JP6086617B2 - 部品整列装置および部品供給システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の部品を自動的に整列させるための部品整列装置に関する。また、本発明は、かかる部品整列装置を備える部品供給システムに関する。
従来、ボウル内の複数の部品を自動的に整列させて連続的に送出するパーツフィーダが知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のパーツフィーダは、ボウルをその周方向へ振動させる駆動機構と、ボウルの外周端部に連結される直進フィーダレールとを備えている。また、このパーツフィーダでは、ボウルの内周面に、部品を一列に整列させるための螺旋状の段差部が形成されている。
特開2001−114413号公報
特許文献1に記載のパーツフィーダでは、ボウルの内周面に螺旋状の段差部を形成しなければならないため、ボウルの大きさは一定以上の大きさとなる。すなわち、このパーツフィーダでは、ボウルが大型化する。また、このパーツフィーダでは、大型化したボウルを振動させる必要があるため、駆動機構が大型化し、また、ボウルを支える部材が大型化するおそれがある。その結果、特許文献1に記載のパーツフィーダでは、装置の小型化を図ることは困難である。
そこで、本発明の課題は、小型化することが可能な部品整列装置を提供することにある。また、本発明の課題は、かかる部品整列装置を備える部品供給システムを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の部品整列装置は、整列前の部品がその上面に供給される円板状のディスクと、ディスクを回転させるためのモータと、ディスクの上側に配置されるとともに部品を整列させるための整列用溝が形成される平板状のガイド板と、モータの出力軸に固定される偏心部材とを備え、ディスクは、偏心部材に相対回転可能に支持され、上側から見たときに、ディスクの中心と、出力軸の回転中心とがずれており、モータが回転すると、ディスクが出力軸に対して偏心揺動回転をし、ディスクを偏心揺動回転させることで、部品を整列用溝に沿って移動させて整列させることを特徴とする。
本発明では、円板状に形成されるディスクの上側に配置される平板状のガイド板に、部品を整列させるための整列用溝が形成されており、モータが回転すると、ディスクが出力軸に対して偏心揺動回転をする。また、本発明では、ディスクを偏心揺動回転させることで、部品を整列用溝に沿って移動させて整列させている。すなわち、本発明では、円板状のディスクを用いて、部品を整列させている。本発明では、ディスクが円板状に形成されていれば、部品を整列させることが可能になるため、ディスクを小型化することが可能になり、また、ディスクを回転させるためのモータ等を小型化することが可能になる。したがって、本発明では、部品整列装置を小型化することが可能になる。
また、本発明では、ディスクの上側に配置される平板状のガイド板に整列用溝が形成されており、ガイド板が平板状に形成されていれば、整列用溝を用いて、部品を整列させることが可能になるため、ガイド板を小型化することが可能になる。したがって、部品整列装置をより小型化することが可能になる。また、本発明では、ディスクを偏心揺動回転させることで、部品を整列用溝に沿って移動させているため、整列用溝に部品が引っ掛からないように、整列用溝に沿って部品を移動させることが可能になる。
本発明において、たとえば、ガイド板には、整列前の複数の部品をディスク上に供給するための開口部が整列用溝に繋がるように形成され、整列用溝および開口部は、ガイド板の厚さ方向でガイド板を貫通している。この場合には、ガイド板がディスクの上側に配置されていても、整列前の複数の部品を、ガイド板に形成された開口部からディスク上へ供給することが可能になる。また、この場合には、開口部からディスク上へ供給された部品を開口部に繋がる整列用溝へ導くことが可能になる。
本発明において、部品整列装置は、たとえば、ディスクの外径よりも大きな内径を有する略環状に形成されディスクの外周面を囲むように配置されるガイド部材を備え、ディスクは、モータが回転すると、ガイド部材の内周面に沿って偏心揺動回転をする。
本発明において、部品整列装置は、ガイド部材の円周方向において所定の間隔で配置される弾性部材を備え、弾性部材の一部は、ガイド部材の内周面よりもガイド部材の径方向の内側へ突出してディスクの外周面に当接可能となっていることが好ましい。このように構成すると、偏心部材の、出力軸の回転中心に対するディスクの中心の偏心量の精度が低くても、ディスクの外周面が当接する弾性部材を弾性変形させることで、ディスクをガイド部材の内周面に沿って容易に偏心揺動回転させることが可能になる。したがって、偏心部材を容易に製造することが可能になり、偏心部材のコストを低減することが可能になる。また、このように構成すると、ディスクの外周面とガイド部材の内周面とが接触しないため、ディスクおよびガイド部材の摩耗を抑制することが可能になる。
本発明において、部品整列装置は、ガイド板の上側に配置されるとともに、ディスク上から取り上げられた整列後の部品が搭載可能な搭載部材を備え、搭載部材は、上側から見たときに搭載部材の中心とモータの出力軸の回転中心とが略一致するように出力軸に連結されていることが好ましい。このように構成すると、整列後の部品を搭載部材に搭載し、モータの出力軸の回転中心を中心にして回転させることが可能になる。したがって、整列後の部品の向きを任意の向きに合わせることが可能になる。
本発明において、整列用溝の先端部は、ディスク上から取り上げられる前の整列後の部品が配置される整列後部品配置部となっており、整列後部品配置部は、整列用溝の、整列後部品配置部に繋がる部分に対して略直角に折れ曲がるように形成されるとともに、1個の部品は入るが2個の部品は入らない大きさに形成されていることが好ましい。このように構成すると、整列後部品配置部に配置される整列後の部品が1個となるため、整列後の部品を1個ずつ、確実に取り上げることが可能になる。
本発明では、整列用溝における部品の引っ掛かりを防止するために、モータを正転および逆転させて、部品を整列させることが好ましい。このように構成すると、整列用溝における部品の引っ掛かりを防止することが可能になる。
本発明において、部品整列装置は、ディスクとしての第1ディスクおよび第2ディスクと、第1ディスクの上側に配置されるとともに整列用溝としての第1整列用溝が形成されるガイド板としての第1ガイド板と、第2ディスクの上側に配置されるとともに整列用溝としての第2整列用溝が形成されるガイド板としての第2ガイド板とを備え、第1ディスクは、第2ディスクよりも上側に配置されるとともに、第2ディスクと隣り合うように配置され、第1ガイド板は、第2ガイド板よりも上側に配置されるとともに、第1ガイド板の一部と第2ガイド板の一部とが重なっており、第1整列用溝の先端部は、整列後の部品が配置される第1整列後部品配置部となっており、第2整列用溝の先端部は、整列後の部品が配置される第2整列後部品配置部となっており、第2整列後部品配置部は、第1ガイド板と第2ガイド板とが重なっている部分に形成され、第1ガイド板には、第2整列後部品配置部を露出させる貫通孔が第1ガイド板の厚さ方向で第1ガイド板を貫通するように形成され、部品が通過可能となるように第1整列後部品配置部と貫通孔とが繋がっていることが好ましい。このように構成すると、第1整列後部品配置部に配置された部品を貫通孔に向かって移動させることで、この部品と、第2整列後部品配置部に配置された部品とを重ねることが可能になる。したがって、2個の部品を重ねた状態で取り上げることが可能になる。
本発明において、たとえば、第1整列用溝で整列させられる部品は、バネ座金であり、第2整列用溝で整列させられる部品は、平座金である。この場合には、第1整列後部品配置部に配置されたバネ座金を貫通孔に向かって移動させることで、バネ座金と、第2整列後部品配置部に配置された平座金とを重ねることが可能になる。したがって、たとえば、重なっている状態の平座金およびバネ座金の上側にネジを配置し、平座金およびバネ座金にネジを挿入するとともに、平座金およびバネ座金を吸引することで、平座金とバネ座金とを一度にネジに取り付けることが可能になる。
本発明の部品整列装置は、整列後の部品を取り出す取出装置を備える部品供給システムに用いることができる。この部品供給システムでは、部品整列装置を小型化することが可能になるため、システム全体を小型化することが可能になる。
以上のように、本発明では、部品整列装置および部品供給システムを小型化することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかる部品供給システムの斜視図である。 図1に示す部品整列装置の斜視図である。 図2に示す部品整列装置の上端側部分の分解斜視図である。 図2に示すディスクの動きを説明するための平面図である。 図2に示すガイド板の平面図である。 (A)は図5のM部の拡大図、(B)は図5のN部の拡大図、(C)は図5のO部の拡大図、(D)は図5のP部の拡大図である。 図2に示す部品整列装置の動作を説明するための図である。 (A)は図7(A)のQ部の拡大図、(B)は図7(B)のR部の拡大図である。 図7のS部の状態を説明するための拡大図である。 図7のT部の状態を説明するための拡大図である。 本発明の他の実施の形態にかかる第4溝部を説明するための拡大図である。 本発明の他の実施の形態にかかるガイド板を説明するための平面図である。 本発明の他の実施の形態にかかる部品整列装置の上端側部分の斜視図である。 本発明の他の実施の形態にかかる部品整列装置の上端側部分の斜視図である 図14に示す部品整列装置の平面図である。 図15のU−U断面の断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(部品供給システムの概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる部品供給システム1の斜視図である。
本形態の部品供給システム1は、複数の部品2(図7参照)を自動的に整列させて供給するためのシステムであり、多品種少量の部品2の供給に適したシステムである。この部品供給システム1は、微細な部品2を供給することが可能であり、本形態では、チップコンデンサ等の略直方体状に形成された微細な部品2を自動的に整列させて供給する。部品供給システム1は、複数の部品2を自動的に整列させる複数の部品整列装置3と、部品整列装置3で整列させた整列後の部品2を取り出して所定の機器等へ供給する取出装置4とを備えている。なお、部品供給システム1は、部品整列装置3に部品2を供給する部品供給装置を備えていても良い。
部品整列装置3は、部品供給システム1のフレーム5に固定されている。部品整列システム3の詳細な構成については後述する。取出装置4は、本体部6と、本体部6に保持されるアーム7と、部品2を掴むチャック部8とを備えている。本体部6は、フレーム5に対して水平方向および上下方向へ移動可能となっている。アーム7の基端は、本体部6に回転可能に連結されている。チャック部8は、アーム7の先端側の下面に取り付けられている。チャック部8は、部品2を把持するための複数の爪や吸着パッド等を備えている。部品供給システム1では、チャック部8が、部品整列装置3で整列させた部品2に上側から近づいて部品2を把持し、部品整列装置3から取り上げる。
(部品整列装置の構成)
図2は、図1に示す部品整列装置3の斜視図である。図3は、図2に示す部品整列装置3の上端側部分の分解斜視図である。図4は、図2に示すディスク11の動きを説明するための平面図である。図5は、図2に示すガイド板12の平面図である。図6(A)は、図5のM部の拡大図、図6(B)は、図5のN部の拡大図、図6(C)は、図5のO部の拡大図、図6(D)は、図5のP部の拡大図である。
部品整列装置3は、整列前の複数の部品2がその上面に供給される円板状のディスク11と、部品2を整列させるための整列用溝12aが形成される平板状のガイド板12と、ガイド板12が固定される固定部材13と、ディスク11を回転させるためのモータ14とを備えている。本形態のモータ14は、ステッピングモータである。
ディスク11の中心には、円形の貫通孔11aが形成されている。ディスク11の下面には、略円筒状に形成される軸受保持部材15が固定されている。軸受保持部材15は、その軸中心がディスク11の中心C1(図4参照)を通過するように、ディスク11の下面に固定されている。
モータ14は、その出力軸が上側へ突出するように配置されている。モータ14の上端面には、スペーサ17が固定され、スペーサ17の上面には、部品供給システム1のフレーム5に部品整列装置3を固定するための固定板18が固定されている。スペーサ17の内部には、モータ14の原点位置を検出するための位置検出機構(図示省略)が配置されている。
モータ14の出力軸には、所定の部材を介して、あるいは、直接、偏心部材19が固定されている。偏心部材19は、円環状の鍔部19aと、略円筒状の筒部19bとを備える鍔付きの略円筒状に形成されている。偏心部材19は、鍔部19aが下側に配置されるように、モータ14の出力軸に連結されている。偏心部材19には、上下方向に貫通する貫通孔19cが形成されている。貫通孔19cは、筒部19bの軸中心と貫通孔19cの軸中心とが所定量ずれるように形成されている。貫通孔19cには、モータ14の出力軸に固定される部材、または、モータ14の出力軸が挿入されて固定されており、貫通孔19cの軸中心と、モータ14の出力軸の回転中心C2(図4参照)とが略一致している。
偏心部材19の筒部19bは、軸受保持部材15の内周側に配置されている。筒部19bの外周面と軸受保持部材15の内周面との間には、円環状の軸受20が配置されており、ディスク11および軸受保持部材15は、偏心部材19に対して相対回転可能となっている。すなわち、ディスク11は、偏心部材19に相対回転可能に支持されている。また、筒部19bの軸中心はディスク11の中心C1を通過している。すなわち、図4に示すように、上下方向から見たときにディスク11の中心C1とモータ14の出力軸の回転中心C2とは、所定量ずれている。軸受20は、筒部19bの外周面に固定されている。軸受保持部材15は、軸受20に着脱可能に嵌め込まれており、ディスク11および軸受保持部材15を偏心部材19に容易に取り付けること、および、ディスク11および軸受保持部材15を偏心部材19から容易に取り外すことが可能となっている。
固定部材13は、上下方向から見たときの形状が略正方形状となる略厚板状に形成されており、固定板18の上面に固定されている。固定部材13の中心には、円形の貫通孔13aが形成されている。固定部材13の上面の四隅等には、ガイド板12を固定するための固定部13bが上側へわずかに突出するように形成されている。固定部材13の上面の、貫通孔13aの周囲には、略円環状に形成されるガイド部材としてガイド部13cが上側に突出するように形成されている。ガイド部13cには、固定部材13の上面まで窪む凹部13dが、ガイド部13cの円周方向において一定の間隔で形成されており、ガイド部13cは、略円弧状に形成される複数のガイド片部13eによって構成されている。ガイド部13cの内径は、ディスク11の外径よりも大きくなっている。また、ガイド部13cの曲率中心は、モータ14の出力軸の回転中心C2と略一致している。
凹部13dのそれぞれには、弾性部材としてのOリング21が配置されている。Oリング21には、凹部13dから立ち上るように凹部13dに固定されるピン22(図4参照)が挿通されており、ピン22によって、凹部13dからのOリング21の抜けが防止されている。Oリング21は、その一部がガイド部13cの内周面よりも径方向の内側へ突出するように凹部13dに配置されている。
ガイド部13cの外周側には、ガイド部13cの内周面からのOリング21の突出量を調整する調整部材23が配置されている。調整部材23は、略円環状に形成されている。この調整部材23は、固定部材13の上面の、固定部13bとガイド部13cとの間に配置されている。調整部材23の内周面には、調整部材23の径方向の外側に向かって窪む凹部23aが形成されている。凹部23aは、略円弧の曲面状に形成される円弧部23bと、調整部材23の周方向の一方において調整部材23の内周面と円弧部23bとを滑らかに繋ぐ平面状の平面部23cとから構成されている。
本形態では、凹部23aにOリング21が当接しており、ガイド部13cに沿って調整部材23を回動させることで、ガイド部13cの内周面からのOリング21の突出量が調整される。図4に示すように、円弧部23bにOリング21が当接しているときに、ガイド部13cの内周面からのOリング21の突出量が最小になる。この状態から、図4の反時計回りの方向(反時計方向)へ調整部材23を回動させると、平面部23cによって、Oリング21が径方向の内側に徐々に押し出されて、ガイド部13cの内周面からのOリング21の突出量が徐々に大きくなっていく。
偏心部材19に相対回転可能に支持されたディスク11は、ガイド部13cの内周側に配置されている。すなわち、ガイド部13cは、ディスク11の外周面を囲むように配置されている。また、ディスク11は、Oリング21の一部がディスク11の外周面に当接可能となるように配置されており、複数のOリング21のうちのいくつかのOリング21の一部にディスク11の外周面が当接している。本形態では、1個のOリング21の一部に、ディスク11の外周面が当接している。
上述のように、ディスク11は、偏心部材19に相対回転可能に支持されており、また、上下方向から見たときにディスク11の中心C1とモータ14の出力軸の回転中心C2とが所定量ずれている。そのため、モータ14が回転すると、ディスク11は、複数のOリング21の一部に順次当接しながら、ガイド部13cの内周面に沿って、モータ14の出力軸に対して偏心揺動回転をする。たとえば、図4の二点鎖線で示すような軌跡を描きながら、ディスク11は、モータ14の出力軸に対して偏心揺動回転をする。また、ディスク11は、モータ14の回転方向と反対方向へ回転する。
ガイド板12は、略正方形状に形成されている。このガイド板12は、固定部材13の固定部13bの上面に固定されており、ディスク11の上側に配置されている。また、ガイド板12は、モータ14の出力軸の回転中心C2がその中心を通過するように固定部材13に固定されている。ガイド板12とディスク11との間には、略直方体状に形成される部品2がガイド板12とディスク11との間に入り込まない程度の隙間が形成されている。以下のガイド板12の説明では、図5のX1方向側を「右」側、X2方向側を「左」側、Y1方向側を「前」側、Y2方向側を「後(後ろ)」側とする。
ガイド板12には、上述の整列用溝12aに加えて、整列前の複数の部品2をディスク11上に供給するための開口部12bが形成されている。開口部12bは、整列用溝12aの基端に繋がるように形成されている。また、整列用溝12aおよび開口部12bは、ガイド板12の厚さ方向でガイド板12を貫通するように形成されている。
開口部12bは、図5に示すように、側面12c〜12h、12j、12kによって画定されている。側面12cは、モータ14の出力軸の回転中心C2よりも後ろ側かつ左側に配置され左右方向に平行な平面状に形成されている。側面12dは、側面12cの左端に繋がる略1/4円弧の凹曲面状に形成されている。側面12eは、側面12dの左端から後ろ側へ伸びる前後方向に平行な平面状に形成されている。側面12fは、回転中心C2よりも後ろ側に配置され側面12eの後端に繋がる略円弧の凹曲面状に形成されている。側面12gは、回転中心C2よりも右側に配置され側面12fの右端から前側へ伸びる前後方向に平行な平面状に形成されている。側面12hは、回転中心C2よりも前側に配置され側面12gの前端から左前方向へ傾斜する平面状に形成されている。側面12jは、側面12cの右端に繋がる略円弧の凸曲面状に形成されている。側面12kは、回転中心C2よりも右側に配置され側面12jの右端に繋がるとともに右前方向へ傾斜する平面状に形成されている。また、側面12kは、側面12hの近傍まで伸びている。
整列用溝12aは、スリット状に形成されており、回転中心C2よりも下側に配置されている。また、整列用溝12aは、第1溝部12pと、第2溝部12qと、第3溝部12rと、第4溝部12sとによって構成されている。第1溝部12pは、整列用溝12aの基端部を構成しており、側面12h、12kに繋がるように形成されている。また、第1溝部12pは、左前側へ傾斜する直線状に形成されている。第2溝部12qは、第1溝部12pの左前端に繋がっており、第1溝部12pの左前端から左後ろ側へ傾斜する直線状に形成されている。第3溝部12rは、第2溝部12qの左後端に繋がっており、第2溝部12qの左後端から後ろ側へ伸びる直線状に形成されている。第4溝部12sは、整列用溝12aの先端部を構成している。この第4溝部12sは、第3溝部12rの後端に繋がっている。また、第4溝部12sは、第3溝部12rに対して右側へ略直角に折れ曲がるように形成されている。本形態の第4溝部12sは、ディスク11上から取り上げられる前の整列後の部品2が配置される整列後部品配置部である。
第1溝部12pの幅H1は一定になっている。また、第2溝部12qの幅H2も一定になっている。同様に、第3溝部12rの幅H3も一定になっており、第4溝部12sの幅H4も一定になっている。幅H1〜幅H4は、この順番で次第に狭くなっている。また、たとえば、幅H1は、図6(D)に示すように、略直方体状に形成される部品2の長手方向が第1溝部12pの幅方向と一致している場合であっても、部品2が通過可能な幅となっており、幅H2は、図6(C)に示すように、部品2の長手方向が第2溝部12rの幅方向と一致している場合には、部品2が通過できない幅となっている。
なお、第1溝部12pの幅H1が、第2溝部12qに向かうにしたがって次第に狭くなるように形成され、第2溝部12qの幅H2が、第3溝部12rに向かうにしたがって次第に狭くなるように形成され、第3溝部12rの幅H3が、第4溝部12sに向かうにしたがって次第に狭くなるように形成されても良い。
第1溝部12pと第2溝部12qとのなす角度θ1は、略120°となっている。また、第2溝部12qと第3溝部12rとのなす角度θ2も、略120°となっている。すなわち、整列用溝12aは、2回、略120°に折れ曲がるように形成されている。また、図6(A)に示すように、第4溝部12sは、1個の部品2は入るが2個の部品2は入らない大きさに形成されている。また、ガイド板12の上面には、第4溝部12sを囲むように、凹部12tが下側へ窪むように形成されている。凹部12tは、略円形状に形成されている。なお、ガイド板12の上面に凹部12tが形成されていなくても良い。
(部品整列装置の動作)
図7は、図2に示す部品整列装置3の動作を説明するための図である。図8(A)は、図7(A)のQ部の拡大図、図8(B)は、図7(B)のR部の拡大図である。図9は、図7のS部の状態を説明するための拡大図である。図10は、図7のT部の状態を説明するための拡大図である。
部品整列装置3では、開口部12bを介してディスク11上に複数の部品2が供給されると、ディスク11の上面と部品2との間の摩擦力で整列用溝12aに沿って部品2が移動して整列するようにディスク11が偏心揺動回転をする。具体的には、整列用溝12aにおける部品2の引っ掛かりを防止するために、ディスク11が正方向および逆方向へ偏心揺動回転をするように、モータ14が正転および逆転をする。
ディスク11が正方向(図7の時計回りの方向(時計方向))へ偏心揺動回転すると、たとえば、図7(A)に示すように、部品2は、整列用溝12aの基端側から先端側に向かって、整列用溝12aの側面に繰り返しぶつかりながら移動して、整列していく。整列用溝12aの先端まで移動した1個の部品2は、第4溝部12sの中に入る。その後、ディスク11が逆方向(図7の反時計方向)へ偏心揺動回転すると、図7(B)に示すように、第4溝部12sの中に入っている1個の部品2を除くその他の部品2は、整列用溝12aの先端側から基端側に向かって移動する。本形態では、この状態で、取出装置4が部品整列装置3から部品2を取り出す。
なお、ディスク11が正方向へ偏心揺動回転する際に側面12kに当接した部品2には、ディスク11の上面との間の摩擦によって、略左下方向への力が作用するため、側面12kに当接した部品2は、側面12kに沿って右下方向へ移動して、整列用溝12aへ案内される。
ディスク11が正方向へ偏心揺動回転したときに第4溝部12sの中に入った部品2は、図8(A)に示すように、第4溝部12sの後側面に当接する。その後、ディスク11が逆方向へ偏心揺動回転すると、第4溝部12sの中の部品2は、図8(B)に示すように、第4溝部12sの前側面および右側面に当接する。すなわち、部品2は、第4溝部12sの中で精度良く位置決めされる。
また、第2溝部12qと第3溝部12rとのなす角度θ2が略120°であるため、ディスク11が正方向への偏心揺動回転と逆方向への偏心揺動回転とを繰り返すと、図9に示すように、部品2は、第2溝部12qと第3溝部12rとの接続部において、円滑に方向を変えながら、この接続部を通過していく。
また、第1溝部12pと第2溝部12qとのなす角度θ1が略120°であるため、ディスク11が正方向への偏心揺動回転と逆方向への偏心揺動回転とを繰り返すと、図10に示すように、部品2は、第1溝部12pと第2溝部12qとの接続部において、円滑に方向を変えながら、この接続部を通過していく。たとえば、図10(A)に示す姿勢で移動してきた部品2は、図10(B)、(C)に示すようにその方向を変えながら、図10(D)に示すように、第1溝部12pと第2溝部12qとの接続部を通過していく。また、たとえば、図10(E)に示す姿勢で移動してきた部品2は、図10(F)、(C)に示すようにその方向を変えながら、第1溝部12pと第2溝部12qとの接続部を通過し、図10(G)に示す姿勢で移動してきた部品2は、図10(H)に示すようにその方向を変えながら、第1溝部12pと第2溝部12qとの接続部を通過していく。また、図10(I)に示す姿勢で移動してきた部品2は、図10(J)、(K)に示すようにその方向を変えながら、第1溝部12pと第2溝部12qとの接続部を通過していく。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、ディスク11が円板状に形成されていても、ディスク11とガイド板12とを用いて、部品2を整列させることができる。そのため、ディスク11を小型化することが可能になり、また、ディスク11を回転させるためのモータ14等を小型化することが可能になる。また、本形態では、ガイド板12が略正方形の平板状に形成されていても、ディスク11とガイド板12とを用いて、部品2を整列させることができる。そのため、ガイド板12を小型化することが可能になる。したがって、本形態では、部品整列装置3を小型化することが可能になる。また、本形態では、部品整列装置3を小型化することが可能になるため、部品供給システム1を小型化することが可能になる。
本形態では、ディスク11は、モータ14の出力軸に対して偏心揺動回転をしている。また、本形態では、ディスク11は、正方向および逆方向へ偏心揺動回転をしている。そのため、本形態では、整列用溝12aが折れ曲がっていても、整列用溝12aに部品2が引っ掛からないように、整列用溝12aに沿って部品2を移動させることが可能になる。また、本形態では、第1溝部12pと第2溝部12qとのなす角度θ1が略120°となっており、また、第2溝部12qと第3溝部12rとのなす角度θ2が略120°なっているため、上述のように、第1溝部12pと第2溝部12qとの接続部および第2溝部12qと第3溝部12rとの接続部において、部品2を円滑に通過させることが可能になる。
本形態では、Oリング21の一部がディスク11の外周面に当接可能となっている。そのため、偏心部材19において、モータ14の出力軸の回転中心C2に対するディスク11の中心C1の偏心量の精度が低くても、ディスク11の外周面が当接するOリング21を弾性変形させることで、ディスク11をガイド部13cの内周面に沿って容易に偏心揺動回転させることが可能になる。したがって、本形態では、偏心部材19を容易に製造することが可能になり、偏心部材19のコストを低減することが可能になる。また、ディスク11の外周面とガイド部13cの内周面とが接触しないため、ディスク11およびガイド部13cの摩耗を抑制することが可能になる。
本形態では、ガイド部13cの外周側に、ガイド部13cの内周面からのOリング21の突出量を調整する調整部材23が配置されている。そのため、本形態では、ガイド部13cの内周面からのOリング21の突出量を容易に調整することが可能になる。したがって、本形態では、モータ14の出力軸の回転中心C2に対するディスク11の中心C1の偏心量が変わっても、ディスク11の外周面にOリング21を容易に当接させることが可能になる。
本形態では、整列用溝12aの先端部を構成する第4溝部12sは、第3溝部12rに対して略直角に折れ曲がるように形成されている。また、第4溝部12sは、1個の部品2は入るが2個の部品2は入らない大きさに形成されている。そのため、ディスク11が正方向へ偏心揺動回転した後に逆方向へ偏心揺動回転すると、第4溝部12sの中に1個の部品2が残る。したがって、本形態では、整列後の部品2を1個ずつ、確実に取り出すことが可能になる。また、本形態では、第4溝部12sを囲むようにガイド板12の上面に凹部12tが形成されているため、第4溝部12sの中に入っている部品2を取出装置4のチャック部8で掴みやすくなる。したがって、本形態では、整列後の部品2を取り出しやすくなる。
(第4溝部の変形例)
図11は、本発明の他の実施の形態にかかる第4溝部12uを説明するための拡大図である。上述した形態では、第3溝部12rに対して右側へ略直角に折れ曲がる第4溝部12sが第3溝部12rの後端に繋がっているが、図11に示すように、第4溝部12sに代えて、円形状の第4溝部12uが第3溝部12rの後端に繋がっていても良い。この場合には、第4溝部12uの直径は、略直方体状に形成される部品2の長手方向の長さよりもわずかに大きく形成される。
この場合には、ディスク11が正方向へ偏心揺動回転すると、図11(A)に示すように、部品2は、第4溝部12uの中に入り、その後、図11(B)に示すように、図11の時計方向へ回動する。その後、ディスク11が逆方向へ偏心揺動回転すると、部品2は、整列用溝12aの先端側から基端側に向かって移動するが、図11(C)に示すように、第4溝部12uの中に入っている部品2は、第4溝部12uの側面に引っ掛かって、第4溝部12uの中に留まる。その後、ディスク11の偏心揺動回転の方向を短い周期で正方向と逆方向とに切り替えて、図11(D)に示すように、第4溝部12uの中で、部品2の長手方向と左右方向とが一致するまで、部品2を回動させて整列させる。第4溝部12uの中で部品2が整列すると、取出装置4が整列後の部品2を取り出す。
(ガイド板の変形例)
図12は、本発明の他の実施の形態にかかるガイド板32を説明するための平面図である。上述した形態で、ガイド板12に1個の整列用溝12aと整列用溝12aに繋がる1個の開口部12bが形成されている。この他にもたとえば、図12に示すガイド板32のように、ガイド板32に複数の整列用溝12aが形成されるとともに、複数の整列用溝12aのそれぞれに繋がる複数の開口部12bが形成されても良い。この場合には、たとえば、ガイド板32の中心に対して所定の角度ピッチで、複数の整列用溝12aおよび開口部12bが形成される。この場合には、1枚のディスク11を用いて、複数個の部品2を同時に整列させることが可能になる。
(部品整列装置の変形例1)
図13は、本発明の他の実施の形態にかかる部品整列装置3の上端側部分の斜視図である。上述した部品整列装置3において、図13に示すように、ガイド板12の上側に、ディスク11上から取り上げられた整列後の部品2が搭載可能な搭載部材35が配置されても良い。搭載部材35は、円板状に形成されている。また、搭載部材35は、上側から見たときに、搭載部材35の中心とモータ14の出力軸の回転中心C2とが一致するようにモータ14の出力軸に連結されている。この場合には、取出装置4は、整列後の部品2をディスク11上から取り上げて、搭載部材35に搭載する。また、部品2が搭載された搭載部材35をモータ14によって任意の方向へ回動させて、部品2の向きを任意の向きに合わせた後、再び、取出装置4が部品2を取り出す。このように、ガイド板12の上側に搭載部材35が配置されている場合には、部品2の向きを任意の向きに合わせてから部品2を取り出すことが可能になる。
(部品整列装置の変形例2)
図14は、本発明の他の実施の形態にかかる部品整列装置43の上端側部分の斜視図である。図15は、図14に示す部品整列装置43の平面図である。図16は、図15のU−U断面の断面図である。
図14〜図16に示す部品整列装置43は、部品であるバネ座金2Aを自動的に整列させる部品整列部44と、部品である平座金2Bを自動的に整列させる部品整列部45とが組み合わされることで構成されている。部品整列部44、45は、ガイド板12に形成される後述の整列用溝12v、12w等の構成を除けば、部品整列装置3と同様に構成されている。したがって、以下の説明では、部品整列装置3の構成と共通する部品整列部44、45の構成についての説明は省略する。なお、以下の説明では、図15のX1方向側を「右」側、X2方向側を「左」側、Y1方向側を「前」側、Y2方向側を「後(後ろ)」側とする。
部品整列部44と部品整列部45とは、左右方向で互いに隣り合うように組み合わされている。この変形例では、部品整列部44が右側に配置され、部品整列部45が左側に配置されている。図16に示すように、部品整列部44を構成するディスク11(以下、「第1ディスク11A」とする)は、部品整列部45を構成するディスク11(以下、「第2ディスク11B」とする)よりも上側に配置されている。また、第1ディスク11Aは、第2ディスク11Bと左右方向で隣り合うように配置されている。部品整列部44を構成するガイド板12(以下、「第1ガイド板12A」とする)は、部品整列部45を構成するガイド板12(以下、「第2ガイド板12B」とする)よりも上側に配置されている。また、第1ガイド板12Aの左端側と、第2ガイド板12Bの右端側とは、上下方向で重なっている。
第1ガイド板12Aには、バネ座金2Aを整列させるための整列用溝(第1整列用溝)12vが形成され、第2ガイド板12Bには、平座金2Bを整列させるための整列用溝(第2整列用溝)12wが形成されている。整列用溝12v、12wは、整列用溝12aとほぼ同様に構成されている。具体的には、整列用溝12vは、第4溝部12sを備えていない点を除けば、整列用溝12aと同様に構成されている。また、整列用溝12wは、第4溝部12sの伸びる方向と逆側に向かって伸びる溝部が第4溝部12sに代えて形成されている点を除けば、整列用溝12aと同様に構成されている。また、第1ガイド板12Aおよび第2ガイド板12Bには、開口部12bとほぼ同様に構成される開口部12xが形成されている。図15に示すように、上側から見たときに、第1ガイド板12Aの整列用溝12vおよび開口部12xと、第2ガイド板12Bの整列用溝12wおよび開口部12xとは、略点対称に形成されている。
整列用溝12vの先端部は、整列後のバネ座金2Aが配置される整列後部品配置部(第1整列後部品配置部)12v1となっている。整列用溝12wの先端部は、整列後の平座金2Bが配置される整列後部品配置部(第2整列後部品配置部)12w1となっている。整列後部品配置部12v1と、整列後部品配置部12w1とは左右方向で隣り合う位置に形成されている。具体的には、整列後部品配置部12v1が右側に配置され、整列後部品配置部12w1が左側に配置されている。また、整列後部品配置部12w1は、第1ガイド板12Aと第2ガイド板12Bとが重なっている部分に形成されている。第1ガイド板12Aには、整列後部品配置部12w1を露出させる貫通孔12yが形成されている。貫通孔12yは、第1ガイド板12Aの厚さ方向で第1ガイド板12Aを貫通するように形成されている。
図15に示すように、整列後部品配置部12v1と貫通孔12yとは繋がっている。すなわち、第1ガイド板12Aには、整列後部品配置部12v1と貫通孔12yと繋ぐ溝部12zが第1ガイド板12Aの厚さ方向で第1ガイド板12Aを貫通するように形成されている。溝部12zの幅は、整列後部品配置部12v1と貫通孔12yとの間でバネ座金2Aが通過可能な幅となっている。なお、整列後部品配置部12v1と貫通孔12yとは、溝部12zを介さずに直接繋がっていても良い。また、第1ガイド板12Aには、貫通孔12yと第1ガイド板12Aの右端面とを繋ぐ溝部が第1ガイド板12Aの厚さ方向で第1ガイド板12Aを貫通するように形成されているが、この溝部は形成されなくても良い。
部品整列装置43では、部品整列装置3と同様に部品整列部44が動作して、整列後部品配置部12v1にバネ座金2Aが配置される。また、部品整列装置3と同様に部品整列部45が動作して、整列後部品配置部12w1に平座金2Bが配置される。また、この状態で、チャック部47に保持されたネジ48の軸部の先端側が上側からバネ座金2Aに挿入される。その後、チャック部47が貫通孔12yに向かって移動する。すなわち、チャック部47が整列後部品配置部12w1に向かって移動する。チャック部47が整列後部品配置部12w1に到達すると、バネ座金2Aと平座金2Bとが重なる。この状態で、チャック部47とともにネジ48が下側へ移動し、ネジ48の軸部がバネ座金2Aおよび平座金2Bに挿通されるとともに、バネ座金2Aおよび平座金2Bがネジ48の頭部に向かって吸引されると、図14の二点鎖線で示すように、バネ座金2Aと平座金2Bとが一度にネジ48に取り付けられる。このように、部品整列装置43では、バネ座金2Aと平座金2Bとを重ねることができる。また、重なった状態のバネ座金2Aおよび平座金2Bを吸引することで、バネ座金2Aと平座金2Bとを一度にネジ48に取り付けることができる。
なお、チャック部47は、アーム7の先端側の下面に取り付けられている。また、部品整列装置43を用いて、バネ座金2Aおよび平座金2B以外の2個の部品を重ねるとともに、重なった状態の2個の部品をチャック部47で取り上げても良い。
(その他の変形例)
上述した形態では、整列される部品2は、略直方体状の部品であり、また、変形例2では、整列される部品は、バネ座金2Aおよび平座金2Bであるが、部品2は、その他の形状の部品であっても良い。たとえば、整列される部品2は、円板状の部品、長円板状の部品あるいは略L形状の平板状の部品であっても良い。また、整列される部品2は、OリングやE型止め輪(Eリング)等であっても良い。
上述した形態では、部品整列装置3は、ディスク11の外周面に当接可能なOリング21を備えているが、Oリング21に代えて、ディスク11の外周面に当接可能なゴム製またはスポンジ製の弾性部材を備えていても良い。また、部品整列装置3は、Oリング21等の弾性部材を備えていなくても良い。この場合には、ディスク11の外周面がガイド部13cの内周面に接触しながら、ディスク11が偏心揺動回転を行う。また、この場合には、ディスク11の外周面に歯車が形成され、この歯車に噛み合う歯車がガイド部13cの内周面に形成されても良い。
上述した形態では、整列用溝12aは、2回、略120°に折れ曲がるように形成されているが、整列用溝12aは、1回、略120°で折れ曲がるように形成されても良いし、3回以上、略120°で折れ曲がるように形成されても良い。また、部品2が略直方体状に形成されていないのであれば、整列用溝12aは、略120°以外の角度で折れ曲がっていても良い。なお、上述した形態において、水平方向において互いに直交する2方向へディスク11を振動させて、部品2を整列させても良い。
上述した形態では、1枚のディスク11に対して1台のモータ14が設けられているが、ベルトおよびプーリ、または、歯車列等の動力伝達機構を介して、複数枚のディスク11が1台のモータ14に連結されても良い。また、上述した形態では、モータ14は、ステッピングモータであるが、モータ14は、サーボモータであっても良い。
1 部品供給システム
2 部品
2A バネ座金(部品)
2B 平座金(部品)
3、43 部品整列装置
4 取出装置
11 ディスク
11A 第1ディスク(ディスク)
11B 第2ディスク(ディスク)
12、32 ガイド板
12A 第1ガイド板(ガイド板)
12B 第2ガイド板(ガイド板)
12a 整列用溝
12b 開口部
12s 第4溝部(整列後部品配置部)
12v 整列用溝(第1整列用溝)
12v1 整列後部品配置部(第1整列後部品配置部)
12w 整列用溝(第2整列用溝)
12w1 整列後部品配置部(第2整列後部品配置部)
12y 貫通孔
13c ガイド部(ガイド部材)
14 モータ
19 偏心部材
21 Oリング(弾性部材)
35 搭載部材
C1 ディスクの中心
C2 出力軸の回転中心

Claims (10)

  1. 整列前の部品がその上面に供給される円板状のディスクと、前記ディスクを回転させるためのモータと、前記ディスクの上側に配置されるとともに前記部品を整列させるための整列用溝が形成される平板状のガイド板と、前記モータの出力軸に固定される偏心部材とを備え、
    前記ディスクは、前記偏心部材に相対回転可能に支持され、
    上側から見たときに、前記ディスクの中心と、前記出力軸の回転中心とがずれており、
    前記ディスクは、前記モータが回転すると、前記出力軸に対して偏心揺動回転をし、
    前記ディスクを偏心揺動回転させることで、前記部品を前記整列用溝に沿って移動させて整列させることを特徴とする部品整列装置。
  2. 前記ガイド板には、整列前の複数の前記部品を前記ディスク上に供給するための開口部が前記整列用溝に繋がるように形成され、
    前記整列用溝および前記開口部は、前記ガイド板の厚さ方向で前記ガイド板を貫通していることを特徴とする請求項1記載の部品整列装置。
  3. 前記ディスクの外径よりも大きな内径を有する略環状に形成され前記ディスクの外周面を囲むように配置されるガイド部材を備え、
    前記ディスクは、前記モータが回転すると、前記ガイド部材の内周面に沿って偏心揺動回転をすることを特徴とする請求項1または2記載の部品整列装置。
  4. 前記ガイド部材の円周方向において所定の間隔で配置される弾性部材を備え、
    前記弾性部材の一部は、前記ガイド部材の内周面よりも前記ガイド部材の径方向の内側へ突出して前記ディスクの外周面に当接可能となっていることを特徴とする請求項3記載の部品整列装置。
  5. 前記ガイド板の上側に配置されるとともに、前記ディスク上から取り上げられた整列後の前記部品が搭載可能な搭載部材を備え、
    前記搭載部材は、上側から見たときに前記搭載部材の中心と前記モータの出力軸の回転中心とが略一致するように前記出力軸に連結されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の部品整列装置。
  6. 前記整列用溝の先端部は、前記ディスク上から取り上げられる前の整列後の前記部品が配置される整列後部品配置部となっており、
    前記整列後部品配置部は、前記整列用溝の、前記整列後部品配置部に繋がる部分に対して略直角に折れ曲がるように形成されるとともに、1個の前記部品は入るが2個の前記部品は入らない大きさに形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の部品整列装置。
  7. 前記整列用溝における前記部品の引っ掛かりを防止するために、前記モータを正転および逆転させて、前記部品を整列させることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の部品整列装置。
  8. 前記ディスクとしての第1ディスクおよび第2ディスクと、前記第1ディスクの上側に配置されるとともに前記整列用溝としての第1整列用溝が形成される前記ガイド板としての第1ガイド板と、前記第2ディスクの上側に配置されるとともに前記整列用溝としての第2整列用溝が形成される前記ガイド板としての第2ガイド板とを備え、
    前記第1ディスクは、前記第2ディスクよりも上側に配置されるとともに、前記第2ディスクと隣り合うように配置され、
    前記第1ガイド板は、前記第2ガイド板よりも上側に配置されるとともに、前記第1ガイド板の一部と前記第2ガイド板の一部とが重なっており、
    前記第1整列用溝の先端部は、整列後の前記部品が配置される第1整列後部品配置部となっており、
    前記第2整列用溝の先端部は、整列後の前記部品が配置される第2整列後部品配置部となっており、
    前記第2整列後部品配置部は、前記第1ガイド板と前記第2ガイド板とが重なっている部分に形成され、
    前記第1ガイド板には、前記第2整列後部品配置部を露出させる貫通孔が前記第1ガイド板の厚さ方向で前記第1ガイド板を貫通するように形成され、
    前記部品が通過可能となるように前記第1整列後部品配置部と前記貫通孔とが繋がっていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の部品整列装置。
  9. 前記第1整列用溝で整列させられる前記部品は、バネ座金であり、
    前記第2整列用溝で整列させられる前記部品は、平座金であることを特徴とする請求項8記載の部品整列装置。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の部品整列装置と、整列後の前記部品を取り出す取出装置とを備えることを特徴とする部品供給システム。
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