JP6065672B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本明細書では、条件情報に従って対象データを管理システムに送信する通信装置を開示する。
特許文献1には、ホストコンピュータと、プリンタと、を備えるシステムが開示されている。プリンタは、ホストコンピュータからトラップ設定命令を受信すると、当該プリンタがトラップパケットを送信すべき条件を設定する。これにより、プリンタは、例えば、プリンタ自身のステータスが変化する場合にのみ、当該ステータスを示すトラップパケットをホストコンピュータに送信する。
特開平10−222318号公報
特許文献1の技術では、プリンタは、プリンタ自身のステータスが変化する毎に、当該ステータスを示すトラップパケットをホストコンピュータに送信する。従って、プリンタのステータスが変化する頻度が高いと、トラップパケットが送信される頻度が高くなり、プリンタとホストコンピュータとの間のネットワークの負荷が高くなる。
本明細書では、通信装置と管理システムとの間のネットワークの負荷を低減させることができる技術を開示する。
本明細書によって開示される通信装置は、記憶制御部と、第1の判断部と、対象データ送信部と、を備える。記憶制御部は、通信装置から管理システムへのデータの送信のための条件を示す1個以上の条件情報をメモリに記憶させる。1個以上の条件情報のそれぞれは、送信対象の対象データを識別するためのデータ識別情報と、対象データの送信タイミングに対応する時間である対象時間を示す時間情報と、を含む。第1の判断部は、メモリ内の1個以上の条件情報のそれぞれについて、当該条件情報に対応する判断処理を実行する。判断処理は、時間情報によって示される対象時間が経過する毎に実行される。判断処理は、直前の対象時間の間に、データ識別情報によって示される対象データの値が変化したのか否かを判断することを含む。対象データ送信部は、判断処理で対象データの値が変化したと判断される場合に、対象データの現在値を管理システムに送信し、判断処理で対象データの値が変化しなかったと判断される場合に、対象データの現在値を管理システムに送信しない。
上記の構成によると、通信装置は、対象データの値が変化する毎に対象データを管理システムに送信するのではなく、対象時間が経過する毎に判断処理を実行して、判断処理で変化有と判断する場合に、対象データを管理システムに送信する。このために、対象データの値が変化する毎に対象データを管理システムに送信する構成と比べると、通信装置から管理システムへの対象データの送信の頻度が低くなり、通信装置と管理システムとの間のネットワークの負荷を低減させることができる。
1個以上の条件情報は、第1の条件情報と、第2の条件情報と、を含んでいてもよい。第1の条件情報は、第1の対象データを識別するための第1のデータ識別情報と、第1の対象時間を示す第1の時間情報と、を含んでいてもよい。第2の条件情報は、第2の対象データを識別するための第2のデータ識別情報と、第1の対象時間とは異なる第2の対象時間を示す第2の時間情報と、を含んでいてもよい。この構成によると、通信装置は、第1の条件情報に対応する判断処理と、第2の条件情報に対応する判断処理と、のそれぞれを実行して、第1及び第2の対象データのそれぞれを管理システムに適切に送信することができる。
管理システムは、第1の端末装置と、前記第1の端末装置とは異なる第2の端末装置と、を備えていてもよい。通信装置は、さらに、第1の端末装置から第1の条件情報を受信し、第2の端末装置から第2の条件情報を受信する条件情報受信部を備えていてもよい。記憶制御部は、第1の端末装置から第1の条件情報が受信される場合に、第1の条件情報をメモリに記憶させ、第2の端末装置から第2の条件情報が受信される場合に、第2の条件情報をメモリに記憶させてもよい。対象データ送信部は、記第1の条件情報に対応する判断処理で第1の対象データの値が変化したと判断される場合に、第1の対象データの現在値が第1の端末装置で受信されるように、第1の対象データの現在値を管理システムに送信してもよい。第2の条件情報に対応する判断処理で第2の対象データの値が変化したと判断される場合に、第2の対象データの現在値が第2の端末装置で受信されるように、第2の対象データの現在値を管理システムに送信してもよい。この構成によると、通信装置は、第1の条件情報の送信元である第1の端末装置で第1の対象データが受信され、かつ、第2の条件情報の送信元である第2の端末装置で第2の対象データが受信されるように、第1及び第2の対象データのそれぞれを管理システムに適切に送信することができる。
第1の対象データと第2の対象データとは異なっていてもよい。第1のデータ識別情報と第2のデータ識別情報とは異なっていてもよい。この構成によると、通信装置は、第1の端末装置で第1の対象データが受信され、かつ、第2の端末装置で第1の対象データとは異なる第2の対象データが受信されるように、第1及び第2の対象データのそれぞれを管理システムに適切に送信することができる。
第1の対象データと第2の対象データとは同じであってもよい。第1のデータ識別情報と第2のデータ識別情報とは同じであってもよい。通信装置は、さらに、第1の条件情報に対応する判断処理で第1の対象データの値が変化したと判断される場合に、現時点から所定時間以内に第2の条件情報に対応する判断処理が実行される予定があるのか否かを判断する第2の判断部を備えていてもよい。対象データ送信部は、予定があると判断される場合に、第1の対象データの現在値が第1及び第2の端末装置のそれぞれで受信されるように、第1の対象データの現在値を管理システムに送信してもよい。対象データ送信部は、予定がないと判断される場合に、第1の対象データの現在値が第1の端末装置で受信され、かつ、第1の対象データの現在値が第2の端末装置で受信されないように、第1の対象データの現在値を管理システムに送信してもよい。この構成によると、通信装置は、上記の予定があると判断される場合に、第1の対象データが第1及び第2の端末装置のそれぞれで受信されるように、第1の対象データを管理システムに適切に送信することができる。
通信装置は、さらに、管理システムから1個以上の条件情報を受信する条件情報受信部を備えていてもよい。記憶制御部は、管理システムから1個以上の条件情報が受信される場合に、1個以上の条件情報をメモリに記憶させてもよい。この構成によると、通信装置は、1個以上の条件情報の送信元である管理システムで対象データが受信されるように、対象データを管理システムに適切に送信することができる。
1個以上の条件情報は、第1の条件情報を含んでいてもよい。第1の条件情報は、第1の対象データを識別するための第1のデータ識別情報と、第1の対象時間を示す第1の時間情報と、を含んでいてもよい。管理システムは、中継サーバと、第1の端末装置と、を備えていてもよい。通信装置は、さらに、第1の端末装置から、中継サーバを介して、第1の条件情報を受信する条件情報受信部を備えていてもよい。記憶制御部は、第1の端末装置から、中継サーバを介して、第1の条件情報が受信される場合に、第1の条件情報をメモリに記憶させてもよい。対象データ送信部は、第1の条件情報に対応する判断処理で第1の対象データの値が変化したと判断される場合に、第1の対象データの現在値が第1の端末装置で受信されるように、第1の対象データの現在値を中継サーバに送信してもよい。この構成によると、通信装置は、中継サーバを利用して、第1の条件情報の受信、及び、第1の対象データの送信、を適切に実行することができる。
対象データ送信部は、さらに、第1の条件情報が受信されてから第1の対象時間が経過する前に、第1の条件情報が受信されたタイミングでの第1の対象データの値が第1の端末装置で受信されるように、第1の対象データの値を中継サーバに送信してもよい。この構成によると、通信装置は、第1の対象データを中継サーバに迅速に送信することができる。
条件情報受信部は、通信装置と中継サーバとの間にインターネットを介した特定の接続が確立されていない状態から、特定の接続が確立されている状態に変化する場合に、特定の接続を利用して、中継サーバから第1の条件情報を受信してもよい。この構成によると、通信装置は、中継サーバから第1の条件情報を適切に受信することができる。
通信装置は、さらに、特定の接続が確立されていない状態で、第1の要求信号を中継サーバに送信する第1の信号送信部と、中継サーバから第1の要求信号に対する応答信号を受信する信号受信部と、を備えていてもよい。応答信号は、特定の接続で利用されるべきセッションIDを含んでいてもよい。通信装置は、さらに、中継サーバから応答信号が受信される場合に、セッションIDを含む第2の要求信号を中継サーバに送信する第2の信号送信部と、第2の要求信号が中継サーバに送信される場合に、通信装置と中継サーバとの間に特定の接続を確立する確立部と、を備えていてもよい。この構成によると、通信装置は、通信装置と中継サーバとの間にインターネットを介した特定の接続を適切に確立することができる。
上記の通信装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 プリンタの監視テーブルの一例を示す。 中継サーバの接続状態リストの一例を示す。 中継サーバのSUB(Subscribeの略)リストの一例を示す。 中継サーバが端末装置からのコマンドを監視するための処理のフローチャートを示す。 中継サーバがプリンタからのコマンドを監視するための処理のフローチャートを示す。 プリンタの通信処理のフローチャートを示す。 プリンタの時刻監視処理のフローチャートを示す。 プリンタが電源OFF状態であるケースAのシーケンス図を示す。 プリンタが電源ON状態であるケースBのシーケンス図を示す。 図9又は図10の続きのシーケンス図を示す。 図11の続きのシーケンス図を示す。 図12の続きのシーケンス図を示す。 プリンタが対象データを送信する様子を表わすタイムチャートを示す。
(第1実施例)
(通信システム2の構成)
図1に示されるように、通信システム2は、複数個のプリンタ10,40と、中継サーバ50と、複数個の端末装置80,90と、を備える。各プリンタ10,40は、LAN(LocalArea Networkの略)に接続されており、中継サーバ50及び各端末装置80,90は、インターネットに接続されている。
詳しくは後述するが、通信システム2では、端末装置80等から中継サーバ50を介してプリンタ10等にHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)のSubcribeコマンドが送信される。そして、プリンタ10等は、Subcribeコマンドによって指示されるタイミングで、Subcribeコマンドによって指示される対象データを、端末装置80等に送信する。Subcribeコマンドの通信及び対象データの通信を実現するために、各デバイス10等は、以下の構成を備える。なお、以下では、Subcribeコマンドのことを「SUBコマンド」と呼ぶ。
(プリンタ10,40の構成)
各プリンタ10,40は、印刷機能を実行可能な周辺機器(即ちPC(Personal Computerの略)等の周辺機器)である。プリンタ10,40は、それぞれ、プリンタIDとして、「PR10」、「PR40」を有する。プリンタIDは、プリンタ10等のベンダによって割り当てられるユニークなIDである。各プリンタ10,40が同様の構成を有するために、以下では、プリンタ10の構成を詳しく説明し、プリンタ40の構成の説明を省略する。
プリンタ10は、操作パネル12と、表示機構14と、印刷機構20と、LANインターフェース22と、制御部30と、を備える。各部12〜30は、バス線(符号省略)に接続されている。以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。
操作パネル12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作パネル12を操作することによって、様々な指示をプリンタ10に与えることができる。表示機構14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。印刷機構20は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構である。LANI/F22は、LANに接続するためのI/Fである。なお、LANは、有線LANであってもよいし、無線LANであってもよい。
制御部30は、CPU32と、ROM(Read Only Memoryの略)34と、NVRAM(Non-Volatile Random Access Memoryの略)35と、VRAM(Volatile Random Access Memoryの略)36と、を備える。CPU32は、ROM34に記憶されているプログラムに従って、様々な処理を実行する。
NVRAM35は、不揮発性のメモリである。即ち、プリンタ10の電源がOFFされても、NVRAM35内の情報は保持される(即ち消去されない)。NVRAM35は、プリンタ10に関する複数個のデータ(以下では「対象データ」と呼ぶ)のそれぞれについて、当該対象データを識別するためのデータID(例えば「DA1」)と、当該対象データの現在値と、を対応付けて記憶する。なお、対象データの一例として、(1)プリンタ10等で過去に印刷された印刷媒体のトータルの枚数(即ち印刷枚数)を示すデータ、(2)プリンタ10等で印刷に利用される消耗品(例えばインク、トナー)の残量を示すデータ、(3)プリンタ10等で実行された処理の履歴(即ちログ)を示すデータ等を挙げることができる。
VRAM36は、揮発性のメモリである。即ち、プリンタ10の電源がONされている間には、VRAM36内の情報が保持されるが、プリンタ10の電源がOFFされると、VRAM36内の情報が消去される。VRAM36は、プリンタ10が様々な処理を実行する過程で生成又は取得される様々なデータを記憶する。VRAM36は、後述の監視テーブル38を記憶する。
(監視テーブル38;図2)
上述したように、監視テーブル38は、VRAM36に記憶される。従って、プリンタ10の電源がOFFされると、監視テーブル38は、VRAM36から消去される。
監視テーブル38は、複数個の監視情報を含む。各監視情報は、端末IDと、データIDと、時間情報と、予定時刻と、送信値と、が対応付けられた情報である。端末ID、データID、及び、時間情報は、端末装置80等から中継サーバ50を介して受信されるSUBコマンドに含まれる情報であり、後述の図7のS108で記述される。予定時刻及び送信値は、プリンタ10によって生成される情報であり、後述の図7のS108、図8のS134,S138で記述される。
端末IDは、端末装置80等を識別するための情報である。端末装置80,90は、それぞれ、端末IDとして、「TE80」、「TE90」を有する。データIDは、対象データを識別するための情報である。時間情報は、対象データの値の変化の有無に関する判断処理(後述の図8のS132)を実行するためのインターバル(即ち周期)を示す時間である。予定時刻は、上記の判断処理を実行すべき時刻である。送信値は、送信済みの対象データの値である。
(中継サーバ50の構成;図1)
中継サーバ50は、プリンタ10,40のベンダによってインターネット上に設置されるサーバである。中継サーバ50は、後述のリスト70,72を管理して、プリンタ10等と端末装置80等のための様々な処理(例えば、プリンタ10等と端末装置80等との間の通信の中継)を実行する。
中継サーバ50は、制御部60を備える。制御部60は、CPU62と、ROM64と、データベース66と、を備える。CPU62は、ROM64に記憶されているプログラムに従って、様々な処理を実行する。データベース66は、後述の接続状態リスト70及びSUBリスト72を記憶する。
(接続状態リスト70;図3)
図3に示されるように、接続状態リスト70は、複数個の接続情報を含む。各接続情報は、各プリンタ10,40と中継サーバ50との間にXMPP(eXtensible Messaging and Presence Protocolの略)接続が確立されているのか否かを示す情報であり、後述の図6のS42,S52で記述される。
各接続情報は、プリンタIDと、接続状態と、が対応付けられた情報である。接続状態は、「ONLINE」及び「OFFLINE」のどちらかの値を示す。接続状態「ONLINE」は、XMPP接続が確立されていることを示し、接続状態「OFFLINE」は、XMPP接続が確立されていないことを示す。
(SUBリスト72;図4)
SUBリスト72は、複数個のSUB情報を含む。各SUB情報は、プリンタIDと、端末IDと、データIDと、時間情報と、Flagと、データ値と、が対応付けられた情報である。プリンタID、端末ID、データID、時間情報、及び、Flagは、端末装置80等から受信されるSUBコマンドに含まれる情報であり、後述の図5のS16で記述される。データ値は、プリンタ10等から受信される対象データの値であり、後述の図6のS66で記述される。
Flagは、「ON」及び「OFF」のどちらかの値を示す。Flag「ON」は、プリンタ10等から対象データを含む対象ファイルを受信した直後に、対象ファイルを端末装置80等に送信する処理を実行するための値である(後述の図6のS62でYES)。Flag「OFF」は、プリンタ10等から対象データを含む対象ファイルを受信する場合に、対象データの値をSUBリスト72に記述する処理(後述の図6のS66)と、端末装置80等からHTTPのGETコマンドを受信する場合に、記述済みの値を含む対象ファイルを端末装置80等に送信する処理(後述の図5のS32)と、を実行するための値である。また、データ値は、Flag「OFF」である場合にのみ記述される情報であり、プリンタ10等から受信される対象ファイルに含まれる対象データの値である。
(端末装置80,90の構成;図1)
各端末装置80,90は、例えば、プリンタ10等のベンダによって製造される様々な製品(プリンタ、スキャナ、コピー機、FAX装置、多機能機等)を販売するための販売店に設置される。各端末装置80,90は、公知のOSを備えるコンピュータ(例えばPC)であり、プリンタ10等のベンダによって提供されるアプリケーション(以下では「管理アプリケーション」と呼ぶ)を備える。管理アプリケーションは、中継サーバ50と様々なコマンド、ファイル等を通信するための処理を実行するためのプログラムである。
(中継サーバ50のCPU62が実行する処理;図5、図6)
続いて、図5及び図6を参照して、中継サーバ50のCPU62が実行する処理について説明する。図5は、端末装置80,90からのコマンドの監視処理を示し、図6は、プリンタ10からのコマンドの監視処理を示す。
(端末装置80,90からのコマンドの監視処理;図5)
CPU62は、端末装置80,90から、コマンドの監視処理を実行するための指示を受信すると、図5の処理を開始する。CPU62は、端末装置80,90から、SUBコマンド、Unsubscribeコマンド、又は、GETコマンドを受信することを監視する(即ち、S10でNO、S20でNO、S30でNOを繰り返し実行する)。なお、以下では、Unsubscribeコマンドのことを「UNSUBコマンド」と呼ぶ。
(SUBコマンドの監視)
例えば、各端末装置80,90のユーザ(即ち販売店の従業員)は、プリンタ10又はプリンタ40に関する対象データを取得することを望む場合に、例えば、端末装置80の管理アプリケーションを起動して、SUBコマンドの送信を実行するための各情報を端末装置80に入力する。以下では、ユーザが対象データを取得することを望むプリンタのことを、「対象プリンタ」と呼ぶ。
ユーザは、対象プリンタに対応するプリンタID(例えば「PR10」)と、対象データに対応するデータID(例えば「DA1」)と、対象データの値の変化の有無に関する判断処理をプリンタ10に実行させるためのインターバルの時間を示す時間情報(例えば「40min」)と、Flag(例えば「ON」)と、を端末装置80に入力する。
ユーザは、時間情報として、任意の時間を指定することができる。後で詳しく説明するが、時間情報が示す時間が長い場合には、対象プリンタが対象データの値の変化の有無に関する判断処理を実行するインターバルが長くなり、時間情報が示す時間が短い場合には、対象プリンタが判断処理を実行するインターバルが短くなる。対象プリンタは、判断処理において対象データの値の変化が有る(例えば印刷枚数の変化が有る)と判断する場合に、対象データの現在値(例えば現在の印刷枚数)を含む対象ファイルを中継サーバ50に送信する。対象プリンタは、判断処理において対象データの値の変化が無い(例えば印刷枚数の変化が無い)と判断する場合に、対象ファイルを送信しない。従って、時間情報が示す時間が長い場合には、対象プリンタから対象ファイルが送信される頻度が低くなり、時間情報が示す時間が短い場合には、対象プリンタから対象ファイルが送信される頻度が高くなる。
ユーザは、Flagの値として、「ON」又は「OFF」を指定することができる。ユーザは、対象プリンタから中継サーバ50への対象ファイルの送信が実行された直後に、中継サーバ50から端末装置80への対象ファイルの送信が実行されることを望む場合に、Flagの値として、「ON」を指定する。また、ユーザは、端末装置80から中継サーバ50へのGETコマンドの送信に応じて、中継サーバ50から端末装置80への対象ファイルの送信が実行されることを望む場合に、Flagの値として、「OFF」を指定する。
端末装置80は、ユーザによって上記の各情報(即ち、プリンタID、データID、時間情報、Flag)が入力されると、入力済みの各情報と、端末装置80自身に対応する端末ID「TE80」と、を含むSUBコマンドを生成する。そして、端末装置80は、生成済みのSUBコマンドを中継サーバ50に送信する。なお、仮に、ユーザが、端末装置80ではなく、端末装置90に各情報を入力する場合には、端末装置90から中継サーバ50にSUBコマンドが送信される。この場合、SUBコマンドは、端末装置80に対応する端末ID「TE80」ではなく、端末装置90に対応する端末ID「TE90」を含む。
中継サーバ50のCPU62は、端末装置80等からSUBコマンドを受信する場合に、図5のS10でYESと判断して、S12に進む。S12では、CPU62は、対象プリンタと中継サーバ50との間にXMPP接続が確立されているのか否かを判断する。具体的に言うと、CPU62は、受信済みのSUBコマンドに含まれるプリンタID(例えば「PR10」)に対応付けられている接続状態を、接続状態リスト70(図3参照)から読み出す。そして、CPU62は、当該接続状態が「ONLINE」を示す場合には、XMPP接続が確立されている(即ちS12でYES)と判断してS14に進み、当該接続状態が「OFFLINE」を示す場合には、XMPP接続が確立されていない(即ちS12でNO)と判断してS16に進む(即ちS14をスキップする)。
S14では、CPU62は、受信済みのSUBコマンドに含まれる各情報(即ち、プリンタID、端末ID、データID、時間情報、Flag)の中から、プリンタID、端末ID、データID、及び、時間情報を抽出して、抽出済みの各情報を含む新たなSUBコマンドを生成する。即ち、ここで生成される新たなSUBコマンドは、Flagを含まない。Flagは、対象プリンタで利用されないからである。
次いで、CPU62は、S12の判断対象のXMPP接続(即ち、対象プリンタと中継サーバ50との間のXMPP接続)を利用して、生成済みのSUBコマンド(即ち、上記の新たなSUBコマンド)を対象プリンタに送信する。なお、XMPP接続が確立される様子、及び、XMPP接続を利用してSUBコマンドを送信する様子については、図9を参照しながら後で詳しく説明する。
各プリンタ10,40が接続されているLANは、インターネット通信を仲介するためのNAT(Network Address Translationの略)ルータを備える。そして、NATルータは、対象プリンタと中継サーバ50との間にXMPP接続(即ちいわゆる常時接続)が確立されている状態では、インターネット側(即ち中継サーバ50)からLAN側(即ち対象プリンタ)へのデータ(例えばSUBコマンド)の送信を許容するが、XMPP接続が確立されていない状態では、当該データの送信を禁止する。
NATルータの存在を考慮して、本実施例では、中継サーバ50のCPU62は、対象プリンタと中継サーバ50との間にXMPP接続が確立されているのか否かを判断する(S12)。そして、CPU62は、XMPP接続が確立されていると判断する場合(S12でYES)には、生成済みのSUBコマンドを対象プリンタに送信する(S14)。これにより、CPU62は、NATルータを介して、生成済みのSUBコマンドを対象プリンタに適切に送信することができる。
詳しくは後述するが、対象プリンタは、中継サーバ50からSUBコマンドを受信すると、SUBコマンドに対応する監視情報を監視テーブル(図1の監視テーブル38参照)に追加して、当該監視情報に従って、対象データの現在値(例えば、印刷枚数、消耗品の残量等)を含む対象ファイルを中継サーバ50に送信する(後述の図7のS106、図8のS150)。これにより、端末装置80等のユーザ(即ち販売店の従業員)は、対象プリンタに関する対象データの現在値を知ることができ、当該現在値に応じたサービス(例えば、印刷媒体の補充サービス、消耗品の交換サービス等)を対象プリンタのユーザに提供することができる。
CPU62は、XMPP接続が確立されていないと判断する場合(S12でNO)には、SUBコマンドを対象プリンタに送信するための処理を実行しない(S14をスキップする)。ただし、詳しくは後述するが、CPU62は、対象プリンタと中継サーバ50との間にXMPP接続が新たに確立される場合に、SUBコマンドを対象プリンタに適切に送信することができる(後述の図6のS46参照)。
S16では、CPU62は、受信済みのSUBコマンドに対応するSUB情報をデータベース66内のSUBリスト72に追加する。具体的に言うと、CPU62は、受信済みのSUBコマンド内の各情報(即ち、プリンタID、端末ID、データID、時間情報、Flag)が対応付けられているSUB情報をSUBリスト72に追加する。この時点では、仮に、Flagが「OFF」であっても、データ値は記述されない。データ値は、後述の図6のS66で記述される。
(UNSUBコマンドの監視)
端末装置80等のユーザは、プリンタ10等から対象データを取得することを停止することを望む場合に、例えば、端末装置80の管理アプリケーションを起動して、UNSUBコマンドの送信を実行するための各情報を端末装置80に入力する。以下では、ユーザが対象データの送信を停止することを望むプリンタのことを、「対象プリンタ」と呼ぶ。ユーザは、対象プリンタに対応するプリンタID(例えば「PR10」)と、対象データに対応するデータID(例えば「DA1」)と、を端末装置80に入力する。
端末装置80は、ユーザによって上記の各情報(即ち、プリンタID、データID)が入力されると、入力済みの各情報と、端末装置80に対応する端末ID「TE80」と、を含むUNSUBコマンドを生成する。そして、端末装置80は、生成済みのUNSUBコマンドを中継サーバ50に送信する。なお、仮に、ユーザが、端末装置80ではなく、端末装置90に各情報を入力する場合には、端末装置90から中継サーバ50にUNSUBコマンドが送信される。この場合、UNSUBコマンドは、端末装置90に対応する端末ID「TE90」を含む。
中継サーバ50のCPU62は、端末装置80等からUNSUBコマンドを受信する場合に、図5のS20でYESと判断して、S22に進む。S22では、CPU62は、対象プリンタと中継サーバ50との間にXMPP接続が確立されているのか否かを判断する。S22の判断処理は、S12の判断処理と同様である。CPU62は、XMPP接続が確立されていると判断する場合(S22でYES)には、S24に進み、XMPP接続が確立されていないと判断する場合(S22でNO)には、S26に進む(即ちS24をスキップする)。
S24では、CPU62は、S22の判断対象のXMPP接続を利用して、受信済みのUNSUBコマンドを対象プリンタに送信する。CPU62は、XMPP接続を利用するので、NATルータを介して、UNSUBコマンドを対象プリンタに適切に送信することができる。
詳しくは後述するが、対象プリンタは、中継サーバ50からUNSUBコマンドを受信すると、UNSUBコマンドに従って、対象データを含む対象ファイルの送信を停止する(後述の図7のS122)。この結果、対象プリンタから対象ファイルが送信されなくなるので、各デバイス(即ち、対象プリンタ、中継サーバ50、端末装置80等)の処理負荷、及び、各デバイスの間のネットワークの負荷を軽減させることができる。
なお、CPU62は、XMPP接続が確立されていないと判断する場合(S22でNO)には、UNSUBコマンドを対象プリンタに送信するための処理を実行しない(S24をスキップする)。しかも、CPU62は、SUBコマンドの場合とは異なり、対象プリンタと中継サーバ50との間にXMPP接続が新たに確立されても、UNSUBコマンドを対象プリンタに送信しない。その理由を次に説明する。
対象プリンタ(例えばプリンタ10)は、対象ファイルの送信を実行するための監視情報を含む監視テーブルをVRAM(例えばVRAM36)に記憶させる(例えば図1のVRAM36内の監視テーブル38参照)。そして、XMPP接続が確立されていない場合には、対象プリンタの電源がOFFされている可能性が高い。対象プリンタの電源がOFFされると監視テーブルが消去されるので、UNSUBコマンドが対象プリンタに送信されなくても、対象プリンタは、対象ファイルの送信を停止する。このような実情に鑑みて、CPU62は、UNSUBコマンドを対象プリンタに送信しない。
S26では、CPU62は、受信済みのUNSUBコマンドに対応するSUB情報をデータベース66内のSUBリスト72から消去する。具体的に言うと、CPU62は、UNSUBコマンド内の各情報(即ち、プリンタID、端末ID、データID)を含むSUB情報をSUBリスト72から消去する。
(GETコマンドの監視)
上述したように、例えば、端末装置80のユーザは、SUBコマンドの送信を実行するための情報として、Flag「ON」又は「OFF」を端末装置80に入力することができる。ユーザは、Flag「OFF」を端末装置80に入力して、SUBコマンドの送信を端末装置80に実行させた場合に、その後の任意のタイミングで、HTTPのGETコマンドを送信するための各情報(即ち、プリンタID、データID)を端末装置80に入力することができる。この場合、端末装置80は、上記の各情報(即ち、プリンタID、データID)と、端末装置80の端末ID「TE80」と、を含むGETコマンドを中継サーバ50に送信する。なお、仮に、端末装置80ではなく、端末装置90が各情報を含むGETコマンドを中継サーバ50に送信する場合には、GETコマンドは、端末装置90に対応する端末ID「TE90」を含む。
中継サーバ50のCPU62は、端末装置80等からGETコマンドを受信する場合に、図5のS30でYESと判断して、S32に進む。S32では、CPU62は、受信済みのGETコマンド内の各情報(即ち、プリンタID、端末ID、データID)に対応付けられているデータ値(例えば図4のデータ値「42201」)を、SUBリスト72から読み出す。そして、CPU62は、当該データ値を含む対象ファイルを生成する。当該対象ファイルは、さらに、受信済みのGETコマンド内のプリンタID、端末ID、及び、データIDを含む。次いで、CPU62は、受信済みのGETコマンドの送信元の端末装置80等に、生成済みの対象ファイルを送信する。
(プリンタ10,40からのコマンドの監視処理;図6)
CPU62は、プリンタ10,40から、コマンドの監視処理を実行するための指示を受信すると、図6の処理を開始する。図6に示されるように、CPU62は、プリンタ10,40から、XMPP接続を確立するための通知を受信すること、確認コマンドを受信しない状態で所定期間が経過すること、及び、対象ファイルを受信すること、を監視する(即ち、S40でNO、S50でNO、S60でNOを繰り返し実行する)。
(XMPP接続を確立するための通知の監視)
詳しくは図9を参照して後で説明するが、プリンタ10等は、例えば、電源がONされる場合に、XMPP接続を確立するため通知を含む要求信号(例えば後述の図9の要求信号154)を中継サーバ50に送信する(後述の図7のS100参照)。以下では、上記の要求信号の送信元のプリンタのことを、「対象プリンタ」と呼ぶ。
中継サーバ50のCPU62は、対象プリンタから上記の要求信号を受信する場合に、対象プリンタと中継サーバ50との間にXMPP接続を確立する。この場合、CPU62は、S40でYESと判断しで、S42に進む。
S42では、CPU62は、接続状態リスト70(図3参照)の内容を変更する。具体的に言うと、CPU62は、対象プリンタに対応するプリンタIDに対応付けられている接続状態を、「OFFLINE」から「ONLINE」に変更する。
次いで、S44では、CPU62は、SUBリスト72を参照して、対象プリンタに対応するプリンタIDを含む1個以上のSUB情報が存在するのか否かを判断する。CPU62は、対象プリンタに対応するプリンタIDを含む1個以上のSUB情報が存在すると判断する場合(S44でYES)に、S46に進み、対象プリンタに対応するプリンタIDを含むいずれのSUB情報も存在しないと判断する場合(S44でNO)に、S46をスキップしてS40に戻る。
S46では、CPU62は、上記の1個以上のSUB情報のそれぞれについて、当該SUB情報に含まれる各情報(即ち、プリンタID、端末ID、データID、時間情報)を含むSUBコマンドを生成する。即ち、CPU62は、上記の1個以上のSUB情報を利用して、1個以上のSUBコマンドを生成する。そして、CPU62は、S40で確立されたXMPP接続を利用して、生成済みの1個以上のSUBコマンドを対象プリンタに送信する。
上述したように、対象プリンタで電源がONされる場合(S40でYES)、即ち、対象プリンタと中継サーバ50との間にXMPP接続が確立される場合に、中継サーバ50から対象プリンタにSUBコマンドが送信される(S46)。この結果、以下の(1)及び(2)の効果を奏することができる。
(1)例えば、中継サーバ50は、対象プリンタの電源がOFFされている間に、対象プリンタに送信されるべきSUBコマンドを、端末装置80等から受信し得る。このような状況において、中継サーバ50は、SUBコマンドに対応するSUB情報をSUBリスト72に記憶させる(図5のS12でNO、S16)。そして、中継サーバ50は、対象プリンタの電源がONされる場合(図6のS40でYES、S42、S44でYES)に、SUBリスト72内のSUB情報に対応するSUBコマンドを、対象プリンタに適切に送信することができる(S46)。
(2)また、例えば、対象プリンタが、第1の電源ON状態から、電源OFF状態を経て、第2の電源ON状態に移行する状況を想定する。即ち、対象プリンタ(第1の電源ON状態)と中継サーバ50との間に第1のXMPP接続が確立されている状態から、第1のXMPP接続の切断を経て、対象プリンタ(第2の電源ON状態)と中継サーバ50との間に第2のXMPP接続が確立されている状態に移行する状況を想定する。
中継サーバ50は、対象プリンタが第1の電源ON状態である間に、対象プリンタに送信されるべきSUBコマンドを、端末装置80等から受信し得る。この場合、中継サーバ50は、第1のXMPP接続を利用して、SUBコマンドを対象プリンタに送信し(図5のS12でYES、S14)、さらに、SUBコマンドに対応するSUB情報をデータベース66内のSUBリスト72に記憶させる(S16)。対象プリンタは、第1の電源ON状態である間に、中継サーバ50からSUBコマンドを受信して、SUBコマンドに対応する監視情報をVRAM内の監視テーブルに追加する(後述の図7のS108)。
ただし、対象プリンタが電源OFF状態に移行すると、揮発性メモリであるVRAMから監視情報を含む監視テーブルが消去される。そして、中継サーバ50は、対象プリンタが第2の電源ON状態に移行する場合(図6のS40でYES、S42、S44でYES)に、第2のXMPP接続を利用して、SUBリスト72内のSUB情報に対応するSUBコマンドを、対象プリンタに適切に送信することができる。
即ち、中継サーバ50は、対象プリンタが第1の電源ON状態である場合に、SUBコマンドを対象プリンタに送信することができ、さらに、対象プリンタが電源OFF状態から第2の電源ON状態に変化する場合に、SUBコマンドを対象プリンタに再び送信することができる。このために、中継サーバ50は、対象プリンタの電源がOFFされることに起因して、対象プリンタから監視情報を含む監視テーブルが消去されても、SUBコマンドを対象プリンタに再び送信することができる。この結果、対象プリンタは、SUBコマンドに従って、対象データの送信を適切に実行することができる。
(確認コマンドの監視)
以下では、XMPP接続が確立されているプリンタのことを、「対象プリンタ」と呼ぶ。対象プリンタは、対象プリンタの電源がONされている間、即ち、XMPP接続が確立されている間に、確認コマンドを定期的に中継サーバ50に送信することができる。しかしながら、対象プリンタは、対象プリンタの電源がOFFされると、確認コマンドを中継サーバ50に送信することができない。
中継サーバ50のCPU62は、対象プリンタから確認コマンドを受信することを監視している。そして、CPU62は、対象プリンタとのXMPP接続を確立してから、又は、対象プリンタから確認コマンドを受信してから、次の確認コマンドを受信しない状態で、所定期間が経過する場合に、S50でYESと判断して、S52に進む。具体的に言うと、CPU62は、対象プリンタとのXMPP接続を確立することを契機として、タイマをスタートする。そして、CPU62は、対象プリンタから確認コマンドを受信する毎に、タイマをリセットしてリスタートする。CPU62は、タイマの値が所定期間を経過するのか否かを判断することによって、S50の判断を実行することができる。
S52では、CPU62は、接続状態リスト70(図3参照)の内容を変更する。具体的に言うと、CPU62は、対象プリンタに対応するプリンタIDに対応付けられている接続状態を、「ONLINE」から「OFFLINE」に変更する。
(対象ファイルの監視)
プリンタ10等は、中継サーバ50からSUBコマンドを受信する場合(後述の図7のS104でYESの場合)、又は、SUBコマンドに対応する監視情報に従った判断処理で対象データの値が変化したと判断する場合(後述の図8のS132でNOの場合)に、対象データの現在値を含む対象ファイルを中継サーバ50に送信する。以下では、対象ファイルの送信元のプリンタのことを、「対象プリンタ」と呼ぶ。なお、対象ファイルは、対象データの現在値のみならず、対象プリンタに対応するプリンタIDと、端末IDと、データIDと、を含む。
中継サーバ50のCPU62は、対象プリンタから対象ファイルを受信する場合に、S60でYESと判断しで、S62に進む。
S62では、CPU62は、受信済みの対象ファイルに含まれる各情報(即ち、プリンタID、端末ID、データID)に対応付けられているFlagの値を、SUBリスト72から読み出す。そして、CPU62は、当該Flagの値が「ON」であるのか否かを判断する。CPU62は、当該Flagの値が「ON」である場合(S62でYES)には、S64に進み、当該Flagの値が「OFF」である場合(S62でNO)には、S66に進む。
S64では、CPU62は、受信済みの対象ファイルに含まれる端末IDに対応する端末装置80等に、受信済みの対象ファイルを送信する。具体的に言うと、中継サーバ50は、プリンタ10等と同様に、端末装置80等ともXMPP接続を確立している。従って、CPU62は、NATルータを介して、受信済みの対象ファイルを端末装置80等に適切に送信することができる。
また、S66では、CPU62は、SUBリスト72の内容を変更する。具体的に言うと、CPU62は、受信済みの対象ファイルに含まれる各情報(即ち、プリンタID、端末ID、データID)に対応付けられているデータ値の欄に、受信済みの対象ファイルに含まれる対象データの現在値を記述する。これにより、CPU62は、端末装置80等からHTTPコマンドを受信する場合(図5のS30でYES)に、対象データの現在値を含む対象ファイルを端末装置80等に送信することができる(S32)。
(プリンタ10のCPU32が実行する処理)
続いて、プリンタ10のCPU32が実行する処理について説明する。フローチャートに示していないが、CPU32は、プリンタ10に関する対象データ(例えば印刷枚数)の値が変化する毎に、NVRAM35内の対象データの値を変更する。これにより、NVRAM35には、対象データの現在値(即ち最新の値)が記憶されることになる。そして、NVRAM35内の情報は、プリンタ10の電源がOFFされても消去されない。
(通信処理;図7)
図7を参照して、プリンタ10のCPU32が実行する通信処理について説明する。CPU32は、プリンタ10の電源がONされることをトリガとして、図7の処理を開始する。なお、プリンタ40は、プリンタ10と同様に、図7の処理を実行可能である。
S100では、CPU32は、XMPP接続を確立するための通知を含む要求信号(例えば後述の図9の要求信号154)を中継サーバ50に送信する。これにより、CPU32は、プリンタ10と中継サーバ50との間にXMPP接続を確立する。
S102では、CPU32は、時刻監視処理(図8参照)をスタートして、S104に進む。時刻監視処理の内容については後で詳しく説明する。
次いで、CPU32は、中継サーバ50から、SUBコマンド又はUNSUBコマンドを受信すること監視する(即ち、S104でNO、S120でNOを繰り返し実行する)。上述したように、中継サーバ50は、図5のS14又は図6のS46において、SUBコマンドをプリンタ10に送信し得る。CPU32は、中継サーバ50からSUBコマンドを受信する場合に、S104でYESと判断して、S106に進む。
S106では、CPU32は、受信済みのSUBコマンドに含まれるデータIDに対応付けられている対象データの現在値を、NVRAM35から読み出す。そして、CPU32は、受信済みのSUBコマンドに含まれる各情報(即ち、プリンタID、端末ID、データID)と、当該対象データの現在値と、を含む対象ファイルを生成する。次いで、CPU32は、生成済みの対象ファイルを中継サーバ50に送信する。これにより、CPU32は、中継サーバ50からSUBコマンドが受信された直後に、対象データの現在値を含む対象ファイルを中継サーバ50に送信することができる。即ち、CPU32は、中継サーバ50からSUBコマンドが受信されてから、当該SUBコマンドに含まれる時間情報が示す時間が経過する前に、対象ファイルを中継サーバ50に送信することができる。このために、CPU32は、対象ファイルを中継サーバ50に迅速に送信することができる。
S108では、CPU32は、受信済みのSUBコマンドに対応する監視情報をVRAM36内の監視テーブル38に追加する。具体的に言うと、CPU32は、まず、受信済みのSUBコマンド内の時間情報が示す時間を現在時刻に加算して、予定時刻を算出する。そして、CPU32は、受信済みのSUBコマンド内の各情報(即ち、端末ID、データID、時間情報)と、算出済みの予定時刻と、S106で送信された対象データの現在値と、が対応付けられている監視情報を、SUBリスト72に追加する。S108を終えると、S104に戻る。
また、上述したように、中継サーバ50は、図5のS24において、UNSUBコマンドをプリンタ10に送信し得る。CPU32は、中継サーバ50からUNSUBコマンドを受信する場合に、S120でYESと判断して、S122に進む。
S122では、CPU32は、VRAM36内の監視テーブル38から、受信済みのUNSUBコマンド内の各情報(即ち、端末ID、データID)を含む監視情報を消去する。これにより、CPU32は、当該監視情報に従って、後述の時刻監視処理(図8参照)を実行せずに済む。このために、プリンタ10の処理負荷を低減させることができる。S122を終えると、S104に戻る。
(時刻監視処理;図8)
続いて、図8を参照して、図7のS102で開始される時刻監視処理の内容を説明する。なお、CPU32は、プリンタ10の電源がONされているが、プリンタ10と中継サーバ50との間にXMPP接続が確立されていない場合(例えば、プリンタ10のLANI/F22にケーブルが接続されていない場合、プリンタ10の通信設定がインターネット通信を禁止する設定である場合等)には、図8の時刻監視処理を実行しない。プリンタ10と中継サーバ50との間にXMPP接続が確立されていない場合には、プリンタ10が対象ファイルを中継サーバ50に送信することができないからである。
S130では、CPU32は、監視テーブル38内の複数個の監視情報の中に対象監視情報が存在するのか否かを判断する。対象監視情報は、現在時刻に一致する予定時刻(もしくは現在時刻を経過している予定時刻)を含む監視情報である。CPU32は、対象監視情報が存在する場合に、S130でYESと判断して、S132に進む。
S132では、CPU32は、まず、対象監視情報内のデータIDに対応付けられている対象データの現在値を、NVRAM35から読み出す。次いで、CPU32は、対象監視情報内の送信値(即ち対象データの前回の送信値)と、対象データの現在値と、を比較する。CPU32は、送信値と現在値とが一致する場合には、S132でYESと判断して、S134に進み、送信値と現在値とが一致しない場合には、S132でNOと判断して、S136に進む。
S134では、CPU32は、対象監視情報内の時間情報が示す時間を対象監視情報内の予定時刻に加算して、新たな予定時刻を算出する。そして、CPU32は、対象監視情報内の予定時刻の欄に、算出済みの新たな予定時刻を記述する。S134を終えると、S130に戻る。即ち、CPU32は、S132で送信値と現在値とが一致すると判断する場合には、対象データの現在値を含む対象ファイルを中継サーバ50に送信しない。これにより、各デバイス(即ち、プリンタ10、中継サーバ50、端末装置80等)の処理負荷を低減させることができ、しかも、各デバイスの間のネットワークの負荷を低減させることができる。
S136では、CPU32は、対象監視情報に対応する送信情報を含む対象ファイルを生成する。具体的に言うと、CPU32は、対象監視情報内の各情報(即ち、端末ID、データID)と、プリンタ10に対応するプリンタID「PR10」と、対象監視情報内のデータIDに対応する対象データの現在値と、を含む送信情報を生成して、当該送信情報を含む対象ファイルを生成する。
次いで、S138では、CPU32は、まず、S134と同様の手法を用いて、対象監視情報内の予定時刻を変更する。さらに、CPU32は、対象監視情報内の送信値の欄に、対象データの現在値を記述する。
続いて、S150では、CPU32は、生成済みの対象ファイルを中継サーバ50に送信する。その後、CPU32は、S130に戻る。なお、例えば、中継サーバ50に何らかのトラブルが発生している場合(例えば中継サーバ50がダウンしている場合)には、CPU32は、対象ファイルを中継サーバ50に送信することができない。この場合、CPU32は、中継サーバ50への対象ファイルの送信を試行することを繰り返し、所定回数の試行を実行しても送信することができない場合には、タイムアウトと判断して、対象ファイルの送信を中止し、S138で変更された対象データの現在値を元の値に戻す。
この構成によると、CPU32は、S150において、対象ファイルを中継サーバ50に送信することができない場合でも、次回以降のS130でYESと判断すると、S132において、上記の元の値を用いて判断することができる。従って、CPU32は、S132において、過去の判断と同様に、YESと判断する可能性が高いので、結果として、S150において、新たに生成される対象ファイルを中継サーバ50に送信することを再び試行する。従って、CPU32は、中継サーバ50に対象ファイルを送信すべきと判断したにもかかわらず、対象ファイルの送信を実行することができない場合であっても、その後に、対象ファイルの送信を再び試行する可能性が高くなる。このために、中継サーバ50のトラブルが解消されていれば、CPU32は、対象ファイルを中継サーバ50に適切に送信することができる。
(具体的なケース)
続いて、各デバイス10,50,80,90によって実現される具体的なケースを説明する。以下の各ケースは、プリンタ10及び中継サーバ50が図5〜図8の各処理を実行することによって実現される。なお、プリンタ10に関する処理は、プリンタ10のCPU32によって実行されるので、正確には、「CPU32が処理を実行する」と記載すべきである。しかしながら、以下では、理解のし易さを考慮して、「プリンタ10が処理を実行する」と記載する。同様に、「CPU62が処理を実行する」と記載する代わりに、「中継サーバ50が処理を実行する」と記載する。
(ケースA;図9)
ケースAの初期状態では、プリンタ10の電源がOFFされている。端末装置80は、プリンタ10の電源がOFFされている間に、ユーザの操作に応じて、SUBコマンド200を中継サーバ50に送信する。SUBコマンド200は、プリンタID「PR10」と、端末ID「TE80」と、データID「DA1」と、時間情報「40min」と、Flag(「ON」又は「OFF」)と、を含む。
中継サーバ50は、端末装置80からSUBコマンド200を受信する(図5のS10でYES)。中継サーバ50は、接続状態リスト70を参照して、SUBコマンド200内のプリンタID「PR10」に対応付けられている接続状態が「OFFLINE」であると判断し(S12でNO)、SUBコマンド200に対応するSUB情報300(即ち、「PR10」、「TE80」、「DA1」、「40min」、「ON又はOFF)」)をSUBリスト72(図4参照)に追加する。この場合、中継サーバ50は、SUBコマンドをプリンタ10に送信するための処理を実行しない(図5のS12でNOの場合に、S14をスキップする)。
その後、プリンタ10の電源がONされる。この場合、プリンタ10は、BOSH(Bidirectional-streams Over Synchronous HTTPの略)の要求信号(即ちHTTPリクエスト)150を中継サーバ50に送信する。要求信号150は、XMPP接続で利用されるべきセッションIDの送信を、中継サーバ50に要求するための信号である。
なお、プリンタ10は、プリンタ10の電源がOFF状態からON状態に変化する場合のみならず、以下の状況でも、要求信号150を中継サーバ50に送信してもよい。例えば、プリンタ10は、プリンタ10の通信リンクの状態が、リンクダウン状態からリンクアップ状態に変化する場合に、要求信号150を中継サーバ50に送信してもよい。リンクダウン状態の一例として、例えば、ケーブルがLANI/F22に挿入されていない状態、LANI/F22の機能がユーザによってOFFにされた状態等を挙げることができる。リンクアップ状態の一例として、例えば、ケーブルがLANI/F22に挿入されている状態、LANI/F22の機能がユーザによってONにされた状態等を挙げることができる。また、例えば、プリンタ10は、プリンタ10の通信設定が、インターネット通信を禁止する設定から、インターネット通信を許容する設定に変化する場合に、要求信号150を中継サーバ50に送信してもよい。即ち、一般的に言うと、プリンタ10は、XMPP接続が確立されている状態で、要求信号150を中継サーバ50に送信すればよい。
中継サーバ50は、プリンタ10から要求信号150を受信する場合に、セッションIDを生成して、セッションIDを含む応答信号(即ちHTTPレスポンス)152をプリンタ10に送信する。
プリンタ10は、中継サーバ50から応答信号152を受信する場合に、BOSHの要求信号(即ちHTTPリクエスト)154を中継サーバ50に送信する。要求信号154は、応答信号152に含まれるセッションIDに一致するセッションIDと、XMPP接続を確立するための通知(即ちXMPP接続の確立を要求するコマンド)と、を含む。
中継サーバ50は、プリンタ10からセッションIDを含む要求信号154を受信する場合に、OKを示す応答信号(即ちHTTPレスポンス)156をプリンタ10に送信する。これにより、プリンタ10及び中継サーバ50は、XMPP接続を確立するための認証信号、応答信号等の様々な信号158の通信を実行して、XMPP接続を確立する。
プリンタ10は、XMPP接続が確立される場合に、BOSHの要求信号(即ちHTTPリクエスト)160を中継サーバ50に送信する。要求信号160は、上記のセッションIDを含む。要求信号160は、中継サーバ50からプリンタ10にデータ(例えば後述のSUBコマンド210)を送信するための元になる信号である。
中継サーバ50は、プリンタ10と中継サーバ50との間にXMPP接続が確立される場合(図6のS40でYES、S42)に、プリンタ10に対応するプリンタID「PR10」を含むSUB情報300がSUBリスト72内に存在すると判断する(S44でYES)。このために、中継サーバ50は、SUB情報300内の各情報(即ち、「PR10」、「TE80」、「DA1」、「40min」)を含むSUBコマンド210を生成する(S46)。そして、中継サーバ50は、要求信号160に対する応答信号(即ちHTTPレスポンス)として、SUBコマンド210をプリンタ10に送信する(S46)。このように、要求信号160に対する応答信号として、SUBコマンド210が送信されるので、SUBコマンド210は、NATルータを介して、プリンタ10に適切に送信される。
なお、要求信号160に対する上記の応答信号(即ちSUBコマンド210)は、上記のセッションIDを含まない。ただし、当該応答信号は、上記のセッションIDを含む要求信号160(即ちXMPP接続を利用して通信される要求信号160)に対する応答信号であるので、XMPP接続を利用して通信される信号である、と言える。即ち、中継サーバ50は、XMPP接続を利用して、SUBコマンド210をプリンタ10に送信することができる。また、プリンタ10は、XMPP接続を利用して、中継サーバ50からSUBコマンド210を受信することができる。なお、本実施例の他の記載箇所でも、「XMPP接続を利用して」と記載されている場合には、セッションIDを含むBOSHの要求信号に対する応答信号として、コマンドが通信されることを意味する。
上述したように、中継サーバ50は、プリンタ10の電源がOFFされている状態、即ち、プリンタ10と中継サーバ50との間にXMPP接続が確立されていない状態で、端末装置80からSUBコマンド200を受信する場合に、SUB情報300をSUBリスト72に記憶させる。このために、中継サーバ50は、プリンタ10の電源がONされる場合、即ち、プリンタ10と中継サーバ50との間にXMPP接続が新たに確立される場合に、SUBリスト72内のSUB情報300を利用して、SUBコマンド210をプリンタ10に適切に送信することができる。
プリンタ10は、中継サーバ50からSUBコマンド210を受信する場合(図7のS104でYES)に、SUBコマンド210内の各情報(即ち、「PR10」、「TE80」、「DA1」、「100(対象データの現在値(例えば印刷枚数100枚))」)を含む対象ファイル220を中継サーバ50に送信する(S106)。プリンタ10は、さらに、SUBコマンド210に対応する監視情報310(即ち、「PR10」、「TE80」、「DA1」、「40min」、例えば「9:40(予定時刻)」、「100(送信値)」)を、VRAM36内の監視テーブル38に追加する(S108)。
(ケースX1;Flag「ON」)
中継サーバ50は、プリンタ10から対象ファイル220を受信する(図6のS60でYES)。中継サーバ50は、SUBリスト72内のSUB情報300に含まれるFlagが「ON」である場合(S62でYES)には、対象ファイル220を端末装置80に送信する(S64)。このように、中継サーバ50は、Flagが「ON」である場合に、プリンタ10から対象ファイル220を受信した直後に、対象ファイル220を端末装置80に適切に送信することができる。
(ケースX2;Flag「OFF」)
中継サーバ50は、SUBリスト72内のSUB情報300に含まれるFlagが「OFF」である場合(S62でNO)には、対象ファイル220を端末装置80に送信せずに、対象ファイル220内の対象データの現在値「100」を、SUBリスト72内のSUB情報300に記述する(S66)。
その後、端末装置80は、ユーザの操作に応じて、GETコマンド250を中継サーバ50に送信する。GETコマンド250は、プリンタID「PR10」と、端末ID「TE80」と、データID「DA1」と、を含む。
中継サーバ50は、端末装置80からGETコマンド250を受信する場合(図5のS30でYES)に、SUB情報300を利用して、対象ファイル220(即ち、プリンタ10から受信された対象ファイル220)を生成する。そして、中継サーバ50は、対象ファイル220を端末装置80に送信する。このように、中継サーバ50は、Flagが「OFF」である場合に、端末装置80からGETコマンド250を受信する場合に、対象ファイル220を端末装置80に適切に送信することができる。
(ケースB;図10)
ケースBの初期状態では、プリンタ10の電源がONされている。従って、プリンタ10と中継サーバ50との間では、上記の各信号150〜160(図9参照)の通信が実行済みであり、XMPP接続が確立されている。端末装置80は、プリンタ10の電源がONされている間に、ユーザの操作に応じて、SUBコマンド200を中継サーバ50に送信する。
中継サーバ50は、端末装置80からSUBコマンド200を受信する(図5のS10でYES)。中継サーバ50は、接続状態リスト70を参照して、SUBコマンド200内のプリンタID「PR10」に対応付けられている接続状態が「ONLINE」であると判断し(S12でYES)、SUBコマンド200内の各情報(即ち、「PR10」、「TE80」、「DA1」、「40min」)を含むSUBコマンド210を生成する(S14)。そして、中継サーバ50は、上記の要求信号160(図9参照)に対する応答信号として、SUBコマンド210をプリンタ10に送信する(S14)。そして、中継サーバ50は、SUBコマンド200に対応するSUB情報300をSUBリスト72(図4参照)に追加する(S16)。
なお、ケースBの初期状態では、プリンタ10と中継サーバ50との間にXMPP接続が確立されているので、中継サーバ50は、プリンタ10から上記の要求信号160(図9参照)を受信してから長時間が経過した後に、端末装置80からSUBコマンド200を受信し得る。このような状況でも、中継サーバ50は、上記の要求信号160に対する応答信号として、SUBコマンド210をプリンタ10に適切に送信することができる。その理由を以下に説明する。
BOSHの要求信号160は、BOSHではない通常のHTTPの要求信号と比べて、長いタイムアウト時間を有する。従って、中継サーバ50は、プリンタ10から要求信号160を受信してから、SUBコマンド210を送信するまでの時間が長くても、タイムアウトと判断せずに、要求信号160に対する応答信号として、SUBコマンド210を適切に送信することができる。また、NATルータは、プリンタ10から中継サーバ50へのBOSHの要求信号160の転送を実行する場合には、要求信号160の転送を実行してから、中継サーバ50からSUBコマンド210(即ち応答信号)を受信するまでの時間が長くても、タイムアウトと判断せずに、SUBコマンド210をプリンタ10に適切に転送することができる(即ちSUBコマンド210の送信を許容する)。
なお、プリンタ10は、要求信号160に対する応答信号(即ちSUBコマンド210)を受信する場合には、要求信号160をプリンタ側サーバ50に再び送信する。即ち、プリンタ10は、要求信号160に対する応答信号を受信する毎に、要求信号160をプリンタ側サーバ50に送信する。また、プリンタ10は、要求信号160をプリンタ側サーバ50に送信してから、プリンタ側サーバ50から応答信号を受信せずに、所定期間が経過すると、要求信号160をプリンタ側サーバ50に再び送信する。この構成によると、プリンタ側サーバ50は、常に、プリンタ10から要求信号160を受信した状態になる。このために、プリンタ側サーバ50は、任意のタイミングで、要求信号160に対する応答信号として、所望のデータ(例えばSUBコマンド)をプリンタ10に送信することができる。即ち、プリンタ10とプリンタ側サーバ50との間には常時接続が確立されているといえる。なお、上記の所定期間は、上記のBOSHの要求信号160に対応するタイムアウト時間と比べて、短い期間である。
また、中継サーバ50からプリンタ10へのSUBコマンド210の送信が実行された後に、プリンタ10で実行される処理(即ち、中継サーバ50への対象ファイル220の送信(図7のS106)、監視情報310の記憶(S108))については、図9のケースAと同様である。また、中継サーバ50によって実行される処理(即ち、端末装置80への対象ファイル220の送信(図6のS64等)については、図9のケースAのケースX1,X2と同様である。
(図9又は図10の続き;図11)
図9のケースA又は図10のケースBを経ると、プリンタ10のVRAM36内の監視テーブル38は監視情報310を含み、中継サーバ50のデータベース66内のSUBリスト72はSUB情報300を含む。ここで、監視情報310は、端末ID「TE80」と、データID「DA1」と、時間情報「40min」と、予定時刻「9:40」と、送信値「100」と、を含む。また、SUB情報300は、プリンタID「PR10」と、端末ID「TE80」と、データID「DA1」と、時間情報「40min」と、を含む。なお、図示していないが、以下の説明では、いずれのSUB情報でも、Flagが「ON」であることを想定している。
プリンタ10は、現在時刻が監視情報310内の予定時刻「9:40」を経過することを監視している(図8のS130)。プリンタ10は、現在時刻が「9:40」になると(S130でYES)、データID「DA1」に対応する対象データの現在値(即ち、NVRAM35内の対象データの現在値)と、監視情報310内の送信値「100」と、が一致するのか否かを判断する(S132)。ここでは2つの値が一致するために(S132でYES)、プリンタ10は、監視情報310内の予定時刻を「9:40」から「10:20」に変更する(S134)。
次いで、プリンタ10は、現在時刻が「10:20」になると(S130でYES)、対象データの現在値と、監視情報310内の送信値「100」と、が一致するのか否かを再び判断する(S132)。ここでは2つの値が一致するために(S132でYES)、プリンタ10は、監視情報310内の予定時刻を「10:20」から「11:00」に変更する(S134)。
次いで、プリンタ10は、現在時刻が「11:00」になると(S130でYES)、対象データの現在値と、監視情報310内の送信値と、が一致するのか否かを再び判断する(S132)。ここでは2つの値が一致しないために(S132でNO)、プリンタ10は、監視情報310内の予定時刻を「11:00」から「11:40」に変更し、監視情報310内の送信値を「100」から「101(即ち対象データの現在値)」に変更する(S138)。そして、プリンタ10は、監視情報310内の各情報(即ち、「TE80」、「DA1」)と、プリンタID「PR10」と、対象データの現在値「101」と、を含む対象ファイル320を、中継サーバ50に送信する(S150)。
中継サーバ50は、プリンタ10から対象ファイル320を受信する場合(図6のS60でYES)に、対象ファイル320を端末装置80に送信する(S62でYES、S64)。
上述したように、プリンタ10は、監視情報310内の時間情報が示す時間「40min」が経過する毎に、対象データの現在値と、監視情報310内の送信値と、が一致するのか否かを判断する。そして、プリンタ10は、2つの値が一致しないと判断する場合にのみ、対象ファイル320を中継サーバ50に送信する。即ち、プリンタ10は、2つの値が一致すると判断する場合に、対象ファイルを中継サーバ50に送信しない。このために、各デバイス10,50,80の処理負荷を低減させることができ、さらに、各デバイス10,50,80の間のネットワークの負荷を低減させることができる。
その後、プリンタ10の電源がOFFされる。この結果、プリンタ10と中継サーバ50との間のXMPP接続が切断され、さらに、プリンタ10のVRAM36内の監視情報310が消去される。
次いで、プリンタ10の電源が再びONされる。この場合、プリンタ10は、XMPP接続を確立するための通知を含む要求信号(図9の要求信号154参照)を中継サーバ50に送信する(図7のS100)。この結果、プリンタ10と中継サーバ50との間にXMPP接続が再び確立される。
中継サーバ50は、XMPP接続が再び確立される場合(図6のS40でYES)に、SUB情報300を利用して、SUBコマンド350をプリンタ10に送信する(S46)。SUBコマンド350に含まれる各情報(即ち、「PR10」、「TE80」、「DA1」、「40min」)は、図9又は図10のSUBコマンド210に含まれる各情報と同じである。
プリンタ10は、中継サーバ50からSUBコマンド350を受信する場合(図7のS104でYES)に、対象ファイル360を中継サーバ50に送信する(S106)。対象ファイル360に含まれる対象データの現在値「102」は、対象ファイル320に含まれる対象データの現在値「101」とは異なる。プリンタ10から中継サーバ50への対象ファイル320の送信が実行された後であって、プリンタ10の電源がOFFされる前に、プリンタ10において、対象データ(例えば印刷枚数)の値が変化したからである。プリンタ10は、さらに、SUBコマンド350に対応する監視情報310をVRAM36内の監視テーブル38に追加する(S108)。
中継サーバ50は、プリンタ10から対象ファイル360を受信する場合(図6のS60でYES)に、対象ファイル360を端末装置80に送信する(S62でYES、S64)。
上述したように、中継サーバ50は、データベース66内のSUBリスト72(図4参照)にSUB情報300を記憶しているので、プリンタ10の電源がONされる場合、即ち、プリンタ10と中継サーバ50との間にXMPP接続が確立される場合に、SUB情報300を利用して、SUBコマンド350をプリンタ10に再び送信することができる。従って、プリンタ10は、VRAM36内の監視テーブル38に監視情報310を再び追加することができ、この結果、監視情報310に従って、中継サーバ50を介して端末装置80に対象ファイルを適切に送信することができる。
なお、プリンタ10がNVRAM35を備えているために、VRAM36ではなくNVRAM35に監視情報310を記憶させる構成(以下では「比較例の構成」と呼ぶ)を採用することが考えられる。しかしながら、比較例の構成を採用すると、プリンタ10が監視情報を記憶するための記憶領域をNVRAM35内に確保しておく必要がある。このために、比較例の構成では、プリンタ10内のNVRAM35の容量が大きくならざるを得ない。NVRAMは、通常、VRAMに比べると高価であるので、プリンタ10の製造コストが高くなり得る。
このような実情に鑑みて、本実施例では、監視情報310(即ち監視テーブル38)をVRAM36に記憶させる構成(即ちNVRAM35に記憶させない構成)を採用し、NVRAM35の容量が大きくなることを抑制している。この結果、比較例の構成と比べると、プリンタ10の製造コストを低減させ得る。ただし、本実施例によると、プリンタ10が監視情報310(即ち監視テーブル38)をVRAM36に記憶させる構成を採用しているために、プリンタ10の電源OFFに起因して、監視情報310がVRAM36から消去される。このような状況が発生することを考慮して、中継サーバ50は、データベース66内のSUBリスト72にSUB情報300を記憶しておく。これにより、中継サーバ50は、監視情報310がプリンタ10から消去されても、SUB情報300に対応するSUBコマンドをプリンタ10に再び送信して、監視情報310をプリンタ10に再び記憶させることができる。
(図11の続き;図12)
図11のシーケンスを経ると、プリンタ10のVRAM36内の監視テーブル38は監視情報310を含み、中継サーバ50のデータベース66内のSUBリスト72はSUB情報300を含む。
(ケースC)
端末装置80は、ユーザの操作に応じて、UNSUBコマンド400を中継サーバ50に送信する。ケースCでは、プリンタ10の電源がONされている間に、端末装置80から中継サーバ50にUNSUBコマンド400が送信される。UNSUBコマンド400は、プリンタID「PR10」と、端末ID「TE80」と、データID「DA1」と、を含む。
中継サーバ50は、端末装置80からUNSUBコマンド400を受信する(図5のS20でYES)。中継サーバ50は、接続状態リスト70を参照して、UNSUBコマンド400内のプリンタID「PR10」に対応付けられている接続状態が「ONLINE」であると判断し(S22でYES)、UNSUBコマンド400をプリンタ10に送信する(S24)。そして、中継サーバ50は、データベース66内のSUBリスト72からSUB情報300を消去する。
プリンタ10は、中継サーバ50からUNSUBコマンド400を受信する場合(図7のS120でYES)に、UNSUBコマンド400に対応する監視情報310をVRAM36内の監視テーブル38から消去する(S122)。
(ケースD)
ケースDでは、プリンタ10の電源がOFFされた後に、端末装置80から中継サーバ50にUNSUBコマンド400が送信される。プリンタ10の電源がOFFされると、プリンタ10と中継サーバ50との間のXMPP接続が切断され、さらに、プリンタ10のVRAM36内の監視情報310が消去される。
中継サーバ50は、端末装置80からUNSUBコマンド400を受信する(図5のS20でYES)場合に、接続状態リスト70を参照して、UNSUBコマンド400内のプリンタID「PR10」に対応付けられている接続状態が「OFFLINE」であると判断する(S22でNO)。この場合、中継サーバ50は、UNSUBコマンド400をプリンタ10に送信するための処理を実行せずに、データベース66内のSUBリスト72からSUB情報300を消去する。
その後、プリンタ10の電源が再びONされる。この場合、プリンタ10と中継サーバ50との間にXMPP接続が確立される。ただし、中継サーバ50は、データベース66内のSUBリスト72からSUB情報300を消去済みであるので、プリンタID「PR10」を含むSUB情報が存在しないと判断する(図6のS44でNO)。この結果、中継サーバ50は、SUBコマンドをプリンタ10に送信しない。なお、中継サーバ50は、UNSUBコマンド400もプリンタ10に送信しない。プリンタ10から監視情報310が既に消去されているからである。これにより、中継サーバ50からプリンタ10に不要なコマンドが送信されるのを抑制することができる。この結果、プリンタ10及び中継サーバ50の処理負荷を軽減させることができ、しかも、プリンタ10及び中継サーバ50の間のネットワークの負荷を軽減させることができる。
(図11の続き;図13)
図11のシーケンスを経ると、プリンタ10のVRAM36内の監視テーブル38は監視情報310を含み、中継サーバ50のデータベース66内のSUBリスト72はSUB情報300を含む。
端末装置80とは異なる端末装置90は、ユーザの操作に応じて、SUBコマンド500を中継サーバ50に送信する。SUBコマンド500は、プリンタID「PR10」と、端末ID「TE90」と、データID「DA3」と、時間情報「20min」と、Flag「ON」と、を含む。
中継サーバ50は、端末装置90からSUBコマンド500を受信する場合(図5のS10でYES)に、SUBコマンド500内の各情報(即ち、「PR10」、「TE90」、「DA3」、「20min」)を含むSUBコマンド510をプリンタ10に送信する(S14)。そして、中継サーバ50は、SUBコマンド500に対応するSUB情報600をSUBリスト72(図4参照)に追加する(S16)。これにより、SUBリスト72が2個のSUB情報300,600を含む状態になる。
プリンタ10は、中継サーバ50からSUBコマンド510を受信する場合(図7のS104でYES)に、SUBコマンド210内の各情報(即ち、「PR10」、「TE90」、「DA3」)と、データID「DA3」に対応する対象データの現在値「80(例えばトナー残量80%)」と、を含む対象ファイル520を、中継サーバ50に送信する(S106)。プリンタ10は、さらに、SUBコマンド510に対応する監視情報610をVRAM36内の監視テーブル38に追加する(S108)。これにより、監視テーブル38が2個の監視情報310,610を含む状態になる。
中継サーバ50は、プリンタ10から対象ファイル520を受信する場合(図6のS60でYES)に、対象ファイル520を端末装置90に送信する(S64)。
その後、プリンタ10の電源がOFFされる。この結果、プリンタ10と中継サーバ50との間のXMPP接続が切断され、さらに、プリンタ10のVRAM36内の2個の監視情報310,610が消去される。
次いで、プリンタ10の電源が再びONされる。この場合、プリンタ10と中継サーバ50との間にXMPP接続が確立される。そして、中継サーバ50は、プリンタ10に対応するプリンタID「PR10」を含む2個のSUB情報300,600を利用して、2個のSUBコマンド550,552をプリンタ10に順次送信する(S46)。SUBコマンド550は、SUBコマンド210(図9参照)又はSUBコマンド350(図11参照)内の各情報に一致する各情報を含む。SUBコマンド552は、SUBコマンド510内の各情報に一致する各情報を含む。
プリンタ10は、中継サーバ50から2個のSUBコマンド550,552を順次受信する場合(図7のS104でYES)に、2個の対象ファイル560,562を中継サーバ50に順次送信する(S106)。プリンタ10は、さらに、2個のSUBコマンド550,552に対応する2個の監視情報310,610をVRAM36内の監視テーブル38に再び追加する(S108)。
中継サーバ50は、プリンタ10から2個の対象ファイル560,562を順次受信する場合(図6のS60でYES)に、対象ファイル560を端末装置80に送信し(S64)、対象ファイル562を端末装置90に送信する(S64)。
(時刻監視処理(図8)の具体例;図14)
図14に示されるように、プリンタ10は、2個の監視情報310,610を記憶している。監視情報310に含まれるデータID「DA1」は印刷枚数に対応し、監視情報610に含まれるデータID「DA3」はトナー残量に対応する。図14の(第1実施例)において、上側のタイムチャート、下側のタイムチャートは、それぞれ、監視情報310、監視情報610に対応するタイムチャートを示す。
プリンタ10は、監視情報310に従って、40分が経過する毎に、印刷枚数の変化の有無に関する判断処理(図8のS132)を実行する。即ち、プリンタ10は、14時00分、14時40分のそれぞれの時点において、判断処理を実行する。プリンタ10は、14時00分の判断処理では変化無と判断するので(S132でNO)、印刷枚数の現在値「102」を含む対象ファイルを中継サーバ50に送信しない。
14時00分から14時40分までの間に、印刷枚数が、「102」から「103」を経て「104」まで変化する。従って、プリンタ10は、14時40分の判断処理で変化有と判断するので(S132でNO)、印刷枚数の現在値「104」を含む対象ファイルを、中継サーバ50を介して端末装置80に送信する(S150)。プリンタ10は、印刷枚数が変化したタイミング(例えば「102」から「103」に変化したタイミング)で対象ファイルを送信せずに、14時40分の判断処理の後に対象ファイルを送信する。このために、本実施例によると、印刷枚数が変化する毎に対象ファイルを送信する構成と比べると、プリンタ10から中継サーバ50への対象ファイルの送信回数を低減させることができ、この結果、各デバイス10,50,80の処理負荷、及び、各デバイス10,50,80の間のネットワークの負荷を低減させることができる。
また、プリンタ10は、監視情報610に従って、20分が経過する毎に、トナー残量の変化の有無に関する判断処理(図8のS132)を実行する。即ち、プリンタ10は、13時40分、14時00分、14時20分、14時40分のそれぞれの時点において、判断処理を実行する。プリンタ10は、13時40分の判断処理、及び、14時00分の判断処理では変化無と判断するので(S132でNO)、トナー残量の現在値「80」を含む対象ファイルを中継サーバ50に送信しない。
14時00分から14時20分までの間に、トナー残量が、「80」から「79」に変化する。従って、プリンタ10は、14時20分の判断処理で変化有と判断するので(S132でNO)、トナー残量の現在値「79」を含む対象ファイルを、中継サーバ50を介して端末装置90に送信する(S150)。また、14時20分から14時40分までの間に、トナー残量が、「79」から「78」に変化する。従って、プリンタ10は、14時40分の判断処理で変化有と判断するので(S132でNO)、トナー残量の現在値「78」を含む対象ファイルを、中継サーバ50を介して端末装置90に送信する。
このように、本実施例によると、プリンタ10は、複数個の監視情報310,610のそれぞれに従って、適切なインターバルで判断処理を実行して、適切なタイミングで各端末装置80,90に対象ファイルを送信することができる。
(対応関係)
端末装置80、端末装置90、プリンタ10が、それぞれ、「第1の端末装置」、「第2の端末装置」、「通信装置」の一例である。中継サーバ50、端末装置80、及び、端末装置90が、「管理システム」の一例である。図9又は図10のSUBコマンド200に含まれる情報(即ち、「PR10」、「TE80」、「DA1」、「40min」)、図13のSUBコマンド500に含まれる情報(即ち、「PR10」、「TE90」、「DA3」、「20min」)が、それぞれ、「第1の条件情報」、「第2の条件情報」の一例である。
図14において、印刷枚数、データID「DA1」、時間情報「40min」が、それぞれ、「第1の対象データ」、「第1のデータ識別情報」、「第1の時間情報」の一例である。トナー残量、データID「DA3」、時間情報「20min」が、それぞれ、「第2の対象データ」、「第2のデータ識別情報」、「第2の時間情報」の一例である。XMPP接続が、「特定の接続」の一例である。図9の要求信号150、応答信号152、要求信号154が、それぞれ、「第1の要求信号」、「応答信号」、「第2の要求信号」の一例である。
図7のS104の処理、S108の処理、図8のS132の処理、S150の処理が、それぞれ、「条件情報受信部」、「記憶制御部」、「第1の判断部」、「対象データ送信部」によって実行される処理の一例である。図9の要求信号150を送信する処理、応答信号152を受信する処理、要求信号154を送信する処理、信号158を通信する処理が、それぞれ、「第1の信号送信部」、「信号受信部」、「第2の信号送信部」、「確立部」によって実行される処理の一例である。
(第2実施例)
第1実施例とは異なる点を説明する。本実施例では、プリンタ10によって実行される時刻監視処理(即ち、図7のS102で開始される時刻監視処理)の内容が異なる。より具体的に言うと、本実施例では、図8に示されるように、S138に続いて、S140〜S144の各処理が実行される。
S140では、プリンタ10のCPU32は、監視テーブル38(図1参照)内に近似監視情報が存在するのか否かを判断する。近似監視情報は、以下の(条件1)及び(条件2)を満たす監視情報である。(条件1)対象監視情報内のデータIDと同じデータIDを含む。(条件2)現在時刻(即ち対象監視情報内の予定時刻)に所定時間(例えば10分)を加算して得られる時刻よりも前の予定時刻を含む。
例えば、図2の監視テーブル38において、1番目(最も上)の監視情報が対象監視情報である状況を想定する。この場合、2番目の監視情報、及び、4番目の監視情報は、それぞれ、対象監視情報(即ち1番目の監視情報)に含まれるデータID「DA1」とは異なるデータID「DA2」又は「DA3」を含むので、上記の(条件1)を満たさず、近似監視情報ではない。ただし、3番目の監視情報は、対象監視情報(即ち1番目の監視情報)に含まれるデータID「DA1」と同じデータID「DA1」を含むので、上記の(条件1)を満たす。3番目の監視情報は、さらに、現在時刻(即ち対象監視情報内の予定時刻「9:40」)に所定時間(即ち10分)を加算して得られる時刻「9:50」よりも前の予定時刻「9:45」を含むので、上記の(条件2)を満たす。従って、1番目の監視情報が対象監視情報である場合には、3番目の監視情報は、上記の(条件1)及び(条件2)を満たすので、近似監視情報である。
CPU32は、近似監視情報が存在すると判断する場合(S140でYES)に、S142に進み、近似監視情報が存在しないと判断する場合(S140でNO)に、S150に進む(S142及びS144をスキップする)。
S142では、CPU32は、近似監視情報内の時間情報が示す時間を現在時刻に加算して、新たな予定時刻を算出する。そして、CPU32は、近似監視情報内の予定時刻の欄に、算出済みの新たな予定時刻を記述する。さらに、CPU32は、近似監視情報内の送信値の欄に、対象データの現在値を記述する。
次いで、S144では、CPU32は、近似監視情報に対応する送信情報を生成する。具体的に言うと、CPU32は、近似監視情報内の各情報(即ち、端末ID、データID)と、プリンタ10に対応するプリンタID「PR10」と、近似監視情報内のデータIDに対応する対象データの現在値と、を含む送信情報を生成する。そして、CPU32は、S136で生成された対象ファイルに送信情報を追加する。これにより、2個以上の送信情報を含む対象ファイルが生成される。続いて、S150では、CPU32は、生成済みの対象ファイルを中継サーバ50に送信する。
中継サーバ50のCPU62は、プリンタ10から対象ファイルを受信する場合(図6のS60でYES)に、対象ファイルに含まれる2個以上の送信情報のそれぞれに従って、対象ファイルを端末装置に送信する。例えば、対象ファイルが、第1の送信情報(「TE80」、「DA1」、「PR10」、「100(対象データの現在値)」)と、第2の送信情報(「TE90」、「DA1」、「PR10」、「100(対象データの現在値)」)と、を含む状況を想定する。この場合、CPU62は、第1の送信情報を含む対象ファイルを端末装置80に送信し(S64)、第2の送信情報を含む対象ファイルを端末装置90に送信する(S64)。
(時刻監視処理(図8)の具体例;図14)
図14に示されるように、プリンタ10は、2個の監視情報312,612を記憶している。監視情報312に含まれるデータID「DA1」と、監視情報612に含まれるデータID「DA1」と、は同じものである(即ち印刷枚数に対応する)。図14の(第2実施例)において、上側のタイムチャート、下側のタイムチャートは、それぞれ、監視情報312、監視情報612に対応するタイムチャートを示す。
プリンタ10は、監視情報312に従って、40分が経過する毎に、印刷枚数の変化の有無に関する判断処理(図8のS132)を実行する。また、プリンタ10は、監視情報612に従って、90分が経過する毎に、印刷枚数の変化の有無に関する判断処理(図8のS132)を実行する。
プリンタ10は、監視情報612に対応する16時35分の判断処理、及び、監視情報312に対応する16時40分の判断処理のそれぞれにおいて、変化無と判断するので(S132でNO)、印刷枚数の現在値「102」を含む対象ファイルを中継サーバ50に送信しない。
16時40分から17時20分までの間に、印刷枚数が、「102」から「103」まで変化する。従って、プリンタ10は、監視情報312に対応する17時20分の判断処理で変化有と判断する(S132でNO)。そして、監視情報612に対応する判断処理の予定時刻(即ち18時05分)と、現在時刻(即ち17時20分)と、の差分は、上記の所定時間(即ち10分)よりも大きい。このために、監視情報612は、上記の(条件1)を満たすが、上記の(条件2)を満たさないので、近似監視情報ではない。
従って、プリンタ10は、近似監視情報が存在しないと判断して(S140でNO)、印刷枚数の現在値「103」を含む対象ファイルを、中継サーバ50を介して端末装置80のみに送信する(S150)。
17時20分から18時00分までの間に、印刷枚数が、「103」から「104」まで変化する。従って、プリンタ10は、監視情報312に対応する18時00分の判断処理で変化有と判断する(S132でYES)。そして、監視情報612に対応する判断処理の予定時刻(即ち18時05分)と、現在時刻(即ち18時00分)と、の差分は、上記の所定時間(即ち10分)よりも小さい。このために、監視情報612は、上記の(条件1)及び(条件2)の両方を満たすので、近似監視情報である。
従って、プリンタ10は、近似監視情報が存在すると判断して(S140でYES)、印刷枚数の現在値「103」と端末装置80の端末ID「TE80」とを含む第1の送信情報と、印刷枚数の現在値「103」と端末装置90の端末ID「TE90」とを含む第2の送信情報と、を含む対象ファイルを中継サーバ50に送信する。これにより、プリンタ10は、印刷枚数の現在値「103」を、中継サーバ50を介して、端末装置80,90のそれぞれに送信することができる。
なお、プリンタ10は、現在時刻「18:00」に90分を加算して得られる新たな予定時刻「19:30」を、近似監視情報である監視情報612内の予定時刻として記述する(S142)。即ち、プリンタ10は、監視情報612に対応する判断処理が実行されるべき予定時刻を、「18:05」から「19:30」に変更する。これにより、プリンタ10は、「18:05」を経過しても、監視情報612に対応する判断処理を実行しない(即ち印刷枚数の現在値を送信しない)。
上述したように、本実施例では、プリンタ10は、対象監視情報(即ち監視情報312)内の予定時刻に近い予定時刻を含む近似監視情報(即ち監視情報612)が存在する場合に、印刷枚数の現在値「103」を、中継サーバ50を介して、端末装置80,90のそれぞれに送信することができる。これにより、プリンタ10は、印刷枚数の現在値「103」を端末装置80に送信するための処理と、印刷枚数の現在値「103」を端末装置90に送信するための処理と、を同時的に実行することができる。この結果、プリンタ10の処理負荷を低減させることができる。
(対応関係)
本実施例では、図8のS140の処理が、「第2の判断部」によって実行される処理の一例である。図14において、印刷枚数、データID「DA1」、時間情報「40min」が、それぞれ、「第1の対象データ」、「第1のデータ識別情報」、「第1の時間情報」の一例である。また、印刷枚数、データID「DA1」、時間情報「90min」が、それぞれ、「第2の対象データ」、「第2のデータ識別情報」、「第2の時間情報」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)上記の実施例では、1個の中継サーバ50が、プリンタ10等と端末装置80等の間の通信(例えば、SUBコマンド、対象ファイル)を中継する。これに代えて、例えば、別体に構成されている2個以上のサーバが、プリンタ10等と端末装置80等の間の通信(例えば、SUBコマンド、対象ファイル)を中継してもよい。例えば、第1のサーバは、端末装置80等からSUBコマンドを受信する場合に、SUBコマンドを第2のサーバに送信してもよい。第2のサーバは、第1のサーバからSUBコマンドを受信する場合に、SUBコマンドをプリンタ10等に送信してもよい。一般的に言うと、「中継サーバ」は、1個のサーバのみによって構成されてもよいし、別体に構成されている2個以上のサーバによって構成されてもよい。
(変形例2)上記の実施例では、プリンタ10は、中継サーバ50を介して、対象ファイルを端末装置80等に送信する(図7のS106、図8のS150)。これに代えて、プリンタ10は、中継サーバ50を介さずに、対象ファイルを端末装置80等に直接的に送信してもよい。即ち、一般的に言うと、プリンタ10は、対象ファイルが端末装置80等で受信されるように、対象データを外部に送信すればよい。
(変形例3)「条件情報」は、HTTPのSubscribeコマンドでなくてもよく、プリンタ10等から端末装置80等へのデータの送信のための条件を示す他の情報(例えば、HTTP以外のプロトコルのコマンド)であってもよい。一般的に言うと、「条件情報」は、通信装置から端末装置へのデータの送信のための条件を示す情報であればよく、データ識別情報と、時間情報と、を含んでいればよい。
(変形例4)プリンタ10等及び中継サーバ50は、XMPP接続のような常時接続型の接続を確立していなくてもよい。その代わりに、例えば、プリンタ10等は、定期的に、BOSHではない通常のHTTPの要求信号を中継サーバ50に送信してもよい。そして、中継サーバ50は、プリンタ10等に送信されるべきデータ(例えばSUBコマンド)が存在する場合には、要求信号に対する応答信号として、当該データをプリンタ10等に送信してもよい。このような構成でも、中継サーバ50は、NATルータを介して、プリンタ10等にデータを適切に送信することができる。一般的に言うと、中継サーバと通信装置との間に特定の接続が確立される構成を必ずしも採用しなくてもよい。
(変形例5)上記の変形例4において、プリンタ10は、例えば、プリンタ10の電源がONされる場合に、電源ONを示す通知を中継サーバ50に送信してもよい。中継サーバ50は、プリンタ10から電源ONを示す通知を受信する場合に、SUBコマンドをプリンタ10に再び送信してもよい。
(変形例6)上記の各実施例では、プリンタ10のCPU32は、プリンタ10の電源がONされることをトリガとして、図7の通信処理を開始する。これに代えて、CPU32は、プリンタ10の通信リンクの状態が、リンクダウン状態からリンクアップ状態に変更する場合に、図7の通信処理を開始してもよい。リンクダウン状態及びリンクアップ状態の一例については、上記の第1実施例に記載済みである。
上記の構成を採用する場合には、中継サーバ50のCPU62は、以下のように動作してもよい。即ち、CPU62が、対象プリンタ(例えばプリンタ10)がリンクダウン状態である間(ただし対象プリンタの電源がON状態である間)に、対象プリンタに送信されるべきUNSUBコマンドを受信する状況を想定する。このような状況では、対象プリンタと中継サーバ50との間にXMPP接続が確立されていないが、対象プリンタの電源がON状態で維持されているために、対象プリンタのVRAMに監視情報が継続して記憶される。従って、CPU62は、対象プリンタと中継サーバ50との間にXMPP接続が確立される場合に、上記のUNSUBコマンドを対象プリンタに送信してもよい。この構成によると、対象プリンタは、XMPP接続が確立される場合に、中継サーバ50からUNSUBコマンドを受信して、監視情報をVRAMから適切に消去することができる。
(変形例7)「通信装置」は、プリンタ10等に限られず、スキャナ、コピー機、多機能機、携帯端末、PC、サーバ等であってもよい。「端末装置」は、プリンタ10等の販売店に設置されていなくてもよく、例えば、家庭内のPC等であってもよい。
(変形例8)上記の実施例では、中継サーバ50のCPU62がメモリ64内のプログラム(即ちソフトウェア)を実行することによって、図5及び図6の各処理が実現される。また、プリンタ10のCPU32がメモリ34内のプログラム(即ちソフトウェア)を実行することによって、図7及び図8の各処理が実現される。これに代えて、図5〜図8の各処理のうちの少なくとも1つの処理は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、10,40:プリンタ、12:操作パネル、14:表示機構、20:印刷機構、20:LANI/F、30:制御部、34:ROM、35:NVRAM、36:VRAM、50:中継サーバ、80,90:端末装置、200,210:SUBコマンド、220:対象ファイル、250:GETコマンド、300,600:SUB情報、310,610:監視情報

Claims (8)

  1. 通信装置であって、
    第1の端末装置と前記第1の端末装置とは異なる第2の端末装置とを備える管理システムのうちの前記第1の端末装置から第1の条件情報を受信し、前記管理システムのうちの前記第2の端末装置から第2の条件情報を受信する条件情報受信部と、
    前記通信装置から前記管理システムへのデータの送信のための条件を示す2個以上の条件情報をメモリに記憶させる記憶制御部であって、前記2個以上の条件情報のそれぞれは、送信対象の対象データを識別するためのデータ識別情報と、前記対象データの送信タイミングに対応する時間である対象時間を示す時間情報と、を含み、前記2個以上の条件情報は、前記第1の条件情報と前記第2の条件情報とを含み、前記第1の条件情報は、第1の対象データを識別するための第1のデータ識別情報と、第1の対象時間を示す第1の時間情報と、を含み、前記第2の条件情報は、前記第1のデータ識別情報と、前記第1の対象時間とは異なる第2の対象時間を示す第2の時間情報と、を含み、前記第1の条件情報が受信される場合に、前記第1の条件情報が前記メモリに記憶され、前記第2の条件情報が受信される場合に、前記第2の条件情報が前記メモリに記憶される、前記記憶制御部と、
    前記メモリ内の前記2個以上の条件情報のそれぞれについて、当該条件情報に対応する判断処理を実行する第1の判断部であって、前記判断処理は、前記時間情報によって示される前記対象時間が経過する毎に実行され、前記判断処理は、直前の前記対象時間の間に、前記データ識別情報によって示される前記対象データの値が変化したのか否かを判断することを含む、前記第1の判断部と、
    前記第1の条件情報に対応する前記判断処理で前記第1の対象データの値が変化したと判断される場合に、現時点から所定時間以内に前記第2の条件情報に対応する前記判断処理が実行される予定があるのか否かを判断する第2の判断部と、
    前記判断処理で前記対象データの値が変化したと判断される場合に、前記対象データの現在値を前記管理システムに送信し、前記判断処理で前記対象データの値が変化しなかったと判断される場合に、前記対象データの前記現在値を前記管理システムに送信しない対象データ送信部であって、前記第1の条件情報に対応する前記判断処理で前記第1の対象データの値が変化したと判断され、かつ、前記予定があると判断される場合に、前記第1の対象データの現在値が前記第1及び第2の端末装置のそれぞれで受信されるように、前記第1の対象データの前記現在値が前記管理システムに送信され、前記第1の条件情報に対応する前記判断処理で前記第1の対象データの値が変化したと判断され、かつ、前記予定がないと判断される場合に、前記第1の対象データの前記現在値が前記第1の端末装置で受信され、かつ、前記第1の対象データの前記現在値が前記第2の端末装置で受信されないように、前記第1の対象データの前記現在値が前記管理システムに送信される、前記対象データ送信部と、
    を備える通信装置。
  2. 通信装置であって、
    第1の端末装置と前記第1の端末装置とは異なる第2の端末装置とを備える管理システムのうちの前記第1の端末装置から第1の条件情報を受信し、前記管理システムのうちの前記第2の端末装置から第2の条件情報を受信する条件情報受信部と、
    前記通信装置から前記管理システムへのデータの送信のための条件を示す2個以上の条件情報をメモリに記憶させる記憶制御部であって、前記2個以上の条件情報のそれぞれは、送信対象の対象データを識別するためのデータ識別情報と、前記対象データの送信タイミングに対応する時間である対象時間を示す時間情報と、を含み、前記2個以上の条件情報は、前記第1の条件情報と前記第2の条件情報とを含み、前記第1の条件情報は、第1の対象データを識別するための第1のデータ識別情報と、第1の対象時間を示す第1の時間情報と、を含み、前記第2の条件情報は、前記第1の対象データとは異なる第2の対象データを識別するための第2のデータ識別情報であって、前記第1のデータ識別情報とは異なる前記第2のデータ識別情報と、前記第1の対象時間とは異なる第2の対象時間を示す第2の時間情報と、を含み、前記第1の条件情報が受信される場合に、前記第1の条件情報が前記メモリに記憶され、前記第2の条件情報が受信される場合に、前記第2の条件情報が前記メモリに記憶される、前記記憶制御部と、
    前記メモリ内の前記2個以上の条件情報のそれぞれについて、当該条件情報に対応する判断処理を実行する第1の判断部であって、前記判断処理は、前記時間情報によって示される前記対象時間が経過する毎に実行され、前記判断処理は、直前の前記対象時間の間に、前記データ識別情報によって示される前記対象データの値が変化したのか否かを判断することを含み、前記第1の時間情報によって示される前記第1の対象時間が経過する毎に前記第1の条件情報に対応する前記判断処理が実行されるべき際に、前記第2の条件情報に対応する前記判断処理が実行されることなく、前記第1の条件情報に対応する前記判断処理が実行され、前記第2の時間情報によって示される前記第2の対象時間が経過する毎に前記第2の条件情報に対応する前記判断処理が実行されるべき際に、前記第1の条件情報に対応する前記判断処理が実行されることなく、前記第2の条件情報に対応する前記判断処理が実行される、前記第1の判断部と、
    前記判断処理で前記対象データの値が変化したと判断される場合に、前記対象データの現在値を前記管理システムに送信し、前記判断処理で前記対象データの値が変化しなかったと判断される場合に、前記対象データの前記現在値を前記管理システムに送信しない対象データ送信部であって、前記第1の条件情報に対応する前記判断処理で前記第1の対象データの値が変化したと判断される場合に、前記第1の対象データの現在値が前記第1の端末装置で受信され、かつ、前記第2の対象データの現在値が前記第2の端末装置で受信されないように、前記第2の対象データの現在値が前記管理システムに送信されることなく、前記第1の対象データの現在値が前記管理システムに送信され、前記第2の条件情報に対応する前記判断処理で前記第2の対象データの値が変化したと判断される場合に、前記第2の対象データの現在値が前記第2の端末装置で受信され、かつ、前記第1の対象データの現在値が前記第1の端末装置で受信されないように、前記第1の対象データの在値が前記管理システムに送信されることなく、前記第2の対象データの在値が前記管理システムに送信される、前記対象データ送信部と、
    を備える通信装置。
  3. 前記管理システムは、さらに、中継サーバを備え、
    前記条件情報受信部は、前記第1の端末装置から、前記中継サーバを介して、前記第1の条件情報を受信し、
    前記記憶制御部は、前記第1の端末装置から、前記中継サーバを介して、前記第1の条件情報が受信される場合に、前記第1の条件情報を前記メモリに記憶させ、
    前記対象データ送信部は、前記第1の条件情報に対応する前記判断処理で前記第1の対象データの値が変化したと判断される場合に、前記第1の対象データの現在値が前記第1の端末装置で受信されるように、前記第1の対象データの現在値を前記中継サーバに送信する、請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記対象データ送信部は、さらに、前記第1の条件情報が受信されてから前記第1の対象時間が経過する前に、前記第1の条件情報が受信されたタイミングでの前記第1の対象データの値が前記第1の端末装置で受信されるように、前記第1の対象データの前記値を前記中継サーバに送信する、請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記条件情報受信部は、前記通信装置と前記中継サーバとの間にインターネットを介した特定の接続が確立されていない状態から、前記特定の接続が確立されている状態に変化する場合に、前記特定の接続を利用して、前記中継サーバから前記第1の条件情報を受信する、請求項3又は4に記載の通信装置。
  6. 前記通信装置は、さらに、
    前記特定の接続が確立されていない状態で、第1の要求信号を前記中継サーバに送信する第1の信号送信部と、
    前記中継サーバから前記第1の要求信号に対する応答信号を受信する信号受信部であって、前記応答信号は、前記特定の接続で利用されるべきセッションIDを含む、前記信号受信部と、
    前記中継サーバから前記応答信号が受信される場合に、前記セッションIDを含む第2の要求信号を前記中継サーバに送信する第2の信号送信部と、
    前記第2の要求信号が前記中継サーバに送信される場合に、前記通信装置と前記中継サーバとの間に前記特定の接続を確立する確立部と、
    を備える、請求項に記載の通信装置。
  7. 通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信装置に搭載される以下の各処理、即ち、
    第1の端末装置と前記第1の端末装置とは異なる第2の端末装置とを備える管理システムのうちの前記第1の端末装置から第1の条件情報を受信し、前記管理システムのうちの前記第2の端末装置から第2の条件情報を受信する条件情報受信処理と、
    前記通信装置から前記管理システムへのデータの送信のための条件を示す2個以上の条件情報をメモリに記憶させる記憶制御処理であって、前記2個以上の条件情報のそれぞれは、送信対象の対象データを識別するためのデータ識別情報と、前記対象データの送信タイミングに対応する時間である対象時間を示す時間情報と、を含み、前記2個以上の条件情報は、前記第1の条件情報と前記第2の条件情報とを含み、前記第1の条件情報は、第1の対象データを識別するための第1のデータ識別情報と、第1の対象時間を示す第1の時間情報と、を含み、前記第2の条件情報は、前記第1のデータ識別情報と、前記第1の対象時間とは異なる第2の対象時間を示す第2の時間情報と、を含み、前記第1の条件情報が受信される場合に、前記第1の条件情報が前記メモリに記憶され、前記第2の条件情報が受信される場合に、前記第2の条件情報が前記メモリに記憶される、前記記憶制御処理と、
    前記メモリ内の前記2個以上の条件情報のそれぞれについて、当該条件情報に対応する第1の判断処理であって、前記第1の判断処理は、前記時間情報によって示される前記対象時間が経過する毎に実行され、前記第1の判断処理は、直前の前記対象時間の間に、前記データ識別情報によって示される前記対象データの値が変化したのか否かを判断することを含む、前記第1の判断処理と、
    前記第1の条件情報に対応する前記第1の判断処理で前記第1の対象データの値が変化したと判断される場合に、現時点から所定時間以内に前記第2の条件情報に対応する前記第1の判断処理が実行される予定があるのか否かを判断する第2の判断処理と、
    前記第1の判断処理で前記対象データの値が変化したと判断される場合に、前記対象データの現在値を前記管理システムに送信し、前記第1の判断処理で前記対象データの値が変化しなかったと判断される場合に、前記対象データの前記現在値を前記管理システムに送信しない対象データ送信処理であって、前記第1の条件情報に対応する前記第1の判断処理で前記第1の対象データの値が変化したと判断され、かつ、前記第2の判断処理で前記予定があると判断される場合に、前記第1の対象データの現在値が前記第1及び第2の端末装置のそれぞれで受信されるように、前記第1の対象データの前記現在値が前記管理システムに送信され、前記第1の条件情報に対応する前記第1の判断処理で前記第1の対象データの値が変化したと判断され、かつ、前記第2の判断処理で前記予定がないと判断される場合に、前記第1の対象データの前記現在値が前記第1の端末装置で受信され、かつ、前記第1の対象データの前記現在値が前記第2の端末装置で受信されないように、前記第1の対象データの前記現在値が前記管理システムに送信される、前記対象データ送信処理と、
    を実行させるコンピュータプログラム。
  8. 通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信装置に搭載される以下の各処理、即ち、
    第1の端末装置と前記第1の端末装置とは異なる第2の端末装置とを備える管理システムのうちの前記第1の端末装置から第1の条件情報を受信し、前記管理システムのうちの前記第2の端末装置から第2の条件情報を受信する条件情報受信処理と、
    前記通信装置から前記管理システムへのデータの送信のための条件を示す2個以上の条件情報をメモリに記憶させる記憶制御処理であって、前記2個以上の条件情報のそれぞれは、送信対象の対象データを識別するためのデータ識別情報と、前記対象データの送信タイミングに対応する時間である対象時間を示す時間情報と、を含み、前記2個以上の条件情報は、前記第1の条件情報と前記第2の条件情報とを含み、前記第1の条件情報は、第1の対象データを識別するための第1のデータ識別情報と、第1の対象時間を示す第1の時間情報と、を含み、前記第2の条件情報は、前記第1の対象データとは異なる第2の対象データを識別するための第2のデータ識別情報であって、前記第1のデータ識別情報とは異なる前記第2のデータ識別情報と、前記第1の対象時間とは異なる第2の対象時間を示す第2の時間情報と、を含み、前記第1の条件情報が受信される場合に、前記第1の条件情報が前記メモリに記憶され、前記第2の条件情報が受信される場合に、前記第2の条件情報が前記メモリに記憶される、前記記憶制御処理と、
    前記メモリ内の前記2個以上の条件情報のそれぞれについて、当該条件情報に対応する判断処理であって、前記判断処理は、前記時間情報によって示される前記対象時間が経過する毎に実行され、前記判断処理は、直前の前記対象時間の間に、前記データ識別情報によって示される前記対象データの値が変化したのか否かを判断することを含み、前記第1の時間情報によって示される前記第1の対象時間が経過する毎に前記第1の条件情報に対応する前記判断処理が実行されるべき際に、前記第2の条件情報に対応する前記判断処理が実行されることなく、前記第1の条件情報に対応する前記判断処理が実行され、前記第2の時間情報によって示される前記第2の対象時間が経過する毎に前記第2の条件情報に対応する前記判断処理が実行されるべき際に、前記第1の条件情報に対応する前記判断処理が実行されることなく、前記第2の条件情報に対応する前記判断処理が実行される、前記判断処理と、
    前記判断処理で前記対象データの値が変化したと判断される場合に、前記対象データの現在値を前記管理システムに送信し、前記判断処理で前記対象データの値が変化しなかったと判断される場合に、前記対象データの前記現在値を前記管理システムに送信しない対象データ送信処理であって、前記第1の条件情報に対応する前記判断処理で前記第1の対象データの値が変化したと判断される場合に、前記第1の対象データの現在値が前記第1の端末装置で受信され、かつ、前記第2の対象データの現在値が前記第2の端末装置で受信されないように、前記第2の対象データの現在値が前記管理システムに送信されることなく、前記第1の対象データの現在値が前記管理システムに送信され、前記第2の条件情報に対応する前記判断処理で前記第2の対象データの値が変化したと判断される場合に、前記第2の対象データの現在値が前記第2の端末装置で受信され、かつ、前記第1の対象データの現在値が前記第1の端末装置で受信されないように、前記第1の対象データの在値が前記管理システムに送信されることなく、前記第2の対象データの在値が前記管理システムに送信される、前記対象データ送信処理と、
    を実行させるコンピュータプログラム。
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