JP6127626B2 - 量子ドットアレイデバイスの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、量子ドットアレイデバイスの製造方法に関するものである。
量子ドット型太陽電池は、理論的には変換効率を60%以上にまで高められるため、実用化に向けた期待が高まっている。即ち、量子ドットの直径を変えることにより、吸収する光の波長を制御できる量子サイズ効果を利用し、紫外光から近赤外光にわたって幅広い光を電力に変換することによってエネルギー変換効率を高めることができる。
このような高効率の量子ドット型太陽電池は、サイズの異なる量子ドットを有する多層量子ドットアレイ構造を作成することにより実現することが可能である(例えば、特許文献1参照)。図10は、理想的な量子ドット型太陽電池の概念的断面図であり、シリコン基板81上に母材となるSiO膜82中にサイズの異なるSi量子ドット84が順に整列している。
図11は、量子ドットサイズとバンドギャップの関係の説明図であり、Siの最高占有分子軌道(HOMO:Highest Occupied Molecular Orbital)と最低非占有分子軌道(LUMO:Lowest Unoccupied Molecular Orbital)は、分子、クラスター、ナノ粒子、バルクと原子の数が増加するにしたがって順次分離する。
右端に示すように、バルクになると各軌道が連続し、LUMOは伝導帯となり、HOMOは価電子帯となる。したがって、集合する原子数を少なくすればバンドギャップが大きくなることを意味し、実際に、QDIPにおいて、量子ドットのサイズが小さくなると吸収波長が短波長側にずれることが確認されている。
図12は従来の量子ドット型太陽電池の製造工程の説明図であり、まず,図12(a)に示すように、シリコン基板81上に、SiO膜82とSiO(x<2)膜83を交互に積層する。次いで、図12(b)に示すように、熱処理を行うことによってSiリッチなSiO膜83中でSi量子ドット84が析出して、量子ドットアレイ構造が形成される。このようなSiO膜83中でのSi量子ドット84の析出は、SiOと比較してSiリッチなSiOの構造が不安定であり、SiとSiOに分離した方がより安定となるために起こる現象である。なお、SiO膜83はSi量子ドット84の析出によりほぼSiO組成の酸化シリコン膜85となる。
特開2010−129579号公報
しかしながら、従来の製造方法では作成される量子ドットのサイズや位置のバラツキが大きいため、デバイスを作成した際に特性のバラツキを生じてしまうという問題があるのでその事情を図13を参照して説明する。
図13に示すように、従来の方法では、熱処理前に大きさの揃ったSiクラスターは存在しないので、熱処理によるSiO層83中でのSi量子ドット84の形成は偶発的に起こるものであり、形成されるSi量子ドット84のサイズもバラツキが大きくなる。
したがって、量子ドットアレイデバイスの製造方法において、形成されるSi量子ドットのサイズや位置を制御することを目的とする。
開示する一観点からは 基板上に化学量論比の組成SiAからなる第1の層を成長させる第1の成膜工程と、前記第1の層上に化学量論比よりSiリッチな組成SiA1−x(x<1)からなり、内部に面内方向位で位置制御されたSiクラスターを含む第2の層を成長させる第2の成膜工程とを前記Siクラスターが積層方向で互いに投影的に重なるように交互に成長させて積層構造を形成する工程と、前記積層構造を熱処理することにより前記Siクラスターを成長核としてSi量子ドットを成長させる工程とを有し、得ようとする前記Si量子ドットのサイズに応じて前記第2の層に含まれる前記SiクラスターにおけるSi原子数及び前記第2の層の前記SiA1−xの層厚を設定することを特徴とする量子ドットアレイデバイスの製造方法が提供される。
開示の量子ドットアレイデバイスの製造方法によれば、形成されるSi量子ドットのサイズや位置を制御することが可能になり、それによって、量子ドットアレイデバイスの特性のバラツキを少なくすることができる。
本発明の実施の形態の量子ドットアレイデバイスの製造工程の説明図である。 本発明の実施例1の量子ドットアレイデバイスの製造工程の途中までの説明図である。 本発明の実施例1の量子ドットアレイデバイスの製造工程の図2以降の説明図である。 本発明の実施例2の量子ドットアレイデバイスの製造工程の途中までの説明図である。 本発明の実施例2の量子ドットアレイデバイスの製造工程の図4以降の説明図である。 本発明の実施例3の量子ドットアレイデバイスの製造工程の途中までの説明図である。 本発明の実施例3の量子ドットアレイデバイスの製造工程の図6以降の説明図である。 本発明の実施例4の量子ドットアレイデバイスの製造工程の途中までの説明図である。 本発明の実施例4の量子ドットアレイデバイスの製造工程の図8以降の説明図である。 理想的な量子ドット型太陽電池の概念的断面図である。 量子ドットサイズとバンドギャップの関係の説明図である。 従来の量子ドット型太陽電池の製造工程の説明図である。 従来の量子ドット型太陽電池の製造工程における問題点の説明図である。
ここで、図1を参照して、本発明の実施の形態の量子ドットアレイデバイスの製造方法を説明する。まず、図1(a)に示すように、基板1上に化学量論比の組成SiAからなる第1の層2を成長させたのち、第1の層2上に化学量論比よりSiリッチな組成SiA1−x(x<1)からなり、内部に面内方向位で位置制御されたSiクラスター4を含む第2の層3を成膜させる。この工程をSiクラスター4が積層方向で互いに投影的に重なるように交互に繰り返して積層構造を形成する。なお、Siクラスター4のピッチは、典型的には10nm〜50nmであり、高密度な量子ドットアレイ構造を得るためには、可能な限りピッチを小さくする。また、積層数は任意であり、通常は10層以下である。また、成膜方法としては、熱CVD法やプラズマCVD法を用いる。
次いで、図1(b)に示すように、積層構造を熱処理することによって、Siクラスター4を成長核としてSi量子ドット5を成長させる。この時、Siクラスター4の位置が制御されているので、成長するSi量子ドット5の位置も制御されたものとなる。なお、この熱処理工程において、SiA1−x(x<1)からなる第2の層3は化学量論比とほぼ同じ組成の第3の層6になる。以降は電極を設けることにより量子ドットアレイデバイスとなる。
この場合、第2の層3の厚さは、最終的に形成するSi量子ドットのサイズに合わせて設定すれば良く、Si量子ドットのサイズは典型的には1nm〜10nmであるので、第2の層3の厚さは、1nm〜10nmとする。また、第1の層2の厚さは、トンネル効果によりSi量子ドット間でキャリアの移動が可能なように、なるべく薄く形成するものであり、典型的には1nm〜3nmとし、積層構造における各第1の層2の厚さは同じ厚さにすることが特性の安定化の観点から望ましい。
上記の第2の層3を成膜する工程としては、SiA1−x(x<1)層を成膜したのち、このSiA1−x(x<1)層上に位置制御してSiクラスターを堆積し、さらに、Siクラスターを覆うように、SiA1−x(x<1)層を成膜するようにしても良い。なお、Siクラスターを堆積する工程においては、クラスターイオンビーム法を用い、加速電圧を低くすることによって、SiA1−x(x<1)層上に堆積させれば良い。
或いは、第2の層3を成膜する工程としては、SiA1−x(x<1)層を成膜したのち、クラスターイオンビーム法を用い、加速電圧を高くしてSiA1−x(x<1)層中に位置制御してSiクラスターを打ち込むようにしても良い。
或いは、第2の層3を成膜する工程としては、SiA1−x(x<1)層を成膜したのち、クラスターイオンビーム法を用い、加速電圧を高くして位置制御された開口部を有するマスクを介してSiA1−x(x<1)層中にSiクラスターを打ち込むようにして良い。この場合のマスクとしては、フォトレジストを用いても良いし、第1の層2と同じ組成のSiA層を用いても良く、SiA層を用いた場合には、次の第1の層2の成膜工程においてSiAからなるマスクの開口部をSiAで埋め込む工程とすれば良い。
また、Siクラスター4を構成するSi原子数は、全ての第2の層3において等しくするようにしても良いし、或いは、積層方向に向かって順次少なくするようにしても良い。Siクラスター4を構成するSi原子数、即ち、クラスターのサイズを等しくすると特定の波長に対応するデバイスとなり、順次少なくするとブロードな波長に対応するデバイスとなる。
なお、クラスターのサイズを制御するためには、クラスターを加速する加速電極とターゲット基板との間にクラスターサイズ選別部を設ければ良い。クラスターサイズ選別部において、飛行時間式(TOF:Time of Flight)によりクラスターサイズを選別することにより、ターゲット基板に達するクラスターのサイズを選別することができる。Siクラスターを構成するSi原子数は典型的には10個〜10000個である。
SiAは、典型的にはSiO或いはSiCであり、SiOの場合に、Si量子ドット5のサイズを順次異なるようにすれば、広い波長領域で吸収特性を示す太陽電池となり、Si量子ドット5のサイズを均一にすれば特定に波長に感度を有するフォトダイオードになる。
一方、SiCの場合には、太陽電池やフォトダイオードのほかに発光ダイオードを構成することが可能になり、Si量子ドット5のサイズを制御することで、所定の波長範囲で任意の発光波長の発光ダイオードとすることができる。発光ダイオードを形成する場合には、基板をn型或いはp型のSiC基板とし、最上層をp型或いはn型のSiC層として量子ドット層を挟み込むようにすれば良い。因みに、粒径が約5nmのSi量子ドットのバンドギャップは1.3eV(波長950nm)程度であり、粒径が約2nmのSi量子ドットのバンドギャップは1.7eV(波長730nm)程度となる。さらには、量子ドットメモリへの応用も可能である。
このように、本発明の実施の形態においては、同一の第2の層3中にサイズの揃ったSiクラスター4が存在するので、熱処理後のSi量子ドット5のサイズも同一の第2の層3中でバラツキが少なく、大きさが揃ったものとなる。それによって、量子ドットアレイデバイスの特性のバラツキを少なくすることができる。
次に、図2及び図3を参照して、本発明の実施例1の量子ドットアレイデバイスの製造工程を説明する。まず、図2(a)に示すように、Si基板11上に、プラズマCVD法を用いて、厚さが2nmのSiO層12を堆積した後、引き続いて、厚さが4nmのSiリッチなSiO層13を堆積する。なお、x=1.00とする。
次いで、図2(b)に示すように、クラスターイオンビーム法を用いてSi原子数が100個のSiクラスター14をSiO層13上に30nmのピッチで堆積させる。次いで、図2(c)に示すように、厚さが4nmのSiリッチなSiO層15を堆積する。次いで、図2(d)に示すように、厚さが2nmのSiO層12を堆積した後、引き続いて、厚さが4nmのSiリッチなSiO層13を堆積する。
次いで、図3(e)に示すように、Siクラスター14の堆積、SiリッチなSiO層15の堆積、SiO層12の堆積、及び、SiリッチなSiO層13の堆積を交互に繰り返すことによって、積層構造16を形成する。繰り返し数は6回とする。
次いで、図3(f)に示すように、1100℃で熱処理することによって、Siクラスター14を成長核としてSi量子ドット17を析出させる。この時、SiO層13及びSiO層15は一体化してほぼSiO組成の酸化シリコン層18となる。
このように、本発明の実施例1においては、クラスターイオンビーム法を用いてクラスターサイズの揃ったSiクラスターを位置制御して堆積させているので、熱処理により析出するSi量子ドットの位置とサイズを精度良く制御することが可能になる。
次に、図4及び図5を参照して、本発明の実施例2の量子ドットアレイデバイスの製造工程を説明する。まず、図4(a)に示すように、Si基板11上に、プラズマCVD法を用いて、厚さが2nmのSiO層12を堆積した後、引き続いて、厚さが10nmのSiリッチなSiO層19を堆積する。なお、x=1.00とする。
次いで、図4(b)に示すように、クラスターイオンビーム法を用いてSi原子数が10000個のSiクラスター20をSiO層19中に30nmのピッチで打ち込む。次いで、図4(c)に示すように、厚さが2nmのSiO層12を堆積した後、引き続いて、厚さが9nmのSiリッチなSiO層21を堆積する。
次いで、図5(d)に示すように、SiリッチなSiO層21中にSi原子数が5000個のSiクラスター22を30nmのピッチで打ち込む。SiO層12の堆積、SiリッチなSiO層の堆積、Siクラスターの打ち込みをSiO層の厚さが順次薄くなり、SiクラスターのSi原子数が順次少なくなるように交互に繰り返すことによって、積層構造31を形成する。繰り返し数は6回とし、図における符号23,25,27,29はSiリッチなSiO層であり、符号24,26,28,30はSiクラスターである。
次いで、図5(e)に示すように、1100℃で熱処理することによって、Siクラスターを成長核としてSi量子ドット32〜37を析出させる。この時、SiO層19,21,23,25,27,29はほぼSiO組成の酸化シリコン層38〜43となる。
このように、本発明の実施例2においては、クラスターイオンビーム法を用いてクラスターサイズの揃ったSiクラスターを位置制御して打ち込んでいるので、熱処理により析出するSi量子ドットの位置とサイズを精度良く制御することが可能になる。また、SiリッチなSiO層の堆積工程を半分にすることができる。
また、Si量子ドットのサイズを積層方向に沿って順次小さくしているので、広い波長範囲で感度を有する太陽電池を構成することが可能になる。
次に、図6及び図7を参照して、本発明の実施例3の量子ドットアレイデバイスの製造工程を説明する。まず、図6(a)に示すように、Si基板11上に、プラズマCVD法を用いて、厚さが2nmのSiO層12を堆積した後、引き続いて、厚さが8nmのSiリッチなSiO層44及び厚さが2nmのSiO層45を順次堆積する。なお、x=1.00とする。
次いで、図6(b)に示すように、レジストパターン46をマスクとしてSiO層45を選択的にエッチング除去して開口部47を形成する。次いで、図6(c)に示すように、レジストパターン46及びSiO層45をマスクとしてクラスターイオンビーム法を用いてSi原子数が100個のSiクラスター48をSiO層44中に30nmのピッチで打ち込む。次いで、図6(d)に示すように、レジストパターン46を除去した後、開口部47をSiO49で埋め込む。
次いで、図7(e)に示すように、SiリッチなSiO層44の堆積、SiO層45の堆積、開口部47の形成、Siクラスター48の打ち込み、及び、SiO49による埋め込みを交互に繰り返すことによって、積層構造50を形成する。繰り返し数は6回とする。
次いで、図7(e)に示すように、1100℃で熱処理することによって、Siクラスター48を成長核としてSi量子ドット51を析出させる。この時、SiO層44はほぼSiO組成の酸化シリコン層52となる。
このように、本発明の実施例3においては、クラスターイオンビーム法を用いてクラスターサイズの揃ったSiクラスターを打ち込む際にマスクを使用しているので、位置制御性がより高まることになる。
次に、図8及び図9を参照して、本発明の実施例4の量子ドットアレイデバイスの製造工程を説明する。まず、図8(a)に示すように、n型SiC基板61上に、MOCVD法を用いて厚さが2nmのSiC層62を堆積した後、引き続いて、厚さが2nmのSiリッチなSiC層63を堆積する。なお、x=0.5とする。
次いで、図8(b)に示すように、開口部65を有するレジストパターン64を設ける。次いで、図8(c)に示すように、レジストパターン64をマスクとしてクラスターイオンビーム法を用いてSi原子数が100個のSiクラスター66をSiC層63中に30nmのピッチで打ち込む。
次いで、図9(d)に示すように、レジストパターン64を除去した後、SiC層62の堆積、SiリッチなSiC層63の堆積、及び、Siクラスター66の打ち込みを交互に繰り返し、最後にp型SiC層67を成膜することによって、積層構造68を形成する。繰り返し数は6回とする。
次いで、図9(e)に示すように、1200℃で熱処理することによって、Siクラスター66を成長核としてSi量子ドット69を析出させる。この時、SiC層63はほぼSiC組成の炭化シリコン層70となる。この時、Si量子ドット69のサイズはSiC層63の厚さに規定されて2nm程度の粒径になるので、730nmの単色光に近い狭い波長帯で発光する赤色発光ダイオードとなる。
このように、本発明の実施例4においては、母材を半導体で構成しているので、サイズの揃った量子ドットによる単色発光ダイオードを実現することができる。
ここで、実施例1乃至実施例4を含む本発明の実施の形態に関して、以下の付記を付す。
(付記1)基板上に化学量論比の組成SiAからなる第1の層を成長させる第1の成膜工程と、前記第1の層上に化学量論比よりSiリッチな組成SiA1−x(x<1)からなり、内部に面内方向位で位置制御されたSiクラスターを含む第2の層を成長させる第2の成膜工程とを前記Siクラスターが積層方向で互いに投影的に重なるように交互に成長させて積層構造を形成する工程と、前記積層構造を熱処理することにより前記Siクラスターを成長核としてSi量子ドットを成長させる工程とを有し、得ようとする前記Si量子ドットのサイズに応じて前記第2の層に含まれる前記SiクラスターにおけるSi原子数及び前記第2の層の前記SiA1−xの層厚を設定することを特徴とする量子ドットアレイデバイスの製造方法。
(付記2)前記第2の成膜工程が、SiA1−x(x<1)層を成膜する工程と、前記SiA1−x(x<1)層上に位置制御してSiクラスターを堆積する工程と、前記Siクラスターを覆うように、SiA1−x(x<1)層を成膜する工程とを有することを特徴とする付記1に記載の量子ドットアレイデバイスの製造方法。
(付記3)前記第2の成膜工程が、SiA1−x(x<1)層を成膜する工程と、前記SiA1−x(x<1)層中に位置制御してSiクラスターを打ち込む工程とを有することを特徴とする付記1に記載の量子ドットアレイデバイスの製造方法。
(付記4)前記第2の成膜工程が、SiA1−x(x<1)層を成膜する工程と、前記SiA1−x(x<1)層中に位置制御された開口部を有するマスクを介してSiクラスターを打ち込む工程とを有することを特徴とする付記1に記載の量子ドットアレイデバイスの製造方法。
(付記5)前記マスクがSiAからなり、次の第1の成膜工程が、前記SiAからなるマスクの開口部をSiAで埋め込む工程であることを特徴とする付記4に記載の量子ドットアレイデバイスの製造方法。
(付記6)前記Siクラスターを構成するSi原子数が、積層方向に向かって順次少なくすることを特徴とする付記1乃至付記5のいずれか1に記載の量子ドットアレイデバイスの製造方法。
(付記7)前記SiAが、SiO或いはSiCのいずれかであることを特徴とする付記1乃至付記6のいずれか1に記載の量子ドットアレイデバイスの製造方法。
1 基板
2 第1の層
3 第2の層
4 Siクラスター
5 Si量子ドット
6 第3の層
11 Si基板
12,45 SiO
13,15,19,21,23,25,27,29,44 SiO
14,20,22,24,26,28,30,48 Siクラスター
16,31,50 積層構造
17,32〜37,51 Si量子ドット
18,38〜43,52 酸化シリコン層
46 レジストパターン
47 開口部
49 SiO
61 n型SiC基板
62 SiC層
63 SiC
64 レジストパターン
65 開口部
66 Siクラスター
67 p型SiC層
68 積層構造
69 Si量子ドット
70 炭化シリコン層
81 シリコン基板
82 SiO
83 SiO
84 Si量子ドット
85 酸化シリコン膜

Claims (5)

  1. 基板上に化学量論比の組成SiAからなる第1の層を成長させる第1の成膜工程と、前記第1の層上に化学量論比よりSiリッチな組成SiA1−x(x<1)からなり、内部に面内方向位で位置制御されたSiクラスターを含む第2の層を成長させる第2の成膜工程とを前記Siクラスターが積層方向で互いに投影的に重なるように交互に成長させて積層構造を形成する工程と、
    前記積層構造を熱処理することにより前記Siクラスターを成長核としてSi量子ドットを成長させる工程と
    を有し、
    得ようとする前記Si量子ドットのサイズに応じて前記第2の層に含まれる前記SiクラスターにおけるSi原子数及び前記第2の層の前記SiA1−xの層厚を設定することを特徴とする量子ドットアレイデバイスの製造方法。
  2. 前記第2の成膜工程が、
    SiA1−x(x<1)層を成膜する工程と、
    前記SiA1−x(x<1)層上に位置制御してSiクラスターを堆積する工程と、
    前記Siクラスターを覆うように、SiA1−x(x<1)層を成膜する工程と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の量子ドットアレイデバイスの製造方法。
  3. 前記第2の成膜工程が、
    SiA1−x(x<1)層を成膜する工程と、
    前記SiA1−x(x<1)層中に位置制御してSiクラスターを打ち込む工程と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の量子ドットアレイデバイスの製造方法。
  4. 前記第2の成膜工程が、
    SiA1−x(x<1)層を成膜する工程と、
    前記SiA1−x(x<1)層中に位置制御された開口部を有するマスクを介してSiクラスターを打ち込む工程と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の量子ドットアレイデバイスの製造方法。
  5. 前記SiAが、SiO或いはSiCのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の量子ドットアレイデバイスの製造方法。
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