JP6089938B2 - 回路基板 - Google Patents

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Description

本発明は、プリント基板のランドと電子部品の電極との接続信頼性を向上できる回路基板に関する。
プリント基板のランドと電子部品の電極とをはんだを介して接続する場合、プリント基板と電子部品との間に熱膨張係数の差に起因する熱疲労によって、はんだにクラックを生ずることがある。このクラックを抑制して接続信頼性を向上させる方法として、ランドと電極との間の距離(スタンドオフ)を長くとって、十分なはんだ厚を確保する方法が知られている。はんだ厚を確保することによって、熱応力による変形をはんだに吸収させることができる。
例えば、特許文献1では、一つの例として、電子部品におけるプリント基板との対向面に、スペーサとなるインシュレータ部を突出させ、インシュレータ部の先端面をプリント基板のランド形成面である一面に接触させるようにしている。あるいは、逆に、プリント基板における電子部品との対向面に、インシュレータ部を突出させ、インシュレータ部の先端面と電子部品とを接触させるようにしている。
また、特許文献2では、電極とは別に、半導体パッケージに補助電極を設け、自重の大きな電子部品を支持するようにしている。
特開平11−26910号公報 特開平10−242386号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2いずれの構成においては、プリント基板と電子部品との電気的接続に関与しない構造体(インシュレータ部、補助電極)を付加しなければならず、電子部品が専用部品となってしまい汎用性が失われたり、実装スペースを有効に利用できないという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、電子部品の電気的接続に寄与しない構造体を付加することなく、ランドと電極の接続信頼性を向上することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、一面(20a)にランド(30)を有する基板(20)と、一面に配置される本体部(61,71)と、該本体部に設けられ、一面と対向するように形成されてランドと電気的に接続される電極(62,72)と、を有する電子部品(60,70)と、ランドと電子部品とを電気的に接続するはんだ(50)と、を備える回路基板であって、
ランドは、厚さの異なる厚肉部(31)と薄肉部(32)と、を有し、厚肉部は、電極の直下に少なくとも形成されるとともに、ランドのうち厚肉部を除く部分が電極の直下に少なくとも形成されており、
電子部品は、3つ以上の電極を有し、
電極に対応する複数のランドのうち一部は厚肉部のみにより形成された厚肉ランドであり、
残りのランドは、薄肉部のみを有する薄肉ランド、あるいは、厚肉部と薄肉部の両方を有する混成ランドであることを特徴としている。
これによれば、電極直下のはんだ厚は、厚肉部上よりも、薄肉部上のほうが厚くなる。厚肉部上に配置されるはんだは、ランドと電極とを電気的に接続するとともに、電子部品の重さを支え、さらに、電子部品の一面からの実装高さを確保する。一般的に基板と電子部品には熱膨張係数に差があるため、温度変化を受けると互いの変形量に差が生じる。この変形量の差によって、ランド上のはんだに応力が加わり変形する。本発明では、薄肉部上のはんだ厚が、厚肉部上のはんだ厚よりも厚いため、従来のはんだ厚が一定である構成に較べて熱膨張係数に起因するはんだの変形をより吸収することができる。したがって、ランドと電極の接続信頼性を向上することができる。
より好ましくは、薄肉部が、少なくとも電極の外縁の直下に形成されるとよい。
これによれば、ランドのうち電極直下の領域において、ランドには、一面からの厚さの厚い厚肉部と、厚肉部よりも厚さの薄い薄肉部とが、両方形成される。すなわち、電極直下の領域において、はんだ厚(スタンドオフ:ランド表面から電極までの距離に相当)が異なっている。よって、熱膨張係数の差に起因する基板と電子部品の変形量の差が大きくなる電極の外縁近傍において、はんだ厚を優先的に確保することができる。このため、基板と電子部品との間に熱膨張係数の差に起因する熱応力によるはんだの変形をよりいっそう吸収することができる。したがって、ランドと電極の接続信頼性をより向上することができる。
第1実施形態に係る回路基板の概略構成を示す図であり、図3に示すI−I線に沿うxz断面図である。 ランドの厚肉部、薄肉部および肉厚変化部を拡大した図であり、図1におけるII領域を示すxz断面図である。 基板およびランドのxy平面図である。 回路基板の製造工程を示すxz断面図である。 回路基板の製造工程を示すxz断面図である。 回路基板の製造工程を示すxz断面図である。 回路基板の製造工程を示すxz断面図である。 第1実施形態の変形例1に係る回路基板の概略構成を示す断面図である。 第1実施形態の変形例2に係る回路基板の概略構成を示す断面図であり、図10に示すIX−IX線に沿うxz断面図である。 基板およびランドのxy平面図である。 第2実施形態に係る回路基板の基板およびランドのxy平面図である。 図11に示すX−X線に沿うyz断面図である。 第2実施形態の変形例に係る回路基板の基板およびランドのxy平面図である。 第3実施形態に係る回路基板の基板およびランドのxy平面図である。 第4実施形態に係る回路基板の概略構成を示す図であり、図16に示すXV−XV線に沿うxz断面図である。 回路基板の基板およびランドのxy平面図である。 第4実施形態の変形例1に係る回路基板の概略構成を示す図であり、図18に示すXVII−XVII線に沿うxz断面図である。 回路基板の基板およびランドのxy平面図である。 第4実施形態の変形例2に係る回路基板の基板およびランドのxy平面図である。 回路基板の概略構成を示す図であり、図19に示すXX−XX線に沿うyz断面図である。 回路基板の概略構成を示す図であり、図19に示すXXI−XXI線に沿うxz断面図である。 第5実施形態に係る回路基板の概略構成を示す図であり、図23に示すXXII−XXII線に沿うxz断面図である。 回路基板の基板およびランドのxy平面図である。 その他実施形態に係るランドの厚肉部、薄肉部および肉厚変化部を拡大したxz断面図である。 その他実施形態に係るランドの厚肉部、薄肉部および肉厚変化部を拡大したxz断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各図相互において、互いに同一もしくは均等である部分に、同一符号を付与する。また、方向を示すものとして、x軸と、x軸に直交するy軸と、x軸とy軸により規定されるxy平面に直交するz軸と、を定義する。
(第1実施形態)
最初に、図1を参照して、本実施形態に係る回路基板10の概略構成について説明する。
本実施形態の回路基板10は、図1に示すように、基板20と、基板20の一面20a上に形成されたランド30と、一面20a上に配置される電子部品40と、を備える。電子部品40は、本体部41と、本体部41に設けられた電極42とを有する。電極42は一面20aに対向するように設けられ、少なくとも一部がランド30と対向して、ランド30と電極42とがはんだ50を介して電気的に接続される。
基板20は、プリント基板であり、パターニングされてなる配線が、少なくとも一面20aに形成される。配線の端部が後述のランド30となり、後述する電子部品40とともに回路を構成する。
ランド30は、一面20a上に形成され、はんだ50を介して電子部品40と接続される。本発明の特徴部分であるので、具体的な構成については後に詳述する。
電子部品40は、2端子(2電極)のチップ抵抗器である。図1に示すように、電子部品40の本体部41は、一面20aに対向する対向面41aが長方形(矩形状)である。具体的には、一面20aに平行にx方向に延設された角板状をしている。本体部41のx方向の両端には電極42が形成される。電極42は、本体部41の端部において、対向面41aとその裏面41b、および対向面41aと裏面41bを繋ぐ側面を覆うようにして形成される。そして、対向面41aに形成される電極42の表面が、一面20aに対向する接合面42aとなる。
はんだ50は、電極42のうち少なくとも接合面42aと、ランド30の間に介在されて、基板20と電子部品40とを電気的に接続する。本実施形態では、接合面42aとともに、電極42の外縁42bにもはんだ50が接触することによって、基板20と電子部品40とをより強固に接合している。
次に、図1〜図3を参照して、本発明の特徴部分であるランド30の構成について説明する。
本実施形態では、図1に示すように、電子部品40の電極42の数に対応して2箇所のランド30が形成される。すなわち、ランド30は、電極42の並び方向(x方向)において、電子部品40の中心線L(詳しくはyz平面に平行な面のうち中心線Lを通る面。以下、図1に準じる断面図において、単に中心線Lと示す。)を挟んで2箇所形成される。そして、ランド30は、各ランド30において、基板20の一面20aからのランド厚さ(z方向の厚さ)が異なるように形成される。具体的には、各ランド30が、ランド厚さの厚い厚肉部31と、厚肉部31よりもランド厚さの薄い薄肉部32と、厚肉部31と薄肉部32とを連結する肉厚変化部33とを有する。すなわち、本実施形態のランド30は、2箇所ともに肉厚変化ランドである。本実施形態では、図2に示すように、厚肉部31の厚さが略50μm、薄肉部32の厚さが略15μmとされている。
厚肉部31、肉厚変化部33および薄肉部32は、x方向において、中心線Lから遠ざかる方向に、この順で配置される。肉厚変化部33は、その肉厚が、厚肉部31から薄肉部32に向かって減少するように形成される。ランド30のxz断面において、ランド30表面の、厚肉部31と肉厚変化部33とが交わる点をAとする。また、薄肉部32と肉厚変化部33とが交わる点をBとする。また、点Aを通り、基板20の一面20aに下ろした垂線と、点Bを通り、一面20aに平行な線との交点をCとする。本実施形態における肉厚変化部33の表面は、線分ABに対して、下に凸の形状となっている。なお、図1では、肉厚変化部33の表面を便宜上直線的に示したが、実際の形状は図2に示すように曲面である。以降、図7、図9図12、図17、図20、図22においても同様である。
なお、本実施形態におけるランド30は、図3に示すように、y方向においてはランド厚に変化はない。なお、図3では、便宜上、基板20およびランド30のみを描画している。
また、図1に示すように、本実施形態におけるランド30は、厚肉部31、薄肉部32および肉厚変化部33が電極42のz方向直下に位置するように形成される。すなわち、厚肉部31が電極42の直下に形成されるとともに、x方向において薄肉部32は電極42の外縁42bの直下に形成される。
次に、図4〜図7を参照して、本実施形態に係る回路基板10の製造方法を簡単に説明する。以下、製造方法の一例として、サブトラクティブ法を用いるものを示す。
先ず、図4に示すように、基板20の一面20aに銅箔21が貼り付けられた銅張積層板を用意する。図示しないスルーホール等の銅メッキを実施することにより、基板20上に積層される銅箔21の厚さは略50μmとする。そして、銅箔21上において、ランド30を形成すべき部分にレジストマスク100を施す。なお、
次いで、図5に示すように、レジストマスク100が形成されていない部分の銅箔21をエッチングにより除去する。
次いで、図6に示すように、レジストマスク100を除去した後、新たにレジストマスク110を施す。レジストマスク110は、銅箔21のうち、厚肉部31に相当する部分を覆うように形成する。
次いで、銅箔21のエッチングを実施する。銅箔21のうち、薄肉部32に相当する部分の厚さが15μm程度になるまでエッチングを行う。これにより、図7に示すように、レジストマスク110が形成された厚肉部31に相当する部分と、薄肉部32に相当する部分とで銅箔21の厚さに差異が生じるようにできる。そして、厚肉部31と薄肉部32との間に銅箔21の厚さが変化する肉厚変化部33が形成される。
その後、レジストマスク110を除去することにより、図7に示すように、厚肉部31、薄肉部32および肉厚変化部33を有するランド30を形成することができる。
最後に、図示しないが、ランド30上にクリームはんだを塗布し、ランド30の形成位置に対応するように電子部品40をクリームはんだ上に載置する。そして、リフローを実施することによって図1に示す回路基板10が得られる。
次に、本実施形態に係る回路基板10による作用効果について説明する。
本実施形態のランド30は、z方向の厚さの異なる厚肉部31と薄肉部32とを有する。このため、電極42の直下のはんだ50の厚さを、厚肉部31の部分と薄肉部32の部分とで変化させることができる。換言すれば、厚肉部31によって電子部品40を支持しつつ、薄肉部32の部分ではんだ厚を稼ぐことができる。これにより、基板20と電子部品40の熱膨張係数の差による変形量の差に起因する、はんだ50に掛かる熱応力を、はんだ厚の大きくなった部分で吸収させることができる。また、ランド30の厚さが一定の構成に較べて、はんだ50の平均した厚さを厚くすることができるため、接続信頼性を向上させることができる。
とくに、本実施形態では、厚肉部31および薄肉部32は、x方向において、電子部品40の中心線Lから遠ざかる方向に、この順で配置される。そして、厚肉部31と薄肉部32がともに電極42の直下に配置されるようになっている。これは、x方向において、中心線Lから遠い部分ではんだ50の厚さが厚くなっていることを示す。電子部品40および基板20は、冷熱サイクル等の温度変化によって変形するが、電子部品40および基板20の変形量の差は変形中心から遠ざかるほど大きい。なお、本実施形態では、基板20、ランド30、電子部品40が中心線Lを通るyz平面に平行な面に対して対称な構成となっている。よって、変形中心は、中心線Lを通るyz平面に平行な面上に存在する。本実施形態では、変形中心から遠い部分ではんだ50の厚さが厚くなっていることにより、電子部品40と基板20の変形量の差が大きいところではんだ厚を稼ぐことができる。したがって、電子部品40と基板20の変形量の差に起因するはんだ50の変形を吸収しやすくすることができる。
また、本実施形態では、ランド30が肉厚変化ランドとなっている。すなわち、肉厚変化部33を有する。このため、厚肉部31から薄肉部32に向かって、ランド30の厚さが緩やかに変化する。これにより、ランド30上に塗布されたはんだ50が馴染みやすく、厚肉部31と薄肉部32の境界にボイドが発生することを抑制することができる。ボイドははんだ50に生じたクラックの進展を加速させる原因となりえるため、本実施形態のように、ボイドの発生が抑制できる構成とすることにより、基板20と電子部品40の接続信頼性を向上させることができる。
(第1実施形態の変形例1)
上記した実施形態では、ランド30が肉厚変化部33を有する構成について説明したが、図8に示すように、肉厚変化部33の無い構成としてもよい。
このような構成であっても、薄肉部32と電極42との間ではんだ厚を稼ぐことができる。このため、はんだ50に掛かる熱応力を、はんだ厚の大きくなった部分で吸収させることができる。また、ランド30の厚さが一定の構成に較べて、はんだ50の平均した厚さを厚くすることができるため、接続信頼性を向上させることができる。
(第1実施形態の変形例2)
上記した実施形態では、中心線Lから遠ざかるx方向について、厚肉部31、肉厚変化部33、薄肉部32が、この順で形成される例を示した。これに対して、本変形例では、図9および図10に示すように、中心線Lから遠ざかるx方向について、厚肉部31、肉厚変化部33、薄肉部32、肉厚変化部33、厚肉部31なる順で形成される構成である。中心線Lに近い側の厚肉部31および肉厚変化部33は接合面42aに対向しており、薄肉部32は電極の外縁42bの直下に位置するようになっている。なお、図10に示すように、y方向については、ランド30の厚さは一定とされている。
このような構成では、中心線Lから遠い側の厚肉部31の存在により、第1実施形態に較べてはんだ50のフィレットがやせてしまうことを抑制することができる。また、第1実施形態に較べてランド30の体積が大きく熱容量が大きいため、放熱性能の低下を抑制することができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、ランド30の厚さがy方向に対して一定である例を示した。これに対して、本実施形態では、x方向およびy方向に対してランド30の厚さを異ならせる例を示す。
最初に、図11および図12を参照して、本実施形態に係る回路基板10の概略構成について説明する。なお、本実施形態は、ランド30の形状が異なることを除き、第1実施形態と同様であるため、とくにランド30について説明する。
本実施形態におけるランド30は、第1実施形態と同様、厚肉部31と、薄肉部32と、これらを連結する肉厚変化部33と、を有する。図11において、I−I線に沿うxz断面は、第1実施形態における図1と同様である。すなわち、厚肉部31、肉厚変化部33、薄肉部32が、中心線Lから遠ざかるx方向に、この順で形成されている。
さらに、本実施形態では、y方向についてもランド30の厚さが変化する。図12に示すように、図11に示すX−X線に沿うyz断面において、ランド30が厚肉部31と、薄肉部32と、これらを連結する肉厚変化部33と、を有する。これらは中心線Mに対して線対称(詳しくは、xz平面に平行な面のうち中心線Mを通る面に対して面対称)に配置されており、中心線Mから遠ざかるy方向に、厚肉部31、肉厚変化部33、薄肉部32の順で形成されている。
上記したように、本実施形態のランド30は、電子部品40の中心から遠ざかる方向に、厚肉部31、肉厚変化部33、薄肉部32の順で形成されている。本実施形態では、図11に示すように、電子部品40、ひいては電極42、の4つの隅部D,E,F,Gの直下に薄肉部32が配置されるようになっており、厚肉部31のxy平面における形状はT字状となっている。
次に、本実施形態に係る回路基板10による作用効果について説明する。
本実施形態では、図11に示すように、厚肉部31がT字状となっているため、第1実施形態に較べて、電極42の接合面42aに対向する厚肉部31の面積が大きくなっている。これにより、厚肉部31により電子部品40を支持しやすくすることができ、電子部品40が実装時に沈み込むことを抑制できる。つまり、厚肉部31上のはんだ厚が薄くなることを抑制することができ、はんだ50の接続信頼性を向上させることができる。
一方で、薄肉部32の電極42に対向する面積は減少してしまう。しかしながら、電子部品40と基板20との変形量の差が最も大きくなる4つの隅部D,E,F,Gの直下には薄肉部32が形成されているため、隅部D,E,F,G近傍におけるはんだ厚を稼ぐことができる。したがって、第1実施形態に較べて厚肉部31の面積を増大させたことによる接続信頼性の向上とともに、電子部品40の熱変形による応力吸収の効果も発揮させることができる。加えて、第1実施形態に較べて厚肉部31の面積が増大したことにより、ランド30全体の体積も増大する。このため、ランド30の熱容量を増大させることができ、放熱性も向上させることができる。また、第1実施形態に較べて薄肉部32の面積が小さいため、はんだ50のフィレットがやせてしまうことを抑制することができる。
以上より、本実施形態における回路基板10は、第1実施形態に較べてはんだ50のフィレットがやせてしまうことを抑制することができる。また、第1実施形態に較べてランド30の体積が大きく熱容量が大きいため、放熱性能の低下を抑制することができる。
(第2実施形態の変形例)
上記した第2実施形態では、中心線Lから遠ざかるx方向について、厚肉部31、肉厚変化部33、薄肉部32が、この順で形成される例を示した。これに対して、本変形例では、図13に示すように、中心線Lから遠ざかるx方向について、厚肉部31、肉厚変化部33、薄肉部32、肉厚変化部33、厚肉部31なる順で形成される部分を含む構成である。図13に示すIX−IX線に沿うxz断面は、第1実施形態の変形例2(図9)と同様である。すなわち、中心線Lに近い側の厚肉部31および肉厚変化部33は接合面42aに対向しており、薄肉部32は電極42の外縁42bの直下に位置するようになっている。とくに本実施形態では、y方向においても、ランド30が厚肉部31と、薄肉部32と、これらを連結する肉厚変化部33と、を有する。つまり、電子部品40と基板20との変形量の差が最も大きくなる4つの隅部D,E,F,Gの直下には薄肉部32が形成されている。
このような構成では、上記の各形態に較べてはんだ50のフィレットがやせてしまうことを抑制することができる。また、上記の各形態に較べてランド30の体積が大きく熱容量が大きいため、放熱性能の低下を抑制することができる。
(第3実施形態)
第1実施形態および第2実施形態では、ランド30における厚肉部31、薄肉部32、肉厚変化部33が直線的な形状をなす例について示した。これに対して、本実施形態では、これらの部位が曲線的な形状をなす例について例に示す。なお、本実施形態は、ランド30の形状が異なることを除き、上記した各実施形態と同様であるため、とくにランド30について説明する。
本実施形態におけるランド30は、第1実施形態と同様、厚肉部31と、薄肉部32と、これらを連結する肉厚変化部33と、を有する。これらの部位のx方向の並びは、第1実施形態の変形例2(図9)と同様である。第1実施形態の変形例2では、これらの部位がy方向に直線的に、言い換えれば、ストライプ状に形成される。これに対して、本実施形態では、図14に示すように、y方向に湾曲して形成される。具体的には、厚肉部31、薄肉部32および肉厚変化部33の各境界が、電子部品40の中心を円の中心とするような略同心円状を成している。換言すると、電子部品40の中心に近い厚肉部31と中心から遠い厚肉部31とに挟まれた、薄肉部32と肉厚変化部33とからなる溝が、電子部品40の中心を円の中心とするような形状となっている。なお、本実施形態において、電子部品40の四隅の直下には薄肉部32が位置するようになっている。
これによれば、電子部品40がz軸周りに回転して実装されてしまっても、電子部品40と基板20との変形量の差が最も大きくなる四隅の直下には薄肉部32が形成されているため、電子部品40の四隅におけるはんだ厚を稼ぐことができる。
(第4実施形態)
上記した各実施形態では、電子部品40が2端子(2電極)のチップ抵抗器である例を示した。これに対して、本実施形態では、図15に示すように、ストライプ状の3つの電極62a,62b,62c(併せて符号62と示す)を有する電子部品60が実装された回路基板10について説明する。
最初に、図15および図16を参照して、本実施形態に係る回路基板10の概略構成について説明する。なお、電子部品60と電子部品60に対応するランド30を除く部分について、上記した各実施形態と共通の部分は説明を省略する。
本実施形態における電子部品60は、3端子(3電極)のセラミック発振器である。図15および図16に示すように、電子部品60の本体部61は、一面20aに対向する対向面61aが長方形(矩形状)である。具体的には、一面20aに平行にx方向に延設された略平板状をしている。本体部61の一面20aに対向する対向面61aには電極62が形成される。本実施形態における電極62は、3つの電極62a,62b,62cが、それぞれy方向に延び、且つ、x方向に並んで形成され、それぞれ、ランド30a,30b,30cに対向する。
次に、図15および図16を参照して、本発明の特徴部分であるランド30の構成について説明する。
本実施形態では、図15に示すように、電子部品60の電極62に対応して3箇所のランド30が形成される。すなわち、ランド30は、電極62aに対向するランド30aと、電極62bに対向するランド30bと、電極62cに対向するランド30cと、を有する。各ランド30a,30b,30cは、図16に示すように、電極62と同様に、y方向に延びて形成され、それぞれがx方向に並んで形成される。つまり、各ランド30a,30b,30cはストライプ状に形成される。
本実施形態において、電子部品60の中央に位置するランド30bは、厚肉部31のみからなる厚肉ランドである。一方、電子部品60の端に位置するランド30aおよびランド30cは薄肉部32のみからなる薄肉ランドである。
次に、本実施形態に係る回路基板10による作用効果について説明する。
本実施形態の回路基板10は、厚さの異なるランド30を有している。すなわち、厚肉ランドであるランド30bと、薄肉ランドであるランド30a,30cである。そして、ランド30bは電子部品60のx方向における中央に位置し、ランド30a,30cは電子部品60のx方向において中央から離れた場所に位置している。このような構成では、厚肉ランドであるランド30b上に配置されるはんだ50によって電子部品60を支持しつつ、薄肉ランドであるランド30aと電極62a、および、ランド30cと電極62cとの間のはんだ厚を大きくすることができる。電子部品60は、冷熱サイクル等の温度変化によって変形するが、電子部品60と基板20との変形量の差は変形中心から遠ざかるほど大きい。本実施形態では、変形中心から遠い部分ではんだ50の厚さが厚くなっていることにより、電子部品60の変形が大きいところではんだ厚を稼ぐことができる。したがって、電子部品60の変形に起因するはんだ50の変形を吸収しやすくすることができる。
(第4実施形態の変形例1)
上記第4実施形態では、ランド30a,30cが薄肉部32のみからなる薄肉ランドである例を示したが、ランド30a,30cは厚肉部31と薄肉部32のいずれもを備えた混成ランドであってもよい。とくに、本変形例では、ランド30a,30cが肉厚変化ランドである例を示す。
図17に示すように、本変形例では、ランド30a,30cがそれぞれ、厚肉部31と薄肉部32と肉厚変化部33とを有する。そして、厚肉部31、肉厚変化部33および薄肉部32は、x方向において、電子部品60の変形中心から遠ざかる方向に、この順で配置される。また、図18に示すように、本変形例のランド30は、y方向について、厚さが一定とされる。
これによれば、上記第4実施形態に較べて、厚肉部31の、電子部品60(電極62)に対向する面積を大きくすることができる。このため、電子部品60の自重による沈み込みを抑制できる。また、第4実施形態に較べて薄肉部32の面積が小さいため、はんだ50のフィレットがやせてしまうことを抑制することができる。また、第4実施形態に較べてランド30の体積が大きく熱容量が大きいため、放熱性能の低下を抑制することができる。さらに、第4実施形態に較べて、電子部品60がy軸周りに傾くことを抑制することができる。
(第4実施形態の変形例2)
上記した第4実施形態の変形例1では、肉厚変化ランドとしてのランド30a,30cについて、厚肉部31、薄肉部32および肉厚変化部33がx方向に並んで形成される例を示した。これに対して、本変形例では、これらの部位がy方向に並ぶ例を示す。すなわち、ランド30a,30cの厚さが、y方向に依存する例を示す。
図19および図20に示すように、本変形例のランド30a,30cは、厚肉部31、肉厚変化部33、薄肉部32が、電子部品60の変形中心から離れるy方向に、この順で形成される。そして、薄肉部32は、電子部品60の外縁の直下に位置する。なお、本実施形態のランド30bは厚肉部31のみからなる厚肉ランドである。また、ランド30a,30cについても、電子部品60のy方向における変形中心近傍においては厚肉部31が配置されている。このため、電子部品60のy方向における変形中心近傍では、図21に示すように、図19に示すXXI−XXI線に沿うxz断面においてランド30の厚さが同一となっている。したがって、第4実施形態に較べて薄肉部32の面積が小さいため、はんだ50のフィレットがやせてしまうことを抑制することができる。また、第4実施形態に較べてランド30の体積が大きく熱容量が大きいため、放熱性能の低下を抑制することができる。さらに、第4実施形態に較べて、電子部品60がy軸周りに傾くことを抑制することができる。
(第5実施形態)
本実施形態では、図22および図23に示すように、平板矩形状の本体部71の外縁に複数の電極72を有する電子部品70が実装された回路基板10について説明する。
本実施形態における電子部品70は、ICチップ等に用いられるQFN(Quad flat no lead package)である。図示しない素子等がモールド封止されて形成された本体部71の、基板20の一面20aに対向する対向面71aに露出するように、電極72が形成される。本体部71はxy平面において略正方形に成形されており、電極72は、本体部71の外縁に沿って複数並んで形成される。
本実施形態におけるランド30も、上記した各実施形態と同様に、基板20の一面20a上において、電極72に対向する位置に形成される。そして、本実施形態では、図23に示すように、電子部品70の隅部D,E,F,Gの直下に相当するランド30が、厚肉部31と薄肉部32と肉厚変化部33とを有する肉厚変化ランドであり、これらに隣接するランドも肉厚変化ランドとされている。そして、これら以外のランド30は厚肉部31のみで構成された厚肉ランドである。すなわち、隅部D,E,F,Gに近いものからランド2つ分が薄肉部32を有する構成である。なお、隅部D,E,F,Gの直下に相当するランド30は、図22に示すように、xz断面においては、電子部品70の変形中心から離れるx方向に、厚肉部31、肉厚変化部33、薄肉部32の順に形成されている。すなわち、電子部品70の外縁、特に四隅の部分において、はんだ厚が稼げるようになっている。
これにより、電子部品70と基板20との変形量の差が大きい隅部D,E,F,G近傍において、電子部品70の変形に起因するはんだ50の変形を吸収しやすくすることができる。また、本実施形態では、電子部品70の四隅の部分の直下のランド30と、四隅のランド30に隣接するランド30が肉厚変化ランドと、を除くランド30は厚肉ランドであり、電子部品70の自重を十分に支持することができる。
なお、本実施形態では、電子部品70の隅部D,E,F,Gに近いものからランド2つ分が薄肉部32を有する構成を例としてが、この限りではない。隅部D,E,F,Gに近いものからランド幾つ分について薄肉部32を有する構成とするかは、使用環境や、電子部品70の自重などから判断して任意に設定することができる。
また、薄肉部32を設けるランド30についても、隅部D,E,F,Gに限定するものではない。例えば、電子部品70や基板20の固定によりはんだ50に印加される応力に偏りがある場合には、応力のかかりやすい部分のはんだ50の信頼性を向上させるために薄肉部32を設けてはんだ厚を稼ぐ構成とすべきである。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
第1実施形態において、図2に示すように、肉厚変化部33の表面が、線分ABに対して、下に凸の形状となる例を示したが、この例に限定されない。例えば、図24に示すように、線分ABに対して上に凸なる形状であってもよいし、図25に示すように、点Aと点Bとを結ぶような直線形状であってもよい。
例えば、ランド30を電気メッキ法(アディティブ法)で形成する場合、図24のように、線分ABに対して上に凸に形成することができる。電気メッキ法を用いる場合では、∠ABCとして、高角度の形状を形成しやすい。なお、第1実施形態にように、サブトラクティブ法を用いる場合には、∠ABCとして、アディティブ法に較べて低角度の形状を形成しやすい。
また、上記した各実施形態において、ランド30の厚肉部31うち、電極42,62,72に対向する面積については言及していないが、ランド30の電極42,62,72にオーバーラップする全面積に対して、なるべく広いことが好ましい。例えば、50%以上であるとよい。厚肉部31は、電子部品40,60,70の自重を支持する機能を有する。このため、厚肉部31の電子部品40,60,70とオーバーラップする面積が大きいほど、単位面積当たりに受ける電子部品40,60,70の重さを小さくすることができる。したがって、電子部品40,60,70が自重により沈み込むことを抑制することができる。
10・・・回路基板
20・・・基板
30・・・ランド,31・・・厚肉部,32・・・薄肉部,33・・・肉厚変化部
40,60,70・・・電子部品
42,62,72・・・電極
50・・・はんだ

Claims (10)

  1. 一面(20a)にランド(30)を有する基板(20)と、
    前記一面に配置される本体部(61,71)と、該本体部に設けられ、前記一面と対向するように形成されて前記ランドと電気的に接続される電極(62,72)と、を有する電子部品(60,70)と、
    前記ランドと前記電子部品とを電気的に接続するはんだ(50)と、を備える回路基板であって、
    前記ランドは、厚さの異なる厚肉部(31)と薄肉部(32)と、を有し、
    前記厚肉部が前記電極の直下に少なくとも形成されるとともに、前記ランドのうち前記厚肉部を除く部分が前記電極の直下に少なくとも形成されており、
    前記電子部品は、3つ以上の前記電極を有し、
    前記電極に対応する複数の前記ランドのうち一部は前記厚肉部のみにより形成された厚肉ランドであり、
    残りの前記ランドは、前記薄肉部のみを有する薄肉ランド、あるいは、前記厚肉部と前記薄肉部の両方を有する混成ランドであることを特徴とする回路基板。
  2. 一面(20a)にランド(30)を有する基板(20)と、
    前記一面に配置される本体部(61,71)と、該本体部に設けられ、前記一面と対向するように形成されて前記ランドと電気的に接続される電極(62,72)と、を有する電子部品(60,70)と、
    前記ランドと前記電子部品とを電気的に接続するはんだ(50)と、を備える回路基板であって、
    前記ランドは、厚さの異なる厚肉部(31)と薄肉部(32)と、を有し、
    前記厚肉部が前記電極の直下に少なくとも形成されるとともに、前記ランドのうち前記厚肉部を除く部分が前記電極の直下に少なくとも形成されており、
    前記電子部品は、3つ以上の前記電極を有し、
    前記ランドは、前記厚肉部と前記薄肉部の両方を有する混成ランドを少なくとも1つ有することを特徴とする回路基板。
  3. 前記薄肉部が、前記電極の外縁の直下に少なくとも形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回路基板。
  4. 前記ランドは、前記厚肉部と、前記薄肉部と、それらを連結する肉厚変化部(33)と、を備える肉厚変化ランドを含み、
    該肉厚変化部の厚さは、前記厚肉部から前記薄肉部に向かって減少することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の回路基板。
  5. 前記厚肉部の前記電極に対向する面積は、前記ランドの前記電極にオーバーラップする全面積に対して50%以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の回路基板。
  6. 前記電子部品は、
    前記本体部の前記一面と対向する対向面が、前記基板の一面と平行な矩形状を成し、
    前記本体部の一方向に延設された前記電極が、延設方向に直交する方向にストライプ状に3つ並んで配置されたものであり、
    前記ランドは、前記電極の並び方向の両端に近いものから所定の数だけ、前記薄肉部のみを有する薄肉ランドあるいは前記混成ランドであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の回路基板。
  7. 前記電子部品は、
    前記本体部の前記一面と対向する対向面が、前記基板の一面と平行な矩形状を成し、
    前記電極が、前記本体部の外縁に沿って配置されたものであり、
    前記ランドは、前記本体部の四隅に近いものから所定の数だけ、前記薄肉部のみを有する薄肉ランドあるいは前記混成ランドであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の回路基板。
  8. 一面(20a)にランド(30)を有する基板(20)と、
    前記一面に配置される本体部(41)と、該本体部に設けられ、前記一面と対向するように形成されて前記ランドと電気的に接続される電極(42)と、を有する電子部品(40)と、
    前記ランドと前記電子部品とを電気的に接続するはんだ(50)と、を備える回路基板であって、
    前記ランドは、厚さの異なる厚肉部(31)と薄肉部(32)と、を有し
    前記厚肉部が前記電極の直下に少なくとも形成されるとともに、前記ランドのうち前記厚肉部を除く部分が前記電極の直下に少なくとも形成されており、
    前記電子部品は、
    前記本体部の前記一面と対向する対向面が、前記基板の一面と平行な矩形状を成し、
    前記電極が、前記本体部の一方向における両端に配置されたものであり、
    前記電極に対応して設けられた2つの前記ランドの少なくとも一方は、前記厚肉部と、前記薄肉部と、前記厚肉部から前記薄肉部に向かって厚さが減少する肉厚変化部(33)とを有する混成ランドであり、
    前記混成ランドは、前記本体部の前記電極の並び方向において、前記厚肉部、前記肉厚変化部、前記薄肉部、前記肉厚変化部、前記厚肉部の順で形成され、前記薄肉部が前記電極の外縁の直下に位置するように形成され、かつ、一つの前記肉厚変化部と一つの前記厚肉部が前記電子部品の対向領域外に形成され、
    前記はんだは、前記電極の直下の前記厚肉部から前記電子部品の対向領域外に形成された前記厚肉部に達するように設けられていることを特徴とする回路基板。
  9. 一面(20a)にランド(30)を有する基板(20)と、
    前記一面に配置される本体部(41)と、該本体部に設けられ、前記一面と対向するように形成されて前記ランドと電気的に接続される電極(42)と、を有する電子部品(40)と、
    前記ランドと前記電子部品とを電気的に接続するはんだ(50)と、を備える回路基板であって、
    前記ランドは、厚さの異なる厚肉部(31)と薄肉部(32)と、を有し、
    前記厚肉部が前記電極の直下に少なくとも形成されるとともに、前記ランドのうち前記厚肉部を除く部分が前記電極の直下に少なくとも形成されており、
    前記電子部品は、
    前記本体部の前記一面と対向する対向面が、前記基板の一面と平行な矩形状を成し、
    前記電極が、前記本体部の一方向における両端に配置されたものであり、
    前記電極に対応して設けられた2つの前記ランドの少なくとも一方は、前記厚肉部と、前記薄肉部と、前記厚肉部から前記薄肉部に向かって厚さが減少する肉厚変化部(33)とを有する混成ランドであり、
    前記混成ランドは、前記本体部の前記電極の並び方向において、前記厚肉部、前記肉厚変化部、前記薄肉部、前記肉厚変化部、前記厚肉部の順で形成され、前記厚肉部、前記薄肉部、前記肉厚変化部が前記電子部品の中心を円の中心とする同心円状の曲線形状に形成され、
    前記薄肉部が、前記電極の外縁の直下に少なくとも形成されることを特徴とする回路基板。
  10. 前記厚肉部の前記電極に対向する面積は、前記ランドの前記電極にオーバーラップする全面積に対して50%以上であることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の回路基板。
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