JP6617021B2 - 異常状態の検出機構付きクランプ装置 - Google Patents

異常状態の検出機構付きクランプ装置 Download PDF

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Description

この発明は、異常状態を検出する機構を付設したクランプ装置に関する。
この種のクランプ装置には、従来では、特許文献1(日本国・特開2014−8598号公報)に記載されたものがある。その従来技術は、次のように構成されている。
ハウジングに挿入された筒状の支持部材が、クランプ対象物の孔に嵌合可能な係合部材を下方から支持する。ハウジングの下部にピストンが上下方向に移動可能に挿入される。そのピストンに連結されたクランプロッドが支持部材に挿入される。その係合部材に、クランプロッドの上端部に形成された楔面が上方から楔係合する。ハウジングの上壁とピストンとの間に環状の仕切り壁が保密状に設けられる。その仕切り壁とハウジングの上壁との間に弁機構の弁部材が上下方向へ移動可能に設けられる。その弁部材が、ハウジングの上壁に連通された加圧エアの供給口を閉弁するように上方へ付勢されている。
そして、クランプ対象物が未搬入の状態またはクランプロッドや係合部材が破損した状態等の異常状態で、クランプ装置をロック駆動した場合には、クランプロッド及びピストンが下限位置へ下降する。これにより、そのクランプロッドの側壁に設けられた操作部が、弁部材の右端部に設けられた被操作部を介して弁機構を開弁操作する。その結果、上記の異常状態が弁機構によって検知される(特許文献1の図13Aおよび図13Bを参照)。
特開2014−8598号公報
上記の従来技術は、次の点で改良の余地が残されていた。
上記のハウジングとピストンとの間に弁部材と環状の仕切り壁とが上下方向に並べて設けられる必要がある。このため、ハウジングの背丈が高くなり、クランプ装置の全体がさらに大形になる。
本発明の目的は、異常状態の検出機能付きクランプ装置を小形に造ることにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、例えば、図1から図3に示すように、異常状態の検出機能付きクランプ装置を次のように構成した。
クランプ対象物26の孔26aに挿入される係合部材27が、当該孔26aの内周面に嵌合可能となっている。前記係合部材27を支持機構38が所定の力で先端方向へ押す。前記係合部材27の内周に先端側から係合される楔部25をクランプロッド20が有する。そのクランプロッド20をピストン10が当該クランプロッド20の軸心方向に沿って移動させる。前記クランプロッド20とピストン10とがハウジング1に設けられる。前記ハウジング1に形成された加圧エアの供給路58を弁機構55が開弁または閉弁する。その弁機構55は、前記ピストン10に向けて基端側へ開口されるように前記ハウジング1に形成された弁室60を有する。その弁室60に対面するように装着孔63が前記ピストン10に形成される。前記弁室60および前記装着孔63に弁部材64がクランプロッド20の軸心方向に沿って移動可能に挿入される。前記弁部材64を付勢手段66が閉弁方向へ付勢する。前記ピストン10に設けられた操作部67aが、前記弁部材64に設けられた被操作部68aにクランプロッド20の軸心方向に沿う方向において接当可能となっている。そして、前記ピストン10が全ストロークTのうちのロック方向の所定のクランプストローク領域Cを超えて終期ストローク領域Lに移動したときに、前記操作部67aが前記被操作部68aを介して前記弁機構55を開弁又は閉弁させる。
本発明は、上記のように構成されることから、次の作用効果を奏する。
上記の弁部材が、ハウジングの弁室およびピストンの装着孔に挿入されることにより、ハウジングの軸心方向の寸法を小さくできる。その結果、異常状態の検出機能付きクランプ装置を小形に造ることができる。
本発明は、下記の(1)および(2)の構成を加えることが好ましい。
(1)前記操作部67aは、前記装着孔63の周壁から半径方向へ突設された突出部材67の外周に形成される。前記被操作部68aは、前記弁部材64の外周面に開口された凹部68の周壁に形成される。
この場合、クランプ装置の異常状態を簡素な構成で検知できる。
(2)前記ハウジング1の先端部に、クランプ対象物26を載置する着座面3aが形成され、その着座面3aに着座検出用の検出孔57が形成される。その検出孔57が前記加圧エアの供給路58に連通される。
この場合、着座面にクランプ対象物が載置された状態で供給路に加圧エアを供給すると、供給路の圧力が上昇する。その上昇圧力を検出することにより、クランプ対象物が着座面に載置されたことを検知できる。
図1は、本発明の一実施形態を示し、クランプ装置のアンクランプ状態の立面視の断面図である。 図2は、上記クランプ装置のクランプ状態を示し、上記図1に類似する図である。 図3は、上記クランプ装置の空クランプ状態(異常状態)を示し、上記図1に類似する図である。
図1から図3は、本発明の一実施形態を示している。まず、アンクランプ状態を示す図1に基づいて上記クランプ装置の構造を説明する。
固定台としてのテーブル4にハウジング1が固定され、そのハウジング1は、下側から順に形成された下ハウジング2と上ハウジング3とを有する。下ハウジング2と上ハウジング3とは、複数のボルト(図示せず)によって固定される。
上記の下ハウジング2内に、油圧シリンダ(駆動手段)5が配置される。その油圧シリンダ5は、下ハウジング2の下面から上向きに貫通されたシリンダ孔6と、そのシリンダ孔6に挿入されたピストン10とを備える。上記ピストン10は、下方から順に形成されたピストン本体11とピストンロッド12とを有する。そのピストン本体11がシリンダ孔6の大径孔6aに上下方向(軸心方向)へ移動可能で保密状に挿入され、ピストンロッド12がシリンダ孔6の小径孔6bに保密状に挿入される。
上記ピストン本体11の下側に油圧シリンダ5のアンクランプ室13が形成され、ピストン本体11の上側に油圧シリンダ5のクランプ室14が形成される。また、テーブル4に形成されたアンクランプ用の圧油給排路15が、アンクランプ室13に連通される。下ハウジング2に形成されたクランプ用の圧油給排路16がクランプ室14に連通される。
図2に示すように、上記の上ハウジング3から上方へ突出された支持筒30の第1筒部分31が、ワーク(クランプ対象物)26の孔26aに係合可能に挿入される。その第1筒部分31は頂壁と周壁を有している。また、シリンダ孔6に連通するように上ハウジング3に形成された収容孔19に、支持筒30の第2筒部分32が上下方向に移動可能に挿入される。その第1筒部分31の内周孔と第2筒部分32の内周孔とによって支持筒30の筒孔34が構成される。
上記の筒孔34にクランプロッド20が挿入される。そのクランプロッド20の軸心は、上記ピストン10の軸心に対して左方へ所定の間隔を空けて平行に配置されている。そのクランプロッド20は、下側から順に設けられた連結部材21とクランプロッド本体22とを有する。その連結部材21の右下部に凹部21aが形成され、ピストンロッド12の上端部から左方に突設された凸部12aに対面している。連結部材21の凹部21aにピストンロッド12の凸部12aが右方から挿入されることにより、ピストン10のピストンロッド12とクランプロッド20の連結部材21とが連結される。また、連結部材21の上部に形成されたT溝21bには、クランプロッド本体22の下端部に形成されたT脚22aが装着される。クランプロッド本体22の上部の外周に3つ楔面(楔部)25が周方向へ所定の間隔をあけて形成され、その楔面25が上方へ向かうにつれて軸心から遠ざかるように形成される。
図1に示すように、上記第1筒部分31の周壁に開口部33が周方向へ所定の間隔をあけて半径方向に形成される。その開口部33に係合部材27が半径方向へ移動可能に下方から支持される。その係合部材27は、ワーク26の孔26aに係合可能に挿入される。また、図1に示すように、各係合部材27の内周壁に傾斜面28が上方へ向かうにつれてクランプロッド20の軸心から遠ざかるように形成されている。係合部材27の傾斜面28にクランプロッド本体22の楔面25が上方から楔係合する。各係合部材27の外周部に鋸刃状の突起29が上下方向に複数形成される。
上記の支持筒30の下側に配置されたバネ室35に、圧縮コイルバネからなる進出バネ36が装着される。その進出バネ36がバネ受け37と支持筒30とを介して係合部材27を上方へ所定の力で付勢している。即ち、この実施形態では、上記進出バネ36とバネ受け37と支持筒30とが、係合部材27を所定の力で先端方向へ押す支持機構38を構成している。
上記の係合部材27の外周部に溝27aが周方向に形成されると共に、その溝27aに対応する高さ位置で支持筒30の外周部に溝30aが周方向に形成される。係合部材27の溝27aと支持筒30の溝30aとに、ゴムや板バネ等の弾性体からなる薄肉のリング40が装着される。そのリング40が係合部材27を半径方向の内方へ付勢している。これにより、リング40によって係合部材27が支持筒30の外周面よりも半径方向の内方へ収容される。その結果、ワーク26の孔26aを支持筒30に外嵌めするときに、ワーク26が係合部材27に衝突するのを防止できる。
また、上記の収容孔19と支持筒30の外周壁との間にダストシール41が配置されている。
上記構成のクランプ装置は、ピストンの異常状態を検出する弁機構55を備える。その弁機構55は、図1に示すように、次のように構成される。
上記の上ハウジング3に、加圧エアが供給される供給路58が形成され、その供給路58を開弁または閉弁する弁機構55が上ハウジング3とピストン10との間に設けられる。
上記の上ハウジング3に形成される弁機構55の弁室60が、ピストンロッド12の上面に向けて下方に開口される。その弁室60の上端部に、上記供給路58の入口路58aが連通されている。また、弁室60の右側壁に加圧エアの出口路58bが連通される。その弁室60内で入口路58aの周縁部に弁座62が形成される。また、弁室60に対面するように装着孔63がピストンロッド12の上部に形成される。その弁室60に弁部材64の上部が上下方向に移動可能で保密状に挿入されると共に、装着孔63に弁部材64の下部が上下方向へ移動可能に挿入される。その弁部材64の上端部に弁面65が形成され、その弁部材64の下側に装着された進出バネ(付勢手段)66が弁部材64を弁座62に向けて付勢する。また、前記装着孔63の周壁から半径方向へ突設されたピン(突出部材)67の外周に操作部67aが設けられ、そのピン67が弁部材64の外周面に半径方向に向けて開口された長穴(凹部)68に挿入される。その長穴68の下端壁に形成された被操作部68aが、操作部67aに当接可能に所定の隙間をあけて下側から対面している。
前記の上ハウジング3の上部に、ワーク26を載置する着座面3aが形成され、その着座面3aに着座検出用の検出孔57が上方に向けて開口される。その検出孔57が加圧エアの供給路58の分岐路58cに連通されている。
上記構成のクランプ装置は、図1から図3に示すように、以下のように動作する。
図1のアンクランプ状態では、前記クランプ室14の圧油が排出されると共に、アンクランプ室13に圧油が供給される。これにより、ピストン10とクランプロッド20とが上昇位置に移動され、前記の支持筒30が進出バネ36によって上昇位置に保持されている。このとき、上記係合部材27がリング40の弾性力によって縮径状態に切り換えられている。
また、弁機構55の弁部材64が進出バネ66によって上昇され、弁面65が弁座62に当接されている。これにより、上記の弁機構55は、閉弁されている。
上記アンクランプ状態で、ワーク26を、何らかの昇降手段または自重によって下降させ、そのワーク26の孔26aが支持筒30の第1筒部分31に外嵌められていく。すると、上記ワーク26の下面26bが、上ハウジング3の上面3aに受け止められると共に検出孔57を閉じる。次いで、この状態で検出孔57に加圧エアを供給すると、検出圧力が上昇する。その結果、ワーク26の着座状態が検知される。
クランプ装置を上記図1のアンクランプ状態から図2のクランプ状態へ切り換えるときには、アンクランプ室13の圧油を排出するとともに、クランプ室14に圧油を供給する。すると、まず、進出バネ36の付勢力(所定の力)によって上昇位置に保持された支持筒30に対して、ピストン10とクランプロッド20とが下降されていく。次いで、クランプロッド20の楔面25によって係合部材27が縮径状態から拡径され(半径方向の外方へ移動され)、当該係合部材27がワーク26の孔26aの内周面に係合する。引き続いて、孔26aの内周面に食い込んだ状態の係合部材27が、上記の孔26aを介してワーク26を下向きに引っ張る。これと同時に、係合部材27が支持筒30を進出バネ36の付勢力(所定の力)に抗して下方へ押圧する。これにより、ワーク26が着座面3aに強力に押圧される。その結果、クランプ装置は、図2のクランプ状態に切り換えられる。
このクランプ状態では、ピストン10が下降位置に移動されたことにより、弁機構55のピン67も下降位置に移動されるが、ピン67の操作部67aと長穴68の下端壁の被操作部68との間に当接隙間が残されている。このため、弁機構55は、閉弁状態が維持されている。従って、上記クランプ状態では、異常状態検出用の加圧エアが入口路58aに供給されると、その入口路58aの圧力が上昇する。その上昇圧力を検出することにより、ピストン10が所定のクランプストローク領域Cに移動された(クランプ装置が正常状態である)ことが検知される。
クランプ装置を図2のクランプ状態から図1のアンクランプ状態へ切り換えるときには、クランプ室14の圧油を排出すると共にアンクランプ室13へ圧油を供給する。これにより、クランプ装置は、上述したクランプ動作とはほぼ逆の手順でアンクランプ状態へ切り換えられる。
上記クランプ装置は、ワーク26の未搬入の状態で、次のように作動する。
上記の異常状態でクランプ装置をロック駆動(空クランプ)させると、図3に示すように、進出バネ36の付勢力によって上昇位置に保持された複数の係合部材27は、クランプロッド20の楔面25によって半径方向の外方へ移動される。すると、その係合部材27がワーク26の孔26aの内周面に受け止められないので、過度に拡径する。このとき、上記クランプロッド20及びピストン10は下限位置まで下降される。
そして、上記ピストン10が、ロック方向の下限位置近傍から下限位置まで(終期ストローク領域L)下降したときに、ピン67の操作部67aが長穴68の下端壁の被操作部68aを介して弁部材64を下降させる(弁機構55の開弁)。次いで、上記ピストン10の下面が前記リリース室13の底壁(テーブル4)に受け止められる。
ワーク26が未搬入であるため、供給路58に供給された異常検出用の加圧エアは、着座検出用の検出孔57からへ排出される。
このため、供給路58の圧力が設定値に到達せず、その圧力低下を圧力スイッチ等で検出することにより、クランプ装置が異常状態であることを検出できる。なお、弁機構55の開弁により、上記加圧エアは、弁室60の右側壁に連通された出口路58bからも外部へ排出される。
ところで、上記クランプ装置の複数の係合部材27に対してワーク26を下降させて当該係合部材27にワーク26の孔26aを外嵌めするときに、その孔26aの周壁の下部が、いずれかの係合部材27に衝突して、その衝突時の衝撃によって係合部材27の薄肉部分が欠損した場合には、次のように作動する。
上記薄肉部分の欠損に気付かないままでクランプ装置をロック駆動すると、当該薄肉部分を欠損した係合部材27は、図3と同様に、ワーク26の孔26aの内周面に受け止められずに過度に拡径し、残りの係合部材27も上記孔26aの内周面にグリップ力を殆ど作用させない。そのグリップ異常状態では、係合部材27と支持筒30とは、進出バネ36の付勢力によって上昇位置に保持されるが、クランプロッド20及びピストン10が下端限界位置まで下降される。すると、上記の空クランプ時と同様に、ピストン10のピン67の操作部67aが長穴68の下端壁の被操作部68aを介して弁部材64を下降させるので、供給路58の圧力が設定値に到達しない。これにより、クランプ装置の異常状態が検出される。
上記の実施形態は次の長所を奏する。
上記の弁機構55の弁部材64が、上ハウジング3の弁室60およびピストン10の装着孔63に挿入されることにより、ハウジング1の背丈を低くできる。その結果、クランプ装置を小形に造ることができる。
上記の実施形態は、次のように変更可能である。
上記のクランプ装置の配置姿勢は、図示の姿勢に代えて、上下逆にしたり、横向きにしたり、斜め向きにしてもよい。
上記の駆動手段5は、複動式のシリンダに代えて単動式のシリンダであってもよい。
また、駆動手段は、例示の油圧シリンダ5に代えて、空圧シリンダや電動アクチュエータであってもよい。
上記のピストン10とクランプロッド20とを別体に構成するのに代えて、ピストンとクランプロッドとを一体に構成してもよい。
本発明が適用されるクランプ対象物は、例示したワーク26に代えてワークパレットや金型などであってもよい。
上記の楔面25及び係合部材27は、周方向へ所定の間隔を空けて3つ配置する例を示したが、1つまたは2つまたは4つ以上配置してもよい。また、係合部材27は、複数配置することに代えて、スリットを設けた一体形の環状コレットによって構成してもよい。
上記の支持筒30の頂壁31を省略してもよい。
上記の支持機構38は、例示した支持筒30と進出バネ36とバネ受け37とから構成されるのに代えて、油圧シリンダ等の流体圧シリンダによって構成してもよい。
上記の付勢手段は、例示した閉弁バネ66に代えて、油圧シリンダ等の流体圧シリンダによって構成してもよい。
上記の弁機構55に供給される圧力流体は、例示した加圧エアに代えて、他の気体や圧油などの他の液体であってもよい。異常状態の検出は、圧力スイッチによって加圧エアの圧力を検出することに代えて、流量スイッチによって加圧エアの流量を検出するようにしてもよい。
上記の弁機構55は、例示したポペット式の開閉弁に代えて、スプール式の開閉弁であってもよい。この場合、ピストンが下限位置に下降したときに、ピンの操作部が長穴の下端壁の被操作部を下方へ押して弁機構を閉弁させるように構成してもよい。
上記の弁機構55は、例示したように、ピストンロッド12の上部に設けられるのに代えて、ピストン10の下部とテーブル4との間に設けられてもよい。この場合、加圧エアの供給路は、下ハウジング2またはテーブル4に設けられる。
上記の検出孔57を省略することができる。この場合、上記の加圧エアの入口路58aが弁室60の上端部に連通されると共に出口路58bが弁室60の右側壁に連通される構成に代えて、入口路58aが弁室の右側壁に連通されると共に出口路58bが弁室の上端部に連通される構成であってもよい。
その他に、当業者が想定できる範囲で種々の変更を行えることは勿論である。
1:ハウジング,3a:着座面,5:駆動手段,10:ピストン,20:クランプロッド,25:楔面(楔部),26:ワーク(クランプ対象物),26a:孔,27:係合部材,55:弁機構,57:検出孔,58:加圧エアの供給孔,60:弁室,63:装着孔,64:弁部材,66:付勢手段,67:ピン(突出部材),67a:操作部,68:長穴(凹部),68a:被操作部.

Claims (3)

  1. クランプ対象物(26)の孔(26a)に挿入されて当該孔(26a)の内周面を嵌合可能な係合部材(27)と、前記係合部材(27)を所定の力で先端方向へ押す支持機構(38)と、前記係合部材(27)の内周に先端側から係合される楔部(25)を有するクランプロッド(20)と、そのクランプロッド(20)を当該クランプロッド(20)の軸心方向に沿って移動させるピストン(10)と、前記クランプロッド(20)とピストン(10)とが設けられるハウジング(1)と、前記ハウジング(1)に形成された加圧エアの供給路(58)を開弁または閉弁する弁機構(55)と、を備え、
    上記弁機構(55)は、
    前記ピストン(10)に向けて基端側へ開口されるように前記ハウジング(1)に形成された弁室(60)と、
    前記弁室(60)に対面するように前記ピストン(10)に形成された装着孔(63)と、
    前記弁室(60)および前記装着孔(63)に前記軸心方向に沿って移動可能に挿入される弁部材(64)と、
    前記弁部材(64)を閉弁方向へ付勢する付勢手段(66)と、
    前記ピストン(10)に設けられた操作部(67a)が前記軸心方向に沿う方向において接当可能となるように前記弁部材(64)に設けられた被操作部(68a)と、を備え、
    前記ピストン(10)が全ストローク(T)のうちのロック方向の所定のクランプストローク領域(C)を超えて終期ストローク領域(L)に移動したときに、前記操作部(67a)が前記被操作部(68a)を介して前記弁機構(55)を開弁又は閉弁させる、
    ことを特徴とする異常状態の検出機構付きクランプ装置。
  2. 請求項1のクランプ装置において、
    前記操作部(67a)は、前記装着孔(63)の周壁から半径方向へ突設され突出部材(67)の外周に形成され、
    前記被操作部(68a)は、前記弁部材(64)の外周面に開口された凹部(68)の周壁に形成される、
    ことを特徴とする異常状態の検出機構付きクランプ装置。
  3. 請求項1の異常状態の検出機構付きクランプ装置において、
    前記ハウジング(1)の先端部に、クランプ対象物(26)を載置する着座面(3a)が形成され、その着座面(3a)に着座検出用の検出孔(57)が形成され、その検出孔(57)が前記加圧エアの供給路(58)に連通される、
    ことを特徴とする異常状態の検出機構付きクランプ装置。
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