JP6083327B2 - 車両用スイッチ - Google Patents

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本発明は、車両用スイッチに関し、さらに詳しくは、シートのスライド位置及び/又はリクライニング位置が変更されても良好なスイッチ操作性を得ることができる車両用スイッチに関する。
従来の車両用スイッチとして、ドアトリムに設けられるスイッチ操作部を備えるものが一般に知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1の技術では、スイッチ操作部をドアトリムの車両の前後方向にスライド可能に設けている。そして、シートのスライド位置に連動してスイッチ操作部をスライド移動させることで、良好なスイッチ操作性を得られるようにしている。
特開平9−175288号公報
しかし、上記特許文献1の技術では、スライド可能なスイッチ操作部の表面は常に略水平面となっているので、シートのスライド位置等によってはシート着座者がスイッチ操作部を視認し難く、スイッチ操作性が低下してしまう場合がある。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、シートのスライド位置及び/又はリクライニング位置が変更されても良好なスイッチ操作性を得ることができる車両用スイッチを提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ドアトリムに設けられるスイッチ操作部を備える車両用スイッチであって、前記ドアトリムには、車両の前後方向に延びる第1面部、及び該第1面部の前端側に連なり車両前方に向かって斜め上方に傾斜して延びる第2面部が設けられており、前記スイッチ操作部は、シートのスライド位置及び/又はリクライニング位置に応じて、前記第1面部及び前記第2面部のそれぞれの上面に沿ってスライド可能で且つその表面角度が変更可能とされており、前記スイッチ操作部は、前記第1面部の上面に位置するときに、その表面が略水平面となる倒れ状態となり、前記第2面部の上面に位置するときに、その表面が水平面に対して傾斜し且つ車両幅方向に対してシート着座者に向かうように傾斜する起き上がり状態となることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載において、前記スイッチ操作部には、前記シートを動作させるための複数のスイッチ構造が設けられていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載において、前記スイッチ操作部は、その後端側を起点として倒れ状態と起き上がり状態との間で回動可能に設けられるスイッチ本体を備え、該スイッチ本体は、前記シートを構成するシートバックが車両後方に所定角度以上の角度で倒れたときに起き上がり状態とされることを要旨としている。
本発明の車両用スイッチによると、スイッチ操作部は、シートのスライド位置及び/又はリクライニング位置に応じて、その表面角度が変更可能とされている。これにより、シートのスライド位置及び/又はリクライニング位置に応じてスイッチ操作部の表面角度がシート着座者に対して適切な角度に変更される。よって、シートのスライド位置及び/又はリクライニング位置が変更されても良好なスイッチ操作性を得ることができる。
また、前記スイッチ操作部が、前記シートのスライド位置及び/又はリクライニング位置に応じて車両の前後方向にスライド可能とされているので、シートのスライド位置及び/又はリクライニング位置に応じてスイッチ操作部のスライド位置がシート着座者に対して適切な位置に変更される。よって、更に良好なスイッチ操作性を得ることができる。
また、前記ドアトリムには、車両の前後方向に延びる第1面部、及び該第1面部の前端側に連なり車両前方に向かって斜め上方に傾斜して延びる第2面部が設けられ、前記スイッチ操作部が、前記第1面部及び前記第2面部のそれぞれの上面に沿ってスライド可能とされているので、スイッチ操作部が第1及び第2面部の各上面に沿ってスライド移動されることで、スイッチ操作部の表面角度がシート着座者に対して適切な角度に変更される。特に、スイッチ操作部が第2面部に位置する状態では、シート着座者(特に、運転手)は、起き上がり状態のスイッチ操作部を容易に視認して操作できる。
さらに、前記スイッチ操作部は、その後端側を起点として倒れ状態と起き上がり状態との間で回動可能に設けられるスイッチ本体を備え、該スイッチ本体が、前記シートを構成するシートバックが車両後方に所定角度以上の角度で倒れたときに起き上がり状態とされる場合は、スイッチ本体が倒れ状態と起き上がり状態との間で回動されることで、スイッチ操作部の表面角度がシート着座者に対して適切な角度に変更される。特に、スイッチ本体の起き上がり状態では、リラックス姿勢状態のシート着座者であってもスイッチ操作部を容易に視認して操作できる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例1に係る車両用スイッチを備えるドアトリムの斜視図である。 上記ドアトリムの正面図である。 図2の要部拡大縦断面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 実施例に係るシートの斜視図である。 実施例に係る制御部を説明するためのブロック図である。 上記車両用スイッチの作用説明図であり、(a)スイッチ操作部の起き上がり状態を示し、(b)スイッチ操作部の倒れ状態を示す。 実施例2に係る車両用スイッチを備えるドアトリムの正面図である。 上記車両用スイッチの縦断面拡大図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
<車両用スイッチ>
本実施形態に係る車両用スイッチは、ドアトリム(2)に設けられるスイッチ操作部(3、33)を備える車両用スイッチ(1、31)であって、スイッチ操作部は、シート(9)のスライド位置及び/又はリクライニング位置に応じて、その表面角度が変更可能とされている(例えば、図1及び図8等参照)。
本実施形態に係る車両用スイッチとしては、例えば、上記スイッチ操作部(3、33)は、シート(9)のスライド位置及び/又はリクライニング位置に応じて車両の前後方向(P)にスライド可能とされている形態(例えば、図1及び図8等参照)を挙げることができる。
上述の形態の場合、例えば、上記ドアトリム(2)には、車両の前後方向(P)に延びる第1面部(10)、及び第1面部の前端側に連なり車両前方に向かって斜め上方に傾斜して延びる第2面部(11)が設けられ、スイッチ操作部(3)は、第1面部及び第2面部のそれぞれの上面に沿ってスライド可能とされていることができる(例えば、図3等参照)。
上述の形態の場合、例えば、上記スイッチ操作部(3)は、第2面部(11)に位置するときに、その表面が車両の前後方向(P)に対して傾斜するとともに、車両幅方向(Q)に対してシート着座者に向かうように傾斜していることができる(例えば、図3及び図4等参照)。これにより、起き上がり状態のスイッチ操作部とドアトリムの表面との間に比較的大きな操作空間が存在するため、更に良好なスイッチ操作性を得ることができる。
本実施形態に係る車両用スイッチとしては、例えば、上記スイッチ操作部(33)は、その後端側を起点として倒れ状態(A)と起き上がり状態(B)との間で回動可能に設けられるスイッチ本体(15)を備え、スイッチ本体は、シート(9)を構成するシートバック(9b)が車両後方に所定角度以上の角度θ3で倒れたときに起き上がり状態とされる形態(例えば、図8及び図9等参照)を挙げることができる。
なお、上記実施形態で記載した各構成の括弧内の符号は、後述する実施例に記載の具体的構成との対応関係を示すものである。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。
<実施例1>
(1)車両用スイッチの構成
本実施例に係る車両用スイッチ1は、図1及び図2に示すように、車両の運転席側のドアトリム2に設けられるスイッチ操作部3を備えている。このドアトリム2の表面側(すなわち、車室内側)には、車室内側に突出するアームレスト5が設けられるとともに、ドアハンドル6及びスピーカ7等が設けられている。
上記アームレスト5の上面部は、車両の前後方向Pに延びる第1面部10とされている。また、ドアトリム2の表面側には、第1面部10の前端側に曲面部を介して連なる第2面部11が車室内側に突出して設けられている。この第2面部11は、車両前方に向かって斜め上方に傾斜して延びている。また、第1面部10及び第2面部11の上面にわたって連続するスリット12が形成されている。
上記スイッチ操作部3は、図3及び図4に示すように、板状のスイッチ本体15と、このスイッチ本体15の裏面側に連結部16を介して連結される支持体17と、を備えている。このスイッチ本体15には、シート9を動作させるための複数のスイッチ構造15aが設けられている。また、連結部16はスリットに僅かな隙間をもって挿通されている。そして、スイッチ本体15は、ドアトリム2の表面側に露出しており、支持体17は、ドアトリム2の裏面側に配されている。
なお、上記スイッチ構造15aは、表面カバーと、この表面カバーを操作することで接触される一対の接点と、を備えている。また、上記スイッチ構造15aとしては、例えば、シートのスライド移動、リクライニング移動、シートクッションの前端側の上下移動、シート全体の上下移動、腰部位置調整等に係るスイッチ構造を挙げることができる。
上記支持体17の前後端面には、図3及び図4に示すように、ワイヤー等の紐状部材18の一端が連結されている。また、ドアトリム2の裏面側には、第1及び第2面部10、11に沿って延びて支持体17の底面が摺動するベース21が配設されている。このベース21の長尺方向の両端側には、紐状部材18の他端に連結されて紐状部材18を巻き取る駆動モータ(図示省略)が設けられている。よって、スイッチ操作部3は、駆動モータの駆動により紐状部材18が巻き取られることで、第1及び第2面部10、11の各上面に沿ってスライド可能とされている。
上記スイッチ操作部3は、図1に示すように、シート9のスライド位置に応じて、その表面角度が変更可能とされている。すなわち、スイッチ操作部3は、第1面部10の上面に位置するときに、その表面が略水平面となる倒れ状態Aとなる(図1中の二点鎖線で示す。)。一方、スイッチ操作部3は、第2面部11の上面に位置するときに、その表面が水平面に対して傾斜する起き上がり状態Bとなる(図1中に実線で示す。)。具体的には、図3及び図4に示すように、スイッチ操作部3は、第2面部11の上面に位置するときに、車両の前後方向Pに対して所定角度θ1で傾斜するとともに、車両幅方向Qに対してシート着座者に向かうように所定角度θ2で傾斜している。これにより、起き上がり状態Bのスイッチ操作部3とドアトリム2の表面との間に比較的大きな操作空間S(図4参照)が存在することとなる。
ここで、上記シート9は、図5に示すように、座席をなすシートクッション9aと、このシートクッション9aの一端側に設けられて背もたれをなすシートバック9bと、このシートバック9bの上端側に設けられるヘッドレスト9cと、を備えている。そして、シート9は、駆動モータ24で駆動されるスライド機構(図示省略)により車両の前後方向Pにスライド移動されるとともに、駆動モータ25で駆動されるリクライニング機構(図示省略)によりシートクッション9aに対してシートバック9bが傾動(すなわち、リクライニング移動)されるようになっている。
上記スイッチ操作部3は、図6に示すように、シート9の動作制御を司る制御部27に電気的に接続されている。この制御部27には、駆動モータ24、25(図5参照)が電気的に接続されている。そして、制御部27は、スイッチ操作部3の操作に基づいて各駆動モータ24、25を駆動することで、シート9をスライド移動させたり、リクライニング移動させたりする。なお、上記制御部27は、駆動モータ24、25のパルス数等に基づいてシート10のスライド位置及びリクライニング位置を把握可能とされている。
上記制御部27は、シート9のスライド位置に応じてスイッチ操作部3を第1及び第2面部10、11に沿ってスライド移動させる移動処理を実行する。この移動処理では、シート9のスライド移動に連動してスイッチ操作部3がスライド移動される(図7参照)。なお、本実施例では、上記スイッチ操作部3は、第1及び第2面部10、11に沿う任意のスライド位置に停止可能なものとする。
なお、上記制御部27の制御処理は、ハードウェア、ソフトウェアのいずれによって実現されてもよく、好適にはCPU、メモリ(ROM、RAM等)、入出力回路等を備えるマイクロコントローラ(マイクロコンピュータ)を中心に、入出力インターフェース等周辺回路を備えることにより構成することができる。
(2)車両用スイッチの作用
次に、上記構成の車両用スイッチ1の作用について説明する。図7(a)に示すように、シート9が前端位置に位置しているときには、スイッチ操作部3は、第2面部11上に位置して起き上がり状態Bとされている。そして、シート着座者は、起き上がり状態Bのスイッチ操作部3を操作してシート位置を調整する。
一方、シート9が前端位置から車両後方へスライド移動されると、このシート9のスライド移動に連動して、スイッチ操作部3は、第2面部11に沿って下方にスライド移動され、更に第1面部10に沿って車両後方にスライド移動されて倒れ状態Aとされる(図7(b)参照)。そして、シート着座者は、倒れ状態Aのスイッチ操作部3を操作してシート位置を調整する。
(3)実施例の効果
以上より、本実施例の車両用スイッチ1によると、スイッチ操作部3は、シート9のスライド位置に応じて、その表面角度が変更可能とされている。これにより、シート9のスライド位置に応じてスイッチ操作部3の表面角度がシート着座者に対して適切な角度に変更される。よって、シート9のスライド位置等が変更されても良好なスイッチ操作性を得ることができる。
また、本実施例では、スイッチ操作部3は、シート9のスライド位置に応じて車両の前後方向Pにスライド可能とされている。これにより、シート9のスライド位置に応じてスイッチ操作部3のスライド位置がシート着座者に対して適切な位置に変更される。よって、更に良好なスイッチ操作性を得ることができる。
また、本実施例では、ドアトリム2には、車両の前後方向Pに延びる第1面部10、及び第1面部10の前端側に連なり車両前方に向かって斜め上方に傾斜して延びる第2面部11が設けられ、スイッチ操作部3は、第1面部10及び第2面部11のそれぞれの上面に沿ってスライド可能とされている。これにより、スイッチ操作部3が第1面部10及び第2面部11の各上面に沿ってスライド移動されることで、スイッチ操作部3の表面角度がシート着座者に対して適切な角度に変更される。特に、スイッチ操作部3が第2面部11に位置する状態では、シート着座者(特に、運転手)は起き上がり状態Bのスイッチ操作部3を容易に視認して操作できる。
さらに、本実施例では、スイッチ操作部3は、第2面部11に位置するときに、その表面が車両の前後方向Pに対して傾斜するとともに、車両幅方向Qに対してシート着座者に向かうように傾斜している。これにより、起き上がり状態Bのスイッチ操作部3とドアトリム2の表面との間に比較的大きな操作空間Sが存在することとなり、更に良好なスイッチ操作性を得ることができる。
<実施例2>
次に、本実施例2に係る車両用スイッチの構成について説明する。なお、本実施例2に係る車両用スイッチにおいて、上記実施例1に係る車両用スイッチ1と略同じ構成部位には同符号を付けて詳説を省略し、主に相違点であるスイッチ操作部について詳説する。
(1)車両用スイッチの構成
本実施例に係る車両用スイッチ31は、図8及び図9に示すように、ドアトリム2に設けられるスイッチ操作部33を備えている。このスイッチ操作部33は、スイッチ本体15、連結部16及び支持体17を備えている。このスイッチ本体15の後端側には、連結部16に回動自在に支持される支持片34が設けられている。また、支持体17には、その先端側がスイッチ本体15の裏面側に軸支されるピストンロッド35aを有する駆動シリンダ35が設けられている。
ここで、スイッチ操作部33が第1面部10に位置するときに、駆動シリンダ35のピストンロッド35aを出没させることで、スイッチ本体15は、その後端側を起点として倒れ状態A(図9中に実線で示す。)と起き上がり状態B(図9中に二点鎖線で示す。)との間で回動可能とされている。この倒れ状態Aでは、スイッチ本体15の表面は略水平面となっている。また、起き上がり状態Bでは、スイッチ本体15の表面は水平面に対して傾斜している。
上記スイッチ操作部33は、制御部27(図6参照)に電気的に接続されている。この制御部27は、シート9のリクライニング位置に応じてスイッチ本体15を倒れ状態Aと起き上がり状態Bとの間で回動させる回動処理を実行する。この回動処理では、図8に示すように、スイッチ操作部33が第1面部10に位置しているときに、シートクッション9a(水平面)に対してシートバック9bが車両後方に所定角度以上の角度θ3で倒れたときにスイッチ本体15が起き上がり状態Bとされる。一方、シートクッション9a(水平面)とシートバック9bとのなす角度が所定角度未満である場合にはスイッチ本体15が倒れ状態Aとされる。
(2)車両用スイッチの作用
次に、上記構成の車両用スイッチ1の作用について説明する。シート9のスライド移動に連動してスイッチ操作部33が第1面部10及び第2面部11に沿ってスライド移動される。そして、スイッチ操作部33が第1面部10に位置している状態において、シートバック9bが車両後方に所定角度以上の角度θ3で倒れたときにスイッチ本体15が起き上がり状態Bとされる。そして、シート着座者は、起き上がり状態Bのスイッチ操作部33を操作してシート位置を調整する。
(3)実施例の効果
以上より、本実施例の車両用スイッチ31によると、上記実施例の車両用スイッチ1と略同様の作用・効果を奏することに加えて、スイッチ操作部33は、その後端側を起点として倒れ状態Aと起き上がり状態Bとの間で回動可能に設けられるスイッチ本体15を備え、スイッチ本体15は、シート9を構成するシートバック9bが車両後方に所定角度以上の角度θ3で倒れたときに起き上がり状態とされる。これにより、スイッチ本体15が倒れ状態Aと起き上がり状態Bとの間で回動されることで、スイッチ操作部33の表面角度がシート着座者に対して適切な角度に変更される。そして、スイッチ本体15の起き上がり状態Bでは、リラックス姿勢状態のシート着座者であってもスイッチ操作部33を容易に視認して操作できる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。すなわち、上記実施例では、シート9のスライド位置に応じてスイッチ操作部3、33の表面角度やスライド位置を変更するようにしたが、これに限定されず、例えば、シート9のスライド位置に加えて又は替えて、シート9のリクライニング位置に基づいてスイッチ操作部3、33の表面角度やスライド位置を変更するようにしてもよい。
また、上記実施例では、駆動モータ等の駆動源を用いてスイッチ操作部3、33を自動的にスライド移動させたり、スイッチ操作部33のスイッチ本体15を回動させたりするようにしたが、これに限定されず、例えば、手動でスイッチ操作部3、33をスライド移動させたり、手動でスイッチ操作部33のスイッチ本体15を回動させたりしてもよい。
また、上記実施例では、紐状部材18を巻き取ることでスイッチ操作部3、33をスライド移動させるようにしたが、これに限定されず、例えば、スイッチ操作部3、33にピニオン歯車を回動可能に設け、このピニオン歯車をラックに噛合させることでスイッチ操作部3、33をスライド移動させるようにしてもよい。また、スイッチ操作部3、33に走行輪を回動可能に設け、この走行輪の走行によりスイッチ操作部3、33をスライド移動させるようにしてもよい。
また、上記実施例では、スイッチ操作部3、33は、第1及び第2面部10、11に沿ってスライド移動されるとともに任意のスライド位置に停止可能としたが、これに限定されず、例えば、スイッチ操作部3、33は、第1及び第2面部10、11において予め決められた複数のスライド位置に停止させるようにしてもよい。
また、上記実施例では、アームレスト5に第1面部10を設けるようにしたが、これに限定されず、例えば、ドアトリム2の表面側にはアームレスト5とは別体の第1面部を設けるようにしてもよい。
また、上記実施例では、スライド可能であり、倒れ状態Aと起き上がり状態Bとの間で回動可能であるスイッチ操作部33を例示したが、これに限定されず、例えば、ドアトリム2の所定部位に設けられ(すなわち、スライド不能に設けられ)、倒れ状態Aと起き上がり状態Bとの間で回動可能であるスイッチ操作部としてもよい。
また、上記実施例では、駆動シリンダ35の出没動作によりスイッチ本体15を倒れ状態Aと起き上がり状態Bとの間で回動させるようにしたが、これに限定されず、例えば、駆動モータにより回転されるカム機構やギヤ機構を用いてスイッチ本体15を倒れ状態Aと起き上がり状態Bとの間で回動させるようにしてもよい。
また、上記実施例では、シート9を動作させるためのスイッチ構造15aを例示したが、これに限定されず、例えば、ドアロック、パワーウィンドウ、パワーウィンドウロック、トランクオープナーに係るスイッチ構造15aとしてもよい。また、上記スイッチ構造15aの種類としては、例えば、メンブレン式、タッチ式、プッシュ式、ロータリ式、スライド式、押しボタン式スイッチ等を挙げることができる。
さらに、上記実施例では、運転席側のドアトリム2を対象とした車両用スイッチ1を例示したが、これに限定されず、例えば、助手席側のドアトリムや2列目以降の後部座席側のドアトリムを対象とした車両用スイッチとしてもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
乗用車、バス、トラック等の他、列車、汽車等の鉄道車両、建設車両、農業車両、産業車両などの車両用スイッチに関する技術として広く利用される。
1,31;車両用スイッチ、2;ドアトリム、3,33;スイッチ操作部、9;シート、10;第1面部、11;第2面部、A;倒れ状態、B;起き上がり状態、P;車両の前後方向。

Claims (3)

  1. ドアトリムに設けられるスイッチ操作部を備える車両用スイッチであって、
    前記ドアトリムには、車両の前後方向に延びる第1面部、及び該第1面部の前端側に連なり車両前方に向かって斜め上方に傾斜して延びる第2面部が設けられており、
    前記スイッチ操作部は、シートのスライド位置及び/又はリクライニング位置に応じて、前記第1面部及び前記第2面部のそれぞれの上面に沿ってスライド可能で且つその表面角度が変更可能とされており、
    前記スイッチ操作部は、前記第1面部の上面に位置するときに、その表面が略水平面となる倒れ状態となり、前記第2面部の上面に位置するときに、その表面が水平面に対して傾斜し且つ車両幅方向に対してシート着座者に向かうように傾斜する起き上がり状態となることを特徴とする車両用スイッチ。
  2. 前記スイッチ操作部には、前記シートを動作させるための複数のスイッチ構造が設けられている請求項1記載の車両用スイッチ。
  3. 前記スイッチ操作部は、その後端側を起点として倒れ状態と起き上がり状態との間で回動可能に設けられるスイッチ本体を備え、該スイッチ本体は、前記シートを構成するシートバックが車両後方に所定角度以上の角度で倒れたときに起き上がり状態とされる請求項1又は2に記載の車両用スイッチ。
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