JP6062347B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、自動車、飛行機、船、電車等の乗物に搭載されるシートに関する。
車両用シートにおけるシートクッションの後端部とシートバック下端部との連結部分には、シートクッションに対してシートバックを前後方向に回転可能とするため、前倒し付勢用のばねや、前後方向の回転角度を所望の位置で固定するためのリクライナーが設けられている。それらのばねやリクライナーを取り付けたシートクッション及びシートバックの各サイドフレームのヒンジ部は見栄え等を考慮して樹脂カバー(以下、シールドという)で外部から被っている。下記特許文献1には、サイドフレームの外側と内側の両側から最中状に組み合わせられるインサイドシールドとアウトサイドシールドとによってサイドフレームのヒンジ部を被ったものが開示されている。
特開2004−57329号公報
従来のインサイドシールドとアウトサイドシールドは、両者間にサイドフレームのヒンジ部を挟みながらシートの幅方向から互いに接近させて結合するものであるが、シートの構造上、サイドフレームの内側にインサイドシールドを挿入して幅方向に移動させるスペースが充分とれない場合には、インサイドシールドとアウトサイドシールドを結合させる作業が困難となる。
このような問題に鑑み本発明の課題は、インサイドシールドを分割して、シートの幅方向に対して直交する方向から組み合わせてインサイドシールドを構成することにより、サイドフレームの内側にインサイドシールドを挿入して幅方向に移動させるスペースが不足する場合でもインサイドシールドとアウトサイドシールドを対向配置させてサイドフレームのシールドを構成可能とすることにある。
本発明の第1発明は、シートクッション後部とシートバック下部との間に設けられたヒンジ部を中心として、シートバックがシートクッションに対して前後方向に回転移動可能とされた乗物用シートにおいて、前記ヒンジ部のヒンジ軸の両側からヒンジ部をカバー体によって被うシールド構造であって、前記カバー体のうち、シート幅方向の内側に配置されるインサイドシールドは、前記ヒンジ軸を挟む位置で、且つ前記ヒンジ軸に交差する方向に分割された複数の分割体によって構成され、一つの分割体は、ヒンジ部に隣接したシートクッション又はシートバックを構成する部材に結合して位置決めされ、他の分割体は前記一つの分割体に結合して位置決めされることを特徴とする。
第1発明によれば、複数の分割体をヒンジ部のヒンジ軸と交差する方向からヒンジ軸を挟んで組み合わせてインサイドシールドが構成されるので、サイドフレームの内側にインサイドシールドを挿入して幅方向に移動させるスペースが不足する場合でもインサイドシールドとアウトサイドシールドを対向配置させてサイドフレームのシールドを構成することができる。しかも、複数の分割体のうち、一つの分割体はシートクッション又はシートバックを構成する部材に結合して位置決めされるため、インサイドシールドが分割して構成されても、インサイドシールドがシートクッション又はシートバックに対して位置ずれするのを抑制することができる。その結果、インサイドシールドがヒンジ軸に対して位置ずれするのを抑制することができる。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記一つの分割体は、一端部でシートクッション又はシートバックを構成する部材に、該一端部を中心として回転可能に結合され、他端部でシートクッション又はシートバックを構成する部材に結合されることを特徴とする。
第2発明によれば、一つの分割体の一端部を位置決めすれば、この一端部を中心に回転することにより他端部も自動的に位置決めされるため、一つの分割体を取り付ける際の位置決めを容易にすることができる。
本発明の第3発明は、上記第2発明において、前記他の分割体は、一端部で前記一つの分割体に、該一端部を中心として回転可能に結合され、他端部で前記一つの分割体に結合されると共に、シートクッション又はシートバックを構成する部材に結合されることを特徴とする。
第3発明によれば、他の分割体も一端部を中心に回転して他端部で結合するようにしたため、他の分割体を取り付ける際の位置決めも容易にすることができる。しかも、他の分割体の他端部をシートクッション又はシートバックを構成する部材にも結合するようにしたため、複数の分割体がそれぞれシートクッション又はシートバックを構成する部材に結合され、当該部材に対するインサイドシールドの結合強度を高めることができる。
本発明の第4発明は、上記第1発明において、前記インサイドシールドは、前記ヒンジ軸に交差する前後方向に分割された2つの分割体によって構成され、一つの分割体は、一端部でシートバックのバックフレームを構成する部材に、該一端部を中心としてシートバックの前面側で回転可能となるように結合され、他端部でシートバックのバックフレームを構成する部材にシートバックの前面側から当接して結合されて位置決めされ、前記他の分割体は、一端部で前記一つの分割体に、該一端部を中心としてシートバックの背面側で回転可能に結合され、他端部で前記一つの分割体にシートバックの背面側から当接して結合されると共に、シートバックのバックフレームを構成する部材にシートバックの背面側から当接して結合されて位置決めされることを特徴とする。
第4発明によれば、上記各発明の作用効果に加えて、シートバックのバックフレームを構成する部材を前後から挟むように2つの分割体を取り付けるため、バックフレームの前後にあいたスペースを利用して効率良く作業を行うことができる。また、他の分割体はシートバックの背面側で取り付ける作業になるが、一端部で一つの分割体に結合すれば、他端部は回転するのみで位置決めされて結合可能となるため、他端部の結合位置が作業者から見えない位置にある場合でも容易に位置決めして結合作業を行うことができる。
本発明の一実施形態である車両用リヤシートの斜視図である。 上記実施形態においてシートバックを前倒しした状態の斜視図である。 上記実施形態におけるシートバックの一部の拡大正面図である。 図3と同様のシートバックにおける骨格部材の分解斜視図である。 上記実施形態におけるヒンジ部の拡大斜視図である。 図5と同様のヒンジ部の正面図である。 図5と同様のヒンジ部の背面図である。 図6と同様の正面図であり、インサイドシールドを除去した状態を示す。 図7と同様の背面図であり、インサイドシールドを除去した状態を示す。 上記実施形態においてインサイドシールドを構成する分割体の分解斜視図である。 図10と同様の分解斜視図であり、図10とは違う角度からの斜視図である。 図10と同様の分解斜視図であり、図10とは更に違う角度からの斜視図である。 図12におけるXIII部の拡大正面図である。
図1〜13は、本発明の一実施形態を示す。この実施形態は、車両用リヤシート(以下、単にシートという)に本発明を適用した例を示す。各図中、矢印によりシートの各方向を示している。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
シートは、シートクッション2の後部とシートバック1の下部との間に設けられたヒンジ部13を中心として、シートバック1がシートクッション2に対して前後方向に回転移動可能に構成されている。シートバック1は、左右方向に6:4の比率で分割されており、左右に分割された各シートバック1は、それぞれ独立して前後方向に回転移動可能に構成されている。シートクッション2及び左右の各シートバック1は、それぞれ強度部材から成る骨格部材の上に弾性体から成るパッドを被せ、更にパッドの上から表皮材としてのカバーを被せて骨格部材とパッドとが一体に結合されて成る。図3、4では、左右に分割されたシートバック1のうち、比率が6側のシートバック1が示されており、骨格部材であるバックフレーム10にバックパッド50及びカバー(不図示)が被せられている。バックフレーム10は、公知のように一対のサイドフレーム18にパイプフレーム15が組み合わされて成り、サイドフレーム18とパイプフレーム15とによって構成された枠体の枠内にはバックパッド50の背面側を受け止めて支持するサポートワイヤ16が正面視で大略U字状に配置されている。
ヒンジ部13は、車両フロア上に固定された左右一対のベースブラケット11A、11Bの上端に、バックフレーム10を回転自在に結合する公知のリクライナー13A、13Bによって構成されている。リクライナー13A、13Bは、ベースブラケット11A、11Bとサイドフレーム18、18との間に配置され、左右方向にヒンジ軸が設定されている。サイドフレーム18、18を挟んでリクライナー13A、13Bの反対側には、図8、9に示されるように、渦巻ばね17がそれぞれ設けられ、ベースブラケット11Aに対応する渦巻ばね17に隣接してダンパ19が設けられている。各渦巻ばね17は、ベースブラケット11A、11Bに対してサイドフレーム18、18を前方へ回転させるように付勢している。また、ダンパ19は、渦巻ばね17の付勢力によるサイドフレーム18、18の前方への回転動作に抵抗を与えるように設けられている。従って、リクライナー13A、13Bによるロックが解除されてサイドフレーム18、18が渦巻ばね17の付勢力によって前方へ回転移動されるとき、ダンパ19によって付与される抵抗によりサイドフレーム18、18は減速されて回転移動される。
図4に示されるように、左右一対のベースブラケット11A、11Bは、左右方向に延びるベースパイプ12によって一体に結合されており、ベースパイプ12はベースブラケット11Aを貫通して更に延長され、その延長端にヒンジブラケット14の下端部が結合されている。ヒンジブラケット14は、シートバック1の背面側に凸形状に湾曲して形成され、ヒンジブラケット14の上端部は、リクライナー13A、13Bの回転中心と上下、前後方向に関して一致する位置で、バックフレーム10の右側の下端部を回転自在に支持している。このようにして、ヒンジブラケット14の上端部にもヒンジ部13が形成されている。
ベースブラケット11A、11Bに対応するヒンジ部13は、インサイドシールドを成す第1及び第2分割体20A、30A、20B、30B(本発明の一つの分割体及び他の分割体に相当)とアウトサイドシールド40A、40Bとによってヒンジ部13が外部に露出しないように被われている。図5〜7に示すように、第1分割体20Aと第2分割体30Aは、両者間に渦巻ばね17及びダンパ19を挟んで被うように互いに組み合わされてサイドフレーム18に結合されている。また、アウトサイドシールド40Aは、第1分割体20A及び第2分割体30Aによって構成されるインサイドシールドとによって、ベースブラケット11Aの上端部及びサイドフレーム18の下端部を含むヒンジ部13を挟んで被うようにベースブラケット11Aに結合されている。第1分割体20B及び第2分割体30B、並びにアウトサイドシールド40Bは、上述の第1分割体20A及び第2分割体30A、並びにアウトサイドシールド40Aと線対称となるように、ベースブラケット11Bに対応するヒンジ部13に対して設けられている。
次に第1分割体20A及び第2分割体30Aについて、図10〜13を中心にして詳細に説明する。第1分割体20B及び第2分割体30Bは、上述のように第1分割体20A及び第2分割体30Aに対して対称形を成して同形状であるので、ここでは説明を省略する。
第1分割体20Aは、樹脂の射出成形品であり、サイドフレーム18の下部と共にヒンジ部13の渦巻ばね17及びダンパ19をシートバック1の前側から被う形状に形成されている。第1分割体20Aのサイドフレーム18に対応する部分から離間した一端部には、支持体21Aを介して係合片21Bが一体に設けられている。支持体21A及び係合片21Bは、サポートワイヤ16に引掛けて結合される形状に形成されている。第1分割体20Aの一端部の反対側である他端部には、開口23Aを形成することにより爪23Bが一体に設けられている。また、第1分割体20Aの他端部には、位置決め板26が一体に設けられている。
従って、係合片21Bをサポートワイヤ16に結合させ、サポートワイヤ16を回転軸として第1分割体20Aをサイドフレーム18の前側で回転させることにより、第1分割体20Aの他端部がサイドフレーム18の前側のフランジ部18Aに当接し、爪23Bがフランジ部18Aに係止される。爪23Bのフランジ部18Aに対する係止により、第1分割体20Aはサイドフレーム18に結合される。このとき、位置決め板26がサイドフレーム18のリクライナー13A側に位置して、爪23Bと位置決め板26とによってサイドフレーム18のフランジ部18Aを左右方向から挟持してサイドフレーム18に対する第1分割体20Aの位置決めを行っている。
第1分割体20Aの他端部側で、且つ爪23Bの位置に対向する位置には、ヒンジ受部22が設けられている。このヒンジ受部22は、第2分割体30Aのヒンジ軸31を回転自在に受け入れるように形成されている。また、第1分割体20Aの第2分割体30Aとの分割面には、嵌合突起25が2個設けられ、第2分割体30Aの対応する位置には、嵌合突起25を受け入れる嵌合孔32が2個形成されている。更に、第1分割体20Aの第2分割体30Aとの分割面で、且つヒンジ受部22から離間した位置には、爪24が一体に形成されている。第2分割体30Aの第1分割体20Aとの分割面で、且つ爪24に対応する位置には、係合孔33が形成されている。
第2分割体30Aは、樹脂の射出成形品であり、サイドフレーム18の下部と共にヒンジ部13の渦巻ばね17及びダンパ19をシートバック1の背面側から被う形状に形成されている。第2分割体30Aは、第1分割体20Aと結合されることによりサイドフレーム18の下部と共にヒンジ部13の渦巻ばね17及びダンパ19を両者間に挟み込むが、第2分割体30Aは、第1分割体20Aに比べて小さく形成されており、ダンパ19の後側の一部のみを被う大きさとされ、第2分割体30Aの後側中央部には窓37が開けられている。ヒンジ軸31は、第2分割体30Aの一端部に設けられ、第2分割体30Aの他端部は、ヒンジ受部22に結合されたヒンジ軸31を中心として、シートバック1の背面側で回転されてサイドフレーム18の後側フランジ部18Bに当接して結合されるようにクリップ36を備えている。ここで、ヒンジ軸31は係合片21Bが結合されたサポートワイヤ16に対して直交方向に配置されており、第2分割体30Aの回転方向は、第1分割体20Aの回転方向に対して交差する方向とされている。クリップ36は、第2分割体30Aの他端部のクリップ受部35に結合されて固定され、サイドフレーム18のフランジ部18Bの貫通孔18Cに嵌合して固定されるように構成されている。第2分割体30Aの係合孔33に隣接されて一対の位置決め片34A、34Bが一体に形成されている。位置決め片34A、34Bは、第2分割体30Aが第1分割体20Aに結合されたとき、第1分割体20Aの爪24の隣接部分を挟んで、第1分割体20Aに対する第2分割体30Aの位置決めを行うように突出されている。
上述のように第1分割体20Aがサポートワイヤ16とサイドフレーム18とに結合された状態で、第2分割体30Aのヒンジ軸31を第1分割体20Aのヒンジ受部22に係合させて、第2分割体30Aをヒンジ軸31を中心として回転し、第1分割体20Aに当接させると、一対の位置決め片34A、34Bに案内されて第1分割体20Aの爪24が係合孔33の周辺枠部に係止されると共に、クリップ36がサイドフレーム18のフランジ部18Bの貫通孔18Cに嵌合されて結合される。このようにして、サイドフレーム18に結合された状態の第1分割体20Aに対して第2分割体30Aが結合され、更に第2分割体30Aがサイドフレーム18に結合される。
以上の実施形態によれば、第1分割体20A、20B及び第2分割体30A、30Bを、ヒンジ部13のヒンジ軸と交差する前後方向からヒンジ部13を挟んで組み合わせてインサイドシールドが構成される。そのため、図8、9に示されるようにダンパ19やサポートワイヤ16があって、サイドフレーム18の内側にインサイドシールドを挿入して、それを幅方向に移動させるスペースがとれない場合でも、インサイドシールドとアウトサイドシールド40A、40Bを対向配置させてサイドフレーム18のシールド(本発明のカバー体に相当)を構成することができる。しかも、第1分割体20A、20B及び第2分割体30A、30Bはシートバック1を構成するサポートワイヤ16及びサイドフレーム18に結合して位置決めされるため、インサイドシールドが分割して構成されても、インサイドシールドがシートバック1に対して位置ずれするのを抑制することができる。その結果、インサイドシールドがヒンジ部13に対して位置ずれするのを抑制することができる。
第1分割体20A、20Bは、その一端部を位置決めすれば、この一端部を中心に回転することにより他端部も自動的に位置決めされるため、第1分割体20A、20Bを取り付ける際の位置決めを容易にすることができる。また、第2分割体30A、30Bも、その一端部を中心に回転して他端部で結合するようにしたため、第2分割体30A、30Bを取り付ける際の位置決めも容易にすることができる。しかも、第2分割体30A、30Bの他端部をシートバック1のサイドフレーム18にも結合するようにしたため、第1分割体20A、20B及び第2分割体30A、30Bが共にサイドフレーム18に結合され、サイドフレーム18に対するインサイドシールドの結合強度を高めることができる。
第1分割体20A、20B及び第2分割体30A、30Bは、バックフレーム1のサイドフレーム18を前後から挟むように取り付けるため、バックフレーム1の前後にあいたスペースを利用して効率良く作業を行うことができる。また、第2分割体30A、30Bはシートバック1の背面側で取り付ける作業になるが、一端部で第1分割体20A、20Bに結合すれば、他端部は回転するのみで位置決めされて結合可能となるため、他端部の結合位置が作業者から見えない位置にある場合でも容易に位置決めして結合作業を行うことができる。更に、第2分割体30A、30Bがヒンジ軸31を中心に回転して第1分割体20A、20Bに結合されるとき、第1分割体20A、20Bに対する第2分割体30A、30Bの位置が、位置決め片34A、34Bによって案内されるため、両者間で位置ずれが生じるのを抑制することができる。しかも、爪24が係合孔33の周辺枠部に係止される他に、第1分割体20A、20Bの2つの嵌合突起25が第2分割体30A、30Bの2つの嵌合孔32にそれぞれ嵌合されるため、第1分割体20A、20Bと第2分割体30A、30Bとが結合された状態で両者が位置ずれするのを抑制することができる。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、
1.上記実施形態では、インサイドシールドを2つの分割体で構成するようにしたが、3つ以上の分割体によって構成するようにしても良い。
2.上記実施形態では、インサイドシールドを構成する分割体をシートバックのバックフレームに結合するようにしたが、シートクッションのクッションフレームに結合するようにしても良い。
3.上記実施形態では、本発明を車両用シートに適用したが、飛行機、船、電車等に搭載のシートに適用しても良い。
1 シートバック
2 シートクッション
10 バックフレーム
11A、11B ベースブラケット
12 ベースパイプ
13 ヒンジ部
13A、13B リクライナー
14 ヒンジブラケット
15 パイプフレーム
16 サポートワイヤ
17 渦巻ばね
18 サイドフレーム
19 ダンパ
20A、20B 第1分割体(一つの分割体)(インサイドシールド)(カバー体)
21A 支持体
21B 係合片
22 ヒンジ受部
23A 開口
23B 爪
24 爪
25 嵌合突起
26 位置決め板
30A、30B 第2分割体(他の分割体)(インサイドシールド)(カバー体)
31 ヒンジ軸
32 嵌合孔
33 係合孔
34A、34B 位置決め片
35 クリップ受部
36 クリップ
40A、40B アウトサイドシールド(カバー体)
50 バックパッド

Claims (5)

  1. シートクッション後部とシートバック下部との間に設けられたヒンジ部を中心として、シートバックがシートクッションに対して前後方向に回転移動可能とされた乗物用シートにおいて、
    前記ヒンジ部のヒンジ軸の両側からヒンジ部をカバー体によって被うシールド構造であって、
    前記カバー体のうち、シート幅方向の内側に配置されるインサイドシールドは、前記ヒンジ軸を挟む位置で、且つ前記ヒンジ軸に交差する方向に分割された複数の分割体によって構成され、
    一つの分割体は、ヒンジ部に隣接したシートクッション又はシートバックを構成する部材に結合して位置決めされ、他の分割体は前記一つの分割体に結合して位置決めされ
    前記一つの分割体は、前記ヒンジ軸を挟む2位置に対応する両端部でシートクッション又はシートバックを構成する部材に結合され、前記両端部のうちの一端部では回転可能に結合され、前記両端部のうちの他端部では、前記一つの分割体が前記一端部を中心として回転された状態で、シートクッション又はシートバックを構成する部材に当接する位置で結合されることを特徴とする乗物用シート。
  2. 請求項1において、
    前記他の分割体は、一端部で前記一つの分割体に回転可能に結合され、前記一端部から離間した位置にある他端部では、前記他の分割体が前記一端部を中心として回転された状態で、前記一つの分割体に当接する位置で結合されると共に、シートクッション又はシートバックを構成する部材に当接する位置で結合されることを特徴とする乗物用シート。
  3. 請求項2において、
    前記一つの分割体は、前記両端部がシート幅方向に沿って配置され、
    前記他の分割体は、前記一端部及び他端部がシート幅方向と交差する方向に沿って配置されていることを特徴とする乗物用シート。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記ヒンジ部のシート幅方向の内側には、シートバックをシートクッションに対して前方に回転付勢する渦巻ばねと、該渦巻ばねの付勢力によるシートバックの前方への回転動作に抵抗を付与するダンパとを備え、
    前記渦巻ばね及びダンパは、前記インサイドシールドにより被われていることを特徴とする乗物用シート。
  5. 請求項1において、
    前記インサイドシールドは、前記ヒンジ軸に交差する前後方向に分割された2つの分割体によって構成され、
    一つの分割体は、前記ヒンジ軸を挟む2位置に対応する両端部でシートクッション又はシートバックを構成する部材に結合され、前記両端部のうちの一端部では、回転可能に結合され、前記両端部のうちの他端部では、前記一つの分割体が前記一端部を中心としてシートバックの前面側で回転された状態で、シートバックのバックフレームを構成する部材にシートバックの前面側から当接して結合されて位置決めされ、
    前記他の分割体は、一端部で前記一つの分割体にシートバックの背面側で回転可能に結合され、前記一端部から離間した位置にある他端部では、前記他の分割体が前記一端部を中心として回転された状態で、前記一つの分割体にシートバックの背面側から当接して結合されると共に、シートバックのバックフレームを構成する部材にシートバックの背面側から当接して結合されて位置決めされることを特徴とする乗物用シート。
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