JP2008097470A - 管理システム及び中継サーバ - Google Patents
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Abstract
【課題】利便性を向上できる管理システムを提供することを、その目的の一つとする。
【解決手段】情報処理装置1が外部のネットワークのノードとの通信が、予め設定された条件に従って、ファイアウォール装置2によって制限されているネットワークに接続される。中継サーバ3は、情報処理装置1から、ファイアウォール装置2によって制限されない通信によって情報を受信して、当該受信した情報を保持し、管理装置4からの要求に従って、当該保持している情報を管理装置4へ送信する。
【選択図】図1
【解決手段】情報処理装置1が外部のネットワークのノードとの通信が、予め設定された条件に従って、ファイアウォール装置2によって制限されているネットワークに接続される。中継サーバ3は、情報処理装置1から、ファイアウォール装置2によって制限されない通信によって情報を受信して、当該受信した情報を保持し、管理装置4からの要求に従って、当該保持している情報を管理装置4へ送信する。
【選択図】図1
Description
本発明は、管理システム及び中継サーバに関する。
近年ではネットワークを介して行われる不正なアクセスへの対策のため、多くの企業等でファイアウォールなどと呼ばれる技術が用いられている。このファイアウォールでは、ネットワークへ流入するデータや、ネットワークから流出するデータのうち、例えばファイル転送プロトコルに係るものなど、所与の条件を満足するものを遮断する。
一方でネットワークの有用性を維持するため、例えばHTTP(HyperText Transport Protocol)に基づく通信については遮断しない設定とするのが一般的である。
ところで、プリンタ等の画像処理装置を遠隔管理するサービスのため、サービス装置を設置して、各画像形成装置に対してネットワークを介して接続し、各画像形成装置から形成された画像の量(排出した用紙枚数など)や、障害検出機能によって検出した障害の情報など(以下、保守情報と呼ぶ)を取得して、メンテナンスの用に供することが考えられている。
しかし現実には、上述のようにファイアウォールなどが設定されているため、画像形成装置から保守情報などを収集することは容易ではない。そこで例えば特許文献1などでは、顧客側のネットワークに特殊な装置を設け、この特殊な装置によって、ファイアウォールを超えて保守情報の要求を受信し、また保守情報を送信する例などが開示されている。
特開2004−213507号公報
しかしながら、こうした従来の技術では、顧客側でファイアウォールの設定変更を要したり、特殊な装置を顧客側ネットワークに接続するなどしなければならず、利便性が低い。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、顧客側ネットワークの設定を変更することなく保守情報等を収集し、利便性を向上できる管理システムを提供することを、その目的の一つとする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、外部のネットワークのノードとの通信が、予め設定された条件に従って、通信制限装置によって制限されている注目ネットワークに接続される情報処理装置と、前記注目ネットワーク外の外部のネットワークのノードである中継サーバ及び管理側装置を備える管理システムであって、前記中継サーバは、前記情報処理装置から、前記通信制限装置によって制限されない通信によって情報を受信する手段と、前記受信した情報を保持する手段と、前記管理側装置からの要求に従って、前記保持している情報を管理側装置へ送信する手段と、を含むことを特徴としている。
また、本発明の一態様は、予め設定された条件に従って、注目ネットワークのノードと、外部のネットワークのノードとの通信を制限する通信制限装置を介して、前記注目ネットワークに接続される情報処理装置との間で通信を行う中継サーバであって、前記情報処理装置から、前記通信制限装置によって制限されない通信によって情報を受信する手段と、前記受信した情報を保持する手段と、前記注目ネットワークの外部にある管理側装置からの要求に従って、前記保持している情報を管理側装置へ送信する手段と、を含むことを特徴としている。
さらに本発明の別の態様は、予め設定された条件に従って、注目ネットワークのノードと、外部のネットワークのノードとの通信を制限する通信制限装置を介して、前記注目ネットワークに接続される情報処理装置との間で通信を行う中継サーバであって、前記注目ネットワークの外部にある管理側装置から前記情報処理装置へ送信するべき情報を保持する手段と、前記情報処理装置から、前記通信制限装置によって制限されない通信によって情報の要求を受信する手段と、前記受信した要求に応じて、前記通信制限装置によって制限されない通信によって、前記保持している情報を、前記情報処理装置へ送信する手段と、を含むことを特徴としている。
さらに本発明の別の態様は、外部のネットワークのノードとの通信が、予め設定された条件に従って、通信制限装置によって制限されている注目ネットワークに接続される情報処理装置であって、前記通信制限装置によって制限されない通信にて相互に通信可能な中継サーバに接続され、当該中継サーバにて保持され得る情報を、所定のタイミングごとに繰り返し要求することを特徴としている。
本発明によれば、顧客側ネットワークの設定を変更することなく保守情報等を収集し、利便性を向上できる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る管理システムは図1に示すように、顧客側ネットワークに接続された情報処理装置としての複合機1a,1b…と、この顧客側ネットワークと、外部のネットワークとに接続されるファイアウォール装置2と、外部ネットワークに接続された中継サーバ3と、管理装置4とを含んで構成されている。
ここで複合機1は、スキャナ、コントローラ(コンピュータ装置)、及びプリンタを備え、スキャナとしての機能やプリンタとしての機能、及び複写機としての機能を提供する複合的な装置である。この複合機1はまた、ネットワーク接続機能を備え、例えば中継サーバ3を介して、外部のネットワークに接続されているウェブサーバとの間で、HTTP(HyperText Transfer Protorol)を用いた通信を行う。
本実施の形態では、この複合機1は、通信開始前の予め定められたタイミング(例えば起動時)において、中継サーバ3に対して通信に必要となる通信パラメータをHTTPを用いて送受する。そして、中継サーバ3から受信した通信パラメータを保持しておく。複合機1は、以降、管理装置4へ送信するべき情報があれば、この通信パラメータを用いて中継サーバ3宛に、HTTPにて情報を送信する。また複合機1は、通信パラメータの送受の後は、所定のタイミングごとに、複合機1宛の情報を、中継サーバ3に対してHTTPにて要求する。そして中継サーバ3に複合機1宛の情報があれば、当該情報をHTTPにて取得する。
ファイアウォール装置2は、外部のネットワークのノードとの通信を予め設定された条件に従って制限する。すなわち、このファイアウォール装置2は、通信制限装置として機能する。本実施の形態においては、ファイアウォール装置2は、顧客側ネットワークから、外部ネットワークのウェブサーバへの要求や、外部ネットワークのウェブサーバからの応答を阻害しないよう、HTTPを用いた通信は通過させる設定となっているものとする。
中継サーバ3は、制御部31、記憶部32、ストレージ部33、及び通信部34を含む。この中継サーバ3の制御部31は、CPU等であり、記憶部32に格納されているプログラムに従って動作する。この制御部31は、ウェブサーバとして動作しており、HTTPを用いた要求を受信して、要求元に対して要求された情報を送信出力する。
本実施の形態では、中継サーバ3の制御部31は、要求パラメータの発行処理や、ファイアウォール装置2にて保護された顧客側ネットワーク内にある複合機1と、当該顧客側ネットワークの外にある管理装置4との情報の交換を中継する処理を行う。これらの制御部31の具体的な処理の内容については、後に述べる。
記憶部32は、RAM(Random Access Memory)や、ROM(Read Only Memory)等の記憶素子を含んで構成される。この記憶部32には、制御部31によって実行されるプログラムが格納されている。また記憶部32は、制御部31のワークメモリとしても動作する。
ストレージ部33は、ハードディスク等のストレージデバイスであり、制御部31から入力される指示に従って情報を格納する。また、このストレージ部33には、制御部31によって実行されるプログラムが格納されており、中継サーバ3の起動時に、このプログラムが記憶部32へ読み出されて、制御部31の処理に利用される。
通信部34は、ネットワークインタフェース等であり、制御部31から入力される指示に従い、指示された宛先へ、指定された情報を送出する。また、この通信部34は、ネットワークを介して受信した情報を制御部31へ出力する。
管理装置4は、例えば複合機1のメンテナンスを行う企業側のネットワークに接続されている。この管理装置4もまた、ファイアウォールを介して中継サーバ3に接続されていてもよい。この管理装置4は、複合機1の保守を行うプログラムを実行しており、例えば管理の対象となる複合機1から送信される保守情報を収集・管理する。本実施の形態では、管理の対象となる複合機1を特定する情報(例えば複合機1に予め割り当てられている固有なシリアルナンバーなど)が設定され、管理装置4は、当該情報で特定される複合機1が送信する保守情報を収集・管理することになる。
管理装置4は、当初、中継サーバ3に対して管理の対象となる複合機1を特定する情報を送信する。また中継サーバ3から管理の対象となる複合機1のうち、動作している複合機1との間で通信を行うための通信パラメータを受信する。
管理装置4は、中継サーバ3に対して所定のタイミングごと(例えば定期的)に、問い合わせを行い、各問い合わせの時点で、中継サーバ3が管理の対象となる複合機1から受信した情報を保持しているときには、当該情報を受け入れる。ここで複合機1から受信される情報には、例えば複合機1の利用量に基づく課金情報(ビリング情報)等の保守情報がある。
ここで中継サーバ3の制御部31が行う処理の内容について述べる。この制御部31は、複合機1や、管理装置4から通信パラメータの要求を受けて、通信パラメータを発行する。具体的な例として、複合機1には、それぞれ固有なシリアルナンバーが設定されており、複合機1は、このシリアルナンバーとともに通信パラメータの要求を送信するものとする。
中継サーバ3は、複合機1からシリアルナンバーとともに通信パラメータの要求を受信すると、当該受信したシリアルナンバーを記憶部32に格納して保持しておく。
以降、中継サーバ3は、複合機1から所定のタイミングごとに(例えば定期的に)、HTTPによる接続確認の問い合わせを受信することになる。この問い合わせには、問い合わせ元の複合機1のシリアルナンバーが含まれる。中継サーバ3の制御部31は、接続確認の問い合わせを受けるごとに、当該要求を受信したシリアルナンバーの複合機1に対して、管理装置4からの接続要求を受けたか否かを判断し、接続要求がなければ、接続要求なしとの応答を、複合機1側へ送信する。
中継サーバ3の制御部31は、管理装置4から、管理対象となる複合機1のシリアルナンバーのリストとともに接続要求を受信すると、当該リストに含まれるシリアルナンバーが記憶部32に格納されているか否かを調べる。
ここで、リストに含まれるシリアルナンバーが記憶部32に格納されているときには、制御部31は、当該シリアルナンバーに関連づけて、通信パラメータとして固有の通信識別子を発行する。この通信識別子は、例えば連続番号であってもよい。そして制御部31は、ここで発行した通信識別子と、シリアルナンバーとを関連づけて記憶部32に格納する。また、発行した通信識別子と、関連するシリアルナンバーとを組としたリストを、管理装置4へ送出する。
制御部31は、この後に、当該シリアルナンバーの複合機1から接続確認の問い合わせを受けたときに、当該問い合わせ元の複合機1のシリアルナンバーに関連づけて保持している通信識別子を、問い合わせ元の複合機1へ送出する。
なお、ここでは制御部31は、複合機1からシリアルナンバーとともに通信パラメータの要求を受信したときに次のような動作をしてもよい。すなわち、要求を受信したときに、それに先だって管理装置4から受信した、管理対象となる複合機1のシリアルナンバーのリストが記憶部32に格納されている場合は、当該リストに、受信したシリアルナンバーが含まれているか否かを調べる。ここで、受信したシリアルナンバーがリストに含まれていた場合は、制御部31は、当該受信したシリアルナンバーに関連づけて、通信パラメータとして固有の通信識別子を発行し、当該発行した通信識別子と、シリアルナンバーとを関連づけて記憶部32に格納する。
この場合、複合機1からの通信パラメータの要求に対して、発行した通信識別子をHTTPの応答として送信し、また管理装置4から接続要求を受けたときに、当該通信識別子を管理装置4へ送出することとすればよい。
これにより中継サーバ3を介して、管理装置4と、顧客側ネットワークの情報処理装置1とが通信パラメータをキーとして相互に情報を授受できるようになる。すなわち、中継サーバ3の制御部31は、HTTPにて、複合機1から当該通信パラメータとともに、管理装置4へ送出するべき情報を受信すると、当該受信した情報を、管理装置4への情報として記憶部32に格納されている通信パラメータに関連づけて保持する(図2)。
さらに制御部31は、管理装置4から通信識別子とともに情報の問い合わせを受けると、当該問い合わせに含まれる通信識別子に関連づけられている情報のうち、管理装置4宛の情報を選択して、当該選択した情報を管理装置4へ送出し、当該送信した情報を記憶部32から削除するなど、再送を防止可能な状態とする。
同様に、中継サーバ3の制御部31は、管理装置4から通信パラメータとともに、複合機1へ送出するべき情報(例えば保守用のコマンド列など)を受信すると、当該受信した情報を、複合機1宛の情報として、記憶部32に格納されている通信パラメータに関連づけて保持する。この場合も、管理装置4がファイアウォールを介して中継サーバ3と通信を行っている場合は、HTTPなど、ファイアウォールを透過可能な通信方法を用いて、情報の送受を行う。
さらに制御部31は、複合機1から通信識別子とともに情報の問い合わせを受けると、当該問い合わせに含まれる通信識別子に関連づけられている情報のうち、複合機1宛の情報を選択して、当該選択した情報を複合機1へ送出し、当該送信した情報を記憶部32から削除するなど、再送を防止可能な状態とする。
なお、ここでは再送を防止可能な状態は、以上のほかにも、送信済みであるか否かを表すフラグを用いてもよい。
また、複合機1や管理装置4は、電源の切断時など、中継サーバ3を介した通信を終了する場合、通信パラメータとしての通信識別子とともに、通信終了の通知を中継サーバ3へ送出するようにしてもよい。この場合、中継サーバ3の制御部31は、通信識別子に関連づけて終了通知を格納し、次にこの通信識別子に関わる情報の問い合わせを受けたときに、問い合わせ元の複合機1や管理装置4に対して、通信識別子とともに終了通知を送信する。
この場合、当該終了通知を受信した複合機1や管理装置4は、当該送信された通信識別子に関わる通信が不能となったことを認識し、予め定められた処理を実行し、当該通信識別子に対して通信終了の通知を送信してもよい。
中継サーバ3は、こうして、通信識別子をキーとして通信する複合機1と管理装置4との双方から通信終了の通知を受けると、当該通信識別子に関連づけられた情報を破棄する。
さらに複合機1は、複数の管理装置4へ情報を送信する場合には、各管理装置4との間で互いに異なる通信識別子の発行を受ければよい。この場合、そのうち一部の管理装置4との通信を完了する場合こととし、その後、他の管理装置4との通信のため、中継サーバ3への例えば定期的な問い合わせを継続しても構わない。
次に、本発明の実施の形態に係る管理システムの動作について図3を参照しながら説明する。ファイアウォール装置2によって通信の制限された、顧客側ネットワークに接続されている情報処理装置としての複合機1は、例えば電源が投入されたタイミングで、通信パラメータである通信識別子の発行要求として、予め設定されたシリアルナンバーを中継サーバ3へ送信する(S1)。このシリアルナンバーは、中継サーバ3にて保持される。
このシリアルナンバーの送信は、ファイアウォール装置2によって制限されない、例えばHTTPのプロトコルを用いて行う。具体的な例としては、中継サーバ3側のCGI(Common Gateway Interface)プログラムを呼び出すURL(Uniform Resource Locators)に、引数(パラメータ)として、シリアルナンバーを付して、中継サーバ3へ送出することとすればよい。複合機1は、この後、定期的に接続確認の問い合わせを実行する(S2)。
一方、管理装置4は、管理対象として予め設定されている複合機1のシリアルナンバーとともに接続要求を中継サーバ3へ送信する(S3)。この際の通信においても、管理装置4がファイアウォールを介して中継サーバ3と通信をする場合は、当該ファイアウォールを透過可能な通信態様(例えばHTTPを用いた通信)を用いる。
中継サーバ3は、管理装置4から接続要求とともに受信したシリアルナンバーを保持しているときには、固有の通信識別子を発行する。この通信識別子は、中継サーバ3が稼動してからの発行順の数字であってもよいし、乱数等を使用して生成したものでもよい。つまり、中継サーバ3内において一意であればよい。そして中継サーバ3は、発行した通信識別子と、それらに関連するシリアルナンバーとを組としたリストを管理装置4へ送信する(S4)。管理装置4では、このリストを保持する。
なお、管理装置4から接続要求とともに受信したシリアルナンバーを保持していなければ、対象となるシリアルナンバーが保持されていないことを表す情報を、管理装置4へ送信すればよい。
この発行の後、通信識別子の発行がされたシリアルナンバーの複合機1から接続確認の応答を受けたときには、中継サーバ3は、発行された通信識別子を複合機1へ送信して通知する(S5)。
また中継サーバ3は、例えば複合機1から保守情報としてのビリング情報をHTTPにより受け入れる(S6)。このとき、受信される保守情報には、送信元の複合機1のシリアルナンバーと、通信識別子とを含む。中継サーバ3は、複合機1から受信した保守情報を、保守装置4宛として、通信識別子に関連づけて格納する。ここで情報の格納場所は、記憶部32であってもよいし、ストレージ部33にファイルとして格納してもよい。
一方、管理装置4は、管理の対象となる複合機1のシリアルナンバーや通信識別子とともに、情報の問い合わせを定期的に送出している(S7)。中継サーバ3は、この問い合わせを受信すると、問い合わせられた通信識別子に関連づけて、管理装置4宛の情報を記憶しているか否かを調べる。そして、記憶していれば、当該情報を管理装置4へ送信し(S8)、送信した情報を削除する。ここでの問い合わせと応答もまた、HTTPプロトコルなど、ファイアウォールを透過可能な態様の通信で行われる。
管理装置4は、中継サーバ3から情報を受信すると、記憶装置に保管し、また、表示装置に表示するなど、予め定められた処理を実行する。
同様に、管理装置4が複合機1へ保守情報を問い合わせるコマンドを送信する場合について説明する。管理装置4は、管理対象の複合機1のうち、保守情報の問い合わせ先となる複合機1のシリアルナンバーを調べ、さらに当該シリアルナンバーに関連づけられている通信識別子を読み出す。
そして管理装置4は、当該通信識別子とともに、保守情報の問い合わせコマンドを中継サーバ3へ送信する。中継サーバ3は、受信したコマンドを、通信識別子に関連づけて格納しておく。
やがて複合機1が、中継サーバ3に対して通信識別子とともに、問い合わせを送信すると、中継サーバ3が問い合わせられた通信識別子に関連づけられた複合機1宛の情報を検索する。中継サーバ3はこの検索の結果、送信するべき情報(コマンド)があるので、問い合わせに対するHTTPの応答として、当該情報を送信する。
つまり、複合機1では、HTTPの応答としてコマンドを受信する。複合機1は、当該受信した情報を参照し、それが保守情報を要求するコマンドであることを検知すると、当該コマンドに対応する処理を実行して、複合機1の保守情報を生成し、当該生成した情報を、シリアルナンバーや通信識別子とともに中継サーバ3へ送信する。中継サーバ3は、受信した情報を通信識別子に関連づけて保持する。
やがて管理装置4が通信識別子とともに問い合わせを実行すると、中継サーバ3は、当該問い合わせとともに受信した通信識別子に関連づけて保持されている情報(複合機1が送出した保守情報)を、管理装置4へ送信する。この問い合わせと、保守情報の送信ともまた、HTTPの要求と応答によって行われる。こうして管理装置4は、要求した保守情報を受信することとなる。
なお、ここまでの説明において、複合機1と中継サーバ3、および管理装置4と中継サーバ3との間の通信においては、相互の証明書を確認したり、実際に送受する情報を予め定めた方法で暗号化してもよい。
さらに、ここまでの説明では中継サーバ3を介して複合機1と管理装置4とが、双方の通信に固有のキーとなる通信識別子を用いて情報の送受を行う例について述べたが、これに限られない。例えば、中継サーバ3は、複合機1から管理装置4への情報の送信と、管理装置4から複合機1への情報の送信とに用いる通信識別子をそれぞれ固有に定めてもよい。この場合、複合機1や管理装置4は、相手方へ送信する際には、相手方へ送信する通信識別子(相手識別子)を用い、自分宛の情報の問い合わせを行う際には、もう一つの通信識別子を用いることとなる。
さらに、通信識別子は、一度の通信が行われるごとに、更新されてもよい。この場合は、例えば管理装置4側から保守情報を要求するコマンドを受けたときに、中継サーバ3が当該通信に固有の通信識別子を発行して、コマンドの送信元である管理装置4を特定する情報(例えば管理装置4のネットワークアドレスなど)に関連づけて記憶し、また、当該コマンドを通信識別子と、対象となる複合機1を特定する情報(例えばそのネットワークアドレスやシリアルナンバーなど)に関連づけて記憶しておき、当該対象となる複合機1からの問い合わせを受けた際に、当該通信識別子とコマンドとを当該複合機1へ送出する。
そして複合機1が当該通信識別子とともにコマンドへの応答となる保守情報を送出すると、中継サーバ3は、当該通信識別子に関連づけられている、コマンドの送信元である管理装置4を特定する情報を取得し、当該取得した情報に関連づけて保守情報を保持しておく。そして、その後に管理装置4側から問い合わせを受けたときに、当該保持している保守情報を送出する。
この場合、管理装置4からのコマンドを取得した複合機1が、電源断の操作を受けたときには、接続終了処理として、保守情報の代わりに、シャットダウンが行われる旨の情報を、管理装置4宛に送信してもよい。管理装置4側では、この情報により、保守情報が複合機1から受信できなくなったことを知ることができる。
本実施の形態によると、中継サーバ3を介して、情報処理装置としての複合機1や管理装置4がいずれもHTTPなど任意の通信態様にて情報を交換できるようになり、顧客側ネットワークや、管理者側である企業のファイアウォールの設定変更することなく、顧客側に設置された複合機1から保守情報を取得し、また、メンテナンスを実施することが可能となって、利便性を向上できる。
なお、保守管理を行う企業側においては、例えばファイアウォールの設定を変更して、管理装置4と中継サーバ3との間の通信を維持できるのであれば、ここで述べたようなHTTP等の通信を行う必要は必ずしもなく、中継サーバ3が管理装置4宛の情報を受信したときに、管理装置4側へ当該情報の受信を通知できるようにしておいても構わない。
さらにここまでの説明ではネットワーク間の通信を制限する装置としてファイアウォール装置を用いる例について述べたが、これに限られるものではなく、ファイアウォールでなくても、許可された態様(プロトコルやポート番号など)の通信以外を遮断するような装置などであっても構わない。
1 複合機、2 ファイアウォール装置、3 中継サーバ、4 管理装置、31 制御部、32 記憶部、33 ストレージ部、34 通信部。
Claims (4)
- 外部のネットワークのノードとの通信が、予め設定された条件に従って、通信制限装置によって制限されている注目ネットワークに接続される情報処理装置と、
前記注目ネットワーク外の外部のネットワークのノードである中継サーバ及び管理側装置を備える管理システムであって、
前記中継サーバは、
前記情報処理装置から、前記通信制限装置によって制限されない通信によって情報を受信する手段と、
前記受信した情報を保持する手段と、
前記管理側装置からの要求に従って、前記保持している情報を管理側装置へ送信する手段と、
を含むことを特徴とする管理システム。 - 予め設定された条件に従って、注目ネットワークのノードと、外部のネットワークのノードとの通信を制限する通信制限装置を介して、前記注目ネットワークに接続される情報処理装置との間で通信を行う中継サーバであって、
前記情報処理装置から、前記通信制限装置によって制限されない通信によって情報を受信する手段と、
前記受信した情報を保持する手段と、
前記注目ネットワークの外部にある管理側装置からの要求に従って、前記保持している情報を管理側装置へ送信する手段と、
を含むことを特徴とする中継サーバ。 - 予め設定された条件に従って、注目ネットワークのノードと、外部のネットワークのノードとの通信を制限する通信制限装置を介して、前記注目ネットワークに接続される情報処理装置との間で通信を行う中継サーバであって、
前記注目ネットワークの外部にある管理側装置から前記情報処理装置へ送信するべき情報を保持する手段と、
前記情報処理装置から、前記通信制限装置によって制限されない通信によって情報の要求を受信する手段と、
前記受信した要求に応じて、前記通信制限装置によって制限されない通信によって、前記保持している情報を、前記情報処理装置へ送信する手段と、
を含むことを特徴とする中継サーバ。 - 外部のネットワークのノードとの通信が、予め設定された条件に従って、通信制限装置によって制限されている注目ネットワークに接続される情報処理装置であって、
前記通信制限装置によって制限されない通信にて相互に通信可能な中継サーバに接続され、当該中継サーバにて保持され得る情報を、所定のタイミングごとに繰り返し要求することを特徴とする情報処理装置。
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