JP6192207B2 - バルクヘッドの形成方法及び形成装置 - Google Patents
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Description
この構成によれば、折り畳んだ袋体をエアで膨張させエアと置換するように発泡性充填材を充填することにより、地下空洞の充填対象領域の端部など、所望の位置を閉塞するバルクヘッドを確実に形成することができる。また、発泡性充填材は袋体内に充填されるので、充填材が必要以上に使用されることが無くなり、最小限の充填材で経済的にバルクヘッドを形成することができる。また、地下空洞に傾斜やクラックがある場合でも充填材の逸走を防止することができ、適正な箇所へ充填材を充填することができる。また、所定圧以上で開口する弁等の手段を用いずとも、エアと置換するように発泡性充填材を充填することができる。
この構成によれば、例えば袋体の高さを閉塞箇所の高さより短くする等、比較的高さの低い箇所や狭い箇所にもきちんと入り込んで、確実に閉塞するように袋体を設置することができる。
この構成によれば、エア圧検知手段によるエア圧の変化を認識し、エア圧の変化に基づいてバルクヘッドの形成、閉塞状態を確認することができる。
この構成によれば、折り畳んだ袋体をエアで膨張させエアと置換するように発泡性充填材を充填することが可能となり、地下空洞の充填対象領域の端部など、所望の位置を閉塞するバルクヘッドを確実に形成することができる。また、発泡性充填材は袋体内に充填されるので、充填材が必要以上に使用されることが無くなり、最小限の充填材で経済的にバルクヘッドを形成することができる。また、地下空洞に傾斜やクラックがある場合でも充填材の逸走を防止することができ、適正な箇所へ充填材を充填することができる。また、所定圧以上で開口する弁等の手段を用いずとも、エアと置換するように発泡性充填材を充填することができる。
この構成によれば、ボーリング孔内など、袋体の折り畳み状態の維持が必要な箇所では確実に折り畳み状態を維持することができると共に、閉塞すべき箇所では地上からの操作で結束状態を容易に解放することができる。
この構成によれば、例えば袋体の高さを閉塞箇所の高さより短くする等、比較的高さの低い箇所や狭い箇所にもきちんと入り込んで、確実に閉塞するように袋体を設置することができる。
この構成によれば、エア圧検知手段によるエア圧の変化を認識し、エア圧の変化に基づいてバルクヘッドの形成、閉塞状態を確認することができる。
この構成によれば、ボーリング孔内など、袋体の折り畳み状態の維持が必要な箇所では確実に折り畳み状態を維持することができると共に、閉塞すべき箇所では地上からの操作で結束状態を容易に解放することができる。また、結束手段を解放するワイヤーを送気管に挿通することにより、送気管を有効利用して、ワイヤーの絡まりを防止することができる。
本発明による第1実施形態のバルクヘッド形成装置は、例えば図1に示すように、地山50に、地下空洞として既存の坑道51と坑道51の途中の上側にあいた上側空洞52がある場合に、上側空洞52を挟む坑道51の所定箇所にバルクヘッド30を形成する際に用いられる。このバルクヘッド30の形成では、地山50に地表面からボーリングマシーン41でボーリング孔53を坑道51に到達するまで穿孔し、このボーリング孔53から後述するバルクヘッド形成装置の袋体11、送気管12、発泡性充填材注入管13等を坑道51に降下し、中詰充填材の充填対象領域の端部である閉塞すべき所定箇所に配置する。そして、後述する袋体11内へのエア供給、エアと置換しての発泡性充填材の充填により、所定箇所にバルクヘッド30を形成する。
第2実施形態のバルクヘッド形成装置は、図7に示すように、袋体11aが非通気性の素材で形成されており、袋体11aの注入口111には排気管21が設けられている。排気管21の袋体11内に配置される一方の端部には所定圧力で開放する定圧開放弁の排気バルブ211が設けられており、袋体11外に位置する他方の端部の先端開口は排気口212になっている。その他の構成や変形例は第1実施形態のバルクヘッド形成装置と同様である。
本明細書開示の発明は、各発明、各実施形態の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な構成を本明細書開示の他の構成に変更して特定したもの、或いはこれらの構成に本明細書開示の他の構成を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な構成を部分的な作用効果が得られる限度で削除して特定した上位概念化したものを含むものであり、下記変形例も包含する。
Claims (8)
- 地下空間の閉塞すべき箇所に、前記箇所をエアの供給で閉塞可能な大きさに復元可能であり且つ所定圧以上でエアを透過して排出する素材で形成されている袋体を折り畳み状態で配置する第1の工程と、
前記袋体にエアを供給して膨張させる第2の工程と、
前記袋体の膨張状態を保持しつつ前記袋体内に発泡性充填材を供給して、エアと置換するように前記袋体内に前記発泡性充填材を充填することにより、前記袋体が前記箇所の周囲に押し付けられたバルクヘッドを形成する第3の工程と、
を備えることを特徴とするバルクヘッドの形成方法。 - 前記袋体が、段折り部を有するように折り畳まれていることを特徴とする請求項1記載のバルクヘッドの形成方法。
- 前記第3工程において、前記発泡性充填材の供給過程における前記袋体内のエア圧をエア圧検知手段で検知して前記発泡性充填剤の供給過程のエア圧の変化を認識することを特徴とする請求項1又は2記載のバルクヘッドの形成方法。
- 折り畳み状態で設けられ、エアの供給で膨張して所定の大きさに復元可能な袋体と、
前記袋体内にエアを供給する送気管と、
前記袋体内に発泡性充填材を供給する発泡性充填材注入管とを備え、
前記袋体が、所定圧以上でエアを透過して排出する素材で形成されており、前記袋体内のエアを前記発泡性充填材の供給に応じて排出可能である
ことを特徴とするバルクヘッド形成装置。 - 前記折り畳み状態の前記袋体を結束する結束手段と、
前記結束を解放する解放手段とを有し、
前記解放手段が、地上からの解放操作が可能である
ことを特徴とする請求項4記載のバルクヘッド形成装置。 - 前記袋体が、段折り部を有するように折り畳まれていることを特徴とする請求項4又は5記載のバルクヘッド形成装置。
- 前記発泡性充填材の供給過程における前記袋体内のエア圧を検知可能なエア圧検知手段を備えることを特徴とする請求項4〜6の何れかに記載のバルクヘッド形成装置。
- 前記折り畳み状態の前記袋体を結束し、ミシン目を有する結束手段と、
引掛部を有するワイヤーとを有し、
前記ワイヤーが、前記送気管に挿通されて地上から引っ張り可能に配置され、且つ前記袋体近傍で前記送気管から取り出されて前記袋体と供に前記結束手段で結束され、
前記引掛部が前記引っ張り動作で前記ミシン目に引っ掛かるように配置される
ことを特徴とする請求項4〜7の何れかに記載のバルクヘッド形成装置。
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JP2013069267A JP6192207B2 (ja) | 2013-03-28 | 2013-03-28 | バルクヘッドの形成方法及び形成装置 |
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