JP6085805B2 - 光半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、シリコン量子ドットを有する光半導体装置の製造方法に関する。
光吸収層に量子ドットを用いた量子ドット型太陽電池は、変換効率を60%以上にまで高められることが理論的に予測されており、実用化に向けた期待が高まっている。量子ドットはそのサイズを変えることにより吸収する光の波長を制御できることから(量子サイズ効果)、紫外光から近赤外光にわたって幅広い光を電力に変換することによってエネルギー変換効率を高めることが可能である。このような量子ドット型太陽電池は、サイズの異なる量子ドットを有する積層量子ドット構造を作成することにより実現が可能である。
特開2012−216600号公報
しかしながら、サイズの異なる量子ドットを有する積層量子ドット構造を精度良く且つ効率的に製造する技術は十分に確立されていなかった。
本発明の目的は、量子ドットのサイズが異なる複数の量子ドット層を有する積層量子ドット構造を容易に製造しうる光半導体装置の製造方法を提供することにある。
実施形態の一観点によれば、基板上に、化学量論的組成よりもシリコンを多く含むシリコン系絶縁材料よりなり、第1のサイズの第1のシリコン粒子が埋め込まれた第1の絶縁膜を形成する工程と、第1の熱処理を行い、前記第1の絶縁膜内の過剰なシリコンを前記第1のシリコン粒子に析出させ、前記第1のシリコン粒子のサイズを前記第1のサイズよりも大きい第2のサイズに拡大する工程と、前記第2のサイズの前記第1のシリコン粒子が埋め込まれた前記第1の絶縁膜上に、化学量論的組成よりもシリコンを多く含むシリコン系絶縁材料よりなり、第3のサイズの第2のシリコン粒子が埋め込まれた第2の絶縁膜を形成する工程と、第2の熱処理を行い、前記第1の絶縁膜内の過剰なシリコンを前記第1のシリコン量子ドットに析出させ、前記第1のシリコン粒子のサイズを前記第2のサイズよりも大きい第4のサイズに拡大するとともに、前記第2の絶縁膜内の過剰なシリコンを前記第2のシリコン粒子に析出させ、前記第2のシリコン粒子のサイズを前記第3のサイズよりも大きい第5のサイズに拡大する工程とを有する光半導体装置の製造方法が提供される。
また、実施形態の他の観点によれば、化学量論的組成よりもシリコンを多く含むシリコン系絶縁材料よりなり、シリコン粒子が埋め込まれた第1の絶縁膜を形成する工程と、熱処理を行い、前記第1の絶縁膜内の過剰なシリコンを前記シリコン粒子に析出させ、前記シリコン粒子のサイズを拡大する工程とを繰り返し行い、前記シリコン粒子よりなる量子ドットのサイズが異なる複数の量子ドット層が積層された積層量子ドットを形成する工程を有する光半導体装置の製造方法が提供される。
開示の光半導体装置の製造方法によれば、量子ドットのサイズが異なる複数の量子ドット層を有する積層量子ドット構造を容易に形成することができる。
図1は、第1実施形態による積層量子ドット構造を示す概略断面図である。 図2は、第1実施形態による積層量子ドット構造の製造方法を示す工程断面図(その1)である。 図3は、第1実施形態による積層量子ドット構造の製造方法を示す工程断面図(その2)である。 図4は、第1実施形態による積層量子ドット構造の製造方法を示す工程断面図(その3)である。 図5は、第1実施形態による積層量子ドット構造の製造方法を示す工程断面図(その4)である。 図6は、第2実施形態による積層量子ドット構造の製造方法を示す工程断面図(その1)である。 図7は、第2実施形態による積層量子ドット構造の製造方法を示す工程断面図(その2)である。 図8は、第2実施形態による積層量子ドット構造の製造方法を示す工程断面図(その3)である。 図9は、第2実施形態による積層量子ドット構造の製造方法を示す工程断面図(その4)である。 図10は、第3実施形態による積層量子ドット構造の製造方法を示す工程断面図(その1)である。 図11は、第3実施形態による積層量子ドット構造の製造方法を示す工程断面図(その2)である。 図12は、第3実施形態による積層量子ドット構造の製造方法を示す工程断面図(その3)である。 図13は、第3実施形態による積層量子ドット構造の製造方法を示す工程断面図(その4)である。 図14は、第3実施形態による積層量子ドット構造の製造方法を示す工程断面図(その5)である。 図15は、第4実施形態による光半導体装置の構造を示す概略断面図である。
[第1実施形態]
第1実施形態による積層量子ドット構造及びその製造方法について図1乃至図5を用いて説明する。
図1は、本実施形態による積層量子ドット構造を示す概略断面図である。図2乃至図5は、本実施形態による積層量子ドット構造の製造方法を示す工程断面図である。
はじめに、本実施形態による積層量子ドット構造について図1を用いて説明する。
基板10上には、酸化シリコン膜42が形成されている。酸化シリコン膜42内には、複数のシリコン量子ドット16により構成される第1量子ドット層と、複数のシリコン量子ドット28により構成される第2量子ドット層と、複数のシリコン量子ドット40により構成される第3量子ドット層とが埋め込まれている。
第1量子ドット層、第2量子ドット層、第3量子ドット層は、基板10側から順次積層されており、各量子ドット層を構成するシリコン量子ドットのサイズは、基板10から離間するほどに小さくなっている。すなわち、シリコン量子ドット28のサイズはシリコン量子ドット16のサイズよりも小さくなっており、シリコン量子ドット40のサイズはシリコン量子ドット28のサイズよりも小さくなっている。
このように、本実施形態による積層量子ドット構造は、互いに量子ドットのサイズが異なる複数の量子ドット層を有している。
ここで、互いに量子ドットのサイズが異なる複数の量子ドット層を有するメリットについて、積層量子ドット構造を太陽電池に適用した場合を例にして説明する。
半導体材料は、そのサイズに応じてエネルギーバンドギャップが変化する。例えば、バルクシリコンのエネルギーバンドギャップは1.12eVであるが、微粒子化とともにエネルギーバンドギャップは徐々に広がっていく。また、吸収光波長は、エネルギーバンドギャップの増加に対応して短波長化する。数ナノメートル〜数十ナノメートルサイズの粒子では、エネルギーバンドギャップのサイズ依存性は特に顕著となり、サイズの僅かな違いでエネルギーバンドギャップも大きく変化する。
ここで、地上に到達する太陽光スペクトルは、紫外域から赤外域に渡る範囲を含む幅広い波長範囲に分布している。バルクシリコンのエネルギーバンドギャップは1.12eVであり、バルクシリコンにより吸収できる光は、エネルギーバンドギャップに対応した波長1107nmの赤外光だけである。このため、バルクシリコンを受光層に用いた太陽電池では、太陽光の利用効率は極めて低い。
これに対し、サイズの異なる複数のシリコン量子ドットを有する本実施形態の積層量子ドット構造では、各量子ドット層を構成するシリコン量子ドットのエネルギーバンドギャップに応じた様々な波長の光を吸収することが可能となる。特に、シリコン量子ドットのサイズの縮小により光吸収波長は赤外域から短波長側にシフトするため、光吸収波長を可視光域から紫外域に到る幅広い波長領域に設定することが可能になる。これにより、太陽光の利用効率を大幅に高めることができる。
太陽光スペクトルの波長範囲に対応した吸収光波長とするためには、シリコン量子ドット16,28,40のサイズは、1nm〜10nmの範囲とすることが望ましい。
なお、図1には、説明の簡略化のために3層の量子ドット層を有する積層量子ドット構造を示したが、量子ドット層の層数は、これに限定されるものではない。また、図1には、1層毎にシリコン量子ドットのサイズが変わる例を示したが、複数層毎にシリコン量子ドットのサイズが変わるようにしてもよい。
次に、本実施形態による積層量子ドット構造の製造方法について図2乃至図5を用いて説明する。なお、ここでは3層の量子ドット層を有する積層量子ドット構造の製造方法を示すが、量子ドット層の層数は適宜増減することができる。
まず、積層量子ドット構造を形成する下地となる基板10を用意する。基板10は、本実施形態の積層量子ドット構造を使用する光半導体装置の構造に応じて適宜選択することができる。基板10としては、典型的にはシリコン基板を例示できるが、シリコン基板以外の他の半導体基板、ガラス基板等の絶縁性基板、これら基板上に所定の半導体層が形成されたものでもよい。
次いで、シリコン基板10上に、熱CVD法やプラズマCVD法等により、膜厚1nm〜10nm、例えば膜厚5nmの酸化シリコン膜12を堆積する。この酸化シリコン膜12は、SiOとして、1.9≦x≦2.0程度の化学量論的組成近傍の組成を有することが望ましい。
次いで、酸化シリコン膜12上に、熱CVD法やプラズマCVD法等により、膜厚1nm〜10nm、例えば膜厚5nmの酸化シリコン膜14を堆積する(図2(a))。この酸化シリコン膜14は、SiOとして、0<x<2.0、好ましくは1.0≦x<2.0程度のシリコンリッチな組成とする。
酸化シリコン膜12,14は、熱CVD法であれば、例えばTEOSを原料として、例えば500℃〜800℃の温度で成膜を行えばよい。また、プラズマCVD法であれば、例えばTEOSを原料として、例えば300℃〜500℃の温度で成膜を行えばよい。
次いで、酸化シリコン膜14上に、クラスターイオンビーム法により、サイズが1nm〜5nm程度、例えば5nmのシリコンクラスター16aを堆積する(図2(b))。クラスターイオンビーム法とは、原子又は分子が多数寄り集まってできた塊であるクラスターを、電子衝撃法等によりイオン化して電界加速し、ターゲットに照射する方法である。サイズが1nm〜5nm程度のシリコンクラスター16aであれば、加速電圧が10keV〜20keV程度とすることにより、酸化シリコン膜14上に堆積させることができる。
次いで、シリコンクラスター16aが堆積された酸化シリコン膜14上に、酸化シリコン膜14と同様にして、膜厚1nm〜10nm、例えば膜厚10nm程度であり、シリコンリッチな組成を有する酸化シリコン膜18を堆積する。これにより、シリコンクラスター16aは、シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜14,18間に埋め込まれる。なお、以後の説明では、シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜14,18を一括して酸化シリコン膜20と呼ぶこととする(図2(c))。
次いで、不活性雰囲気、例えば窒素雰囲気中で、温度1000℃〜1100℃、例えば1050℃で、1分〜100分程度、例えば50分間、熱処理を行う。この熱処理により、シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜20では、より安定である化学量論的組成SiOに近づくように、余分なシリコン原子が膜中に析出される。このような酸化シリコン膜20中でのシリコンの析出は、シリコンと酸化シリコンとに分離した方がより安定となることが駆動力となって起こる。このとき、酸化シリコン膜20内にはシリコンクラスター16aが存在するため、このシリコンクラスター16aが核となってシリコン原子の析出が促進され、同時にシリコンクラスター16aのサイズは大きくなる(図3(a))。
次いで、シリコンクラスター16aが埋め込まれた酸化シリコン膜20上に、酸化シリコン膜12と同様にして、膜厚1nm〜10nm、例えば膜厚5nm程度であり、化学量論的組成近傍の組成を有する酸化シリコン膜24を堆積する。酸化シリコン膜24は、量子ドット層間に形成される絶縁膜であり、熱的に安定な化学量論的組成近傍の組成を有することが望ましい。
なお、酸化シリコン膜24は、図2(c)の工程の後、図3(a)の熱処理工程の前に形成してもよい。
次いで、酸化シリコン膜24上に、酸化シリコン膜14と同様にして、膜厚1nm〜10nm、例えば膜厚3nm程度であり、シリコンリッチな組成を有する酸化シリコン膜26を堆積する(図3(b))。
次いで、酸化シリコン膜26上に、クラスターイオンビーム法により、サイズが1nm〜5nm程度、例えば3nmのシリコンクラスター28aを堆積する(図3(c))。シリコンクラスター28aのサイズは、必ずしも限定されるものではないが、シリコンクラスター16aのサイズと同じにすることが望ましい。シリコンクラスター16a,28aのサイズを同じにすることには、クラスターイオンビームの照射条件を固定してシリコンクラスター16a,28aを堆積することを可能にし、製造プロセスを簡略化できる効果がある。
次いで、シリコンクラスター28aが堆積された酸化シリコン膜26上に、酸化シリコン膜14と同様にして、膜厚1nm〜10nm、例えば膜厚6nm程度であり、シリコンリッチな組成を有する酸化シリコン膜30を堆積する。これにより、シリコンクラスター28aは、シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜26,30間に埋め込まれる。なお、以後の説明では、シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜26,30を一括して酸化シリコン膜32と呼ぶこととする(図4(a))。
次いで、不活性雰囲気、例えば窒素雰囲気中で、温度1000℃〜1100℃、例えば1050℃で、1分〜100分程度、例えば50分間、熱処理を行う。この熱処理により、シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜32では、より安定である化学量論的組成SiOに近づくように、膜中に余分なシリコン原子が析出される。このとき、酸化シリコン膜32内にはシリコンクラスター28aが存在するため、このシリコンクラスター28aが核となってシリコン原子の析出が促進され、同時にシリコンクラスター28aのサイズは大きくなる。
同時に、シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜20においても、より安定である化学量論的組成に近づくように膜中に余分なシリコン原子が析出され、シリコンクラスター16aのサイズは更に大きくなる。
シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜20,32から析出されるシリコン原子は、累積の熱処理時間が長くなるほどに多くなる。この結果、酸化シリコン膜32よりも累積の熱処理時間の長い酸化シリコン膜20では、累積的により多くのシリコン原子が析出され、シリコンクラスター16aのサイズは、シリコンクラスター28aのサイズよりも大きくなる(図4(b))。
なお、本実施形態では一層毎にシリコン量子ドットのサイズを変える場合を示すが、複数層毎にシリコン量子ドットのサイズを変える場合は、シリコン原子を析出するための熱処理を適宜省略すればよい。
次いで、シリコンクラスター28aが埋め込まれた酸化シリコン膜32上に、酸化シリコン膜24と同様にして、膜厚1nm〜10nm、例えば膜厚5nm程度であり、化学量論的組成近傍の組成を有する酸化シリコン膜36を堆積する。
なお、酸化シリコン膜36は、図4(a)の工程の後、図4(b)の熱処理工程の前に形成してもよい。
次いで、酸化シリコン膜36上に、酸化シリコン膜32と同様にして、サイズが1nm〜5nm、例えば1nmのシリコンクラスター40aが埋め込まれ、膜厚1nm〜10nm、例えば膜厚3nm程度であり、シリコンリッチな組成を有する酸化シリコン膜38を形成する(図5(a))。なお、本実施形態では、酸化シリコン膜12,20,24,32,36,38を一括して酸化シリコン膜42と呼ぶこともある。
次いで、不活性雰囲気、例えば窒素雰囲気中で、温度1000℃〜1100℃、例えば1050℃で、1分〜100分程度、例えば50分間、熱処理を行う。この熱処理により、シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜38では、より安定である化学量論的組成SiOに近づくように、膜中に余分なシリコン原子が析出される。このとき、酸化シリコン膜38内にはシリコンクラスター40aが存在するため、このシリコンクラスター40aが核となってシリコン原子の析出が促進され、同時にシリコンクラスター40aのサイズは大きくなる。
同時に、シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜20においても、より安定である化学量論的組成に近づくように膜中に余分なシリコン原子が析出され、シリコンクラスター16aのサイズは更に大きくなる。また、シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜32においても、より安定である化学量論的組成に近づくように膜中に余分なシリコン原子が析出され、シリコンクラスター28aのサイズは更に大きくなる。
シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜20,32,38から析出されるシリコン原子は、累積の熱処理時間が長くなるほどに多くなる。この結果、酸化シリコン膜38よりも累積の熱処理時間の長い酸化シリコン膜32では、累積的により多くのシリコン原子が析出され、シリコンクラスター28aのサイズは、シリコンクラスター40aのサイズよりも大きくなる。また、酸化シリコン膜32よりも累積の熱処理時間の長い酸化シリコン膜20では、累積的により多くのシリコン原子が析出され、シリコンクラスター16aのサイズは、シリコンクラスター28aのサイズよりも大きくなる。
上述の条件で熱処理を行うことにより、シリコンクラスター16aのサイズは例えば10nm程度となり、シリコンクラスター28aのサイズは例えば6nm程度となり、シリコンクラスター40aのサイズは例えば3nm程度となる。
これにより、酸化シリコン膜20内には、シリコンクラスター16aにシリコン原子が析出してなる第1のサイズのシリコン量子ドット16を複数有する第1量子ドット層が形成される。また、酸化シリコン膜32内には、シリコンクラスター28aにシリコン原子が析出してなり、第1のサイズよりも小さい第2のサイズのシリコン量子ドット28を複数有する第2量子ドット層が形成される。また、酸化シリコン膜38内には、シリコンクラスター40aにシリコン原子が析出してなり、第2のサイズよりも小さい第3のサイズのシリコン量子ドット40を複数有する第3量子ドット層が形成される。
この結果、複数のシリコン量子ドット16により構成される第1量子ドット層と、複数のシリコン量子ドット28により構成される第2量子ドット層と、複数のシリコン量子ドット40により構成される第3量子ドット層との積層体が、酸化シリコン膜42内に形成される(図5(b))。
こうして、互いにサイズの異なる量子ドットを有する複数の量子ドット層が積層された本実施形態による積層量子ドット構造が製造される。
上述のように、本実施形態による積層量子ドット構造の製造方法は、シリコンクラスターを含むシリコンリッチな酸化シリコン膜を熱処理することによりシリコン量子ドットを形成するものである。
この方法では、シリコンクラスターが核となってシリコン原子の析出が進行するため、シリコンクラスターを用いない場合と比較して、より効率的にシリコン量子ドットを製造することができる。
また、形成されるシリコン量子ドットのサイズは、シリコンクラスターの初期サイズと、シリコンクラスターが受ける累積的な熱処理時間によって制御することができるので、シリコンクラスターのサイズの制御性及び均一性を高めることができる。
また、量子ドット層毎にシリコンクラスターが受ける累積的な熱処理時間を変化することにより、多様なサイズのシリコン量子ドットが混在する積層量子ドット構造を容易に製造することができる。
また、サイズが異なるシリコン量子ドット毎にシリコンクラスターの初期サイズを変更する必要はないため、シリコンクラスターの照射条件を統一ないしは簡略化することができる。
このように、本実施形態によれば、量子ドットのサイズが異なる複数の量子ドット層を有する積層量子ドット構造を容易に形成することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態による積層量子ドット構造の製造方法について図6乃至図9を用いて説明する。図1乃至図5に示す第1実施形態による積層量子ドット構造及びその製造方法と同様の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し或いは簡潔にする。
図6乃至図9は、本実施形態による積層量子ドット構造の製造方法を示す工程断面図である。
本実施形態では、図1に示す第1実施形態による積層量子ドット構造の他の製造方法を説明する。
まず、第1実施形態による積層量子ドット構造の製造方法と同様にして、基板10上に、酸化シリコン膜12を形成する。
次いで、酸化シリコン膜12上に、熱CVD法やプラズマCVD法等により、膜厚1nm〜30nm、例えば膜厚15nmの酸化シリコン膜20を堆積する(図6(a))。この酸化シリコン膜20は、SiOとして、0<x<2.0、好ましくは1.0≦x<2.0程度のシリコンリッチな組成とする。
次いで、クラスターイオンビーム法により、サイズが1nm〜5nm程度、例えば5nmのシリコンクラスター16aを酸化シリコン膜20内に打ち込む(図6(b))。サイズが1nm〜5nm程度のシリコンクラスター16aであれば、加速電圧が30keV〜40keV程度とすることにより、酸化シリコン膜20内に打ち込むことができる。
なお、第1実施形態による積層量子ドット構造の製造方法では、酸化シリコン膜14上にシリコンクラスター16aを堆積後、シリコンクラスター16aを埋め込むように酸化シリコン膜18を堆積することにより、酸化シリコン膜20を形成した。一方、本実施形態による積層量子ドット構造の製造方法では、一度の成膜で酸化シリコン膜20を形成できるため、第1実施形態による積層量子ドット構造の製造方法と比較して、製造プロセスを簡略化することができる。
次いで、不活性雰囲気、例えば窒素雰囲気中で、温度1000℃〜1100℃、例えば1050℃で、1分〜100分程度、例えば50分間、熱処理を行う。この熱処理により、シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜20では、より安定である化学量論的組成SiOに近づくように、膜中に余分なシリコン原子が析出される。このとき、酸化シリコン膜20内にはシリコンクラスター16aが存在するため、このシリコンクラスター16aが核となってシリコン原子の析出が促進され、同時にシリコンクラスター16aのサイズは大きくなる(図6(c))。
次いで、シリコンクラスター16aが埋め込まれた酸化シリコン膜20上に、酸化シリコン膜12と同様にして、膜厚1nm〜10nm、例えば膜厚5nm程度であり、化学量論的組成近傍の組成を有する酸化シリコン膜24を堆積する。
次いで、酸化シリコン膜24上に、酸化シリコン膜20と同様にして、膜厚1nm〜10nm、例えば膜厚9nm程度であり、シリコンリッチな組成を有する酸化シリコン膜32を堆積する(図7(a))。
次いで、図6(b)の工程と同様にして、クラスターイオンビーム法により、サイズが1nm〜5nm程度、例えば3nmのシリコンクラスター28aを、酸化シリコン膜32内に打ち込む(図7(b))。
次いで、不活性雰囲気、例えば窒素雰囲気中で、温度1000℃〜1100℃、例えば1050℃で、1分〜100分程度、例えば50分間、熱処理を行う。この熱処理により、シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜32では、より安定である化学量論的組成SiOに近づくように、膜中に余分なシリコン原子が析出される。このとき、酸化シリコン膜32内にはシリコンクラスター28aが存在するため、このシリコンクラスター28aが核となってシリコン原子の析出が促進され、同時にシリコンクラスター28aのサイズは大きくなる。
同時に、シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜20においても、より安定である化学量論的組成に近づくように膜中に余分なシリコン原子が析出され、シリコンクラスター16aのサイズは更に大きくなる。
シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜20,32から析出されるシリコン原子は、累積の熱処理時間が長くなるほどに多くなる。この結果、酸化シリコン膜32よりも累積の熱処理時間の長い酸化シリコン膜20では、累積的により多くのシリコン原子が析出され、シリコンクラスター16aのサイズは、シリコンクラスター28aのサイズよりも大きくなる(図8(a))。
次いで、図7(a)乃至図7(b)の工程と同様にして、酸化シリコン膜32上に、化学量論的組成近傍の組成を有する酸化シリコン膜36と、シリコンクラスター40aが埋め込まれたシリコンリッチな組成を有する酸化シリコン膜38とを形成する(図8(a))。
次いで、不活性雰囲気、例えば窒素雰囲気中で、温度1000℃〜1100℃、例えば1050℃で、1分〜100分程度、例えば50分間、熱処理を行う。この熱処理により、シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜38では、より安定である化学量論的組成SiOに近づくように、膜中に余分なシリコン原子が析出される。このとき、酸化シリコン膜38内にはシリコンクラスター40aが存在するため、このシリコンクラスター40aが核となってシリコン原子の析出が促進され、同時にシリコンクラスター40aのサイズは大きくなる。
同時に、シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜20においても、より安定である化学量論的組成に近づくように膜中に余分なシリコン原子が析出され、シリコンクラスター16aのサイズは更に大きくなる。また、シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜32においても、より安定である化学量論的組成に近づくように膜中に余分なシリコン原子が析出され、シリコンクラスター28aのサイズは更に大きくなる。
シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜20,32,38から析出されるシリコン原子は、累積の熱処理時間が長くなるほどに多くなる。この結果、酸化シリコン膜38よりも累積の熱処理時間の長い酸化シリコン膜32では、累積的により多くのシリコン原子が析出され、シリコンクラスター28aのサイズは、シリコンクラスター40aのサイズよりも大きくなる。また、酸化シリコン膜32よりも累積の熱処理時間の長い酸化シリコン膜20では、累積的により多くのシリコン原子が析出され、シリコンクラスター16aのサイズは、シリコンクラスター28aのサイズよりも大きくなる。
これにより、酸化シリコン膜20内には、シリコンクラスター16aにシリコン原子が析出してなる第1のサイズのシリコン量子ドット16を複数有する第1量子ドット層が形成される。また、酸化シリコン膜32内には、シリコンクラスター28aにシリコン原子が析出してなり、第1のサイズよりも小さい第2のサイズのシリコン量子ドット28を複数有する第2量子ドット層が形成される。また、酸化シリコン膜38内には、シリコンクラスター40aにシリコン原子が析出してなり、第2のサイズよりも小さい第3のサイズのシリコン量子ドット40を複数有する第3量子ドット層が形成される。
この結果、複数のシリコン量子ドット16により構成される第1量子ドット層と、複数のシリコン量子ドット28により構成される第2量子ドット層と、複数のシリコン量子ドット40により構成される第3量子ドット層との積層体が、酸化シリコン膜42内に形成される(図9)。
こうして、互いにサイズの異なる量子ドットを有する複数の量子ドット層が積層された第1実施形態による積層量子ドット構造が製造される。
このように、本実施形態によれば、量子ドットのサイズが異なる複数の量子ドット層を有する積層量子ドット構造を容易に形成することができる。
[第3実施形態]
第3実施形態による積層量子ドット構造の製造方法について図10乃至図14を用いて説明する。図1乃至図9に示す第1及び第2実施形態による積層量子ドット構造及びその製造方法と同様の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し或いは簡潔にする。
図10乃至図14は、本実施形態による積層量子ドット構造の製造方法を示す工程断面図である。
本実施形態では、図1に示す第1実施形態による積層量子ドット構造の他の製造方法を説明する。
まず、図6(a)に示す第2実施形態による積層量子ドット構造の製造方法と同様にして、基板10上に、酸化シリコン膜12,20を形成する(図10(a))。
次いで、酸化シリコン膜20上に、リソグラフィにより、量子ドット16を形成使用とする領域を露出するレジスト膜22を形成する(図10(b))。
次いで、クラスターイオンビーム法により、レジスト膜22をマスクとして、サイズが1nm〜5nm程度、例えば5nmのシリコンクラスター16aを酸化シリコン膜20内に打ち込む(図10(c))。レジスト膜22をマスクに用いることにより、酸化シリコン膜20の任意の領域にシリコンクラスター16aを打ち込むことができる。
次いで、例えばアッシングにより、レジスト膜22を除去する(図11(a))。
次いで、不活性雰囲気、例えば窒素雰囲気中で、温度1000℃〜1100℃、例えば1050℃で、1分〜100分程度、例えば50分間、熱処理を行う。この熱処理により、シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜20では、より安定である化学量論的組成SiOに近づくように、膜中に余分なシリコン原子が析出される。このとき、酸化シリコン膜20内にはシリコンクラスター16aが存在するため、このシリコンクラスター16aが核となってシリコン原子の析出が促進され、同時にシリコンクラスター16aのサイズは大きくなる(図11(b))。
次いで、シリコンクラスター16aが埋め込まれた酸化シリコン膜20上に、酸化シリコン膜12と同様にして、膜厚1nm〜10nm、例えば膜厚5nm程度であり、化学量論的組成近傍の組成を有する酸化シリコン膜24を堆積する。
次いで、酸化シリコン膜24上に、酸化シリコン膜20と同様にして、膜厚1nm〜10nm、例えば膜厚9nm程度であり、シリコンリッチな組成を有する酸化シリコン膜32を堆積する(図11(c))。
次いで、酸化シリコン膜32上に、リソグラフィにより、量子ドット20を形成使用とする領域を露出するレジスト膜34を形成する(図12(a))。
次いで、図10(c)に示す工程と同様にして、クラスターイオンビーム法により、レジスト膜34をマスクとして、サイズが1nm〜5nm程度、例えば3nmのシリコンクラスター28aを酸化シリコン膜32内に打ち込む(図12(b))。レジスト膜34をマスクに用いることにより、酸化シリコン膜32の任意の領域にシリコンクラスター28aを打ち込むことができる。
次いで、例えばアッシングにより、レジスト膜22を除去する(図13(a))。
次いで、不活性雰囲気、例えば窒素雰囲気中で、温度1000℃〜1100℃、例えば1050℃で、1分〜100分程度、例えば50分間、熱処理を行う。この熱処理により、シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜32では、より安定である化学量論的組成SiOに近づくように、膜中に余分なシリコン原子が析出される。このとき、酸化シリコン膜32内にはシリコンクラスター28aが存在するため、このシリコンクラスター28aが核となってシリコン原子の析出が促進され、同時にシリコンクラスター28aのサイズは大きくなる。
同時に、シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜20においても、より安定である化学量論的組成に近づくように膜中に余分なシリコン原子が析出され、シリコンクラスター16aのサイズは更に大きくなる。
シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜20,32から析出されるシリコン原子は、累積の熱処理時間が長くなるほどに多くなる。この結果、酸化シリコン膜32よりも累積の熱処理時間の長い酸化シリコン膜20では、累積的により多くのシリコン原子が析出され、シリコンクラスター16aのサイズは、シリコンクラスター28aのサイズよりも大きくなる(図13(b))。
次いで、図11(c)乃至図13(b)の工程と同様にして、酸化シリコン膜32上に、化学量論的組成近傍の組成を有する酸化シリコン膜36と、シリコンクラスター40aが埋め込まれたシリコンリッチな組成を有する酸化シリコン膜38とを形成する(図14(a))。
次いで、不活性雰囲気、例えば窒素雰囲気中で、温度1000℃〜1100℃、例えば1050℃で、1分〜100分程度、例えば50分間、熱処理を行う。この熱処理により、シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜38では、より安定である化学量論的組成SiOに近づくように、膜中に余分なシリコン原子が析出される。このとき、酸化シリコン膜38内にはシリコンクラスター40aが存在するため、このシリコンクラスター40aが核となってシリコン原子の析出が促進され、同時にシリコンクラスター40aのサイズは大きくなる。
同時に、シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜20においても、より安定である化学量論的組成に近づくように膜中に余分なシリコン原子が析出され、シリコンクラスター16aのサイズは更に大きくなる。また、シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜32においても、より安定である化学量論的組成に近づくように膜中に余分なシリコン原子が析出され、シリコンクラスター28aのサイズは更に大きくなる。
シリコンリッチな組成の酸化シリコン膜20,32,38から析出されるシリコン原子は、累積の熱処理時間が長くなるほどに多くなる。この結果、酸化シリコン膜38よりも累積の熱処理時間の長い酸化シリコン膜32では、累積的により多くのシリコン原子が析出され、シリコンクラスター28aのサイズは、シリコンクラスター40aのサイズよりも大きくなる。また、酸化シリコン膜32よりも累積の熱処理時間の長い酸化シリコン膜20では、累積的により多くのシリコン原子が析出され、シリコンクラスター16aのサイズは、シリコンクラスター28aのサイズよりも大きくなる。
これにより、酸化シリコン膜20内には、シリコンクラスター16aにシリコン原子が析出してなる第1のサイズのシリコン量子ドット16を複数有する第1量子ドット層が形成される。また、酸化シリコン膜32内には、シリコンクラスター28aにシリコン原子が析出してなり、第1のサイズよりも小さい第2のサイズのシリコン量子ドット28を複数有する第2量子ドット層が形成される。また、酸化シリコン膜38内には、シリコンクラスター40aにシリコン原子が析出してなり、第2のサイズよりも小さい第3のサイズのシリコン量子ドット40を複数有する第3量子ドット層が形成される。
この結果、複数のシリコン量子ドット16により構成される第1量子ドット層と、複数のシリコン量子ドット28により構成される第2量子ドット層と、複数のシリコン量子ドット40により構成される第3量子ドット層との積層体が、酸化シリコン膜42内に形成される(図14(b))。
こうして、互いにサイズの異なる量子ドットを有する複数の量子ドット層が積層された第1実施形態による積層量子ドット構造が製造される。
このように、本実施形態によれば、量子ドットのサイズが異なる複数の量子ドット層を有する積層量子ドット構造を容易に形成することができる。
[第4実施形態]
第4実施形態による光半導体装置について図15を用いて説明する。図1乃至図14に示す第1乃至第3実施形態による積層量子ドット構造及びその製造方法と同様の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し或いは簡潔にする。
図15は、本実施形態による光半導体装置の構造を示す概略断面図である。
本実施形態では、第1実施形態による積層量子ドット構造を適用した光半導体装置の一例として、シリコン太陽電池について説明する。
シリコン基板10上には、酸化シリコン膜42が形成されている。酸化シリコン膜42内には、複数のシリコン量子ドット16により構成される第1量子ドット層と、複数のシリコン量子ドット28により構成される第2量子ドット層と、複数のシリコン量子ドット40により構成される第3量子ドット層と、複数のシリコン量子ドット44により構成される第4量子ドット層とが埋め込まれている。第1量子ドット層、第2量子ドット層、第3量子ドット層、第4量子ドット層は、シリコン基板10側から順次積層されており、各量子ドット層を構成するシリコン量子ドットのサイズは、基板10から離間するほどに小さくなっている。すなわち、シリコン量子ドット28のサイズはシリコン量子ドット16のサイズよりも小さくなっており、シリコン量子ドット40のサイズはシリコン量子ドット28のサイズよりも小さくなっており、シリコン量子ドット44のサイズはシリコン量子ドット40のサイズよりも小さくなっている。シリコン基板10の裏面側には、電極46が形成されている。また、酸化シリコン膜42上には、電極48が形成されている。
このように、本実施形態による太陽電池は、光吸収層に第1実施形態による積層量子ドット構造を適用したものである。光吸収層をサイズの異なるシリコン量子ドットを含む積層量子ドット構造とすることにより、シリコン量子ドットのサイズに対応した波長域の光を吸収することが可能となり、太陽光の利用効率を高めることができる。
このように、本実施形態によれば、量子ドットのサイズが異なる複数の量子ドット層を有する積層量子ドット構造を容易に形成することができる。
[変形実施形態]
以上、積層量子ドット構造及びその製造方法の実施形態を説明してきたが、上記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、追加、置換等が可能である。
例えば、上記実施形態では、シリコン量子ドットを埋め込む絶縁材料として酸化シリコンを用いたが、酸化シリコン以外の他のシリコン系絶縁材料を用いてもよい。他のシリコン系絶縁材料としては、特に限定されるものではないが、炭化シリコン(SiC)や酸化シリコンと炭化シリコンとの混晶(SiOC)等を適用することができる。
また、上記実施形態では、化学量論的組成の酸化シリコン膜とシリコンリッチな酸化シリコン膜とを積層したが、必ずしも同じ絶縁材料を用いなくてもよい。例えば、化学量論的組成の炭化シリコン膜と、シリコンリッチな酸化シリコン膜とを積層してもよい。また、化学量論的組成の絶縁材料は、必ずしもシリコン系絶縁材料である必要はない。
また、上記実施形態では、シリコンクラスターを含むシリコンリッチな組成の酸化シリコン膜を、化学量論的組成近傍の組成の酸化シリコン膜を介して積層したが、化学量論的組成近傍の組成の酸化シリコン膜を介さずに積層するようにしてもよい。
また、上記第3実施形態では、レジスト膜をマスクとしてシリコンクラスターを照射したが、レジスト膜は、必ずしもフォトレジスト膜等の感光性レジスト材料である必要はなく、感光性レジスト材料を用いてパターニングした絶縁膜であってもよい。例えば、この絶縁膜を化学量論的組成近傍の組成の酸化シリコン膜とし、シリコンクラスターの照射後、パターニングした穴を充填する酸化シリコン膜の堆積工程を行い、この酸化シリコン膜を量子ドット層間の絶縁膜に用いてもよい。
また、上記第4実施形態では、積層量子ドット構造を適用した光半導体素子の一例として太陽電池を示したが、第1乃至第3実施形態の方法により製造される積層量子ドット構造は、量子ドットを用いた種々の光半導体素子に適用することができる。例えば、積層量子ドット構造を活性層に用いた受光素子や発光素子、量子ドットメモリにおいて、積層量子ドット構造の製造に第1乃至第3実施形態の方法を適用することができる。
また、上記実施形態に記載した構造、構成材料、製造条件等は、一例を示したものにすぎず、当業者の技術常識等に応じて適宜修正や変更が可能である。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 基板上に、化学量論的組成よりもシリコンを多く含むシリコン系絶縁材料よりなり、第1のサイズの第1のシリコン粒子が埋め込まれた第1の絶縁膜を形成する工程と、
第1の熱処理を行い、前記第1の絶縁膜内の過剰なシリコンを前記第1のシリコン粒子に析出させ、前記第1のシリコン粒子のサイズを前記第1のサイズよりも大きい第2のサイズに拡大する工程と、
前記第2のサイズの前記第1のシリコン粒子が埋め込まれた前記第1の絶縁膜上に、化学量論的組成よりもシリコンを多く含むシリコン系絶縁材料よりなり、第3のサイズの第2のシリコン粒子が埋め込まれた第2の絶縁膜を形成する工程と、
第2の熱処理を行い、前記第1の絶縁膜内の過剰なシリコンを前記第1のシリコン量子ドットに析出させ、前記第1のシリコン粒子のサイズを前記第2のサイズよりも大きい第4のサイズに拡大するとともに、前記第2の絶縁膜内の過剰なシリコンを前記第2のシリコン粒子に析出させ、前記第2のシリコン粒子のサイズを前記第3のサイズよりも大きい第5のサイズに拡大する工程と
を有することを特徴とする光半導体装置の製造方法。
(付記2) 付記1記載の光半導体装置の製造方法において、
前記第1の絶縁膜を形成する工程又は前記第2の絶縁膜を形成する工程は、
化学量論的組成よりもシリコンを多く含む前記シリコン系絶縁材料よりなる第1の膜を堆積する工程と、
前記第1の膜にシリコンクラスターイオンビームを照射し、前記第1の膜上に前記第1又は第2のシリコン粒子を堆積する工程と、
前記第1又は第2のシリコン粒子が堆積された前記第1の膜上に、化学量論的組成よりもシリコンを多く含む前記シリコン系絶縁材料よりなる第2の膜を堆積する工程とを有する
ことを特徴とする光半導体装置の製造方法。
(付記3) 付記1記載の光半導体装置の製造方法において、
前記第1の絶縁膜を形成する工程又は前記第2の絶縁膜を形成する工程は、
化学量論的組成よりもシリコンを多く含む前記シリコン系絶縁材料よりなる第1の膜を堆積する工程と、
前記第1の膜にシリコンクラスターイオンビームを照射し、前記第1の膜内に前記第1又は第2のシリコン粒子を打ち込む工程とを有する
ことを特徴とする光半導体装置の製造方法。
(付記4) 付記3記載の光半導体装置の製造方法において、
前記第1の膜を堆積する工程の後、前記第1の膜上に、所定の領域を露出するマスク膜を形成する工程を更に有し、
前記第1又は第2のシリコン粒子を打ち込む工程では、前記マスク膜をマスクとすることにより、前記第1の膜の前記所定の領域に前記第1又は第2のシリコン粒子を打ち込む
ことを特徴とする光半導体装置の製造方法。
(付記5) 付記1乃至4のいずれか1項に記載の光半導体装置の製造方法において、
前記第1の絶縁膜を形成する工程よりも後、前記第2の絶縁膜を形成する工程よりも前に、
前記第1の絶縁膜上に、化学量論的組成のシリコン系絶縁材料よりなる第3の絶縁膜を形成する工程を更に有する
ことを特徴とする光半導体装置の製造方法。
(付記6) 付記1乃至5のいずれか1項に記載の光半導体装置の製造方法において、
前記第1の熱処理の時間及び前記第2の熱処理の時間により、前記第1のシリコン粒子の前記第4のサイズ及び前記第2のシリコン粒子の前記第5のサイズを制御する
ことを特徴とする光半導体装置の製造方法。
(付記7) 付記1乃至6のいずれか1項に記載の光半導体装置の製造方法において、
前記第4のサイズは、前記第5のサイズよりも大きい
ことを特徴とする光半導体装置の製造方法。
(付記8) 化学量論的組成よりもシリコンを多く含むシリコン系絶縁材料よりなり、シリコン粒子が埋め込まれた第1の絶縁膜を形成する工程と、
熱処理を行い、前記第1の絶縁膜内の過剰なシリコンを前記シリコン粒子に析出させ、前記シリコン粒子のサイズを拡大する工程とを繰り返し行い、
前記シリコン粒子よりなる量子ドットのサイズが異なる複数の量子ドット層が積層された積層量子ドットを形成する工程を有する
ことを特徴とする光半導体装置の製造方法。
(付記9) 付記8記載の光半導体装置の製造方法において、
前記第1の絶縁膜を形成する工程は、
化学量論的組成よりもシリコンを多く含む前記シリコン系絶縁材料よりなる第1の膜を堆積する工程と、
前記第1の膜にシリコンクラスターイオンビームを照射し、前記第1の膜上に前記シリコン粒子を堆積する工程と、
前記シリコン粒子が堆積された前記第1の膜上に、化学量論的組成よりもシリコンを多く含む前記シリコン系絶縁材料よりなる第2の膜を堆積する工程とを有する
ことを特徴とする光半導体装置の製造方法。
(付記10) 付記8記載の光半導体装置の製造方法において、
前記第1の絶縁膜を形成する工程は、
化学量論的組成よりもシリコンを多く含む前記シリコン系絶縁材料よりなる第1の膜を堆積する工程と、
前記第1の膜にシリコンクラスターイオンビームを照射し、前記第1の膜内に前記シリコン粒子を打ち込む工程とを有する
ことを特徴とする光半導体装置の製造方法。
(付記11) 付記10記載の光半導体装置の製造方法において、
前記第1の膜を堆積する工程の後、前記第1の膜上に、所定の領域を露出するマスク膜を形成する工程を更に有し、
前記シリコン粒子を打ち込む工程では、前記マスク膜をマスクとすることにより、前記第1の膜の前記所定の領域に前記シリコン粒子を打ち込む
ことを特徴とする光半導体装置の製造方法。
(付記12) 付記8乃至11のいずれか1項に記載の光半導体装置の製造方法において、
前記積層量子ドットを形成する工程は、前記第1の絶縁膜を形成する工程よりも後に、前記第1の絶縁膜上に、化学量論的組成のシリコン系絶縁材料よりなる第2の絶縁膜を形成する工程を更に有する
ことを特徴とする光半導体装置の製造方法。
(付記13) 付記8乃至12のいずれか1項に記載の光半導体装置の製造方法において、
前記熱処理の時間により、前記シリコン量子ドットのサイズを制御する
ことを特徴とする光半導体装置の製造方法。
10…基板(シリコン基板)
12,14,18,20,24,26,30,32,36,38,42…酸化シリコン膜
16,28,40,44…シリコン量子ドット
16a,28a,40a…シリコンクラスター
22,34…レジスト膜
46,48…電極

Claims (8)

  1. 基板上に、化学量論的組成よりもシリコンを多く含むシリコン系絶縁材料よりなり、第1のサイズの第1のシリコン粒子が埋め込まれた第1の絶縁膜を形成する工程と、
    第1の熱処理を行い、前記第1の絶縁膜内の過剰なシリコンを前記第1のシリコン粒子に析出させ、前記第1のシリコン粒子のサイズを前記第1のサイズよりも大きい第2のサイズに拡大する工程と、
    前記第2のサイズの前記第1のシリコン粒子が埋め込まれた前記第1の絶縁膜上に、化学量論的組成よりもシリコンを多く含むシリコン系絶縁材料よりなり、第3のサイズの第2のシリコン粒子が埋め込まれた第2の絶縁膜を形成する工程と、
    第2の熱処理を行い、前記第1の絶縁膜内の過剰なシリコンを前記第1のシリコン量子ドットに析出させ、前記第1のシリコン粒子のサイズを前記第2のサイズよりも大きい第4のサイズに拡大するとともに、前記第2の絶縁膜内の過剰なシリコンを前記第2のシリコン粒子に析出させ、前記第2のシリコン粒子のサイズを前記第3のサイズよりも大きい第5のサイズに拡大する工程と
    を有することを特徴とする光半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の光半導体装置の製造方法において、
    前記第1の絶縁膜を形成する工程又は前記第2の絶縁膜を形成する工程は、
    化学量論的組成よりもシリコンを多く含む前記シリコン系絶縁材料よりなる第1の膜を堆積する工程と、
    前記第1の膜にシリコンクラスターイオンビームを照射し、前記第1の膜上に前記第1又は第2のシリコン粒子を堆積する工程と、
    前記第1又は第2のシリコン粒子が堆積された前記第1の膜上に、化学量論的組成よりもシリコンを多く含む前記シリコン系絶縁材料よりなる第2の膜を堆積する工程とを有する
    ことを特徴とする光半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1記載の光半導体装置の製造方法において、
    前記第1の絶縁膜を形成する工程又は前記第2の絶縁膜を形成する工程は、
    化学量論的組成よりもシリコンを多く含む前記シリコン系絶縁材料よりなる第1の膜を堆積する工程と、
    前記第1の膜にシリコンクラスターイオンビームを照射し、前記第1の膜内に前記第1又は第2のシリコン粒子を打ち込む工程とを有する
    ことを特徴とする光半導体装置の製造方法。
  4. 請求項3記載の光半導体装置の製造方法において、
    前記第1の膜を堆積する工程の後、前記第1の膜上に、所定の領域を露出するマスク膜を形成する工程を更に有し、
    前記第1又は第2のシリコン粒子を打ち込む工程では、前記マスク膜をマスクとすることにより、前記第1の膜の前記所定の領域に前記第1又は第2のシリコン粒子を打ち込む
    ことを特徴とする光半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光半導体装置の製造方法において、
    前記第1の絶縁膜を形成する工程よりも後、前記第2の絶縁膜を形成する工程よりも前に、
    前記第1の絶縁膜上に、化学量論的組成のシリコン系絶縁材料よりなる第3の絶縁膜を形成する工程を更に有する
    ことを特徴とする光半導体装置の製造方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光半導体装置の製造方法において、
    前記第1の熱処理の時間及び前記第2の熱処理の時間により、前記第1のシリコン粒子の前記第4のサイズ及び前記第2のシリコン粒子の前記第5のサイズを制御する
    ことを特徴とする光半導体装置の製造方法。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光半導体装置の製造方法において、
    前記第4のサイズは、前記第5のサイズよりも大きい
    ことを特徴とする光半導体装置の製造方法。
  8. 化学量論的組成よりもシリコンを多く含むシリコン系絶縁材料よりなり、シリコン粒子が埋め込まれた第1の絶縁膜を形成する工程と、
    熱処理を行い、前記第1の絶縁膜内の過剰なシリコンを前記シリコン粒子に析出させ、前記シリコン粒子のサイズを拡大する工程とを繰り返し行い、
    前記シリコン粒子よりなる量子ドットのサイズが異なる複数の量子ドット層が積層された積層量子ドットを形成する工程を有する
    ことを特徴とする光半導体装置の製造方法。
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