JP6065608B2 - 活性エネルギー線硬化性組成物 - Google Patents
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Description
しかしながら、このようにハードコーティング後のPETフィルムをロール状に巻回することで、ハードコーティング面同士やハードコーティング面と他のフィルム面が接触することとなり、この接触により予期せずブロッキングが生じる場合がある。
また、樹脂及び炭素数2〜4のアルキレンオキシド単位を含む特定の不飽和二重結合基含有モノマーを組成物中に含有させることにより、組成物に含有される樹脂を塗布後に相分離により析出させ、表面に凹凸を形成することでブロッキングを防ぐ方法が開示されている(特許文献2参照)。
一方、上記特許文献2に開示の技術では、炭素数2〜4のアルキレンオキシド単位を含む特定の不飽和二重結合基含有モノマーのSP値に対して、別に含有させる樹脂のSP値を低く設定することで塗布後に樹脂を相分離により析出させている。しかしながら本発明者らが検討したところ、上記特許文献2に開示の技術では不飽和二重結合基含有モノマーにアルキレンオキシド単位を含むため、硬化させた際のハードコート層の硬度が低く、アンチブロッキング性と耐擦傷性が低くなる傾向があることが判明した。
しかしながら、当該技術については、アンチブロッキング性、塗膜外観、液外観、透明性の更なる改良が望まれた。
共重合体を添加することで、上記課題を解決できることを見出した。本発明は以下に示すとおりである。
少なくとも一種以上の(メタ) アクリロイル基を含有するモノマー若しくはオリゴマ
ーからなる群から選択される第二成分、
および少なくとも一種以上のポリエーテル変性シリコーンオイルからなる第三成分を含有することを特徴とする
活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
(2)第一成分が(メタ) アクリル樹脂であることを特徴とする(1)に記載の活性エ
ネルギー線硬化性樹脂組成物。
(3)第二成分が一分子中に二つ以上の不飽和二重結合基を有する多官能(メタ)アクリレートであることを特徴とする(1)または(2)に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
(4)該(メタ)アクリロイル共重合体のSP値が、該多官能(メタ)アクリレートのSP値以上であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
(5)さらに平均一次粒子径1μm以下の無機粒子を含有することを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
(6)活性エネルギー線硬化性組成物100重量部に対し、前記(メタ)アクリロイル共重合体を1〜20重量部含み、前記多官能(メタ)アクリレートを75〜98.5重量部含み、前記無機粒子を0.5〜5重量部含むことを特徴とする(5)に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
(7)前記(メタ)アクリロイル共重合体は、重量平均分子量が1000以上100,000以下であることを特徴とする(1)〜(6)のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
(8)前記(メタ)アクリロイル共重合体の有する水素結合性基が水酸基であることを特徴とする(1)〜(7)のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
(9)前記(メタ)アクリロイル共重合体の有する水酸基の由来が、オキシラン骨格を持つモノマーの開環・付加反応によるもので、且つ、前記(メタ)アクリロイル共重合体を構成するモノマー全量のうち、オキシラン骨格を持つモノマーが80重量%以上であることを特徴とすることを特徴とする(8)に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
(10)前記オキシラン骨格を持つモノマーの開環・付加反応が(メタ)アクリル酸の付加反応であることを特徴とする(9)に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
(11)前記多官能(メタ)アクリレートは、1分子中に3つ以上の(メタ)アクリロイル基を有する多官能(メタ)アクリレートを含むことを特徴とする(1)〜(10)のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
(12)(1)〜(11)のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化組成物を硬化させてなるハードコートフィルム。
(13)(12)に記載のハードコートフィルムを他の樹脂フィルムと積層させてなるフィルム積層体。
(14)(13)に記載のフィルム積層体をロール状に巻回してなるロール状フィルム積層体。
少なくとも一種以上の樹脂からなる第一成分、
少なくとも一種以上の(メタ) アクリロイル基を含有するモノマー若しくはオリゴマ
ーからなる群から選択される第二成分、
および少なくとも一種以上のポリエーテル変性シリコーンオイルからなる第三成分を含有することを特徴とする
活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
第一成分の樹脂としては、例えば、(メタ)アクリル樹脂、オレフィン樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリシロキサン樹脂、ポリシラン樹脂、ポリイミド樹脂またはフッ素樹脂などを用いることが好ましい。これらの樹脂は、低分子量であるいわゆるオリゴマーであってもよい。これらのなかでも、SP値が高い点から、(メタ)アクリル樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイミド樹脂を骨格構造に含む樹脂が好ましく、SP値の制御が可能でかつ容易に重合可能な(メタ)アクリル樹脂を骨格構造に含む樹脂が特に好ましい。
合または共重合した樹脂、(メタ)アクリルモノマーと他のエチレン性不飽和二重結合を有するモノマーとを共重合した樹脂などが挙げられる。オレフィン樹脂を骨格構造に含む樹脂として、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、エチレン・ビニルアルコール共重合体、エチレン・塩化ビニル共重合体などが挙げられる。ポリエーテル樹脂を骨格構造に含む樹脂は、分子鎖中にエーテル結合を含む樹脂であり、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコールなどが挙げられる。ポリエステル樹脂を骨格構造に含む樹脂は、分子鎖中にエステル結合を含む樹脂であり、例えば不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ポリエチレンテレフタレートなどが挙げられる。ポリウレタン樹脂を骨格構造に含む樹脂は、分子鎖中にウレタン結合を含む樹脂である。ポリシロキサン樹脂を骨格構造に含む樹脂は、分子鎖中にシロキサン結合を含む樹脂である。ポリシラン樹脂を骨格構造に含む樹脂は、分子鎖中にシラン結合を含む樹脂である。ポリイミド樹脂を骨格構造に含む樹脂は、分子鎖中にイミド結合を含む樹脂である。フッ素樹脂を骨格構造に含む樹脂は、ポリエチレンの水素の一部または全部をフッ素で置きかえられた構造を含む樹脂である。樹脂として、上記骨格構造の2種以上からなる共重合体であってもよく、上記骨格構造とそれ以外のモノマーとからなる共重合体であってもよい。
シル基、スルホン酸基、アミド基、リン酸基などが挙げられ、相分離しやすい(アンチブロッキング性が発現しやすい)点から好ましくは水酸基、アミノ基、アミド基、カルボキシル基であり、特に好ましくは水酸基である。また、水素結合性基の量は特段限定されないが、3.0mmol/g以上であることが好ましい。
脂環式エポキシドとしては、少なくとも1個のシクロへキセンまたはシクロペンテン環等のシクロアルカン環を有する化合物を、過酸化水素、過酸等の適当な酸化剤でエポキシ化することによって得られる、シクロヘキセンオキサイドまたはシクロペンテンオキサイド含有化合物が挙げられる。
とがより好ましく、50,000以下であることが更に好ましい。この範囲にあると、アンチブロッキング性が良好になる。
なお、樹脂の重量平均分子量(Mw)は、GPCを用いて、ポリスチレン標準による換算値として決定することができる。
本発明の活性エネルギー線硬化性組成物では、これらの樹脂を1種単独で含んでいてもよく、また2種以上を含んでいてもよい。
第二成分の(メタ)アクリロイル基を含有するモノマーあるいはオリゴマーとしては、例えば、多官能性モノマー、例えば多価アルコールと( メタ) アクリレートとの脱アルコール反応物などを用いることができる。オリゴマーとしては、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー、ポリエステル(メタ)アクリレートオリゴマーや上記第一成分であげられた樹脂の低分子量物などが挙げられる。これらの中でも硬度が高い又は硬化性が良好な点から、多官能性モノマー、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー、ポリエステル(メタ)アクリレートオリゴマーが好ましい。さらに、ハンドリング性・塗工性が良好な点から、重量平均分子量8000未満のものであることが好ましく、5000未満であることがさらに好ましい。
タエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレートが好ましく、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートが特に好ましい。
これらの(メタ)アクリロイル基を含有するモノマー若しくはオリゴマーは1種のみを単独で用いてもよく、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、本発明に用いられる(メタ)アクリロイル基を含有するモノマー若しくはオリゴマーは、エチレンオキシド(EO)単位を分子中に含むモノマーを実質的に含有しないことが好ましく、含有しないことがより好ましい。エチレンオキシド(EO)単位を分子中に含むモノマーを含有しないことで、ハードコートとした際の十分な硬度を確保できる。なお、ここでいう実質的とは多官能(メタ)アクリレート全体100重量部に対し3重量部未満であることをいう。
また、本発明に用いられる樹脂のSP値は14.0以上であることが好ましく、16.0以上であることがより好ましく、20.0以下であることが好ましく、18.0以下であることがより好ましい。
SP値とは、Solubility Parameter(溶解性パラメーター)の略
であり、溶解性の尺度となるものである。SP値は数値が大きいほど極性が高く、逆に数値が小さいほど極性が低いことを示す。
例えば、SP値は次の方法によって実測することができる[参考文献:SUH、CLARKE、J.P.S.A−1、5、1671〜1681(1967)]。
なお第一成分の樹脂のSP値を(メタ)アクリロイル基を含有するモノマー若しくはオリゴマーのSP値以上とするためには、例えば、第一成分の樹脂の側鎖に極性が高い基を多く含むように設計すればよく、例えば(メタ)アクリル酸の付加によりオキシラン骨格を持つモノマーを開環することで共重合体を調製する方法などが挙げられる。その他(メタ)アクリロイル基を含有するモノマー若しくはオリゴマーのSP値が低くなるように設計すればよく、例えば脂環骨格を有する二官能以上のアクリレートを添加する方法などが挙げられる。
な官能基を互いに反応させることによって、本発明の活性エネルギー線硬化性組成物を硬化させて得られる層の耐性を高めることができる。このような官能基の組合せとして、例えば、活性水素を有する官能基(水酸基、アミノ基、チオール基、カルボキシル基など)とエポキシ基、活性水素を有する官能基とイソシアネート基、エチレン性不飽和基とエチレン性不飽和基(エチレン性不飽和基の重合が生じる)、シラノール基とシラノール基(シラノール基の縮重合が生じる)、シラノール基とエポキシ基、活性水素を有する官能基と活性水素を有する官能基、活性メチレンとアクリロイル基、オキサゾリン基とカルボキシル基などが挙げられる。
第三成分のポリエーテル変性シリコーンオイルは、シロキサン結合からなる直鎖状ポリマーによって構成される。シロキサン結合からなる直鎖状ポリマーとしては、側鎖の一部がメチル基であるもの、側鎖の全てと両末端又は片末端とがメチル基であるもの、側鎖の一部がフェニル基であるもの、側鎖の一部が水素結合基であるもの、及び側鎖の一部が水素原子であるものが挙げられる。これらの中でも、側鎖の全てと両末端又は片末端とがメチル基であるもの、側鎖の一部が水素結合基であるもの、及び側鎖の一部が水素原子であるものが、アンチブロッキング性が良好でかつ光学特性が良好な点から好ましく、側鎖の全てと両末端又は片末端とがメチル基であるものが表面偏析しやすい点から特に好ましい。また、シリコーンオイルは、さまざまな有機基を導入することでき、有機基の種類により性質が異なる。ポリエーテル変性シリコーンオイルには、さらに有機基を導入してもよく、アルキル基、アラルキル基、水酸基、アクリロイル基、カルボキシル基、カルボニル基、フルオロ基、アミノ基、エポキシ基などが挙げられる。これらの中でも、アンチブロッキング性が良好であるため、アルキル基、アラルキル基、水酸基、アクリロイル基、カルボキシル基、カルボニル基、エポキシ基が好ましく、アルキル基、アラルキル基、水酸基、アクリロイル基が特に好ましい。
208(以上、東レダウコーニング社(Dow Corning Toray Co., Ltd.)製商品名)、SILWET L−8500、SILWET L−8610、SILW
ET L−8620、SILWET L−77、SILWET L−7280、SILWE
T L−7608、SILWET L−7001、SILWET L−7002、SILW
ET L−7087、SILWET L−7210、SILWET L−7220、SIL
WET L−7230、SILWET L−7500、SILWETL−7510、SILWET L−7602、SILWET L−7622、SILWET L−7650、SI
LWET L−720(以上、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン
社製商品名)が挙げられる。これらの中でも、アンチブロッキング性が良好である点から、BYK306、BYK307、BYK325、BYK331、BYK333、BYK3
42、BYK375、BYK377、BYK378、BYK−UV3500、BYK−UV3510、シルフェイス SAG001が好ましく、更に相溶性が良好である点からB
YK325、BYK331、BYK−UV3500、BYK−UV3510、シルフェイス SAG001が特に好ましい。
本発明に用いられる 第三成分のシリコン系樹脂は、本発明の活性エネルギー線硬化性組成物100重量部に対し、0.001重量部以上含有させることが好ましく、0.05重量部以上であることがより好ましく、0.1重量部以上であることが更に好ましい。また、10.0重量部以下であることが好ましく、5.0重量部以下であることがより好ましく、1.0重量部以下であることが更に好ましい。この範囲であれば、アンチブロッキング性と面性が良好であるため好ましい。
本発明の活性エネルギー線硬化性組成物は、平均一次粒子径が1μm以下の無機粒子を含有することが好ましい。平均一次粒子径が1μm以下である無機粒子と極性の高い樹脂とを含有させることで、高い硬度を維持したまま良好なアンチブロッキング性を有するハードコートを形成し得る硬化性組成物を提供できる。
本発明における無機粒子の平均一次粒子径は、例えば、TEMなどの電子顕微鏡により観察される粒子の大きさを平均した径をいう。
に対し、0.5重量部以上含有させることが好ましく、0.7重量部以上であることがより好ましく、1重量部以上であることが更に好ましい。また、5重量部以下であることが好ましく、3重量部以下であることがより好ましく、2重量部以下であることが更に好ましい。
本発明の活性エネルギー線硬化性組成物は、活性エネルギーにより硬化させるために、重合開始剤を含有することが好ましい。重合開始剤は、硬化性組成物100重量部に対して、通常0.01重量部以上、好ましくは0.1重量部以上、より好ましくは1重量部以上、また、通常20重量部以下、好ましくは10重量部以下加えることができる。
本発明の活性エネルギー線硬化性組成物は、必要に応じて、種々の添加剤を添加することができる。このような添加剤として、帯電防止剤、可塑剤、界面活性剤、酸化防止剤および紫外線吸収剤などの常用の添加剤が挙げられる。
本発明の活性エネルギー線硬化性組成物を基材の上などに塗布し、フィルム状に硬化させることで、本発明のハードコートフィルムが得られる。また、基材として他の樹脂フィルム上に本発明の組成物を塗布し、硬化させることにより、ハードコートフィルムを成形することで、ハードコート層を有するフィルム積層体が得られる。
好ましくは0.5〜1.5J/cm2の光を用いることができる。またこの照射光の波長
は特に限定されるものではないが、例えば360nm以下の波長を有する照射光などを用いることができる。例えば重合開始剤として2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オンなどを用いる場合は、照射光は310nm付近の波長を有する光を照射するのが好ましく、そしてさらに360nm付近の波長を有する光を照射するのがより好ましい。このような光は、高圧水銀灯、超高圧水銀灯などを用いて得ることができる。このように光を照射することによって、相分離および硬化が生じることとなる。光を照射して相分離させることによって、硬化性組成物に含まれる溶媒の乾燥ムラに起因する表面形状のムラを回避でき、好ましい。
mJ/cm2以下となるよう照射することが好ましい。光源としては、高圧水銀灯、超高
圧水銀灯などを用いることができる。
上記表面粗さRaは、算術平均粗さ(Ra)を意味し、JIS B 0601−2001において規定されるパラメーターであり、例えば小坂研究所社製の高精度微細形状測定器、または(株)キーエンス製のカラー3Dレーザー顕微鏡などを用いて、JIS B 0601−2001に準拠して測定することができる。
Smは、例えば小坂研究所社製の高精度微細形状測定器、または(株)キーエンス製のカラー3Dレーザー顕微鏡などを用いて、JIS B0633に準拠して測定することができる。
全光線透過率(Tt(%))は、硬化物に対する入射光強度(T0)と硬化物を透過した全透過光強度(T1)とを測定し、下記式により算出される。
Tt(%)=(T1/T0)×100
なお、全光線透過率の測定は、例えば濁度計(日本電色工業株式会社製)を用いて測定することができる。
H(%)=(Td/Tt)×100
H:ヘイズ(曇価)(%)
Td:拡散透光率(%)
Tt:全光線透過率(%)
なお、ヘイズの測定は、例えば濁度計(日本電色工業株式会社製)を用いて測定することができる。
本発明のフィルム積層体は、巻回してロール状にした場合に、良好なアンチブロッキン
グ性が発揮され、このような態様に好ましく適用される。
このようなロール状フィルム積層体は、基材フィルム上に本発明ハードコートを形成し、ロール状に巻き付けていくことにより製造される。
本発明は、さらに、本発明の積層体フィルムと、光源とを含む表示装置に関する。この場合、積層体フィルムに含まれる基材は透光性基材であることが望ましい。また、光源は、基材の背面、すなわち基材の微細凹凸層とは反対側の面に配置され、そこから基材に向けて光を照射することが好ましい。
matic)型液晶セル、STN(Super Twisted Nematic)型液晶セル、HAN(Hybrid Alignment Nematic)型液晶セル、IPS(In Plane Switching)型液晶セル、VA(Vertical Ali
gnment)型液晶セル、MVA(Multiple Vertical Alignment型液晶セル、OCB(Optical Compensated Bend)型液晶セルなどを挙げることができる。
本願発明が効果を奏する理由は、未だ明らかではないが、以下のように推察される。
すなわち、本願発明の構成をもつことで、本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を塗布し、乾燥させた際に、第一成分、例えば、側鎖に水素結合性基を有する (メタ)ア
クリロイル共重合体などのアクリル樹脂が相分離により塗布表面に析出する。これにより、第一成分が塗布表面に微細な凹凸を形成する際、例えば、水素結合性基と同様に親水性であるポリエーテル変性シリコーンオイルが第一成分の相分離を阻害することなく塗布表面に偏析する。これにより、塗膜の表面エネルギーを低下し、表面凹凸に加えて滑り性を付与できるため、アンチブロッキング性がより向上しているものと推察される。
<合成例1>
(A−1) 樹脂Aの合成方法
温度計、攪拌機及び還流冷却管を備えたフラスコに、プロピレングリコールモノメチルエーテル157.3g、グリシジルメタクリレート98.0g、メチルメタクリレート1.0g、エチルアクリレート1.0g、メルカプトプロピルトリメトキシシラン1.9g、及び2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)1.0gを入れ、65℃で3時間反応させた。
次に、アクリル酸50.7g、及びトリフェニルホスフィン3.08gを添加して、1
10℃で6時間反応させることで、アクリロイル基とメトキシシリル基を有する、重量平均分子量20,000でアクリロイル当量(アクリロイル基の導入量)4.47mmol/g、2級水酸基を4.47mmol/g含む樹脂(A−1)を得た。なお、樹脂(A−1)のSP値は17.8であった。
(A−2) 樹脂A−1で表面修飾されたコロイダルシリカの合成方法
四つ口のフラスコに、合成例1で得た(メタ)アクリロイル共重合体(A−1)3.75重量部に(C−1)コロイダルシリカ(日産化学製:MEK−ST(平均一次粒子径1
0〜15nm))1.25重量部を投入し、シランカップリング反応の触媒としてアセチ
ルアセトンアルミニウムを0.005重量部加え、70℃で4時間反応を行い、樹脂(A−1)で表面修飾されたコロイダルシリカを調製した。
四つ口のフラスコに、第1成分として、(A−2)樹脂A−1で表面修飾されたコロイダルシリカを5.0重量部、次いで、第2成分として、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(SP値12.1)95.0重量部に、第3成分としてBYK300を0.5重量部配合したのち、重合開始剤として1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(イルガキュア184)を5重量部加え、メチルエチルケトン157.5重量部加えることで、活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
第3成分としてBYK302を0.5重量部とした以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
<実施例3>
第3成分としてBYK306を0.5重量部とした以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
第3成分としてBYK307を0.5重量部とした以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
<実施例5>
第3成分としてBYK331を0.5重量部とした以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
第3成分としてBYK333を0.5重量部とした以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
<実施例7>
第3成分としてBYK337を0.5重量部とした以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
第3成分としてBYK342を0.5重量部とした以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
<実施例9>
第3成分としてBYK378を0.5重量部とした以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
第3成分としてBYK−UV3510を0.5重量部とした以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
<実施例11>
第3成分としてBYK325を0.5重量部とした以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
第3成分としてBYK377を0.5重量部とした以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
<実施例13>
第3成分としてBYK−UV3500を0.5重量部とした以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
第3成分としてBYK345を0.5重量部とした以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
<実施例15>
第3成分としてBYK349を0.5重量部とした以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
第3成分としてBYK3455を0.5重量部とした以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
<実施例17>
第3成分としてBYK3530を0.5重量部とした以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
第3成分としてシルフェイス SAG001を0.5重量部とした以外は実施例1と同
様にして活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
<実施例19>
第3成分としてシルフェイス SAG005を0.5重量部とした以外は実施例1と同
様にして活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
第一成分として、(A−1)樹脂A−1を5.0重量部とした以外は実施例6と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
<比較例1>
第3成分としてBYK310を0.5重量部とした以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
第3成分としてBYK313を0.5重量部とした以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
<比較例3>
第3成分としてBYK315を0.5重量部とした以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
第3成分としてBYK322を0.5重量部とした以外は実施例1と同様にして活性エ
ネルギー線硬化性組成物を得た。
<比較例5>
第3成分としてBYK323を0.5重量部とした以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
第3成分としてBYK371を0.5重量部とした以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
<比較例7>
第3成分としてBYK−UV3570を0.5重量部とした以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
<比較例8>
第3成分を配合しない以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
活性エネルギー線硬化性組成物を、厚さ188μmの透明な二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(ヘイズ値 0.8%;三菱化学ポリエステル社製 商品名:ダイアホイルT300E)に、バーコーターを用いて、乾燥後の塗膜厚が2〜3μmとなるように塗布し、80℃で1分間加熱乾燥した。
活性エネルギー線硬化性組成物の塗布されたPETフィルムを、出力密度120W/cmの高圧水銀灯を光源として、光源下15cmの位置で、アイグラフィック社製EYE UV METER UVPF−A1、PD365を使用して積算光量200mJ/cm2となるようにUVを照射して、硬化膜を得た。
得られた硬化膜に対し、評価試験を行った。その結果を表1に示す。なお、評価方法は以下のとおりである。
得られた硬化膜の塗膜外観を目視で観察し、以下の基準で評価を行った。
塗膜表面に欠陥が100個/500cm2以上又は大きな欠陥あり:1
塗膜表面に欠陥が100個/500cm2未満:2
塗膜表面に欠陥が50個/500cm2以下:3
塗膜表面に欠陥が30個/500cm2以下:4
塗膜表面に欠陥が20個/500cm2以下:5
塗膜表面に欠陥が10個/500以下:6
※本発明では、評価結果の数値が大きいものほど効果があるものである。
得られた塗液を目視で観察し、以下の基準で評価を行った。
塗液が濁る:×
塗液が透明:○
得られた硬化膜を23℃、相対湿度60%の恒温室に12時間放置した後、硬化膜の透明性をJIS K−7105に従ってヘイズ値(H%)で評価し、PETフィルムのヘイ
ズ値(H%)を差し引くことで、硬化膜のヘイズ値(H%)を求め、以下の基準で評価を行った。
0.5未満:○
0.5〜1.0未満:△
1.0以上:×
硬化後の活性エネルギー線硬化性組成物によりコートされた基材を2枚用意し、23℃、相対湿度60%下で塗工面同士を重ね合わせ、指圧にて約1kgの荷重を負荷した後、塗工面同士が易滑性を有しているかを確認し、以下の基準で耐ブロッキング性の評価をした。
容易にずらすことができるもの:○
ずらすことは可能であるが音が鳴るもの:△
塗工面同士が密着して塗工面同士をずらすことが出来ない場合:×
が接触した際に生じるブロッキングの発生を抑制することができる。このため、予期せぬブロッキングによるフィルムの損傷などを回避することができ、巻回ロールによる保管などをする際に有利である。
Claims (12)
- 少なくとも一種以上の樹脂からなる第一成分、
少なくとも一種以上の(メタ) アクリロイル基を含有するモノマー若しくはオリゴマ
ーからなる群から選択される第二成分、
および少なくとも一種以上のポリエーテル変性シリコーンオイルからなる第三成分を含有し、
第一成分である樹脂が、アクリロイル当量(アクリロイル基の導入量)が、1mmol/g以上、10mmol/g以下、かつ、2級水酸基当量が、1mmol/g以上、10mmol/g以下である(メタ)アクリロイル共重合体であり、
第二成分である少なくとも一種以上の(メタ) アクリロイル基を含有するモノマー若
しくはオリゴマーが、一分子中に二つ以上の不飽和二重結合基を有する多官能(メタ)アクリレートであり、
前記(メタ)アクリロイル共重合体のSP値が、前記多官能(メタ)アクリレートのSP値よりも1.0以上高い
活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。 - さらに平均一次粒子径1μm以下の無機粒子を含有する請求項1に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
- 活性エネルギー線硬化性組成物100重量部に対し、前記(メタ)アクリロイル共重合体を1〜20重量部含み、前記多官能(メタ)アクリレートを75〜98.5重量部含み、前記無機粒子を0.5〜5重量部含む請求項2に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
- 前記(メタ)アクリロイル共重合体は、重量平均分子量が1000以上100,000以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
- 前記(メタ)アクリロイル共重合体の有する水酸基の由来が、オキシラン骨格を持つモノマーの開環・付加反応によるもので、且つ、前記(メタ)アクリロイル共重合体を構成するモノマー全量のうち、オキシラン骨格を持つモノマーが80重量%以上である請求項4に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
- 前記オキシラン骨格を持つモノマーの開環・付加反応が(メタ)アクリル酸の付加反応
である請求項5に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。 - 前記(メタ)アクリロイル共重合体のSP値が14.0以上、20.0以下である請求項1〜6のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
- 前記多官能(メタ)アクリレートのSP値が8.0以上で、13.0以下である請求項1〜7のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
- 前記多官能(メタ)アクリレートは、1分子中に3つ以上の(メタ)アクリロイル基を有する多官能(メタ)アクリレートを含む請求項1〜8のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化組成物を硬化させてなるハードコートフィルム。
- 請求項10に記載のハードコートフィルムを他の樹脂フィルムと積層させてなるフィルム積層体。
- 請求項11に記載のフィルム積層体をロール状に巻回してなるロール状フィルム積層体。
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