JP6067172B1 - 電源制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】負荷の消費電力とは別に、電源制御装置自体の電力消費を抑制する。【解決手段】電源制御装置であって、負荷に対する電力の供給を遮断する第1の状態と、負荷に電力を供給する第2の状態とのいずれかを、電力が供給されていない状態で維持する半導体ラッチ回路と、電力を供給された状態で磁力を検出した場合に、半導体ラッチ回路を、第1の状態から第2の状態へ遷移させる駆動回路と、磁力が作用した場合に駆動回路に電力を供給し、磁力が作用しない場合に駆動回路への電力供給を遮断する磁気感応スイッチとを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電源制御装置に関する。
ケースに封止された回路のオン−オフをケースの外部から操作する電源制御装置がある(例えば、特許文献1参照)。
[特許文献1]特表2010−537772号公報
上記の特許文献1に記載の装置は、電源を負荷に接続した場合は、その状態を維持するためにホールICに電力を供給し続ける。このため、負荷の消費電力とは別に、電源制御装置自体も電力を消費する。
本発明の一態様においては、負荷に対する電力の供給を遮断する第1の状態と、負荷に電力を供給する第2の状態とのいずれかを、電力が供給されていない状態で維持する半導体ラッチ回路と、電力を供給された状態で磁力を検出した場合に、半導体ラッチ回路を、第1の状態から第2の状態へ遷移させる駆動回路と、磁力が作用した場合に駆動回路に電力を供給し、磁力が作用しない場合に駆動回路への電力供給を遮断する磁気感応スイッチとを備える電源制御装置が提供される。
上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。これらの特徴群のサブコンビネーションも発明となり得る。
電源制御装置100の模式的な回路図である。 ホールICチップ130の内部構造を示すブロック図である。 ホールICチップ130に対する磁界の作用を説明する模式図である。 ホールICチップ130の動作を説明するグラフである。 電源制御装置100の動作を示す表である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明する。以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、電源制御装置100の模式的な回路図である。電源制御装置100は、電源110、ホールICチップ130、およびリードスイッチ140を備える。
電源110は、例えば電池であり、2次電池であってもよい。また、電源110は、スーパーキャパシタ等、他の電力蓄積素子であってもよい。
ホールICチップ130は、電源制御装置100の高電圧側と低電圧側とに個別に接続される高電圧側端子および低電圧側端子と、出力端子およびPDN端子とを有する。出力端子は、磁界からの磁力がホールICチップ130に作用した場合に、電源110の高電圧側または低電圧側のいずれかに結合されて、その状態を維持する。
PDN端子は、加えられた電圧の状態に応じて、ホールICチップ130自体と電源110とを結合または遮断する。例えば、PDN端子への印加電圧がハイの場合、ホールICチップ130の内部回路は電源110に結合され、ホールICチップ130自体が動作可能な状態になる。よって、ホールICチップ130は、磁界から作用する磁力の状態に応じて、出力端子の状態をローからハイまたはハイからローに遷移させ、次に遷移するまでその出力端子の状態を維持する。
PDN端子への印加電圧がローの場合、ホールICチップ130自体が電源110から遮断されて動作を停止する。このため、ホールICチップ130の出力端子の状態は遷移しなくなる。また、ホールICチップ130は、漏洩電流を含む一切の電力消費が無くなる。ただし、PDN端子の印加電圧がローの場合も、ホールICチップ130の出力端子の電圧は、直前の状態を維持する。
このような機能を有するホールICチップ130としては、例えば、旭化成株式会社が製造するモノリシック型集積回路(型番AK8772)を使用できる。また、NVE社(米国)のAFL000−10型等の他のホールICチップ130を用いてもよい。更に、株式会社村田製作所のMRMS601A型等をホール素子132として用いて、ホールICチップ130に替わる回路を形成してもよい。
電源制御装置100において、ホールICチップ130の高電圧側端子は電源110の高電圧側に、ホールICチップ130の低電圧側端子は電源110の低電圧側に、それぞれ接続される。また、ホールICチップ130の高電圧側端子および低電圧側端子の間には、バイパスコンデンサ120が電源110と並列に接続される。
バイパスコンデンサ120は、ホールICチップ130の動作により電源制御装置100から負荷への電力供給が断続した場合に生じる電源電圧の変動を抑制する。バイパスコンデンサ120を省略しても、電源制御装置100が負荷に対して電力供給を断続する機能は変わらないが、バイパスコンデンサ120を設けることにより、最終的に負荷に供給される電力が安定する。
また、電源制御装置100において、ホールICチップ130のPDN端子は、リードスイッチ140を介して電源110の高電圧側に接続される。リードスイッチ140は、重なり合う位置に隙間を空けて配された一対の磁性体金属板によるリード電極を有する。
ここで、リード電極の一方は電源110の高電圧側に結合される。リード電極の他方は、プルダウン抵抗150を介して基準電位に結合される。また、ホールICチップ130のPDN端子は、リード電極の他方とプルダウン抵抗150との間に接続される。
リードスイッチ140は、磁力が作用した場合に接続状態が変化する磁気感応スイッチの一例であり、本実施例では、電源制御装置100の外部の磁界から磁力が作用した場合に、磁界の極性にかかわらず、磁化されたリード電極が互いに吸着しあって接触し、リードスイッチ140の両端を電気的に導通させる。これにより、図示の例では、電源110とプルダウン抵抗150とにより発生した制御電圧が、ホールICチップ130のPDN端子に印加され、ホールICチップ130がイネーブル状態になる。
また、リードスイッチ140に作用する磁力が消滅した場合、一対のリード電極は金属板としての弾性により互いに離れ、リードスイッチ140による電気的な導通は切断される。これにより、ホールICチップ130はディスエーブル状態になる。よって、ホールICチップ130の出力端子の状態は遷移しなくなるが、出力端子の直前の状態は、リードスイッチ140が遮断された後も維持される。
更に、電源制御装置100において、ホールICチップ130の出力端子は、電流増幅素子160の制御端子に接続される。電流増幅素子160の一端は、電源110の高電圧側に接続され、電流増幅素子160の他端は、基準電圧側、例えば接地に接続される。更に、電流増幅素子160の他端と基準電圧との間には、電源制御装置100により制御された電力の供給を受ける負荷が接続される。
電流増幅素子160は、制御端子の電圧が予め定めた閾値電圧を超えた場合に、両端を導通させるスイッチ素子として動作する。図示の例では、電流増幅素子160として電界効果トランジスタが用いられ、ゲート電極Gの電圧が閾値を超えるか否かに応じて、ドレインおよびソースの間を導通または遮断する。電流増幅素子160としては、バイポーラトランジスタを用いてもよい。また、負荷の消費電力が小さい場合は、電流増幅素子160を省略してもよい。
よって、電流増幅素子160の制御端子に、ホールICチップ130の出力端子から予め定めた閾値電圧以上の電圧が印加された場合、電流増幅素子160のドレイン・ソース間で導通し、電源110から供給される電力が負荷にも供給される。また、ホールICチップ130の出力端子から電流増幅素子160の制御端子に加えられる電圧が上記閾値電圧よりも低くなった場合は、電流増幅素子160のドレイン・ソース間が遮断され、電源110から負荷への電力供給も絶たれる。
図2は、電源制御装置100で用いたホールICチップ130の構造を模式的に示すブロック図である。ホールICチップ130は、パワーダウンスイッチ131、ホール素子132、チョッパスイッチ回路133、増幅器134、シュミットトリガ回路135、およびラッチ回路136と、一対の制御素子137、138を含む出力段とを有するモノリシック回路である。
パワーダウンスイッチ131は、PDN端子に接続され、PDN端子に印加される制御電圧に応じて、電源110から供給される電源電圧VDDを、ホールICチップ130全体に接続するか否かを選択する。PDN端子に印加される制御電圧がローの場合、パワーダウンスイッチ131はオフになり、ホールICチップ130の各要素が電圧源VDDから遮断される。これにより、各回路が動作しなくなるので、ホールICチップ130による電力消費も完全に抑制される。ただし、ラッチ回路として、電力の供給を絶たれた状態であっても、出力の状態は維持され続ける。PDN端子に印加される制御電圧がハイの場合、パワーダウンスイッチ131はオンになり、ホールICチップ130の各回路がイネーブル状態になる。
パワーダウンスイッチ131が、ホールICチップ130を電圧源VDDに電気的に結合している場合、ホール素子132は、電流に直交する磁場から磁力が作用すると、電流および磁場の両方に直交する方向に起電力を生じる。よって、ホール素子132の出力電圧の変化により、磁場を電気的に検出できる。
チョッパスイッチ回路133および増幅器134は、シュミットトリガ回路135とも共通のタイミング信号により同期して動作する。チョッパスイッチ回路133は、ホール素子132の駆動切り替えスイッチであり、上記タイミング信号に基づくチッピングによりホール素子132のオフセットを補正してノイズを軽減する。増幅器134は、ホール素子132の出力電圧を増幅した駆動電圧を、シュミットトリガ回路に出力する。
シュミットトリガ回路135は、増幅器134が出力した駆動電圧と、予め設定された閾値とを比較して、出力電圧が予め定めた閾値を超えた場合に、ラッチ回路136が保持する出力状態を遷移させる。
シュミットトリガ回路135は、入力電圧を閾値と比較して、比較結果に応じて、ハイまたはローのいずれかの電圧を出力する。ただし、シュミットトリガ回路135は、出力電圧がハイからローに遷移する場合の閾値と、出力電圧がローからハイに遷移する場合の閾値との2つの閾値を有する。このため、入力電圧の僅かな揺らぎでは出力電圧を遷移させないヒステリシスを有する。また、次に閾値を超える入力電圧の変化が生じるまでの間は、出力電圧を維持し続けるラッチとしても機能する。
ラッチ回路136は、シュミットトリガ回路135によるハイまたはローの出力電圧を維持する機能を有する。この機能は、電源110から供給される電源電圧VDDに依存しないので、パワーダウンスイッチ131により電力が供給されていない場合であっても、ラッチ回路136の出力は維持される。
出力段を形成する制御素子137、138は、ホールICチップ130の出力端子に対して高電圧側と低電圧側とに配され、それぞれ、ラッチ回路136の出力を制御端子に受ける。図示の例では、制御素子137、138として電界効果トランジスタが用いられ、CMOS出力を形成している。
上記出力段において、高電圧側の制御素子137の一端は、電源110の高電圧側VDDに直結している。また、低電圧側の制御素子138の一端は、電源110の低電圧側VSSに直結している。ホールICチップ130の出力端子は、制御素子137および制御素子138の他端の間に結合される。これにより、ホールICチップ130の出力端子は、パワーダウンスイッチ131によりホールICチップ130内部への電力供給が遮断されている場合であっても、ホールICチップ130の出力状態が維持し続ける。
図3は、上記のようなホールICチップ130に磁界を作用させる方法を模式的に示す図である。ホールICチップ130は板状のチップ形状を有し、接続パッド等により表裏が判別できる形態を有する。
ホールICチップ130には、例えば、磁石170により発生した磁界により磁力を作用させることができる。ここで、ホールICチップ130のホール素子132は、予め定められた方向、例えば、図中でチップの上側がS極、下側がN極になる方向の磁界を、ホールICチップ130の一対の広い平坦な面に対して直交する方向に作用させた場合に磁界を検出する。
図4は、磁界の発生または消失と、極性の反転とを検出した場合のホールICチップ130の動作を説明するグラフである。パワーダウンスイッチ131がオンでホールICチップ130がイネーブルであって、ホールICチップ130に作用する磁界の磁束密度が上昇してシュミットトリガ回路135がオンになる閾値を超えた場合、ホールICチップ130の出力電圧がローからハイに遷移する。
ハイに遷移したホールICチップ130の出力の状態は、シュミットトリガ回路135の出力が次に遷移するまで、パワーダウンスイッチ131のオンオフにかかわらず、ラッチ回路136により維持される。よって、電源制御装置100においてホールICチップ130の出力を制御端子に受ける電流増幅素子160は導通し続け、電源110から負荷への電力供給が継続される。
また、パワーダウンスイッチ131がオンでホールICチップ130がイネーブルであって、ホールICチップ130に作用する逆極性の磁界の磁束密度がオフの閾値を超えた場合は、ホールICチップ130の出力電圧がハイからローに遷移する。ローに遷移したホールICチップ130の出力の状態は、シュミットトリガ回路135の出力が次に遷移するまで、パワーダウンスイッチ131のオンオフにかかわらず、ラッチ回路136により維持される。よって、電源制御装置100の電流増幅素子160は、電源110から負荷への電力供給を遮断し続ける。
上記の一連の動作において、ホール素子132による磁力の検出、および、シュミットトリガ回路135における出力電圧の遷移は、パワーダウンスイッチ131がオンであって、ホールICチップ130がイネーブルな状態に限って動作する。これに対して、ラッチ回路136は、パワーダウンスイッチ131のオンオフにかかわらず、ハイまたはローの出力状態を維持し続ける。
図5は、電源制御装置100全体の動作状態を示す表である。同図の(A)段に示すように、電源制御装置100の初期状態において、ホールICチップ130の出力は、例えばローにセットされ、電源110から負荷への電力供給はない。
なお、初期状態において、電源制御装置100に作用する磁界はなく、リードスイッチ140もオフである。このため、ホールICチップ130のPDN端子にかかる制御電圧はローで、ホールICチップ130のパワーダウンスイッチ131はオフになっている。よって、ホールICチップ130の内部回路は電源110から遮断されてディスエーブル状態であり、電子回路に不可避な漏洩電流以外に電力を消費しない。従って、出力端子の状態を維持するために電力を供給し続ける場合に比較して、ホールICチップ130の消費電力を数十分の一から百分の一程度に抑制できる。
図5の(B)段は、電源制御装置100が負荷に電力を供給していない元の状態からの動作を示す。当初の状態では、電源制御装置100に作用する磁界はなく、リードスイッチ140もオフである。このため、ホールICチップ130のPDN端子にかかる制御電圧はローで、ホールICチップ130のパワーダウンスイッチ131はオフになっている。よって、(A)段に示した初期状態と同様に、ホールICチップ130の内部回路は電源110から遮断されてディスエーブル状態であり、電子回路に不可避な漏洩電流以外に電力を消費しない。
ここで、図2に示したように、電源制御装置100に磁石170を近づけて、有効な極性を有する有効磁界をホールICチップ130に作用させると、まず、磁界の磁力によりリードスイッチ140がオンになる。これにより、ホールICチップ130のPDN端子の制御電圧がハイになり、ホールICチップ130がイネーブルになる。
更に、イネーブルになったホールICチップ130のホール素子132が磁力を検出してシュミットトリガ回路135への入力電圧が閾値を超えると、ホールICチップ130の出力端子の電圧がハイレベルに遷移する。これにより、電源制御装置100においては電流増幅素子160が導通し、電源110から負荷への電力供給が開始される。
その後、磁石170を遠ざけて電源制御装置100に作用する磁界を除去すると、リードスイッチ140がオフになるので、ホールICチップ130のPDN端子の制御電圧がローになり、ホールICチップ130はディスエーブルになる。よって、(A)段に示した初期状態と同様に、ホールICチップ130の内部回路は電源110から遮断されてディスエーブル状態であり、電子回路に不可避な漏洩電流以外に電力を消費しない。しかしながら、ホールICチップ130の出力端子の端子電圧はハイレベルに維持され、電源110から負荷への電力供給は継続される。
図5の(C)段は、電源制御装置100が負荷に電力を供給している元の状態からの動作を示す。当初の状態では、電源制御装置100に作用する磁界はなく、リードスイッチ140もオフである。このため、ホールICチップ130のPDN端子にかかる制御電圧はローで、ホールICチップ130のパワーダウンスイッチ131はオフになっている。よって、(A)段に示した初期状態と同様に、ホールICチップ130の内部回路は電源110から遮断されてディスエーブル状態であり、電子回路に不可避な漏洩電流以外に電力を消費しない。しかしながら、ホールICチップ130の出力電圧は、ラッチ回路136によりハイレベルに維持されているので、電源110から負荷への電力供給を維持されている。
次に、電源制御装置100に極性を反転させた磁石170を近づけて、ホールICチップ130に他の有効磁界を作用させると、まず、磁界の磁力によりリードスイッチ140がオンになる。これにより、ホールICチップ130のPDN端子の制御電圧がハイになり、ホールICチップ130がイネーブルになる。
イネーブルになったホールICチップ130のホール素子132が磁力を検出すると、シュミットトリガ回路135の出力が遷移して、ホールICチップ130の出力電圧がハイレベルからローレベルに遷移する。これにより、電流増幅素子160による導通が遮断され、電源110から負荷への電力供給が停止される。
その後、電源制御装置100から磁石170を遠ざけて、磁界が作用しない状態にする。これにより、リードスイッチ140がオフになるので、ホールICチップ130のPDN端子の制御電圧がローになり、ホールICチップ130はディスエーブルになる。よって、ホールICチップ130は、電力を殆ど消費しなくなる。しかしながら、ホールICチップ130のラッチ回路136が、ローになった出力電圧を維持するので、電流増幅素子160の導通も維持され、電源110から負荷への電力供給は遮断されたままになる。
このように、電源制御装置100は、直接に接触して機械的な操作をすることなく、負荷に対する電力の供給を断続できる。また、電源制御装置100は、負荷に対する電力の供給または遮断を遷移させるホールICチップ130自体に対して、出力状態が遷移する期間に限って電力を供給する。これにより、負荷に対する電力供給が遷移しない期間は、ホールICチップ130への電力供給が遮断され、電源110の限られた電力を、本来の負荷に供給できる。
なお、上記の例では、イネーブルになったホールICチップ130の出力電圧を遷移させる場合に、極性に応じて磁界が有効である場合と有効ではない場合とがあることを記載した。しかしながら、ホールICチップ130は、作用させた磁界の極性に関わりなく出力電圧を遷移させる構成にすることもできる。また、電源制御装置100は、負荷に対する電力の供給を一度開始したら、電源110の電力を使い切るまで電力の供給を継続する仕様にすることもできる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上記の実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面に示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示していない限り、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現し得ることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面に記載した動作フローに関して、便宜上「まず」、「次に」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
100 電源制御装置、110 電源、120 バイパスコンデンサ、130 ホールICチップ、131 パワーダウンスイッチ、132 ホール素子、133 チョッパスイッチ回路、134 増幅器、135 シュミットトリガ回路、136 ラッチ回路、137、138 制御素子、140 リードスイッチ、150 プルダウン抵抗、160 電流増幅素子、170 磁石

Claims (8)

  1. 負荷に対する電力の供給を遮断する第1の状態と、前記負荷に電力を供給する第2の状態とのいずれかを、電力が供給されていない状態で維持する半導体ラッチ回路と、
    電力を供給された状態で磁力を検出した場合に、前記半導体ラッチ回路を、前記第1の状態から前記第2の状態へ遷移させる駆動回路と、
    磁力が作用した場合に前記駆動回路に電力を供給し、磁力が作用しない場合に前記駆動回路への電力供給を遮断する磁気感応スイッチと
    を備える電源制御装置。
  2. 前記駆動回路は、電力を供給された状態で磁力を検出する毎に、前記半導体ラッチ回路の状態を遷移させる請求項1に記載の電源制御装置。
  3. 前記駆動回路は、電力を供給された状態で、予め定められた第1の極性の磁力を検出した場合に、前記半導体ラッチ回路を前記第1の状態から前記第2の状態に遷移させ、前記第1の極性と異なる第2の極性の磁力を検出した場合に、前記半導体ラッチ回路を前記第2の状態から前記第1の状態に遷移させる請求項1に記載の電源制御装置。
  4. 前記負荷への電力供給を断続する制御素子を更に備え、
    前記半導体ラッチ回路は、前記制御素子の制御端子に加える制御電圧を維持することにより前記第1の状態および前記第2の状態のいずれか一方を維持する請求項1から3のいずれか一項に記載の電源制御装置。
  5. 前記駆動回路は、磁力を検出した場合に出力電圧を変化させるホール素子を有する請求項1から4のいずれか一項に記載の電源制御装置。
  6. 前記負荷および前記駆動回路に共通に電力を供給する電池を更に備える請求項1から5のいずれか一項に記載の電源制御装置。
  7. 前記半導体ラッチ回路、前記駆動回路、および前記磁気感応スイッチは、気密に封止された共通のケースに収容される請求項1から6のいずれか一項に記載の電源制御装置。
  8. 前記駆動回路および前記磁気感応スイッチは、互いに磁気的に遮蔽されている請求項1から7のいずれか一項に記載の電源制御装置。
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