JP6074688B2 - 無線通話システム、無線通話親機、無線通話方法、無線通話中継方法、及びプログラム - Google Patents

無線通話システム、無線通話親機、無線通話方法、無線通話中継方法、及びプログラム Download PDF

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Description

関連する出願
本出願では、2011年10月21日に日本国に出願された特許出願番号2011−231203の利益を主張し、当該出願の内容は引用することによりここに組み込まれているものとする。
本発明は、無線通話システム及び無線通話方法に関し、特に、子機からの緊急発報が可能な無線通話システム及び無線通話方法に関するものである。
複数の無線通話子機(以下、単に「子機」という。)が互いに無線通話を行なう無線通話システムが知られている。無線通話システムには、子機同士が直接無線で通信をするタイプと、複数の子機の通話状態を制御する無線通話中継器としての無線通話親機(以下、単に「親機」という。)が複数の子機との間で無線通信を行なうことにより、子機同士が親機を介して通話を実現するタイプとがある。これらのような無線通話システムは、例えば飲食店における無線通話システムとして応用される。以下、複数の子機とそれらの通話状態を制御する親機とからなる無線通話システムが、飲食店、特にドライブスルーを備えたファストフード店で用いられる場合を例に、従来の無線通話システムを説明する。
この種の無線通話システムがファストフード店で用いられる場合には、親機が店内の適切な箇所(例えば、注文カウンタ付近)に設置される。子機には、マネージャ(店長)、サブマネージャ(副店長)、及びクラーク(一般店員)を含むスタッフが携帯する携帯型インターカム(以下、「インカム」と略称する。)としての子機、注文確認ディスプレイ(Confirmation Order Display:COD)を含むドライブスルーシステムの一部としてドライブスルー利用客が使用するマイク及び拡声器を備えたドライブスルー子機、キッチン内に配置されるキッチン子機等が含まれる。
マネージャ及びサブマネージャの子機にはマネージャ設定がされている。また、無線通話システムには、複数の通信チャンネルが用意されている。ここでは、4チャンネルが用意されているとする。このうちの1チャンネルはマネージャ設定がされた子機(以下、「マネージャ設定子機」という。)専用に確保されており、残りの3チャンネルはその他の子機(以下、「一般設定子機」という。)に用いられる。
一般設定子機の通話については、通話をする子機に対して、その都度通信チャンネルが割り当てられる。この例では一般設定子機には3チャンネルが割り当てられているので、一般設定子機は、最大で3つの通話チャンネルを利用して同時に通話をすることができる。但し、一般設定子機に割り当て可能な通信チャンネル数は3チャンネルのみであるので、4以上の一般設定子機の通話を同時に行うことはできない。一般設定子機がすでに3つの通信チャンネルを使用しているときに、さらに一般設定子機が通話を開始すると、すでに通話を開始している一般設定子機のうち、最初に通話を開始した一般設定子機の通話が強制的に切断されて、新たな一般設定子機の通話ために通信チャンネルを明け渡すことになる。
従来の無線通話システムでは、通話モードとして、PAGEモードとTALKモードとが用意されている。PAGEモードは、客との通話を切断してスタッフのみの通話をするモードである。具体的には、PAGEモードでは、音声出力部として拡声器を備えたドライブスルー子機は無線通話システムから切断されて、ドライブスルー子機の拡声器からは通話が聞こえないようになる。このPAGEモードを利用することにより、スタッフ間での業務連絡が可能になる。TALKモードでは、ドライブスルー子機を含む子機で通話が可能であり、ドライブスルーでの注文受け等の通常の業務において使用される。
スタッフは、子機である携帯型インカムに備えられたボタンを操作することでPAGEモード又はTALKモードを指定して通話をすることができる。また、ドライブスルーシステムには、ドライブスルーにて注文をする車両を感知する車両センサが設けられており、車両センサが車両を感知することでも、TALKモードが開始する。
一方、マネージャ設定子機のために4つの通信チャンネルのうちの1チャンネルが確保されているので、マネージャ設定子機は、残りの3つの通信チャンネルの利用状況に関らず、常に通話をすることができる。これにより、マネージャ及びサブマネージャは、緊急ないしは重要な連絡を確実に他のスタッフに伝えることができる。
特開平6−140987号公報
このような無線通話システムにおいて、緊急ないしは重大な事態(例えば、火災の発生や強盗の発生等、以下、単に「緊急事態」という。)が発生した場合には、一般設定子機からも、緊急事態の発生を他のスタッフに確実に通知できるようにしたいという要望がある。そこで、一般設定子機に対しても、特定の操作をした場合には、緊急事態の発生を他のスタッフに通知するために、同報通信によって他のスタッフに緊急事態の発生を通知する緊急発報機能を持たせた無線通話システムが考えられる。
しかしながら、無線通話システムにおいて、クラーク等が使用する一般設定子機において緊急発報を可能にすると、以下の問題が生じる。
緊急発報に対して、緊急事態が収拾したか否かを他のスタッフが確認できないまま、緊急発報の同報送信が終了させられると、他のスタッフは、緊急事態が収拾したのか否かを確認できない。
この場合に、マネージャを含む他のスタッフは、緊急発報を行った者(以下、「緊急発報者」という。)に対して、PAGEモード又はTALKモードで、詳細状況の報告を呼びかけることができるが、緊急発報者は緊急事態ゆえに(例えば、火災が発生している、強盗に脅されている、慌てて操作の仕方がわからなくなっている等のため)、インカムに所定の操作をすることができず、通話を開始できないことがある。
他のスタッフの一人(例えばマネージャ)が緊急発報者との間での強制的に相互通話を開始することで、緊急発報者がインカムを操作しなくても通話ができるようにして、緊急発報者に状況を確認するということも考えられるが、そもそも他のスタッフにおいて緊急発報者が誰かを特定できないこともある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、子機において緊急発報を可能とする際に生じる上記の問題点を解決する無線通話システムを提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の無線通話システムは、互いに無線通話を行なう複数の子機を含む無線通話システムであって、複数の子機のうちの少なくとも一部の子機は、緊急発報機能を有し、複数の子機のうちの少なくとも一部の子機は、接続要求機能を有し、緊急発報機能を有する子機は、緊急発報の同報送信を行うための緊急発報部を備え、接続要求機能を有する子機は、緊急発報を行なった子機に対する接続要求信号を送信するための接続要求部を備え、緊急発報機能を有する子機は、当該子機が緊急発報を行った後に、当該子機以外の接続要求機能を有する子機の接続要求部から接続要求信号が送信されることにより、当該子機以外の接続要求機能を有する子機との間の通話を可能とする自動通話開始部を備えている。
本発明の別の態様は、親機と複数の子機とを含み、複数の子機が親機を介して互いに無線通話を行なう無線通話システムにおける親機である。ここで、複数の子機のうちの少なくとも一部の子機は、緊急発報機能を有し、複数の子機のうちの少なくとも一部の子機は、接続要求機能を有する。親機は、緊急発報機能を有する子機からの緊急発報信号の受信に応じて、緊急発報信号を送信した子機から他の子機への緊急発報の同報送信を行う同報通信部と、接続要求機能を有する子機からの接続要求信号の受信に応じて、緊急発報を行なった子機を通話可能な状態にするための通話制御信号を送信する通話制御部とを備え、同報通信部は、緊急発報を行なった子機が通話制御信号の受信に応じて通話可能な状態になった後に、緊急発報を行なった子機からの音声を、緊急発報を行なった子機以外の子機に送信する。
本発明のさらに別の態様は、親機と複数の子機とを含み、複数の子機が親機を介して互いに無線通話を行なう無線通話システムにおける無線通話方法である。ここで、複数の子機のうちの少なくとも一部の子機は、緊急発報機能を有し、複数の子機のうちの少なくとも一部の子機は、接続要求機能を有する。無線通話方法は、緊急発報機能を有する子機にて、緊急発報の同報送信を行うための緊急発報信号を親機に送信する緊急発報ステップと、親機にて、緊急発報信号を送信した子機以外の子機への緊急発報の同報送信を行う同報通信ステップと、親機にて、緊急発報の同報送信を停止する緊急発報停止ステップと、接続要求機能を有する子機にて、緊急発報を行なった子機に対する接続要求信号を送信する接続要求送信ステップと、親機にて、接続要求信号の受信に応じて、緊急発報を行なった子機を通話可能な状態にするための通話制御信号を送信する通話制御ステップと、緊急発報ステップにて緊急発報を行なった子機にて、通話制御ステップにて送信された通話制御信号の受信に応じて、自動的に接続要求信号を送信した子機との間の通話を可能とする自動通話開始ステップとを含んでいる。
本発明のさらに別の態様は、親機と複数の子機とを含み、複数の子機が親機を介して互いに無線通話を行なう無線通話システムの親機における無線通話中継方法である。ここで、複数の子機のうちの少なくとも一部の子機は、緊急発報機能を有し、複数の子機のうちの少なくとも一部の子機は、接続要求機能を有する。無線通話中継方法は、緊急発報機能を有する子機からの緊急発報信号の受信に応じて、緊急発報信号を送信した子機以外の子機への緊急発報の同報送信を行う同報通信ステップと、緊急発報の同報送信を停止する緊急発報停止ステップと、接続要求機能を有する子機からの接続要求信号の受信に応じて、緊急発報を行なった子機を通話可能な状態にするための通話制御信号を送信する通話制御ステップと、緊急発報を行なった子機が通話制御信号の受信に応じて通話可能な状態になった後に、緊急発報を行なった子機からの音声を、緊急発報を行なった子機以外の子機に送信する中継ステップとを含んでいる。
本発明のさらに別の態様は、プログラムである。このプログラムは、親機が上記の無線通話中継方法を実行するために、親機にて実行される。
本発明によれば、緊急発報機能を有する子機によって、緊急発報の同報送信が行なわれ、その緊急発報の後に、接続要求機能を有する子機にて、緊急発報者から更なる情報を得たい場合には、そこから接続要求信号を送信することにより、緊急発報者の子機は、自動的に、通話可能な状態になるので、緊急発報が停止した後に更なる情報を得たい他のユーザは、緊急発報者が誰であるかを知らなくても、当該他のユーザの接続要求機能を有する子機から接続要求信号を送信するだけで、緊急発報者の子機と通話できるとともに、接続要求信号が送信されると、緊急発報者の子機では、自動的に通話が開始されるので、緊急発報者において、緊急発報が停止した後に、他の子機との通話を開始するための操作ができない状況にあったとしても、他の子機との通話が可能になる。
以下に説明するように、本発明には他の態様が存在する。したがって、この発明の開示は、本発明の一部の提供を意図しており、ここで記述され請求される発明の範囲を制限することは意図していない。
図1は、本発明の第1の実施の形態における緊急発報の動作を示す図 図2は、本発明の実施の形態における無線通話システムの構成図 図3は、本発明の実施の形態における子機のヘッドセットの外観図 図4は、本発明の実施の形態におけるヘッドセットの操作部の拡大図 図5は、本発明の実施の形態におけるマネージャ用子機等の構成を示す図 図6は、本発明の実施の形態におけるキッチン用子機等の構成を示す図 図7は、本発明の実施の形態における親機の構成を示す図 図8は、本発明の実施の形態におけるTALKモードの拡声ルーティングテーブルを示す図 図9は、本発明の実施の形態におけるPAGEモードの拡声ルーティングテーブルを示す図 図10は、本発明の第1の実施の形態における緊急発報の動作を説明するための無線通話システムの構成を示す図 図11は、本発明の実施の形態における緊急発報の拡声ルーティングテーブルを示す図 図12は、本発明の第2の実施の形態における緊急発報の動作を示す図 図13は、本発明の第2の実施の形態における緊急発報の動作を説明するための無線通話システムの構成を示す図 図14は、本発明の第3の実施の形態における緊急発報の動作を示す図 図15は、本発明の第3の実施の形態における緊急発報の動作を説明するための無線通話システムの構成を示す図 図16は、本発明の第4の実施の形態における緊急発報の動作を示す図 図17は、本発明の第5の実施の形態における緊急発報の動作を示す図 図18は、本発明の第5の実施の形態における緊急発報の動作を示す図 図19は、本発明の第5の実施の形態における緊急発報の動作を説明するための無線通話システムの構成を示す図 図20は、本発明の第6の実施の形態における緊急発報の動作を示す図 図21は、本発明の第6の実施の形態における緊急発報の動作を説明するための無線通話システムの構成を示す図
以下に、本発明の詳細な説明を述べる。以下に説明する実施の形態は本発明の単なる例であり、本発明は様々な態様に変形することができる。従って、以下に開示する特定の構成および機能は、特許請求の範囲を限定するものではない。
上記従来の課題を解決するために、本発明の無線通話システムは、互いに無線通話を行なう複数の子機を含む無線通話システムであって、複数の子機のうちの少なくとも一部の子機は、緊急発報機能を有し、複数の子機のうちの少なくとも一部の子機は、接続要求機能を有し、緊急発報機能を有する子機は、緊急発報の同報送信を行うための
緊急発報部を備え、接続要求機能を有する子機は、緊急発報を行なった子機に対する接続要求信号を送信するための接続要求部を備え、緊急発報機能を有する子機は、当該子機が緊急発報を行った後に、当該子機以外の接続要求機能を有する子機の接続要求部から接続要求信号が送信されることにより、接続要求信号を送信した子機との間の通話を可能とする自動通話開始部を備えている。
この構成により、緊急発報機能を有する子機によって、緊急発報の同報送信が行なわれ、その緊急発報の後に、接続要求機能を有する子機にて、緊急発報者から更なる情報を得たい場合には、そこから接続要求信号を送信することにより、緊急発報者の子機は、自動的に、通話可能な状態になる。したがって、緊急発報が停止した後に更なる情報を得たい他のユーザは、緊急発報者が誰であるかを知らなくても、当該他のユーザの接続要求機能を有する子機にて接続要求操作をするだけで、緊急発報者の子機と通話できる。また、接続要求信号が送信されると、緊急発報者の子機では、自動的に(即ち、ユーザによる特別な操作を必要とせずに)通話が開始されるので、緊急発報者において、緊急発報が停止した後に、他の子機との通話を開始するための操作ができない状況にあったとしても、他の子機との通話が可能になる。
上記の無線通話システムは、さらに親機を含み、複数の子機が親機を介して互いに無線通話を行なう無線通話システムであり、緊急発報部は、緊急発報信号を親機に送信し、接続要求部は、接続要求信号を親機に送信し、親機は、緊急発報信号の受信に応じて、緊急発報信号を送信した子機以外の子機への緊急発報の同報送信を行う同報通信部と、接続要求信号の受信に応じて、緊急発報を行なった子機を通話可能な状態にするための通話制御信号を送信する通話制御部とを備え、自動通話開始部は、通話制御信号の受信に応じて、自動的に接続要求信号を送信した子機との間の通話を可能としてよい。
この構成によれば、複数の子機が親機を介して互いに無線通話を行なう無線通話システムにおいて、緊急発報機能を有する子機から緊急発報をした際の種々の問題を回避できる。
上記の無線通話システムにおいて、同報通信部は、無線通話にて使用する通信チャンネルを優先的に確保して、緊急発報の同報送信を行なってよい。
緊急発報の同報送信のために通信チャンネルを優先的に確保しない場合には、無線通話システムに用意された通信チャンネル数には限りがあるため、その限られた数の通信チャンネルを複数の者が使用することで、緊急発報の同報送信が切断されてしまうことがある。緊急発報者は、緊急発報の同報送信が切断された後に、さらに緊急発報をすることで通信チャンネルを使用できるが、緊急事態ゆえに(例えば、火災が発生している、強盗に脅されている、慌てて操作の仕方がわからなくなっている等のため)、緊急発報者において何度も通話開始のための操作をすることが困難なこともある。これに対して、上記の構成により、緊急発報の同報送信のために通信チャンネルが確保されるので、他の者の割り込みに関らず、確実に緊急事態を通知できる。
上記の無線通話システムにおいて、複数の子機のうちの少なくとも一部の子機は、緊急発報機能及び接続要求機能のいずれをも有していてよい。
この構成により、緊急発報を行なう可能性のあるユーザも、他人に緊急事態が発生した際に自分に余裕があるときには、その他人を助けるために接続要求をすることができる。また、上記の無線通話システムが飲食店における無線通話システムとして応用される場合には、例えば、マネージャ及びサブマネージャの子機のみが接続要求機能を有していても
よい。
上記の無線通話システムにおいて、複数の子機のうちのすべての子機が緊急発報機能及び接続要求機能のいずれをも有していてよい。
この構成により、すべての子機の構成を同一とすることができる。
上記の無線通話システムにおいて、親機は、緊急発報を行なった子機が通話制御信号の受信に応じて通話可能な状態になった後に、緊急発報を行なった子機からの音声を、接続要求信号を送信した子機にのみ送信してよい。
この構成により、接続要求信号を送信した子機と緊急発報を行った子機との間で1対1の相互通話ができるので、緊急発報者から接続要求者に、他の子機のユーザには聞かれたくない機密事項を含んだ内容の報告が可能になる。
上記の無線通話システムにおいて、親機は、緊急発報を行なった子機が通話制御信号の受信に応じて通話可能な状態になった後に、緊急発報を行なった子機からの音声を、複数の子機に同報送信してよい。
この構成により、緊急発報者の子機から、他の複数の子機に対して、緊急事態の詳細な状況を一斉に通知できる。
上記の無線通話システムにおいて、緊急発報の同報送信は、予め用意された音声の同報送信であってよい。予め用意された音声は、例えば、ビープ音であってよく、「緊急事態が発生しました」等のアナウンス音声であってもよい。
上記の無線通話システムにおいて、緊急発報の同報送信は、緊急発報を行なう子機のユーザの声の同報送信であってよい。
この構成により、緊急発報者であるユーザは、自らの声で緊急事態の発生を他の子機に伝えることができる。
上記の無線通話システムにおいて、親機は、緊急発報が停止した後の一定期間、緊急発報があったことを示す緊急発報報知信号を同報通信により送信してよく、子機は、緊急発報報知信号を受けたことを当該子機のユーザに報知する緊急発報報知部を備えていてよい。
緊急発報者の子機以外の子機において、緊急発報がされたときに電源が入っておらず、又は無線通話の電波圏外にあり、緊急発報が停止された後に、電源が入れられ、又は無線通話の電波圏内に入った場合には、緊急事態が発生して緊急発報が行なわれたことに気づかないという問題がある。これに対して、上記の構成により、緊急発報が停止された後に、電源が入れられ、又は無線通話の電波圏内に入った子機において、緊急発報報知信号を受けると、そのことがユーザに報知されるので、上記の問題を解決できる。なお、緊急発報報知部は、ランプを点灯又は点滅させる等の視覚を通じて報知する部であってよく、報知音を発する等の聴覚を通じて報知する部であってよく、バイブレータ等の触覚を通じて報知する部であってもよい。
上記の無線通話システムにおいて、複数の子機には応答機能を有する子機が含まれていてよく、応答機能を有する子機は、ユーザによる所定の操作に応じて、緊急発報に応答するための応答信号を送信する応答部を備えていてよく、同報通信部は、応答信号の受信に応じて、緊急発報の同報送信を停止してよい。
緊急発報者は、緊急発報操作をした後に、実際に緊急発報がされて、他の者が緊急発報を認知したか否かが分からず、不安になることがあるという問題がある。これに対して、上記の構成によれば、緊急発報者は、自らが送信した緊急発報が停止されたことで、いずれかの者が緊急発報を認知したことを確認でき、安心できる。また、緊急事態が発生していないにもかかわらず緊急事態が発生したと誤解したユーザが、誤って緊急発報をしてしまうこともある。これに対して、上記の構成によれば、緊急発報が誤りであったと気づいた者が、緊急発報を停止することができる。
上記の無線通話システムにおいて、複数の子機のうちの一部の子機は、拡声器を備えていてよく、複数の子機のうちの一部の子機は、拡声器から緊急発報の音声を出力し、又は出力しないよう制御するための拡声器制御信号を送信する拡声器制御部を備えていてよく、親機の同報通信部は、拡声器制御信号の受信に応じて、拡声器を備えた子機に緊急発報の音声を送信し、又は送信しないようにしてよい。
緊急事態の内容によっては、状況の機密性が高いために、多くの者(例えば、無線通話システムが飲食店で用いられる場合には、客)に聞かせたくない内容があり、逆に、多くの者の迅速な対応が必要なために、多くの者に積極的に聞かせたい内容がある。しかし、複数の子機の中に多くの者に聞こえる拡声器を備えた子機があり、そのような子機も含めて緊急発報の同報発信が行なわれると、拡声器から緊急発報の音声が出力されて、一律に多くの者に聞かれてしまうという問題がある。これに対して、上記の構成により、緊急発報があった場合に、子機から、拡声器からの緊急発報の音声の出力をオン/オフできるので、多くの者に聞かせる必要がある緊急発報については拡声器からその音声を出力し、多くの者に聞かせたくない緊急発報については拡声器からその音声を出力しないようにコントロールできる。例えば、初期設定としては拡声器からの緊急発報の音声の出力をオフにしておき、子機のユーザにおいて、緊急発報の内容を判断して、多くの者にも聞かせる必要があると判断したときに、その者の子機に対して所定の操作を行なうことで拡声器制御信号を送信して、拡声器からの緊急発報の音声の出力をオンにするという運用をすることができる。
上記の無線通話システムにおいて、親機の同報通信部は、緊急発報信号の受信に応じて、緊急発報信号を送信した子機以外の子機への緊急発報の同報送信を行う場合に、緊急発報信号を送信した子機以外の子機同士の通話の中継を中止してよい。
無線通話システムにおける複数の通信チャンネルを使用して複数の者が同時に通話をしていた場合において、それらの通話の音声に緊急発報の音声が重畳されると、緊急発報の音声が聞きづらくなるという問題がある。これに対して、上記の構成によれば、緊急発報の同報送信がされる場合には、他の通信チャンネルの通話が停止されるので、緊急発報を各子機のユーザにより確実に伝えることができる。
本発明の別の態様は、親機と複数の子機とを含み、複数の子機が親機を介して互いに無線通話を行なう無線通話システムにおける親機である。ここで、複数の子機のうちの少なくとも一部の子機は、緊急発報機能を有し、複数の子機のうちの少なくとも一部の子機は、接続要求機能を有する。親機は、緊急発報機能を有する子機からの緊急発報信号の受信に応じて、緊急発報信号を送信した子機から他の子機への緊急発報の同報送信を行う同報通信部と、接続要求機能を有する子機からの接続要求信号の受信に応じて、緊急発報を行なった子機を通話可能な状態にするための通話制御信号を送信する通話制御部とを備え、同報通信部は、緊急発報を行なった子機が通話制御信号の受信に応じて通話可能な状態になった後に、緊急発報を行なった子機からの音声を、緊急発報を行なった子機以外の子機に送信する。
この構成によっても、緊急発報機能を有する子機によって、緊急発報の同報送信が行なわれ、その緊急発報の後に、接続要求機能を有する子機にて、緊急発報者から更なる情報を得たい場合には、そこから接続要求信号を送信することにより、緊急発報者の子機は、自動的に、通話可能な状態になる。したがって、緊急発報が停止した後に更なる情報を得たい他のユーザは、緊急発報者が誰であるかを知らなくても、当該他のユーザの接続要求機能を有する子機から接続要求信号を送信するだけで、緊急発報者の子機と通話できる。また、接続要求信号が送信されると、緊急発報者の子機では、自動的に通話が開始されるので、緊急発報者において、緊急発報が停止した後に、他の子機との通話を開始するための操作ができない状況にあったとしても、他の子機との通話が可能になる。
上記の親機において、緊急発報を行なった子機が通話制御信号の受信に応じて通話可能な状態になった後に、緊急発報を行なった子機からの音声を、接続要求信号を送信した子機にのみ送信してよい。
この構成により、接続要求信号を送信した子機と緊急発報を行った子機との間で1対1の相互通話ができるので、緊急発報者から接続要求者に、他の子機のユーザには聞かれたくない機密事項を含んだ内容の報告が可能になる。
上記の親機において、緊急発報を行なった子機が通話制御信号の受信に応じて通話可能な状態になった後に、緊急発報を行なった子機からの音声を、複数の子機に同報送信してよい。
この構成により、緊急発報者の子機から、他の複数の子機に対して、緊急事態の詳細な状況を一斉に通知できる。
本発明のさらに別の態様は、親機と複数の子機とを含み、複数の子機が親機を介して互いに無線通話を行なう無線通話システムにおける無線通話方法である。ここで、複数の子機のうちの少なくとも一部の子機は、緊急発報機能を有し、複数の子機のうちの少なくとも一部の子機は、接続要求機能を有する。無線通話方法は、緊急発報機能を有する子機にて、緊急発報の同報送信を行うための緊急発報信号を親機に送信する緊急発報ステップと、親機にて、緊急発報信号を送信した子機以外の子機への緊急発報の同報送信を行う同報通信ステップと、親機にて、緊急発報の同報送信を停止する緊急発報停止ステップと、接続要求機能を有する子機にて、緊急発報を行なった子機に対する接続要求信号を送信する接続要求送信ステップと、親機にて、接続要求信号の受信に応じて、緊急発報を行なった子機を通話可能な状態にするための通話制御信号を送信する通話制御ステップと、緊急発報ステップにて緊急発報を行なった子機にて、通話制御ステップにて送信された通話制御信号の受信に応じて、自動的に接続要求信号を送信した子機との間の通話を可能とする自動通話開始ステップとを含んでいる。
この構成によっても、緊急発報機能を有する子機によって、緊急発報の同報送信が行なわれ、その緊急発報の後に、接続要求機能を有する子機にて、緊急発報者から更なる情報を得たい場合には、そこから接続要求信号を送信することにより、緊急発報者の子機は、自動的に、通話可能な状態になる。したがって、緊急発報が停止した後に更なる情報を得たい他のユーザは、緊急発報者が誰であるかを知らなくても、当該他のユーザの接続要求機能を有する子機から接続要求信号を送信するだけで、緊急発報者の子機と通話できる。また、接続要求信号が送信されると、緊急発報者の子機では、自動的に通話が開始される
ので、緊急発報者において、緊急発報が停止した後に、他の子機との通話を開始するための操作ができない状況にあったとしても、他の子機との通話が可能になる。
本発明のさらに別の態様は、親機と複数の子機とを含み、複数の子機が親機を介して互いに無線通話を行なう無線通話システムの親機における無線通話中継方法である。ここで、複数の子機のうちの少なくとも一部の子機は、緊急発報機能を有し、複数の子機のうちの少なくとも一部の子機は、接続要求機能を有する。無線通話中継方法は、緊急発報機能を有する子機からの緊急発報信号の受信に応じて、緊急発報信号を送信した子機以外の子機への緊急発報の同報送信を行う同報通信ステップと、緊急発報の同報送信を停止する緊急発報停止ステップと、接続要求機能を有する子機からの接続要求信号の受信に応じて、緊急発報を行なった子機を通話可能な状態にするための通話制御信号を送信する通話制御ステップと、緊急発報を行なった子機が通話制御信号の受信に応じて通話可能な状態になった後に、緊急発報を行なった子機からの音声を、緊急発報を行なった子機以外の子機に送信する中継ステップとを含んでいる。
この構成によっても、緊急発報機能を有する子機によって、緊急発報の同報送信が行なわれ、その緊急発報の後に、接続要求機能を有する子機にて、緊急発報者から更なる情報を得たい場合には、そこから接続要求信号を送信することにより、緊急発報者の子機は、自動的に、通話可能な状態になる。したがって、緊急発報が停止した後に更なる情報を得たい他のユーザは、緊急発報者が誰であるかを知らなくても、当該他のユーザの接続要求機能を有する子機から接続要求信号を送信するだけで、緊急発報者の子機と通話できる。また、接続要求信号が送信されると、緊急発報者の子機では、自動的に通話が開始されるので、緊急発報者において、緊急発報が停止した後に、他の子機との通話を開始するための操作ができない状況にあったとしても、他の子機との通話が可能になる。
本発明のさらに別の態様は、プログラムである。このプログラムは、親機が上記の無線通話中継方法を実行するために、親機にて実行される。
本発明のさらに別の態様は、無線通話親機と複数の無線通話子機とを備え、前記複数の無線通話子機が複数の通話チャンネルを使用して前記無線通話親機を介して互いに無線通話を行なう無線通話システムである。ここで、複数の無線通話子機には、専用の通信チャンネルを有する第1の無線通話子機と、前記専用の通信チャンネルとは異なる複数の通信チャンネルを有する第2の無線通話子機とが含まれる。無線通話方法は、1つの第2の無線通話子機は、所定の操作により他の無線通話子機に対して同報通信を行い、かつ、無線通話親機に対して1つの第2の無線通話子機のID信号を送る第1のステップと、第1の無線通話子機が無線通話親機に対して同報通信を行った第2の無線通話子機との接続を要求する第2のステップと、無線通話親機は、受信した第2の無線通話子機のID信号に基づいて前記1つの第1の無線通話子機と同報通信を行った第2の無線通話子機との間の通話を可能とする第3のステップとを備えている。
上記の無線通話方法において、第3のステップにて、第1の無線子機と前記1つの第2の無線子機との間の通話には、前記第1の無線子機の専用の通信チャンネル以外の前記複数の通信チャンネルの1つが優先的に使用されてよい。
また、上記の無線通話方法において、第3のステップにて、第1の無線通話子機と1つの第2の無線通話子機との間の通話には、第1の無線通話子機の専用の通信チャンネルが使用されてよい。
本発明のさらに別の態様は、無線通話親機と複数の無線通話子機とを備え、前記複数の無線通話子機が複数の通話チャンネルを使用して無線通話親機を介して互いに無線通話を行なう無線通話システムである。ここで、複数の無線通話子機には、専用の通信チャンネルを有する第1の無線通話子機と、専用の通信チャンネルと異なる複数の通信チャンネルを有する第2の無線通話子機とを含む。無線通話システムにおいて、第2の無線通話子機は、所定の操作により他の無線通話子機に対して同報通信を行い、かつ、無線通話親機に対して前記1つの第2の無線通話子機のID信号を送り、第2の無線通話子機が同報通信を行った後に、第1の無線通話子機が第2の無線通話子機に対して接続を要求すると、無線通話親機は、受信した第2の無線通話子機のID信号に基づいて第1の無線通話子機と同報通信を行った第2の無線通話子機との間の通話を可能とする。
上記の無線通話システムにおいて、第1の無線通話子機と1つの第2の無線通話子機との間の通話には、第1の無線通話子機の専用の通信チャンネル以外の複数の通信チャンネルの1つが優先的に使用される。
上記の無線通話システムにおいて、第1の無線通話子機と1つの第2の無線通話子機との間の通話には、第1の無線通話子機の専用の通信チャンネルが使用されてよい。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。以下では、本発明の無線通話システムが、飲食店、特に、ドライブスルーを備えたファストフード店で利用される場合を例にとって説明するが、本発明の無線通話システムは、飲食店以外の、例えば、娯楽施設、災害救助現場等の他の状況でも応用され得る。
〔全体構成〕
まず、本発明の第1の実施の形態の無線通話システムの全体の構成について説明する。図2は、本発明の実施の形態における無線通話システムの構成図である。無線通話システム1は、親機100と複数の子機200a〜200gを含んで構成される。親機100と各子機200a〜200gとは、無線で音声信号及び各種信号を送受信する。各子機200a〜200g同士の間の無線通話は、親機100を介して行なわれる。親機100は、店内にある子機200a〜200gからの無線電波が届く位置に設置される。親機100は、例えば、ファストフード店の注文カウンタ付近に設置されてよい。
図2左側に示す4つの子機200a〜200dは、子機本体200a1〜200d1とヘッドセット200a2〜200d2からなる携帯型のインカムである。子機本体200a1〜200d1は、ホルダに入れられてユーザの腰部に装着される。ヘッドセット200a2〜200d2は、ユーザの頭部に装着可能な構成を有し、イヤホンとマイクを備えている。子機200aはマネージャ用子機であり、子機200bはサブマネージャ用子機であり、子機200cはクラーク1用子機であり、子機200dはクラーク2用子機である。
子機200eは、外線電話用子機である。外線電話用子機200eは電話機に接続されている。外線電話用子機200eは、他の子機から受けた音声を電話の相手へ送信するために、当該音声を電話機に入力する。外線電話用子機200eは、電話機が電話の相手から受けた音声を、電話機から取り出して他の子機に送る。なお、外線電話用子機200eは、電話機に組み込まれていてもよい。
子機200fは、キッチン用子機である。他のスタッフ用の子機200a〜200dとは異なり、子機200fは、キッチンの適当な箇所に設置される。これは、キッチンのスタッフがヘッドセットをすることは衛生上好ましくないからである。子機200fは、拡声器とマイクを含む構成を有してもよいし、拡声器を含むがマイクを含まない(音声出力のみの)構成であってもよい。
子機200gは、ドライブスルー用子機である。ドライブスルー用子機200gは、ドライブスルーシステムの一部であり、ドライブスルー利用客が利用できるように、店舗外側のドライブスルー接客(注文)場所に設置される。なお、本実施の形態の説明において、ドライブスルーシステムは、注文確認用ディスプレイ、カメラ、車両センサ等を含んで構成される。
〔子機の構成〕
以下、図3〜図6を参照して、各子機200a〜200gの構成を説明する。以下の説明において、同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明は適宜省略する。
図3は、本発明の実施の形態における子機のヘッドセットの外観図である。マネージャ用子機200a、サブマネージャ用子機200b、クラーク1用子機200c、及びクラーク2用子機200dのヘッドセットも同一の構成を有している。以下では、これらを代表してマネージャ用子機200aのヘッドセット200a2の構成を説明する。
ヘッドセット200a2は、頭部に装着して用いられる。ヘッドセット200a2は、ホルダバンド31、ホルダパッド32、イヤホン33、マイク34、操作部35、及びランプ36を備えている。
ホルダバンド31は、頭部に左右方向に掛けられるように、一般的な頭部の形状よりも小さい形状に湾曲した可撓性の部材である。ホルダパッド32は、ホルダバンド31の一端に設けられており、頭部に装着された際には、耳の上の頭部に当接される。ホルダバンド31の他端には、操作部35が設けられている。操作部35の先端部には、イヤホン33及びマイク34が設けられている。マイク34は、ヘッドセットが頭部に装着されたときに先端が装着者の口の近くに来るように細長形状であり、かつ変形可能である。マイク34の先端にはランプ36が設けられている。
図4は、本発明の実施の形態におけるヘッドセットの操作部の拡大図である。操作部35には、各種のボタンが設けられている。具体的には、ヘッドセット200a2の操作部35は、PAGEモード通話ボタン351、レーン切替えボタン352、TALKモード通話ボタン353、ボリュームダウンボタン354、ボリュームアップボタン355、レシーブボタン356、緊急発報ボタン357を備えている。
PAGEモード通話ボタン351はPAGEモードの通話をオン/オフするためのボタンである。無線通話システムが複数の系(レーン)に分かれている場合に、レーン切替えボタン352を押すと、それらの系を切り替えるためのボタンである。TALKモード通話ボタン353は、TALKモードの通話をオン/オフするためのボタンである。ボリュームダウンボタン354を押すと、イヤホンの音量を下がり、ボリュームアップボタン355を押すと、イヤホンの音量が上がる。レシーブボタン356を押すと、かかってきた外線電話に出ることができる。緊急発報ボタン357を押すと、後述する緊急発報信号が親機に送信される。
図5は、本発明の実施の形態におけるマネージャ用子機等の構成を示す図である。なお
、サブマネージャ用子機200b、クラーク1用子機200c、及びクラーク2用子機200dも同一の構成を有している。マネージャ用子機200aは、送受信部51、操作部52、報知部53、制御部54、検出部55、記憶部56、音声出力部57、音声入力部58を備えている。
送受信部51は、親機100との間で、音声信号及び各種の制御信号の送受信を行なう。特に、送受信部51は、親機100に対して、後述する緊急発報信号、接続要求信号、応答信号、拡声器制御信号を送信し、親機100から送信されてきた後述する通話制御信号、緊急発報報知信号を受信する。操作部52は、図3及び図4にて説明したヘッドセット200a2の操作部35に相当する。報知部53は、図3にて説明したヘッドセット200a2のランプ36に相当し、発光することによりユーザの視覚に訴えて報知をする。なお、報知部53は、音声出力部57に報知音を出力させることにより、ユーザの聴覚に訴えるものであってもよく、ユーザの触覚に訴えるバイブレータであってもよい。この報知部53は、本発明の「緊急発報報知部」に相当する。
検出部55は、送受信部51により受信した信号を検出する。上述のように、送受信部51では、音声信号だけでなく、各種の制御信号、例えば、後述する通話制御信号、緊急発報報知信号等を受信するので、検出部55では、これらの信号を検出する。記憶部56は、自己の子機IDを記憶する。各子機200a〜200gには、各々異なる子機IDが割り当てられている。
音声出力部57は、図3にて説明したヘッドセット200a2のイヤホン33に相当し、送受信部51にて受信した音声信号を音声として出力する。音声入力部58は、図3にて説明したヘッドセット200a2のマイク34に相当し、音波(ユーザの声)を音声信号に変換する。制御部54は、上記の各部に対して各種の制御を行う。制御部54によって制御されることによるマネージャ用子機200aの動作については後述する。
図6は、本発明の実施の形態におけるキッチン用子機等の構成を示す図である。キッチン用子機200fは、報知部を備えていない点を除いて、マネージャ用子機200aと同様の構成を有する。即ち、キッチン用子機200fは、送受信部51、操作部52、制御部54、検出部55、記憶部56、音声出力部57、音声入力部58を備えている。なお、操作部52としては、図4で説明したPAGEモード通話ボタン351、レーン切替えボタン352、TALKモード通話ボタン353、ボリュームダウンボタン354、ボリュームアップボタン355、レシーブボタン356、緊急発報ボタン357に相当するボタンが設けられる。また、音声出力部57は、拡声器である。
図2に示す外線電話用子機200eは、図6に示すキッチン用子機200fの構成と同じ構成を有する。外線電話用子機200eの音声出力部57は、電話回線に音声信号を出力するものであり、音声入力部58は電話回線から音声信号を入力するものである。また、操作部52としては、ボリュームダウンボタン354、ボリュームアップボタン355、レシーブボタン356、及びその他の電話機として必要なボタンを有するが、PAGEモード通話ボタン351、レーン切替えボタン352、TALKモード通話ボタン353、緊急発報ボタン357は備えていない。
図2に示すドライブスルー用子機200gは、図6に示すキッチン用子機200fの構成と同じ構成を有する。ドライブスルー用子機200gの音声出力部57は、ドライブスルー利用客に向けて音声を出力する拡声器であり、音声入力部58は、ドライブスルー利用客の声を音声信号に変換するマイクである。また、操作部52としては、ボリュームダウンボタン354、ボリュームアップボタン355、及びその他のドライブスルー用子機として各種の設定を行なうのに必要なボタンを有するが、PAGEモード通話ボタン35
1、レーン切替えボタン352、TALKモード通話ボタン353、レシーブボタン356、緊急発報ボタン357は備えていない。
〔親機の構成〕
図7は、本発明の実施の形態における親機の構成を示す図である。親機100は、送受信部71、操作部72、制御部73、検出部74、及び記憶部75を備えている。送受信部71は、各子機との間で、音声信号及び各種の制御信号の送受信を行なう。送受信部71は、特に、PAGEモード及びTALKモードの通話においては、送話側の子機から送信されてきた音声信号を受話側の子機に送信し、緊急発報時には、子機から、後述する緊急発報信号、接続要求信号、応答信号、拡声器制御信号等を受信し、特定の子機に対して、後述する警報音の音声信号、通話制御信号、緊急発報報知信号等を送信する。
図7において、操作部72は、各種の設定を行なうために用いられるボタン、スイッチ等である。検出部74は、送受信部71により受信した信号を検出する。上述のように、送受信部71では、音声信号だけでなく、各種の制御信号、例えば、後述する緊急発報信号、接続要求信号、応答信号、拡声器制御信号等を受信するので、検出部74では、これらの信号を検出する。記憶部75は、図8〜10に示す拡声ルーティングテーブルや後述する警報音の音声信号を記憶しており、必要に応じて緊急発報子機の子機ID、接続要求子機の子機IDを記憶する。制御部73は、上記の各部に対して各種の制御を行う。制御部73によって制御されることによる親機100の動作については後述する。
以下、図2における子機200a〜200g及び親機100の動作について説明する。子機200a〜200gの動作は、図5に示す制御部54が各部からの信号を受けて、所定のプログラムに従って各部を制御することによって実現され、図7に示す親機100の動作は、制御部73が各部からの信号を受けて、所定のプログラムに従って各部を制御することによって実現される。以下では、TALKモード及びPAGEモードにおける通話を行なう際の動作について説明し、その後、緊急発報の動作を説明する。上述のように、TALKモードとPAGEモードとは、ドライブスルー用子機200gの音声出力部57から音声を出力するかしないかという違いのみであるので、後に説明する「緊急発報」と区別するために、両者を合わせて「通常モード」という。
〔通常モード〕
通常モードでは、送話トリガが発生した状態で送話が可能になる。図2及び図5を参照して、送話トリガとは、マネージャ用子機200a、サブマネージャ用子機200b、クラーク1用子機200c、クラーク2用子機200d、及びキッチン用子機200fについては、PAGEモード通話ボタン351又はTALKモード通話ボタン353がオンになることであり、外線電話用子機200eについては、外線電話を受けることであり、ドライブスルー用子機200gについては、ドライブスルーシステムの車両センサから車両を検知したことを示す信号を受けることである。
マネージャ用子機200a、サブマネージャ用子機200b、クラーク1用子機200c、クラーク2用子機200d、及びキッチン用子機200fについてさらに説明すると、PAGEモード通話ボタン351とTALKモード通話ボタン353は、ユーザが手で押下しているときだけオンの状態を保ち、ユーザが手を離すとオフになるよう構成されてもよいし、ユーザが一度操作するとオンの状態になり、ユーザがオフにする操作をするまでオンの状態を維持するよう構成されてもよい。
PAGEモード通話ボタン351及びTALKモード通話ボタン353は、制御部54に対して、オンの状態であることを示す信号を出力する。制御部54は、PAGEモード通話ボタン351及びTALKモード通話ボタン353のいずれかがオンであるときに送話のための制御を行う。即ち、制御部54は、PAGEモード通話ボタン351及びTALKモード通話ボタン353のいずれかがオンであるときに、音声入力部58から出力された音声信号の入力を受信して、この音声信号を送受信部51によって親機100に送信する。なお、この音声信号には、制御信号として、記憶部56に記憶された通話モード(PAGEモード又はTALKモード)のステータス、レーンの種類、及び子機IDの情報を含む制御信号が付加される。
親機100では、送受信部71にて音声信号及び制御信号を受信して、制御部73に出力する。制御部73は、制御信号に含まれる子機IDから、その音声信号を送信した子機を特定し、記憶部75に記憶された拡声ルーティングテーブルに従って、他の子機に、受信した音声信号を送信する。
図8は、本発明の実施の形態におけるTALKモードの拡声ルーティングテーブルを示す図であり、図9は、本発明の実施の形態におけるPAGEモードの拡声ルーティングテーブルを示す図である。拡声ルーティングテーブルは、送話側の各子機が、いずれの受話側子機に対して送話可能であるかを規定している。いずれの送話側子機がいずれの受話側子機に対して送話可能であるかは、送話側及び受話側の子機の属性に応じて異なる。即ち、親機100は、子機の属性に応じて、いずれの送話側子機がいずれの受話側子機に対して送話可能であるかを管理している。子機の属性は、制御信号に含まれる送話側子機の子機IDに基づいて判断する。
図8、9を参照して、親機について、「○」は送話側子機から送られてきた音声信号を優先的に受話側子機に送信することを意味し、「×」は送話側子機から送られてきた音声信号を受話側子機に送信しないことを意味し、「−」は自らの音声信号を出力しない、又は受話側子機に音声出力機能を有しない(即ち、送話側子機から送られてきた音声信号を受話側子機にて出力しない)ことを意味し、「○/×」は送信可能であるが、後に他の通話が開始されたときに他の通話に通信チャンネルを明け渡すことにより通話が切断される可能性があることを意味する。
図8に示すように、TALKモードでは、TALKモード通話ボタン353がオンの状態でマネージャ用子機200a(MG)、サブマネージャ用子機200b(SMG)、クラーク1用子機200c(CL1)、及びクラーク2用子機200d(CL2)から送信された音声信号を、外線電話用子機200e(TEL)、及びキッチン用子機200f(KTN)に送信する。外線電話用子機200e(TEL)で外線電話を受けた状態で送信された音声信号は、外線電話用子機200e(TEL)及びドライブスルー用子機200g(DRT)以外の子機に送信される。
キッチン用子機200f(KTN)からTALKモード通話ボタン353がオンの状態で送信された音声信号は、外線電話用子機200e(TEL)に送信される。車両センサが車両を検知した状態でドライブスルー用子機200g(DRT)から送信された音声信号は、キッチン用子機200f(KTN)及びドライブスルー用子機200g(DRT)以外に送信される。
図9に示すように、PAGEモードでは、マネージャ用子機200a(MG)から送信された音声信号は、サブマネージャ用子機200b(SMG)、クラーク1用子機200c(CL1)、クラーク2用子機(CL2)、及びキッチン用子機200f(KTN)に送信される。また、サブマネージャ用子機200b(SMG)から送信された音声信号は、マネージャ用子機200a(MG)、クラーク1用子機200c(CL1)、クラーク2用子機(CL2)、及びキッチン用子機200f(KTN)に送信される。マネージャ用子機200a及びサブマネージャ用子機200bは、マネージャ設定子機であるので、これらからの音声信号は、通信チャンネルを優先的に確保した上で送信される。
PAGEモードにおいて、クラーク1用子機200c(CL1)及びクラーク2用子機200d(CL2)から送られてきた音声信号は、外線電話用子機200e(TEL)及びキッチン用子機200f(KTN)に出力される。また、外線電話を受けた場合には、外線電話用子機200e(TEL)から送信された音声信号は、クラーク1用子機200c(CL1)、クラーク2用子機200d(CL2)、及びキッチン用子機200f(KTN)に送信される。但し、これらの通話は、上述のように、他の通話に通信チャンネルが使用されることにより、切断される可能性がある。即ち、本実施の形態では、PAGEモードにおいて、特定の子機について優先的に通信チャンネルを割り当て、その他の子機については優先的な通信チャンネルの割り当てを行わないようにしている。
さらに、キッチン用子機200f(KTN)からは、PAGEモード通話ボタン351をオンにして送話することで、その音声信号は、クラーク1用子機200c(CL1)、クラーク2用子機200d(CL2)、及び外線電話用子機200e(TEL)に送信される。また、ドライブスルーシステムの車両センサが車両を検知することで、ドライブスルー用子機200g(DRT)から送信された音声信号は、クラーク1用子機200c(CL1)、クラーク2用子機200d(CL2)、及びキッチン用子機200f(KTN)に送信される。なお、これらの通話も、上述のように、他の通話に通信チャンネルが使用されることにより、切断される可能性がある。
以上のように、本実施の形態の無線通話システム1は、親機100が通話モードに応じて拡声ルーティングテーブルを選択し、選択した拡声ルーティングテーブルに従って、子機の属性に応じて音声信号を送信する子機を決定する。
また、図7に示す制御部73は、制御信号に含まれる子機IDに基づいて、記憶部75に記憶された子機属性を参照して、その音声信号及び制御信号を送信する子機が一般設定子機であるかマネージャ設定子機であるかを判断し、判断結果に応じて、無線通話システム1が利用する4つの通信チャンネル(4種類の周波数)のうちのいずれかを使用して信号の送受信を行なう。具体的には、制御部73は、音声信号及び制御信号を送信する子機が、マネージャ設定子機である場合は、4チャンネルのうちのマネージャ専用に確保された通信チャンネルを利用して信号の送受信を行なう。なお、音声信号を送信する子機がマネージャ設定子機であるが、マネージャ専用の通信チャンネルがすでに占有されている場合は、他の3つの通信チャンネルのいずれかを利用する。
また、制御部73は、音声信号及び制御信号を送信する子機が一般設定子機である場合は、4つの通信チャンネルのうちの一般設定子機に割り当てられた3つの通信チャンネルのうちの未利用の通信チャンネルのいずれかを利用して信号の送受信を行なう。すでに一般設定子機に割り当てられた3つの通信チャンネルのすべてが利用されているときは、最初に通話を開始した他の子機の通信チャンネルの通話を終了させて、その通信チャンネルを利用する。
〔緊急発報〕
次に、緊急発報の場合の子機200a〜200g及び親機100の動作を説明する。まず、第1の実施の形態を説明する。第1の実施の形態の緊急発報に対しては、種々の技術を付加し、又は変形をすることができる。以下では、付加例及び変形例を他の実施の形態として説明する。
〈第1の実施の形態〉
緊急発報は、緊急発報ボタン357を備え、緊急発報機能を備えた子機(マネージャ用子機200a、サブマネージャ用子機200b、クラーク1用子機200c、クラーク2用子機200d、及びキッチン用子機200f)における緊急発報操作、即ち緊急発報ボタン357の押下によって開始される。
図10は、本発明の第1の実施の形態における緊急発報の動作を示す図である。図10では、例としてクラーク1用子機200cが緊急発報を行う場合を示している。緊急発報機能を有する子機であるクラーク1用子機200cにおいて、緊急発報ボタン357が押下されると(緊急発報操作)、図5を参照して、制御部54は、送受信部51によって親機100に緊急発報信号を送信する(ステップS11)。このとき、緊急発報をする子機(以下、「緊急発報子機」という。)は、緊急発報信号とともに、送受信部51から自らの子機IDを親機100に送信する。緊急発報子機におけるこの緊急発報信号を送信するための構成は、本発明の「緊急発報部」に相当する。
図7を参照して、親機100は、送受信部71にて緊急発報信号を受信し、送受信部71は、これを制御部73に出力する。制御部73は、検出部74が緊急発報信号を受けると、記憶部75に記憶された緊急発報の拡声ルーティングテーブルに従って、対応する子機に、記憶部75に記憶された警報音としてビープ音の音声信号を同報送信する(ステップS12)。また、後の接続要求に応えるため、緊急発報子機の子機IDを記憶部75に記憶する。親機100におけるこの同報送信のための構成は、本発明の「同報通信部」に相当する。
この緊急発報の同報送信において、親機100は、一般設定子機に割り当てられている3つの通信チャンネルのうちの1つを優先的に用いて緊急発報の同報送信を行なう。即ち、3つの通信チャンネルがすべて他の一般設定子機により占有されている場合には、そのうちの最初に開始された通話を強制的に終了して、その通信チャンネルを緊急発報の同報送信に割り当て、緊急発報の同報送信の最中に他の一般設定子機による通話が行なわれる場合にも、緊急発報に用いている通信チャンネルは明け渡すことなく、緊急発報の同報送信を継続する。
ここで、図11は、本発明の実施の形態における緊急発報の拡声ルーティングテーブルを示す図である。図11においても、図8及び図9と同様に、「○」は送話側子機から送られてきた音声信号を優先的に受話側子機に送信することを意味し、「×」は送話側子機から送られてきた音声信号を受話側子機に送信しないことを意味し、「−」は自らの音声信号を出力しない、又は受話側子機に音声出力機能を有しない(即ち、送話側子機から送られてきた音声信号を受話側子機にて出力しない)ことを意味する。
図10に示すように、緊急発報は、緊急発報機能を備えたマネージャ用子機200a、サブマネージャ用子機200b、クラーク1用子機200c、クラーク2用子機200d、キッチン用子機200fから行なうことができる。そして、緊急発報は、上記の緊急発報機能を有する子機のうちの緊急発報子機以外の子機が受信することになる。なお、後述するように、緊急発報は、親機100から、親機100に有線又は無線で接続された店内拡声器に送信されて、店内拡声器からも出力されてよい。
図10に戻って、ステップS12で緊急発報信号を受信した親機100は、緊急発報(警報音の音声信号の送信)を継続する。警報音の音声信号を受信した子機では、警報音が音声出力部57から出力される。緊急発報がされている状態、即ち警報音の音声信号が親機100から送信され続けている状態で、緊急発報者(図10の例では、クラーク1)が緊急発報ボタン357を再度押下すると(緊急発報停止操作)、緊急発報子機であるクラーク1用子機200cから親機100に緊急発報停止信号が送信され(ステップS13)、警報音の音声信号の同報送信が停止される(ステップS14)。このように、クラーク
1は、緊急事態が収拾したときに、緊急発報ボタン357を押下して親機100による同報送信を停止させることができる。
ここまでの動作により、緊急発報を受けたその他のスタッフは、どこかで緊急事態が発生したことを知ることができる。しかしながら、他のスタッフは、緊急発報が停止された後に、緊急事態が収拾したか否か、発生した緊急事態が現在どのような状態になっているのかを知ることができない。そこで、他のスタッフは、緊急発報が停止した後に、接続要求をすることができる。具体的には、緊急発報子機以外の子機にて、PAGEモード通話ボタン351及び緊急発報ボタン357を同時に長押し(例えば、2秒間)することによって(接続要求操作)、接続要求をすることができる(以下、接続要求をする子機を「接続要求子機」という。)。子機におけるこの接続要求をするための構成は、本発明の「接続要求部」に相当する。
図10は、マネージャ用子機200aが接続要求を行なう例をも示している。接続要求機能を持ったマネージャ子機である接続要求子機にて接続要求操作が行なわれると、制御部54は、送受信部51を制御して接続要求信号を親機100に送信する(ステップS15)。
親機100は、送受信部71が接続要求信号を受信すると、記憶部75に記憶された、緊急発報子機の子機IDを参照して、緊急発報子機を特定し、その緊急発報子機(図10の例では、クラーク1用子機200c)に対して、送受信部71を制御して通話制御信号を送信する(ステップS16)。この通話制御信号は、緊急発報子機からの音声信号を、接続要求子機(図10の例では、マネージャ用子機200a)に送信するよう、緊急発報子機を制御するための信号である。親機100におけるこの通話制御信号を送信するための構成は、本発明の「通話制御部」に相当する。
緊急発報子機であるクラーク1用子機200cは、送受信部51が通話制御信号を受信すると、制御部54の制御によって、音声入力部58にて生成された音声信号を、送受信部51を介して親機100に送信し(ステップS17)、親機100は、これを、接続要求子機であるマネージャ用子機200aに送信する(ステップS18)。子機において通話制御信号の受信に応じて通話を開始する上記の構成は、本発明の「自動通話開始部」に相当する。マネージャ子機200aでは、送受信部51が通話制御信号を受信することにより、自動通話開始部212が作動する。これにより、クラーク1用子機200cとマネージャ子機200aとが通話可能な状態となる。この通話可能な状態とは、音声の送受信が可能な状態である。尚、この通話は、通常、専用の通信チャンネル以外の通信チャンネルを優先的に利用するモードであるが、ユーザの装置操作により、専用の通信チャンネルを利用するモードに切替えることができる。前記専用の通信チャンネルは、前記子機のみが利用することでき、他の子機は利用することができない通信チャンネルである。
図1は、本発明の第1の実施の形態における緊急発報の動作を説明するための無線通話システムの構成を示す図である。図1では、本実施の形態に関係する構成のみを図示している。
緊急発報子機210にてユーザによる緊急発報操作が行われると、それに応じて、緊急発報部211は親機100に緊急発報信号を送信する。親機100にて緊急発報信号を受信すると、それに応じて、同報通信部110が緊急発報子機以外の子機に警報音を同報送信する。また、緊急発報子機210にてユーザによる緊急発報の停止操作が行われると、それに応じて、緊急発報部211は親機100に緊急発報停止信号を送信する。子機100にて緊急発報停止信号を受信すると、それに応じて、同報通信部110が警報音の同報送信を停止する。
接続要求子機220にて接続要求操作が行われると、それに応じて、接続要求部221は親機100に接続要求信号を送信する。親機100にて接続要求信号を受信すると、それに応じて、通話制御部120は緊急発報子機210に通話制御信号を送信する。緊急発報子機210にて通話制御信号を受信すると、それに応じて、自動通話開始部212は、接続要求子機220との1対1の相互通話を開始する。
以上のように、本実施の形態の無線通話システム1では、緊急発報子機は、緊急発報信号とともに、自らの子機IDを親機100に送信し、親機100は、この緊急発報子機の子機IDを記憶しておくので、緊急発報が停止した後に、他の子機からの接続要求に応じて、緊急発報子機に通話制御信号を送信して緊急発報子機と接続要求子機との通話を開始することができる。このとき、接続要求子機では、緊急発報子機がどの子機であるかを認識していなくても、接続要求操作をするだけで、自動的に(親機の動作によって)緊急発報子機との通話が可能になる。また、緊急発報子機では、仮に緊急事態が発生して緊急発報をした後に誤操作によって緊急発報を停止してしまい、かつ(慌てているなどの原因により)再度の緊急発報ができないとしても、自動的に(接続要求子機及び親機の動作によって)接続要求子機との通話が開始するので、収拾していない緊急事態について、接続要求子機との間でコミュニケーションを取ることが可能になる。
なお、上記の説明では、緊急発報者であるクラーク1が緊急発報停止操作を行なうことにより緊急発報が停止されたが、緊急発報の同報送信は、一定期間(例えば、3分間)緊急発報[発砲]停止操作が行なわれない場合に、自動的に停止されてよく、又は、緊急発報停止操作が行なわれるまで(即ち、親機100が緊急発報停止信号を受信するまで)緊急発報の同報送信を継続させてもよい。
〈第2の実施の形態〉
図12は、本発明の第2の実施の形態における緊急発報の動作を示す図である。第1の実施の形態と同一の動作については、同じステップ符号を付してその詳細な説明は省略する(以下の実施の形態でも同様とする)。尚、本実施の形態の全体システムの概略構成は、図2、図5、図6及び図7に示す第1の実施の形態の構成と同様である。緊急発報機能を有する子機(図12の例では、クラーク1用子機200c)にて緊急発報操作が行なわれて、親機100に対して緊急発報信号が送信されると(ステップS11)、親機100は、図11に示す緊急発報の拡声ルーティングテーブルに従って警報音の音声信号とともに、緊急発報報知信号を同報送信する(ステップS12)。
図12の例では、マネージャ用子機200aは、緊急発報がされている間には、親機100の電波圏外におり、親機100からの警報音の音声信号を受信できないとする。警報音の音声信号及び緊急発報報知信号を受信した子機では、制御部54が、警報音の音声信号を音声出力部57から出力するとともに、受信した緊急発報報知信号に基づいて、緊急発報を受信したことを示すよう、ランプ36を点灯させる。その後、親機100が緊急発報停止信号を受信すると(ステップS13)、親機100は、警報音の音声信号の同報通信を停止する(ステップS14)。しかし、親機100は、警報音の音声信号の同報通信が停止した後にも、一定期間(例えば、5分間)は、緊急発報報知信号の送信を継続する。
図12の例では、警報音の音声信号の同報通信が停止した後であるが、緊急発報報知信号がまだ送信されている段階で、マネージャ用子機200aが、親機100の電波圏内に戻り(ステップS111)、親機100から送信された信号を受信できる状態になる。このとき、マネージャ用子機200aは、緊急発報報知信号のみを受信することになる(ステップS112)。なお、他の子機においても、同様に緊急発報報知信号のみを受信する。そして、子機において、緊急発報報知信号のみを受信し、それに伴う警報音の音声信号を受信しない場合には、制御部54は、ランプ36を点滅させる。即ち、警報音の音声信号とともに緊急発報報知信号を受信しているときはランプ36を点灯させ、その後に緊急
発報報知信号のみを受信するようになるとランプ36を点滅させる。
親機100の電波圏内に戻って、ランプ36の点滅を確認したマネージャは、接続要求操作を行なうことにより、接続要求信号を親機100に送信することができる(ステップS15)。その後の処理は第1の実施の形態と同様である。
図13は、本発明の第2の実施の形態における緊急発報の動作を説明するための無線通話システムの構成を示す図である。図13では、本実施の形態に関係する構成のみを図示している。
緊急発報子機210にてユーザによる緊急発報操作が行われると、それに応じて、緊急発報部211は親機100に緊急発報信号を送信する。子機100にて緊急発報信号を受信すると、それに応じて、同報通信部110が緊急発報子機以外の子機に警報音及び緊急発報報知信号を同報送信する。緊急発報子機210の子機では、緊急発報報知信号を受信すると、緊急発報報知部222にて、緊急発報の報知が行なわれる。具体的には、ランプ36が点灯する。また、緊急発報子機210にてユーザによる緊急発報停止操作が行われると、それに応じて、緊急発報部211は親機100に緊急発報停止信号を送信する。子機100にて緊急発報停止信号を受信すると、それに応じて、同報通信部110が警報音の同報送信を停止するが、緊急発報報知信号の同報送信は継続する。このときには、緊急発報報知部222は、緊急発報報知信号の受信に応じて、ランプ36を点滅させる。
緊急発報報知信号を受信した接続要求子機220にて接続要求操作が行われると、それに応じて、接続要求部221は親機100に接続要求信号を送信する。親機100にて接続要求信号を受信すると、それに応じて、通話制御部120は緊急発報子機210に通話制御信号を送信する。緊急発報子機210にて通話制御信号を受信すると、それに応じて、自動通話開始部212は、接続要求子機220との1対1の相互通話を開始する。
本実施の形態の緊急発報の動作によれば、ある子機において、緊急発報の同報送信がされている間に、電波圏外にいた、電源が入っていなかった等の理由により、緊急発報の同報送信を受信できなかった場合にも、その後に電波圏内に入った場合には、緊急発報報知信号を受信することができ、それによって上述のように子機のランプ36が点灯又は点滅しているのでので、緊急事態が発生したこと、又は緊急発報があったことを知ることができ、接続要求操作を行なうことで緊急発報子機と通話して、状況を確認できる。
〈第3の実施の形態〉
図14は、本発明の第3の実施の形態における緊急発報の動作を示す図である。なお、本実施の形態の全体システムの概略構成は、図2、図5、図6及び図7に示す実施の形態1と同様である。第1の実施の形態では、緊急発報者が緊急発報停止操作を行なうことにより、緊急発報子機から親機100に対して緊急発報停止信号を送信し、親機100にて緊急発報の同報送信を停止した。本実施の形態では、緊急発報の同報送信を受信したユーザが、応答操作を行なうことにより緊急発報を停止する。
図14は、サブマネージャが応答操作を行なった例を示している。具体的には、緊急発報の同報送信を受信した子機にて、レシーブボタン356が押下されると(応答操作)、制御部54は、送受信部51を制御して親機100に応答信号を送信する(ステップS123)。子機におけるこの応答信号を送信するための構成は、本発明の「応答部」に相当する。また、応答信号を送信する子機を「応答子機」という。
親機100は、応答信号を受信すると、これに応じて緊急発報の同報送信を停止する(ステップS14)。その他の動作は第1の実施の形態と同様である。
図15は、本発明の第3の実施の形態における緊急発報の動作を説明するための無線通話システムの構成を示す図である。図15では、本実施の形態に関係する構成のみを図示している。
緊急発報子機210にてユーザによる緊急発報操作が行われると、それに応じて、緊急発報部211は親機100に緊急発報信号を送信する。子機100にて緊急発報信号を受信すると、それに応じて、同報通信部110が緊急発報子機以外の子機に警報音を同報送信する。
警報音を受信した応答子機230にて応答操作が行われると、それに応じて、応答部231は親機100に応答信号を送信する。親機100にて応答信号を受信すると、それに応じて、同報通信部110は警報音の同報通信を停止する。
本実施の形態によれば、緊急発報者以外のユーザが緊急発報を停止できるので、誤って緊急発報操作を行なったユーザ(緊急発報者)が不慣れである等の理由により誤発報に慌てて緊急発報停止操作ができない場合に、他のユーザがその緊急発報者の代わりに緊急発報を停止してあげることができる。また、緊急発報者は、自ら緊急発報停止操作していないのに緊急発報が停止することで、他の者が応答したこと、即ち、緊急発報を認知したことを確認できる。
〈第4の実施の形態〉
図16は、本発明の第4の実施の形態における緊急発報の動作を示す図である。なお、本実施の形態の全体システムの概略構成は、図2、図5、図6及び図7に示す実施の形態1と同様である。第3の実施の形態では、緊急発報者以外のユーザによって緊急発報が停止された後に、接続要求がされると、接続要求子機と緊急発報子機との通話が開始された(図14のステップS16〜S18)。本実施の形態では、緊急発報者以外のユーザによって緊急発報が停止された場合には、接続要求子機と当該緊急発報を停止した子機との間の通話を開始する。
このために、本実施の形態では、緊急発報停止信号を送信する子機は、緊急発報停止信号とともに、自己の子機IDを親機100に送信し(ステップS133)、親機100は、この子機IDを記憶する。親機100は、接続要求子機から接続要求信号を受信すると、緊急発報停止信号を送信してきた子機の子機IDを参照して、その子機に対して、通話制御信号を送信する(ステップS136)。通話制御信号を受信したその子機(即ち、緊急発報を停止した子機)の制御部54は、その通話制御信号の受信に応じて、接続要求子機との通話を開始する(ステップS137、S138)。本実施の形態によれば、接続要求子機は、緊急発報の同報送信を停止した子機と通話をすることができ、緊急事態の状態を確認できる。
〈第5の実施の形態〉
図17及び図18は、本発明の第5の実施の形態における緊急発報の動作を示す図である。なお、本実施の形態の全体システムの概略構成は、図、2図5、図6及び図7に示す実施の形態1と同様である。本実施の形態では、親機100は、緊急発報子機から緊急発報信号を受信すると、拡声器から音声信号を出力するドライブスルー用子機200g及びその他の店内に設置された拡声器にも警報音の音声信号を送信することができる。このとき、親機100は、ドライブスルー用子機200gには無線通信によって警報音の音声信号を送信し、その他の拡声器には有線通信によって警報音の音声信号を送信してよい。また、図示はしていないが、さらに外線電話用子機200eに対して警報音の音声信号を送信し、外線電話用子子機200eから外線電話で外部(例えば、警備会社)に警報音の音声信号を送信するようにしてもよい。本実施の形態では、特に、このような外部の者への警報音の音声信号の送信をするか否かの初期設定を切り替えることができ、かつ、緊急発報がされている最中にも外部の者への警報音の音声信号の送信をするか否かを切り替えることができる。
図17は、初期設定としてドライブスルー用子機200g及び店内拡声器に警報音の音声信号を送信しないよう設定されている場合において、緊急発報があった場合に、これをドライブスルー用子機200g及び店内拡声器にも警報音の音声信号を送信してそれらにおいて出力する場合の動作を示している。親機100は、緊急発報信号を受信すると、初期設定に従って、第1の実施の形態と同様に、マネージャ用子機200a、サブマネージャ用子機200b、クラーク1用子機200c、クラーク2用子機200d、及びキッチン用子機200fに同報通信によって警報音の音声信号を送信し、ドライブスルー用子機200g及び店内拡声器には警報音の音声信号を送信しない。
この警報音の音声信号を受けた子機において、この警報音をドライブスルー用子機200g及び店内拡声器においても出力する必要があると認めたユーザ(図17の例では、サブマネージャ)は、自己の子機において、レシーブボタン356と緊急発報ボタン357を同時に長押し(例えば、2秒間)する(拡声器制御操作)。この拡声器制御操作により、子機の制御部54は、送受信部51を制御して、親機100に対して拡声器制御信号を送信する(ステップS141)。この拡声器制御信号を送信する子機を「拡声器制御子機」という。
拡声器制御信号を受信した親機100は、この拡声器制御信号の受信に応じて、警報音の音声信号をドライブスルー用子機200g及び店内拡声器に送信する(ステップS142)。ドライブスルー用子機200g及び店内拡声器は、親機100から警報音の音声信号を受けて拡声器から出力する。その後の処理は第1の実施の形態と同じである。
図18は、初期設定としてドライブスルー用子機200g及び店内拡声器に警報音の音声信号を送信するよう設定されている場合において、緊急発報があった場合に、これをドライブスルー用子機200g及び店内拡声器に警報音の音声信号を送信しないようにする場合の動作を示している。親機100は、緊急発報信号を受信すると、初期設定に従って、マネージャ用子機200a、サブマネージャ用子機200b、クラーク1用子機200c、クラーク2用子機200d、及びキッチン用子機200fのほか、ドライブスルー用子機200g及び店内拡声器にも同報通信によって警報音の音声信号を送信する(ステップS151)。
警報音の音声信号を受けた子機において、この警報音の出力をドライブスルー用子機200g及び店内拡声器では中止すべきと認めたユーザ(図18の例では、サブマネージャ)は、自己の子機において、レシーブボタン356と緊急発報ボタン357を同時に長押し(例えば、2秒間)する(拡声器制御操作)。この拡声器制御操作により、子機の制御部54は、送受信部51を制御して、親機100に対して拡声器制御信号を送信する(ステップS152)。
拡声器制御信号を受信した親機100は、この拡声器制御信号の受信に応じて、ドライブスルー用子機200g及び店内拡声器への警報音の音声信号の送信を停止する(ステップS153)。この結果、ドライブスルー用子機200g及び店内拡声器から警報音の出力が停止する。その後の処理は第1の実施の形態と同じである。
図19は、本発明の第5の実施の形態における緊急発報の動作を説明するための無線通話システムの構成を示す図である。図19では、本実施の形態に関係する構成のみを図示している。図19において、拡声器250は、上記のドライブスルー子機200gの拡声器及び店内拡声器を含むその他の拡声器に相当する。
緊急発報子機210にてユーザによる緊急発報操作が行われると、それに応じて、緊急発報部211は親機100に緊急発報信号を送信する。子機100にて緊急発報信号を受信すると、それに応じて、同報通信部110が緊急発報子機以外の子機及び拡声器250に警報音を同報送信する。
親機100から警報音が同報送信されている状態で、拡声器制御子機240にて拡声器制御操作が行われると、それに応じて、拡声器制御部241は、親機100に拡声器制御信号を送信する。親機100は、拡声器制御信号を受信すると、それに応じて、拡声器250に対して、警報音の送信を停止し、又は開始する。
本実施の形態の緊急発報の動作によれば、初期設定として、警報音を拡声器から出力し、又は出力しないように設定できるとともに、緊急発報があった場合に、その緊急発報ないしは緊急事態の内容によって、初期設定を変更して、拡声器から警報音を出力し、又は出力しないようにすることができる。この結果、不要な警報音を客に聞かせることで不要な混乱を招くことを回避できるとともに、早急な避難が必要な場合等には、拡声器から警報音を出力することにより、多くの人に警報音を聞かせるよう操作することもできる。
なお、拡声器制御操作は、緊急発報者自身が行ってもよい。また、上記の実施の形態では、ドライブスルー用子機200g及び店内拡声器から警報音の出力をオンにする拡声器制御操作とオフにする拡声器制御操作とが同じ操作であったが、それぞれ異なる操作としてもよい。本実施の形態の子機において拡声器制御信号を送信するための構成は、本発明の「拡声器制御部」に相当する。
〈第6の実施の形態〉
図20は、本発明の第6の実施の形態における緊急発報の動作を示す図である。なお、本実施の形態の全体システムの概略構成は、図2、図5、図6及び図7に示す実施の形態1と同様である。上記の第1ないし第5の実施の形態では、接続要求があったときに、親機100は、緊急発報子機と接続要求子機との1対1の相互通話を開始した。本実施の形態では、接続要求があった場合に、緊急発報子機と、他の複数の子機との間の同報通信を開始する。緊急発報機能を有する子機にて緊急発報操作が行われて、親機100に緊急発報信号が送信され、親機100から同報通信で警報音の音声信号が送信され、その後緊急発報が停止した後に接続要求がされるまでは、第1の実施の形態と同じである。
本実施の形態では、ある子機(図20の例では、マネージャ用子機200a)から接続要求信号が送信されると、親機100は、緊急発報子機(図20の例では、クラーク1用子機200c)に通話制御信号を送信する(ステップS16)。緊急発報子機であるクラーク1用子機200cは、通話制御信号を受けて、制御部54の制御によって、音声入力部58にて生成された音声信号を、送受信部51を介して親機100に送信し(ステップS17)、親機100は、緊急発報の拡声ルーティングテーブル(図10参照)に従って、緊急発報子機以外の子機に、緊急発報子機からの音声信号を送信する(ステップS168)。
図21は、本発明の第6の実施の形態における緊急発報の動作を説明するための無線通話システムの構成を示す図である。図21では、本実施の形態に関係する構成のみを図示している。
緊急発報子機210にてユーザによる緊急発報操作が行われると、それに応じて、緊急発報部211は親機100に緊急発報信号を送信する。子機100にて緊急発報信号を受信すると、それに応じて、同報通信部110が緊急発報子機以外の子機に警報音を同報送信する。また、緊急発報子機210にてユーザによる緊急発報停止操作が行われると、それに応じて、緊急発報部211は親機100に緊急発報停止信号を送信する。子機100にて緊急発報停止信号を受信すると、それに応じて、同報通信部110が警報音の同報送信を停止する。
接続要求子機220にて接続要求操作が行われると、それに応じて、接続要求部221は親機100に接続要求信号を送信する。親機100にて接続要求信号を受信すると、それに応じて、通話制御部120は緊急発報子機210に通話制御信号を送信する。緊急発報子機210にて通話制御信号を受信すると、それに応じて、自動通話開始部212は、他の子機との同報通信の通話を開始する。
本実施の形態によれば、接続要求信号によって緊急発報子機の通話が開始されたときに、緊急発報子機からの音声信号を他の子機に同報通信により送信するので、他の子機のユーザにおいて、緊急事態の詳細を把握できる。なお、この第6の実施の形態に対しても、上記の第2ないし第5の実施の形態を適用可能である。
以上、第1ないし第6の実施の形態を説明したが、これらの実施の形態にはさらに以下の変形が可能である。まず、上記の実施の形態では、緊急発報の際に、緊急発報子機から親機100に対して緊急発報信号を送信し、親機100は、あらかじめ記憶されていた警報音の音声信号を送信したが、緊急発報子機は、緊急発報の際に音声入力部58で生成された緊急発報者の声の音声信号を親機100に送信し、親機100は、この緊急発報者の声の音声信号を他の子機に同報送信してよい。このとき、その通話が緊急発報であることを他の子機のユーザに知らせるために、親機100は、緊急発報信号の受信に応じて、最初に警報音を同報送信し、その後に緊急発報者の声の音声信号を送信するようにしてもよい。また、警報音は、ビープ音でなく、「緊急事態が発生しました」等のアナウンス音声であってもよい。
また、上記の説明において、親機100が特定の子機にのみ送信対象信号を送信する、ないしは特定の子機に送信対象信号を送信しない場合には、受信対象を特定した制御信号とともに送信対象信号を送信し、その送信対象信号をすべての子機において受信したうえで、各子機において自己が受信対象となっている場合にのみ受信した送信対象信号を処理し、自己が受信対象となっていない場合には受信した送信対象信号を破棄することが含まれる。
また、図8〜10に示した拡声ルーティングテーブルは、書き換え及び/又は追加が可能であってよい。特に、上記のように、複数の子機について特定の子機を任意に設定できる場合には、当該特定の子機の設定に応じて、拡声ルーティングテーブルも書き換えるか、新たに追加する必要がある。また、特定の子機と一般の子機が固定されている場合にも、拡声ルーティングテーブルを書き換え、又は追加することで、拡声ルーティングを変更し、又は追加することができるので、便利である。拡声ルーティングテーブルの書き換えや追加も、親機100にて直接行なってもよいし、マネージャ用子機200aに入力部を設けてマネージャ用子機から行なえるようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、PAGEモードにおいて、特定の子機について優先的に通信チャンネルを割り当て、その他の子機については優先的な通信チャンネルの割り当てを行わないようにしたが、優先度を複数のレベルに分けてもよい。例えば、マネージャ用子機、サブマネージャ用子機、リーダクラーク用子機、一般クラーク用子機に対して、この順に、段階的な優先度を定義してもよい。この場合、PAGEモードにおいて複数の子機による音声スロットの優先割り当てが競合したときは、より優先度の高い子機に優先的にスロットが割り当てられる。
また、上記の実施の形態における緊急発報操作、接続要求操作、緊急発報停止操作、応答操作、拡声器制御操作は他のボタン操作であってもよい。特に、2つのボタンを同時に押す操作については、専用のボタンを設けてそのボタンを押す操作に代えてもよい。
以上に現時点で考えられる本発明の好適な実施の形態を説明したが、本実施の形態に対して多様な変形が可能であり、そして、本発明の真実の精神と範囲内にあるそのようなすべての変形を添付の請求の範囲が含むことが意図されている。
以上のように、本発明にかかる無線通話システムは、緊急発報機能を有する子機によって、緊急発報の同報送信が行なわれ、その緊急発報の後に、接続要求機能を有する子機にて、緊急発報者から更なる情報を得たい場合には、そこから接続要求信号を送信することにより、緊急発報者の子機は、自動的に、通話可能な状態になるので、緊急発報が停止した後に更なる情報を得たい他のユーザは、緊急発報者が誰であるかを知らなくても、当該他のユーザの接続要求機能を有する子機から接続要求信号を送信するだけで、緊急発報者の子機と通話できるとともに、接続要求信号が送信されると、緊急発報者の子機では、自動的に通話が開始されるので、緊急発報者において、緊急発報が停止した後に、他の子機との通話を開始するための操作ができない状況にあったとしても、他の子機との通話が可能になり、子機からの緊急発報が可能な無線通話システム等として有用である。
1 無線通話システム
100 親機
110 同報通信部
120 通話制御部
200a マネージャ用子機
200b サブマネージャ用子機
200c クラーク1用子機
200d クラーク2用子機
200e 外線電話用子機
200f キッチン用子機
200g ドライブスルー用子機
200a1、200b1、200c1、200d1 子機本体
200a2、200b2、200c2、200d2 ヘッドセット
31 ホルダバンド
32 ホルダパッド
33 イヤホン
34 マイク
35 操作部
36 ランプ
210 緊急発報子機
211 緊急発報部
212 自動通話開始部
220 接続要求子機
221 接続要求部
222 緊急発報報知部
230 応答子機
231 応答部
240 拡声器制御子機
241 拡声器制御部
250 拡声器
351 PAGEモード通話ボタン
352 レーン切替えボタン
353 TALKモード通話ボタン
354 ボリュームダウンボタン
355 ボリュームアップボタン
356 レシーブボタン
357 緊急発報ボタン
51 送受信部
52 操作部
53 報知部
54 制御部
55 検出部
56 記憶部
57 音声出力部
58 音声入力部
71 送受信部
72 操作部
73 制御部
74 検出部
75 記憶部

Claims (7)

  1. 無線通話親機と、前記無線通話親機を介して互いに無線通話を行なう複数の無線通話子機を含む無線通話システムであって、
    前記複数の無線通話子機は、緊急発報機能を有し、前記複数の無線通話子機のうちの一部の無線通話子機は、さらに接続要求機能を有し、
    前記緊急発報機能を有する無線通話子機は、緊急発報の同報送信を行うための緊急発報部を備え、
    前記緊急発報部は、ユーザによる緊急発報操作に応じて、前記緊急発報機能を実行することにより、緊急発報信号を無線通話親機に送信し、
    前記緊急発報機能に加えて前記接続要求機能を有する無線通話子機は、前記緊急発報を行なった無線通話子機に対する接続要求信号を送信するための接続要求部を備え、
    前記接続要求部は、ユーザによる接続要求操作に応じて、前記接続要求機能を実行することにより、前記接続要求信号を前記無線通話親機に送信し、
    前記無線通話親機は、前記緊急発報信号の受信に応じて、前記緊急発報信号を送信した無線通話子機以外の無線通話子機への前記緊急発報の同報送信を行う同報通信部と、前記接続要求信号の受信に応じて、前記緊急発報を行なった無線通話子機を通話可能な状態にするための通話制御信号を送信する通話制御部とを備え、
    前記無線通話子機は、前記通話制御信号の受信に応じて、前記接続要求信号を送信した無線通話子機との間の通話を自動的に可能とする自動通話開始部を備え、
    前記緊急発報を行った無線通話子機の前記緊急発報部は、ユーザによる緊急発報停止操作に応じて、緊急発報機能を停止する緊急発報停止信号を前記無線通話親機に送信し、
    前記接続要求部は、前記緊急発報機能が停止した後にユーザによる前記接続要求操作が行われると、前記接続要求信号を前記無線通話親機に送信することを特徴とする飲食店で用いられる無線通話システム。
  2. 前記無線通話親機の同報通信部は、前記無線通話にて使用する通信チャンネルを優先的に確保して、前記緊急発報の同報送信を行なうことを特徴とする請求項1に記載の無線通話システム。
  3. 前記複数の無線通話子機には応答機能を有する無線通話子機が含まれ、
    前記応答機能を有する無線通話子機は、ユーザによる所定の操作に応じて、前記緊急発報に応答するための応答信号を送信する応答部を備えており、
    前記同報通信部は、前記応答信号の受信に応じて、前記緊急発報の同報送信を停止することを特徴とする請求項1に記載の無線通話システム。
  4. 前記複数の無線通話子機のうちの一部の無線通話子機は、拡声器を備えており、
    前記複数の無線通話子機のうちの一部の無線通話子機は、前記拡声器から緊急発報の音声を出力し、又は出力しないよう制御するための拡声器制御信号を送信する拡声器制御部を備えており、
    前記無線通話親機の同報通信部は、前記拡声器制御信号の受信に応じて、前記拡声器を備えた無線通話子機に緊急発報の音声を送信し又は送信しないようにすることを特徴とする請求項1に記載の無線通話システム。
  5. 無線通話親機と複数の無線通話子機とを備え、前記複数の無線通話子機が複数の通話チャンネルを使用して前記無線通話親機を介して互いに無線通話を行ない、前記複数の無線通話子機には、専用の通信チャンネルを有する第1の無線通話子機と、前記専用の通信チャンネルと異なる複数の通信チャンネルを有する第2の無線通話子機とを含む無線通話システムであって、
    前記第2の無線通話子機は、所定の操作により他の無線通話子機に対して同報通信を行い、かつ、前記無線通話親機に対して前記第2の無線通話子機自らのID信号を送り、所定の操作により前記同報通信を停止し、前記第2の無線通話子機が前記同報通信を停止した後に、前記第1の無線通話子機が前記同報通信を行った第2の無線通話子機に対して接続を要求すると、前記無線通話親機は、受信した前記第2の無線通話子機のID信号に基づいて前記第1の無線通話子機と前記第2の無線通話子機との間のみの通話を可能とすることを特徴とする飲食店で用いられる無線通話システム。
  6. 前記第1の無線通話子機と前記1つの第2の無線通話子機との間の通話には、前記第1の無線通話子機の専用の通信チャンネル以外の前記複数の通信チャンネルの1つが優先的に使用されることを特徴とする請求項5に記載の無線通話システム。
  7. 前記第1の無線通話子機と前記1つの第2の無線通話子機との間の通話には、前記第1の無線通話子機の専用の通信チャンネルが使用されることを特徴とする請求項5に記載の無線通話システム。

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