げ型空調機41をラック内の温度が正常になるように適切に稼動させる(S603)。
さらに、天井吊り下げ型空調機41による空調を行ってもラック内の温度が正常に保持できない場合には(S604)、ゾーン全体空調機(置き型の空調機)40を稼動させ(S605)。次いで、ゾーン全体空調機40を稼動させてもラック内の温度が正常にならない場合には(S606)、ラックマウント型空調機1〜4の冷却能力を向上させるように稼動させ(S607)、この状態でもラック内の温度が正常に保持できない場合には(S608)、天井吊り下げ型空調機41の冷却能力を向上させるように稼動させる(S609)。S609で天井吊り下げ型空調機41の冷却能力を向上させるように稼動させてもラック内の温度を正常に保持できない場合には(S610)、ゾーン全体空調機40の冷却能力を向上させるように稼動させる(S411)。この後、S606〜S611の処理を繰り返してラック内の温度を正常に保持するようにラックマウント型空調機1〜4、天井吊り下げ型空調機41及びゾーン全体空調機40を連携制御する。
[監視・制御用装置の構成例]
次に、図2及び図4に示した監視・制御用装置100の構成例について説明する。図6は、監視・制御用装置の構成例を示す図であり、本発明に直接関係する部分を示したものである。監視・制御用装置100は、監視・制御用装置の全体を制御し、CPU、ROM、RAM等からなる制御部101、ネットワークケーブル21と監視・制御用装置100を接続する通信用インタフェース102、処理プログラム部110、およびデータベース120を有している。
また、処理プログラム部110には、以下の処理部が含まれている。
グループ化処理部(グループ化手段)111は、ラックマウント型空調機1〜1nごとに冷却を担当する情報処理装置12をグループ分けするための処理部である。
グループ状態監視処理部(グループ状態監視手段)112は、各ラックマウント型空調機1〜1nの運転状態の情報と、各グループ内の情報処理装置12の内部温度(内部温度センサ)の情報を収集して監視するための処理部である。
ラックマウント型空調機制御処理部(ラックマウント型空調機制御手段)113は、グループ状態監視処理部112により得られた、各グループ内の情報処理装置12の内部温度の情報を基に、各グループごとに、該グループの冷却を担当するラックマウント型空調機1〜1nの運転を制御するための処理部である。
空調状態監視処理部114には、SNMPマネージャが搭載されており、情報処理装置12、ラックマウント型空調機1〜1n、ゾーン全体空調機40及び天吊り型空調機41にはSNMPクライアントが搭載されている。
空調状態監視処理部(空調状態監視手段)114は、情報処理装置12の内部温度の情報と、ラックマウント型空調機1〜1nと、ゾーン全体空調機40と、天吊り型空調機41の運転状態の情報とを、SNMPを介して収集して、空調状態を統合的に監視するための処理部である。
空調機連携制御処理部(空調機連携制御手段)115は、ラックマウント型空調機1〜1nの一部が停止、またはラックマウント型空調機1〜1nのいずれかの空調機の冷却能力が不足している判定した場合に、ゾーン全体空調機40および天吊り型空調機41の冷却能力を増加させるように補完制御(連携制御)を行なうための処理部である。
ドレン情報監視処理部116は、ラックマウント型空調機1〜1nにおける吸込空気の露点温度と熱交換器の表面温度のセンサ計測情報を収集し、露点温度と熱交換器の温度との差が所定の値以下になった場合に、ドレン警報を発生する処理を行う。
除湿運転制御処理部(除湿運転制御手段)117は、ドレン情報監視処理部116によりドレン警報が発生した場合に、ゾーン全体空調機40の一部又は全てに対し除湿運転を行うよう制御するための処理部である。
機器監視画面表示処理部(機器画面表示手段)118は、情報処理装置12の内部温度の情報と、ラックマウント型空調機1〜1n、ゾーン全体空調機40、および天吊り型空調機41の運転状態の情報を編集して画面表示する処理を行う。
なお、データベース120には、機器状態監視情報121として、ラックマウント型空調機1〜1nの運転状態の情報や、ゾーン全体空調機40および天吊り型空調機41の運転状態の情報や、各情報処理装置12内の内部温度の情報が記録されている。また、グループ化情報122として、ラックマウント型空調機1〜1nと該ラックマウント型空調機が冷却を分担する情報処理装置12と対応関係を示すグループ分け情報が記録されている。
また、上述した監視・制御用装置100はCPU等の中央処理装置と記憶手段(ハードディスク、ROM、RAM等)を備えたコンピュータシステムである。そして、上述した処理に関する一連の処理の過程は、プログラムの形式でハードディスク等の記憶装置に記憶されており、このプログラムをコンピュータがRAMに読み出して実行することによって、上記処理が行われる。
なお、上記プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶させておき、コンピュータにより上記プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、空調機監視システムは、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明は、ラック内に搭載された情報処理装置とラックマウント型空調機の統合的な監視と制御を行なうことを可能にし、また、ラックマウント型空調機と部屋全体を冷却する空調機等との連携制御を可能にする効果を奏するので、本発明は、空調機監視システム、および空調機監視方法等に有用である。
本発明の空調機監視システムの第1の実施の形態の概要を説明するための図である。 本発明による情報処理装置とラックマウント型空調機の配線と監視の例を示す図である。 部屋全体の冷却を行うゾーン全体空調機とラックマウント型空調機による空調機の二重構成の例を示す図である。 空調機の三重構成の例を示す図である。 機器監視画面の例を示す図である。 監視・制御用装置の構成例を示す図である。 本発明の空調機監視システムの監視・制御用制御により実行される処理内容(グループ化処理)を示すフローチャートである。 本発明の空調機監視システムの監視・制御用制御により実行される処理内容を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る空調機監視システムの監視・制御用制御により実行される処理内容を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る空調機監視システムの監視・制御用制御により実行される処理内容(ドレン抑制制御)を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る空調機監視システムの監視・制御用制御により実行される処理内容を示すフローチャートである。 従来の情報処理装置とラックマウント型空調機の配線と監視の例を示す図である。
符号の説明
1、2、3、4、1n ラックマウント型空調機
11 ラック
12 情報処理装置
20 ネットワークハブ
21 ネットワークケーブル
22 空調機監視ケーブル
30 空調機コントローラ
31 上位監視装置
32 センタ装置
33 監視・制御配線
40 ゾーン全体空調機
41 天吊り型空調機
100 監視・制御用装置
101 制御部
102 通信用インタフェース
110 処理プログラム部
111 グループ化処理部
112 グループ状態監視処理部
113 ラックマウント型空調機制御処理部
114 空調状態監視処理部
115 空調機連携制御処理部
116 ドレン情報監視処理部
117 除湿運転制御処理部
118 機器監視画面表示処理部
120 データベース
121 機器状態監視情報
122 グループ化情報

Claims (8)

  1. 情報処理装置を収納した1または2以上のラックが配置されたゾーン内の空調を行なう空調機監視システムであって、
    前記ゾーン内に配置され、該ゾーン全体の冷却を行なう1また2以上のゾーン全体空調機と、
    前記ゾーン内の所定の発熱量以上のラック内に配置されるラックマウント型空調機と、
    前記情報処理装置の内部温度の情報と、前記ゾーン全体空調機および前記ラックマウント型空調機の運転状態の情報とを収集して監視を行なう空調状態監視手段と、
    前記ラックマウント型空調機の一部が停止した場合、または前記ラックマウント型空調機の冷却能力が不足していると判定された場合には、前記ゾーン全体空調機の冷却能力を増加させるように補完制御を行なう空調機連携制御手段と
    を備えることを特徴とする空調機監視システム。
  2. 情報処理装置を収納した1または2以上のラックが配置されたゾーン内の空調を行なう空調機監視システムであって、
    前記ゾーン内に配置され、該ゾーン全体の冷却を行なう1また2以上のゾーン全体空調機と、
    前記ゾーン内のラック内に配置されるラックマウント型空調機と、
    複数の前記ラックの冷却を分担する局所冷却用空調機と、
    前記情報処理装置の内部温度の情報と、前記ゾーン全体空調機、前記ラックマウント型空調機及び局所冷却用空調機の運転状態の情報とを収集して監視を行なう空調状態監視手段と、
    前記ラックマウント型空調機の一部が停止した場合、または前記ラックマウント型空調機の冷却能力が不足していると判定された場合には、
    前記局所冷却用空調機の冷却能力を増加させるように補完制御を行ない、さらに、前記局所冷却用空調機の冷却能力が不足していると判定された場合には、前記ゾーン全体空調機の冷却能力を増加させるように補完制御を行なう空調機連携制御手段と
    を備えることを特徴とする空調機監視システム。
  3. 前記ラック内に複数の情報処理装置と複数のラックマウント型空調機とが収納される場合に、前記ラックマウント型空調機ごとに冷却を担当する情報処理装置をグループ分けするためのグループ化手段と、
    前記各ラックマウント型空調機の運転状態の情報と、前記各グループ内の情報処理装置の内部温度の情報を収集して監視するグループ状態監視手段と、
    前記グループ状態監視手段により得られた、各グループ内の情報処理装置の内部温度の情報を基に、該グループの冷却を担当する前記ラックマウント型空調機の運転を制御するラックマウント型空調機制御手段と
    を備えることを特徴とする請求項または請求項のいずれかに記載の空調機監視システム。
  4. 前記ラックマウント型空調機における吸込空気の露点温度と熱交換器の表面温度とを計測するセンサと、
    前記露点温度と熱交換器の温度とを比較し、その差が所定の値以下になった場合に、前記ゾーン全体空調機の一部又は全てに対し除湿運転を行うよう制御する除湿運転制御手段を
    備えることを特徴とする請求項からのいずれかに記載の空調機監視システム。
  5. 前記情報処理装置および前記各ゾーン全体空調機にはSNMPが搭載され、
    前記情報処理装置の内部温度の情報と、前記各ゾーン全体空調機の運転状態の情報とを、前記SNMPを介して収集すると共に、前記各ゾーン全体空調機の運転を制御する監視・制御用装置を
    備えることを特徴とする請求項からのいずれかに記載の空調機監視システム。
  6. 前記情報処理装置の内部温度の情報、前記各ラックマウント型空調機と前記各ゾーン全体空調機の運転状態の情報を収集して表示する機器監視画面表示手段を
    備えることを特徴とする請求項に記載の空調機監視システム。
  7. 前記機器監視画面には、ドレンの発生に関連する情報と、ドレンの発生を警告する情報とが表示されること
    を特徴とする請求項に記載の空調機監視システム。
  8. 情報処理装置を収納した1または2以上のラックが配置されたゾーン内の空調を行なう空調システムに接続された空調機監視システムにおける空調機監視方法であって、
    前記ゾーン内に、該ゾーン全体の冷却を行なう1また2以上のゾーン全体空調機を配置する手順と、
    前記ゾーン内の所定の発熱量以上のラック内にラックマウント型空調機を搭載する手順と、
    前記情報処理装置の内部温度の情報と、前記ゾーン全体空調機および前記ラックマウント型空調機の運転状態の情報とを収集して監視を行なう空調状態監視手順と、
    前記ラックマウント型空調機の一部が停止した場合、または前記ラックマウント型空調機の冷却能力が不足していると判定された場合には、前記ゾーン全体空調機の冷却能力を増加させるように補完制御を行なう空調機連携制御手順と
    を含むことを特徴とする空調機監視方法。
JP2004246013A 2004-08-25 2004-08-25 空調機監視システム、および空調機監視方法 Expired - Fee Related JP4302593B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004246013A JP4302593B2 (ja) 2004-08-25 2004-08-25 空調機監視システム、および空調機監視方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004246013A JP4302593B2 (ja) 2004-08-25 2004-08-25 空調機監視システム、および空調機監視方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006064253A JP2006064253A (ja) 2006-03-09
JP4302593B2 true JP4302593B2 (ja) 2009-07-29

Family

ID=36110890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004246013A Expired - Fee Related JP4302593B2 (ja) 2004-08-25 2004-08-25 空調機監視システム、および空調機監視方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4302593B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5247132B2 (ja) * 2007-11-30 2013-07-24 三洋電機株式会社 空調システム
JP4905992B2 (ja) * 2008-03-26 2012-03-28 株式会社Nttファシリティーズ ラック型空調機及びその運転方法
JP4503083B2 (ja) * 2008-06-18 2010-07-14 株式会社Nttファシリティーズ 空調機及びその運転方法
JP5344459B2 (ja) * 2008-06-30 2013-11-20 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 制御装置、制御方法および制御プログラム
JP5283164B2 (ja) * 2008-08-22 2013-09-04 日本電気株式会社 データセンタ施設、サーバルームおよび省エネルギー化手法
WO2010032501A1 (ja) * 2008-09-17 2010-03-25 株式会社日立製作所 情報処理システムの運用管理方法
JP4575977B2 (ja) * 2008-09-25 2010-11-04 株式会社日立製作所 空調設備制御システム、空調設備制御方法、および、電算機室の電力管理システム、電力管理方法
JP5440689B2 (ja) * 2010-03-17 2014-03-12 富士電機株式会社 局所空調システム、その制御装置
WO2013038470A1 (ja) 2011-09-12 2013-03-21 富士通株式会社 冷却システム、冷却方法、および、冷却制御プログラム
JP5818350B2 (ja) * 2011-10-25 2015-11-18 アズビル株式会社 空調制御装置および空調制御方法
JP6096560B2 (ja) * 2013-03-28 2017-03-15 株式会社Nttファシリティーズ 装置冷却システム
WO2014170970A1 (ja) * 2013-04-17 2014-10-23 三菱電機株式会社 空気調和機制御装置、空気調和機制御方法及びプログラム
CN106852075B (zh) * 2017-01-20 2019-02-12 郑州云海信息技术有限公司 用于数据中心的水冷制冷设备控制系统及控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006064253A (ja) 2006-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4421423B2 (ja) 空調機監視システム、および空調機監視方法
JP5290044B2 (ja) 空調機監視システム、および空調機監視方法
JP4302593B2 (ja) 空調機監視システム、および空調機監視方法
JP6339238B2 (ja) 仮想データセンタの環境監視システム
US9317045B2 (en) Method and apparatus for efficiently coordinating data center cooling units
JP5593838B2 (ja) 電算機室空調システム、その冗長コントローラ
US9883009B2 (en) Automatic computer room air conditioning control method
EP1627559B1 (en) Air re-circulation index
US7493193B2 (en) Monitoring and real-time heat load control based upon server and environmental parameters
US8954197B2 (en) Arrangement for operating a data center using building automation system interface
US10417596B2 (en) Point-based risk score for managing environmental systems
JP4883491B2 (ja) 電子機器の冷却システム
CN104204997A (zh) 信息处理装置、控制方法以及程序
US20090199580A1 (en) Air conditioning system control
JP6438124B2 (ja) 運用管理システム及び運用管理方法
JP2006064283A (ja) 空調機監視システム、および空調機監視方法
EP2277094B1 (en) Arrangement for operating a data center using building automation system interface
JP4827780B2 (ja) 空調制御システム
JP2010072733A (ja) サーバ管理装置,サーバ管理方法及びプログラム
CN113550928B (zh) 一种风扇控制方法及电子设备
Bermudez et al. Optimal and distributed automatic discrete control of air conditioning units in data centers
JP6117583B2 (ja) 空調システム
JP7374011B2 (ja) エッジコンピュータ
CN216956796U (zh) 智能化网络机柜和具有其的数据中心
JP2011220585A (ja) サーバ室用空調システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061030

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090414

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090422

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130501

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees