JP2008191608A - レンズ駆動装置、カメラ及びカメラ付き携帯電話 - Google Patents

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大輔 山口
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Abstract

【課題】磁気スケールと磁気センサとの間のクリアランスを一定に保持することができ、レンズホルダの位置を高精度で検知できるレンズ駆動装置、カメラ及びカメラ付き携帯電話を提供する。
【解決手段】本発明は、レンズ14を保持しレンズ14の光軸方向に沿って移動するレンズホルダ3と、光軸方向に沿って異なる磁極が交互に配置された磁気スケール57と、磁気スケール57に対面配置した磁気センサ59とを筐体2内に備えており、磁気センサ59が磁気スケール57の磁気を検知することによりレンズホルダ3の位置を検知するレンズ駆動装置1において、磁気スケール57は光軸方向に沿って筐体2の内側壁面2cに固定してあり、磁気センサ59はレンズホルダ3に固定してある。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズを保持するレンズホルダを光軸方向に移動してその位置を制御するレンズ駆動装置、そのレンズ駆動装置を備えたカメラ及びそのカメラを搭載したカメラ付き携帯電話に関する。
特許文献1には、レンズホルダに磁気センサ(MRセンサ)を固定し、異なる磁極を交互に配置した磁気スケールを筐体内において光軸方向に沿って配置したレンズ駆動装置が開示されている。
この特許文献1のレンズ駆動装置では、磁気スケールは棒状をなし、その両端を筐体に固定している。
一方、小型カメラや携帯電話に搭載されるレンズ駆動装置では、レンズホルダの位置を精密に検知する為、磁気スケールと磁気センサとの間の距離を高精度で一定に保つことが要求されている。
特許3240845号公報
しかし、特許文献1に開示の技術では、磁気スケールは筐体の中空内に位置し、その長手方向の両端部のみが筐体に固定されているので、磁気スケールの長手方向に反りや撓みが生じやすいという問題がある。特に、湿度や温度変化等により生じる筐体の部分的な変形により、磁気スケールに反りや撓みが生じやすい。磁気スケールにこの様な反りや撓みが生じると磁気センサとの間の距離(クリアランス)が変化して位置検知に誤差が生じやすいという問題がある。
そこで、本発明は、磁気スケールと磁気センサとの間のクリアランスを一定に保持することができ、レンズホルダの位置を高精度で検知できるレンズ駆動装置、カメラ及びカメラ付き携帯電話の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、レンズを保持しレンズの光軸方向に沿って移動するレンズホルダと、光軸方向に沿って異なる磁極が交互に配置された磁気スケールと、磁気スケールに対面配置した磁気センサとを筐体内に備え、磁気センサが磁気スケールの磁気を検知することによりレンズホルダの位置を検知するレンズ駆動装置において、磁気スケールは光軸方向に沿って筐体の内側壁面に固定してあり、磁気センサはレンズホルダに固定してあることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、筐体の内側壁面には光軸方向に沿って溝を形成してあり、溝内に磁気スケールを固定してあることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、光軸方向に沿って設けた円柱形状の駆動軸と、駆動軸の一端が固定されて駆動軸を光軸方向に振動する振動部材と、光軸方向に沿って設けた案内軸とを備え、レンズホルダは、一端部に駆動軸の側面に圧接するV字状に凹んだ圧接部を有し、圧接部に対向する他端部に案内軸に係合する案内部を有し、磁気センサはレンズホルダにおいてV字の凹み側で且つV字に対向する端部に固定してあることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、レンズホルダの磁気センサ固定部には、磁気センサの磁気スケール側面を受ける磁気スケール側受け部と、レンズホルダの移動方向の一方側にある端面を受ける移動方向側受け部とを備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載のレンズ駆動装置と、レンズの光軸上に設けた画像センサとを有することを特徴とするカメラである。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のカメラを搭載したことを特徴とするカメラ付き携帯電話である。
請求項1に記載の発明によれば、磁気スケールは、光軸方向に沿って(レンズホルダの移動軌跡に沿って)磁気スケール全体を筐体内側壁に固定してあるので、反りや撓みが生じにくく、磁気スケールと磁気センサとの間のクリアランスが変化するのを防止できる。特に、温度や湿度変化等による筐体の部分的変形により磁気スケールと磁気センサとの間のクリアランスが変化することを防止でき、位置検知精度が高い。
また、磁気スケールは磁気センサとの対向面が平面であるから、磁気センサによる磁気の検知精度が高い。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の作用効果を奏すると共に、磁気スケールを筐体内側壁面に形成した溝内に配置しているので、磁気スケールの位置ずれが生じ難い。また、レンズ駆動装置の製造時における磁気スケールの位置決め及び組み付けが容易である。
磁気スケールを溝内に収めることにより、筐体内における磁気スケールの突出寸法を小さくできるので、装置全体の小型化を図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の作用効果を奏すると共に、レンズホルダは断面円形の駆動軸との圧接部をV字形状の凹みとしているので、レンズホルダを駆動軸に当接させるだけで駆動軸の芯出しができ、換言すれば、駆動軸に対するレンズホルダの位置決めが高精度でできる。特に、磁気センサはレンズホルダにおいてV字の凹み側で且つV字に対向する端部に固定してあるので、V字形状の凹みによる芯出しで磁気センサの位置決めが高精度に行うことができ、筐体に固定した磁気スケールとホルダに固定した磁気センサとの間のクリアランスを一定に保持することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の作用効果を奏すると共に、磁気センサをレンズホルダに固定するときには、レンズホルダの磁気スケール側受け部と、移動方向側受け部との2面に磁気センサを当接させて固定できるので、磁気センサの位置決め及び取り付けが容易にできる。磁気センサは磁気スケール側受け部に当接させる構成であるから、磁気センサの寸法(磁気スケールに直交する方向の寸法)にばらつきがある場合でも磁気スケールと磁気センサとの間のクリアランスを一定にすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4の何れか一項に記載の作用効果を奏するカメラを提供できる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の作用効果を奏するカメラ付き携帯電話を提供できる。
以下に、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本実施の形態に係るレンズ駆動装置を図7のA−A位置で切断した断面図であり、図2は図1のB−B断面図であり、図3は図1に示すレンズホルダを抜き出して示す正面図であり、図4は図3に示すレンズホルダの側面図であり、図5は図3に示すレンズホルダの斜視図であり、図6は駆動軸と振動部材との構成を概略的に示す断面図であり、図7は本実施の形態に係るレンズ駆動装置を被写体側から見た正面図である。
本実施の形態に係るレンズ駆動装置は、携帯電話に組み込まれる光学ズーム付きオートフォーカスカメラのレンズ駆動装置1である。
レンズ駆動装置1は、図1に示す様に、筐体2に、ズームレンズホルダ3、フォーカスレンズホルダ5と、ズームレンズホルダ3を駆動するズームレンズホルダ駆動手段7と、フォーカスレンズホルダ5を駆動するフォーカスレンズホルダ駆動手段9とを備えている。このレンズ駆動装置1は画像センサ11が設けてある基板4に装着されている。更に、図2に示す様に、筐体2内には、ズームレンズホルダ3の位置を検知するズームレンズ位置検出手段43と、フォーカスレンズホルダ5の位置を検知するフォーカスレンズ位置検出手段45とが設けてある。
図1に示す様に、ズームレンズホルダ3は、光学ズームレンズ14を保持しており、フォーカスレンズホルダ5は、フォーカスレンズ16を保持しており、光学ズームレンズ14とフォーカスレンズ16とは光軸を同一にしてあり、光軸上には結象位置に画像センサ11が設けてある。
ズームレンズホルダ駆動手段7は、ズームレンズ14の光軸に沿って配置した円柱形状の第1駆動軸21と、第1駆動軸21の基端を固定した第1振動部材17とから構成されている。第1振動部材17は、第1駆動軸21を光軸方向に振動する様になっている。
ズームレンズホルダ3は一端部に第1駆動軸21との圧接部31を有しており、他端部に第2駆動軸22(後述する)と係合してズームレンズホルダ3の移動を案内する案内部33を有している。図2、図3及び図5に示す様に、圧接部31は、第1駆動軸21を挟持する様に対向配置したV字形状の凹部31a、31bを有しており、ズーレンズホルダ3の本体部3a側にあるV字形状の凹部31aが第1駆動軸21の芯出しを行っており、対向するV字状の凹部31bが弾性力を付与して第1駆動軸21を凹部31a側に向けて押し付けている。ズームレンズホルダ3において、本体部3a側のV字状凹部31aの横に位置する端部3c、即ち、V字の凹み状凹部31a側で且つV字に対向する端部3cに後述するMRセンサ(磁気センサ)59が取付けられている。案内部33はU字形状を成しており、U字内に第2駆動軸22が配置されている(図2参照)。
フォーカスレンズホルダ駆動手段9は、光軸に沿っては位置した円柱形状の第2駆動軸22と、第2駆動軸22の基端を固定した第2振動部材18とから構成されている。第2振動部材18は第2駆動軸22を光軸方向に振動する様になっている。
フォーカスレンズホルダ5は、図3〜図5に示すズームレンズホルダ3と同様の構成であり、ズームレンズホルダの構成と上下逆転している点が異なるのみである。即ち、図1又は図2に示す様に、フォーカスレンズホルダ5は一端部に第2駆動軸22との圧接部35を有しており、他端部に第1駆動軸21と係合してフォーカスレンズホルダ5の移動を案内する案内部37を有している。また、図示していないが、フォーカスレンズホルダ5の圧接部35にはズームレンズホルダ3と同様に対向する2つのV字状凹部31a、31bが形成されており、対向する2つのV字形状凹部により第2駆動軸22を挟持する様に圧接している。そして、フォーカスレンズホルダ5においてもズームレンズホルダ3と同様に、V字の凹み状凹部側で且つV字に対向する端部にMRセンサ(磁気センサ)59(図2参照)が取付けられている。フォーカスレンズホルダの案内部37はU字形状を成しており、U字内に第1駆動軸21が配置されている。
図2及び図7に示す様に、第1駆動軸21と第2駆動軸22とは、各ホルダ3、5を挟んで対向する位置に配置してある。
図1に示す様に、筐体2には、光軸方向一側(結像側)にある一側壁2aに第1駆動軸21の先端が嵌合する第1嵌合凹部38と第2駆動軸22の先端が嵌合する第2嵌合凹部39とが形成されており、光軸方向他側(被写体側)にある他側壁2bには、第1嵌合凹部38に対向する位置に第1駆動軸の挿通孔40が形成されており、第2嵌合凹部39に対向する位置に第2駆動軸22の挿通孔42が形成されている。
第1駆動軸21は被写体側において、筐体2の外側から先端を挿通孔40に挿通して第1嵌合凹部38に嵌め込んで保持されており、第1駆動軸21の基端側は挿通孔40に設けたゴム製のブッシュ(図示せず)を介して筐体の他側壁2bに保持されている。第2駆動軸22も同様に、筐体2の外側から先端を挿通孔42に挿通して第2嵌合凹部39に嵌め込んで保持されており、基端部は挿通孔42に設けたゴム製のブッシュを介して筐体2に保持されている。
第1及び第2振動部材18、19は各々、他側壁2bの外面(筐体2の外面)に配置されている。第1及び第2振動部材17、18は各々同一の構成であり、図6に示す様に、結像側対向ピエゾ素子(一方側対向電極)23と被写体側対向ピエゾ素子(他方側対向電極)25と、これらの対向ピエゾ素子23、25間に位置する振動子19を有しており、振動子19には駆動軸21、22の基端が固定されている。振動子19は銅板等の板ばねである。尚、本実施の形態では、被写体側は光学ズームの望遠側であり、結像側は光学ズームの拡大側である。
結像側対向ピエゾ素子23と被写体側対向ピエゾ素子25とにはパルス電流を供給する電源制御部27が接続されており、被写体側対向ピエゾ素子25にパルス電流を供給すると、振動子19が結像側に向けて移動し、反力で元の位置に戻ることによる変形を繰り返して振動する。同様に、結像側対向ピエゾ素子23にパルス電流を供給すると、振動子19が被写体側に向けて移動し、反力で戻ることによる変形を繰り返して振動する。
次に、ズームレンズホルダ3の位置を検知するズームレンズ位置検出手段43と、光学フォーカスレンズホルダ5の位置を検知するフォーカスレンズ位置検出手手段45とについて説明する。ズームレンズ位置検手段43とフォーカスレンズ位置検出器45とは同じ構成であるから、ズームレンズ位置検出手段についてのみ説明し、フォーカスレンズ位置検出手段45において、ズームレンズ位置検出手段と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することによりその部分の詳細な説明を省略する。
ズームレンズ位置検出手段43は、レンズの光軸方向に沿って異なる磁極(S極とN極)を交互に配置した磁気スケール57と、磁気強度を検知するMRセンサ(磁気検知センサ)59とから構成されている。磁気スケール57は光軸方向に沿って筐体2の内側壁面2cに固定されており、MRセンサ59は各ホルダ3、5の磁気センサ固定部47に固定されている。
図2に示す様に、磁気スケール57は、横断面が矩形でMRセンサ59との対向面が平面になっており、MRセンサ59は直方体を成し磁気スケール57との対向面が平面になっており、対向配置して磁気スケール57とMRセンサ59とは一定のクリアランスNを保持している。
磁気スケール57が固定される筐体2の内側壁面2cには、磁気スケールを配置する溝61が形成してあり、磁気スケールは溝61内に埋め込まれており筐体2内への突出寸法を少なくしている。
一方、図4及び図5に示す様に、ズームレンズホルダ3及びフォーカスレンズホルダ5の各磁気センサ固定部47は、MRセンサ59の磁気スケール側面を受ける磁気スケール側受け部63、63と、レンズホルダの移動方向の一方側にある端面を受ける移動方向側受け部65とが形成されている。磁気スケール側受け部63、63は対向配置しており、磁気スケール側受け部63、63でMRセンサの磁気スケール側面の両側部を受け、磁気スケール側受け部63、63間にMRセンサ59を固定している。
次に、第1実施の形態の作用及び効果について説明する。本実施の形態では、ズームレンズホルダ3を移動して光学ズームで倍率を変え、フォーカスレンズホルダ5を移動して焦点距離をあわせるものである。
ズームレンズホルダ3を、望遠側(被写体側)に移動する場合には、振動部材17の結像側対向ピエゾ素子23に所定パルスの電流を供給して、振動子19を振動させる。振動子19はパルス電流が供給されると被写体側に突設する様にして変形し、第1駆動軸21は、被写体側に向けて移動し、ズームレンズホルダ3は圧接部31で駆動軸21との摩擦力があるので被写体側に移動する。次に、振動子19が反力により素早く元の位置に戻ると、慣性力により第1駆動軸21のみが振動子19と共に初期位置に戻る。この様な動作を繰り返すことにより、ズームレンズホルダ3は第1駆動軸21に沿って被写体側に移動する。同様に、被写体側対向ピエゾ素子25にパルス電流を供給すると、ズームレンズホルダ3は、結像側に移動する。尚、フォーカスレンズホルダ5においても、結像側対向ピエゾ素子23又は被写体側対向ピエゾ素子25にパルス電流を供給することにより、ズームレンズホルダと同様に被写体側又は結合側に移動させることができる。
各ピエゾ素子23、25に供給する電流は、電圧Vが数十Vであり、周波数Hが数十KHzでスムーズな移動を図ることができた。尚、パルス電流は周波数Hを変えることにより、ズームレンズホルダ3の移動速度を変えることができる。
ズームレンズホルダ3は移動中に第1駆動軸21に交差する方向の僅かな振動(揺れ)を生じようとするが、ズームレンズホルダ3の他側にある案内部33は、フォーカスレンズホルダ5を保持する第2駆動軸22に係合しているので、係る揺れやズームレンズホルダ3の回転を防止しつつズームレンズホルダ3の移動をスムーズに案内することができる。
同様に、フォーカスレンズホルダ5においても、案内部37が第1駆動軸21に係合しているので、移動時に生じようとする揺れや回転を防止しつつフォーカスレンズホルダ5の移動をスムーズに案内することができる。
本実施の形態によれば、磁気スケール57は、各レンズホルダ3、5の移動軌跡に沿って筐体内側壁2cに固定してあるので、磁気スケールに反りや撓みが生じにくく、磁気スケール57とMRセンサ59との間のクリアランスN(図2参照)が変化するのを防止できる。特に、温度や湿度変化等による筐体の部分的変形により磁気スケール57とMRセンサ59との間のクリアランスNが変化することを防止できる。
磁気スケール59はMRセンサ59との対向面が平面であるから、いずれか一方が湾曲面になっている場合に比較してMRセンサ59による磁気の検知精度が高い。
磁気スケール59は、筐体内側壁面2cに形成した溝61に配置しているので、磁気スケールの位置ずれが生じ難い。特に、レンズ駆動装置の製造時における磁気スケール57の位置決め及び組み付けが容易である。
磁気スケールを溝61内に収めることにより、筐体内における磁気スケールの突出寸法を小さくできるので、装置全体の小型化を図ることができる。
レンズホルダ3、5において、円柱形状の駆動軸に圧接する圧接部31、35をV字形状の凹みとし、このV字の凹み側にある端部にMRセンサ59を固定しているので、駆動軸21、22に対する磁気センサの位置決め高精度が高くでき、これにより筐体2に固定した磁気スケール57とレンズホルダ3、5に固定したMRセンサ59との間のクリアランスを一定に保持することができる。
レンズホルダの磁気センサ固定部47には、磁気スケール側受け部63と、レンズホルダの移動方向側受け部65との2面を設けているので、これらの2面に磁気センサを当接させて固定でき、MRセンサ59の位置決め及び取り付けが容易にできる。
また、MRセンサ59は磁気スケール側受け部63に当接させる構成であるから、MRセンサの寸法(磁気スケール57に直交する方向の寸法)にばらつきがある場合でも磁気スケール57とMRセンサ59との間のクリアランスNを一定にすることができる
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば、圧接部31、33において、V字状の凹み部31aのみあればよく、他方のV
字状の凹み31bについては、湾曲形状や平面形状にして駆動軸21(22)を圧接するものであってもよい。
本実施の形態に係るレンズ駆動装置を図7のA−A位置で切断した断面図である。 図1のB−B断面図である。 図1に示すレンズホルダを抜き出して示す正面図である。 図3に示すレンズホルダの側面図である。 図3に示すレンズホルダの斜視図である。 駆動軸と振動部材との構成を概略的に示す断面図である。 本実施の形態に係るレンズ駆動装置を被写体側から見た正面図である。
1 レンズ駆動装置
3 ズームレンズホルダ
5 フォーカスレンズホルダ
17 第1振動部材
18 第2振動部材
21 第1駆動軸(ズームレンズホルダの駆動軸)
22 第2駆動軸(フォーカスレンズホルダの駆動軸)
31 圧接部(ズームレンズホルダの圧接部)
31a V字状の凹み部
33 案内部(ズームレンズホルダの案内部)
35 圧接部(ホーカスレンズホルダの圧接部)
37 案内部(フォーカスレンズホルダの案内部)
57 磁気スケール
59 MRセンサ(磁気センサ)
61 溝
63 磁気スケール側受け部
65 移動方向側受け部

Claims (6)

  1. レンズを保持しレンズの光軸方向に沿って移動するレンズホルダと、光軸方向に沿って異なる磁極が交互に配置された磁気スケールと、磁気スケールに対面配置した磁気センサとを筐体内に備え、磁気センサが磁気スケールの磁気を検知することによりレンズホルダの位置を検知するレンズ駆動装置において、
    磁気スケールは光軸方向に沿って筐体の内側壁面に固定してあり、磁気センサはレンズホルダに固定してあることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 筐体の内側壁面には光軸方向に沿って溝を形成してあり、溝内に磁気スケールを固定してあることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. 光軸方向に沿って設けた円柱形状の駆動軸と、駆動軸の一端が固定されて駆動軸を光軸方向に振動する振動部材と、光軸方向に沿って設けた案内軸とを備え、レンズホルダは、一端部に駆動軸の側面に圧接するV字状に凹んだ圧接部を有し、圧接部に対向する他端部に案内軸に係合する案内部を有し、磁気センサはレンズホルダにおいてV字の凹み側で且つV字に対向する端部に固定してあることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ駆動装置。
  4. レンズホルダの磁気センサ固定部には、磁気センサの磁気スケール側面を受ける磁気スケール側受け部と、レンズホルダの移動方向の一方側にある端面を受ける移動方向側受け部とを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のレンズ駆動装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のレンズ駆動装置と、レンズの光軸上に設けた画像センサとを有することを特徴とするカメラ。
  6. 請求項5に記載のカメラを搭載したことを特徴とするカメラ付き携帯電話。
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