JP5243382B2 - センサ付きバルブ - Google Patents
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Description
上記構成において、前記第1光通過部と前記第2光通過部とを、前記インジケータに貫通して設けた光通過孔部により形成していることが好ましい。
上記構成において、前記第1光通過部が前記インジケータの先端部に設けた光通過面により形成され、前記第2光通過部が前記インジケータに貫通して設けた光通過孔部により形成されていることが好ましい。
図1は、本発明の第1実施形態に係るセンサ付きバルブ1(以下単に「バルブ1」という。)の断面図であって、光センサが取り付けられていない状態を示す。図2は、図1に示すバルブ1の上面図である。図3は、バルブ1の断面図であって、光センサ21が取り付けられた状態を示す。図4は、図3に示すバルブ1の上面図である。図5は、バルブ1の断面図であって、光センサ31が取り付けられた状態を示す。図6は、図5に示すバルブ1の上面図である。図7は、バルブ1の断面図であって、光センサ41が取り付けられた状態を示す。図8は、図7に示すバルブ1の上面図である。
図1及び図2に示すバルブ1は、エアオペレイト方式の開閉弁である。バルブ1は、例えば半導体の製造ラインに設けられた配管に組み付けられ、配管を流れる薬液の供給と遮断を制御する。バルブ1は、復帰ばね14やシール部材など機能的に金属やゴムを材質とする必要がある部材を除き、構成部品を樹脂で形成した樹脂製バルブである。
図1に示すように、バルブ1は、弁の開閉動作に連動するインジケータ18が先端部を外部に突出可能に設けられ、インジケータ18の先端部の所在位置を光センサにより検知することにより、弁の開閉状態を確認可能なものであって、図3、図5、図7に示すように、光センサが、光路が異なる光センサ21,31,41(第1又は第2光センサの一例)であり、インジケータ18の先端部に、光センサ21の光路が通る光通過面(第1又は第2光通過部の一例)18cと、光センサ31の光路が通る光通過面(第1又は第2光通過部の一例)18dと、光センサ41の光路が通る光通過面(第1又は第2光通過部の一例)18eとを異なる位置に設けている。
図3〜図8に示すように、光センサ21,31,41は、投光素子22a,32a,42aから検知光を照射する投光部22,32,42と、投光部22,32,42から照射された検知光を受光素子(図示せず)で受光する受光部23,33,43とを備える。光センサ21,31,41は、受光部23,33,43が検知光を受光することにより弁が閉じていることを検知し、受光部23,33,43が検知光を受光しないことにより弁が開いていることを検知する。光センサ21,31,41は、投光素子22a,32a,42aと受光素子(図示せず)の配置が異なり、検知光の光路がインジケータ18の移動方向及びインジケータ18の移動方向と直交する方向にそれぞれ異なっている。
図2に示すように、バルブ1は、開口部9dの周りに、光センサ21を取り付けるための取付孔9aと、光センサ31を取り付けるための取付孔9bと、光センサ41を取り付けるための取付孔9cとが設けられている。
また、図5及び図6に示すように、光センサ31は、固定ねじ34を取付孔9bにそれぞれねじ込むことにより、投光部32と受光部33がインジケータ18を挟んで対向するようにカバー9に固定されている。
更に、図7及び図8に示すように、光センサ41は、固定ねじ44を取付孔9cにそれぞれねじ込むことにより、投光部42と受光部43がインジケータ18を挟んで対向するようにカバー9に固定されている。
上記バルブ1は、操作ポート12に操作エアを供給しない間、復帰ばね14の付勢力により、ピストン10が押し下げられ、ダイアフラム弁体15が弁座7に当接する。これにより、バルブ1は、第1及び第2ポート5,6の間が遮断され、薬液を流さない。このとき、インジケータ18は、ピストン10と一体的に下降し、カバー9の開口部9d内に後退している。
一方、操作ポート12から二次室11Bに操作エアが供給され、二次室11Bの内圧が復帰ばね14のばね力に打ち勝つと、ピストン10が上昇してダイアフラム弁体15を弁座7から離間させる。これにより、バルブ1は、第1及び第2ポート5,6が連通し、薬液を供給する。このとき、インジケータ18は、ピストン10に押し上げられて開口部9dから先端部を突出させる。
以上説明したように、本実施形態のバルブ1は、光路が光通過面18cを通過するように光センサ21を取り付けられ、光センサ21がインジケータ18に光路を遮られたか否かによりインジケータ18の所在位置を検知することによって、弁の開閉状態を確認できるようにしている。また、バルブ1は、光路が光通過面18dを通過するように光センサ31を取り付けられ、光センサ31が、インジケータ18に光路を遮られたか否かによりインジケータ18の所在位置を検知することによって、弁の開閉状態を確認できるようにしている。更に、バルブ1は、光路が光通過面18eを通過するように光センサ41を取り付けられ、光センサ41が、インジケータ18に光路を遮られたか否かによりインジケータ18の所在位置を検知することによって、弁の開閉状態を確認できるようにしている。よって、本実施形態のバルブ1によれば、1個のバルブで光路の異なる3種類の光センサ21,31,41に対応することができる。
また、3種類の光センサ21,31,41に併せてバルブを個別に設計し、設計したバルブを使用した装置を設計する必要がないので、バルブや装置の設計工数を削減できるという副次的効果が得られる。
また、光センサ21,31,41を使用するバルブの部品を共通化して、コストダウンを図ることができるという副次的効果も得られる。
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。図9は、本発明の第2実施形態に係るセンサ付きバルブ51(以下「バルブ51」という。)の断面図であって、光センサが取り付けられていない状態を示す。
第2実施形態のバルブ51は、第1実施形態の光通過面18c,18dに代えて、光通過孔部53、54により、光通過部を構成している。光通過孔部(第1又は第2光通過部の一例)53,54は、インジケータ52に貫通して設けられている。この点を除き、第2実施形態のバルブ51は、第1実施形態のバルブ1と構成が共通している。
本実施形態のバルブ51は、光通過部が、光通過面18eと光通過孔部53,54との組み合わせにより、インジケータ52の先端部に形成されるので、光通過部を射出成形やドリル加工等により簡単に形成できる。
例えば、上記実施形態では、3種類の光センサ21,31,41に対応するように、段差部18bや光通過孔部53,54を設けたが、2種類又は4種類以上の光センサに対応するように段差部の光通過面や検知孔部を設けても良い。
例えば、上記実施形態では、光センサ21,31,41の光路がインジケータ18の移動方向、及び、インジケータ18の移動方向に対して直交する方向に異なっている。これに対して、光路が、インジケータ18の移動方向に対して直交する方向にのみ異なり、インジケータ18の移動方向に対しては高さが同じ複数の光センサを用いても良い。この場合、インジケータ18には、光通過部(光通過面,光通過孔部)がインジケータ18の移動方向に同じ高さで設けられつつ、インジケータ18の移動方向に対して直交する方向に異なる位置に設けられることになる。
例えば、上記実施形態では、取付位置と光路が異なる光センサ21,31,41を使用するが、取付位置が同じで光路のみが異なる複数の光センサを使用しても良い。
例えば、上記実施形態では、投光部22,32,42が照射した検知光を受光部23,33,43が直接受光する光センサ21,31,41を使用した。これに対し、投光素子22a,32a,42aから照射される検知光がインジケータ18に当たって反射する反射光を受光部23,33,43が受光するか否かによりインジケータ18の所在位置を検知する光センサを用いて、弁の開閉状態を確認するようにしても良い。
例えば、上記実施形態では、ダイアフラム弁体15を備えるバルブ1について説明したが、バルブ1は、ベローズ弁やポペット弁等の他の形式のバルブであっても良い。
例えば、上記第1実施形態では、インジケータ18の上端面の一部に段差部18bを設けたが、インジケータ18の上端面全体に段差部を設けても良い。
例えば、上記実施形態では、インジケータ18がバルブ1,51の外部に先端部を突出可能に設けたが、インジケータ18を覆うようにカバーをバルブ1,51に設ける等、インジケータ18がバルブ1,51に内設されるものであっても良い。尚、カバーは、透明でないものであっても良いし、外部からインジケータ18を視認できるように透明のものであっても良い。
9a,9b,9c 取付孔(第1又は第2取付孔)
9d 開口部
18,52 インジケータ
18b 段差部
18c,18d,18e 光通過面(第1又は第2光通過部)
21,31,41 光センサ(第1又は第2光センサ)
53,54 光通過孔部(第1又は第2光通過部)
Claims (1)
- 弁の開閉動作にハウジング内を摺動するピストンを介して連動するインジケータの所在位置を光センサにより検知することにより、前記弁の開閉状態を確認可能なセンサ付きバルブにおいて、
前記インジケータが前記ピストンの同軸上にあること、
前記光センサが、光路が異なる第1光センサ又は第2光センサであり、
前記インジケータに、前記第1光センサの光路が通る第1光通過部と、前記第2光センサの光路が通る第2光通過部とを異なる位置に設けていること、
前記第1及び前記第2光センサの取付位置が異なり、
前記インジケータを突出させる開口部の周りに、前記第1光センサを取り付けるための第1取付孔と、前記第2光センサを取り付けるための第2取付孔が設けられていること、
前記開口部が前記ハウジングの一面に設けられ、前記取付孔が前記一面に設けられていること、
前記第1光通過部と前記第2光通過部とを、前記インジケータの先端部に設けた段差部により形成している
ことを特徴とするセンサ付きバルブ。
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