JP6087741B2 - エレベータ装置 - Google Patents

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本発明は、乗りかご内に乗り込んだ乗客が行先階を登録するために使用する行き先階ボタンを有するエレベータ装置に関する。
エレベータ装置は、乗り場において乗客がかご呼びボタンを操作し、乗りかごが到着したら乗り込み、乗りかご内の操作盤に配置した行先階ボタンを操作して行先階を登録し、ドアが閉じてから乗りかごが登録階に向って移動を開始する。
ところで、乗りかごに乗り込んだ乗客が、行先階ボタンをうっかり押し忘れたり、他の理由により操作しなかった場合、所定時間後にドアが自動的に閉まるが、乗りかごはそのまま停止状態を維持してしまうため、乗客は混乱してしまう。そこで、乗りかご内に乗客が乗り込んだときにそれを検知する荷重センサなどを用いて、乗客が乗り込んだにも拘わらず行先階ボタンの操作がないことを検出し、行先階が未登録である旨を乗客に報知して行先階ボタンの操作を促すようにしたものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2010−24022号公報
しかしながら、従来のエレベータ装置では、行先階ボタンを押し忘れた場合、乗りかごがそのまま停止していることについては言及しているが、他の階で呼びがあることについては言及していない。行先階ボタンを押し忘れている場合でも、他の階で呼びがある場合、乗りかごのドアが閉じるとこの呼び階に乗りかごが移動してしまう。このとき、この階は乗客が行き先として期待している階でない可能性が大きい。例えば、乗客が行先としている階が現在停止している階より上方階であっても、下方階での呼びがあれば、乗りかごは上昇せず下降することになってしまう。従って、乗客の希望とは異なる階または方向に乗りかごが移動するため、顧客クレームになる可能性がある。
本発明の目的は、ドアが閉じた後でも、乗客が行先として期待している階と異なる階に移動しないように行先階ボタンの操作を促すようにするエレベータ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、エレベータの乗りかごに乗った乗客が行先階を登録するために操作する行き先階ボタンと、前記乗りかご内に乗客が乗り込んだ後にドアを閉じるドア制御装置と、階毎に配置したかご呼びボタンとを備えたエレベータ装置において、前記ドア制御装置によって前記ドアが閉じられた後、一定時間経過しても前記行き先階ボタンが操作されないことを検出するボタン操作検出部と、前記ボタン操作検出部による検出があったとき前記かご呼びボタンによる他の階の呼び登録があるかどうかを検出する呼び登録判定部と、前記呼び登録判定部により他の階の呼び登録を検出したとき、前記乗りかご内の乗客に前記行き先階ボタンによる登録を促す報知を行う報知処理部を設けたことを特徴とする。
このような構成によれば、乗りかご内に乗り込んだ乗客が行き先階ボタンを押し忘れたとしても、ドアが閉じられた後に、他の階でのかご呼び登録に応じて乗客が期待するのとは異なる階または方向へといきなり乗りかごが移動してしまうことを防止することができる。しかも、呼び登録判定部が他の階でのかご呼び登録を検出したことを切っ掛けとして報知処理部により乗りかご内の乗客に行き先階ボタンによる登録を促す報知を行うので、ドアが閉じられていても乗客が望んでいる階へと行き先階ボタンを操作する機会が与えられ、質の高いサービスを行うことができる。
また本発明は、上述の構成に加えて、前記報知処理部は、前記乗りかご内の前記行先階ボタンを使用し、定常時の使用と異なる報知に切り替えることを特徴とする。
このような構成によれば、乗客の注意を行先階ボタン4に向けることができ、視覚によって定常状態と異なることを容易に把握させることができ、同時に行先階ボタン4の操作を促すことができる。
さらに本発明は、上述の構成に加えて、前記報知処理部は、前記乗りかご内の音声案内装置を使用し、定常時の使用と異なる報知に切り替えることを特徴とする。
このような構成によれば、定常状態と異なる音声によって乗客の注意を行先階ボタン4に向けることができ、同時に行先階ボタン4の操作を促すことができる。
本発明のエレベータ装置によれば、乗りかご内に乗り込んだ乗客が行き先階ボタンを押し忘れたとしても、呼び登録判定部が他の階でのかご呼び登録された時報知処理部により乗りかご内の乗客に行き先階ボタンによる登録を促す報知を行うことができ、乗客の意に反して他のかご呼び登録された階にいきなり乗りかごが移動してしまう事態を回避することができる。
本発明の一実施の形態によるエレベータ装置の乗りかご内構成を示す正面図である。 図1に示したエレベータ装置における行先制御装置を示すブロック構成図である。 図1に示したエレベータ装置の操作盤を拡大して示す図である 図2に示した行先制御装置の機能を示すブロック図である。 図2に示した行先制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態によるエレベータ装置における行先階登録報知手段を示す正面図である。 本発明のさらに他の実施の形態によるエレベータ装置における行先階登録報知手段を示す正面図である。 本発明のさらに他の実施の形態によるエレベータ装置における行先階登録報知手段を示す正面図である。 本発明のさらに他の実施の形態によるエレベータ装置における行先階登録報知手段を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態によるエレベータ装置の乗りかご内構成を示す正面図である。
乗りかご1における出入り口2の側方には、操作盤3が配置されている。この操作盤3には、乗客が行き先階を登録するときに操作される複数の行き先階ボタン4と、乗りかご1のドア5を開閉操作するときに操作される開閉ボタン6とが配置されている。また乗りかご1内には、乗りかご1内の乗客に音声により情報を伝える音声案内装置7と、乗りかご1内の乗客に注意や警告を伝えるブザー8と、床部に配置されて乗りかご1内の積載荷重を検知する荷重センサ9と、乗りかご1内の乗客の有無や出入りを検知する人感センサ10と、出入り口2のドア5を開閉するドア制御装置11などが構成されている。
図2は、エレベータ装置における行き先制御装置の構成を示すブロック図である。
エレベータの運転全般の制御を行う制御盤12には、乗りかご1内の乗客が行き先階を登録するときに操作される複数の行き先階ボタン4と、乗りかご1内の乗客がドア5を開閉操作するときに操作される開閉ボタン6と、乗りかご1内の積載荷重を検知する荷重センサ9と、乗りかご1内の乗客の有無や出入りを検知する人感センサ10と、各階に設置されてかご呼びを登録するかご呼びボタン13A〜13N等からの信号がそれぞれ取り込まれている。
また制御盤12には、操作盤3に配置されて行き先階が登録されたことを示す行き先階ランプ14と、制御盤1からの指示に基づく階へと乗りかごを移動させるかご制御装置15と、乗りかご1のドアを開閉するドア制御装置11と、乗りかご1内の乗客に音声により情報を伝える音声案内装置7と、乗りかご1内の乗客に注意や警告を伝えるブザー8などが接続されている。
図3は、図1に示した操作盤3の一部を拡大して示す断面図である。
操作盤3には、透光性のある材質で製作された行き先階ボタン4などが取り付けられており、行き先階ボタン4の裏面側には行き先階ランプ14が配置されている。乗りかご1内の乗客が行き先階ボタン4を操作して行き先階が登録されると、登録された階の行き先階ランプ14が点灯する。行き先階ボタン4は光を透過するため、乗客はこれを目視して行き先階が登録されたことが分かる。この行き先階ランプ14は、点灯、消灯による通常の使用だけでなく、後述するように点滅によって行き先階未登録通知を行うようにしている。
図4は、上述したエレベータ装置における行き先制御機能のうち本発明に関係する部分のみを示すブロック構成図である。
図2に示した各構成によって構成された行き先制御機能は、後述する処理を行うためのプログラムを格納した記憶部15と、図2に示した制御盤12に取り込んだ各種信号を検出する信号検出部16と、複数の時限を設定した時限設定部17と、乗客が乗りかご1内に乗り込んだことを検出する乗り込み検出部18と、乗り込み検出部18による検出があった後にドア制御装置11によってドア5が閉じられたことを検出するドア閉検出部19と、ドア5が閉じられた後、時限設定部17によって設定した一定時限を経過しても行き先階ボタン4が操作されないことを検出するボタン操作検出手段20と、ボタン操作検出部20による検出があったとき各階のかご呼びボタン13A〜13Nによる呼び登録があるかどうかを監視する呼び登録判定部21と、呼び登録判定部21により呼び登録を検出したとき、これを切っ掛けとして乗りかご1内の乗客に行き先階ボタン4による登録を促すよう報知する処理を行う報知処理部22とを有している。
報知処理部22については詳細を後述するが、行き先階未登録報知とかご呼び登録に基づく報知との二種類の報知を行う。行き先階未登録通知は、報知処理部22と音声案内装置7と行き先階ランプ14などによって構成された行き先階未登録報知手段によって行われる。一方、かご呼び登録に基づく報知は、報知処理部22と音声案内装置7と行き先階ランプ14などによって構成されたかご呼び登録に基づく報知手段によって行われる。行き先階未登録報知手段と、かご呼び登録に基づく報知手段とは、報知を実際に行うタイミングが異なり、特に後者のかご呼び登録に基づく報知手段は呼び登録判定手段21により呼び登録を検出したとき、これを切っ掛けとして乗りかご1内の乗客に行き先階ボタン4による登録を促す処理を行う。
次に、図5に示したフローチャートを用いて行き先制御機能の処理動作を説明する。
今、ステップS1で、乗りかご1が所定の階床に着床して停止して出入り口2のドア5が開かれた状態となったとき、乗客が乗りかご1内に乗り込む。乗り込み検出部18はステップS2で、荷重センサ9により乗りかご1内の積載荷重が変動したことを検出したり、人感センサ10が乗客の乗り込みを検知したり、乗客によってドア開閉ボタン6の閉じボタンが操作されたことを検出するなどして、乗客が乗り込んだかどうかを判定する。
ドア閉検出部19は、乗客が乗り込んだと判断された後、ステップS3でドア5が閉じられたか否かを判定する。乗りかご1に乗った乗客が操作盤3のドア開閉ボタン6の閉ボタンを操作したときは、それに応じて制御盤12からの指令を受けてドア制御装置11が動作し、ドア5が閉じられる。またドア開閉ボタン6の閉ボタンが操作されない場合でも、時限設定部17で予め設定した所定時限を使用して、乗りかご1が停止してから所定時限が経過すると、制御盤12からの指令を受けてドア制御装置11が動作しドア5が自動的に閉じられる。従って、このときまでにドア閉検出部19はドア5が閉じられたことを検出する。
このドア5が閉じられた状態で、行き先階ボタン4が乗客によって操作されず、かつ、他の階でかご呼び登録が行われていたとしても、いきなり乗りかご1がかご呼び登録が行われた階へと移動を開始しない。ボタン操作検出部20は、時限設定部17で予め設定された第一時限を抽出し、ステップS4で第一時限内に行き先階ボタン4が乗客によって操作されたかどうかを判定する。第一時限内に行き先階ボタン4が乗客によって操作され行き先階が登録されたときには、ステップS5で通常と同様にその信号がボタン操作検出部20からかご制御装置15に送られ、乗りかご1がその登録された行き先階に向って移動するように制御される。
しかしながら、ステップS4の判定で、第一時限内に行先階ボタン4が操作されなかった場合、通知処理部22は、行き先階未登録報知手段を構成する音声案内装置7と図3に示した行き先階ランプ14とを使用して、ステップS6で行き先階未登録報知を行う。報知処理部22からの信号を受けた音声案内装置7は、乗りかご1内の乗客に対して、例えば、『行先階ボタンを押してください』という行き先階ボタン4の操作を促す音声の案内を行う。また、通知処理部22は、図3に示した行き先階ランプ14を点滅させて、視覚を通じて行先階ボタン4を操作するように促す。
ステップS6での行き先階未登録報知手段による報知を行った後、ボタン操作検出部20は、時限設定部17で予め設定された第二時限を抽出し、ステップS7で新たに設定した第二時限内に行き先階ボタン4が乗客によって操作されるかどうかを監視する。第二時限内に行き先階ボタン4が乗客によって操作されたときには、ステップS5で通常の場合と同様にその信号がかご制御装置15に指令が与えられて、乗りかご1がその登録された行き先階に向って移動するように制御される。
しかしながら、ステップS7の判定で、第二時限内に行先階ボタン4が操作されなかった場合、呼び登録判定部21は、ステップS8で他の階でのかご呼び登録が行われているかどうかを判定する。その結果、他の階でのかご呼び登録がされていない場合、ステップS11に進んで、通常の場合と同様にドア制御装置11に信号を与えてドア5が開くように制御する。すなわち、ステップS6での報知案内にも拘わらず、乗りかご1内の乗客が行先階ボタン4を操作せず、さらに他の階でかご呼び登録されていない場合は、ドア5を開き、これにより乗客が乗りかご1に閉じ込められたと勘違いするような不都合の発生を防止する。
一方、呼び登録判定部21がステップS8で、かご呼び登録が行われていることを検出した場合、ステップS9で報知処理部22に動作指令が与えられる。報知処理部22は、かご呼び登録に基づく移動報知手段を構成する音声案内装置7と図3に示した行き先階ランプ14とを使用して、行先階ボタン4を操作するように促す報知を行う。報知処理部22からの信号を受けた音声案内装置7によるかご呼び登録に基づく報知は、乗りかご1内の乗客に対して、例えば、『行先階ボタンを押してください』という音声案内の後に、『応答が無い場合、他の階でのかご呼び登録に基づいて移動します』などの音声案内を行う。また、報知処理部22は図3に示した行き先階ランプ14を点滅させて、視覚を通じて注意を喚起する。
この報知の後、ボタン操作検出部20は時限設定部17で予め設定された第三時限を抽出し、ステップS10で新たに設定した第三時限内に行き先階ボタン4が乗客によって操作されたかどうかを判定する。第三時限内に行き先階ボタン4が乗客によって操作されて行き先階が登録されたときには、先の場合と同様にステップS5での処理が行われる。
しかしながら、ステップS10の判定で、第三時限内に行き先階ボタン4が操作されなかった場合、呼び登録判定部21は、ステップS12でかご呼び登録を優先し、かご制御装置15によって登録されている階へと乗りかご1を運転する。すなわち、ステップS9での報知案内にも拘わらず、乗りかご1内の乗客が行き先階ボタン4を操作せず、さらに他の階でかご呼び登録されている場合は、ステップS12でのかご呼び登録を優先した運転を行う。
本実施の形態では、ステップS1で乗客が乗りかご1内に乗り込んだことを判断するために、乗り込み検出部18は荷重センサ9、人感センサ10、開閉ボタン6からの信号を取り込んで判定したが、このうちの一つもしくは二つを使用しても良いし、乗客が乗り込んだことを判断するためにその他の信号を使用しても良い。また、ステップS6で乗客への通知を行う行き先階未登録報知手段として、音声案内装置7による案内と、行き先階ランプ14の点滅による報知とを行っているが、どちらか一方だけでも良いし、また、ブザー8による報知を用いても良い。また、ステップS8の判定で他の階におけるかご呼び登録されていない場合、ステップS11でドア5を開く処理を行ったが、乗客には一旦行き先階の未登録を報知しているため、必ずしもドア5を開かなくてもよい。さらに、音声にて行き先階の未登録状態を乗客に報知する場合、基本的な報知内容としては『行先階ボタンを押してください』が考えられるが、『現在4階に停止しています』のように現在停止している階の案内や、かご呼びや待機階の設定がある場合は『上に参ります』あるいは『下に参ります』または『1階に参ります』というように乗りかご1の移動予定の方向や行き先の案内と組み合わせても良い。
また図5に示した実施の形態では、ステップS6とステップS9で注意喚起の報知をそれぞれ行ったが、本発明の他の実施の形態として、ステップS4の判定で行き先階ボタン4の操作がなかった場合、ステップS8に進むようにして、ステップS6およびステップS7を省略しても良い。
このような構成でも、乗りかご1内に乗り込んだ乗客が行き先階ボタン4を押すことを忘れていてドア5が閉じられ、しかも、他の階でのかご呼び登録が行われている状況でも、乗客の希望に反する階または方向にいきなり乗りかご1が移動することはない。このような状況でも、他の階での呼び登録があったことをステップS8で検出した場合、これを切っ掛けとしてステップS9では音声案内装置7および行き先階ランプ14を作動させて、行き先階ボタン4を押すことを促すことができる。
また、図5に示した実施の形態のように、ステップS6とステップS9での二回、行き先階ボタン4を押すことを促す報知を行う場合でも、ステップS6では行き先階ランプ14のみを使用し、ステップS9では音声案内装置7のみを使用するなど、変化を付けても良い。
図6〜図8は、本発明の他の実施の形態によるエレベータ装置の行き先階未登録報知手段を示す正面図である。
先の実施の形態では、行き先階の未登録を乗客に報知する行き先階未登録報知手段として、操作盤3の行き先階ランプ14の点滅を用いたが、他の階でのかご呼びの有無などの状況により既に点灯している行き先階ランプもあることを考慮し、本実施の形態では各行先階ボタン4を選択的に点滅させるようにしている。ここでは、説明の都合上、現在の停止階が4階であるものとして記載している。
図6では、他の階でのかご呼び登録に関係なく、行き先階未登録報知手段としては、定常状態での使用とは異なり、行き先階ボタン4の全てを点滅させるように構成している。このような構成であれば、全ての行き先階ボタン4が点滅するため、乗客に与える印象を強めて、操作を促す効果を高めることができる。
図7では、同じく他の階でのかご呼び登録に関係なく、行き先階未登録報知手段としては、行き先階ボタン4のうち、現在停止している階以外の全ての行先階ボタン4を点滅させるように構成している。このような構成によれば、現在停止している階の行先階ボタン4は操作しないので、どれが操作する意味のある行先階ボタン4であるかを乗客に容易に知らせることもがきる。
図8では、現在の停止階より上の階でかご呼びが登録されている場合、乗りかご1は上昇方向に移動するため、現在の停止階より下の階の行先階ボタン4を押さないようにしている。行き先階未登録報知手段としては、通常の使用とは異なり、行き先階ボタン4のうち、現在停止している階よりも上方階の行き先階ボタン4のみを点滅させるように構成している。これに対して図9では、現在の停止階よりも下方階でかご呼びが登録されている場合、乗りかご1は下降方向に移動するため、現在の停止階より下方階の行先階ボタン4を押さないようにしている。行き先階未登録報知手段としては、通常の使用とは異なり、行き先階ボタン4のうち、現在停止している階よりも下方階の行先階ボタン4のみを点滅させるように構成している。
また他の階でのかご呼び登録がない場合、通常の使用とは異なり、図6に示すように現在停止している階以外の全ての行き先階ボタン4を点滅させるのが望ましい。このような構成によれば、どの行先階ボタン4が操作対象として意味のあるボタンであるかを乗客に知らせることができる。
以上説明したように本発明は、エレベータの乗りかご1に乗った乗客が行先階を登録するために操作する行き先階ボタン4と、乗りかご1内に乗客が乗り込んだ後にドア5を閉じるドア制御装置11と、階毎に配置したかご呼びボタン13A〜13Nとを備えたエレベータ装置において、ドア制御装置11によってドア5が閉じられた後、一定時間経過しても行き先階ボタン4が操作されないことを検出するボタン操作検出部20と、ボタン操作検出部20による検出があったときかご呼びボタン13A〜13Nによる他の階の呼び登録があるかどうかを検出する呼び登録判定部21と、呼び登録判定部21により他の階の呼び登録を検出したとき、これを切っ掛けとして乗りかご1内の乗客に行き先階ボタン4による登録を促す報知を行う報知処理部22とを設けたことを特徴とする。
このような構成によれば、乗りかご1内に乗り込んだ乗客が行き先階ボタン4を押し忘れたとしても、ドア5が閉じられた後に、他の階でのかご呼び登録に応じて乗客が期待するのとは異なる階または方向へといきなり乗りかご1が移動してしまうことを防止することができる。しかも、呼び登録判定部21が他の階でのかご呼び登録を検出した時、報知処理部22により乗りかご内の乗客に行き先階ボタン4による登録を促す報知を行うので、ドア5が閉じられていても乗客が望んでいる階へと行き先階ボタン4を操作する機会が与えられ、質の高いサービスを行うことができる。
また本発明は、上述の構成に加えて、報知処理部22は、乗りかご1内の行先階ボタン4を使用し、定常時の使用とは異なる報知に切り替えることを特徴とする。
このような構成によれば、乗客の注意を行先階ボタン4に向けることができ、視覚によって定常状態と異なることを容易に把握させることができ、同時に行先階ボタン4の操作を促すことができる。
また本発明は、上述の構成に加えて、報知処理部22は、乗りかご1内の音声案内装置7を使用し、定常時の使用と異なる報知に切り替えることを特徴とする。
このような構成によれば、定常状態と異なる音声によって乗客の注意を行先階ボタン4に向けることができ、同時に行先階ボタン4の操作を促すことができる。
1 乗りかご
3 操作盤
4 行き先階ボタン
5 ドア
7 音声案内装置
8 ブザー
9 荷重センサ
10 音声案内装置
11 ドア制御装置
12 制御盤
13A〜13N かご呼びボタン
14 行き先階ランプ

Claims (3)

  1. エレベータの乗りかごに乗った乗客が行先階を登録するために操作する行き先階ボタンと、前記乗りかご内に乗客が乗り込んだ後にドアを閉じるドア制御装置と、階毎に配置したかご呼びボタンとを備えたエレベータ装置において、
    前記ドア制御装置によって前記ドアが閉じられた後、一定時間経過しても前記行き先階ボタンが操作されないことを検出するボタン操作検出部と、前記ボタン操作検出部による検出があったとき前記かご呼びボタンによる他の階の呼び登録があるかどうかを検出する呼び登録判定部と、前記呼び登録判定部により他の階の呼び登録を検出したとき、前記乗りかご内の乗客に前記行き先階ボタンによる登録を促す報知を行う報知処理部を設けたことを特徴とするエレベータ装置。
  2. 前記報知処理部は、前記乗りかご内の前記行先階ボタンを使用し、定常時の使用と異なる報知に切り替えることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. 前記報知処理部は、前記乗りかご内の音声案内装置を使用し、定常時の使用と異なる報知に切り替えることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
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JPH04235875A (ja) エレベータ制御装置

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