JP6094570B2 - 空調室内機 - Google Patents
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Description
本発明の第3観点に係る空調室内機では、前面パネルを取り外すことなく、無線アダプタの動作確認を行うことができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る空調室内機100の縦断面図である。図2は、室内熱交換器13及び室内ファン14が底フレーム11に固定された室内熱交換器13及び室内ファン14の組立体に、前面グリル12を取り付ける際の説明図である。図3は、本体10にフィルタ15を取り付ける際の説明図である。図4は、前面パネル20を本体10(前面グリル12)に取り付ける際の説明図である。
(2−1)本体10
本体10は、前面グリル12と底フレーム11とを有している。本体10の内部には、室内熱交換器13、室内ファン14及び電装品箱60が収納されている。
前面グリル12は、例えば樹脂によって構成されており、前方から底フレーム11に取り付けられ、本体10の前面、左右両側面、天面、及び底面を構成する。前面グリル12は、背面全体が開口した薄型の略直方体形状を呈する。なお、背面側には、空調室内機100を部屋の壁面に据え付けるための据付板90が固定される。
底フレーム11は、例えば樹脂によって構成されており、室内ファン14の下方、後方、側方を覆う形状を呈している。底フレーム11は、室内熱交換器13及び室内ファン14を固定する。
室内熱交換器13及び室内ファン14は、底フレーム11に取り付けられている。室内熱交換器13及び室内ファン14は、空調室内機100の縦断面において、室内ファン14が空調室内機100の略中央に配置されており、逆V字型の形状を呈する室内熱交換器13が室内ファン14の上半分を囲むように配置されている。
前面パネル20は、例えば樹脂によって構成されており、本体10(前面グリル12)の前側を覆うように配置される。なお、ここでは、図1に示すように、前面パネル20と前面グリル12との間には、吸込口19から吸い込まれた空気が吸込開口121bへと至るまでの通風経路となる隙間が形成されている。また、前面パネル20は、本体10に対して着脱自在に構成されており、ユーザや設置作業者は、本体10から前面パネル20を容易に取り外すことができる。着脱自在な構成としては、例えば、前面パネル20の上端が、前面グリル12の天面部120の前側端部に回動自在に支持されており、ヒンジ式に動作する構成などがある。
電装品箱60は、空調室内機100の正面視において長手方向の両端部のうちの一方の端部近傍に配置されている。ここでは、図4に示すように、電装品箱60が、空調室内機100の正面視において長手方向の両端部のうちの一方の端部である右側端部に配置されている。また、図2に示すように、電装品箱60は、箱状の箱本体61と、サービス蓋62とを有する。そして、電装品箱60は、内部に制御基板(図示せず)を実装している。
図6は、無線アダプタ50を説明するための図である。図6(a)は、無線アダプタ50の正面図である。図6(b)は、無線アダプタ50の側面図である。図6(c)は、無線アダプタ50の背面図である。図6(d)は、無線アダプタ50の底面図である。
無線アダプタ50の収納部80は、少なくともその一方が開口した形状を呈するように前面グリル12に設けられている。本実施形態の収納部80は、図2に示すように、前面グリル12の前面部121において、前方が開口した箱状に形成されている。そして、ここでは、収納部80は、電装品箱60近傍に配置される。具体的には、図5に示すように、前面部121において、収納部80は開口121aと左右方向に隣接して配設されている。なお、前面グリル12における収納部80の位置は本実施形態に限定されるものではないが、吸込口19からフィルタ15や室内熱交換器13へと向かう空気流れの通風抵抗にならないように、通風経路外に配置されていることが好ましい。
図7は、無線アダプタ50が収納部80に設置された状態を示す概念図である。次に、無線アダプタ50を空調室内機100に設置する手順の一例について説明する。
(5−1)
従来では、空調室内機の備える無線アダプタは、空調室内機の外部に設置されていることが一般的であった。無線アダプタが空調室内機の外部に設置される場合、無線アダプタがユーザに視認されるため、見た目が悪いという問題がある。また、このような場合には、ハーネス処理に気を遣うため、配線作業が繁雑になるという問題がある。
本実施形態では、前面パネル20は、発光表示部51の光を透過できるように構成されている。このため、前面パネル20を介して発光表示部51の光を視認することができる。したがって、無線アダプタ50の動作確認を行うためだけに本体10から前面パネル20を取り外す必要がない。よって、無線アダプタ50の動作確認作業をより簡便に行うことができている。
ここで、発光表示部の光が常時点灯しており、かつ該光をユーザが視認可能な構成の空調室内機の場合、ユーザが空調室内機の故障であると誤認する等、ユーザに対して不快感を与えるおそれがある。
ここで、無線アダプタ50の無線LAN通信は、端末装置との間に金属部品があると該金属部品により電波が遮られることで、通信障害を発生することがある。
ここで、空調室内機における通風経路内に無線アダプタが設置されると、経年劣化での汚れや通風抵抗の増加等といった問題が生じる。
ここで、無線アダプタを空調室内機の内部に設置しようとした場合、無線アダプタと電装品箱との距離が遠いとハーネスの配線作業が煩雑になるという問題がある。
本実施形態では、サービス蓋62の左側面には開口形成用爪が形成されており、開口形成用爪を折るだけで開口62aを形成することができる。すなわち、ハーネス91を引き回す際には、サービス蓋62に該開口62aを設けるだけで、電装品箱60内への配線が可能になっている。これにより、配線作業を簡便にすることができている。
(6−1)変形例A
上記実施形態では、前面パネル20が無線アダプタ50の発光表示部51の光を透過できるように光の透過性の高い材料で構成されている。
20 前面パネル
50 無線アダプタ
51 発行表示部
60 電装品箱
80 収納部
100 空調室内機
Claims (6)
- 本体(10)と、
前記本体の前側を覆う着脱自在な前面パネル(20)と、
発光表示部(51)を有する無線アダプタ(50)と、
を備え、
前記本体には、前記前面パネルと対向する位置に、前記無線アダプタを収納するための収納部(80)が設けられており、
前記収納部は、前記前面パネル側が開口しており、
前記無線アダプタは、前記発光表示部が前記前面パネル側を向くように、前記収納部に設置され、
前記前面パネルと前記本体との間には、前記発光表示部の光を部屋の天井に投影させるための光投影空間が形成されている、
空調室内機(100)。 - 前記前面パネルは、前記発光表示部の光を透過できるように構成されている、
請求項1に記載の空調室内機。 - 前記発光表示部の光は、所定時間点灯した後に消灯する、
請求項1又は2に記載の空調室内機。 - 前記前面パネルは、樹脂により構成されている、
請求項1から3のいずれか1項に記載の空調室内機。 - 前記収納部は、通風経路外に配置されている、
請求項1から4のいずれか1項に記載の空調室内機。 - 前記無線アダプタの近傍には電装品箱(60)が配置されている、
請求項1から5のいずれか1項に記載の空調室内機。
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