JP6279520B2 - エアオペレイトバルブ - Google Patents

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Description

本発明は、弁座に当接または離間して流体の流れを制御する弁体と、前記弁体に駆動力を伝達するピストンロッドと、前記ピストンロッドの周囲に摺動可能に保持されるピストンと、前記ピストンロッドが挿通する貫通孔を有するカバーと、前記弁体の弁開度を検出する弁開度検出センサとを備えるエアオペレイトバルブに関するものである。
半導体製造工程には、様々な流体が用いられており、その供給に多様なエアオペレイトバルブが用いられている。エアオペレイトバルブが正常に動作しているかどうかを確認するためには、弁開度検出センサをエアオペレイトバルブの上面に設けることが一般的に行われている。特許文献1を参照。特に、200度の高温ガスが近年用いられ、バルブボディも200度に加熱保持されている。また、バルブの上面温度も70度以上の高温となる。
エアオペレイトバルブは、操作エアの圧力によってピストンをシリンダ内で摺動させ、弁体を弁座に当接又は離間させる。図4、5に示すエアオペレイトバルブ100、200は、ノーマルオープンタイプ(以下、「NO型」という。)のバルブである。図4のエアオペレイトバルブ100は、弁開度検出センサ113を備えたバルブを示し、図5のエアオペレイトバルブ200は、弁開度検出センサを備えない一般的なバルブを示す。
図4に示すエアオペレイトバルブ100は、流体を制御する弁部101と、弁部101に駆動力を与えるアクチュエータ部102とを備える。弁部101とアクチュエータ部102は、アダプタ103を介して連結している。
弁部101には、中央内部に配置された弁座104と、弁座104に当接又は離間する弁体105を備える。アクチュエータ部102には、弁体105に駆動力を伝達するピストンロッド106が中央に備えられている。ピストンロッド106の周囲には、ピストン107、108と内装固定部材109、110が交互に配置されている。ピストン107はアダプタ103の内周面に摺動可能に保持され、ピストン108は、内装固定部材110の内周面に摺動可能に保持されている。ピストンロッド106の内部には、上面に開口部106bを備える内部流路106aが形成されている。開口部106bには、止栓111が嵌め込まれている。ピストンロッド106の下方には、止栓111方向に付勢するバネ112の一端が配置されている。バネ112の他端はアダプタ103に配置されている。
アクチュエータ部102の上面中央には、弁開度検出センサ113が設置され、その周りには圧力操作ポート114が設置されている。圧力操作ポート114は、連通流路115を介してピストンロッド106の内部流路106aに連通している。弁開度検出センサ113は、ピストンロッド106の上端にある止栓111の位置により弁体105の弁開度を検出している。弁開度検出センサ113は、一般的に近接センサが用いられる。しかし、近接センサは、温度により検出距離が変わるため、高温のプロセスガスを使用する場合、検出距離が変化して誤検出する恐れがあった。そのため、弁開度検出センサとして、近接センサの代わりに、高温に耐えられる光ファイバタイプの検出センサが用いられる。
特開2011-220359号公報
しかしながら、従来のエアオペレイトバルブ100には、次のような問題があった。弁開度検出センサ113は、ピストンロッド106の上面に配置されている止栓111の位置を検出しており、圧力操作ポート114は、その周りに設置されている。そのため、操作エアが圧力操作ポート114から供給され、ピストンロッド106の内部流路106aを通過してピストン107、108を摺動させるまで、圧力操作ポート114から内部流路106aまでの連通流路115に対して操作エアを供給しなくてはならない。そのため、連通流路115に操作エアが充満するための時間がかかり、応答速度が遅くなるという問題があった。
一方、図5に示すように、圧力操作ポート214を中央に設置した場合、圧力操作ポート214からピストンロッド206の内部流路206aまでの内部容積を小さくすることができるため、応答速度を向上させることができる。しかし、図示しないが、弁開度検出センサを圧力操作ポート214の周囲に設けると、ピストン208の位置により、弁体205の弁開度を検出することとなる。この場合、弁開度検出センサのあるところに操作エアが供給されるため、弁開度検出センサに圧力がかかる。弁開度検出センサが加圧されると、ファイバ等が破損してしまうという問題があった。
なお、ノーマルクローズタイプ(「NC型」)のバルブでは、弁体方向に付勢するバネはピストンの上部に位置し、ピストンの上部では操作エアは供給されない。そのため、弁開度検出センサは加圧されることなくピストンの位置を検出することができるため、弁開度検出センサが破損する恐れはない。
本発明は、上記問題点を解決するためのものであり、応答速度を向上するとともに、弁開度検出センサが破損する恐れのないエアオペレイトバルブを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のエアオペレイトバルブは、次のような構成を有している
弁座に当接または離間して流体の流れを制御する弁体と、前記弁体に駆動力を伝達するピストンロッドと、前記ピストンロッドの周囲に摺動可能に保持されるピストンと、前記ピストンロッドが挿通する貫通孔を有するカバーと、前記弁体の弁開度を検出する弁開度検出センサとを備えるエアオペレイトバルブにおいて、前記ピストンの外周には、軸心方向に延設された延設部が形成されていること、前記弁開度検出センサは、前記延設部の位置により前記弁体の弁開度を検出すること、前記延設部は中空円筒形状に形成されていること、前記延設部の内周面は前記カバーの環状筒部の外周面によりガイドされ、前記延設部の内周面にはOリングを収納するための装着溝が形成されていること、を特徴とする。
)()に記載のエアオペレイトバルブにおいて、前記延設部の内周面と前記環状筒部の外周面との間にはグリスが塗布されており、前記延設部の上面から前記装着溝までの距離は、前記グリスが前記ピストンの摺動により前記延設部の上面からはみ出すことのない所定の距離を有すること、を特徴とする。
)()に記載のエアオペレイトバルブにおいて、前記所定の距離は、1mm以上であること、を特徴とする。
(1)弁座に当接または離間して流体の流れを制御する弁体と、前記弁体に駆動力を伝達するピストンロッドと、前記ピストンロッドの周囲に摺動可能に保持されるピストンと、前記ピストンロッドが挿通する貫通孔を有するカバーと、前記弁体の弁開度を検出する弁開度検出センサとを備えるエアオペレイトバルブにおいて、前記ピストンの外周には、軸心方向に延設された延設部が形成されていること、前記弁開度検出センサは、前記延設部の位置により前記弁体の弁開度を検出すること、を特徴とするので、圧力操作ポートをバルブの中央に設置して内部容積を小さくすることができるため、応答速度を向上させることができる。
(2)(1)に記載のエアオペレイトバルブにおいて、前記延設部は中空円筒形状に形成されていること、前記延設部の内周面は前記カバーの環状筒部の外周面によりガイドされ、前記延設部の内周面にはOリングを収納するための装着溝が形成されていること、を特徴とするので、操作エアがOリングにより止められるため、操作エアの圧力のかからない空間において弁開度検出センサを使用することができ、弁開度検出センサは操作エアにより破損する恐れがない。
(3)(2)に記載のエアオペレイトバルブにおいて、前記延設部の内周面と前記環状筒部の外周面との間にはグリスが塗布されており、前記延設部の上面から前記装着溝までの距離は、前記グリスが前記ピストンの摺動により前記延設部の上面からはみ出すことのない所定の距離を有すること、を特徴とするので、延設部の上面と装着溝との間には所定の距離があるため、グリスがはみ出ず、弁開度検出センサの誤検出がなくなる。
ここで、特に、(4)(3)に記載のエアオペレイトバルブにおいて、前記所定の距離は、1mm以上であること、を特徴とする。
本発明の一実施形態に係るエアオペレイトバルブの弁開状態の断面図である。 本発明の一実施形態に係るエアオペレイトバルブの弁閉状態の断面図である。 図1のA部拡大図である。 従来の弁開度検出センサを備えたエアオペレイトバルブの断面図である。 従来のエアオペレイトバルブの断面図である。
次に、本発明に係るエアオペレイトバルブの一実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るエアオペレイトバルブ1の弁閉状態の断面図であり、図2は、エアオペレイトバルブ1の弁開状態の断面図である。図3は、図1のA部拡大図である。なお、図3では、実線で弁開状態の断面拡大図を示し、点線で弁閉状態のOリング21のみを示している。
図1に示すエアオペレイトバルブ1は、NO型のバルブである。エアオペレイトバルブ1は、流体を制御する弁部2と、弁部2に駆動力を与えるアクチュエータ部3とを備える。
図1に示すように、弁部2は、ボディ4に内蔵されている。ボディ4は、ステンレスなど、剛性と耐熱性のある金属材料を用いている。ボディ4には、第1ポート5と第2ポート6が対向に設けられている。ボディ4の上面には、略円筒形状のホルダ10を取り付けるための取付孔7が円柱状に開設されている。取付孔7の底壁中央には、弁孔4aが形成され、その弁孔4aの外周部に弁座部材9が環状に設けられている。弁座部材9の上面に弁座9aが形成されている。弁孔4aを介して第1ポート5と第2ポート6とが連通している。
ボディ4の取付孔7には、略円盤状のダイアフラム弁体8の外縁が、ホルダ10とボディ4とで挟持されている。ダイアフラム弁体8は、金属板材であり、変形可能である。ホルダ10の内周面には、ダイアフラム弁体8に接触するようにステム13の外周面が摺動可能に保持され、ステム13を介してダイアフラム弁体8にアクチュエータ部3の駆動力を伝達する。ホルダ10は、中空状の固定部材12の下方外周に形成された雄ネジがボディ4の内周に形成された雌ネジにねじ込まれることによって固定されている。固定部材12の上方外周に形成された雄ネジは、中空状のアダプタ11の下方内周に形成された雌ネジにねじ込まれることによって固定されている。
アクチュエータ部3は、円柱形状で形成されている。アクチュエータ部3は、アダプタ11と円筒形状のカバー24を外周部に有する。アダプタ11の軸方向中央は、上方下方よりも小径のくびれ部11aが形成されている。くびれ部11aの内周には、ダイアフラム弁体8に駆動力を伝達する長円筒形状のピストンロッド14が上下方向に摺動可能に配置している。ピストンロッド14の内部には、上方に開口部を有する内部流路14bが形成されている。内部流路14bは、操作エアを供給するためのものである。アダプタ11のくびれ部11aより上方は、大径のアダプタ立設部11cが軸心方向に立設している。また、くびれ部11aの内周にはバネ受け部11bが形成され、バネ15の一端が当接されている。バネ15の他端は、ピストンロッド14の鍔部14aの下面に当接されている。バネ15は、ダイアフラム弁体8を弁座9aから離間する方向に付勢している。
カバー24は、中央に、ピストンロッド14が挿通する貫通孔24cを有する。貫通孔24cは、ピストンロッド14を上下方向に摺動可能にガイドしている。カバー24には、アダプタ立設部11cと同径のカバー立設部24aが軸心方向に形成されている。アダプタ立設部11cの外周とカバー立設部24aの内周はネジ結合している。カバー立設部24aの内周下面には、下方に突出する環状筒部24bが形成されている。アダプタ11とカバー24の間には、内装固定部材17の外縁が挟み込まれ、固定されている。内装固定部材17の下方には、円筒形状の第1ピストン16がアダプタ11内を上下方向に摺動可能に保持されている。内装固定部材17の上方には、第2ピストン18がカバー24内を上下方向に摺動可能に保持されている。内装固定部材17と貫通孔24cにより、ピストンロッド14が摺動可能に保持されている。
ピストンロッド14には、第2ピストン18の中央下面が当接する段差部14eが形成されている。また、鍔部14aの上面には、第1ピストン16の中央下面が当接する。
アダプタ11内には、第1ピストン室22が形成されている。第1ピストン室22には、第1ピストン16がピストンロッド14に摺動可能に装填されている。第1ピストン16は、第1ピストン室22を第1加圧室22bと第1背圧室22aとに区画している。また、カバー24内には、第2ピストン室23が形成されている。第2ピストン室23には、第2ピストン18がピストンロッド14に摺動可能に装填されている。第2ピストン18は、第2ピストン室23を第2加圧室23bと第2背圧室23aとに区画している。
ピストンロッド14の内部流路14bの第1加圧室22bに対応する位置に、連通路14dが形成されている。連通路14dは、内部流路14bから第1加圧室22bに連通する。また、内部流路14bの第2加圧室23bに対応する位置に、連通路14cが形成されている。連通路14cは、内部流路14bから第2加圧室23bに連通する。
内装固定部材17には、ゴムなどの弾性体からなるOリング20を装着するための装着溝17aが内装固定部材17の外周面に沿って環状に設けられている。また、Oリング28を装着するための装着溝17bが内装固定部材17の内周面に沿って環状に設けられている。
第1ピストン16には、Oリング19を装着するための装着溝16aが第1ピストン16の外周面に沿って環状に設けられている。また、Oリング27を装着するための装着溝16bが第1ピストン16の内周面に沿って環状に設けられている。Oリング19、20、27、28のシールにより、第1加圧室22bを密閉空間としている。
第2ピストン18の外周には、軸心方向に延設された延設部18cが形成されている。延設部18cは中空円筒形状に形成されている。延設部18cの内周面は、環状筒部24bの外周面に嵌合されている。延設部18cの内周面は、カバー24の環状筒部24bの外周面によりガイドされている。延設部18cにはOリング21を収納するための装着溝18aが延設部18cの内周面に沿って環状に設けられている。また、Oリング29を装着するための装着溝18bが第2ピストン18の内周面に沿って環状に設けられている。Oリング21、29のシールにより、第2加圧室23bを密閉空間としている。
延設部18cの内周面と環状筒部24bの外周面との間には、第2ピストン18を摺動しやすくするため、グリスが塗布されている(図示なし)。図3に示すように、延設部18cの上面18dから装着溝18aまでは距離Rを有する。距離Rは、グリスが第2ピストン18の摺動により延設部18cの上面18dからはみ出すことがない程度の距離である。距離Rは、約2mmに設定している。なお、本実施形態では、距離Rを安全率により2mmに設定しているが、1mm以上であれば上面18dからグリスははみ出すことがない。
カバー24の上面には、貫通孔24cに圧力操作ポート25が配置している。また、カバー24の上面には、第2ピストン18の延設部18cの位置と対応した位置に弁開度を検出するための検出空間31を有する。検出空間31の上方には、カバー24の上面に弁開度検出センサ26が配置している。弁開度検出センサ26は、ファイバタイプの光センサである。弁開度検出センサ26は、延設部18cの位置によりダイアフラム弁体8の弁開度を検出する。
次に、操作エアが供給されていない弁開状態と操作エアが供給されている弁閉状態のエアオペレイトバルブ1の作用効果について、図1、図2を用いて説明する。
エアオペレイトバルブ1は、操作エアが供給されないと、図1に示すように、バネ15の付勢力によりダイアフラム弁体8は弁座9aから離間している。このとき、第1ポート5と第2ポート6は連通し、ダイアフラム弁体8と弁座9aの間に流体が流れる。
一方、圧力操作ポート25から操作エアが供給されると、図2に示すように、操作エアはピストンロッド14の内部流路14bに供給される。ここで、図4に示す従来のエアオペレイトバルブ100では、圧力操作ポート114から内部流路106aまでの余分な空間である連通流路115に対しても操作エアを供給するため、時間がかかり、応答速度が遅かった。しかし、エアオペレイトバルブ1では、圧力操作ポート25は、ピストンロッド14の上方に設置されているため、余分な空間に操作エアを供給する必要がなく、内部流路14bに素早く供給することができる。内部容積が小さく、操作エアを内部流路14bに供給するのに時間がかからないため、弁の応答速度を向上させることができる。
内部流路14bに供給された操作エアは、連通路14c、14dを通って密閉空間である第1加圧室22b、第2加圧室23bにそれぞれ供給される。第1加圧室22b、第2加圧室23bの操作エアの圧力がバネ15の付勢力に打ち勝つことにより、第1ピストン16、第2ピストン18は、それぞれ鍔部14a、段差部14eに当接してピストンロッド14を下方に移動する。ピストンロッド14は、ステム13を下方に押すことで、ダイアフラム弁体8は弁座9aに当接する。このとき、第1ポート5と第2ポート6の連通は遮断され、ダイアフラム弁体8と弁座9aの間の流体の流れは止まる。
弁開度検出センサ26は、延設部18cの位置によりダイアフラム弁体8の弁開度を検出する。このとき、延設部18cの上方にある検出空間31は、第2加圧室23bがOリング21、29により密閉されているため、操作エアの圧力がかからない。そのため、弁開度検出センサ26のファイバ部分には、直接操作エアがかからないため、操作エアの圧力により破損する恐れがない。
エアオペレイトバルブ1が弁開状態から弁閉状態になるとき、延設部18cは下降し、Oリング21は図3に示すようにX地点からY地点まで(上から下へ)移動する。また、弁開状態から弁閉状態になるとき、延設部18cは上昇し、Oリング21はY地点からX地点まで(下から上へ)移動する。このように弁開状態と弁閉状態が繰り返されると、延設部18cの内周面と環状筒部24bの外周面との間に塗布されたグリスは、Oリング21が壁面を擦って移動するため、壁面に付着していたグリスは掻き出されてOリング21の上下部でグリスの塊30ができる。ここで、Oリング21の下部にできたグリスの塊は問題ないが、Oリング21の上部にできたグリスの塊30は、弁開度検出センサ26の投受光面である上面18dにグリスがついて汚れると誤検出が生じる恐れがある。なお、図3では、問題となるグリスの塊は、Oリング21の上部のみであるため、Oリング21の下部では省略している。
しかし、Oリング21の上部にグリスの塊30ができたとしても、延設部18cの上面18dから装着溝18aまで距離Rがあるので、グリスの塊30は上面18dより上にはみ出すことがない。そのため、弁開度検出センサ26の投受光面である上面18dにグリスがついて汚れることがないため、弁開度検出センサ26の誤検出がなくなる。なお、弁開状態と弁閉状態が何十万回繰り返されてもグリスの塊30は上面18dにつくことはない。
以上、説明したように、本発明のエアオペレイトバルブ1によれば、
(1)弁座9aに当接または離間して流体の流れを制御するダイアフラム弁体8と、ダイアフラム弁体8に駆動力を伝達するピストンロッド14と、ピストンロッド14の周囲に摺動可能に保持される第2ピストン18と、ピストンロッド14が挿通する貫通孔24cを有するカバー24と、ダイアフラム弁体8の弁開度を検出する弁開度検出センサ26とを備えるエアオペレイトバルブ1において、第2ピストン18の外周には、軸心方向に延設された延設部18cが形成されていること、弁開度検出センサ26は、延設部18cの位置によりダイアフラム弁体8の弁開度を検出すること、を特徴とするので、圧力操作ポート25をバルブ1の中央に設置して内部容積を小さくすることができるため、応答速度を向上させることができる。
(2)(1)に記載のエアオペレイトバルブ1において、延設部18cは中空円筒形状に形成されていること、延設部18cの内周面はカバー24の環状筒部24bの外周面によりガイドされ、延設部18cの内周面にはOリング21を収納するための装着溝18aが形成されていること、を特徴とするので、操作エアがOリング21により止められるため、操作エアの圧力のかからない検出空間31において弁開度検出センサ26を使用することができ、弁開度検出センサ26は操作エアにより破損する恐れがない。
(3)(2)に記載のエアオペレイトバルブ1において、延設部18cの内周面と環状筒部24bの外周面との間にはグリスが塗布されており、延設部18cの上面18dから装着溝18aまでの距離は、グリスが第2ピストン18の摺動により延設部18cの上面18dからはみ出すことのない所定の距離Rを有すること、を特徴とするので、延設部18cの上面18dと装着溝18aとの間には所定の距離Rがあるため、グリスがはみ出ず、弁開度検出センサ26の誤検出がなくなる。
ここで、特に、(4)(3)に記載のエアオペレイトバルブ1において、所定の距離Rは、1mm以上であること、を特徴とする。
なお、本実施形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で様々な改良、変形が可能である。
1 エアオペレイトバルブ
8 ダイアフラム弁体
9a 弁座
14 ピストンロッド
16 第1ピストン
18 第2ピストン
18a 装着溝
18c 延設部
21 Oリング
24 カバー
24b 環状筒部
24c 貫通孔
26 弁開度検出センサ

Claims (3)

  1. 弁座に当接または離間して流体の流れを制御する弁体と、前記弁体に駆動力を伝達する
    ピストンロッドと、前記ピストンロッドの周囲に摺動可能に保持されるピストンと、前記
    ピストンロッドが挿通する貫通孔を有するカバーと、前記弁体の弁開度を検出する弁開度
    検出センサとを備えるエアオペレイトバルブにおいて、
    前記ピストンの外周には、軸心方向に延設された延設部が形成されていること、
    前記弁開度検出センサは、前記延設部の位置により前記弁体の弁開度を検出すること、
    前記延設部は中空円筒形状に形成されていること、
    前記延設部の内周面は前記カバーの環状筒部の外周面によりガイドされ、前記延設部の
    内周面にはOリングを収納するための装着溝が形成されていること、
    を特徴とするエアオペレイトバルブ。
  2. 請求項に記載のエアオペレイトバルブにおいて、
    前記延設部の内周面と前記環状筒部の外周面との間にはグリスが塗布されており、前記
    延設部の上面から前記装着溝までの距離は、前記グリスが前記ピストンの摺動により前記
    延設部の上面からはみ出すことのない所定の距離を有すること、
    を特徴とするエアオペレイトバルブ。
  3. 請求項に記載のエアオペレイトバルブにおいて、
    前記所定の距離は、1mm以上であること、
    を特徴とするエアオペレイトバルブ。
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