JP6073184B2 - 中空パイプ補強シート及び中空パイプ補強工法 - Google Patents
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Description
本願発明はこのような問題に鑑みて、中空パイプに円筒状の内壁補強シートを貼り付けた内部にモルタルを打設する場合において、任意の範囲にモルタルを打設でき、内部の風船の設置を必要としないようにすることを課題とする。
請求項1に記載の発明は、中空パイプ体を補強するために筒状の補強シートであって、 高強度繊維シートを長尺筒状に形成した補強シート本体と、前記補強シート本体の内側に設けられる袋体であって、側周面は補強シート本体の内周面に一体に固定され、前記補強シート本体の長手方向に沿った貫通孔が形成される袋体からなる内部型枠と、前記内部型枠に設けられるモルタルを注入するための内部と外部を連通する注入口とを有する中空パイプ補強シートである。なお、内部型枠を構成する袋体に形成される貫通孔は、袋体を構成するシート体に貫通した孔が形成されることを意味するのではなく、袋体の外側表面を構成するシートと貫通孔の内周面を構成するシートが一連に繋がることで、袋体が孔の長いドーナツ状に形成され、これにより袋体自体に貫通した孔が形成されることを意味する。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の中空パイプ補強シートにおいて、前記内部型枠を形成する前記補強シート本体内周面は他の範囲における内周面よりも多くの繊維シートを重ねることでモルタルの浸透する量が少なくなるように形成されるものである。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の中空パイプ補強シートにおいて、前記内部型枠を形成する前記補強シート本体は繊維密度の平均が他の範囲における繊維密度の平均よりも高く形成されることでモルタルの浸透する量が少なくなるように形成されるものである。
請求項7に記載の発明は、請求項2から6のいずれかに記載の中空パイプ補強シートにおいて、前記第一底面シート及び/又は前記第二底面シートには外周縁から前記所定範囲の前記補強シート本体から離れる方向に立ち上がる円筒状部分が一体に形成されるものである。
(101)請求項1から9のいずれか1項に記載の中空パイプ補強シートを用いる。
(102)前記中空パイプ補強シート内部には、前記貫通孔内を通る、前記中空パイプ補強シートのほぼ全長に渡る長さを有する風船体が予め入れられている。
(103)前記中空パイプ補強シート外面又は中空パイプ内面には予め接着剤が存在し、前記中空パイプ補強シートは予め前記中空パイプ内部に上方から吊るされている。
(104)前記注入口にモルタルを注入し、前記内部型枠内にモルタルを充填するモルタル注入工程を有する。
(105)前記風船体に空気を入れて膨らませる風船体膨張行程を有する。
(106)前記モルタル注入工程と前記風船体膨張工程は、略同時か又は中空パイプ補強シート貼り付け工程が先に行われる。
(201)前記風船体の内側には、前記内部型枠を下方から支持する第二の風船体が予め入れられている。
(202)前記モルタル注入工程の前に前記第二の風船体に空気を入れることで前記中空パイプ補強シートの一部を前記中空パイプ内壁に押し付ける荷重支持補助工程を有する。
(203)前記モルタル注入工程は前記風船体膨張工程よりも先に行われる。
請求項12に記載の発明は、前記第二の風船体は前記貫通孔の内側を全長に渡って通るものである請求項11に記載の中空パイプ補強工法。
請求項1に記載の発明は、補強シート本体の内面に袋体によるモルタルを打設するための内部型枠が形成され、注入口を介してモルタルをこの内部型内に打設することができる。従って、内部型枠の設置位置を適宜変えることで補強シート本体内部の任意の位置にモルタルを打設することができる。また、補強シートに予めこのような型が設けられているので、補強シートを貼り付けた後で、風船体を設置する工程を必要としない。
請求項2に記載の発明は、袋体の側周面を補強シート本体の一部で形成することで袋体を別途補強シートに固定する必要がなく、全体の体積を小さくできるので中空パイプ補強シートを細く折りたたむことができる。
請求項4に記載の発明は、所定範囲に繊維シートを重ねれば足りるので、簡易に製造することができる。
請求項5に記載の発明は、所定範囲の繊維シートの繊維密度を高くすることでモルタルを浸透しにくくするので、モルタルの浸透量を調節しやすい。
請求項7に記載の発明は、前記第一底面シート及び/又は前記第二底面シートと内壁補強シートとの接合部分の強度が増すとともに風船体が円筒状部分を押圧するので風船体による型の保持をよりしっかりと行うことができる。
請求項8に記載の発明は、モルタルが硬化したときに強度が増すとともに、モルタルを注入したときに内筒体がつぶれにくくなる。
請求項9に記載の発明は、内部型枠を細長い小袋体の組み合わせとして、小袋体同士を内部で連通するような構造とすることで、注入口が設けられた小袋体にまずモルタルを充填し、順次隣接する小袋体にモルタルを充填するので、注入口が低い位置にあっても比較的小さい力でモルタルを内部型枠に充填することができる。
請求項11に記載の発明は、第二の風船体が膨らむことでモルタルを打設する内部型枠が下方から支持されるので、モルタルを先に注入しても荷重を受けることができ、補強シート本体を吊り下げる力を分散することができる。
請求項12に記載の発明は、第二の風船体が膨らむと内筒体を内側から押圧するので、モルタルによって貫通孔が潰されることを抑制することができる。
本実施形態に係る中空パイプ補強シートXの一部破断斜視図を図1に示し、模式的な縦断面図を図2に示す。なお、図1、2に示す中空パイプ補強シートXは内部に長尺の風船体30が内装されており、風船体30が膨らんだ状態を示している。又、図2は薄いシート状の部材を認識しやすいように実際よりも厚く表している。中空パイプ補強シートXは、補強シート本体10、内部型枠20とから構成される。
補強シート本体10は炭素繊維,アラミド繊維,ガラス繊維、ポリエチレン、ビニロン、PBO繊維などの高強度繊維で構成されたシート体を2重にして丸め、接合部を縫い合わせることで筒体に形成したものであり、補強する電柱の内壁面の所定範囲面に合致する外面を有する。
まず、施工に際して、中空パイプ補強シートXは、風船体30を内装したまま細く折畳まれて、細長い袋体である圧縮袋100に封入される。図3に中空パイプ補強シートXを封入した圧縮袋100の斜視図を示す。圧縮袋100は下部にバルブ101が設けられ、上縁から補強シート本体10の上部に連結されたワイヤーが突出している。ワイヤーは袋内の液密性が保持されるように突出しており、下端側のバルブ101から接着剤が注入されて内部に充填された後に、接着剤を吸引することで全体が細く圧縮されている。これにより補強シート本体10には接着剤が予め含浸されることとなる。
この工程では、中空パイプ補強シートXが封入された圧縮袋100を、事前に電柱の側面に設けておいたパイロット孔から挿入するものである。まず、挿入の準備として、電柱の側面にホールカッターなどで側面から内部に通じる貫通孔であるパイロット孔を空ける。次に、このパイロット孔から頭部固定装置を挿入する。図4に頭部固定装置110の斜視図を示す。頭部固定装置110は、やや縦長の側周面に滑り止めが設けられる風船本体111、風船の下端に設けられる風船本体111の内部に連通するムシゴムからなる空気注入口112、空気注入口に連通する、先端にムシゴムに挿入されて固定される空気針が連結される可撓性を有するパイプからなる空気注入管113、空気注入口112近傍に固定される後述するワイヤーWを支持する滑車114から構成される。なお、空気注入管113の先端の空気針は空気注入口112に刺さっているので、空気注入管113を引張ることで、空気注入口112から取り外せるようになっている。
次に、図5(c)に示すようにワイヤーWの一端を圧縮袋100の先端から突出するワイヤーに連結し、圧縮袋100の上部を切り開いてから圧縮袋100ごと中空パイプ補強シートXをパイロット孔Pに挿入し、ワイヤーWの圧縮袋100に連結されていない側を引っ張ることで、図5(d)に示すように、圧縮袋100に封入された中空パイプ補強シートXを頭部固定装置110の滑車114の方へと引っ張り上げる。
この工程では、補強シート本体10内部の風船体20を膨張させることで挿入された中空パイプ補強シートXを電柱内壁に貼り付ける。まず、空気注入バルブ31に連通する管にエアポンプAPを接続して空気を入れ、風船体30を膨らませる。これにより、図6(d)に示すように風船体30は膨らんで、接着剤が含浸された補強シート本体10の外周面が電柱Tの内壁に押し付けられ貼り付けられる。もっとも、風船体30の内部型枠20の内筒体24を通る部分は膨らむことができないので、この部分では風船体30は内筒体24を外側へ押圧しながらくびれ、この部分の補強シート本体10は電柱T内壁から離れた状態となる。
この工程では、中空パイプ補強シートXの内部型枠20内にモルタルを充填する工程である。具体的には、図7(a)に示すように、ガイドパイプ25にロートを取り付け、これにモルタルを注ぐことで、モルタルを内部型枠20内に流し入れて充填する。充填するモルタルは短繊維を混入したものや、無収縮性のものを用いることができる。モルタルが充填できたらガイドパイプ25を引き抜くことで、ガイドパイプ25の入り口はパイロット孔Pより下にあるので、この入り口は自然に電柱Tの内壁に塞がれることになる。内部型枠20は、補強シート貼付工程で風船体30により電柱T内壁に押し付けられた補強シート本体10の接着力及び摩擦力により支持されるので、モルタルの充填による荷重を保持することができる。
モルタルは硬化前は液状であるので、不織布からなるモルタル浸透障壁21にも含浸するが繊維密度が高いので、モルタルが通りにくく、大量のモルタルが補強シート本体10にまで浸透し、接着剤を流し落としてしまうことを抑制することができる。その一方で、モルタルの一定量は、モルタル浸透障壁21を通して補強シート本体10に達するので、モルタルが硬化すると補強シート本体10とモルタルとは一体に結合することとなる。モルタルを内部型枠20に充填することで、補強シート本体10は真っ直ぐに伸び、位置が安定する。また、風船体30が膨張していることで内部型枠20も外側に押され、モルタルを内部型枠20に充填することで、この部分の中空パイプ補強シートXの外周面も電柱T内壁に押し付けられることになる。
その後、パイロット孔Pを塞ぎ、さらに接着剤及びモルタルの硬化が完了すれば、中空パイプ補強工法は完了する。
次に実施形態2に係る中空パイプ体の補強シート貼付工法について説明する。本実施形態では、上記と同じ中空パイプ補強シートXを用いるが、内装する風船体30内にさらに、第二の風船体40を内装させる点が相違する。
図8に風船体30、第二の風船体40を内装した中空パイプ補強シートXの模式的な縦断面図を示す。第二の風船体40は、風船体30の内部型枠20部分に設けられ、内部型枠20の上下に一定長さはみ出す程度の長尺の風船体であり、上方に内部に空気を入れるための空気注入バルブ41を有し、空気注入バルブ41に連通する管が補強シート本体10の連通孔11から外部へ引き出されている。
モルタル注入工程が完了したら、風船体膨張工程に移り、図9(c)に示すように空気注入バルブ31に連通する管にエアポンプAPを接続して空気を入れ、風船体30を膨らませ、接着剤が含浸された中空パイプ補強シートXの外周面を電柱Tの内壁に押し付けて接着させる。
実施形態3に係る中空パイプ体の補強シート貼付工法は、実施形態1に係る中空パイプ体の補強シート貼付工法とほぼ同じである。相違点は、内部型枠20Aの形状と大きさである。図11に実施形態3に係る内部型枠20Aを内装した中空パイプ補強シートXの斜視図を示し、図12に当該補強シートXの模式的な縦断面図を示す。
内部型枠20Aは、合成樹脂、ゴム又は布からなる細長い小袋体26を円形に並べて筒状に形成したものである。なお、合成樹脂、ゴムなど空気が通らない素材で形成する場合は上端に空気孔が設けられる。各小袋体26は隣接する小袋体同士が連通する小袋体の横断面よりも小さい穴が一定間隔で内部に設けられている。そして小袋体26の一つの側面には内部に連通する逆止弁が付いたモルタル抽入バルブ27が設けられている。モルタル抽入バルブ27の先には一定間隔で穴の空いたパイプ27aが小袋体の内部に上方に延びるように設けられている。小風船体26は外周面において補強シート本体10の内周面に接着や縫い付けによって一体に固定されている。内部型枠20Aは補強シート本体10の上端及び下端の一定範囲を除く長い範囲に設けられる。
上記実施形態1、2において、内部型枠20のモルタル浸透障壁シート21は不織布により形成しているが、織物や編み物繊維で形成してもよく、網や液体を通さないシートに複数の穴を開けたものなどで形成してもよい。
また、補強シート本体10の内周面にモルタル浸透障壁シート21を固定することなく、補強シート本体10の内周面をそのまま内部型枠20の外周面とすることもできる。この場合、モルタルの浸透量を少なくするために、内部型枠の外周面となる補強シート本体10の範囲において、繊維密度が高くなるように織り方を変えたり、二重になっている補強シート本体10の隙間にモルタルに浸透量を少なくする不織布、織物、編み物、網、液体を通さないシートなどを挿入するようにしたりしてもよい。
リブ26は図10(c1)(c2)に示すように内筒体24側に倒して、内筒体24に縫い付けるようにしてもよい。これによって、モルタルがリブ26に邪魔されにくくなるので、よりスムーズに内部型枠20内にモルタルを充填することができる。
また、上記実施形態2では、風船体30の中に第二の風船体40を入れていたが、第二の風船体40を入れる代わりに風船体30を内部型枠より上と下とで二分し、モルタル充填工程の前に下側のもののみに空気を入れて膨張させ、モルタル充填工程の後に上側のものに空気を入れて膨張させるようにしてもよい。
10 補強シート本体
11 連通孔
20、20A 内部型枠
21 モルタル浸透障壁シート
22 第一底面シート
23 第二底面シート
24 内筒体
25 ガイドパイプ
26 小袋体
27 モルタル注入バルブ
30 風船体
31 空気注入バルブ
40 第二の風船体
41 空気注入バルブ
100 圧縮袋
110 頭部固定装置
T 電柱
W ワイヤー
P パイロット孔
Claims (12)
- 中空パイプ体を補強するために筒状の補強シートであって、
高強度繊維シートを長尺筒状に形成した補強シート本体と、
前記補強シート本体の内側に設けられる袋体であって、側周面は補強シート本体の内周面に一体に固定され、前記補強シート本体の長手方向に沿った貫通孔が形成される袋体からなる内部型枠と、
前記内部型枠に設けられるモルタルを注入するための内部と外部を連通する注入口と
を有する中空パイプ補強シート。 - 前記内部型枠は、
前記補強シート本体の長手方向に関して前記内部型枠が設けられる範囲の前記補強シート本体と、
前記補強シート本体の長手方向に関して前記内部型枠が設けられる範囲の一端側を塞ぐように設けられる穴が形成された第一底面シートと、
前記補強シート本体の長さ方向に関して前記内部型枠が設けられる範囲の他端側を塞ぐように設けられる穴が形成された第二底面シートと、
前記第一底面シートと前記第二底面シートのそれぞれの前記穴同士を連結するとともに、各穴を塞ぐ筒体からなる内面が前記貫通孔を形成する内筒体と
から形成される
請求項1に記載の中空パイプ補強シート。 - 前記内部型枠を形成する前記補強シート本体内周面は他の範囲における内周面よりもモルタルの浸透する量が少なくなるように形成されるものである請求項2に記載の中空パイプ補強シート。
- 前記内部型枠を形成する前記補強シート本体内周面は他の範囲における内周面よりも多くの繊維シートを重ねることでモルタルの浸透する量が少なくなるように形成される請求項3に記載の中空パイプ補強シート。
- 前記内部型枠を形成する前記補強シート本体は繊維密度の平均が他の範囲における繊維密度の平均よりも高く形成されることでモルタルの浸透する量が少なくなるように形成される請求項3又は4に記載の中空パイプ補強シート。
- 前記第一底面シート、前記第二底面シート、前記内筒体は一枚のシートから形成されるものであって、
円筒状に丸めたシートの両端部の一定範囲を除く中間部分に縦方向に折って内径を小さくした状態で固定することで当該中間部分を前記内筒体とし、前記両端部の一定範囲を前記第一底面シート、前記第二底面シートとするものである
請求項2から5のいずれか1項に記載の中空パイプ補強シート。 - 前記第一底面シート及び/又は前記第二底面シートには外周縁から前記所定範囲の前記補強シート本体から離れる方向に立ち上がる円筒状部分が一体に形成されるものである請求項2から6のいずれか1項に記載の中空パイプ補強シート。
- 前記内筒体の外側と前記所定範囲の前記補強シート本体の内側とは、紐体又はシート体により連結されるものであって、当該紐体又はシート体の前記補強シートの半径方向に平行な長さは、前記所定範囲の前記補強シート本体の半径と前記内筒体の半径との差に略等しいものである請求項2から7のいずれか1項に記載の中空パイプ補強シート。
- 前記内部型枠は、細長い小袋体が円筒状に配置されて、内側に前記貫通孔を形成するように連結されるとともに、隣接する小風船体同士が小袋体の断面よりも小さな孔により内部で連通した構造を有し、前記注入口は、一つの前記小袋体に設けられるものである請求項1に記載の中空パイプ補強シート。
- 縦に設置される中空パイプを補強する工法であって、次の(101)〜(106)の要件を備える中空パイプ補強工法。
(101)請求項1から9のいずれか1項に記載の中空パイプ補強シートを用いる。
(102)前記中空パイプ補強シート内部には、前記貫通孔内を通る、前記中空パイプ補強シートのほぼ全長に渡る長さを有する風船体が予め入れられている。
(103)前記中空パイプ補強シート外面又は中空パイプ内面には予め接着剤が存在し、前記中空パイプ補強シートは予め前記中空パイプ内部に上方から吊るされている。
(104)前記注入口にモルタルを注入し、前記内部型枠内にモルタルを充填するモルタル注入工程を有する。
(105)前記風船体に空気を入れて膨らませる風船体膨張工程を有する。
(106)前記モルタル注入工程と前記風船体膨張工程は、略同時か又は風船体膨張工程が先に行われる。 - 請求項10に記載の中空パイプ補強工法であって、前記(106)の要件に代えて、次の(201)〜(203)の要件を備える中空パイプ補強工法。
(201)前記風船体の内側には、前記内部型枠を下方から支持する第二の風船体が予め入れられている。
(202)前記モルタル注入工程の前に前記第二の風船体に空気を入れることで前記中空パイプ補強シートの一部を前記中空パイプ内壁に押し付ける荷重支持補助工程を有する。
(203)前記モルタル注入工程は前記風船体膨張工程よりも先に行われる。 - 前記第二の風船体は前記貫通孔の内側を全長に渡って通るものである請求項11に記載の中空パイプ補強工法。
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