JP2008200776A - クランプ装置およびその装置のオーバーストローク検出システム - Google Patents

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Abstract

【課題】クランプ装置のクランプロッドの上部に設けた片持ちアームの破損に起因するロック異常を検出し、かつ、上記クランプ装置をコンパクトに造れるようにする。
【解決手段】 ハウジング(3)内に軸心方向へ移動可能に挿入したクランプロッド(5)の上端部に片持ちアーム(6)を設ける。上記ハウジング(3)のシリンダ孔(4)に保密状に嵌合させたピストン(15)の上側にロック室(21)を形成すると共に同上ピストン(15)の下側にリリース室(22)を形成する。ロック駆動時において、上記ピストン(15)が設定ストローク領域を越えて下方へオーバーストロークしたときには、前記ロック室(21)を、上記ピストン(15)の嵌合隙間(G)と浅い溝からなる漏し路(50)とを経てリリース給排路(18)へ連通させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、機械加工されるワーク等をクランプする装置およびそのクランプ装置のオーバーストローク検出システムに関する。
この種のクランプ装置には、従来では、特許文献1(日本国・特許第3621082号)に記載されたものがある。その従来公報の図7のクランプ装置は、次のように構成されている。
ハウジング内に軸心方向へ移動可能に挿入したクランプロッドの上端部に、クランプ具としての片持ちアームを固定し、上記ハウジングのシリンダ孔に保密状に嵌合させたピストンの上側にロック室を形成すると共に同上ピストンの下側にリリース室を形成して、上記ピストンが上記クランプロッドを下向きにロック駆動させ、これにより、上記の片持ちアームの先端部に設けた押ボルトがワークを押圧するように構成したものである。
特許第3621082号
上記の従来技術は、簡素な構成でコンパクトなクランプ装置を提供できる点で優れるが、次の点で改善の余地が残されていた。
即ち、ロック駆動時において、上記アームやクランプロッド等が何らかの原因で破損したときには、そのクランプロッドが上記アームを介して前記ワークを押圧できなくなる。このため、そのロック異常に気付かないままで上記ワークを加工すると、そのワークに加工不良が発生するという問題が生じる。
ところで、上記ロック異常時には、上記ピストンが設定ストローク領域を越えて下方へオーバーストロークする。このため、上記問題を解消するには、前記ハウジングの下端壁よりも下方へ突出する検出具を上記クランプロッドの下部に連結して、その検出具のオーバーストロークを検出し、その検出信号に基づいてロック異常を判定することが考えられる。しかしながら、この構成では、上記の検出具の突出長さだけクランプ装置の全高が高くなるという問題が新たに発生する。
本発明の目的は、アームやクランプロッド等の破損に起因するロック異常を検出することと、クランプ装置をコンパクトに造ることとを両立させることにある。
また、本発明の別の目的は、上記ロック異常を検出するのに好適なシステムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1の発明は、例えば、図1から図3に示すように、クランプ装置を次のように構成した。
ハウジング(3)内に軸心方向へ移動可能に挿入したクランプロッド(5)の先端部にクランプ具(6)を設け、上記ハウジング(3)のシリンダ孔(4)に保密状に嵌合させたピストン(15)の一端側にロック室(21)を形成すると共に同上ピストン(15)の他端側にリリース室(22)を形成し、上記ロック室(21)とリリース室(22)の各室に対して圧力流体を供給および排出するロック給排路(17)とリリース給排路(18)とを設け、
上記ピストン(15)が設定ストローク領域(S)を越えてロック側へオーバーストロークしたときに前記ロック室(21)を上記ピストン(15)の嵌合隙間(G)を経て前記リリース給排路(18)へ連通させる漏し路(50)を前記シリンダ孔(4)に開口させる。
上記の請求項1の発明は、次の作用効果を奏する。
ロック時には、リリース室の圧力流体を排出すると共にロック室へ圧力流体を供給してピストンをロック駆動させ、クランプロッドによってクランプ具を介してワーク等の被固定物を押圧する。そのロック駆動時において、上記クランプ具やクランプロッド等が何らかの原因で破損したときには、上記ピストンが設定ストローク領域を越えて下方へオーバーストロークする。すると、上記ロック室へ供給した圧力流体の一部が、上記シリンダ孔とピストンとの嵌合隙間と、前記の漏し路とを順に通ってリリース室へ排出され、上記ロック室に連通された前記ロック給排路の圧力が低下する。このため、その圧力低下を検出することにより、ロック異常を検出できる。
また、上記ロック異常の検出を行うにあたり、前述した検出具をハウジングの下端壁よりも下方へ突出させる必要がないので、クランプ装置をコンパクトに造れる。
従って、アーム等のクランプ具やクランプロッドの破損に起因するロック異常を検出することと、クランプ装置をコンパクトに造ることとを両立できる。
しかも、上記ロック異常を検出するにあたり、前記ロック給排路を利用できるので、新たに異常検出回路を設ける必要がなく、既存のクランプ装置の圧力流体回路をそのまま利用できる。
また、前記の目的を達成するため、請求項2の発明は、例えば、図1から図3に示すように、クランプ装置を次のように構成した。
ハウジング(3)内に軸心回りに回転可能に挿入されると共に軸心方向の一端から他端へクランプ移動されるクランプロッド(5)であって、クランプ具としての片持ちアーム(6)を固定する部分と、上記ハウジング(3)の一端側の第1端壁(3a)に緊密に嵌合支持されるようにロッド本体(5a)に設けた第1摺動部分(11)と、上記ハウジング(3)のシリンダ孔(4)に挿入したピストン(15)を介して駆動される入力部(14)と、上記ハウジング(3)の他端側の第2端壁(3b)に緊密に嵌合支持されるように上記のロッド本体(5a)から他端方向へ一体に突出された第2摺動部分(12)とを、上記軸心方向へ順に設けたクランプロッド(5)と、
そのクランプロッド(5)の外周部に周方向へほぼ等間隔に並べて形成された複数のガイド溝(26)と、
上記の複数のガイド溝(26)にそれぞれ嵌合するように上記ハウジング(3)に支持した複数の係合具(29)とを備え、
上記ピストン(15)の上記の一端側にロック室(21)を形成すると共に同上ピストン(15)の上記の他端側にリリース室(22)を形成し、上記ロック室(21)とリリース室(22)の各室に対して圧力流体を供給および排出するロック給排路(17)とリリース給排路(18)とを設け、
上記ピストン(15)の外周に嵌着した封止具(15a)の両端方向の外側で同上ピストン(15)の外周面と上記ハウジング(3)の上記シリンダ孔(4)との間に比較的に大きな嵌合隙間(G)を形成することにより、上記ピストン(15)の両端方向の外方に配置された上記の第1摺動部分(11)と第2摺動部分(12)との2箇所で上記クランプロッド(5)を上記ハウジング(3)に緊密に嵌合支持させて同上クランプロッド(5)が傾くのを防止するように構成し、
上記ピストン(15)が設定ストローク領域(S)を越えてロック側へオーバーストロークしたときに前記ロック室(21)を上記ピストン(15)の嵌合隙間(G)を経て前記リリース給排路(18)へ連通させる漏し路(50)を前記シリンダ孔(4)に開口させたものである。
上記の請求項2の発明は、前述した請求項1の発明と同様に、次の作用効果を奏する。
ロック時には、リリース室の圧力流体を排出すると共にロック室へ圧力流体を供給してピストンをロック駆動させ、クランプロッドによって片持ちアームを介してワーク等の被固定物を押圧する。そのロック駆動時において、上記の片持ちアームやクランプロッド等が何らかの原因で破損したときには、上記ピストンが設定ストローク領域を越えて下方へオーバーストロークする。すると、上記ロック室へ供給した圧力流体の一部が、上記シリンダ孔とピストンとの嵌合隙間と、前記の漏し路とを順に通ってリリース室へ排出され、上記ロック室に連通された前記ロック給排路の圧力が低下する。このため、その圧力低下を検出することにより、ロック異常を検出できる。
また、上記ロック異常の検出を行うにあたり、前述した検出具をハウジングの下端壁よりも下方へ突出させる必要がないので、クランプ装置をコンパクトに造れる。
従って、片持ちアームやクランプロッドの破損に起因するロック異常を検出することと、クランプ装置をコンパクトに造ることとを両立できる。
しかも、上記ロック異常を検出するにあたり、前記ロック給排路を利用できるので、新たに異常検出回路を設ける必要がなく、既存のクランプ装置の圧力流体回路をそのまま利用できる。
そのうえ、上記ピストンの外周に嵌着した封止具の両端方向の外側で同上ピストンの外周面と上記ハウジングのシリンダ孔との間に比較的に大きな嵌合隙間を形成したので、その嵌合隙間の製作誤差に起因して圧力流体の排出量が変化するのを防止でき、ロック異常を確実に検出できる。
請求項3の発明に示すように、上記の各発明には次の構成を加えることが好ましい。
前記シリンダ孔(4)よりも大径の装着孔(24)を前記ハウジング(3)の胴部(3c)に形成して、その装着孔(24)に挿入したスリーブ(25)の内周面によって前記シリンダ孔(4)の一部を構成し、上記の装着孔(24)の段付き部に形成した受止め面(48)に上記スリーブ(25)の接当面(47)を押圧し、その接当面(47)と上記の受止め面(48)との少なくとも一方に、浅い溝(51)からなる前記の漏し路(50)を形成する。
この場合、上記の浅い溝からなる漏し路の開口部を通過する封止具が損傷しにくいので、その封止具の寿命が長い。しかも、上記の浅い溝からなる漏し路は、機械加工に手間がかからず、容易に形成できる。
請求項4の発明に示すように、前記スリーブ(25)の前記の接当面(47)だけに前記の浅い溝(51)を形成した場合には、その浅い溝の機械加工を精度良く行える。このため、その浅い溝を通過する封止具を良好な状態に保持でき、その封止具の寿命が大幅に長くなる。
また、請求項5の発明に示すように、上記の請求項1から4の発明に係るクランプ装置のオーバーストローク検出システムとしては、例えば、図1から図3に示すように、次のように構成することが好ましい。
前記ロック室(21)へ連通された前記ロック給排路(17)に圧力検出手段(60)を設け、前記オーバーストローク時に上記ロック室(21)が漏し路(50)を経て前記リリース給排路(18)へ連通されて上記ロック給排路(17)の圧力が正常圧力領域よりも低い異常圧力領域に低下したときに、その圧力低下に基づいて上記の圧力検出手段(60)を介して異常状態を判別するように構成した。
上記の請求項5の発明は、前記の請求項1又は2の発明と同様の作用効果を奏するうえ、既存のロック給排路に圧力検出手段を設置するという簡素な構成でオーバーストローク検出システムを構成できる。
本発明の一実施形態を図1から図3によって説明する。
まず、図1によって本発明を適用した旋回式クランプ装置の全体構造を説明する。その図1は、上記クランプ装置の立面視の部分断面図である。
ワークパレット1にはクランプ装置2のハウジング3が複数のボルト(図示せず)によって固定される。そのハウジング3のシリンダ孔4内にクランプロッド5が挿入される。そのクランプロッド5の上端部分に、クランプ具としての片持ちアーム6がナット7によって所望の旋回位置に固定され、そのアーム6の先端部分に押ボルト8が固定される。
上記のハウジング3の上端壁(第1端壁)3aに、上記クランプロッド5のロッド本体5aに設けた上摺動部分(第1摺動部分)11が摺動自在で保密状に支持される。さらに、上記のハウジング3の下端壁(第2端壁)3bの一部を構成する支持筒13には、上記ロッド本体5aから下向きに一体に突出させた下摺動部分(第2摺動部分)12が摺動自在に支持される。上記の上摺動部分11と下摺動部分12とは、それぞれ、上記の上端壁3aと下端壁3bとに緊密に嵌合されている。
また、上記の下摺動部分12の外径寸法は、上記の上摺動部分11の外径寸法よりも小さい値に設定してある。
上記クランプロッド5を駆動する手段は次のように構成されている。
前記の上摺動部分11と下摺動部分12との間で上記クランプロッド5にフランジ状の入力部14が設けられる。また、上記クランプロッド5に環状のピストン15が封止具16を介して上下移動自在で保密状に外嵌され、そのピストン15が上記の入力部14に上側から対面される。そして、上記のピストン15は、その外周に嵌着した別の封止具(封止具)15aを介して前記シリンダ孔4に保密状に挿入される。なお、ここでは、上記の封止具15aは、後述する図3に示すように、ゴム等の内封止具43と合成樹脂等の外封止具44とによって構成されている。
上記の封止具15aの上下の両外側では、そのピストン15の外周面と前記シリンダ孔4との間に比較的に大きな嵌合隙間Gが形成されている。これにより、上記のクランプロッド5は、前記の上摺動部分11と下摺動部分12との上下の2箇所で前記ハウジング3に円滑かつ精度良く支持される。
上記ピストン15と前記の上端壁3aとの間にロック室21が設けられると共に同上ピストン15と前記の下端壁3aとの間にリリース室22が設けられる。上記ロック室21にはロック給排路17を介して圧油が供給および排出され、上記リリース室22にはリリース給排路18を介して圧油が供給および排出される。
上記クランプロッド5の下摺動部分12と上記の支持筒13の内壁13aの上部とにわたって旋回機構が設けられる。その旋回機構は、次のように構成されている。
上記の下摺動部分12の外周面に3つのガイド溝26が周方向へほぼ等間隔に設けられる。上記の各ガイド溝26は、断面視で弓形の溝からなり、螺旋状の旋回溝27と直進溝28とを上向きに連ねて構成される。上記の複数の旋回溝27が相互に平行状に配置されると共に、上記の複数の直進溝28も相互に平行状に配置されている。
上記の各ガイド溝26に係合ボール(係合具)29が嵌入される。各係合ボール29が、前記の支持筒13の内壁13aの上部に設けた3つの貫通孔31に回転自在に支持される。これら3つの係合ボール29にわたってスリーブ35が軸心回りに回転自在に外嵌される。
なお、上記の支持筒13の外壁13bが上下方向へ延びる位置決めピン38を介して前記ハウジング3の胴部3cに回り止めされている。これにより、上記ハウジング3に対する上記クランプロッド5の旋回位相を正確に決定できるようになっている。なお、上記の支持筒13は、環状ボルト39によって上記ハウジング胴部3cに固定されている。
上記の旋回式クランプ装置2は次のように作動する。
図1の状態では、前記ロック室21の圧油が排出されると共に前記リリース室22へ圧油が供給されており、これにより、前記クランプロッド5は図示の旋回退避位置へ上昇している。
上記クランプ装置2をクランプ状態へ切換えるときには、上記リリース室22の圧油を排出すると共に上記ロック室21へ圧油を供給して、前記ピストン15を介して上記クランプロッド5の前記の入力部14を押し下げていく。すると、そのクランプロッド5は、前記の旋回溝27に沿って平面視で時計回りの方向へ旋回しながら下降し、引き続いて、前記の直進溝28に沿って真っすぐに下降する。これにより、そのクランプロッド5が前記の片持ちアーム6の押ボルト8を介してワークをワークパレット等の固定台に押圧する(いずれも図示せず)。
上記クランプ装置2を上記クランプ状態から図1の旋回退避状態へ切換えるときには、前記ロック室21の圧油を排出すると共に前記リリース室22へ圧油を供給する。すると、まず、前記ピストン15が、その環状断面積に作用する上向きの油圧力によって上昇し、これと同時に、前記のクランプロッド5が、前記の封止具16の内側断面積に作用する上向きの油圧力によって前記の直進溝28に沿って真っすぐに上昇していく。引き続いて、上記クランプロッド5が、前記の旋回溝27に沿って平面視で反時計回りの方向へ旋回しながら上昇して、上記クランプロッド5および前記アーム6が図1の旋回退避位置へ切り換わる。
上記構成のクランプ装置2において、前記ピストン15のオーバーストロークを検出する手段が設けられる。以下、上記のオーバーストロークの検出手段および検出システムについて、上記図1を参照しながら図2及び図3に基づいて説明する。図2は、上記オーバーストローク検出システムの系統図である。図3は、上記クランプ装置2のオーバーストローク状態を示し、前記の図1の部分拡大図に類似する図である。
前記ハウジング3の胴部3cには、前記シリンダ孔4よりも大径の装着孔24が形成され、その装着孔24にスリーブ25が挿入される。そのスリーブ24の内周面によって前記シリンダ孔4の一部が構成されている。また、上記スリーブ25の外周面と上記装着孔24の内周面との間に前記リリース給排路18が連通される。そのリリース給排路18は、図1に示すように、上記スリーブ25の下部に設けた貫通孔33を介して前記リリース室22の下部へ連通される。即ち、上記の貫通孔33は、リリース給排路18の一部を構成している。なお、上記の貫通孔33は、周方向へ所定の間隔をあけて複数配置されている。
そして、前記の環状ボルト39が前記の支持筒13と環状スペーサ40を介して上記スリーブ25を上方へ押し、そのスリーブ25の上端面に形成した環状の接当面47が、上記の装着孔24の段部に形成した受止め面48に押圧される。これにより、上記の支持筒13の内壁13aに設けた前記の貫通孔31の高さ位置が設定されている。
上記スリーブ25の上記の接当面47には、前記リリース室22の下部領域と前記リリース給排路18とを連通させる漏し路50が形成される。その漏し路50は、ここでは、複数の浅い溝51によって構成してあり、これらの浅い溝51が周方向へほぼ等間隔に配置されている。ちなみに、前記シリンダ孔4の直径が約50mmの場合では、例えば3つの溝51を設けて、その溝深さを0.05mm〜0.2mm程度に設定すると共に、その溝幅を15mm〜30mm程度に設定することが考えられる。
上記の漏し路50を浅い溝によって構成したので、その漏し路50の開口部を前記ピストン15の封止具15aが摺動移動したときに上記封止具15aが損傷するのを防止できる。
主として図2に示すように、前記ロック室21は、前記ロック給排路17とロック用メータイン制御弁55と切換弁56とを介して、油圧源PとタンクTとに選択的に連通される。また、前記リリース室22は、前記リリース給排路18とリリース用メータイン制御弁57と上記の切換弁56とを介して、タンクTと油圧源Pとに選択的に連通される。
なお、上記の各メータイン制御弁55・57は、それぞれ、逆止弁55aおよび絞り弁55bと、逆止弁57aおよび絞り弁57bによって構成されている。
上記ロック給排路17に圧力検出手段60が設けられる。また、図2のオーバーストローク状態に示すように、前記ピストン15が設定ストローク領域Sを越えてロック側へオーバーストロークしたときには、前記ロック室21が前記の漏し路50を経て上記リリース給排路18へ連通される。
上記構成のオーバーストローク検出システムは、図2及び図3に示すように、次のように作動する。
ロック作動時には、前記リリース室22の圧油を前記の逆止弁57aとロック位置Xの切換弁56を介してタンクTへ排出すると共に、油圧源Pの圧油を同上ロック位置Xの切換弁56と絞り弁55bを介してロック室21へ供給する。そして、通常状態では、前記ロック給排路17に設けた前記の圧力検出手段60は、所定の正常圧力領域の圧力を検出することにより、正常状態の信号を出力している。
何らかの原因により、前記ピストン15が設定ストローク領域Sを越えて下方へオーバーストロークしたときには、前記封止具15aの前記の外封止具44の外周上部が前記の漏し路50よりも低い位置へ移動する。これにより、前記ロック室21が上記ピストン15の前記の嵌合隙間Gと前記の漏し路50とを経てリリース給排路18へ連通される(図3を参照)。
すると、上記ロック室21へ供給されてきた圧油の一部が上記の漏し路50を通って前記タンクTへ排出され、前記ロック給排路17の圧力が、前記の正常圧力領域よりも低い異常圧力領域に低下する。その圧力低下により、上記の圧力検出手段60が正常状態の検出信号を出力しないことになり、異常状態であると判別できる。
上記図2のオーバーストローク状態を復帰させるときには、前記ロック室21の圧油を前記の逆止弁55aとリリース位置Yの切換弁56を介してタンクTへ排出すると共に、油圧源Pの圧油を同上リリース位置Yの切換弁56と絞り弁57bを介してリリース給排路18へ供給していく。すると、そのリリース給排路18の圧油は、浅い溝51からなる漏し路50によって絞られた状態で前記ロック室21へ供給されるのに対して、前記スリーブ25の下部に形成した比較的に大径の貫通孔33(図1を参照)を通って前記リリース室22へ速やかに供給される。このため、上記ロック室21よりもリリース室22の圧力が高くなり、前記ピストン15が上方へ復帰される。
なお、上記ピストン15の上方復帰を確実にするため、そのピストン15を上方へ付勢するバネ(図示せず)を上記リリース室22に装着してもよい。
上記の各実施形態や各変形例は、さらに次のように変更可能である。
前記の漏し路50は、前記スリーブ25の接当面47に形成することに代えて、又はそれに加えて、前記の受止め面48に形成してもよい。また、上記の漏し路50は、例示した浅い溝に代えて、小径の孔であってもよい。
前記の圧力検出手段60の出力信号は、正常時に出力すると共に異常時に出力しないことに代えて、異常時に出力すると共に正常時に出力しないように構成してもよく、さらには、正常時と異常時とで個別の信号を出力するように構成してもよい。
前記ピストン15は、前記クランプロッド5と別体に構成することに代えて、そのクランプロッド5と一体に形成してもよい。
前記クランプロッド5の前記ガイド溝26は、3つ又は4つ設けることが好ましいが、2つ設けたものであってもよく、さらには5つ以上でも可能である。また、上記ガイド溝26は、例示した螺旋状の旋回溝27を備えたものに代えて、カム状の溝を備えたものであってもよい。
また、上記ガイド溝26に嵌入される係合具は、例示したボール29に代えて円柱状のピン等であってもよい。
前記クランプロッド5は、クランプ作動時に平面視で時計回りの方向へ旋回させるとしたが、これに代えて、そのクランプ作動時に平面視で反時計回りの方向へ旋回させてもよい。また、上記クランプロッド5の旋回角度は、例えば90度・60度・45度などの所望の角度に設定できることは勿論である。
前記クランプロッド5の上端部に設けるクランプ具6は、例示した片持ちアームに代えて、T字状アーム(天秤形アーム)であってもよい。
さらには、本発明が適用されるクランプ装置は、前記ロック室21とリリース室22とを上下逆に配置した他の種類のクランプ装置であってもよい。
上記ロック室21またはリリース室22に給排される圧力流体は、例示した圧油に代えて、他の種類の液体や空気等の気体であってもよい。
本発明のクランプ装置の一実施形態を示し、そのクランプ装置のリリース状態の立面視の部分断面図である。 上記クランプ装置のオーバーストローク検出システムの系統図である。 上記クランプ装置のオーバーストローク状態を示し、上記の図1の部分拡大図に類似する図である。
符号の説明
3:ハウジング,3a:第1端壁(上端壁),3b:第2端壁(下端壁),3c:胴部,4:シリンダ孔,5:クランプロッド,5a:ロッド本体,6:クランプ具(片持ちアーム),11:第1摺動部分,12:第2摺動部分,14:入力部,15:ピストン,15a:封止具,17:ロック給排路,18:リリース給排路,21:ロック室,22:リリース室,24:装着孔,25:スリーブ,26:ガイド溝,29:係合具(係合ボール),47:接当面,48:受止め面,50:漏し路,51:浅い溝,60:圧力検出手段,G:嵌合隙間,S:設定ストローク領域.

Claims (5)

  1. ハウジング(3)内に軸心方向へ移動可能に挿入したクランプロッド(5)の先端部にクランプ具(6)を設け、上記ハウジング(3)のシリンダ孔(4)に保密状に嵌合させたピストン(15)の一端側にロック室(21)を形成すると共に同上ピストン(15)の他端側にリリース室(22)を形成し、上記ロック室(21)とリリース室(22)の各室に対して圧力流体を供給および排出するロック給排路(17)とリリース給排路(18)とを設け、
    上記ピストン(15)が設定ストローク領域(S)を越えてロック側へオーバーストロークしたときに前記ロック室(21)を上記ピストン(15)の嵌合隙間(G)を経て前記リリース給排路(18)へ連通させる漏し路(50)を前記シリンダ孔(4)に開口させた、ことを特徴とするクランプ装置。
  2. ハウジング(3)内に軸心回りに回転可能に挿入されると共に軸心方向の一端から他端へクランプ移動されるクランプロッド(5)であって、クランプ具としての片持ちアーム(6)を固定する部分と、上記ハウジング(3)の一端側の第1端壁(3a)に緊密に嵌合支持されるようにロッド本体(5a)に設けた第1摺動部分(11)と、上記ハウジング(3)のシリンダ孔(4)に挿入したピストン(15)を介して駆動される入力部(14)と、上記ハウジング(3)の他端側の第2端壁(3b)に緊密に嵌合支持されるように上記のロッド本体(5a)から他端方向へ一体に突出された第2摺動部分(12)とを、上記軸心方向へ順に設けたクランプロッド(5)と、
    そのクランプロッド(5)の外周部に周方向へほぼ等間隔に並べて形成された複数のガイド溝(26)と、
    上記の複数のガイド溝(26)にそれぞれ嵌合するように上記ハウジング(3)に支持した複数の係合具(29)とを備え、
    上記ピストン(15)の上記の一端側にロック室(21)を形成すると共に同上ピストン(15)の上記の他端側にリリース室(22)を形成し、上記ロック室(21)とリリース室(22)の各室に対して圧力流体を供給および排出するロック給排路(17)とリリース給排路(18)とを設け、
    上記ピストン(15)の外周に嵌着した封止具(15a)の両端方向の外側で同上ピストン(15)の外周面と上記ハウジング(3)の上記シリンダ孔(4)との間に比較的に大きな嵌合隙間(G)を形成することにより、上記ピストン(15)の両端方向の外方に配置された上記の第1摺動部分(11)と第2摺動部分(12)との2箇所で上記クランプロッド(5)を上記ハウジング(3)に緊密に嵌合支持させて同上クランプロッド(5)が傾くのを防止するように構成し、
    上記ピストン(15)が設定ストローク領域(S)を越えてロック側へオーバーストロークしたときに前記ロック室(21)を上記ピストン(15)の嵌合隙間(G)を経て前記リリース給排路(18)へ連通させる漏し路(50)を前記シリンダ孔(4)に開口させた、ことを特徴とするクランプ装置。
  3. 請求項1又は2のクランプ装置において、
    前記シリンダ孔(4)よりも大径の装着孔(24)を前記ハウジング(3)の胴部(3c)に形成して、その装着孔(24)に挿入したスリーブ(25)の内周面によって前記シリンダ孔(4)の一部を構成し、上記の装着孔(24)の段付き部に形成した受止め面(48)に上記スリーブ(25)の接当面(47)を押圧し、その接当面(47)と上記の受止め面(48)との少なくとも一方に、浅い溝(51)からなる前記の漏し路(50)を形成した、ことを特徴とするクランプ装置。
  4. 請求項3のクランプ装置において、
    前記スリーブ(25)の前記の接当面(47)だけに前記の浅い溝(51)を形成した、ことを特徴とするクランプ装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載したクランプ装置のオーバーストローク検出システムであって、
    前記ロック室(21)へ連通された前記ロック給排路(17)に圧力検出手段(60)を設け、前記オーバーストローク時に上記ロック室(21)が漏し路(50)を経て前記リリース給排路(18)へ連通されて上記ロック給排路(17)の圧力が正常圧力領域よりも低い異常圧力領域に低下したときに、その圧力低下に基づいて上記の圧力検出手段(60)を介して異常状態を判別するように構成した、ことを特徴とするクランプ装置のオーバーストローク検出システム。
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