JP4302593B2 - 空調機監視システム、および空調機監視方法 - Google Patents
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Description
この場合、発熱密度の比較的大きい機器が含まれているため、それらを冷却する空調機が設備され、通信装置や情報処理装置等が無理なく安定に動作するように配慮されている。
図12に示す空調・監視システムでは、ラック11内に複数の情報処理装置12と、該情報処理装置12を冷却するための複数のラックマウント型空調機1〜4とが搭載されている。
しかしながら、この空調運転監視システムは、現地空調システムの運転状態に基づいて基準空間を作成することで、異常状態を種類によらず幅広く推定し、早期異常検出が可能となるため、その報知を受けた監視者が素早く対応するためのものであった。
また、図12に示すラックが配置されたゾーン(コンピュータルームなど)内に、ゾーン全体を冷却する空調機(ゾーン全体空調機)等が設備されている場合にも、このゾーン全体空調機と、情報処理装置12と、ラックマウント型空調機1〜4の統合的な監視と、空調機間の連携制御は行なわれていなかった。
これにより、部屋全体の空調機よりもマージンの小さい温度管理が可能となり、省エネルギー化が図れる。また、冷却対象である情報処理装置とラックマウント型空調機との距離が短く、時間遅れが少ない温度管理が可能となる。
前記情報処理装置の内部温度の情報と前記ラックマウント型空調機の運転状態の情報とを、前記SNMPを介して収集すると共に、前記ラックマウント型空調機の運転を監視・制御する監視・制御用装置を備えることを特徴とする。
これにより、ラックマウント型空調機と情報処理装置とを一元的に管理でき、監視コストが低減できる。また、ラックマウント型空調機の監視・制御用配線が情報処理装置のネットワーク配線と共通化が図れる。
これにより、ゾーン全体空調機をラックの高温部に合わせて温度設定をする必要が無く、省エネルギー効果がある。また、ラックマウント型空調機が能力不足の場合にも、部屋全体を冷却するゾーン全体空調機の能力を増加させることができる。
これにより、空調機の二重構成の場合よりも、さらにきめ細かな空調設定が可能となり、さらに温度マージンが小さくできる。
これにより、室内の局所的な高温部を確実に温度管理することが可能となる。また、ゾーン全体空調機を高温部に合わせて温度設定をする必要が無く、省エネルギー効果がある。更に、ラックマウント型空調機が能力不足の場合にも、ゾーン全体空調機の能力をアップさせることができる。
これにより、ラックマウント型空調機の能力を維持したままドレンの発生を防ぐことができる。
これにより、空調機を多重構成とした場合でも、監視・制御用装置により統合管理でき、空調機の管理が容易となる。また、別メーカの空調機であっても統合管理しやすい。さらに、空調機と情報処理装置の連携制御が安価に実現できる。
これにより、各空調機の運転状況とその冷却対象である情報処理装置の運転状況(冷却状況)が明確になる。
これにより、ドレン発生の危険性を把握しやすくなる。
これにより、部屋全体の空調機よりもマージンの小さい温度管理が可能となり、省エネルギー化が図れる。また、冷却対象である情報処理装置とラックマウント型空調機との距離が短く、時間遅れが少ない温度管理が可能となる。
これにより、ゾーン全体空調機をラックの高温部に合わせて温度設定をする必要が無く、省エネルギー効果がある。また、ラックマウント型空調機が能力不足の場合にも、部屋全体を冷却するゾーン全体空調機の能力を増加させることができる。
これにより、部屋全体の空調機よりもマージンの小さい温度管理が可能となり、省エネルギー化が図れる。また、冷却対象である情報処理装置とラックマウント型空調機との距離が短く、時間遅れが少ない温度管理が可能となる。
これにより、ラックマウント型空調機と情報処理装置とを一元的に管理でき、監視コストが低減できる。また、ラックマウント型空調機の監視・制御用配線が情報処理装置のネットワーク配線と共通化でき、配線系統を単純化(配線形状をスッキリ)でき、延べ配線長の短縮、配線本数の減少、配線コストの低減、誤配線/誤切断事故の防止を図ることができる。
これにより、ゾーン全体空調機をラックの高温部に合わせて温度設定をする必要が無く、ゾーン全体空調機の運用温度を高くすることが可能となり、省エネルギー効果がある。また、ラックマウント型空調機が能力不足(100%で動作しても目標温度を維持できない)の場合にも、部屋全体を冷却するゾーン全体空調機の能力を増加させることができる。このようにして、ラックマウント型空調機の信頼性をゾーン全体空調機との連携により確保できる。
これにより、空調機の二重構成の場合よりも、さらにきめ細かな空調設定が可能となり、さらに温度マージンが小さくできる。
これにより、室内の局所的な高温部を確実に温度管理することが可能となる。また、ゾーン全体空調機を高温部に合わせて温度設定をする必要が無く、ゾーン全体空調機の運用温度を高くすることが可能となり、省エネルギー効果がある。また、ラックマウント型空調機が能力不足(100%で動作しても目標温度を維持できない)の場合にも、部屋全体を冷却するゾーン全体空調機の能力をアップさせることができる。このようにして、ラックマウント型空調機の信頼性をゾーン全体空調機との連携により確保できる。
これにより、ラックマウント型空調機の能力を維持したままドレンの発生を防ぐことができる。
これにより、空調機を多重構成とした場合でも、監視・制御用装置100により統合管理でき、管理が容易となる。また、別メーカの空調機であっても統合管理しやすい(SNMPは規格化されているため)。さらに、空調機と情報処理装置の連携制御が安価に実現できる。
これにより、各空調機の運転状況とその冷却対象である情報処理装置の運転状況(冷却状況)が明確になる。
また、本発明の空調機監視システムにおいては、機器監視画面に、ドレンの発生に関連する情報と、ドレンの発生を警告する情報とが表示させる。
これにより、ドレン発生の危険性を把握しやすくなる。
これにより、部屋全体の空調機よりもマージンの小さい温度管理が可能となり、省エネルギー化が図れる。また、冷却対象である情報処理装置とラックマウント型空調機との距離が短く、時間遅れが少ない温度管理が可能となる。
これにより、ゾーン全体空調機をラックの高温部に合わせて温度設定をする必要が無く、ゾーン全体空調機の運用温度を高くすることが可能となり、省エネルギー効果がある。また、ラックマウント型空調機が能力不足(100%で動作しても目標温度を維持できない)の場合にも、部屋全体を冷却するゾーン全体空調機の能力を増加させることができる。このようにして、ラックマウント型空調機の信頼性をゾーン全体空調機との連携により確保できる。
[第1実施形態]
図1は、本発明の空調機監視システムの第1実施形態の概要を説明するための図である。
図1に示す例は、ラック11内に複数の情報処理装置12と複数のラックマウント型空調機1〜4が収納された例であり、各ラックマウント型空調機1〜4が冷却を分担する情報処理装置12が予め決められている例である。
ラック11に搭載することができるラックマウント型空調機1〜4は、情報処理装置12との距離が近く、熱的な関連性が高い。そのため、図1に示すように、関連性の高い情報処理装置12とラックマウント型空調機1〜4とをグルーピングして管理する。
ここで、現在値を表示する列は、空調機の行の場合は該空調機の吹出空気温度が表示され、機器(情報処理装置等)の行の場合は該機器の吸込空気温度が表示される。
さらに、図5に示すように、「機器8」は、「上限温度」と「現在値」の差である「温度差」が「1.8℃」と小さく、吸込温度が上限温度を上回る可能性があるため、「状態」列に「温度注意」を表示する。
本実施形態に係る空調機監視システムの監視・制御用装置100により実行される処理内容を図7及び図8に示す。図7は、情報処理装置をグループ分けする処理(S201〜S206)を、図8は、グループ化された情報処理装置をグループ毎に監視し、空調機を制御する処理(S300〜S303)を示している。図8において、S300は、図7における全体の処理内容を示している。
また、図3に示すように、部屋全体の冷却を行うゾーン全体空調機40とラックマウント型空調機1〜4の両方がある場合は、空調機の二重構成となる。なお、ゾーン全体空調機40は複数の空調機で構成される場合もある。
この場合には、発熱量の大きい情報処理装置(温度管理上、ボトルネックとなる装置、言い換えれば、ゾーン全体の空調機の温度制御に特に影響を及ぼす装置)を搭載するラックには、ラックマウント型空調機1〜4を搭載する。すなわち、部屋全体を空調した上で、局所的にはさらにラックマウント型空調機1〜4で冷却することとなる。
なお、ラックマウント型空調機1〜4とゾーン全体空調機40を監視・制御配線33で接続し、センタ装置32を通じて連携制御できるようにする(センタ装置32の代わりに、図2に示す監視・制御装置100を設けて自律制御としてもよい)。
第2実施形態に係る空調機監視システムにおけるセンタ装置32または監視・制御装置100により実行される処理内容を図9及び図10に示す。図9は、ラック内に搭載されラックマウント型空調機1〜4の一部または全部が冷却能力を失うか、または冷却能力が低下し、ラック内温度が異常となった場合には、ラック内温度が正常となるように、局所冷却用空調機の冷却能力を上げるように制御する処理(S401〜S404)を示している。
また、図10は、ラックマウント型空調機1〜4のいずれかの吸込空気の露点温度が該空調機内の熱交換器の表面温度にちかづいた場合にドレン発生の可能性が高いと判定してゾーン全体空調機40により除湿するように制御する処理(S501〜S504)を示している。
図4は、二重床の部屋(ゾーン)内に設置され、床下に空調された空気を吹き出すゾーン全体空調機40とラックマウント型空調機1〜4のほかに、主に近傍のラック数本の冷却を担当する天吊り型空調機(天井吊り下げ型空調機)41がある場合の例である。この場合、空調機の構成は三重となる。天吊り型空調機41は本発明の局所冷却用空調機に相当する。
本実施形態のように、ゾーン全体空調機40が二重床の床下に空調された空気を吹き出すタイプの空調機であるので、局所冷却用空調機として天吊り型空調機41が有効に機能する。
これにより空調機の三重構成の場合においては、空調機の二重構成の場合よりも、さらにきめ細かな空調設定が可能となり、さらに温度マージンが小さくできる。
なお、複数のラックの冷却を担当する局所冷却用空調機は、天吊り型空調機41に限定されず、これと同等の機能を有する空調機であれば、設置方式等は何でも良い。
次に、図2及び図4に示した監視・制御用装置100の構成例について説明する。図6は、監視・制御用装置の構成例を示す図であり、本発明に直接関係する部分を示したものである。監視・制御用装置100は、監視・制御用装置の全体を制御し、CPU、ROM、RAM等からなる制御部101、ネットワークケーブル21と監視・制御用装置100を接続する通信用インタフェース102、処理プログラム部110、およびデータベース120を有している。
グループ化処理部(グループ化手段)111は、ラックマウント型空調機1〜1nごとに冷却を担当する情報処理装置12をグループ分けするための処理部である。
グループ状態監視処理部(グループ状態監視手段)112は、各ラックマウント型空調機1〜1nの運転状態の情報と、各グループ内の情報処理装置12の内部温度(内部温度センサ)の情報を収集して監視するための処理部である。
空調状態監視処理部(空調状態監視手段)114は、情報処理装置12の内部温度の情報と、ラックマウント型空調機1〜1nと、ゾーン全体空調機40と、天吊り型空調機41の運転状態の情報とを、SNMPを介して収集して、空調状態を統合的に監視するための処理部である。
ドレン情報監視処理部116は、ラックマウント型空調機1〜1nにおける吸込空気の露点温度と熱交換器の表面温度のセンサ計測情報を収集し、露点温度と熱交換器の温度との差が所定の値以下になった場合に、ドレン警報を発生する処理を行う。
なお、データベース120には、機器状態監視情報121として、ラックマウント型空調機1〜1nの運転状態の情報や、ゾーン全体空調機40および天吊り型空調機41の運転状態の情報や、各情報処理装置12内の内部温度の情報が記録されている。また、グループ化情報122として、ラックマウント型空調機1〜1nと該ラックマウント型空調機が冷却を分担する情報処理装置12と対応関係を示すグループ分け情報が記録されている。
なお、上記プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶させておき、コンピュータにより上記プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、空調機監視システムは、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
11 ラック
12 情報処理装置
20 ネットワークハブ
21 ネットワークケーブル
22 空調機監視ケーブル
30 空調機コントローラ
31 上位監視装置
32 センタ装置
33 監視・制御配線
40 ゾーン全体空調機
41 天吊り型空調機
100 監視・制御用装置
101 制御部
102 通信用インタフェース
110 処理プログラム部
111 グループ化処理部
112 グループ状態監視処理部
113 ラックマウント型空調機制御処理部
114 空調状態監視処理部
115 空調機連携制御処理部
116 ドレン情報監視処理部
117 除湿運転制御処理部
118 機器監視画面表示処理部
120 データベース
121 機器状態監視情報
122 グループ化情報
Claims (8)
- 情報処理装置を収納した1または2以上のラックが配置されたゾーン内の空調を行なう空調機監視システムであって、
前記ゾーン内に配置され、該ゾーン全体の冷却を行なう1または2以上のゾーン全体空調機と、
前記ゾーン内の所定の発熱量以上のラック内に配置されるラックマウント型空調機と、
前記情報処理装置の内部温度の情報と、前記ゾーン全体空調機および前記ラックマウント型空調機の運転状態の情報とを収集して監視を行なう空調状態監視手段と、
前記ラックマウント型空調機の一部が停止した場合、または前記ラックマウント型空調機の冷却能力が不足していると判定された場合には、前記ゾーン全体空調機の冷却能力を増加させるように補完制御を行なう空調機連携制御手段と
を備えることを特徴とする空調機監視システム。 - 情報処理装置を収納した1または2以上のラックが配置されたゾーン内の空調を行なう空調機監視システムであって、
前記ゾーン内に配置され、該ゾーン全体の冷却を行なう1または2以上のゾーン全体空調機と、
前記ゾーン内のラック内に配置されるラックマウント型空調機と、
複数の前記ラックの冷却を分担する局所冷却用空調機と、
前記情報処理装置の内部温度の情報と、前記ゾーン全体空調機、前記ラックマウント型空調機及び局所冷却用空調機の運転状態の情報とを収集して監視を行なう空調状態監視手段と、
前記ラックマウント型空調機の一部が停止した場合、または前記ラックマウント型空調機の冷却能力が不足していると判定された場合には、
前記局所冷却用空調機の冷却能力を増加させるように補完制御を行ない、さらに、前記局所冷却用空調機の冷却能力が不足していると判定された場合には、前記ゾーン全体空調機の冷却能力を増加させるように補完制御を行なう空調機連携制御手段と
を備えることを特徴とする空調機監視システム。 - 前記ラック内に複数の情報処理装置と複数のラックマウント型空調機とが収納される場合に、前記ラックマウント型空調機ごとに冷却を担当する情報処理装置をグループ分けするためのグループ化手段と、
前記各ラックマウント型空調機の運転状態の情報と、前記各グループ内の情報処理装置の内部温度の情報を収集して監視するグループ状態監視手段と、
前記グループ状態監視手段により得られた、各グループ内の情報処理装置の内部温度の情報を基に、該グループの冷却を担当する前記ラックマウント型空調機の運転を制御するラックマウント型空調機制御手段と
を備えることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の空調機監視システム。 - 前記ラックマウント型空調機における吸込空気の露点温度と熱交換器の表面温度とを計測するセンサと、
前記露点温度と熱交換器の温度とを比較し、その差が所定の値以下になった場合に、前記ゾーン全体空調機の一部又は全てに対し除湿運転を行うよう制御する除湿運転制御手段を
備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の空調機監視システム。 - 前記情報処理装置および前記各ゾーン全体空調機にはSNMPが搭載され、
前記情報処理装置の内部温度の情報と、前記各ゾーン全体空調機の運転状態の情報とを、前記SNMPを介して収集すると共に、前記各ゾーン全体空調機の運転を制御する監視・制御用装置を
備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の空調機監視システム。 - 前記情報処理装置の内部温度の情報、前記各ラックマウント型空調機と前記各ゾーン全体空調機の運転状態の情報を収集して表示する機器監視画面表示手段を
備えることを特徴とする請求項5に記載の空調機監視システム。 - 前記機器監視画面には、ドレンの発生に関連する情報と、ドレンの発生を警告する情報とが表示されること
を特徴とする請求項6に記載の空調機監視システム。 - 情報処理装置を収納した1または2以上のラックが配置されたゾーン内の空調を行なう空調システムに接続された空調機監視システムにおける空調機監視方法であって、
前記ゾーン内に、該ゾーン全体の冷却を行なう1または2以上のゾーン全体空調機を配置する手順と、
前記ゾーン内の所定の発熱量以上のラック内にラックマウント型空調機を搭載する手順と、
前記情報処理装置の内部温度の情報と、前記ゾーン全体空調機および前記ラックマウント型空調機の運転状態の情報とを収集して監視を行なう空調状態監視手順と、
前記ラックマウント型空調機の一部が停止した場合、または前記ラックマウント型空調機の冷却能力が不足していると判定された場合には、前記ゾーン全体空調機の冷却能力を増加させるように補完制御を行なう空調機連携制御手順と
を含むことを特徴とする空調機監視方法。
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