JP2017018165A - スライドファスナー付き表皮材およびその縫製方法 - Google Patents

スライドファスナー付き表皮材およびその縫製方法 Download PDF

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勤 藤掛
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【課題】クッション材に被される表皮材のスライドファスナーの操作性が損なわれない構造とする。【解決手段】クッション材4に被せられる、開閉用のスライドファスナー50付きの表皮材6に、クッション材4からスライドファスナー50を浮かせ、クッション材4の表面とスライドファスナー50のスライダー部52との間に隙間を形成するスペーサー9を設ける。スペーサー9は、スライドファスナー50のファスナー部51を構成する一対のテープ部511に設けることができる。また、スペーサー9は、該スペーサー9を構成する部材が、縫製、接着あるいは溶着によってテープ部511に取り付けられることによって構成されていてもよい。【選択図】図2

Description

本発明は、クッション材に被される、開閉用のスライドファスナー付き表皮材およびその縫製方法に関する。
車両用のシートを構成する座あるいは背もたれは、一般に、発泡材料からなるクッション材、該クッション材を覆う表皮材であるトリムカバー等からなる。トリムカバーとしては、クッション材から取り外しあるいは取り替えることができるように、例えばシートの背面側にスライドファスナーを備えたものがあり、該スライドファスナーを開いた状態でトリムカバーへの着脱が可能となり、クッション材に被せてスライドファスナーを閉めると該クッション材を被覆した状態となる(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−137051号公報
しかしながら、上述のごとき従来のスライドファスナーを備えたトリムカバーにおいては、ファスナーを開閉させるべくスライダーを操作する際、該スライダーがクッション材に接触して摺動抵抗を受けることから、操作性が損なわれている。
本発明は、クッション材に被される表皮材のスライドファスナーの操作性が損なわれない構造のスライドファスナー付き表皮材およびその縫製方法を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するべく、本発明は、クッション材に被せられる、開閉用のスライドファスナー付き表皮材において、
前記クッション材から前記スライドファスナーを浮かせ、前記クッション材の表面と前記スライドファスナーのスライダー部との間に隙間を形成するスペーサーが設けられていることを特徴とする。
この表皮材においては、スペーサーによってクッション材の表面とスライダー部との間に隙間が形成されるので、当該表皮材がクッション材に被された状態でスライダー部をスライドさせるとき、スライダー部がクッション材の表面に接触しない。このため、スライド時の摺動抵抗が軽減し、スライドファスナーの操作性が損なわれないようになる。
前記スペーサーは、前記スライドファスナーのファスナー部を構成する一対のテープ部に設けられていてもよい。
前記スペーサーは、前記テープ部に沿って帯状に設けられていてもよい。
あるいは、前記スペーサーは、前記テープ部に沿って断続的に設けられていてもよい。
前記スペーサーは、該スペーサーを構成する部材が、縫製、接着あるいは溶着によって前記テープ部に取り付けられることによって構成されていてもよい。
また、前記スペーサーは、前記表皮材の端部が折り畳まれて形成されていてもよい。
上述のスライドファスナー付き表皮材は、自動車用のシートに適用されてもよい。
また、本発明に係る縫製方法は、クッション材に被される、開閉用のスライドファスナー付き表皮材の縫製方法において、
前記スライドファスナーと前記表皮材とを縫製する際、
前記クッション材から前記スライドファスナーを浮かせ、前記クッション材の表面と前記スライドファスナーとの間に隙間を形成するスペーサーを、前記スライドファスナーおよび前記表皮材の縫い代に共縫いする
ことを特徴とする。
本発明によれば、クッション材に被される表皮材のスライドファスナーの操作性が損なわれない。
自動車用のシートの一例を示す左後方からの斜視図である。 スライドファスナー付きのトリムカバー(表皮材)の構成例を示す、図1のII-II線におけるシートの断面図である。 スライドファスナー付きのトリムカバー(表皮材)の他の構成例を示す断面図である。 従来のスライドファスナー付きのトリムカバー(表皮材)の構成例を参考として示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について詳細に説明する(図1等参照)。図1等においては、本発明を自動車用のシートに適用した例を示しつつ説明する。
シート1は、車両のフロアパネル上で前後に移動可能な座2と、座2に対してリクライニング可能な背もたれ3とを備える。座2および背もたれ3は、それぞれ、シート1を構成するシート部材であり、発泡体からなるクッション材4を備えている。また、座2および背もたれ3は、トリムカバー6の着脱が可能となっている。このトリムカバー6には、スライドファスナー50が設けられている。
ここで、背もたれ3を例に挙げて説明する。背もたれ3を構成するクッション材4は、乗員の背中を後方から支持するためのメインクッション部と、乗員の背中を横から保持するためのサイドクッション部とで構成される。本実施形態のクッション材4は発泡材料が成形されたものである。
トリムカバー6は、クッション材4を被覆するカバーである。トリムカバー6の、背凭れ3の背面両側付近に該当する部分には、スライドファスナー50が設けられている(図1参照)。
スライドファスナー50は、開くことによってトリムカバー6のクッション材4への着脱を可能とし、また、閉じることによってクッション材4に被せた状態を維持する。スライドファスナー50は、ファスナー部51と、スライダー部52とを含む。
スライドファスナー50のファスナー部51は、一対のテープ部511と、各テープ部511に設けられた、互いに噛合するエレメント(務歯)512と、エレメント512の端部に設けられた蝶棒(図示省略)とを備えている(図2参照)。テープ部511は、トリムカバー6の端部(図中では符号61で示す)の縫い代の部分に縫合されている。なお、縫合に用いられている糸を簡略化して図示し、符号74で示している。
スライドファスナー50のスライダー部52は、エレメント512が並ぶ方向に沿ってファスナー部51上をスライドし、エレメント512どうしを噛合してスライドファスナー50を締結状態とし、あるいは、噛合を解除してスライドファスナー50の締結を解く。
また、上述のようにスライドファスナー50が設けられたトリムカバー6には、スペーサー9が設けられている。スペーサー9は、クッション材4からスライドファスナー50を浮かせ、クッション材4の表面とスライドファスナー50のスライダー部52との間に隙間を形成する(図2参照)。
図2に示す実施形態において、スペーサー9は、ファスナー部51を構成する一対のテープ部511に設けられている。より具体的には、当該スペーサー9を構成する部材が、テープ部511の縫い代と共縫いされ、あるいはテープ部511の縫い代およびトリムカバー6の縫い代と共縫いされることによって取り付けられている(図2参照)。こうした場合には、スライドファスナー50のテープ部511とトリムカバー6とを縫合する作業と同時に、または当該作業に付随した作業としてスペーサー9を構成する部材を取り付けて一体化することができる。
なお、スペーサー9を構成する部材は特に限定されるものではないが、好適例としては、フェルトなど厚手のファブリックや、樹脂製プレートを挙げることができる。また、ここではスペーサー9を構成する部材を縫製によって取り付ける例を示したがこれに限定されることはなく、この他、接着あるいは溶着といった手段でスペーサー9を取り付けてももちろん構わない。
このようにスペーサー9を備えたトリムカバー6においては、当該スペーサー9によってクッション材4の表面とスライダー部52との間に隙間が形成されるので、トリムカバー6がクッション材4に被された状態でスライダー部52をスライドさせるとき、従来であれば、スライダー部がクッション材に接触して摺動抵抗を受けていたのに対し(図4参照)、本実施形態によれば、スライダー部52がクッション材4の表面に接触しなくなる結果、スライド時の摺動抵抗が軽減し、スライドファスナーの操作性が損なわれないようになる(図2参照)。
なお、スペーサー9は、上述した形態とは異なる他の手法、例えばトリムカバー6の端部(縫い代)61を折り返し、ないしは折り畳むことによって形成されていてもよい(図3参照)。折り畳まれて厚みを増した部分は、クッション材4からスライドファスナー50を浮かせ、クッション材4の表面とスライドファスナーのスライダー部との間に隙間を形成するスペーサー9として機能する。図には示していないが、折り畳み部分にファブリック等を挟み込んで厚みを増すようにしてもよい。また、トリムカバー6の端部61に代え、あるいはトリムカバー6の端部61とともに、スライドファスナー50のテープ部511を折り畳んでもよい。
また、図面では示していなかったが、スペーサー9は、テープ部511に沿って(別言すれば、スライダー部52のスライド方向(図2、図3中では紙面に垂直な方向)に沿って)帯状に、つまり連続して設けられていてもよいし、あるいは、テープ部511に沿って断続的つまり不連続に設けられていてもよい。帯状に設けられたスペーサー9はもちろん、断続的に設けられた飛び石状のスペーサー9であっても、クッション材4の表面とスライダー部52との間に隙間を形成することができる。
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、上述した実施形態においては、本発明を自動車用のシート1に適用した例について説明したが、このほか、航空機用シート、旅客船用シート、鉄道用車両シートなどにも適用することができる。
また、本発明は、クッション材に被される、開閉用のスライドファスナー50付きのトリムカバー(表皮材)6を有するものであれば、これら各種シートの他にも適用することができる。具体的にはソファ用シート、ソファ用クッション材、座布団といった、クッション材を含む各種家具、さらには、ぬいぐるみや、中に人が入る着ぐるみ等の例を挙げることができる。
本発明は、クッション材に被される、開閉用のスライドファスナー付き表皮材およびその縫製方法に適用して好適である。
1…シート
4…クッション材
6…トリムカバー(表皮材)
9…スペーサー
50…スライドファスナー
51…ファスナー部
52…スライダー部
511…テープ部

Claims (8)

  1. クッション材に被せられる、開閉用のスライドファスナー付き表皮材において、
    前記クッション材から前記スライドファスナーを浮かせ、前記クッション材の表面と前記スライドファスナーのスライダー部との間に隙間を形成するスペーサーが設けられていることを特徴とする、スライドファスナー付き表皮材。
  2. 前記スペーサーは、前記スライドファスナーのファスナー部を構成する一対のテープ部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスライドファスナー付き表皮材。
  3. 前記スペーサーは、前記テープ部に沿って帯状に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のスライドファスナー付き表皮材。
  4. 前記スペーサーは、前記テープ部に沿って断続的に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のスライドファスナー付き表皮材。
  5. 前記スペーサーは、該スペーサーを構成する部材が、縫製、接着あるいは溶着によって前記テープ部に取り付けられることによって構成されていることを特徴とする請求項2に記載のスライドファスナー付き表皮材。
  6. 前記スペーサーは、前記表皮材の端部が折り畳まれて形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスライドファスナー付き表皮材。
  7. 自動車用のシートに適用されたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のスライドファスナー付き表皮材。
  8. クッション材に被される、開閉用のスライドファスナー付き表皮材の縫製方法において、
    前記スライドファスナーと前記表皮材とを縫製する際、
    前記クッション材から前記スライドファスナーを浮かせ、前記クッション材の表面と前記スライドファスナーとの間に隙間を形成するスペーサーを、前記スライドファスナーおよび前記表皮材の縫い代に共縫いする
    ことを特徴とするスライドファスナー付き表皮材の縫製方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020025712A (ja) * 2018-08-10 2020-02-20 株式会社ニフコ 帯状体又は紐状体の留め付け構造、及び衣服
WO2024038820A1 (ja) * 2022-08-15 2024-02-22 Ykk株式会社 隠しスライドファスナー組立体

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