JPH11187152A - 非常電話器 - Google Patents

非常電話器

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JPH11187152A
JPH11187152A JP35257997A JP35257997A JPH11187152A JP H11187152 A JPH11187152 A JP H11187152A JP 35257997 A JP35257997 A JP 35257997A JP 35257997 A JP35257997 A JP 35257997A JP H11187152 A JPH11187152 A JP H11187152A
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JP
Japan
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button
registered
message
telephone
line
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Application number
JP35257997A
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English (en)
Inventor
Toshio Ikegawa
敏男 池川
Shigeru Otani
茂 大谷
Kiyoaki Koyama
清明 小山
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Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一般家庭用として普及できる非常通報機能を
有する非常電話器を提供する。 【構成】 CPU4は、一般通報ボタン7〜9に、ユー
ザーが所望とする通報先の電話番号及びメッセージを登
録する指令を入力すると、ダイヤルボタン20より入力
された電話番号と集音マイク2より入力されたメッセー
ジを指定された一般通報ボタンに対して登録する。登録
後、一般通報ボタンが押されると、そのボタンに対して
登録された電話番号でダイヤル発信し、回線が繋がった
後にメッセージを送出する。その後、再度一般通報ボタ
ンが押されるまで通報先との間で会話できるようにす
る。また、通話ボタンが押された場合には、ダイヤルボ
タン20より入力された電話番号でダイヤル発信し、回
線が繋がった後、通話切ボタンが押されるまで回線の接
続状態を維持する。通報先との間の会話は、集音マイク
2及びスピーカ3によってハンズフリーで会話を可能と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非常通報機能を有する
非常電話器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、非常通報装置には火災用と警備用
とがある。火災用の非常通報装置は、一つの火災通報ボ
タンを備え、このボタンが押されることで消防署に火災
発生場所等を知らせるメッセージを送り、またメッセー
ジ送出後には消防署との間での通話を可能にするもので
ある。警備用の非常通報装置は、操作ボタンを有してお
らず、火災、防犯、非常等のセンサやエレベータを監視
するセンサからの信号を取り込むことで警備会社等の所
定の通報先に異常を知らせるメッセージを送るものであ
る。この場合、例えば防犯のセンサからの信号を取り込
むと、警備会社に侵入を知らせるメッセージを送り、火
災のセンサからの信号を取り込むと、消防署に火災発生
を知らせるメッセージを送る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の非常通報装置にあっては、非常時にしか使わず、
かつ高価であることから、一般家庭用としての普及が難
いという問題点があった。
【0004】そこで本発明は、一般家庭用として普及で
きる非常通報機能を有する非常電話器を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による非常電話器は、火災通報ボタン
を押すことにより消防署にダイヤル発信して火災発生を
通報する火災用の非常電話器、または、火災、防犯、非
常、エレベータ監視等の各種センサからの信号を受信す
ることで所定の通報先にダイヤル発信して異常発生を通
報する警備用の非常電話器において、複数個の操作ボタ
ンと、電話番号及びメッセージを登録するための記憶手
段と、ダイヤルボタンを備えたキー入力手段と、会話用
の集音マイク及びスピーカと、前記記憶手段に前記複数
個の操作ボタンの夫々に対して所望の電話番号とメッセ
ージを記憶させる登録手段と、複数個の操作ボタンのう
ちで、操作されたボタンに対して電話番号及びメッセー
ジが登録されていれば、登録された電話番号によりダイ
ヤル発信し、回線が繋がった後に登録されたメッセージ
を送出し、メッセージの送出後はオンフックされるまで
回線の接続状態を維持して通報先との間で会話できるよ
うにし、操作されたボタンに対して電話番号のみ登録さ
れていれば、登録された電話番号によりダイヤル発信
し、回線が繋がった後はオンフックされるまで回線の接
続状態を維持して通報先との間で会話できるようにし、
さらに前記ダイヤルボタンにより未登録の電話番号が入
力された場合には入力された電話番号によりダイヤル発
信し、回線が繋がった後はオンフックされるまで回線の
接続状態を維持して通報先との間で会話できるようにす
る制御手段と、を備えるものである。
【0006】この構成によれば、非常時の通報先以外の
所へも電話をかけることができ、しかも複数個の操作ボ
タンの夫々に所望の通報先の電話番号及びメッセージを
登録することでワンプッシュで登録先に電話をかけるこ
とができる。また、集音マイクとスピーカによりハンズ
フリーで通報先との間で会話ができる。これにより、非
常時以外に通常時でも使用することができるので、一般
家庭用としての普及が可能になる。特に一人暮らしの高
齢者や病人の寝室等に設置することで、異常が生じた場
合に素速い対応をとることができる。
【0007】請求項2記載の非常電話器は、リモコン
と、このリモコンから送信される信号を受信する受信手
段とを更に備え、前記リモコンは、複数個の操作ボタン
と、これらの操作ボタンの夫々の操作をされた時に操作
された操作ボタンを示す信号を送信する送信手段とを備
え、前記制御手段は、前記受信手段により前記リモコン
から送信された信号を受信すると、操作された操作ボタ
ンに対して電話番号及びメッセージが登録されていれ
ば、登録された電話番号によりダイヤル発信し、回線が
繋がった後に登録されたメッセージを送出し、メッセー
ジの送出後はオンフックされるまで回線の接続状態を維
持して通報先との間で会話できるようにし、操作された
ボタンに対して電話番号のみ登録されていれば、登録さ
れた電話番号によりダイヤル発信し、回線が繋がった後
はオンフックされるまで回線の接続状態を維持して通報
先との間で会話できるようにしたものである。この構成
によれば、リモコンを使用して非常電話器本体を遠隔制
御できるので、非常電話器本体まで行くことなく、寝た
状態や座った状態で登録した複数の通報先の中から必要
に応じて通報先を選択して通報することができる。
【0008】請求項3記載の非常電話器は、前記リモコ
ンは、通話手段を更に備え、非常電話器を介して通報先
との間で会話ができるようにしたものである。
【0009】請求項4記載の非常電話器は、前記制御手
段は、前記リモコンの操作ボタンを含めて、操作された
操作ボタンに対して登録された電話番号によりダイヤル
発信した時に所定時間を超えても回線が繋がらない場
合、他の操作ボタンに対して登録された電話番号により
ダイヤル発信を行う。この構成によれば、操作された操
作ボタンに対して登録された電話番号によりダイヤル発
信した時に所定時間を超えても相手から応答がない場合
には、他の操作ボタンに対して登録された電話番号によ
りダイヤル発信を行うので、通報できる割合を高めるこ
とができる。
【0010】請求項5記載の非常電話器は、装置本体に
設けられ、前記キー入力手段を隠す扉を更に備えるもの
である。この扉にてキー入力手段を隠すことで操作ボタ
ンを限定することができ、これによって操作が容易にな
り、電話をかける所が数箇所と決まっているような人、
特に高齢者には便利である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面例と共に説明する。 (I)第1の実施の形態 (A)非常電話器の構成 図1は本発明による非常電話器の第1の実施の形態の構
成を示すブロック図である。また、図2は同実施の形態
の非常電話器の外観を示す斜視図であり、図3はその一
部分の拡大図である。
【0012】この実施の形態の非常電話器40は、電話
回路部1と、集音マイク2と、スピーカ3と、CPU4
と、RAM5と、ROM6と、一般通報ボタン7〜10
と、火災通報用の緊急通報ボタン10と、キー入力部1
1と、バッテリバックアップ機能を有する電源部12
と、バッテリ13とを備えており、従来の火災用の非常
通報装置として機能する他に、消防署以外の任意の場所
に自動的に電話をかけて予め記憶させておいたメッセー
ジを送出したり、予め記憶させておいた電話番号の所へ
電話をかけたり、通常の電話機のように使用できる機能
を有するものである。
【0013】電話回路部1は電話網50に接続されてお
り、CPU4の制御により発信及び着信等の処理を行
う。この電話回路部1には電話番号及びメッセージの登
録方法を使用者に知らせるための音声ガイダンスを出力
する音声合成回路や、入力した音声をディジタル変換し
て記憶する音声処理回路等が設けられている。集音マイ
ク2とスピーカ3は通話時やメッセージ録音時に使用さ
れるもので、図2に示すようにケース前面側に取り付け
られている。RAM5は電話番号やメッセージの登録等
に使用される。ROM6はCPU4を制御するためのプ
ログラムの記憶に使用され、CPU4はROM6に記憶
されたプログラムに従って装置各部を制御する。
【0014】一般通報ボタン7〜9は、登録した場所に
電話をかけたり、登録先にメッセージを送出する際に使
用される。この場合、電話番号とメッセージが共に登録
されていれば、ダイヤル発信して回線が繋がった後に登
録されたメッセージの送出が行われる。そして、登録メ
ッセージの送出後登録先との間で会話できるようにな
る。この場合、集音マイク2とスピーカ3とによりハン
ズフリーで会話が可能である。一方、電話番号のみ登録
されていればオートダイアラとしてその登録先にダイヤ
ル発信する。
【0015】ここで、例えば一般通報ボタン7に対し
て、例えばいきつけの病院の電話番号とメッセージを登
録しておくと、この一般通報ボタン7を押すことで当該
病院に自動的にダイヤル発信し、回線接続後に登録メッ
セージの送出が行われる。電話番号及びメッセージの登
録方法については後述する。緊急通報ボタン10は消防
署に自動的にダイヤル発信して予め登録されたメッセー
ジを送出する場合に使用される。登録メッセージの送出
後は、消防署との間でハンズフリーで会話できる。
【0016】上記一般通報ボタン7〜9は、図2に示す
ようにケース前面の下方に一定間隔で横並びに取り付け
られており、緊急通報ボタン10は一般通報ボタン7〜
9から少し離れた位置に取り付けられている。特に緊急
通報ボタン10は、通常は使用しないことから誤って操
作されないようにカバーで覆われており、緊急時に押さ
れるとカバーごと押し込まれてボタンが押される構造と
なっている。この緊急通報ボタン10には上述したよう
に消防署の電話番号(119番)と火災発生を知らせる
メッセージが登録されている。
【0017】キー入力部11は、図3に示すように12
個のダイヤルボタン20と、通話ボタン21と、通話切
ボタン22と、登録ボタン23と、リセットボタン24
と、通話中表示ランプ25と、電源ランプ26とを備え
ている。キー入力部11は、通常はケースに対してスラ
イド自在になった扉30(図2参照)によって隠される
が、この扉30を横方向にスライドさせることで図3に
示すように現れる。キー入力部11を扉30によって隠
すことで操作ボタンを限定することができ、これによっ
て操作が容易になり、電話をかける所が数箇所と決まっ
ているような人、特に高齢者には便利である。
【0018】通話ボタン21は、一般通報ボタン7〜9
に登録されている電話番号以外の電話番号に電話をかけ
たい場合に使用するものであり、この通話ボタン21を
押すことでフックオフし、発信状態となる。発信状態で
ダイヤルボタン20により通話先の電話番号を入力す
る。これは一般的な電話機の使い方と同様である。通話
切ボタン22は、回線を開放する場合に使用するもので
あり、回線が繋がっている状態でこの通話切ボタン22
を押すことでフックオンし、回線が遮断される。
【0019】登録ボタン23は、一般通報ボタン7〜9
に対して所望の通報先の電話番号やメッセージを登録す
る際に使用するものであり、この登録ボタン23を押す
ことで登録モードに入る。リセットボタン24は電話番
号やメッセージの登録時の操作の誤りが生じた場合に使
用するものであり、操作を誤った場合にこのリセットボ
タン24を押すことで登録処理が最初から行われる。通
話中表示ランプ25は通話状態を示すものであり、通話
ボタン21が押されることで点灯し、通話切ボタン22
が押されることで消灯する。電源ランプ26は電源が投
入されていることを示すものであり、通電中は常時点灯
している。
【0020】(B)電話番号及びメッセージの登録方法 一般通報ボタン7〜9に電話番号やメッセージを登録す
るには登録ボタン23を押す。これにより登録モードに
入り、登録方法を知らせる音声ガイダンスがスピーカ3
より出力されるので、このガイダンスに従って操作を行
う。まず、登録する電話番号とその電話番号を一般通報
ボタン7〜9のうちのどのボタンに登録するかを聞いて
くる。この問に対して、登録したい電話番号と一般通報
ボタンを指定する番号とをダイヤルボタン20より入力
する。
【0021】電話番号を登録した後、登録したいメッセ
ージがあるか否かを聞いてくる。この問に対して、登録
メッセージがなければそのまま登録ボタン23を押す。
これにより登録モードが終了する。そして、登録メッセ
ージがあれば集音マイク2に向かって登録したいメッセ
ージを喋る。メッセージを喋り終えた後、登録ボタン2
3を押す。これにより登録モードが終了する。途中で操
作を間違えた場合にはリセットボタン24を押すことで
登録モードが最初に戻り、最初からやり直すことができ
る。
【0022】電話番号とメッセージを登録した場合は、
上述のようにそれらを登録した一般通報ボタン(例え
ば、一般通報ボタン7)を押すことによって、登録した
電話番号の所に自動的にダイヤル発信し、回線が繋がっ
た後には登録メッセージの送出が行われる。登録メッセ
ージの送出後はハンズフリーで会話できる。電話番号の
み登録した場合はそれを登録した一般通報ボタンを押す
ことによって、登録した電話番号の所に自動的にダイヤ
ル発信し、回線が繋がった後にはハンズフリーで会話が
できる。
【0023】このように、一般通報ボタン7〜9には、
任意に電話番号とメッセージの登録ができ、登録済みの
場所にワンタッチで電話をかけて、メッセージを登録し
た場合にはそれを送出でき、メッセージの送出後はハン
ズフリーで通報先との間で会話ができる。この機能によ
り一人住いの老人や病人でも容易に所望の所に電話をか
けることができる。ましてや火災用であることから火災
が発生した場合に直に消防署に連絡することができる。
したがって、装置の価格が比較的高価になっても非常時
以外にも使用できるので、一般家庭用として普及が可能
である。
【0024】(C)非常電話器40の動作 この動作説明においては、例えば一般通報ボタン7、8
には電話番号とメッセージが登録されており、一般通報
ボタン9には電話番号のみ登録されているものとする。
例えば、一般通報ボタン7が押されると、CPU4は、
通話中表示ランプ25を点灯させるとともに、RAM5
に一般通報ボタン7に対応して電話番号及びメッセージ
が記憶されているか否かを判定し、電話番号とメッセー
ジが記憶されていると判断すると電話回路部1を制御し
てダイヤル発信する。
【0025】ダイヤル発信後、回線が繋がると、RAM
5からメッセージを読み出して送出する。メッセージを
送出した後は回線を繋いだ状態にして会話できるように
する。そして、一般通報ボタン7が再び押されると、C
PU4はこれを検出して回線を遮断する。電話番号のみ
記憶されていた場合は、ダイヤル発信して回線が繋がる
と、その状態を維持し会話できるようにする。そして、
一般通報ボタン7が再び押されると回線を遮断する。
【0026】一方、通話ボタン21が押された場合に
は、CPU4は、通話中表示ランプ25を点灯させると
ともに電話番号の入力待ちを行い、ダイヤルボタン20
より電話番号が入力されると電話回路部1を制御してダ
イヤル発信を行う。そして、回線が繋がるとこれを維持
して会話できるようにする。そして、通話切ボタン22
が押されると通話中表示ランプ25を消灯して回線を遮
断する。
【0027】また、緊急通報ボタン10が押された場合
には、CPU4は通話中表示ランプ25を点灯させると
ともにROM6に記憶された消防署の電話を読み出して
ダイヤル発信を行う。そして回線が繋がると、ROM6
からメッセージを読み出して送出する。メッセージの送
出後は回線を繋いだ状態を維持して会話できるように
し、緊急通報ボタン10が再度押されると回線を遮断す
る。
【0028】このように、第1の実施の形態では、短縮
電話としてワンプッシュで登録した電話番号にダイヤル
できるとともに、通常の電話としても所望の電話番号に
ダイヤルできるようにしたので、非常時以外の通常時で
も使用できることから、一般家庭用として普及できる。
特に所望の電話番号にダイヤルできることから、既設の
電話機以外に本装置を増設器として設置することができ
る。また。既設の電話機を本装置に交換することもでき
るため、一人暮しの老人や病人の寝室に設置することで
一般電話機として使用できる。そして、就寝中に異常が
あった場合にもすぐさま通報できる。
【0029】(II)第2の実施の形態 図4は本発明による非常電話器の第2の実施の形態の構
成を示すブロック図である。また、図5は同実施の形態
の非常電話器に用いられるリモコンの構成を示すブロッ
ク図である。また、図6は同実施の形態の非常電話器と
リモコンの外観を示す斜視図である。なお、図4におい
て前述した図1と共通する部分には同一の符号を付けて
ある。
【0030】この第2の実施の形態は、一般通報ボタン
7〜9と緊急通報ボタン10をリモコン42にも設けて
装置本体である非常電話器41から離れた場所からでも
登録した通報先や消防署に通報できるようにしたもので
ある。非常電話器41は、上述した非常電話器40の構
成に加えて赤外線受信部31を有しており、この赤外線
受信部31によりリモコン42から送信された信号を受
信する。例えばリモコン42から一般通報ボタン7が押
されたことを示す信号が送信された場合、一般通報ボタ
ン7に登録された電話番号及びメッセージをRAM5か
ら読み出してダイヤル発信を行い、回線が繋がるとメッ
セージを送出する。なお、この場合、電話番号のみ登録
されていれば回線の接続のみ行う。
【0031】リモコン42は、図6に示すように、一般
通報ボタン7〜9、緊急通報ボタン10、CPU32、
RAM33、ROM34及び赤外線送信部35を有して
いる。RAM33はCPU32の動作において使用さ
れ、ROM34にはCPU32を制御するためのプログ
ラムが書き込まれている。CPU32は、一般通報ボタ
ン7、8、9又は緊急通報ボタン10が押されたことを
検出すると、押されたボタンを示す信号を赤外線送信部
35から送信する。
【0032】このように、第2の実施の形態では、非常
電話器41と同様の一般通報ボタン7〜9と緊急通報ボ
タン10を有するリモコン42により、遠隔で非常電話
器41を制御することができ、寝た状態や座った状態で
登録した複数の通報先の中から必要に応じて通報先を選
択して通報することができる。一人暮しの高齢者や病人
に異常が生じた場合に速やかな対応が可能になる。な
お、この第2の実施の形態では、信号送受信用の媒体と
して赤外線を用いているが電波でも良い。
【0033】また、この第2の実施の形態では、リモコ
ン42から操作ボタンを示す信号のみ送信するようにし
たが、非常電話器41には赤外線受信部31に代って電
波を利用した送受信部を設け、リモコン42には赤外線
送信部35に代って電波を利用した送受信部の他にマイ
クとスピーカとを設けて、非常電話器41を介してリモ
コン42にて通報先との間で会話ができるようにしても
良い。
【0034】上記第1、第2の実施の形態では、非常電
話器40、41を据え置き形のものとしたが、無線で電
話網と接続できる送受信部を設けて携帯できるようにし
ても良い。また、この携帯用の非常電話器に通話機能を
設けて、携帯電話のように使用できるようにしても良
い。
【0035】また、上記第1、第2の実施の形態では、
火災用として緊急時には消防署に通報するようにした
が、警備用として火災、防犯、非常、エレベータ監視等
のセンサからの信号を取り込んで所定の通報先に通報す
るものであっても良い。
【0036】また、上記第1、第2の実施の形態では、
ケースに対して横方向にスライドする扉30によってキ
ー入力部11を隠すようにしたが、スライド方式に限定
されず、例えば縦方向に開閉する方式であっても良い。
要はキー入力部11を隠すことができるものであれば、
その方式はどのようなものであっても良い。
【0037】また、上記第1、第2の実施の形態では、
一般通報ボタン7〜9が押された場合に、登録先に電話
をかけるようにしたが、最初に操作した一般通報ボタン
に登録された登録先に電話をかけた時に所定時間を超え
ても回線が繋がらない場合(即ち相手が留守であった場
合)、他の一般通報ボタンに登録された登録先に電話を
かけるようにしても良い。そして、複数の通報先を任意
に設定できるようにすれば、最初の通報先が留守であれ
ば、直ちに他の通報先に電話することができるようにな
る。例えば、本装置を老人が使用する場合、一般通報ボ
タン7には例えば長男宅の電話番号を登録し、一般通報
ボタン8には例えば長女宅の電話番号を登録しておけ
ば、一般通報ボタン7を押して長男宅に電話して留守で
あっても、すぐさま長女宅に電話をかけることができ
る。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
緊急時以外の通常時にも自動ダイヤル電話として、また
通常の電話機として使用できるので、一般家庭用として
の普及を図ることができる。また、集音マイクとスピー
カを備えてハンズフリーで会話できるので、操作性が良
く、病人や高齢者には便利である。また、キー入力手段
を隠す扉を設けて目に見える操作ボタンの数を限定でき
るので、電話をかけるところが数箇所と決まっているよ
うな人、特に高齢者には便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る非常電話器の第1の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態の非常電話の外観を示す斜視
図である。
【図3】第1の実施の形態の非常電話の一部分を示す図
である。
【図4】本発明に係る非常電話の第2の実施の形態の構
成を示すブロック図である。
【図5】第2の実施の形態の非常電話のリモコンの構成
を示すブロック図である。
【図6】第2の実施の形態の非常電話の外観を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 電話回路部 2 集音マイク 3 スピーカ 4 CPU 5 RAM 6 ROM 7〜9 一般通報ボタン 10 緊急通報ボタン 11 キー入力部 25 通話中表示ランプ 26 電源ランプ 30 扉 31 赤外線受信部 32 CPU 33 RAM 34 ROM 35 赤外線送信部 40、41 非常電話 42 リモコン 50 電話網

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火災通報ボタンを押すことにより消防署
    にダイヤル発信して火災発生を通報する火災用の非常電
    話器、または、火災、防犯、非常、エレベータ監視等の
    各種センサからの信号を受信することで所定の通報先に
    ダイヤル発信して異常発生を通報する警備用の非常電話
    器において、 複数個の操作ボタンと、 電話番号及びメッセージを登録するための記憶手段と、 ダイヤルボタンを備えたキー入力手段と、 会話用の集音マイク及びスピーカと、 前記記憶手段に前記複数個の操作ボタンの夫々に対して
    所望の電話番号とメッセージを記憶させる登録手段と、 複数個の操作ボタンのうちで、操作されたボタンに対し
    て電話番号及びメッセージが登録されていれば、登録さ
    れた電話番号によりダイヤル発信し、回線が繋がった後
    に登録されたメッセージを送出し、メッセージの送出後
    はオンフックされるまで回線の接続状態を維持して通報
    先との間で会話できるようにし、操作されたボタンに対
    して電話番号のみ登録されていれば、登録された電話番
    号によりダイヤル発信し、回線が繋がった後はオンフッ
    クされるまで回線の接続状態を維持して通報先との間で
    会話できるようにし、さらに前記ダイヤルボタンにより
    未登録の電話番号が入力された場合には入力された電話
    番号によりダイヤル発信し、回線が繋がった後はオンフ
    ックされるまで回線の接続状態を維持して通報先との間
    で会話できるようにする制御手段と、 を備えたことを特徴とする非常電話器。
  2. 【請求項2】 リモコンと、このリモコンから送信され
    る信号を受信する受信手段とを更に備え、 前記リモコンは、複数個の操作ボタンと、これらの操作
    ボタンの夫々の操作をされた時に操作された操作ボタン
    を示す信号を送信する送信手段とを備え、 前記制御手段は、前記受信手段により前記リモコンから
    送信された信号を受信すると、操作された操作ボタンに
    対して電話番号及びメッセージが登録されていれば、登
    録された電話番号によりダイヤル発信し、回線が繋がっ
    た後に登録されたメッセージを送出し、メッセージの送
    出後はオンフックされるまで回線の接続状態を維持して
    通報先との間で会話できるようにし、操作されたボタン
    に対して電話番号のみ登録されていれば、登録された電
    話番号によりダイヤル発信し、回線が繋がった後はオン
    フックされるまで回線の接続状態を維持して通報先との
    間で会話できるようにすることを特徴とする請求項1記
    載の非常電話器。
  3. 【請求項3】 前記リモコンは、通話手段を更に備え、
    非常電話器を介して通報先との間で会話できるようにし
    たことを特徴とする請求項2記載の非常電話器。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記リモコンの操作ボ
    タンを含めて、操作された操作ボタンに対して登録され
    た電話番号によりダイヤル発信した時に所定時間を超え
    ても回線が繋がらない場合、他の操作ボタンに対して登
    録された電話番号によりダイヤル発信を行うことを特徴
    とする請求項1乃至3記載の非常電話器。
  5. 【請求項5】 装置本体に設けられ、前記キー入力手段
    を隠す扉を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至4
    記載の非常電話器。
JP35257997A 1997-12-22 1997-12-22 非常電話器 Pending JPH11187152A (ja)

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JP35257997A JPH11187152A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 非常電話器

Applications Claiming Priority (1)

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JP35257997A JPH11187152A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 非常電話器

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007058442A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Fukuda Denshi Co Ltd 非常用装置の設置用筐体及びその管理システム
JP2011199734A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Nec Access Technica Ltd 通信端末、通話参加方法および通話参加プログラム
JP2012027598A (ja) * 2010-07-21 2012-02-09 Safety Next:Kk 生活支援システム
JP2016181096A (ja) * 2015-03-24 2016-10-13 アツミ電氣株式会社 通報装置

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