JP6074997B2 - ガスバリア積層フィルム - Google Patents

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本発明は、対象物をガスから守るガスバリア積層フィルムに関する。
この種のガスバリア積層フィルムは、空気中の湿気、酸素、炭酸ガスなどのガスから対象物を守り、品質・性能の劣化を抑制する役割を有しており、食品・医薬品などの包装材料をはじめ、太陽電池バックシートや電子ペーパー、有機ELなどのエレクトロニクス分野でのガラスやアルミ箔などの代替としての採用も検討されている。
現在、ガスバリア積層フィルムの主な種類は、エチレンビニルアルコール共重合樹脂などの単体フィルム、共押出多層ナイロン(Ny)フィルム、塩化ビニリデン(PVDC)コートやポリビニルアルコール(PVA)コートのウェットコートフィルムなどがある。しかしながら、これらの種類のフィルムは、ガスバリア性が高いものでも水蒸気透過度3g/m/day程度であり、より高度なガスバリア性を要求される包装材や電子部材としての利用は難しい。従って、より高度なバリア性を要求される場合は、アルミニウムなどの金属箔を積層せざるを得なかった。
しかしながら、金属箔を積層したフィルムを用いた包装材では、内容物が見えない、内容物検査に金属探知機を使用できない、などの問題があった。
これらの問題を克服するために、例えば、特許文献1では、高分子樹脂基材上に、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ケイ素などの無機化合物を蒸着した透明なガスバリア性フィルムについて提案がなされている。
さらに、蒸着層の樹脂基材への密着性を向上させるために、樹脂基材と蒸着層の間に、プライマー層を設けた構造のものが多く提案されている。これらのプライマー層の材料には、ウレタン系の樹脂を用いることが多く、特に、アクリルポリオールとイソシアネート化合物との反応複合物あるいはそれにシランカップリング剤が添加されたものをプライマー層として用いることによりボイル殺菌やレトルト殺菌後も物性の劣化がなく、デラミネーション等の発生がない高い耐ボイル性、耐レトルト性を有するガスバリア性フィルムを実現している(例えば、特許文献2〜4)。
特公昭63−28017号公報 特開2004−106443号公報 特開2007−69456号公報 特開2002−36419号公報
しかしながら、これらのフィルムを太陽電池のバックシートなどに使用する場合、湿熱耐性に加えて耐候性が必要になるが、太陽電池向け環境試験の一つである光照射試験(JISC8917、JISC8938)後も密着性を保持することが難しく、高い耐久性が要求される用途への利用は難しい。
そこで、本発明は、光照射試験後も密着性を保持する、耐久性に優れた透明なガスバリア積層フィルムを提供することを目的とする。
本発明は上記課題を達成するためになされたものであり、本発明の一態様は、樹脂基材とプライマー層と蒸着膜層とからなり、前記樹脂基材の少なくとも片面に前記プライマー層と前記蒸着膜層とがこの順に積層されてなるガスバリア積層フィルムであって、前記プライマー層が、酸価が1mgKOH/g以上100mgKOH/g以下である酸性基を有するポリオールと、有機官能基を有するシランカップリング剤または前記シランカップリング剤の加水分解物と、イソシアネート系化合物との複合物によって形成されたものであり、
前記蒸着膜層が、珪素酸化物もしくは珪素酸物と酸化錫の混合物からなることを特徴とするガスバリア積層フィルムである。
また、本発明の一態様は、前記シランカップリング剤が有する有機官能基が、イソシアネート基であることが好ましい。
また、本発明の一態様は、前記ポリオールが、メタクリル酸またはアクリル酸をモノマーとして構成されたアクリルポリオールであることが好ましい。
また、本発明の一態様は、前記プライマー層の膜厚が、30nm以上200nm以下であることが好ましい。
また、本発明の一態様は、前記ポリオールが、ヒドロキシエチルメタクリレートとメチルメタクリレートとメタクリル酸とを共重合した水酸基価130mgKOH/g以上200mgKOH/g以下のアクリルポリオールであり、前記シランカップリング剤が、3−イソシアネートプロピルトリエトキシシランまたは3−イソシアネートプロピルトリメトキシシランであり、前記イソシアネート系化合物が、一般式(O=C=N−(CH−NCO)で表されるヘキサメチレンジイソシアネートのヌレート体(但し、nは3以上5以下の整数である。)であることが好ましい。
また、本発明の別の態様は、前記蒸着膜層の表面に、水溶性高分子とアルコキシシランまたは前記アルコキシシランの加水分解物との複合物によって形成されたガスバリア性被覆層が設けてなるガスバリア積層フィルムである。
本発明によれば、酸価が1mgKOH/g以上100mgKOH/g以下である酸性基を有するポリオールと有機官能基を有するシランカップリング剤またはそのシランカップリング剤の加水分解物とイソシアネート系化合物との複合物によって形成されたプライマー層を採用することにより、そのプライマー層の表面に設けた少なくとも珪素酸化物を含有する蒸着膜層を設けた場合、光照射試験後にも密着性を保持する、高耐久性を有する透明なガスバリア積層フィルムを提供することができる。
本発明のガスバリア積層フィルムの一実施形態における断面図である。 本発明のガスバリア積層フィルムの他の実施形態における断面図である。 本発明のガスバリア積層フィルムの他の実施形態における両面ラミネート構成の断面図である。
以下、本発明のガスバリア積層フィルムの実施形態を図面に沿って説明する。図1に示すように、本発明のガスバリア積層フィルム10は、樹脂基材11とプライマー層12と蒸着膜層13とからなり、樹脂基材11の片面に、プライマー層12と蒸着膜層13とを順次積層した構成となっている。本発明のガスバリア積層フィルムは、より高い水蒸気バリア性を達成するために、樹脂基材11の両面にプライマー層12と蒸着膜層13とを順次積層した構成であってもよい。
樹脂基材11としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステルフィルム、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィンフィルム、ポリエーテルスルフォン(PES)、ポリスチレンフィルム、ポリアミドフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリアクリルニトリルフィルム、ポリイミドフィルム、ポリ乳酸などの生分解性プラスチックフィルムなどがある。樹脂基材11の厚みは、特に制限を設けないが、実用上6μm以上200μm以下程度がよく、好ましくは12μm以上125μm以下、さらに好ましくは12μm以上25μm以下がよい。
また、樹脂基材11の他の層を積層する側の表面には、密着性を高めるため、コロナ処理、プラズマ処理、フレーム処理などの物理的処理や、酸やアルカリによる薬液処理などの化学的処理を施してもよい。
プライマー層12は、樹脂基材11上に設けられ、樹脂基材11と蒸着膜層13との密着性を高め、ボイル殺菌やレトルト殺菌などの各種殺菌処理や、長期屋外設置による蒸着膜層13の剥離発生を防止するために設けられる。
プライマー層12は、酸価が1mgKOH/g以上100mgKOH/g以下である酸性基を有するポリオールと、有機官能基を有するシランカップリング剤またはそのシランカップリング剤の加水分解物と、イソシアネート系化合物との複合物を用いて形成されることにより、光照射試験後も樹脂基材11と蒸着膜層13との密着性を高めることができる。
ここで、酸価とは、ポリオール1g中の酸性基を中和するために必要な水酸化カリウム(KOH)の質量(mg数)を表す。
ポリオールとは、分子内に複数の水酸基を有する化合物の総称であり、イソシアネート系化合物のイソシアネート基と反応するものである。主なポリオールとして、主鎖にエーテル結合を有するポリエーテルポリオール、主鎖にエステル結合を有するポリエステルポリオール、(メタ)アクリル酸誘導体モノマーを重合させて得られる高分子化合物、又は(メタ)アクリル酸誘導体モノマーとその他のモノマーとを共重合させて得られる高分子化合物であるアクリルポリオールなどが挙げられ、これらのポリオールを1種類あるいは2種類以上混合して使用することができる。
ポリエーテルポリオールには、主にアルキレンオキサイドを多価アルコールやポリアミンを開始剤として付加重合したポリオキシアルキレンポリオール、テトラヒドロフランのカチオン重合によって得られるポリオキシテトラメチレングリコールなどが挙げられる。酸性基を有するその他のポリオールと混合して用いることができる。
ポリエステルポリオールには、主に二塩基酸とグリコール類から得られる宿重合系ポリエステルポリオールとε−カプロラクトンの開環重合によって得られるポリカプロラクトンポリオールがある。宿重合系ポリエステルポリオールに使用される二塩基酸としては、アジピン酸、テレフタル酸、イソフタル酸などが挙げられ、グリコール類としてはエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、3−メチル−1,5−ペンタジオールなどが挙げられる。ポリオールの末端に存在するカルボキシル基が、酸性基として機能することができる。
アクリルポリオールは、(メタ)アクリル酸誘導体モノマー同士、あるいは(メタ)アクリル酸誘導体モノマーとその他のモノマーをラジカル重合により共重合した高分子化合物のうち、側鎖にヒドロキシル基を有するものである。側鎖にヒドロキシル基を有する(メタ)アクリル酸誘導体モノマーとしては、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートなどがある。
側鎖にヒドロキシル基を有する(メタ)アクリル酸誘導体モノマーと共重合可能なモノマーとしては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレートなどの末端にアルキル基を有するモノマー、(メタ)アクリル酸などの末端にカルボキシル基を有する(メタ)アクリル酸誘導体モノマー、ベンジル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレートなどの末端に芳香環や環状構造を有する(メタ)アクリル酸誘導体モノマーがある。(メタ)アクリル酸誘導体モノマー以外では、スチレンモノマー、シクロヘキシルマレイミドモノマー、フェニルマレイミドモノマーなどがある。構成モノマーに(メタ)アクリル酸を用いることにより、ポリオール中に酸性基を導入することができる。
ポリオールの分子量は特に規定しないが、具体的には、3000以上200000以下、好ましくは5000以上100000以下、さらに好ましくは5000以上40000以下である。
イソシアネート系化合物とは、その分子中に2個以上のイソシアネート基を有するものである。例えば、モノマー系イソシアネートとして、トリレンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)などの芳香族系イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、ビスイソシアネートメチルシクロヘキサン(H6XDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)などの脂肪族系イソシアネート、キシレンジイソシアネート(XDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)などの芳香脂肪族系イソシアネートなどがある。また、これらのモノマー系イソシアネートの重合体あるいは誘導体も使用可能である。例えば、3から5量体のヌレート型、1,1,1−トリメチロールプロパンなどと反応させたアダクト型、ビウレットと反応させたビウレット型などがある。
イソシアネート系化合物は、上記のイソシアネート系化合物あるいはその重合体、誘導体から任意に選択してよく、1種類あるいは2種類以上組み合わせて用いることができる。
有機官能基を有するシランカップリング剤は、一般式R’Si(OR)(R’はアルキル基、ビニル基、グリシドオキシプロピル基等、Rはアルキル基等)で表せるものである。たとえば、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメチルジメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシランなどのエポキシ基を有するもの、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−トリエトキシシリル−N−(1,3−ジメチル−ブチリデン)プロピルアミン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランなどのアミノ基を有するもの、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシランなどのメルカプト基を有するもの、3−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン、3−イソシアネートプロピルトリメトキシシランなどのイソシアネート基を有するものなどが挙げられる。またこれらの加水分解物も使用可能である。
このとき、酸価が1mgKOH/g以上100mgKOH/g以下である酸性基を有するポリオールを用いることにより、ポリオール中の酸性基が触媒として働き、これらのシランカップリング剤またはその加水分解物は有機官能基を介して、ポリオールに反応付加することができる。
さらに、シランカップリング剤を反応付加させたポリオールとなることにより、少なくとも珪素酸化物を含有する蒸着膜層13とプライマー層12との密着性が向上し、光照射後も高い密着性を保持したガスバリア積層フィルムとすることができる。
酸性基を有するポリオールの酸価が1mgKOH/gより小さいと、触媒能が不十分となり、シランカップリング剤またはそのシランカップリング剤の加水分解物の有機官能基とポリオールとの反応が進行せず、耐候性に劣るガスバリア積層フィルムとなる。一方、100mgKOH/gよりも大きな酸価の場合、樹脂基材11とプライマー層12との密着性が不十分となる。
有機官能基を有するシランカップリング剤またはそのシランカップリング剤の加水分解物の配合量は、酸性基を有するポリオールに対して5重量%以上100重量%以下がよく、好ましくは20重量%以上80重量%である。シランカップリング剤またはそのシランカップリング剤の加水分解物の配合量が酸性基を有するポリオールに対して5重量%より小さいと、プライマー層12と蒸着膜層13との密着性が不十分となる。一方、100重量%より大きいと樹脂基材11とプライマー層12との密着性が不十分となる。
特に、有機官能基を有するシランカップリング剤として、イソシアネート基を有するシランカップリング剤を用いると、ポリオール中の酸性基が触媒として働き、イソシアネート基がポリオール中の水酸基と反応し、ウレタン結合を介してシランカップリング剤がポリオールに付加されることにより、蒸着膜層13とプライマー層12との密着性が向上し、光照射後も高い密着性を保持したガスバリア積層フィルムとなる。
酸性基を有するポリオールとして、メタクリル酸またはアクリル酸をモノマーとして構成されたアクリルポリオールを使用すると、メタクリル酸またはアクリル酸中のカルボキシル基が触媒として良好に機能し、シランカップリング剤またはそのシランカップリング剤の加水分解物中の有機官能基とポリオール中の官能基との反応が促進される。
特に、プライマー層12は、酸性基を有するポリオールとして、ヒドロキエチルメタクリレートとメチルメタクリレートとメタクリル酸を共重合した水酸基価130mgKOH/g以上200mgKOH/g以下のアクリルポリオール、有機官能基を有するシランカップリング剤として、3−イソシアネートプロピルトリエトキシシランまたは3−イソシアネートプロピルトリメトキシシラン、イソシアネート系化合物として、一般式(O=C=N−(CH−NCO)で表されるヘキサメチレンジイソシアネートのヌレート体(但し、nは3以上5以下の整数である。)を含有する複合物によって形成されることが望ましい。
ここで、水酸基価とは、ポリオール中の水酸基量の指標であり、ポリオール1g中の水酸基をアセチル化するために必要な水酸化カリウム(KOH)の質量(mg数)を表す。
上記のアクリルポリオールの水酸基価が130mgKOH/gよりも小さいと、イソシアネート系化合物との反応点が少なくなり、200mgKOH/gよりも大きいと、高温高湿下で樹脂基材11との密着性を保持できない問題がある。上記一般式で示されるヘキサメチレンジイソシアネートのヌレート体と上記のアクリルポリオールとの複合体は、樹脂基材11との密着性が良好なプライマー層12を形成することが可能であり、イソシアネート基を有するシランカップリング剤である3−イソシアネートプロピルトリエトキシシランまたは3−イソシアネートプロピルトリメトキシシランを用いることにより、蒸着膜層13との密着性が良好なプライマー層12を形成することが可能である。
また、上記の酸性基を有するポリオール、イソシアネート系化合物、有機官能基を有するシランカップリング剤に加えて、用途に応じて添加剤を加えることもできる。例えば、硬化反応を促進させる触媒、紫外線吸収剤(UVA)やヒンダードアミン系光安定剤(HALS)などの光安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、可塑剤などがある。
プライマー層12は、上記の酸性基を有するポリオールと有機官能基を有するシランカップリング剤またはシランカップリング剤の加水分解物とを溶媒中で混合し、シランカップリング剤の有機官能基がポリオール中の官能基と十分反応した後、上記のイソシアネート系化合物を加えた溶液を樹脂基材11上に塗工し、反応硬化させることにより形成される。用いられる溶媒としては、上記の酸性基を有するポリオール、有機官能基を有するシランカップリング剤またはシランカップリング剤の加水分解物およびイソシアネート系化合物を溶解する溶媒であればよく、例えば、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルエチルケトン、ジオキソラン、テトラヒドロフラン、シクロヘキサノン、アセトンなどが挙げられ、これらの溶媒を1種類あるいは2種類以上組み合わせて用いることができる。
プライマー層12の形成方法としては、通常のコーティング方法を用いることができる。例えば、ディッピング法、ロールコート、グラビアコート、リバースコート、エアナイフコート、コンマコート、ダイコート、スクリーン印刷法、スプレーコート、グラビアオフセット法等の周知の方法を用いることができる。乾燥方法は、熱風乾燥、熱ロール乾燥、高周波照射、赤外線照射、UV照射など熱をかける方法を1種類あるいは2種類以上組み合わせて用いることができる。
プライマー層12の膜厚は、30nm以上200nm以下が望ましく、好ましくは100nm以上200nm以下である。これよりも厚みが薄いと、樹脂基材11と蒸着膜層13との密着性が不十分となり、300nmよりも厚いと内部応力の影響が大きくなり、蒸着膜層13がきれいに積層されず、バリア性の発現が不十分となる問題がある。
蒸着膜層13は、プライマー層12の表面に設けられ、フィルム全体にガスバリア性を付与するために設けられる。
蒸着膜層13の材料には、金属珪素と二酸化珪素とを含有した蒸着材料を用いる。また、蒸着膜層13の材料には、さらに金属錫または酸化錫を含有した蒸着材料を用いることが好ましい。
金属珪素と二酸化珪素とを含有した蒸着材料を蒸着させることで、形成された蒸着膜層13は少なくとも珪素酸化物を含有し、フィルム全体に高いガスバリア性を付与することができ、酸性基を有するポリオールと有機官能基を有するシランカップリング剤またはシランカップリング剤の加水分解物とイソシアネート系化合物との複合物によって形成されたプライマー層12との密着性が向上する。さらに、金属珪素と二酸化珪素に金属錫または酸化錫を混合した蒸着材料を蒸着させることで、形成された蒸着膜層13は珪素酸化物のほかに酸化錫を含有し、膜密度の高い蒸着膜層13が形成され、高い水蒸気バリア性を発現するとともに、酸性基を有するポリオールと有機官能基を有するシランカップリング剤またはシランカップリング剤の加水分解物とイソシアネート系化合物との複合物によって形成されたプライマー層12との相乗効果により、高いガスバリア性と、光照射後も高い密着性を保持した高耐久なガスバリア積層フィルムとなる。
金属珪素と二酸化珪素は、元素比O/Siが1以上1.8以下になるように混合することか望ましく、好ましくは1.2以上1.7以下である。金属錫または酸化錫は、金属珪素と二酸化珪素の混合材料に対して1重量%以上50重量%以下混合することが望ましく、好ましくは1重量%以上40重量%以下、さらに好ましくは5重量%以上30重量%以下である。
蒸着膜層13の形成方法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、プラズマ気相成長法などの公知の方法を適宜用いてよいが、真空蒸着法が望ましい。また、蒸着膜層13の透明性を上げるために、蒸着材料を蒸着させる際に、蒸発した粒子と雰囲気中に導入した酸素ガスなどと反応させて蒸着させる反応蒸着をさせてもよい。酸素ガスやアルゴンガスとの反応蒸着を行うことにより、蒸着材料中の金属成分が酸化され、蒸着膜層13の透明性を向上させることができる。ガスを導入する際は、成膜室の圧力が2×10−1Pa以下にすることが望ましい。成膜室の圧力が2×10−1Paよりも大きくなってしまうと、蒸着膜層13がきれいに積層されず、水蒸気バリア性が低下してしまう。
蒸着膜層13の膜厚は、0.005μm以上0.3μm以下が好ましく、さらに好ましくは0.03μm以上0.05μm以下である。0.005μmを小さいと十分なバリア性が発現せず、また0.3μmを超えると脆く、クラックが発生しやすくなり、バリア性が発現しない問題が生じる。
本発明のガスバリア積層フィルムの他の実施形態として、図2に示すガスバリア積層フィルム20のように、図1のガスバリア積層フィルム10の蒸着膜層13の表面に、水溶性高分子とアルコキシシランまたはその加水分解物との複合物によって形成されたガスバリア性被覆層21が設けられていてもよい。
ガスバリア性被覆層21は、硬く脆い蒸着膜層13を保護し、擦れや屈曲によるクラックの発生を防止するために設けられ、水溶性高分子とアルコキシシランまたはその加水分解物を含有した成分からなる。また、ガスバリア性被覆層21は、水溶性高分子とアルコキシシランまたはその加水分解物とを含有するコーティング液を蒸着膜層13の表面に塗工し、乾燥させることにより形成される。
ガスバリア性被覆層21の形成方法としては、プライマー層12と同様に通常のコーティング方法を用いることができる。例えばディッピング法、ロールコート、グラビアコート、リバースコート、エアナイフコート、コンマコート、ダイコート、スクリーン印刷法、スプレーコート、グラビアオフセット法等の周知の方法を用いることができる。乾燥方法は、熱風乾燥、熱ロール乾燥、高周波照射、赤外線照射、UV照射など熱をかける方法を1種類あるいは2種類以上組み合わせて用いることができる。
水溶性高分子としては、ポリビニルアルコール樹脂(PVA)、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)、ポリビニルピロリドン樹脂(PVP)などを用いることができ、これらを単独あるいは複数組み合わせて用いてもよい。
アルコキシシランとしては、テトラエトキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラプロポキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリメトキシシランなどを用いることができる。また、アルコキシシランの加水分解物としては、メタノールなどのアルコールにアルコキシシランを溶解し、その溶液に塩酸などの酸の水溶液を添加し、加水分解反応させることにより調製したものが挙げられる。
また、蒸着膜層13との密着性を上げるために、シランカップリング剤を添加してもよい。シランカップリング剤としては、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランなどのエポキシ基を有するもの、3−アミノプロピルトリメトキシシランなどのアミノ基を有するもの、3−メルカプトプロピルトリメトキシシランなどのメルカプト基を有するもの、3−イソシアネートプロピルトリエトキシシランなどのイソシアネート基を有するものなどが挙げられ、これらのシランカップリング剤を1種類あるいは2種類以上組み合わせて用いることができる。
また、本発明のガスバリア積層フィルムの他の実施形態として、図3に示すガスバリア積層フィルム30のように、図2のガスバリア積層フィルム20の両面に、接着剤層31を介してラミネート樹脂層32が設けられていてもよい。これにより、より実用性の高いガスバリア積層フィルムを提供できる。
ラミネート樹脂層32は、ヒートシール性のあるシーラントフィルムを積層することで、袋状包装体などを形成する際の接着部に利用される。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸エステル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体及びそれらの金属架橋物等の樹脂が用いられる。厚さは目的に応じて決められるが、一般的には15μm以上200μm以下の範囲である。なお、接着剤層31を介してラミネート樹脂層32は、図2のガスバリア積層フィルム20の片面にのみ設けてもよい。
接着剤層31を形成する接着剤としては、ガスバリア性被覆層21およびラミネート樹脂層32の材質に応じてアクリル系、ポリエステル系、エチレン−酢酸ビニル系、ウレタン系、塩化ビニル−酢酸ビニル系、塩素化ポリプロピレン系などの公知の接着剤を用いることができる。接着剤の塗布方法としては、プライマー層12と同様に通常のコーティング方法を用いることができる。例えばディッピング法、ロールコート、グラビアコート、リバースコート、エアナイフコート、コンマコート、ダイコート、スクリーン印刷法、スプレーコート、グラビアオフセット法等の周知の方法を用いることができる。接着剤の塗布量としては、1g/m以上10g/m以下が好ましい。
また、ポリエチレンテレフタレートフィルムやポリエチレンナフタレートフィルムを本発明のガスバリア積層フィルムの片面または両面に積層することで、液晶表示素子や、太陽電池、電磁波シールド、タッチパネルで使用する透明伝導シートなどの封止材として用いることもできる。
以下、本発明を実施例及び比較例を用いて詳細に説明するが、本発明はこの形態に限定されるものではない。
(実施例1〜4、比較例1〜4)
ガスバリア積層フィルムの作製及び評価は以下の方法に従って行った。
<ガスバリア積層フィルムの作製>
(1)プライマー層溶液の調液工程
ポリオールとしてヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)、メチルメタクリレート(MMA)、メタクリル酸(MAA)をモノマーとして共重合して得られたアクリルポリオール(重量平均分子量1×10)と、シランカップリング剤として3−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン(KBE−9007、信越化学工業社製)とを表1に示す固形分比(重量比)になるようにメチルエチルケトン中で混合し、24時間攪拌し固形分濃度5重量%の溶液を作製した(溶液A)。固形分濃度5重量%に調整したイソシアネート系化合物であるHDIヌレート(スミジュールN3300、住化バイエルウレタン社製)のメチルエチルケトン溶液(溶液B)を作製し、溶液A:溶液B=70:30(重量比)となるように混合した。
Figure 0006074997
(2)プライマー層溶液の塗工工程
樹脂基材に、片面がコロナ処理された厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(P60、東レフィルム加工社製)を使用し、コロナ処理面にグラビアコート機を用い上記プライマー層溶液を塗工、乾燥後の厚みが0.20μmのプライマー層を積層した。
(3)蒸着膜層の積層工程
元素比O/Siが1.5になるように金属珪素粉末および二酸化珪素粉末を混合した材料(A)、元素比O/Siが1.5になるように金属珪素粉末および二酸化珪素粉末を混合した材料に、金属錫粉末を20重量%混合した蒸着材料(B)をそれぞれ作製し、真空蒸着機を使用して、プライマー層の表面に厚さ0.05μmの蒸着膜層を積層し、目的のガスバリア積層フィルムを作製した。
(4)ガスバリア性被覆層溶液の調液工程
テトラエトキシシランを0.02mol/Lの塩酸で加水分解した溶液をけん化度99%、重合度2400のポリビニルアルコール樹脂(PVA)の5重量%水溶液に、重量比でSiO/PVA=60/40となる割合で加え、ガスバリア性被覆層溶液とした。
(5)ガスバリア性被覆層溶液の塗工工程
無機酸化物蒸着層の表面に、グラビアコート機を用い、上記ガスバリア性被覆層溶液を塗工、乾燥後の厚みが0.40μmのガスバリア性皮膜層を積層した。
(6)ガスバリア積層フィルムへのラミネート樹脂層積層工程
ガスバリア性被覆層が積層されたガスバリア積層フィルムの両面に、5g/mのポリウレタン系接着剤を介して厚さ50μmの耐加水分解ポリエチレンテレフタレートフィルム(X10S、東レフィルム加工社製)をドライラミネート法により積層した。
<ガスバリア積層フィルムの評価>
(1)水蒸気透過度の測定
実施例1〜4および比較例1〜4の樹脂基材/プライマー層/蒸着膜層構成のガスバリア積層フィルムについて、モダンコントロール社製の水蒸気透過度計(MOCON PERMATRAN−W 3/31)により、40℃−90%RH雰囲気下での水蒸気透過度(g/m/day)を測定した。
(2)光照射試験の実施
光照射試験は、ドライラミネートを行ったガスバリア積層フィルムから10mm巾に切り出した試験片をキセノンウェザーメーターにセットし、300−400nmの放射照度が60W/mとなる条件でキセノンランプを照射することにより行った。
(3)密着強度の測定
光照射試験実施中のサンプルを随時取り出し、テンシロン型万能試験機を使用し、JIS K6854の試験方法であるT時剥離試験及を行って、ラミネート強度(N/10mm巾)を測定し、光照射500時間を経過しても密着強度が1N/10mm巾を上回るサンプルを合格とした。
<ガスバリア積層フィルムの評価結果>
評価結果を表2に示す。
Figure 0006074997
ポリオール中に酸性基を有し、シランカップリング剤を配合したサンプルは、500時間以上の光照射試験後も密着性を保持していた(実施例1〜4)のに対し、シランカップリング剤を配合しない(比較例1及び2)、ポリオール中に酸性基が存在しない(比較例3)、またはポリオールの酸価が100mgKOH/gよりも大きい(比較例4)場合は、光照射試験に対する密着性が不十分で、光照射100時間未満で密着性が低下した。
本発明のガスバリアフィルム積層体は、食品、日用品、医薬品などの包装分野、及び電子機器関連部材などの分野において、特に高耐久性が必要とされる場合に好適に利用が期待される。
11・・・樹脂基材
12・・・プライマー層
13・・・蒸着膜層
21・・・ガスバリア性被覆層
31・・・接着剤層
32・・・ラミネート樹脂層
10、20、30・・・ガスバリア積層フィルム

Claims (6)

  1. 樹脂基材とプライマー層と蒸着膜層とからなり、前記樹脂基材の少なくとも片面に前記プライマー層と前記蒸着膜層とがこの順に積層されてなるガスバリア積層フィルムであって、
    前記プライマー層が、酸価が1mgKOH/g以上100mgKOH/g以下である酸性基を有するポリオールと、有機官能基を有するシランカップリング剤または前記シランカップリング剤の加水分解物と、イソシアネート系化合物との複合物によって形成されたものであり、
    前記蒸着膜層が、珪素酸化物もしくは珪素酸物と酸化錫の混合物からなることを特徴とするガスバリア積層フィルム。
  2. 前記シランカップリング剤が有する有機官能基が、イソシアネート基であることを特徴とする請求項1に記載のガスバリア積層フィルム。
  3. 前記ポリオールが、メタクリル酸またはアクリル酸をモノマーとして構成されたアクリルポリオールであることを特徴とする請求項1又は2に記載のガスバリア積層フィルム。
  4. 前記プライマー層の膜厚が、30nm以上200nm以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のガスバリア積層フィルム。
  5. 前記ポリオールが、ヒドロキシエチルメタクリレートとメチルメタクリレートとメタクリル酸とを共重合した水酸基価130mgKOH/g以上200mgKOH/g以下のアクリルポリオールであり、
    前記シランカップリング剤が、3−イソシアネートプロピルトリエトキシシランまたは3−イソシアネートプロピルトリメトキシシランであり、
    前記イソシアネート系化合物が、一般式(O=C=N−(CH2)6−NCO)nで表されるヘキサメチレンジイソシアネートのヌレート体(但し、nは3以上5以下の整数である。)であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のガスバリア積層フィルム。
  6. 前記蒸着膜層の表面に、水溶性高分子とアルコキシシランまたは前記アルコキシシランの加水分解物との複合物によって形成されたガスバリア性被覆層が設けてなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のガスバリア積層フィルム。
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