JP2010024003A - エレベーターの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ある階床の乗場付近で異常な状況が発生した時において、エレベーターの乗りかごが当該階床に到着した場合に、乗場側からの操作によって戸開を禁止して、乗りかご内の利用者に対し当該乗場への降車を阻止するとともに当該乗場に何らかの異常が発生している旨を伝えて、乗りかご内の利用者がこの異常な状況と遭遇してしまうことを未然に防止することができるエレベーターの制御装置を得る。
【解決手段】エレベーターの制御装置において、エレベーターの乗場に設けられ、利用者の操作により前記乗場の階床を対象とする戸開禁止を登録する戸開禁止操作手段と、前記戸開禁止が登録されている場合において、前記戸開禁止の対象とする階床に乗りかごが停止した時に、戸開せずに戸閉状態を継続する戸開禁止運転を行う制御手段と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】エレベーターの制御装置において、エレベーターの乗場に設けられ、利用者の操作により前記乗場の階床を対象とする戸開禁止を登録する戸開禁止操作手段と、前記戸開禁止が登録されている場合において、前記戸開禁止の対象とする階床に乗りかごが停止した時に、戸開せずに戸閉状態を継続する戸開禁止運転を行う制御手段と、を備える。
【選択図】図1
Description
この発明は、エレベーターの制御装置に関するものである。
従来におけるエレベーターの制御装置においては、かご戸内側の清掃等、戸閉状態で実施する必要のある作業を行うために、乗りかご内での操作(例えばかご内操作盤に対する操作)により、一定時間戸閉状態を延長して継続するものとして、エレベーターの運転状況に基づき指定される戸閉延長運転可能な時間帯、戸閉延長運転の開始時に初期化される戸閉延長時間タイマーにより設定される戸閉延長運転開始から解除までの運転動作時間、及び前記戸閉延長時間帯内において設定される戸閉延長運転の動作回数を含む制御パラメータをそれぞれ設定変更するパラメータ設定部を有する戸閉延長運転制御手段と、運転解除指令により作動し戸閉延長運転解除指令を出力する戸閉延長運転解除制御手段と、を備え、前記戸閉延長運転解除指令を受けない状態における、かご内操作盤に対する操作に応じて出力される前記戸閉延長運転制御手段の指令による戸閉運転動作時間中は、乗場呼びを割当てずに戸閉状態を持続するよう構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
従来のエレベーターは、利用者を閉じ込めないように通常乗りかご内から戸開できるように設計されており、かご内操作盤に設けられた呼び登録ボタンの押下により目的階への呼び登録がなされた場合には当該目的階に到着後速やかに戸開し、また、乗りかごが階床に停止中にかご内操作盤に設けられた戸開ボタンを押下すると直ちに戸開するようになっている。
これは、通常運転時のみならず、満員通過運転、独立運転や火災管制運転等の特殊運転時においても同様であって、これらの特殊運転時には乗場呼びには応えずに戸閉したまま通過するものの呼び登録済みの目的階や避難階に到着後は速やかに戸開される。
このような従来のエレベーターにおいては、ある階床の乗場付近で異常な状況が発生した場合(例えばある種の液体の散乱や流出等)に、エレベーターの乗りかごが当該階床に到着するとそのまま戸開してしまうため、乗場側の状況を通常知り得ない乗りかご内の利用者は乗りかご内から乗場へと降車してしまい、この異常な状況と遭遇してしまうおそれがあるという課題がある。
これは、通常運転時のみならず、満員通過運転、独立運転や火災管制運転等の特殊運転時においても同様であって、これらの特殊運転時には乗場呼びには応えずに戸閉したまま通過するものの呼び登録済みの目的階や避難階に到着後は速やかに戸開される。
このような従来のエレベーターにおいては、ある階床の乗場付近で異常な状況が発生した場合(例えばある種の液体の散乱や流出等)に、エレベーターの乗りかごが当該階床に到着するとそのまま戸開してしまうため、乗場側の状況を通常知り得ない乗りかご内の利用者は乗りかご内から乗場へと降車してしまい、この異常な状況と遭遇してしまうおそれがあるという課題がある。
また、特許文献1に示された従来におけるエレベーターの制御装置においては、このような乗場側での異常に対する点については何ら考慮されていないため、戸閉延長は乗りかご内での操作によりなされることを前提としており、乗りかごが階床に到着した際に戸閉を延長継続するには乗りかご内での操作が必要なのであって、乗場側の状況を通常知り得ない乗りかご内の利用者は当然戸閉延長操作をし得るべくもなく戸開されて、利用者が乗りかご内から乗場へと降車してしまい、この異常な状況と遭遇してしまうおそれがあるという、同様の課題がある。
この発明は、前述のような課題を解決するためになされたもので、ある階床の乗場付近で異常な状況が発生した時において、エレベーターの乗りかごが当該階床に到着した場合に、乗場側からの操作によって戸開を禁止して、乗りかご内の利用者に対し当該乗場への降車を阻止するとともに当該乗場に何らかの異常が発生している旨を伝えて、乗りかご内の利用者がこの異常な状況と遭遇してしまうことを未然に防止することができるエレベーターの制御装置を得るものである。
この発明に係るエレベーターの制御装置においては、エレベーターの乗場に設けられ、利用者の操作により前記乗場の階床を対象とする戸開禁止を登録する戸開禁止操作手段と、前記戸開禁止が登録されている場合において、前記戸開禁止の対象とする階床に乗りかごが停止した時に、戸開せずに戸閉状態を継続する戸開禁止運転を行う制御手段と、を備えた構成とする。
この発明はエレベーターの制御装置において、エレベーターの乗場に設けられ、利用者の操作により前記乗場の階床を対象とする戸開禁止を登録する戸開禁止操作手段と、前記戸開禁止が登録されている場合において、前記戸開禁止の対象とする階床に乗りかごが停止した時に、戸開せずに戸閉状態を継続する戸開禁止運転を行う制御手段と、を備えた構成としたことで、ある階床の乗場付近で異常な状況が発生した時において、エレベーターの乗りかごが当該階床に到着した場合に、乗場側からの操作によって戸開を禁止して、乗りかご内の利用者に対し当該乗場への降車を阻止して、乗りかご内の利用者がこの異常な状況と遭遇してしまうことを未然に防止することができるという効果を奏する。
実施の形態1.
図1から図6は、この発明の実施の形態1に関するもので、図1はエレベーターの制御装置の全体構成を示すブロック図、図2はエレベーターの乗場の正面図、図3は乗場操作盤の拡大正面図、図4は乗りかご内からかご戸方向を見たかご戸周辺の正面図、図5はかご内表示灯の拡大正面図、図6はエレベーターの制御装置の動作を示すフロー図である。
図において1はエレベーターの図示しない昇降路内に昇降自在に配置された乗りかごであり、この乗りかご1の正面に設けられた図示しないかご出入口には、かご戸2aが開閉自在に設けられている。
そして、このかご戸2a(かご出入口)の側方の袖壁にはかご内操作盤3が設置されており、このかご内操作盤3には、前記乗りかご1の運行方向及び現在位置を表示するかご内インジケータ3aが備えられるとともに、利用者が押下することにより対応する階床を目的階とするかご呼びが登録されるかご呼び登録ボタン3bが前記乗りかご1が停止する階床分備えられている。
図1から図6は、この発明の実施の形態1に関するもので、図1はエレベーターの制御装置の全体構成を示すブロック図、図2はエレベーターの乗場の正面図、図3は乗場操作盤の拡大正面図、図4は乗りかご内からかご戸方向を見たかご戸周辺の正面図、図5はかご内表示灯の拡大正面図、図6はエレベーターの制御装置の動作を示すフロー図である。
図において1はエレベーターの図示しない昇降路内に昇降自在に配置された乗りかごであり、この乗りかご1の正面に設けられた図示しないかご出入口には、かご戸2aが開閉自在に設けられている。
そして、このかご戸2a(かご出入口)の側方の袖壁にはかご内操作盤3が設置されており、このかご内操作盤3には、前記乗りかご1の運行方向及び現在位置を表示するかご内インジケータ3aが備えられるとともに、利用者が押下することにより対応する階床を目的階とするかご呼びが登録されるかご呼び登録ボタン3bが前記乗りかご1が停止する階床分備えられている。
前記乗りかご1が停止する各階床に設けられた乗場4の、前記乗りかご1が当該階床に停止した際に前記乗りかご1の前記かご出入口と対向する位置には、図示しない乗場出入口が設けられており、この乗場出入口には乗場戸2bが開閉自在に設けられている。
そして、前記乗場出入口の上縁及び両側縁には三方枠5が設けられるとともに前記乗場戸2b(前記乗場出入口)の側方の壁部には乗場操作盤6が設置されており、この乗場操作盤6には利用者が押下することにより対応する方向の乗場呼びが登録される乗場呼び登録ボタン6aが上下二方向分備えられている。
そして、前記乗場出入口の上縁及び両側縁には三方枠5が設けられるとともに前記乗場戸2b(前記乗場出入口)の側方の壁部には乗場操作盤6が設置されており、この乗場操作盤6には利用者が押下することにより対応する方向の乗場呼びが登録される乗場呼び登録ボタン6aが上下二方向分備えられている。
前記乗場操作盤6には利用者が押下することにより戸開禁止を登録するための戸開禁止ボタン7(戸開禁止操作手段)が備えられており、この戸開禁止ボタン7には点消灯可能なLED(発光ダイオード)等からなるボタン表示灯7aが内蔵されている。そして、前記戸開禁止ボタン7の表面には、例えば「戸開禁止」といった戸開禁止が登録された状態を報知する表示が設けられており、前記ボタン表示灯7aが点灯することによりこの戸開禁止表示が裏側から明るく照らされて視認し易くなる。
また、前記乗りかご1の前記かご戸2aの上方には、点消灯可能なかご内表示灯8が設置されている。このかご内表示灯8の表面には、例えば「安全を確認しています。しばらくお待ち下さい。」というような前記乗場4において異常な状況が発生しており、戸開及び降車が禁止されている状態にある旨を報知する表示が設けられており、前記かご内表示灯8が点灯することによりこの表示が裏側から明るく照らされて視認し易くなる。
また、前記乗りかご1の前記かご戸2aの上方には、点消灯可能なかご内表示灯8が設置されている。このかご内表示灯8の表面には、例えば「安全を確認しています。しばらくお待ち下さい。」というような前記乗場4において異常な状況が発生しており、戸開及び降車が禁止されている状態にある旨を報知する表示が設けられており、前記かご内表示灯8が点灯することによりこの表示が裏側から明るく照らされて視認し易くなる。
9は当該エレベーターの運転全般を制御する制御盤(制御手段)である。
利用者により前記戸開禁止ボタン7が押下されるとボタン押下信号が前記制御盤9へと出力され、このボタン押下信号を受けた前記制御盤9は、当該押下された前記戸開禁止ボタン7が設置された階床(戸開禁止登録階床)に対する戸開禁止が登録されていない状態であれば当該階床に対する戸開禁止を登録し、一方、当該押下された前記戸開禁止ボタン7が設置された階床に対する戸開禁止が既に登録されている状態であれば当該階床に対する戸開禁止登録を解除する。
そして、前記戸開禁止ボタン7の押下により戸開禁止が登録された際には、前記制御盤9は、当該押下された前記戸開禁止ボタン7の前記ボタン表示灯7aを点灯させて戸開禁止が登録された状態を報知するように制御を行い、また、前記乗りかご1内の前記かご内表示灯8を点灯させて前記乗場4において異常な状況が発生しており戸開及び降車が禁止されている状態にある旨を報知するように制御を行うとともに、前記戸開禁止登録階床に前記乗りかご1が停止した場合においても、エレベーターのドア2(前記かご戸2a及び前記乗場戸2b)が戸開することなく戸閉状態を維持するように制御を行う。
一方、前記戸開禁止ボタン7の押下により戸開禁止登録が解除された際には、前記制御盤9は、当該押下された前記戸開禁止ボタン7の前記ボタン表示灯7a及び前記乗りかご1内の前記かご内表示灯8を消灯させるように制御を行うとともに、当該階床に前記乗りかご1が停止した場合には、エレベーターのドア2(前記かご戸2a及び前記乗場戸2b)の戸開を行うように制御を行う。
利用者により前記戸開禁止ボタン7が押下されるとボタン押下信号が前記制御盤9へと出力され、このボタン押下信号を受けた前記制御盤9は、当該押下された前記戸開禁止ボタン7が設置された階床(戸開禁止登録階床)に対する戸開禁止が登録されていない状態であれば当該階床に対する戸開禁止を登録し、一方、当該押下された前記戸開禁止ボタン7が設置された階床に対する戸開禁止が既に登録されている状態であれば当該階床に対する戸開禁止登録を解除する。
そして、前記戸開禁止ボタン7の押下により戸開禁止が登録された際には、前記制御盤9は、当該押下された前記戸開禁止ボタン7の前記ボタン表示灯7aを点灯させて戸開禁止が登録された状態を報知するように制御を行い、また、前記乗りかご1内の前記かご内表示灯8を点灯させて前記乗場4において異常な状況が発生しており戸開及び降車が禁止されている状態にある旨を報知するように制御を行うとともに、前記戸開禁止登録階床に前記乗りかご1が停止した場合においても、エレベーターのドア2(前記かご戸2a及び前記乗場戸2b)が戸開することなく戸閉状態を維持するように制御を行う。
一方、前記戸開禁止ボタン7の押下により戸開禁止登録が解除された際には、前記制御盤9は、当該押下された前記戸開禁止ボタン7の前記ボタン表示灯7a及び前記乗りかご1内の前記かご内表示灯8を消灯させるように制御を行うとともに、当該階床に前記乗りかご1が停止した場合には、エレベーターのドア2(前記かご戸2a及び前記乗場戸2b)の戸開を行うように制御を行う。
図6のフロー図は、この実施の形態におけるエレベーターの制御装置の動作を示すものである。
まず、ステップS1において、前記制御盤9は、各階床の前記乗場4に設置された前記戸開禁止ボタン7に対して戸開禁止登録操作が行われたか否か、すなわち、当該階床に対する戸開禁止が登録されていない状態で当該階床の前記乗場4に設置された前記戸開禁止ボタン7の押下がなされたか否かついて確認を行い、前記戸開禁止ボタン7に対して戸開禁止登録操作が行われたことが確認された場合は当該階床に対する戸開禁止を登録した上でステップS2へと進み、戸開禁止登録操作が行われたことが確認されない場合には戸開禁止登録操作が行われたことが確認されるまでこのステップS1を繰り返す。
ステップS2においては、前記乗りかご1が当該押下された前記戸開禁止ボタン7が設置された戸開禁止登録階床に停止し、かつ、戸開した状態であるか否かについて確認が行われる。この確認において、前記乗りかご1が当該押下された前記戸開禁止ボタン7が設置された戸開禁止登録階床に停止し、かつ、戸開した状態であることが確認された場合には、前記乗りかご1は前記戸開禁止登録解消において既に戸開している状態にあることから、ステップS3へと移行して前記制御盤9は当該階床に対する戸開禁止登録を解除し、ステップS1へと戻る。
まず、ステップS1において、前記制御盤9は、各階床の前記乗場4に設置された前記戸開禁止ボタン7に対して戸開禁止登録操作が行われたか否か、すなわち、当該階床に対する戸開禁止が登録されていない状態で当該階床の前記乗場4に設置された前記戸開禁止ボタン7の押下がなされたか否かついて確認を行い、前記戸開禁止ボタン7に対して戸開禁止登録操作が行われたことが確認された場合は当該階床に対する戸開禁止を登録した上でステップS2へと進み、戸開禁止登録操作が行われたことが確認されない場合には戸開禁止登録操作が行われたことが確認されるまでこのステップS1を繰り返す。
ステップS2においては、前記乗りかご1が当該押下された前記戸開禁止ボタン7が設置された戸開禁止登録階床に停止し、かつ、戸開した状態であるか否かについて確認が行われる。この確認において、前記乗りかご1が当該押下された前記戸開禁止ボタン7が設置された戸開禁止登録階床に停止し、かつ、戸開した状態であることが確認された場合には、前記乗りかご1は前記戸開禁止登録解消において既に戸開している状態にあることから、ステップS3へと移行して前記制御盤9は当該階床に対する戸開禁止登録を解除し、ステップS1へと戻る。
一方、ステップS2の確認において、前記乗りかご1が当該押下された前記戸開禁止ボタン7が設置された戸開禁止登録階床に停止していない、又は、戸閉した状態であることが確認された場合には、ステップS4へと進み戸開禁止運転へと移行する。
この戸開禁止運転においては、まず、ステップS5で、前記制御盤9は、前記戸開禁止登録階床の前記乗場4に設置された当該押下された前記戸開禁止ボタン7の前記ボタン表示灯7aを点灯させ、前記戸開禁止登録階床の前記乗場4にいる利用者に対し戸開禁止が登録された旨を報知する。
続くステップS6において、前記制御盤9は、前記乗りかご1内に設けられた前記かご内表示灯8を点灯させ、前記乗りかご1内の利用者に対し前記乗場4において異常な状況が発生しており戸開及び降車が禁止されている状態にある旨を報知する。
そして、ステップS7で、前記制御盤9は、前記乗りかご1が前記戸開禁止登録階床に到着・停止した際においても、戸開させずに戸閉状態を維持するように制御を行う。
この戸開禁止運転においては、まず、ステップS5で、前記制御盤9は、前記戸開禁止登録階床の前記乗場4に設置された当該押下された前記戸開禁止ボタン7の前記ボタン表示灯7aを点灯させ、前記戸開禁止登録階床の前記乗場4にいる利用者に対し戸開禁止が登録された旨を報知する。
続くステップS6において、前記制御盤9は、前記乗りかご1内に設けられた前記かご内表示灯8を点灯させ、前記乗りかご1内の利用者に対し前記乗場4において異常な状況が発生しており戸開及び降車が禁止されている状態にある旨を報知する。
そして、ステップS7で、前記制御盤9は、前記乗りかご1が前記戸開禁止登録階床に到着・停止した際においても、戸開させずに戸閉状態を維持するように制御を行う。
続くステップS8では、前記制御盤9は、前記乗りかご1が前記戸閉禁止登録階床において戸閉状態となってから設定時間を経過したか否かについて確認を行う。ここでこの設定時間は予め定められた上で前記制御盤9に記憶されている。この確認において、前記乗りかご1が前記戸閉禁止登録階床において戸閉状態となってから前記設定時間を経過したことが確認された場合には、ステップS9に移り、前記乗りかご1内の利用者の閉じ込めを防止するため、サービス(停止・戸開)可能な最寄階へと前記乗りかご1を走行させた後、ステップS11に移る。
一方、ステップS8の確認において、前記乗りかご1が前記戸閉禁止登録階床において戸閉状態となってから前記設定時間を経過していないことが確認された場合には、ステップS10に進み、前記制御盤9は、前記戸開禁止ボタン7に対して再登録操作が行われたか否か、すなわち、前記戸開禁止階床の前記乗場4に設置された当該押下された戸開禁止ボタン7の押下がなされたか否かについて確認を行う。
この確認において、前記戸開禁止ボタン7に対して再登録操作が行われたことが確認された場合には、前記制御盤9により当該戸開禁止登録が解除された上でステップS11へと進む。一方、ステップS10の確認において、前記戸開禁止ボタン7に対して再登録操作が行われたことが確認されない場合には、ステップS8へと戻る。
一方、ステップS8の確認において、前記乗りかご1が前記戸閉禁止登録階床において戸閉状態となってから前記設定時間を経過していないことが確認された場合には、ステップS10に進み、前記制御盤9は、前記戸開禁止ボタン7に対して再登録操作が行われたか否か、すなわち、前記戸開禁止階床の前記乗場4に設置された当該押下された戸開禁止ボタン7の押下がなされたか否かについて確認を行う。
この確認において、前記戸開禁止ボタン7に対して再登録操作が行われたことが確認された場合には、前記制御盤9により当該戸開禁止登録が解除された上でステップS11へと進む。一方、ステップS10の確認において、前記戸開禁止ボタン7に対して再登録操作が行われたことが確認されない場合には、ステップS8へと戻る。
ステップS11においては、戸開禁止運転が解除され、現在前記乗りかご1が停止している階床、すなわち、ステップS9を経由した場合にはサービスが可能である前記戸開禁止登録階床の前記最寄階であり、ステップS9を経由しない場合(前記戸開禁止ボタン7の再登録操作により当該戸開禁止登録が解除された場合)には前記戸開禁止登録階床であった階床、において戸開動作が開始される(ステップS12)。
そして、前記制御盤9は、当該押下された前記戸開禁止ボタン7の前記ボタン表示灯7a及び前記乗りかご1内に設けられた前記かご内表示灯8を消灯させた上で(ステップS13及びステップS14)、ステップS15へと至り、一連の動作フローを終了する。
そして、前記制御盤9は、当該押下された前記戸開禁止ボタン7の前記ボタン表示灯7a及び前記乗りかご1内に設けられた前記かご内表示灯8を消灯させた上で(ステップS13及びステップS14)、ステップS15へと至り、一連の動作フローを終了する。
以上のように構成されたエレベーターの制御装置においては、エレベーターの乗場に利用者の押下により前記乗場の階床を対象とする戸開禁止を登録する戸開禁止ボタンを設けて、戸開禁止が登録されている場合において前記戸開禁止の対象とする階床に乗りかごが停止した時に戸開せずに戸閉状態を継続する戸開禁止運転を行うことにより、ある階床の乗場付近で異常な状況が発生した時において、エレベーターの乗りかごが当該階床に到着した場合に、乗場側からの操作によって戸開を禁止して、乗りかご内の利用者に対し当該乗場への降車を阻止し、乗りかご内の利用者がこの異常な状況と遭遇してしまうことを未然に防止することができる。
また、戸開禁止登録時には、戸開禁止ボタンに内蔵されたボタン表示灯及び乗りかご内に設けられたかご内表示灯が点灯するため、乗りかご内の利用者に対し当該乗場に何らかの異常が発生している旨を伝えることが可能である。
さらに、戸開禁止の対象とする階床に乗りかごが停止し、戸開せずに戸閉状態を継続している場合に、戸開禁止ボタンに対し再登録操作がなされるか、又は、予め定めた設定時間を経過すると、戸開禁止登録が解除されて、当該階床又はサービス可能な最寄階において速やかに戸開されるため、乗りかご内に利用者が閉じ込められてしまうことを防ぐことができる。
さらに、戸開禁止の対象とする階床に乗りかごが停止し、戸開せずに戸閉状態を継続している場合に、戸開禁止ボタンに対し再登録操作がなされるか、又は、予め定めた設定時間を経過すると、戸開禁止登録が解除されて、当該階床又はサービス可能な最寄階において速やかに戸開されるため、乗りかご内に利用者が閉じ込められてしまうことを防ぐことができる。
1 乗りかご
2 ドア
2a かご戸
2b 乗場戸
3 かご内操作盤
3a かご内インジケータ
3b かご呼び登録ボタン
4 乗場
5 三方枠
6 乗場操作盤
6a 乗場呼び登録ボタン
7 戸開禁止ボタン
7a ボタン表示灯
8 かご内表示灯
9 制御盤
2 ドア
2a かご戸
2b 乗場戸
3 かご内操作盤
3a かご内インジケータ
3b かご呼び登録ボタン
4 乗場
5 三方枠
6 乗場操作盤
6a 乗場呼び登録ボタン
7 戸開禁止ボタン
7a ボタン表示灯
8 かご内表示灯
9 制御盤
Claims (6)
- エレベーターの乗場に設けられ、利用者の操作により前記乗場の階床を対象とする戸開禁止を登録する戸開禁止操作手段と、
前記戸開禁止が登録されている場合において、前記戸開禁止の対象とする階床に乗りかごが停止した時に、戸開せずに戸閉状態を継続する戸開禁止運転を行う制御手段と、を備えたことを特徴とするエレベーターの制御装置。 - 前記戸開禁止操作手段は、前記利用者の押下により前記乗場の階床を対象とする前記戸開禁止を登録する戸開禁止ボタンであることを特徴とする請求項1に記載のエレベーターの制御装置。
- 前記戸開禁止ボタンは、点消灯可能に内蔵されたボタン表示灯を備え、
前記ボタン表示灯は、前記戸開禁止の登録時に点灯されることを特徴とする請求項2に記載のエレベーターの制御装置。 - 前記乗りかごは、内部に、戸開及び降車が禁止されている状態にある旨を表示するかご内表示灯を備え、
前記かご内表示灯は、前記戸開禁止の登録時に点灯されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のエレベーターの制御装置。 - 前記制御手段は、前記戸開禁止が登録されている場合において、前記戸開禁止の対象とする階床に前記乗りかごが停止し、戸開せずに戸閉状態を継続している時に、前記利用者の操作により前記戸開禁止操作手段に対し再登録操作がなされると、前記戸開禁止の登録を解除して戸開することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のエレベーターの制御装置。
- 前記制御手段は、前記戸開禁止が登録されている場合において、前記戸開禁止の対象とする階床に前記乗りかごが停止し、戸開せずに戸閉状態を継続したまま、予め定めた設定時間を経過した時に、前記乗りかごをサービス可能な最寄階へと走行させて戸開することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のエレベーターの制御装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114920106A (zh) * | 2022-06-01 | 2022-08-19 | 日立楼宇技术(广州)有限公司 | 电梯开门提醒系统、电梯开门提醒方法和存储介质 |
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2008
- 2008-07-22 JP JP2008188622A patent/JP2010024003A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114920106A (zh) * | 2022-06-01 | 2022-08-19 | 日立楼宇技术(广州)有限公司 | 电梯开门提醒系统、电梯开门提醒方法和存储介质 |
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