JP6083579B2 - 配管支持具 - Google Patents
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Description
前記バンド端部に、タンバックルの如き接続部材を接続することにより、天井から吊下支持或いは壁面に立て管支持する配管支持具において、
前記バンド抱持部に抱持される配管の外周面に当接して押圧支持する配管押圧支持部が、該バンド抱持部の4箇所に設けられており、
該配管押圧支持部は、前記バンド抱持部の一部を円周方向に延伸するように内側に向かって切起して形成されており、
しかも、この円周方向の4箇所の切起しの切起し長さ・切起し幅・切起し量が等しい構成であり、この切起し形成された配管押圧支持部が、隣接する該配管押圧支持部同士の切起し方向が反対向きとなる構成であり、且つ円周方向の方向線に対して5〜30度の傾きを有している構成であること、
を特徴とする配管支持具。
また、切起し形成された配管押圧支持部が、隣接する該配管押圧支持部同士の切起し方向が反対向きとなる構成によって、配管軸方向への位置ズレ防止効果に加えて円周方向への位置ズレ効果をも有する。
更に、ウォーターハンマー現象発生時等の配管軸方向における配管の振動に対する緩衝性を発揮した状態で押圧支持することができる。
しかも、配管押圧支持部は、バンド抱持部の一部を切り起こすだけで加工可能であるため、別部材を付加することもないし、切り取り加工等によって廃棄が必要となる部材も生じることもなく、低コスト化が可能なだけでなく、環境適正にも優れている。
配管支持具1は、配管(図示を省略)を抱持するバンド抱持部11と、該バンド抱持部11の上端部にバンド端部12と、を有し、
前記バンド端部12に、タンバックルの如き接続部材(図示を省略)を接続することにより、配管の固定支持が可能な構成において、
前記バンド抱持部11に抱持される配管の外周面に当接して押圧支持する配管押圧支持部13が、該バンド抱持部11の4箇所に設けられており、
該配管押圧支持部13(13A・13B・13C・13D)は、前記バンド抱持部11の一部を円周方向に延伸するように内側に向かって切起して形成されており、
しかも、この円周方向の4箇所の切起しが、2つの相対向する向きとなる構成であり、且つ円周方向の方向線に対して5〜30度(本実施例では約15度)の傾きを有している構成となっている。即ち、4箇所の配管押圧支持部13A・13B・13C・13Dのうち、13Aと13Cが、13Bと13Dが、相対向する向きとなる構成であり、更に4箇所の配管押圧支持部13A・13B・13C・13Dが斜めに切起こされた構成である。
また、切起し形成された配管押圧支持部13(13A・13B・13C・13D)の切起しが、2つの相対向する向きとなる構成によって、配管軸方向への位置ズレ防止効果に加えて円周方向への位置ズレ効果をも有する。
更に、配管押圧支持部13(13A・13B・13C・13D)が円周方向の方向線に対して5〜30度、好ましくは15〜20度の傾きを有して切起す構成によって、ウォーターハンマー現象発生時等の配管軸方向における配管の振動に対する緩衝性を発揮した状態で押圧支持することができる。
しかも、配管押圧支持部13(13A・13B・13C・13D)は、バンド抱持部11の一部を切り起こすだけで加工可能であるため、別部材を付加することもないし、切り取り加工等によって廃棄が必要となる部材も生じることもなく、低コスト化が可能なだけでなく、環境適正にも優れている。
11 バンド抱持部
11A 被切起し孔部
11B 被切起し孔部
11C 被切起し孔部
11D 被切起し孔部
12 バンド端部
13(13A・13B・13C・13D) 配管押圧支持部
13E 曲面加工部
13F 折曲加工部
13G 先端折曲部
13H 重積折曲部
13I 湾曲加工部の両端部
13J 両側折曲部
13K 両側端
2 ボルト・ナット
Claims (10)
- 配管を抱持するバンド抱持部と、該バンド抱持部の上端部にバンド端部と、を有し、
前記バンド端部に、タンバックルの如き接続部材を接続することにより、天井から吊下支持或いは壁面に立て管支持する配管支持具において、
前記バンド抱持部に抱持される配管の外周面に当接して押圧支持する配管押圧支持部が、該バンド抱持部の4箇所に設けられており、
該配管押圧支持部は、前記バンド抱持部の一部を円周方向に延伸するように内側に向かって切起して形成されており、
しかも、この円周方向の4箇所の切起しの切起し長さ・切起し幅・切起し量が等しい構成であり、この切起し形成された配管押圧支持部が、隣接する該配管押圧支持部同士の切起し方向が反対向きとなる構成であり、且つ円周方向の方向線に対して5〜30度の傾きを有している構成であること、
を特徴とする配管支持具。 - 前記バンド抱持部が、弾性又は可撓性を有する1本の帯状バンド体を環状に彎曲させた構成であり、この1本の帯状バンド体の両端部に前記バンド端部が連設された構成であることを特徴とする請求項1に記載の配管吊下支持具。
- 前記バンド抱持部が、2つの略半円状部材を組み合わせた構成であり、この2つの略半円状部材の上端部に前記バンド端部が連設されると共に、下端部を組式又は蝶番式の接続部により拡開可能に接続された構成であることを特徴とする請求項1に記載の配管吊下支持具。
- 前記配管押圧支持部が、当接する配管の外周面の曲面に対応する曲面加工部を有して配管の外周面に面接触によって押圧支持する構成であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の配管吊下支持具。
- 前記配管押圧支持部が、波状又はジグザグ状に折曲加工された折曲加工部を有し、この折曲加工部が配管の外周面に複数の当接箇所によって押圧支持する構成であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の配管吊下支持具。
- 前記配管押圧支持部が、該配管押圧支持部の先端が配管側に折曲加工された先端折曲部を有し、この先端折曲部が配管の外周面に引掛け又は食込み接触することによって押圧支持する構成であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の配管吊下支持具。
- 前記先端折曲部が、配管押圧支持部の表面に重積するように折曲加工された重積折曲部を有し、この重積折曲部が配管押圧を行う構成であることを特徴とする請求項6に記載の配管吊下支持具。
- 前記配管押圧支持部が、切起した両側端が配管外周面側に湾曲加工された湾曲加工部を有し、この湾曲加工部の両端部が配管の外周面に引掛け又は食込み接触することによって押圧支持する構成であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の配管吊下支持具。
- 前記配管押圧支持部が、切起した両側端が配管側に折曲加工された両側折曲部を有し、この両側折曲部が配管の外周面に引掛け又は食込み接触することによって押圧支持する構成であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の配管吊下支持具。
- 前記配管押圧支持部が、切起した両側端が直線又は曲線であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の配管吊下支持具。
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