JP6092710B2 - シリンダ装置 - Google Patents
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Description
その従来公報の第5図には、ハウジングにピストンを左右方向へ移動可能に挿入し、そのピストンの左右の移動位置を確認する検出弁を上記ハウジングの左右の端壁にそれぞれ配置し、各検出弁の検出ロッドを上記ピストンによって操作する構造が記載されている。
また、上記の従来技術では、ピストンに対して検出弁の検出ロッドが直列状に配置されるので、その検出弁の配置上の自由度が制限されていた。
本発明の目的は、検出弁のメンテナンスが容易なシリンダ装置を提供することにある。
また、本発明の別の目的は、検出弁の配置上の自由度を向上できるシリンダ装置を提供することにある。
ハウジング1内に環状のピストン10を昇降可能に挿入する。そのピストン10の筒孔10aに出力ロッド15を挿入すると共に当該出力ロッド15を前記ハウジング1の上壁2に挿入する。前記ピストン10の上側に配置された駆動室11に駆動用の加圧流体が供給および排出される。そして、前記ピストン10を前記出力ロッド15に対して昇降させることによって当該出力ロッド15が旋回するように構成される。また、前記出力ロッド15の外周側で前記の上壁2に、下降検出用の第1検出弁31及び上昇検出用の第2検出弁32を周方向へ所定の間隔をあけて配置する。前記駆動室11の近傍で前記第1検出弁31及び前記第2検出弁32に、それぞれ第1被操作部49及び第2被操作部79を設ける。前記出力ロッド15と前記ピストン10の両者のうちの一方に第1被操作部49を連動可能に配置すると共に、前記両者のうちの他方に第2被操作部79を連動可能に配置する。前記第1検出弁31及び前記第2検出弁32の各入口31a,32aに第1供給路B1及び第2供給路B2を介して検出用の加圧エアを供給する。
ハウジングの上壁に挿入された出力ロッドの外周側で、当該上壁に、下降検出用の第1検出弁と上昇検出用の第2検出弁との2つの検出弁を配置したので、そのハウジングの下壁をテーブル等の固定台に取付けたり、当該ハウジングの下半部を固定台の取付け穴に挿入した場合などでも、上記2つの検出弁に上横側や上側からアクセスすることが可能となる。このため、検出弁のメンテナンスに手間がかからない。
しかも、上記2つの検出弁は、上壁内に設置される際に、その上壁の余剰空間を設置スペースとして利用可能なので、シリンダ装置をコンパクトな状態に維持できる。
従って、検出弁のメンテナンスが容易でコンパクトなシリンダ装置を提供できる。
ハウジング1内にピストン10を昇降可能に挿入し、そのピストン10の上側に、駆動用の加圧流体が供給および排出される駆動室11を配置する。前記ハウジング1の上壁2に出力ロッド15を挿入し、前記駆動室11へ供給された加圧流体が前記ピストン10を介して前記出力ロッド15を下降駆動するように構成する。前記出力ロッド15の外周側で前記の上壁2に、下降検出用の第1検出弁31及び上昇検出用の第2検出弁32を周方向へ所定の間隔をあけて配置する。前記駆動室11の近傍で前記第1検出弁31及び前記第2検出弁32に、第1被操作部49及び第2被操作部79をそれぞれ設ける。これら第1被操作部49及び第2被操作部79を、前記ピストン10と前記出力ロッド15とのうちのいずれか一方に連動可能に配置する。前記第1検出弁31及び前記第2検出弁32の各入口31a,32aに第1供給路B1及び第2供給路B2を介して検出用の加圧エアを供給する。
ハウジングの上壁に挿入された出力ロッドの外周側で、当該上壁に、下降検出用の第1検出弁と上昇検出用の第2検出弁との2つの検出弁を配置したので、そのハウジングの下壁をテーブル等の固定台に取付けたり、当該ハウジングの下半部を固定台の取付け穴に挿入した場合などでも、上記2つの検出弁に上横側や上側からアクセスすることが可能となる。このため、検出弁のメンテナンスに手間がかからない。
しかも、上記2つの検出弁は、上壁内に設置される際に、その上壁の余剰空間を設置スペースとして利用可能なので、シリンダ装置をコンパクトな状態に維持できる。
従って、検出弁のメンテナンスが容易でコンパクトなシリンダ装置を提供できる。
上記構成によれば、シリンダ装置をさらにコンパクトに造れる。
上記構成によれば、駆動用の加圧流体の給排システムを簡素に構成できる。
上記構成によれば、検出用の加圧エアの供給システムを簡素に構成できる。
即ち、前記出力ロッド15は第1操作部23aを有し、その第1操作部23aは、前記出力ロッド15が下降位置から上限位置またはその近傍位置へ移動したときに前記第1被操作部49を外方へ押して当該第1検出弁31を開弁させると共に、前記出力ロッド15が前記の上限位置から所定の第1ストロークS1下降したときに前記第1被操作部49が内方へ移動するのを許容して前記第1検出弁31を閉弁させる。また、前記ピストン10は第2操作部10bを有し、その第2操作部10bは、前記ピストン10が下降位置から上限位置またはその近傍位置へ移動したときに前記第2被操作部79を外方へ押して当該第2検出弁32を閉弁させると共に、前記ピストン10が前記の上限位置から所定の第2ストロークS2下降したときに前記被操作部79が内方へ移動するのを許容して当該第2検出弁32を開弁させる。
上記構成によれば、下降位置と上昇位置とを確実に区分けして検出できる。
前記出力ロッド15とピストン10とのいずれか一方に、第1操作部23a及び第2操作部10bを設ける。当該出力ロッド15とピストン10とのいずれか一方が上限位置またはその近傍位置から所定量だけ下降したときに、前記第1操作部23aは前記第1検出弁31が閉じるのを許容するように構成する。また、当該出力ロッド15とピストン10とのいずれか一方が下降位置から所定量だけ上昇したときに、前記第2操作部10bが前記第2被操作部79を介して前記第2検出弁32を閉じるように構成する。
前記の第1被操作部49と前記の第1操作部23aとの間に、その第1操作部23aの上昇移動を横方向への移動に変換する第1伝動部材40を設ける。また、前記の第2被操作部79と前記の第2操作部10bとの間に、その第2操作部10bの上昇移動を横方向への移動に変換する第2伝動部材70を設ける。
上記構成によれば、各操作部が各伝動部材と各被操作部とを介して各検出弁を確実に操作できる。
上記構成によれば、伝動部材を伝動室に保持する構造を簡素にできる。
ハウジング1内に昇降可能に挿入された環状のピストン10と、そのピストン10の筒孔10aに挿入されると共に前記ハウジング1の上壁2に挿入された出力ロッド15と、前記ピストン10の上側に配置されると共に駆動用の加圧流体が供給および排出される駆動室11とを備え、前記ピストン10を前記出力ロッド15に対して昇降させることによって当該出力ロッド15が旋回するように構成する。また、前記ハウジング1の上部に横向きに配置された上昇検出用の検出弁32と、前記ピストン10と前記出力ロッド15との一方に設けた操作部10bと、前記駆動室11の近傍で前記操作部10bに連動可能なように前記検出弁32に設けた被操作部79と、前記駆動室11の上部へ連通する伝動室67に挿入されると共に前記操作部10bの上昇移動を前記被操作部79の横方向への移動に変換する伝動部材70と、前記検出弁32の入口32aに検出用の加圧エアを供給する供給路B2と、を備える。
上記の第3発明によれば、操作部の上昇移動が伝動部材を介して被操作部の横方向への移動に変換されるので、検出弁を横向きに配置することが可能となり、その検出弁の配置上の自由度が向上する。
ハウジング1内に昇降可能に挿入されたピストン10と、そのピストン10の上側に配置されると共に駆動用の加圧流体が供給および排出される駆動室11と、前記ハウジング1の上壁2に挿入された出力ロッド15とを備える。前記駆動室11へ供給された加圧流体が前記ピストン10を介して前記出力ロッド15を下降駆動するように構成する。また、前記ハウジング1の上部に横向きに配置された上昇検出用の検出弁32と、前記ピストン10と前記出力ロッド15との一方に設けた操作部10bと、前記駆動室11の近傍で前記操作部10bに連動可能なように前記検出弁32に設けた被操作部79と、前記駆動室11の上部へ連通する伝動室67に挿入されると共に前記操作部10bの上昇移動を前記被操作部79の横方向への移動に変換する伝動部材70と、前記検出弁32の入口32aに検出用の加圧エアを供給する供給路B2と、を備える。
上記の第4発明は、前記の第3発明と同様の作用効果を奏する。
この実施形態では、シリンダ装置をワーク固定用の水平スイングクランプに適用した場合を例示してある。まず、主として図1Aから図2Cに基づいて上記クランプの全体構造を説明する。
また、上壁2の周方向の4辺に対応する4つの壁部分のうちの平面視で左側の壁部分には、第1駆動室11へ連通される第1給排路21が形成されると共に、第2駆動室12へ連通される第2給排路22が形成される。
さらに、上壁2の上記の左側の壁部分において、前記据付面7aに、第1給排路21へ連通される第1給排ポートP1が開口されると共に、第2給排路22へ連通される第2給排ポートP2が開口される。上記の第1駆動室11及び第2駆動室12に対して、それぞれ、第1給排ポートP1及び第2給排ポートP2と、第1給排路21及び第2給排路22とを介して、圧油(駆動用の加圧流体)が供給および排出される。
前記シリンダ孔5は、上半部の小径孔5aと下半部の大径孔5bとを備える。そのシリンダ孔5と上記出力ロッド15との間の環状空間に、前記ピストン10が、外封止部材24及び内封止部材25を介して、軸心方向(ここでは上下方向)へ移動可能かつ軸心回りに回転可能で保密状に挿入される。
図3A及び図3Bに示すように、上記出力ロッド15の下寄り部の外周部に、上下方向へ延びる3つの伝動溝29aが周方向へほぼ等間隔に形成される。各伝動溝29aに嵌合される伝動ボール29bが前記ピストン10に設けられる。また、出力ロッド15の下寄り部には、ピストン10の下部に対面する被駆動部15aが設けられる。
また、ピストン10の環状の受圧断面積は、それに作用する下向き力が、出力ロッド15に作用する上記の上向きの差力よりも大きくなるように設定されている。
また、上記の右側の壁部分において、前記据付面7aには、検出用の加圧エアを供給するように、第1供給ポートA1と第2供給ポートA2とが開口される。第1供給ポートA1及び第2供給ポートA2は、それぞれ、第1供給路B1及び第2供給路B2を介して、前記第1検出弁31及び第2検出弁32の各入口31a,32aに連通される。
まず、下降検出用の第1検出弁31について、主として図4A及び図4Bに基づいて説明する。図4Aは、前記図1Aの部分拡大図である。図4Bは、前記図3Aの部分拡大図である。
第1伝動室37には、ボールからなる第1伝動部材40が水平方向へ移動自在に挿入される。
内受圧部45の左端部には第1被操作部49が設けられる。外受圧部47の右側に圧力室51が形成される。その圧力室51は、第1検出ロッド41の軸心に沿って形成した貫通孔52と第1伝動室37とを介して、第1駆動室11へ連通される。第1伝動室37に挿入した前記第1伝動部材40が第1駆動室11へ脱落することは、第1伝動室37の内周壁に設けたストッパー部37aによって防止されている。
上記第2検出弁32は、図5A及び図5Bに示すように、前記の第1検出弁31とほぼ同様に次のように構成されている。
第2装着孔M2に取付けられる第2ケーシングC2は、大径孔65の左部に装着された弁筒68と、メネジ孔64に螺合された押筒69とを備える。その押筒69が弁筒68を大径孔65の底部に押し付けている。
第2伝動室67には、ボールからなる第2伝動部材70が水平方向へ移動自在に挿入される。
内受圧部75の左端部には第2被操作部79が設けられる。外受圧部77の右側に圧力室81が形成される。その圧力室81は、第2検出ロッド42の軸心に沿って形成した貫通孔82と第2伝動室67とを介して、第1駆動室11へ連通される。第2伝動室67に挿入した前記第2伝動部材70が第1駆動室11へ脱落することは、その第2伝動室67の内周壁に設けたストッパー部67aによって防止されている。
前記の弁孔84の上端部によって第2検出弁32の入口32aが構成される。その入口32aは、前記の第2供給路B2を介して第2供給ポートA2へ連通される。
図1Aから図1Cのアンクランプ状態では、上側の第1駆動室11の圧油が排出されると共に下側の第2駆動室12に圧油が供給されている。これにより、ピストン10が上昇し、そのピストン10の肩部10cがシリンダ孔5の段部5cで受け止められ、当該ピストン10が上限位置へ上昇されている。また、出力ロッド15は、内封止部材25の封止断面積に相当する受圧面積に作用する上向き力によって図1Aのアンクランプ上昇位置に保持されている。
次いで、上記ピストン10が旋回用ストローク下降したときに、上記出力ロッド15(及びクランプアーム16)がほぼ90度旋回すると共に、上記ピストン10の下部が前記の被駆動部15aに接当する。これと同時に、上記出力ロッド15の下端に設けた前記の嵌合部15bと前記の嵌合穴3bとの位相が合致し(図3Cを参照)、その嵌合穴3bに上記の嵌合部15bが対面する。
引き続いて、図5Bの二点鎖線図に示すように、ピストン10が第2ストロークS2だけ下降したときに、連結ロッド78の環状の出口溝86が弁孔84に対面して、第2検出弁32が全開される。このため、第2供給ポートA2へ供給された加圧エアは、第2供給路B2と弁孔84と出口溝86と2つの放射溝87,89と環状流路90とを通って前記排出路61へ流れる。その排出路61の加圧エアが逆止弁62のボール62bを押し開いて外気へ排出される(図2Cを参照)。
即ち、まず、上記ピストン10及び出力ロッド15が第2駆動室12の油圧力によって真っ直ぐに上昇し、その出力ロッド15の前記フランジ23が前記の上壁2に受け止められる。次いで、図1Aに示すように、回転しながら上昇する上記ピストン10が出力ロッド15を平面視で反時計回りの方向へ旋回させるのである。
ハウジング1の上壁2に挿入された出力ロッド15の外周側で、当該上壁2に、下降検出用の第1検出弁31と上昇検出用の第2検出弁32との2つの検出弁を配置したので、そのハウジング1の下壁3をテーブル等の固定台に取付けたり、当該ハウジング1の下半部を固定台の取付け穴に挿入した場合などでも、上記2つの検出弁31,32に上横側や上側からアクセスすることが可能となる。このため、検出弁31,32のメンテナンスに手間がかからない。
また、上記2つの検出弁31,32に検出用の加圧エアを供給する第1供給路B1及び第2供給路B2を上壁2内に設けると共に、第1供給ポートA1及び第2供給ポートA2を上壁2のフランジ7の据付面7aに開口させたので、加圧エアの供給システムを簡素に構成できる。
さらに、上記2つの検出弁31,32は、上壁2内に設置される際に、その上壁2の余剰空間を設置スペースとして利用可能なので、クランプの主要構成要素としてのシリンダ装置をコンパクトに造れる。
下降検出用の前記第1検出弁31は、前記出力ロッド15が下降位置から上限位置へ移動する途中で当該出力ロッド15によって開弁されると共に、その出力ロッド15が前記の上限位置から所定の第1ストロークS1下降したときに閉弁されるように構成すればよい。従って、その第1検出弁31は、出力ロッド15が上限位置からクランプストローク領域(前記の直進溝26aのストローク領域に相当する領域)に下降したときに全閉される場合や、当該出力ロッド15が上限位置から上記クランプストローク領域の近傍に下降したときに全閉される場合などが考えられる。
また、上昇検出用の前記第2検出弁32は、前記ピストン10が下降位置から上限位置又はその近傍位置へ移動したときに当該ピストン10によって閉弁されると共に、そのピストン10が前記の上限位置から所定の第2ストロークS2下降したときに開弁されるように構成すればよい。従って、その第2検出弁32は、上限位置で全閉されることに代えて、上限位置の近傍に上昇したときに全閉されるように構成してもよい。
また、上記2つの検出弁31,32の設置箇所は、ハウジング1の上壁2の4辺に対応する4つの壁部分のうちの平面視で右側の壁部分に配置するとしたが、これに代えて、平面視で上側の壁部分や下側の壁部分に配置してもよい。その上壁2は、平面視で長方形状に形成することに代えて正方形状に形成してもよい。
上記の各検出弁31,32の弁構造は、ポペット形とスプール形とのいずれかの構造を任意に選択可能である。
第1検出弁31を操作する第1操作部23aは、出力ロッド15に設けることに代えて、ピストン10に設けてもよい。また、第2検出弁32を操作する第2操作部10bは、ピストン10に設けることに代えて、出力ロッド15に設けてもよい。
出力ロッド15とピストン10とのいずれか一方に、第1操作部23a及び第2操作部10bを設ける。当該出力ロッド15とピストン10とのいずれか一方が上限位置またはその近傍位置から所定量だけ下降したときに、前記第1操作部23aは下降検出用の第1検出弁31が閉じるのを許容すると共に、前記一方が下降位置から所定量だけ上昇したときに、第1操作部23aが第1被操作部49を介して第1検出弁31を開くように構成する。また、出力ロッド15とピストン10とのいずれか一方が下降位置から所定量だけ上昇したときに、第2操作部10bが第2被操作部79を介して上昇検出用の第2検出弁32を閉じるように構成すると共に、前記一方が上限位置またはその近傍位置から所定量だけ下降したときに、第2操作部10bは第2検出弁32が開くのを許容するように構成する。
上記2つの検出弁31,32のいずれか一方を省略してもよい。
さらに、本発明のシリンダ装置は、クランプの技術分野とは異なる技術分野に利用することも可能である。
その他に、当業者が想定できる範囲で種々の変更を行えることは勿論である。
Claims (18)
- ハウジング(1)内に昇降可能に挿入された環状のピストン(10)と、そのピストン(10)の筒孔(10a)に挿入されると共に前記ハウジング(1)の上壁(2)に挿入された出力ロッド(15)と、前記ピストン(10)の上側に配置されると共に駆動用の加圧流体が供給および排出される駆動室(11)とを備え、前記ピストン(10)を前記出力ロッド(15)に対して昇降させることによって当該出力ロッド(15)が旋回するように構成したシリンダ装置において、
前記出力ロッド(15)の外周側で前記の上壁(2)に周方向へ所定の間隔をあけて配置された下降検出用の第1検出弁(31)及び上昇検出用の第2検出弁(32)と、
前記駆動室(11)の近傍で前記第1検出弁(31)及び前記第2検出弁(32)にそれぞれ設けた第1被操作部(49)及び第2被操作部(79)であって、前記出力ロッド(15)と前記ピストン(10)の両者のうちの一方に連動可能に配置された第1被操作部(49)及び前記両者のうちの他方に連動可能に配置された第2被操作部(79)と、
前記第1検出弁(31)及び前記第2検出弁(32)の各入口(31a)(32a)に検出用の加圧エアを供給する第1供給路(B1)及び第2供給路(B2)と、
を備えることを特徴とするシリンダ装置。 - ハウジング(1)内に昇降可能に挿入されたピストン(10)と、そのピストン(10)の上側に配置されると共に駆動用の加圧流体が供給および排出される駆動室(11)と、前記ハウジング(1)の上壁(2)に挿入された出力ロッド(15)とを備え、前記駆動室(11)へ供給された加圧流体が前記ピストン(10)を介して前記出力ロッド(15)を下降駆動するように構成したシリンダ装置において、
前記出力ロッド(15)の外周側で前記の上壁(2)に周方向へ所定の間隔をあけて配置された下降検出用の第1検出弁(31)及び上昇検出用の第2検出弁(32)と、
前記駆動室(11)の近傍で前記第1検出弁(31)及び前記第2検出弁(32)にそれぞれ設けた第1被操作部(49)及び第2被操作部(79)であって、前記ピストン(10)と前記出力ロッド(15)とのうちのいずれか一方に連動可能に配置された第1被操作部(49)及び第2被操作部(79)と、
前記第1検出弁(31)及び前記第2検出弁(32)の各入口(31a)(32a)に検出用の加圧エアを供給する第1供給路(B1)及び第2供給路(B2)と、
を備えることを特徴とするシリンダ装置。 - 請求項1又は2のシリンダ装置において、
前記の上壁(2)を平面視で長方形状または正方形状に形成し、その上壁(2)の周方向の4辺に対応する4つの壁部分のうちのいずれかの壁部分に、前記駆動室(11)へ連通される給排路(21)を形成し、
前記4つの壁部分のうちの前記給排路(21)を形成した壁部分を除いた壁部分のいずれかに、前記第1検出弁(31)及び第2検出弁(32)を設けた、
ことを特徴とするシリンダ装置。 - 請求項3のシリンダ装置において、
前記の上壁(2)は取付け用のフランジ(7)を有し、そのフランジ(7)の外周部の下面に形成した据付面(7a)に、前記給排路(21)へ連通される給排ポート(P1)を開口させた、
ことを特徴とするシリンダ装置。 - 請求項4のシリンダ装置において、
前記第1検出弁(31)及び前記第2検出弁(32)の下方位置で前記据付面(7a)に、前記第1供給路(B1)及び前記第2供給路(B2)に連通される第1供給ポート(A1)及び第2供給ポート(A2)を開口させた、
ことを特徴とするシリンダ装置。 - 請求項1のシリンダ装置において、
前記出力ロッド(15)は第1操作部(23a)を有し、その第1操作部(23a)は、前記出力ロッド(15)が下降位置から上限位置またはその近傍位置へ移動したときに前記第1被操作部(49)を外方へ押して当該第1検出弁(31)を開弁させると共に、前記出力ロッド(15)が前記の上限位置から所定の第1ストローク(S1)下降したときに前記第1被操作部(49)が内方へ移動するのを許容して前記第1検出弁(31)を閉弁させ、
前記ピストン(10)は第2操作部(10b)を有し、その第2操作部(10b)は、前記ピストン(10)が下降位置から上限位置またはその近傍位置へ移動したときに前記第2被操作部(79)を外方へ押して当該第2検出弁(32)を閉弁させると共に、前記ピストン(10)が前記の上限位置から所定の第2ストローク(S2)下降したときに前記第2被操作部(79)が内方へ移動するのを許容して当該第2検出弁(32)を開弁させる、
ことを特徴とするシリンダ装置。 - 請求項2のシリンダ装置において、
前記出力ロッド(15)とピストン(10)とのいずれか一方に、第1操作部(23a)及び第2操作部(10b)を設け、
当該出力ロッド(15)とピストン(10)とのいずれか一方が上限位置またはその近傍位置から所定量だけ下降したときに、前記第1操作部(23a)は前記第1検出弁(31)が閉じるのを許容するように構成し、
当該出力ロッド(15)とピストン(10)とのいずれか一方が下降位置から所定量だけ上昇したときに、前記第2操作部(10b)が前記第2被操作部(79)を介して前記第2検出弁(32)を閉じるように構成した、
ことを特徴とするシリンダ装置。 - 請求項6又は7のシリンダ装置において、
前記の第1被操作部(49)と前記の第1操作部(23a)との間に、その第1操作部(23a)の上昇移動を横方向への移動に変換する第1伝動部材(40)を設け、
前記の第2被操作部(79)と前記の第2操作部(10b)との間に、その第2操作部(10b)の上昇移動を横方向への移動に変換する第2伝動部材(70)を設けた、
ことを特徴とするシリンダ装置。 - 請求項8のシリンダ装置において、
前記駆動室(11)の上部に連通される第1伝動室(37)及び第2伝動室(67)に、ボールからなる前記第1伝動部材(40)及び第2伝動部材(70)をそれぞれ挿入し、
前記第1伝動部材(40)及び第2伝動部材(70)が前記第1伝動室(37)及び第2伝動室(67)から前記駆動室(11)へ脱落するのを防止するためのストッパー部(37a)(67a)を設けた、
ことを特徴とするシリンダ装置。 - ハウジング(1)内に昇降可能に挿入された環状のピストン(10)と、そのピストン(10)の筒孔(10a)に挿入されると共に前記ハウジング(1)の上壁(2)に挿入された出力ロッド(15)と、前記ピストン(10)の上側に配置されると共に駆動用の加圧流体が供給および排出される駆動室(11)とを備え、前記ピストン(10)を前記出力ロッド(15)に対して昇降させることによって当該出力ロッド(15)が旋回するように構成したシリンダ装置において、
前記ハウジング(1)の上部に横向きに配置された上昇検出用の検出弁(32)と、
前記ピストン(10)と前記出力ロッド(15)との一方に設けた操作部(10b)と、
前記駆動室(11)の近傍で前記操作部(10b)に連動可能なように前記検出弁(32)に設けた被操作部(79)と、
前記駆動室(11)の上部へ連通する伝動室(67)に挿入されると共に前記操作部(10b)の上昇移動を前記被操作部(79)の横方向への移動に変換する伝動部材(70)と、
前記検出弁(32)の入口(32a)に検出用の加圧エアを供給する供給路(B2)と、
を備えることを特徴とするシリンダ装置。 - ハウジング(1)内に昇降可能に挿入されたピストン(10)と、そのピストン(10)の上側に配置されると共に駆動用の加圧流体が供給および排出される駆動室(11)と、前記ハウジング(1)の上壁(2)に挿入された出力ロッド(15)とを備え、前記駆動室(11)へ供給された加圧流体が前記ピストン(10)を介して前記出力ロッド(15)を下降駆動するように構成したシリンダ装置において、
前記ハウジング(1)の上部に横向きに配置された上昇検出用の検出弁(32)と、
前記ピストン(10)と前記出力ロッド(15)との一方に設けた操作部(10b)と、
前記駆動室(11)の近傍で前記操作部(10b)に連動可能なように前記検出弁(32)に設けた被操作部(79)と、
前記駆動室(11)の上部へ連通する伝動室(67)に挿入されると共に前記操作部(10b)の上昇移動を前記被操作部(79)の横方向への移動に変換する伝動部材(70)と、
前記検出弁(32)の入口(32a)に検出用の加圧エアを供給する供給路(B2)と、
を備えることを特徴とするシリンダ装置。 - 請求項10又は11のシリンダ装置において、
ボールからなる前記伝動部材(70)が前記伝動室(67)から前記駆動室(11)へ脱落するのを防止するためのストッパー部(67a)を設けた、
ことを特徴とするシリンダ装置。 - 請求項1又は2のシリンダ装置において、
前記第1検出弁をポペット弁によって構成すると共に、前記第2検出弁をスプール弁によって構成した、ことを特徴とするシリンダ装置。 - 請求項1又は2のシリンダ装置において、
前記第1検出弁をスプール弁によって構成すると共に、前記第2検出弁をポペット弁によって構成した、ことを特徴とするシリンダ装置。 - 請求項1又は2のシリンダ装置において、
前記第1検出弁と前記第2検出弁とをポペット弁によって構成した、ことを特徴とするシリンダ装置。 - 請求項1又は2のシリンダ装置において、
前記第1検出弁と前記第2検出弁とをスプール弁によって構成した、ことを特徴とするシリンダ装置。 - 請求項10又は11のシリンダ装置において、
前記検出弁をスプール弁によって構成した、ことを特徴とするシリンダ装置。 - 請求項10又は11のシリンダ装置において、
前記検出弁をポペット弁によって構成した、ことを特徴とするシリンダ装置。
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