JP6070201B2 - トナー担持体 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に用いられるトナー担持体に関する。具体的には、画像形成装置に搭載されるプロセスカートリッジや現像装置の内部に、トナー担持体として設けられるトナー担持ローラに関するものである。
従来より、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置においては、像担持体に形成された静電潜像を現像するのに様々な現像装置が使用されている。このような現像装置として、トナーとキャリアとを含む現像剤を使用した二成分現像方式の現像装置と、キャリアを用いずに現像剤としてトナーだけを使用した一成分現像方式の現像装置とが知られている。
一成分現像方式の現像装置としては、接触式の現像装置と、非接触式の現像装置とがある。接触式の現像装置は、トナー担持体の表面に保持されたトナーを静電潜像が形成された像担持体の表面に接触させて現像を行う現像装置である。一方、非接触式の現像装置は、トナー担持体が像担持体に所要間隔を有して対向配置されている。この非接触式の現像装置では、トナー担持体に交番電圧を印加してトナー担持体と像担持体との間に交番電界を作用させることにより、トナー担持体の表面に保持されたトナーを静電潜像が形成された像担持体に供給して現像を行う。
トナー担持体は、芯金と、その芯金の外周面に設けられたトナー担持体胴部とを有している。そして、トナー担持体胴部として、一般的には、ソリッドゴムもしくは多孔質体(スポンジ)等で弾性層を形成したものが用いられる。
従来、この種の画像形成装置用の現像装置においては、トナー担持体胴部の両端部と現像容器との隙間から現像剤としてのトナーが漏れ出すことがあり、問題となっていた。特に、トナー担持体胴部両端の周辺部は現像容器の開口している部分であり、トナー漏れが最も起き易い箇所と言える。
トナーが非磁性で、キャリアを使用しない一成分現像装置の場合、磁気によるシールド作用が使えない。トナー担持体胴部周囲からトナー漏れを起こさないためには、トナー担持体胴部両端と現像容器の開口部との空間を、もろもろの部材を現像ローラに押し当てて、隙間無く埋める構成とする必要がある。
トナー担持体胴部周囲をシールする対策として、トナー担持体胴部両端を端部シール部材で覆って、外部へのトナー漏れを遮断することである。従来、トナー層形成部において、規制部材(ブレード、ローラ、その他)の当接で適量なトナーのみを通過させて、余分なトナーが出てこないようにシールすることが行われている。また、規制部材と端部シール部材との隙間を埋める補助シールで密閉することも行われている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、トナー担持体胴部両端は端部シール部材に押し当てられ、端部シール部材に接触しながら回転しているので、長期の使用において、トナー担持体胴部両端が摩耗し、トナー漏れが発生することがあった。また、トナー担持体胴部両端と端部シール部材との摩擦熱により、現像容器内部の温度が上昇し、トナーが劣化し、規制部材へのトナー固着による画像上白スジ発生、並びにトナー飛散による画像形性装置内トナー汚染が発生することがあった。
そこで、このような問題を改善するため、トナー担持体胴部両端の外周面にブラスト処理を施し、そのブラスト処理領域における表面粗さを減少させるようにすることが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、トナー担持体胴部両端の外周面にスパイラル形状の表面処理領域を形成し、該表面処理領域のスパイラル方向とトナー担持体の回転方向とのなす角度を鋭角にして、トナーの外部漏れを防止することが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
さらに、芯金の外周面上に導電層を設け、その最外層の両端部に微粉状のポリメチルシルセスキオキサンを含有した被覆層を形成することにより、トナー担持体胴部両端の欠けや端部摩耗によるトナー漏れを防止することが提案されている(例えば、特許文献4参照)。
しかしながら、最近の画像形性装置の高速化に伴い、トナー担持体胴部両端と端部シール部材との間にトナーが入り込みやすくなり、トナーが飛散したり、また、入り込んだトナーとトナー担持体胴部両端との接触により摩擦熱が発生したりすることがある。
例えば、特許文献2及び特許文献3においては、弾性層を有さないハードローラが用いられており、根本的に、ハードローラは硬いために端部シール部材との密着性が悪く、トナー漏れしやすい。トナー漏れを防ぐためには端部シール部材に対するトナー担持体胴部両端の押し付け力を大きくする必要があり、これでは摩擦熱が発生してしまう。特に、トナー担持体胴部の材料は摩擦係数が低いものではないので、摩擦熱は発生しやすい。
また、特許文献4においては、被覆層の外周面と内周面の長さの差がないため、画像形成装置の高速化および長期の使用にわたっては、トナーの封止が十分ではなく、トナー担持体胴部両端からトナーが漏れる可能性がある。
本発明の課題は、トナー担持体胴部両端からのトナー漏れを防止するとともに、トナー担持体胴部両端における摩擦熱の発生を抑制することのできるトナー担持体を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、芯金と、該芯金の外周に形成され少なくとも弾性層を有するトナー担持体胴部と、前記トナー担持体胴部の両端部の外周面に形成された被覆層とを備えたトナー担持体であって、前記被覆層は厚みを有しており、かつ前記被覆層は、前記トナー担持体胴部の端面から該トナー担持体胴部の軸方向に沿った幅が外周面側と内周面側とで異なっており、外周面側の幅が内周面側の幅よりも大きく設定されて、被覆層の端面が逆傾斜面となっていることを特徴とする。
本発明によれば、被覆層は外周面側の幅が内周面側の幅よりも大きく設定されて、被覆層の端面が逆傾斜面となっているので、トナーが被覆層を乗り越えてトナー担持体胴部から外部へ漏れ出すのを防止することができる。また、トナーが被覆層を乗り越えてトナー担持体胴部から外部へ漏れ出すのを防止することができるので、トナーの摩擦熱の発生も回避することができる。
その結果、本発明によれば、長期の使用においてもトナー担持体胴部両端の摩耗を防止することができ、画像形成装置において、画像上白スジ等の画像欠陥、並びにトナー飛散による画像形成装置内のトナー汚染を防ぐことが可能となる。
電子写真方式の画像形成装置であるプリンタの内部構成を概略的に示した図である。 プロセスカートリッジの内部構造を示した断面図である。 トナー搬送部材とトナー撹拌部材並びにトナー供給ローラの概略正面図である。 トナー担持ローラ付近の拡大断面図である。 図4において矢印D方向から見た図である。 実施例1におけるトナー担持ローラの全体斜視図である。 図6に示したトナー担持ローラにおいて、端部に形成された被覆層の断面図である。 実施例2を示しており、(A)はトナー担持ローラの全体斜視図、(B)は(A)のG部の拡大斜視図、(C)は本実施例の変形例を示す斜視図、(D)は本実施例の他の変形例を示す斜視図である。 実施例2による被覆層の断面を示しており、(A)〜(D)は被覆層に突状を形成した場合の例を示す図、(E)〜(H)は被覆層に凹部を形成した場合の例を示す図、(I)及び(J)は被覆層に突起と凹部を形成した場合の例を示す図である。 実施例3におけるトナー担持ローラの全体斜視図である。 実施例3による被覆層の側面を模式的に示しており、(A)及び(B)は被覆層に隙間部を1つ形成した場合の例を示す図、(C)及び(D)は被覆層に隙間部を複数形成した場合の例を示す図、(E)及び(F)は被覆層に屈曲部を有する隙間部を形成した場合の例を示す図である。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
《実施例1》
図1は、電子写真方式の画像形成装置であるプリンタ(以下、単にプリンタという)の内部構成を概略的に示した図である。図1に示すように、プリンタ10は、4つのプロセスカートリッジ11〜14、複数の張架ローラ15〜18に巻き回され矢印A方向に移動する中間転写ベルト19、露光手段としての露光装置20、及び定着装置21等を備えている。
露光装置20には、光学系として、ポリゴンミラー22、反射ミラー23、及びレンズ24等が設けられている。図示していないレーザダイオードからのレーザ光は、ポリゴンミラー22、反射ミラー23、及びレンズ24等を介して、プロセスカートリッジ11〜14に各々導かれる。なお、図1においては、レーザ光をプロセスカートリッジ11,12へ導くための光学系にのみ符号を付けたが、レーザ光をプロセスカートリッジ13,14へ導くための光学系は、前述の光学系に対してポリゴンミラー22を中心に対称に配置されている。
図2は、4つのプロセスカートリッジ11〜14のうちの一つを示しており、その拡大断面図である。プロセスカートリッジ11〜14は、ドラム状の像担持体25、帯電部材26、現像装置27、及び像担持体クリーニング部材28が一体的に設けられたユニット構成となっている。また、プロセスカートリッジ11〜14の各々は、プリンタ10に対して着脱可能に設けられている。
像担持体25は、図中に矢印で示すように、時計周り方向に回転する。帯電部材26は、ローラ状の帯電ローラであり、像担持体25の表面に押し付けられている。この帯電部材26は、像担持体25の回転によって従動されて回転する。プリンタ10の作像時には、帯電部材26には、図示していない高圧電源により所定のバイアスが印加され、像担持体25の表面を帯電する。
本実施例では、帯電手段として、像担持体25の表面に接触するローラ状の帯電部材26を用いているが、帯電手段としてはこれに限るものではなく、コロナ帯電などの非接触帯電方式のものを用いても良い。
露光装置20は、像担持体25の表面に対して画像情報に基づいて露光し、像担持体25の表面に静電潜像を形成する。露光装置20は、レーザダイオードを用いたレーザビームスキャナ方式を用いているが、露光手段としてはLEDアレイを用いるものなど他の構成でも良い。
像担持体クリーニング部材28は、図1に示すように、像担持体25が中間転写ベルト19に接触した後、該像担持体25の表面上に残留する転写残トナーのクリーニングを行う。
プロセスカートリッジ11〜14は、それぞれイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色ごとのトナー像を像担持体25の表面上に形成する。プロセスカートリッジ11〜14は、中間転写ベルト19の移動方向に沿って配列されている。そして、プロセスカートリッジ11〜14は、それぞれの像担持体25の表面上に形成されたトナー像を、中間転写ベルト19の移動に伴って中間転写ベルト19上に順次に重ね合わせるように転写して、中間転写ベルト19上に可視像を形成する。
各像担持体25の近傍には、中間転写ベルト19を挟んで一次転写ローラ29が配置されている。一次転写ローラ29には、図示していない高圧電源により一次転写バイアスが印加されており、像担持体25と一次転写ローラ29との間で一次転写電界を形成する。像担持体25と一次転写ローラ29との間で一次転写電界が形成されることにより、像担持体25の表面上に形成されたトナー像が中間転写ベルト19の表面に転写される。中間転写ベルト19の表面上には、プロセスカートリッジ11〜14の各像担持体25を通過する際に、各色のトナー像が順次重ねて転写され、これによって、中間転写ベルト19の表面上にフルカラー画像が形成される。
中間転写ベルト19の移動方向に沿ってプロセスカートリッジ11〜14の下流側(図1において、プロセスカートリッジ11〜14の下方側)には、張架ローラ15〜18のうちの一つである二次転写対向ローラ17が設けられている。二次転写対向ローラ17の近傍には、中間転写ベルト19を挟んで二次転写ローラ30が配置され、この二次転写ローラ30と中間転写ベルト19との間で二次転写ニップ部が形成される。そして、二次転写ローラ30と二次転写対向ローラ17との間に所定の電圧を印加して二次転写電界を形成することにより、転写紙Pが二次転写ニップ部を通過する際に、中間転写ベルト19の表面上に形成されたフルカラー画像が転写紙Pに転写される。このとき、転写紙Pは矢印B方向に搬送されている。
二次転写ニップ部に対して転写紙Pの搬送方向下流側には、定着装置21が配置されている。二次転写ニップ部を通過した転写紙Pは定着装置21に到達し、定着装置21において、転写紙Pが加熱及び加圧されて、転写紙P上に転写されたフルカラー画像が定着される。画像が定着された転写紙Pは、その後、プリンタ10の装置外に出力される。一方、二次転写ニップ部で転写紙Pに転写されずに中間転写ベルト19の表面上に残留したトナーは、転写ベルトクリーニング装置31によって回収される。
次に、図2〜図5を用いて、現像装置27の内部構成について詳細に説明する。
図3は、トナーを搬送するトナー搬送部材32、トナーを撹拌するトナー撹拌部材33、及びトナー供給ローラ34を正面(図2において、矢印C方向)から見た図である。トナー搬送部材32、トナー撹拌部材33及びトナー供給ローラ34は、図2に示すように、鉛直方向に沿って略直線状に配置されている。また、トナー搬送部材32、トナー撹拌部材33及びトナー供給ローラ34は、それぞれの回転軸32A,33A,34Aが水平(図2において、紙面垂直方向)に配置されている。
現像装置27は、図2に示すように、トナーを収容するトナー収容室35と、トナー収容室35の下方に設けられたトナー供給室36とを有し、トナー収容室35とトナー供給室36とは仕切り壁37で仕切られている。仕切り壁37には、図3に示すように、供給口37Aと返送口37B,37Cが設けられている。供給口37Aはトナー収容室35内のトナーをトナー供給室36へ供給するための開口部であり、返送口37B,37Cはトナー供給室36内のトナーをトナー収容室35に戻すための開口部である。
トナー供給室36の下部には、図2に示すように、トナー担持体であるトナー担持ローラ38が設けられている。また、トナー供給室36には、トナー供給ローラ34がトナー担持ローラ38の表面に接して設けられている。トナー供給ローラ34は、トナー担持ローラ38の表面にトナーを供給する。さらに、トナー供給室36には、像担持体25とトナー担持ローラ38との対向部に向かうトナーの層厚を規制するトナー層規制部材39が、トナー担持ローラ38の表面に接して設けられている。トナー担持ローラ38は、図示していない高圧電源から所定のバイアスが印加されている。
図4は、トナー担持ローラ38の付近を拡大して示した図である。図5は、図4を矢印D方向から見た図である。トナー担持ローラ38の両端部に接するように端部シール40がトナー供給室36の開口部両端に設けられており、トナー供給室36の開口部両端からのトナー漏れを防止している。この端部シール40はシール部材を構成している。
上述したように、トナー収容室35内には、その室内のトナーを像担持体25の回転軸に平行な方向(図2において紙面垂直方向)に搬送するトナー搬送部材32が設けられている。トナー収容室35に収容されるトナーは、重合法で作成したものが用いられており、平均粒径が6.5[μm]で、円形度が0.98、安息角33[度]、外添剤としてチタン酸ストロンチウムを含有している。なお、本実施例を適用したプリンタ10に用いるトナーとしては、これに限るものではない。
トナー収容室35に設けられたトナー搬送部材32は、図3に示すように、スクリュ(螺旋)形状を成した羽根32Bを有する搬送スクリュ部32C,32Dと、細長い板形状を成した搬送板部32Eとを備えている。トナー搬送部材32はその中心に回転軸32Aを有し、搬送スクリュ部32C,32Dや搬送板部32Eは回転軸32Aに取り付けられている。搬送スクリュ部32C及び搬送スクリュ部32Dは、搬送板部32Eを挟んで回転軸32Aの左側と右側に設けられ、また搬送スクリュ部32C,32Dは、螺旋の巻き方向が互いに逆になっている。なお、トナー搬送部材32は、搬送板部32Eが仕切り壁37の供給口37Aに合致するように配置されている。
そして、トナー搬送部材32は、モータ等による回転軸32Aの回転に伴って搬送スクリュ部32C,32Dが回転し、トナー収容室35内のトナーをそれぞれ矢印E1,E2方向に搬送して搬送板部32E付近に集める。矢印E1,E2方向は回転軸32Aに沿った略水平方向である。集めたトナーは、搬送板部32Eの回転により、仕切り壁37の供給口37Aを介してトナー供給室36へ送られる。
なお、トナー搬送部材として、搬送スクリュ部32C,32Dの代わりに、搬送ベルトやコイル状の回転体等の搬送機能を有するものを用いることができる。また、これらの搬送機能を有するものと、羽根のような板部材や針金を曲げて構成したパドルのようなもの等のほぐし機能を有するものを組み合わせたものでも良い。さらに、トナーの搬送方向としては、トナー搬送部材32の回転軸32Aに直交し、かつ略水平方向に搬送する構成としてもよい。
仕切り壁37下方のトナー供給室36内には、トナー撹拌部材33が配置されている。トナー撹拌部材33は、図3に示すように、スクリュ(螺旋)形状を成した羽根33Bを有する撹拌スクリュ部33C,33D,33E,33Fと、細長い板形状を成した撹拌板部33Gとを備えている。トナー撹拌部材33はその中心に回転軸33Aを有し、撹拌スクリュ部33C,33D,33E,33Fや撹拌板部33Gは回転軸33Aに取り付けられている。撹拌スクリュ部33C,33D及び撹拌スクリュ部33E,33Fは撹拌板部33Gを挟んで回転軸33Aの左側と右側に設けられている。また、撹拌スクリュ部33C,33Dは螺旋の巻き方向が互いに逆となっており、また、撹拌スクリュ部33E,33Fも螺旋の巻き方向が互いに逆となっている。なお、撹拌スクリュ部33D,33Eは螺旋の向きが互いに逆となっている。
トナー撹拌部材33は、撹拌板部33Gが仕切り壁37の供給口37Aに合致するように配置されている。このとき、トナー撹拌部材33は、撹拌スクリュ部33Cと撹拌スクリュ部33Dとの境目33CDが仕切り壁37の返送口37Bに、撹拌スクリュ部33Eと撹拌スクリュ部33Fとの境目33EFが仕切り壁37の返送口37Cにそれぞれ合致する。
そして、トナー撹拌部材33は、モータ等による回転軸33Aの回転に伴って撹拌スクリュ部33C,33D,33E,33Fが回転し、トナー供給室36内のトナーを撹拌して、トナー撹拌部材33下方のトナー担持ローラ38及びトナー供給ローラ34に供給する。同時に、トナー撹拌部材33は、トナー供給室36内のトナーを矢印F1,F2方向(F1,F2方向は回転軸33Aに沿った略水平方向)に搬送して、撹拌スクリュ部33Cと撹拌スクリュ部33Dとの境目33CD付近に集める。
すなわち、トナー撹拌部材33は、供給口37Aからトナー供給室36に供給されたトナーの一部を、撹拌スクリュ部33Dの回転により矢印F2方向に搬送して返送口37Bの下方へ向かって移動させる。同時にトナー撹拌部材33は、返送口37Bの下方を通り越して返送口37Bよりも外側(図3において左端側)に到達したトナーを、撹拌スクリュ部33Cの回転により矢印F1方向に搬送して返送口37Bの下方に向かって移動させる。
また、トナー撹拌部材33は、供給口37Aからトナー供給室36に供給されたトナーの一部を、撹拌スクリュ部33Eの回転により矢印F3方向に搬送して返送口37Cの下方へ向かって移動させる。同時にトナー撹拌部材33は、返送口37Cの下方を通り越して返送口37Cよりも外側(図3において右端側)に到達したトナーを、撹拌スクリュ部33Fの回転により矢印F4方向に搬送して返送口37Cの下方に向かって移動させる。
このようにして、返送口37B,37Cの下方に集められたトナーは、返送口37B,37Cの下方において、トナー撹拌部材33の軸方向に沿って左右両側から圧力を受けて、山状に押し上げられる。これにより、トナー収容室35から供給口37Aを介してトナー供給室36に供給されたトナーが過剰である場合は、返送口37B,37Cの下方で山状に押し上げられたトナーが、トナー供給室36から返送口37B,37Cを介してトナー収容室35に戻される。
なお、トナー収容室35内のトナーの一部は、返送口37B,37Cを介してトナー供給室36へ入り込むが、返送口37B,37Cの下方において、トナーが山状に押し上げられことにより、トナー供給室36へ入り込むトナーの量を最小限に抑えることができる。
なお、トナー撹拌部材として、撹拌スクリュ部33C,33D,33E,33Fの代わりに、搬送ベルトやコイル状の回転体等の搬送機能を有するものを用いることができる。また、これらの搬送機能を有するものと、羽根のような板部材や針金を曲げて構成したパドルのようなもの等のほぐし機能を有するものを組み合わせたものでも良い。さらに、トナーの搬送方向としては、トナー撹拌部材33の回転軸33Aに直交し、かつ略水平方向に搬送する構成としてもよい。
トナー供給ローラ34の表面には空孔(セル)を有した構造の発泡材料が被覆されており、トナー供給ローラ34は、トナー供給室36に供給されたトナーを、その表面に効率よく付着させて取り込む。また、トナー供給ローラ34は、上記発泡材料によって、トナー担持ローラ38との当接部での圧力集中によるトナーの劣化を防止している。なお、発泡材料は103〜1014[Ω]の電気抵抗値に設定されている。トナー供給ローラ34は、図2中に矢印で示すように、反時計回りの方向に回転し、表面に付着させたトナーをトナー担持ローラ38の表面に塗布するように、トナー担持ローラ38に対して供給する。
トナー担持ローラ38の上方には、先端部がトナー担持ローラ38の表面に接触するようにトナー層規制部材39が配置されている。トナー供給ローラ34からトナー担持ローラ38の表面に供給されたトナーは、トナー担持ローラ38の回転によってトナー層規制部材39が接触する位置に搬送される。トナー層規制部材39は、先端部側が自由端となっており、その先端部側はトナー担持ローラ38の表面に10〜100[N/m]の押圧力で接触している。そしてトナー層規制部材39は、トナー担持ローラ38上のトナーに対してその押圧力下を通過させることで、トナー層を薄層化するとともに、摩擦帯電によってトナーに電荷を付与する。
像担持体25は、図2において時計回りの方向に回転している。このため、トナー担持ローラ38と像担持体25とが対向する現像領域においては、トナー担持ローラ38の表面の移動方向と像担持体25の表面の移動方向とが同方向となる。トナー担持ローラ38上の薄層化されたトナー層は、トナー担持ローラ38の回転によって現像領域へ搬送される。そして、現像領域へ搬送されたトナー層は、トナー担持ローラ38に印加されたバイアスと像担持体25上の静電潜像によって形成される潜像電界に応じて、像担持体25の表面に移動して像担持体25の表面上の静電潜像が現像される。
現像領域で現像に用いられず、トナー担持ローラ38上に残されたトナーが再びトナー供給室36内へと戻る箇所には、除電シール41がトナー担持ローラ38に接して設けられ、トナーが現像装置27の外部に漏れ出ないように封止されている。
ここで、本実施例におけるトナー担持ローラ38上のトナーを像担持体25に現像する方法について説明する。
トナー供給位置でトナー担持ローラ38の表面上に供給されたトナーは、トナー供給位置から現像領域に向けて搬送され、途中にある除電シール41を通過し、トナー担持ローラ38上にトナー薄層が形成される。形成されたトナー薄層は、更に現像領域まで搬送され、トナー担持ローラ38と像担持体25上の静電潜像との間の現像電界によって、像担持体25の表面上の静電潜像部分に付着し、これにより現像が行われる。その後、現像に寄与しなかったトナーは、トナー担持ローラ38の回転によって更に搬送され、再びトナー供給室36に戻されて繰り返し利用される。
次に、トナー担持ローラ38の具体的構成について、図6及び図7を参照しながら説明する。
トナー担持ローラ38は、図6に示すように、一般に導電性の芯金42を有し、その外側にトナー担持体胴部38Aが設けられている。トナー担持体胴部38Aは、芯金42の外周に1層以上の弾性層を有している。なお、弾性層の外周に1層以上の表面層を有しているものもある。また、トナー担持体胴部38Aの両端部には被覆層43が設けられている。
芯金42は、トナー担持ローラ38をプロセスカートリッジ本体に支持する支持部材である。また、芯金42は、全体が導電材で構成されているか、少なくとも表面が導電性の材料で構成されていることが好ましい。具体的には、芯金42として、全体がAl、Cu合金、SUSまたはその合金で形成したり、CrおよびNiのメッキを施した鉄製の芯金で形成したり、CrおよびNiのメッキを施した合成樹脂製の芯金で形成したりする。さらに、電子写真画像形成装置に利用されるトナー担持ローラ38では、芯金は、通常、外径4〜10mmの範囲とするのが妥当である。
トナー担持ローラ38の弾性層は、原料主成分としてゴム又は樹脂を用いた成型体であり、ソリッドでも多孔体(スポンジ)のいずれでも構わない。なお、原料主成分のゴムとして、従来、トナー担持ローラに用いられている種々のゴムを用いることができる。具体的には、以下のものが挙げられる。エチレン-プロピレン-ジエン共重合ゴム(EPDM)、アクリルニトリル-ブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、スチレン-ブタジエンゴム(SBR)、フッ素ゴム、シリコーンゴム、エピクロロヒドリンゴム、NBRの水酸化物、多硫化ゴム、ウレタンゴム等。
また、原料主成分の樹脂は主に熱可塑性樹脂であり、以下のものが挙げられる。低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)の如きポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン系樹脂、ABS樹脂、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートの如きポリエステル樹脂、フッ素樹脂、ポリアミド6、ポリアミド66、MXD6の如きポリアミド樹脂等。
そして、これらゴム及び樹脂は、単独であるいは2種以上を混合して用いられる。
トナー担持ローラ38では、弾性層自体に要求される機能に必要な、導電剤や非導電性充填剤のような成分、また、ゴム及び樹脂成型体とする際に利用される各種添加剤成分、例えば、架橋剤、触媒、分散促進剤の如きを原料主成分に適宜配合することができる。なお、導電剤としては、イオン導電機構によるイオン導電性物質と、電子導電機構による導電付与剤があり、どちらか一方、もしくは併用することも可能である。
電子導電機構による導電剤としては、以下のものが挙げられる。アルミニウム、パラジウム、鉄、銅、銀の如き金属の粉や繊維;酸化チタン、酸化スズ、酸化亜鉛の如き金属酸化物;硫化銅、硫化亜鉛等の如き金属化合物粉;適当な粒子の表面に酸化スズ、酸化アンチモン、酸化インジウム、酸化モリブデン、亜鉛、アルミニウム、金、銀、銅、クロム、コバルト、鉄、鉛、白金、ロジウムの如きを電解処理、スプレー塗工、混合振とうの如きにより付着させた粉;アセチレンブラック、ケッチェンブラック(商品名)、PAN系カーボンブラック、ピッチ系カーボンブラック、カーボンナノチューブの如きカーボンブラック系の導電剤等。
また、イオン導電機構による導電付与剤として、以下のものが挙げられる。LiCF3SO3、NaClO4、LiClO4、LiAsF6、LiBF4、NaSCN、KSCN、NaClの如きアルカリ金属塩;NH4Cl、NH4SO4、NH4NO3等のアンモニウム塩;Ca(ClO42、Ba(ClO42の如きアルカリ土類金属塩;これらの塩の1,4−ブタンジオール、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコールの如き多価アルコールやそれらの誘導体との錯体;これらの塩のエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル、ポリエチレングリコールモノエチルエーテルの如きモノオールとの錯体;第四級アンモニウム塩の如き陽イオン性界面活性剤;脂肪族スルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリン酸エステル塩の如き陰イオン性界面活性剤;ベタインの如き両性界面活性剤等。
これら導電剤は、単独で又は2種類以上を混合して使用することができる。
なお、感光ドラムと当接して、ニップ幅を確保し、加えて、好適なセット性を満たすものとするためには、弾性層の厚さは、好ましくは、0.5mm以上、より好ましくは1.0mm以上とする。また、弾性層の厚さの上限は、製造される現像ローラの外径精度を損なわない限り、特にない。
しかしながら、弾性層の厚さを過度に厚くすると、現像ローラと当接部材を長時間当接させたまま放置すると、当接箇所の変形が大きくなり、歪みが残るので好ましくない。したがって、実用上、弾性層の厚さは6.0mm以下とするのが適当であり、5.0mm以下がより好ましい。なお、弾性層の厚さは、目的とするニップ幅を達成するため、その硬さに応じて、適宜決定する。なお、本実施例では、この弾性層の成形は、従来から知られている押出成形法、射出成形法等によって可能であるが、特に限定されない。
また、弾性層が多孔体である場合のセル形状については独立気泡、連続気泡いずれでも適用可能であるが、弾性層の強度を持たせる観点から独立気泡がより好ましい。また、セル径については、5μm以上で200μm以下の範囲が好ましい。5μm以上であれば、トナーを搬送するのに十分な表面粗さを達成でき、200μm以下であれば圧縮永久歪が良好なトナー担持ローラを得ることができる。
多孔体の製造方法としては、公知の方法が適用可能であり、例えば、一般的には物理発泡法、化学発泡法、マイクロカプセル法、抽出法が行われている。化学発泡法にて使用される発泡剤としては、該樹脂組成物の加熱時に熱分解してガスを発生するものであれば特に限定されない。例えば、アゾジカルボンアミド、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、4,4’−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド等を用いることができ、これらを一種または二種以上混合して使用することも可能である。また、マイクロカプセル法とはブタン、プロパン、ペンタン、イソブタン、イソオクタン、イソペンタンなどのガス化成分を熱可塑性樹脂の内部に含浸させたマイクロカプセルを用いる方法である。さらに、抽出法とは、無機充填材を樹脂中に分散させた後、無機充填材を含んだ樹脂組成物を成形し、その後、その樹脂成形物を抽出液に浸積し、無機微粒体を溶解・除去することにより、樹脂組成物内に空孔を形成する方法である。
なお、弾性層の構成としては、本実施例に記載された特徴を有すれば、限定されず、2層以上とすることもできる。
被覆層43は、摩擦係数が小さく、かつ耐摩耗性に優れた材料から構成されている。原料主成分として具体的には、以下のものが挙げられる。ポリテトラフロロエチレン(PTFE)、四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体樹脂(FEP)、四フッ化エチレン・パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂(PFA)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、エチレン・四フッ化エチレン共重合体(ETFE)、エチレン・クロロトリフルオロエチレン共重合体(ECTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリフッ化ビニル(PVF)、フルオロエチレンビニルエーテル(FEVE)の如きフッ素系樹脂、ポリアミド6、ポリアミド66、MXD6の如きポリアミド樹脂、ポリアセタール(POM)、ポリカーボネート(PC)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、超高分子量ポリエチレン(U−PE)、ポリサルホン(PSF)、ポリエーテルサルホン(PES)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアリレート(PAR)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリイミド(PI)、ポリエーテルイミド(PEI)、液晶ポリマー(LCP)、シリコーン系樹脂等。
また、被覆層43には、上記で挙げたような、導電剤や非導電性充填剤のような成分、また、樹脂成型体とする際に利用される各種添加剤成分、例えば、架橋剤、触媒、分散促進剤の如きを原料主成分に適宜配合できる。
また、被覆層43の原料主成分中には、耐摩耗性を向上させるべく、無機粒子を適宜配合できる。無機粒子として具体的には、シリカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化スズ、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。配合量としては0.1〜20wt%程度が望ましい。平均粒子径としては5nm〜1μm程度が望ましい。
被覆層43と弾性層との間、もしくは弾性層と表面層との間の接着性を向上させるために、接着剤、プライマー等を適宜使用しても構わない。
被覆層43の厚みとしては、5μm以上で120μm以下の範囲にあることが望ましい。この範囲内であれば、長期の使用においても被覆層43が摩耗して無くなることがない。
次に、本実施例の特徴部分について説明する。図7は、トナー担持体胴部38Aの両端部のうちの一側端部の断面図である。図7に示すように、トナー担持体胴部38Aの端部には、被覆層43が形成されている。
本実施例においては、被覆層43の外周面43Aの幅(トナー担持体胴部38Aの軸方向に沿った幅)をAとし、被覆層43の内周面43Bの幅(トナー担持体胴部38Aの軸方向に沿った幅)をBとしたとき、A>Bに設定されている。このとき、被覆層43の端部のうち、トナー担持体胴部38Aから突出した芯金42の部分に近い側の端部は、トナー担持体胴部38Aの端面に合致している。突出した芯金42の部分から遠い側の端部には、被覆層43の内外周面43A,43Bの幅が上記のようにA>Bであるから、逆傾斜面43Cが形成されている。この逆傾斜面43Cは、外周面43A側が内周面43B側よりもトナー担持体胴部38Aの中央(図7において右端側)に向けて突出した形状をなしている。このような構成によれば、トナーが被覆層43を乗り越えてトナー担持体胴部38Aから漏れ出すのを確実に抑制することができる。
また、(A−B)は被覆層43の厚さCより小さいことが望ましい。これにより、被覆層43が端部シール40(図4、図5参照)に押し当てられた際、被覆層43の外周面端部のエッジ部43Dにおける形状変化、つまり、逆傾斜面43Cが曲がってエッジ部43Dがトナー担持体胴部38Aに接触してしまうのを抑えることができる。その結果、トナーが被覆層43を乗り越えてトナー担持体胴部38Aから漏れ出すのをより一層確実に抑制することができる。
なお、被覆層43のエッジ部43D先端は、面取りされていても、もしくはR形状に形成されていても良い。
被覆層43の幅としては、被覆層43の外周面43Aの幅Aを基準に考え、図5において、トナー担持ローラ38の弾性層最端部から端部シール40と現像容器の開口部の境目までの範囲内であるのが望ましいが、他のシステム条件を鑑みて、適宜決定される。
本実施例によれば、被覆層43の外周面43Aにおける幅Aが、内周面43Bにおける幅Bよりも大きいため、トナーを堰き止め、トナーが被覆層43を乗り越えてトナー担持体胴部38Aから漏れ出すのを防止することができる。また、被覆層43をトナー担持体胴部38Aの両端部に形成したので、長期の使用においてもトナー担持体胴部38A端部の磨耗を防止することができる。
また、トナーが外部に漏れ出すのを防ぐために、通常、被覆層43は現像装置に設けられた端部シール40に接している。本実施例では、上述したように、トナーが被覆層43を乗り越えて漏れ出すのを防止することができるので、被覆層43と端部シール40との間にトナーが入り込むのが回避されている。これにより、トナーと端部シール40との接触による摩擦熱の発生も防止することができる。
本実施例によれば、最近の画像形成装置の高速化においても、長期にわたってトナー担持体胴部38A端部の摩耗によるトナー飛散を抑制できるとともに、摩擦熱によるトナー劣化およびそれに伴うトナー層規制部材39へのトナー固着を抑制することができる。その結果、画像上白スジ等の画像欠陥並びにトナー飛散による画像形成装置内のトナー汚染を抑制することができる。
また、(A−B)を被覆層43の厚さCより小さくしたので、被覆層43のエッジ部43Dにおける形状変化を抑えることができ、トナーが被覆層43を乗り越えてトナー担持体胴部38Aから漏れ出すのをより一層確実に抑制することができる。
次に、本実施例におけるトナー担持ローラについて実験を行ったので、その実験例について以下に説明する。
先ず、トナー担持ローラの構成としては、芯金として、外径8mmのSUM材の外表面にニッケルめっきを施したものを使用した。弾性層としては、下記組成からなるエピクロルヒドリンゴムとアクリルニトリル-ブタジエンゴムをブレンドしたポリマーをクロスヘッド押出し成形後、165℃で2時間の加硫を行った。なお、クロスヘッド押出しでのオフセット量(ニップル先端とダイス先端の距離)は33mmとした。その後、外径研削により、外径16mmのトナー担持体胴部38Aに仕上げた。
エピクロルヒドリンゴム 30重量部
アクリルニトリル−ブタジエンゴム 70重量部
炭酸カルシウム 30重量部
カーボンブラック 2重量部
加硫促進剤 3重量部
イオウ 1重量部
ここで、炭酸カルシウム、カーボンブラック、加硫促進剤、イオウは、ECO(エピクロルヒドリンゴム)とNBR(アクリロニトリル−ブタジエンゴム)をブレンドしたポリマーに対する重量部である。
次に、下記組成からなる表面層をスプレー塗装にて形成した。表面層の膜厚は1μmである。
ポリエステル樹脂 80重量部
メラミン樹脂 20重量部
カーボンブラック 10重量部
ここで、溶剤には、酢酸ブチル、イソプロピルアルコール、メチルエチルケトンの混合物を使用した。
スプレーコート後、150℃で1時間の焼成を行い、トナー担持ローラを得た。得られたトナー担持ローラの表面粗さRzは、最大でも15μmであり、平均で6μm程度だった。また、うねりWcm(表面の凹凸)は5μm以下だった
次に、上記トナー担持ローラを実際に画像形成装置(プリンタIPSIO SP C320(リコー製))に取り付けて、評価を行った。このとき、感光体ドラム上を820Vに帯電させ、現像バイアス電圧250Vを印加するとともに、シアン一成分重合トナー(平均粒径6μm)を使用し、A4縦サイズ全面ベタ画像の100000枚通紙後のトナー飛散と画像上白抜けを評価した。評価基準としては、トナー飛散や画像上白抜けが発生しない場合はOK(◎)であり、トナー飛散や画像上白抜けが発生した場合はNG(×)とした。
[実験例1]
トナー担持体胴部38Aの両端部に以下のような被覆層を成型して、貼り付けた。
材質:超高分子量ポリエチレンテープ(住友3M製;5160T)
厚さC:50μm
外周面の幅A:3.51mm
内周面の幅B:3.50mm
そして、上記トナー担持ローラにおいて、A−B=10μmとなるようにテープを研磨加工した。研磨には卓上研磨装置(アイエムティー社製IM−P2)を使用した。砥石の番手は#1000で、砥石回転数を200rpmとした。
[実験例2]
上記実験例1において、外周面の幅Aを3.525mm、内周面の幅Bを3.50mmとした。すなわち、A−B=25μmとした。それ以外は実験例1と同様にしてトナー担持ローラを製作した。
[実験例3]
上記実験例1において、外周面の幅Aを3.545mm、内周面の幅Bを3.50mmとした。すなわち、A−B=45μmとした。それ以外は実験例1と同様にしてトナー担持ローラを製作した。
[実験例4]
上記実験例2において、テープ材質を、PTFEテープ(日東電工製;ニトフロンNo.903UL)に変更し、それ以外は実験例2と同様にしてトナー担持ローラを製作した。
[実験例5]
上記実験例2において、テープ材質を、FEPテープ(アズワン製;7-672-01)に変更し、それ以外は実験例2と同様にしてトナー担持ローラを製作した。
[比較例1]
トナー担持体胴部38Aの両端部に何も被覆しなかった。すなわち、被覆層を形成しなかった。
[比較例2]
上記実験例1において、外周面の幅Aを3.50mm、内周面の幅Bを3.50mmとした。すなわち、A−B=0μmとした。それ以外は実験例1と同様にしてトナー担持ローラを製作した。
[比較例3]
上記実験例1において、外周面の幅Aを3.49mm、内周面の幅Bを3.50mmとした。すなわち、A−B=−10μmとした。それ以外は実験例1と同様にしてトナー担持ローラを製作した。
実験例1〜5及び比較例1〜3の評価結果を表1に示す。
表1に示すように、実験例1〜5では、トナー飛散や画像上白抜け(白スジ)が発生せずOKである(表1中に◎で表示)が、比較例1〜3では、トナー飛散や画像上白抜けが発生しNGであった(表1中に×で表示)。
したがって、本実施例によれば、トナー飛散および画像上白抜けが発生しないことが実証された。
《実施例2》
図8及び図9は実施例2を示している。本実施例では、図8(A)に示すように、トナー担持体胴部38Aの両端部の被覆層50は、厚みが他の箇所よりも厚い部分が少なくとも一箇所形成され、厚みの厚い部分と薄い部分とを有している。すなわち、被覆層50は、トナー担持体胴部38Aの端部外周面に周方向に沿って形成され、且つトナー担持体胴部38Aの端部外周面の全体に設けられている。そして、被覆層50の複数箇所(4箇所)に、トナー担持体胴部38Aの軸方向に沿って突状50Aが設けられている。
ここで、被覆層50の厚みの厚い部分と薄い部分との差としては、5μm以上120μm以下の範囲にあることが望ましい。この範囲であれば、トナー担持体胴部38A端部からのトナー漏れの防止と、被覆層50と端部シール40(図4、図5参照)との接触面積低減による摩擦熱の低減効果を両立できる。
被覆層50の幅としては、実施例1における図5において、トナー担持ローラ38の弾性層最端部から端部シール40と現像容器の開口部の境目までの範囲内であるのが望ましいが、他のシステム条件を鑑みて、適宜決定される。
図8(B)は、図8(A)のG部の拡大図である。図8(B)に示すように、4つの突状50Aは、外表面が円筒面を成し、且つ被覆層50の上に周方向に沿って等間隔に形成されている。突状50Aは4つに限らず、図8(C)に示すように、1つであっても良い。また、5つ以上であっても良い。
さらに、突状50Aに限らず、図8(D)に示すように、1つの突起50Bであっても良い。この突起50Bは、被覆層50の幅方向の中央部に設けられ、外表面が半球状を成している。
図8(A)〜(D)において、被覆層50のうち突状50Aや突起50Bは厚みが厚い部分を、他の部分は厚みが薄い部分をそれぞれ構成している。
本実施例によれば、被覆層50に厚みの厚い部分と薄い部分とが形成されているので、トナー担持体胴部38A端部からのトナー漏れの防止と、被覆層50と端部シール40との接触による摩擦熱の発生を効果的に抑制することができる。
図9(A)〜(J)は、突状や突起について種々な例を示しており、トナー担持体胴部38Aの端部を被覆層50と共に示した断面図である。ここで、図9(A)〜(D)を用いて実験例について説明する。
[実験例6]
以下のような被覆層50を成型して、トナー担持体胴部38Aの両端部に1周分貼り付けた。
材質:超高分子量ポリエチレンテープ(住友3M製;5160T、厚さt=50μm)
幅:3.5mm
次に、その上から幅3.5mm×長さ2.0mmの上記同種テープを貼り付け、厚みの差を形成した(図9(A))。被覆層50における厚みの差は50μmとなった。本実験例では、突状50Cは1つ形成され、その突状50Cのコーナ部は丸みが無く角形状を成している。
[実験例7]
以下のような被覆層50を成型して、トナー担持体胴部38Aの両端部に1周分貼り付けた。
材質:超高分子量ポリエチレンテープ(住友3M製;5160T、厚さt=50μm)
幅:3.5mm
次に、その上から大きさが幅3.5mm×長さ2.0mmで、かつ、表面のエッジをR形状加工した上記同種テープを貼り付け、厚みの差を形成した(図9(B))。被覆層50における厚みの差は50μmとなった。本実験例では、突状50Aは1つ形成され、その突状50Aの外表面は丸みを成している。本実験例は図8(C)の場合と同じである。
[実験例8]
以下のような被覆層50を成型して、トナー担持体胴部38Aの両端部に1周分貼り付けた。
材質:超高分子量ポリエチレンテープ(住友3M製;5160T、厚さt=50μm)
幅:3.5mm
次に、その上から大きさが幅3.5mm×長さ2.0mmの上記同種テープを複数作成し、これらを先に作成した被覆層50上に2.0mmずつ間隔をあけて貼り付けていき、厚みの差を形成した(図9(C))。被覆層50における厚みの差は50μmとなった。本実験例では、実験例6と同じ突状50Cが8つ形成され、各突状50Cは被覆層50の周方向に沿って等間隔に配置されている。
[実験例9]
以下のような被覆層50を成型して、トナー担持体胴部38Aの両端部に1周分貼り付けた。
材質:超高分子量ポリエチレンテープ(住友3M製;5160T、厚さt=50μm)
幅:3.5mm
次に、その上から大きさが幅3.5mm×長さ2.0mmで、かつ、表面のエッジをR形状加工した上記同種テープを複数作成し、これらを先に作成した被覆層50上に2.0mmずつ間隔をあけて貼り付けていき、厚みの差を形成した(図9(D))。被覆層50における厚みの差は50μmとなった。本実験例では、実験例7と同じ突状50Aが8つ形成され、各突状50Aは被覆層50の周方向に沿って等間隔に配置されている。
[実験例10]
以下のような被覆層50を成型して、トナー担持体胴部38Aの両端部に1周分貼り付けた。
材質:PTFEテープ(日東電工製;ニトフロンNo.903UL、t=50μm)
次に、その上から大きさが幅3.5mm×長さ2.0mmの上記同種テープを貼り付け、厚みの差を形成した。断面形状は図9(A)と同じであり、被覆層50における厚みの差は50μmとなった。
[実験例11]
以下のような被覆層50を成型して、トナー担持体胴部38Aの両端部に1周分貼り付けた。
材質:FEPテープ(アズワン製;7-672-01、t=50μm)
次に、その上から大きさが幅3.5mm×長さ2.0mmの上記同種テープを貼り付け、厚みの差を形成した。断面形状は図9(A)と同じであり、被覆層50における厚みの差は50μmとなった。
[実験例12]
トナー担持体胴部38Aの両端部の被覆層50として、フルオロエチレンビニルエーテル(旭硝子製;ルミフロンLF200MEK)70重量部とブロック型ヘキサメチレンジイソシアネート(旭化成製;デュラネートTPA-B80E)30重量部とを混合した。さらに、前記混合したものをメチルエチルケトンにて希釈した後、スプレー塗装にてトナー担持体胴部38Aの両端部周上に厚み50μm、幅3.5mmの形状に形成し、130℃で1時間の焼成を実施した。
次に、図9(A)に示す被覆層形状になるように、トナー担持ローラ上をマスキングした上で再度、同材料をスプレー塗装し、幅3.5mm×長さ2.0mm×厚さ50μmとなるような厚みの差を形成し、130℃で1時間の焼成を実施した。
[実験例13]
トナー担持体胴部38Aの両端部の被覆層50として、まず、フルオロエチレンビニルエーテル(旭硝子製;ルミフロンLF200MEK)70重量部とブロック型ヘキサメチレンジイソシアネート(旭化成製;デュラネートTPA-B80E)30重量部を混合した。さらに、前記混合したものをメチルエチルケトンにて希釈した後、スプレー塗装にてトナー担持体胴部38Aの両端部周上に厚み50μm、幅3.5mmの形状に形成し、130℃で1時間の焼成を実施した。
次に、図9(A)に示す被覆層形状になるように、トナー担持ローラ上をマスキングした上で再度、同材料をスプレー塗装し、幅3.5mm×長さ2.0mm×厚さ5μmとなるような厚みの差を形成し、130℃で1時間の焼成を実施した。
[実験例14]
トナー担持体胴部38Aの両端部の被覆層50として、まず、フルオロエチレンビニルエーテル(旭硝子製;ルミフロンLF200MEK)70重量部とブロック型ヘキサメチレンジイソシアネート(旭化成製;デュラネートTPA-B80E)30重量部を混合した。さらに、前記混合したものをメチルエチルケトンにて希釈した後、スプレー塗装にてトナー担持体胴部38Aの両端部周上に厚み50μm、幅3.5mmの形状に形成し、130℃で1時間の焼成を実施した。
次に、図9(A)に示す被覆層形状になるように、トナー担持ローラ上をマスキングした上で再度、同材料をスプレー塗装し、幅3.5mm×長さ2.0mm×厚さ120μmとなるような厚みの差を形成し、130℃で1時間の焼成を実施した。
[比較例4]
トナー担持体胴部38Aの両端部に何も被覆しなかった。すなわち、被覆層を形成しなかった。
[比較例5]
以下のような被覆層50を成型して、トナー担持体胴部38Aの両端部に1周分貼り付けた。
材質:超高分子量ポリエチレンテープ(住友3M製;5160T、厚さt=50μm)
幅:3.5mm
本比較例においては、被覆層における厚みの差はない。
実験例6〜14及び比較例4〜5の評価結果を表2に示す。
表2に示すように、実験例6〜14では、トナー飛散や画像上白抜け(白スジ)が発生せずOKである(表2中に◎で表示)が、比較例4〜5では、トナー飛散や画像上白抜けが発生しNGであった(表2中に×で表示)。
したがって、本実施例によれば、トナー飛散および画像上白抜けが発生しないことが実証された。
図9(A)〜(D)は、厚い部分と薄い部分とを作成するために、トナー担持体胴部38Aの両端部に形成された被覆層50の上に更に被覆層を貼り付ける方法であった。これに対し、図9(E)〜(H)は、トナー担持体胴部38Aの両端部に形成された被覆層50を部分的に削って、厚い部分と薄い部分とを作成している。
図9(E)では、被覆層50が外周面側からR形状に削られ、被覆層50の表面にR状の凹部50Dが8箇所に形成されている。凹部50Dは、トナー担持体胴部38Aの軸方向(紙面垂直方向)に形成され、被覆層50の周方向に沿って等間隔に配置されている。
図9(F)では、被覆層50が外周面側から角形状に削られ、被覆層50の表面にコーナ部が角形状の凹部50Eが8箇所に形成されている。凹部50Eは、トナー担持体胴部38Aの軸方向(紙面垂直方向)に形成され、被覆層50の周方向に沿って等間隔に配置されている。
図9(G)では、図9(E)に示したR状の凹部50Dが1つ設けられている。また、図9(H)では、図9(F)に示したコーナ部が角形状の凹部50Eが1つ設けられている。
図9(E)〜(H)において、被覆層50のうち、凹部50D,50Eは厚みが薄い部分を、他の部分は厚みが厚い部分をそれぞれ構成している。
図9(I)では、図9(B)に示したR状の突状50Aと、図9(G)に示したR状の凹部50Dとが1つずつ設けられている。また、図9(J)では、図9(A)に示した角形状の突状50Cと、図9(H)に示した角形状の凹部50Eとが1つずつ設けられている。
図9(A)〜(J)の場合も、実験例6〜14と同様に、トナー飛散および画像上白抜けの発生を防止することができる。
《実施例3》
図10及び図11は実施例3を示している。本実施例では、図10に示すように、トナー担持体胴部38Aの両端部の被覆層60は、トナー担持体胴部38Aの周方向において不連続な部分が1箇所以上形成され、厚みの厚い部分と薄い部分とを有している。すなわち、被覆層60は、トナー担持体胴部38Aの端部外周面に周方向に沿って形成され、且つトナー担持体胴部38Aの端部外周面に設けられている。そして、被覆層60の1箇所以上(図では1箇所)に、隙間部(被覆層が無い部分)60Aが形成されている。この隙間部60Aは、トナー担持体胴部38Aの軸方向に対して所定角度(30度)傾斜して設けられている。また、この傾斜角は、トナー担持体胴部38Aの左側端部と右側端部とで逆向きとなっている。
ここで、被覆層60の厚みとしては、5μm以上120μm以下の範囲にあることが望ましい。5μm以上では、被覆層60が周方向にて分断されている箇所、つまり隙間部60Aと端部シール40(図4、図5参照)とが直接接触しにくくなり、摩擦熱が発生しにくくなる。また、120μm以下であれば、隙間部60Aからのトナー漏れを十分に防止することができる。
被覆層60の幅としては、実施例1における図5において、トナー担持ローラ38の弾性層最端部から端部シール40と現像容器の開口部の境目までの範囲内であるのが望ましいが、他のシステム条件を鑑みて、適宜決定される。
本実施例によれば、被覆層60は、トナー担持体胴部38Aの周方向において不連続な部分が1箇所以上形成されて、被覆層60が厚みの厚い部分と薄い部分とを有している。その結果、トナー担持体胴部38A端部からのトナー漏れの防止と、被覆層60と端部シール40との接触による摩擦熱の発生を効果的に抑制することができる。
図11(A)〜(F)は、隙間部について色々な例を示しており、被覆層60を側面を模式的に示した図である。ここで、図11(A)〜(D)を用いて実験例について説明する。
[実験例15]
以下のような被覆層60を成型するとともに、この被覆層60をトナー担持体胴部38Aの両端部に一周分貼り付けた。
材質:超高分子量ポリエチレンテープ(住友3M製;5160T)
厚み:50μm
幅:3.5mm、
隙間部(非被覆部)60Aの形状は、図11(A)に示すように、被覆層60の周方向に沿った幅を1mmに、トナー担持体胴部38Aの軸方向に対する角度θ1を30度に設定した。本実験例では、隙間部60Aは1つ形成されており、図10に示したものと同様である。
[実験例16]
以下のような被覆層60を成型するとともに、この被覆層60をトナー担持体胴部38Aの両端部に一周分貼り付けた。
材質:超高分子量ポリエチレンテープ(住友3M製;5160T)
厚み:50μm
幅:3.5mm
隙間部(非被覆部)60Bの形状は、図11(B)に示すように、被覆層60の周方向に沿った幅を1mmに、トナー担持体胴部38Aの軸方向に対する角度を0度に設定した。本実験例では、隙間部60Bは1つ形成されている。
[実験例17]
以下のような被覆層60を成型するとともに、この被覆層60をトナー担持体胴部38Aの両端部に一周分貼り付けた。
材質:超高分子量ポリエチレンテープ(住友3M製;5160T)
厚み:50μm
幅:3.5mm
隙間部(非被覆部)60Cの形状は、図11(C)に示すように、被覆層60の周方向に沿った幅を1mmに設定するとともに、被覆部(隙間部60Cと隙間部60Cとの間の部分)60Dについては、被覆層60の周方向に沿った幅を3mmに設定した。また、隙間部60C及び被覆部60Dは、トナー担持体胴部38Aの軸方向に対する角度θ2を30度に設定した。本実施例では、隙間部60Cは被覆層60に複数形成され、且つ被覆層60の周方向に沿って等間隔に設けられている。
[実験例18]
以下のような被覆層60を成型するとともに、この被覆層60をトナー担持体胴部38Aの両端部に一周分貼り付けた。
材質:超高分子量ポリエチレンテープ(住友3M製;5160T)
厚み:50μm
幅:3.5mm
隙間部(非被覆部)60Eの形状は、図11(D)に示すように、被覆層60の周方向に沿った幅を1mmに設定するとともに、被覆部(隙間部60Eと隙間部60Eとの間の部分)60Fは被覆層60の周方向に沿った幅を3mmに設定した。また、隙間部60E及び被覆部60Fは、トナー担持体胴部38Aの軸方向に対する角度を0度に設定した。本実施例では、隙間部60Eは被覆層60に複数形成され、且つ被覆層60の周方向に沿って等間隔に設けられている。
[実験例19]
以下のような被覆層60を成型して、この被覆層60をトナー担持体胴部38Aの両端部に一周分貼り付けた。
材質:PTFEテープ(日東電工製;ニトフロンNo.903UL)
厚み:50μm
幅:3.5mm
図11(A)の場合と同様、隙間部60Aの形状は、被覆層60の周方向に沿った幅を1mmに、トナー担持体胴部38Aの軸方向に対する角度θ1を30度に設定した。また、隙間部60Aは被覆層60に1つ形成した。
[実験例20]
以下のような被覆層60を成型して、この被覆層60をトナー担持体胴部38Aの両端部に一周分貼り付けた。
材質:FEPテープ(アズワン製;7-672-01)
厚み:50μm
幅:3.5mm
図11(A)の場合と同様、隙間部60Aの形状は、被覆層60の周方向に沿った幅を1mmに、トナー担持体胴部38Aの軸方向に対する角度θ1を30度に設定した。また、隙間部60Aは被覆層60に1つ形成した。
[実験例21]
トナー担持体胴部38Aの両端部の被覆層60として、フルオロエチレンビニルエーテル(旭硝子製;ルミフロンLF200MEK)70重量部とブロック型ヘキサメチレンジイソシアネート(旭化成製;デュラネートTPA-B80E)30重量部を混合した。さらに、前記混合したものをメチルエチルケトンにて希釈した後、スプレー塗装にて以下の形状に成型し、130℃で1時間の焼成を実施した。
被覆層60の厚みは50μmで、幅は3.5mmとし、図11(A)の場合と同様、隙間部60Aの形状は、被覆層60の周方向に沿った幅を1mmに、トナー担持体胴部38Aの軸方向に対する角度θ1を30度に設定した。また、隙間部60Aは被覆層60に1つ形成した。
[実験例22]
トナー担持体胴部38Aの両端部の被覆層60として、フルオロエチレンビニルエーテル(旭硝子製;ルミフロンLF200MEK)70重量部とブロック型ヘキサメチレンジイソシアネート(旭化成製;デュラネートTPA-B80E)30重量部を混合した。さらに、前記混合したものをメチルエチルケトンにて希釈した後、スプレー塗装にて以下の形状に成型し、130℃で1時間の焼成を実施した。
被覆層60の厚みは5μmで、幅は3.5mmとし、図11(A)の場合と同様、隙間部60Aの形状は被覆層60の周方向に沿った幅を1mmに、トナー担持体胴部38Aの軸方向に対する角度θ1を30度に設定した。また、隙間部60Aは被覆層60に1つ形成した。
[実験例23]
トナー担持体胴部38Aの両端部の被覆層60として、フルオロエチレンビニルエーテル(旭硝子製;ルミフロンLF200MEK)70重量部とブロック型ヘキサメチレンジイソシアネート(旭化成製;デュラネートTPA-B80E)30重量部を混合した。さらに、前記混合したものをメチルエチルケトンにて希釈した後、スプレー塗装にて以下の形状に成型し、130℃で1時間の焼成を実施した。
被覆層60の厚みは120μmで、幅は3.5mmとし、図11(A)の場合と同様、隙間部60Aの形状は被覆層60の周方向に沿った幅を1mmに、トナー担持体胴部38Aの軸方向に対する角度θ1を30度に設定した。また、隙間部60Aは被覆層60に1つ形成した。
[比較例6]
トナー担持体胴部38Aの両端部に何も被覆しなかった。すなわち、被覆層を形成しなかった。
[比較例7]
以下のような被覆層60を成型するとともに、この被覆層60をトナー担持体胴部38Aの両端部に一周分貼り付けた。
材質:超高分子量ポリエチレンテープ(住友3M製;5160T)
厚み:50μm
幅:3.5mm
本比較例においては、被覆層60の周方向において不連続な部分(つまり、非被覆部)がない。
実験例15〜23及び比較例6〜7の評価結果を表3に示す。
表3に示すように、実験例15〜23では、トナー飛散や画像上白抜け(白スジ)が発生せずOKである(表3中に◎で表示)が、比較例6〜7では、トナー飛散や画像上白抜けが発生しNGであった(表3中に×で表示)。
したがって、本実施例によれば、トナー飛散および画像上白抜けが発生しないことが実証された。
図11(E)は、隙間部60Gが被覆層60の幅方向の中央で屈曲(1箇所で屈曲)した例である。図11(F)は、隙間部60Hが4箇所で屈曲した例である。隙間部60G,60Hは、それらの大きさが被覆層60の周方向に沿って1mmで、被覆層60の周方向のうち1箇所に形成されている。また、隙間部60G,60Hは、トナー担持体胴部38Aの軸方向に対する角度がそれぞれ30度に設定されている。
図11(E)及び(F)の場合も、実験例15〜23と同様に、トナー飛散および画像上白抜けの発生を防止することができる。
《実施例4》
上記実施例1〜3に示されたトナー担持ローラ38は、図2に示すような現像装置27に用いることができる。
また、上記実施例1〜3に示されたトナー担持ローラ38は、図2に示すような現像装置27を含むプロセスカートリッジ11〜14に適用することができる。
さらに、上記実施例1〜3に示されたトナー担持ローラ38は、図1に示すようなプリンタ10に適用することができる。
本実施例によれば、最近の画像形成装置の高速化においても、長期にわたってトナー担持体胴部38A端部の摩耗によるトナー飛散を抑制できる。同時に、本実施例によれば、摩擦熱によるトナー劣化およびそれに伴うトナー層規制部材39へのトナー固着を抑制し、画像上白スジ等の画像欠陥ならびにトナー飛散による画像形成装置内のトナー汚染を抑制できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、上記各実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであり、本発明は上記各実施例の構成にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれることは勿論である。
10 プリンタ(画像形成装置)
11〜14 プロセスカートリッジ
27 現像装置
38 トナー担持ローラ(トナー担持体)
38A トナー担持体胴部
40 端部シール
42 芯金
43,50,60 被覆層
43A 外周面
43B 内周面
43C 逆傾斜面
50A,50C 突状
50D,50E 凹部
60A,60B,60C,60E,60G,60H 隙間部
特開2005−309191号公報 特許第4561780号公報 特許第4404108号公報 特許第3952428号公報

Claims (9)

  1. 芯金と、
    該芯金の外周に形成され少なくとも弾性層を有するトナー担持体胴部と、
    前記トナー担持体胴部の両端部の外周面に形成された被覆層とを備えたトナー担持体であって、
    前記被覆層は厚みを有しており、
    かつ前記被覆層は、前記トナー担持体胴部の端面から該トナー担持体胴部の軸方向に沿った幅が外周面側と内周面側とで異なっており、外周面側の幅が内周面側の幅よりも大きく設定されて、被覆層の端面が逆傾斜面となっていることを特徴とするトナー担持体。
  2. 前記被覆層の厚みは、前記外周面側の幅と前記内周面側の幅との差よりも厚く設定されていることを特徴とする請求項1に記載のトナー担持体。
  3. 芯金と、
    該芯金の外周に形成され少なくとも弾性層を有するトナー担持体胴部と、
    前記トナー担持体胴部の両端部の外周面に形成された被覆層とを備えたトナー担持体であって、
    前記被覆層は、前記トナー担持体胴部の周方向において不連続な部分が一箇所以上形成され、厚みの厚い部分と薄い部分とを有することを特徴とするトナー担持体。
  4. 前記被覆層は、厚みが厚い部分と薄い部分の差が5〜120μmであることを特徴とする請求項3に記載のトナー担持体。
  5. 前記被覆層は、摩擦係数の低い材料で構成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のトナー担持体。
  6. トナーが収納されたトナー収納室と、
    前記トナー収納室からのトナーが供給され該トナーを外周面に付着するトナー担持ローラとを備えた現像装置であって、
    前記トナー担持ローラとして、請求項1〜のいずれか一項に記載のトナー担持体を搭載したことを特徴とする現像装置。
  7. 前記トナー担持ローラは、芯金と、該芯金の外周に形成され少なくとも弾性層を有するトナー担持体胴部と、前記トナー担持体胴部の両端部の外周面に形成された被覆層とを有し、
    前記被覆層は、トナーが外部に漏れるのを防止するシール部材に接していることを特徴とする請求項に記載の現像装置。
  8. トナーが収納されたトナー収納室、及び前記トナー収納室からのトナーが供給され該トナーを外周面に担持するトナー担持ローラとを備えた現像装置と、
    前記トナー担持ローラに付着したトナーを外周面に担持してトナー像を形成する像担持体とを備えたプロセスカートリッジであって、
    請求項又はに記載の現像装置を搭載したことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  9. 請求項に記載のプロセスカートリッジを搭載したことを特徴とする画像形成装置。
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