JP6072716B2 - 断熱扉 - Google Patents
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Description
また、この発明に係る断熱扉は、金属製の外板と、樹脂製で前記外板との間に空間ができるように成形され、かつ前記外板との対向面の中央部分に前記外板の方向に突出する凸部が形成された内板と、真空引きされた外封材の内部に断熱性を有する板状の芯材が封入され、その芯材の端部位置から延びる前記外封材の端部に形成された真空封止部が前記芯材を覆う前記外封材の表裏一対の外表面の内、一方の外表面の端部に重ねられた折曲部を有し、前記凸部の頂面に固定された真空断熱材と、前記空間に充填されたシクロペンタンを含む発泡ポリウレタンと、を備え、前記真空断熱材は、前記発泡ポリウレタンに対する接着力が前記一対の外表面の内、他方の外表面と同等以上である外表面を前記外板に向けて配設するようにしたものであって、前記真空断熱材は、前記外封材の折曲部がポリウレタンに対して接着性を有する自背面接着テープによって前記外封材の外表面に固定され、かつ、その自背面接着テープによる固定部分を有する面が前記外板の方向を向くように配設されている。
さらに、この発明に係る断熱扉は、金属製の外板と、樹脂製で前記外板との間に空間ができるように成形され、かつ前記外板との対向面の中央部分に前記外板の方向に突出する凸部が形成された内板と、真空引きされた外封材の内部に断熱性を有する板状の芯材が封入され、その芯材の端部位置から延びる前記外封材の端部に形成された真空封止部が前記芯材を覆う前記外封材の表裏一対の外表面の内、一方の外表面の端部に重ねられた折曲部を有し、前記凸部の頂面に固定された真空断熱材と、前記空間に充填されたシクロペンタンを含む発泡ポリウレタンと、を備え、前記真空断熱材は、前記発泡ポリウレタンに対する接着力が前記一対の外表面の内、他方の外表面と同等以上である外表面を前記外板に向けて配設するようにしたものであって、前記真空断熱材は、前記外板に対向させる面にホットメルト接着材を設けることによって前記発泡ポリウレタンに対する接着力を具備するようにした。
また、この発明によれば、真空断熱材は、前記外封材の折曲部がポリウレタンに対して接着性を有する自背面接着テープによって前記外封材の外表面に固定されていることにより、真空断熱材の向きにかかわらず真空断熱材に対して発泡ポリウレタンの剥離が抑制されるため、発泡ポリウレタンの収縮による外板の凹凸を抑制できる。
さらに、この発明によれば、真空断熱材は、前記外板に対向させる面にホットメルト接着材を設けることによって前記発泡ポリウレタンに対する接着力を具備するようにしたので、粘着剤であるホットメルト接着材により温度変化による位置ずれにも追従して真空断熱材に対する発泡ポリウレタンの剥離が抑制されるため、発泡ポリウレタンの収縮による外板の凹凸を抑制できる。
図1は本発明の実施の形態1による断熱扉を概念的に示す断面図、図2は図1に示された真空断熱材の製造工程を示す図である。図3から図5は参考図であり、図3はポリウレタンが発泡している様子を概念的に示す図、図4は図3に示された真空断熱材がポリウレタンの発泡圧で内板側に変形する様子を説明する要部断面図、図5は真空断熱材上のポリウレタンが剥離した場合にポリウレタンの収縮力が部分的に解放されることにより、パネルに凹凸が生じる様子を説明する図である。図において、断熱扉9は、主に鋼板などを用いた金属製の外板であるパネル1と、樹脂製でパネル1との間に断熱材を収容する空間ができるように成形され、かつパネル1との対向面の中央部分にパネル1の方向に突出する凸部2aが形成された内板2と、凸部2aのパネル1に対向された面に固定された真空断熱材3と、空間部分に充填されたシクロペンタンを含む発泡ポリウレタン4と、を備えている。
外封材31は、内部の真空状態を長期間保持するために、幾層もの部材でラミネートされており、最外側はアルミニウムの蒸着フィルムである。内部を真空状態にすることにより熱伝導率を極限までに低くすることができ、発泡ポリウレタンの熱伝導率が0.002〜0.003W/mKであるのに対し、真空断熱材3の熱伝導率は0.0002〜0.0003W/mKと、ポリウレタンの1/10程度で断熱性が非常に高いという特長を有している。
この実施の形態2の構成は、図面の上では前述の実施の形態1と同様であるので、図1、図2を参照して説明する。前記実施の形態1においては、真空断熱材3の折曲部31bを固定するための接着テープ33として一般的な安価なセロハンテープ、クラフトテープ、アルミテープなどを用いた場合について説明したが、この実施の形態2は、接着テープ33における接着剤を塗布していない背面側の性状が発泡ポリウレタン4との密着性が良好な自背面テープを使用するようにしたものである。該自背面テープの具体例としては、例えば市販のマスキングテープなどを好ましく用いることができる。
図6は本発明の実施の形態3による断熱扉に用いる真空断熱材を概念的に示す断面図である。図において、真空断熱材3の折曲部31bは両面テープまたは接着剤などの接合材34を使用して外封材31の一方の外表面31cに接合されている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
図7は本発明の実施の形態4による断熱扉のパネルを概念的に示す断面図である。図において、パネル1は、発泡ポリウレタン4(図1に図示)に接する内側(図における下側)の表面が、例えばエッチングやショットブラストなどの化学的または機械的な表面処理加工による微小な凹凸加工面1aによって形成されている。その他の構成は実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
図8は本発明の実施の形態5による断熱扉のパネルを概念的に示す断面図である。図において、パネル1は、発泡ポリウレタン4(図1に図示)に接する内面側(図における下側)の表面に、金属製もしくは樹脂製の、例えば球形状のかえり部11aのある突起物11を規則的またはランダムに貼り付けることで、発泡ポリウレタンに対する接着力を高めるための表面加工が施されている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
前記のように構成された実施の形態5においては、かえり部11aのある突起物11をパネル1に貼り付ける表面加工を施したことにより、かえり部11aが発泡ポリウレタン4の抜け止めの役割を果たし、発泡ポリウレタン4のパネル1の裏面からの剥離を一層効果的に防止でき、パネル1の凹凸の発生を抑制できる。
図9は本発明の実施の形態6による断熱扉のポリウレタンの発泡前の状態を概念的に示す断面図、図10は図9に示された断熱扉のポリウレタンの発泡後の状態を概念的に示す断面図である。図9において、従来のものと同様の接着テープ33によって折曲部31bを固定した真空断熱材3は、外封材31の外表面の内の折曲部31bを設けた側の一方の外表面31cがパネル1に対向するように設置され、さらに真空断熱材3とパネル1の対向面相互には、予めホットメルト6が複数の線状に塗布されている。なお、パネル1と内板2の間の空間部分に注入された液状のポリウレタンは図示を省略している。
2a 凸部、3 真空断熱材、31 外封材、31a 真空封止部、31b 折曲部、
31c 一方の外表面、31d 他方の外表面、32 芯材、33 接着テープ、
34 接合材、4 発泡ポリウレタン、5 レール、6 ホットメルト、9 断熱扉、
A 端部位置。
Claims (4)
- 金属製の外板と、樹脂製で前記外板との間に空間ができるように成形され、かつ前記外板との対向面の中央部分に前記外板の方向に突出する凸部が形成された内板と、真空引きされた外封材の内部に断熱性を有する板状の芯材が封入され、その芯材の端部位置から延びる前記外封材の端部に形成された真空封止部が前記芯材を覆う前記外封材の表裏一対の外表面の内、一方の外表面の端部に重ねられた折曲部を有し、前記凸部の頂面に固定された真空断熱材と、前記空間に充填されたシクロペンタンを含む発泡ポリウレタンと、を備え、前記真空断熱材は、前記発泡ポリウレタンに対する接着力が前記一対の外表面の内、他方の外表面と同等以上である外表面を前記外板に向けて配設したものであって、前記真空断熱材は、前記外封材の折曲部が接着テープによって前記外封材の外表面に固定され、かつ、その接着テープによる固定部分を有する外表面が前記内板の方向を向くように配設されていることを特徴とする断熱扉。
- 金属製の外板と、樹脂製で前記外板との間に空間ができるように成形され、かつ前記外板との対向面の中央部分に前記外板の方向に突出する凸部が形成された内板と、真空引きされた外封材の内部に断熱性を有する板状の芯材が封入され、その芯材の端部位置から延びる前記外封材の端部に形成された真空封止部が前記芯材を覆う前記外封材の表裏一対の外表面の内、一方の外表面の端部に重ねられた折曲部を有し、前記凸部の頂面に固定された真空断熱材と、前記空間に充填されたシクロペンタンを含む発泡ポリウレタンと、を備え、前記真空断熱材は、前記発泡ポリウレタンに対する接着力が前記一対の外表面の内、他方の外表面と同等以上である外表面を前記外板に向けて配設したものであって、前記真空断熱材は、前記外封材の折曲部がポリウレタンに対して接着性を有する自背面接着テープによって前記外封材の外表面に固定され、かつ、その自背面接着テープによる固定部分を有する面が前記外板の方向を向くように配設されていることを特徴とする断熱扉。
- 金属製の外板と、樹脂製で前記外板との間に空間ができるように成形され、かつ前記外板との対向面の中央部分に前記外板の方向に突出する凸部が形成された内板と、真空引きされた外封材の内部に断熱性を有する板状の芯材が封入され、その芯材の端部位置から延びる前記外封材の端部に形成された真空封止部が前記芯材を覆う前記外封材の表裏一対の外表面の内、一方の外表面の端部に重ねられた折曲部を有し、前記凸部の頂面に固定された真空断熱材と、前記空間に充填されたシクロペンタンを含む発泡ポリウレタンと、を備え、前記真空断熱材は、前記発泡ポリウレタンに対する接着力が前記一対の外表面の内、他方の外表面と同等以上である外表面を前記外板に向けて配設したものであって、前記真空断熱材は、前記外板に対向させる面にホットメルト接着材を設けることによって前記発泡ポリウレタンに対する接着力を具備するようにしたことを特徴とする断熱扉。
- 前記外板は、その内表面に、前記発泡ポリウレタンに対する接着力を高めるための表面加工が施されていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の断熱扉。
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