JP2015040024A - シートフレーム及び車両用シート - Google Patents
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Abstract
Description
このような車両用シートの一例として、シートクッションに対してシートバックを回動可能に連結するリクライニング装置を備え、シートクッションの骨格となるクッションフレームや、シートバックの骨格となるバックフレームが樹脂材料によって成形されているものが知られている(特許文献1、2参照)。
このクッションフレームのシート側方を構成するフレームサイドには、ボルト孔が形成されており、このボルト孔にリクライニング・デバイスのヒンジブラケットをボルト締めすることによって、リクライニング・デバイスが組み付けられている。
その場合、シートフレームのさらなる軽量化を果たすべく、この連結ブラケットの連結剛性を向上させたり、この連結ブラケットを利用してその他の組み付け部品を組み付けたりする技術が広く望まれている。
例えば、特許文献1では、クッションフレームのフレームサイドに対してヒンジブラケットをボルト締めすることで連結剛性を確保し、このヒンジブラケットを利用してリクライニング・デバイスが組み付けられている。
しかしながら、上記ヒンジブラケットの連結剛性をさらに向上させる余地があり、また、この連結ブラケットを利用してリクライニング装置のほか、その他の組み付け部品を組み付ける工夫の余地もあった。
また、本発明の他の目的は、クッションフレームとバックフレームを連結する連結ブラケットを利用してその他の組み付け部品を組み付けることで、部品点数の削減を果たすことが可能なシートフレーム及び車両用シートを提供することにある。
上記のように、サイドフレーム部が樹脂材料から形成されることによって、車両の燃費向上のための軽量化を達成することができる。また、連結ブラケットを備えることで、一部が樹脂材料から形成されたクッションフレームの剛性を向上できる。
さらに、連結ブラケットを利用してサイドフレーム部のシート幅方向側面にブレーキユニットを組み付けることができ、ブレーキユニットの取り付け剛性が向上すると共に、ブレーキユニットを取り付ける際の位置決めが容易になる。また、連結ブラケットを利用することで部品点数を削減することができる。
上記構成により、連結ブラケットの爪部が、サイドフレーム部のシート幅方向外側面から係止穴を挿通して内側面に回り込むように掛け止めされているため、クッションフレームに対する連結ブラケットの連結剛性が向上し、ブレーキユニットの取り付け剛性が向上する。
特に、ブレーキユニットの自重から受ける静的荷重、ブレーキユニットの回転動作から受ける動的荷重、又は外部から受ける衝撃荷重等によって、クッションフレームからブレーキユニットがシート左右幅方向に倒れてしまったり、剥がれてしまったりすることを抑制することができる。
上記構成により、ブレーキユニットの取り付け剛性が一層向上する。
特にブレーキユニットの回転動作に伴って、クッションフレームからブレーキユニットが倒れたり、剥がれてしまったりすることを一層抑制できることになる。
上記構成により、ブレーキユニットは、連結ブラケットのうち、比較的剛性が高まった部分に配置されることになるため、ブレーキユニットの取り付け剛性が向上する。
上記構成により、連結ブラケットをサイドフレーム部に接着剤で接合する際に、余分な接着剤を貫通孔から落とすことによって接着剤を均一に塗布することができ、強固に固定させることができる。
また、前記連結ブラケットは、前記ブレーキユニットが取り付けられた領域と異なる位置に形成され、シート幅方向に張り出すビード部を備えていると良い。
上記構成により、サイドフレーム部に対する連結ブラケットの連結剛性が向上する。
上記構成により、一部が樹脂材料から形成されたクッションフレーム及びバックフレームの連結剛性を向上させると共に、これらフレームに組み付けられる組み付け部品の取り付け剛性を向上させた車両用シートを提供できる。
また、クッションフレームとバックフレームを連結する連結ブラケットを利用してその他の組み付け部品を組み付けることで、部品点数の削減を果たすことができる。
さらに、連結ブラケットを利用してサイドフレーム部のシート幅方向側面にブレーキユニットを組み付けることができ、ブレーキユニットの取り付け剛性が向上すると共に、ブレーキユニットを取り付ける際の位置決めが容易になる。また、連結ブラケットを利用することで部品点数を削減できる。
請求項3の発明によれば、連結ブラケットの爪部が、サイドフレーム部のシート幅方向外側面から係止穴を挿通して内側面に回り込むように掛け止めされているため、クッションフレームに対する連結ブラケットの連結剛性が向上し、ブレーキユニットの取り付け剛性が向上する。
特に、ブレーキユニットの自重から受ける静的荷重、ブレーキユニットの回転動作から受ける動的荷重、又は外部から受ける衝撃荷重等によって、クッションフレームからブレーキユニットがシート左右幅方向に倒れてしまったり、剥がれてしまったりすることを抑制できる。
特にブレーキユニットの回転動作に伴って、クッションフレームからブレーキユニットが倒れたり、剥がれてしまったりすることを一層抑制できる。
請求項5の発明によれば、ブレーキユニットは、連結ブラケットのうち、比較的剛性が高まった部分に配置されることになるため、ブレーキユニットの取り付け剛性が向上する。
請求項6の発明によれば、連結ブラケットをサイドフレーム部に接着剤で接合する際に、余分な接着剤を貫通孔から落とすことによって接着剤を均一に塗布することができ、強固に固定させることができる。
請求項9の発明によれば、一部が樹脂材料から形成されたクッションフレーム及びバックフレームの連結剛性を向上させると共に、これらフレームに組み付けられる組み付け部品の取り付け剛性を向上させた車両用シートを提供できる。
また、クッションフレームとバックフレームを連結する連結ブラケットを利用してその他の組み付け部品を組み付けることで、部品点数の削減を果たせる。
本実施形態は、樹脂製のクッションフレームを昇降可能に支持するハイトリンク装置を備えた車両用シートであって、クッションフレームとバックフレームとを連結する連結ブラケットを備え、ハイトリンク装置を構成するブレーキユニットが連結ブラケットを利用してクッションフレームのサイドフレーム部外側面に取り付けられ、さらに、この連結ブラケットの爪部がサイドフレーム部に形成された係止穴に掛け止めされることを特徴とする車両用シートの発明に関するものである。
なお、車両用シートのシートバックに対して乗員が着座する側がシート前方側となる。
また、車両用シートSには、図2に示すように、シートクッション2に対してシートバック1を回動可能に連結するリクライニング装置30と、レール装置4に対してシートクッション2を昇降可能に連結するハイトリンク装置50と、が取り付けられている。
シートクッション2は、骨格となる図2に示すクッションフレーム20にクッションパッド2aを載置して表皮材2bで被覆されて構成されている。
ヘッドレスト3は、不図示の心材にクッションパッド3aを載置して表皮材3bで被覆された構成となっており、バックフレーム10に取り付けられたヘッドレストピラーHPによって支持されている。
左右のアッパレール4bの上面には、ハイトリンク装置50を介してクッションフレーム20が架設されている。
なお、レール装置4には、アッパレール4bを摺動不能にロックする不図示のロック部材と、ロック部材のロック状態を解除する不図示の操作レバーとが取り付けられている。
バックフレーム10は、前方部分となる前バックフレーム10aと、前バックフレーム10aの後方に配置される後バックフレーム10bとを個別に樹脂成形した上で、両フレームを接着剤によって前後方向に連結させて形成されている。
バックフレーム10の左右外側面であって下端部分には、図2に示すように、バックフレーム10とクッションフレーム20とを連結する連結ブラケット40が取り付けられている。詳細は後述する。
なお、クッションフレーム20は、CFRP以外の樹脂材料によって成形されるものであっても良く、また、金型成形以外の成形方法、例えば、樹脂材料からなるシートをフレーム形状に合わせて積層させることでクッションフレーム20を形成しても良い。
また、クッションフレーム20全体がCFRPにより樹脂成形されているが、これに限定されることなく、例えば、クッションフレーム20のうち、バックフレーム10と連結され、リクライニング装置30、ハイトリンク装置50が取り付けられるサイドフレーム部分が少なくとも樹脂材料から形成されていれば良い。
なお、左右のサイドフレーム部21の間であって、パンフレーム部25とフレーム連結部26の間には、乗員の臀部を支持するための弾性部材27が掛け止めされている。また、フレーム連結部26内部に挿通され、左右のサイドフレーム部21の後方部分を連結する連結パイプ28が配置されている。
パンフレーム部25は、左右のサイドフレーム部21のうち、フレーム内壁部23及びフレーム上壁部24と連続して連結されており、フレーム連結部26は、左右のフレーム内壁部23と連続して連結されている。
また、弾性部材27は、左右方向に延びており、左右のサイドフレーム部21のうち、フレーム内壁部23に形成された掛け止め部23aに掛け止めされている。
なお、係止穴22bは、連結ブラケット40の爪部42の形状、取り付け方向に合わせて形成されており、シート側方視で水平方向よりもやや前傾した略長方形状のスリットとして設けられている。
つまり、バックフレーム10とクッションフレーム20とは、リクライニング装置30、及び連結ブラケット40を介して連結されることで互いに支持されている。かかる状態においてバックフレーム10は、クッションフレーム20に対して相対回動することが可能となっている。
リクライニング装置30は、バックフレーム10を回動させるときに駆動するリクライニング装置本体31と、バックフレーム10の下端部分に左右方向に軸支され、バックフレーム10の外側面から突出してリクライニング装置本体31と連結される回動軸32と、リクライニング装置本体31の左右外側に取り付けられ、回動軸32を中心としてバックフレーム10をクッションフレーム20側に回転させるように付勢する渦巻きバネ33と、から主に構成されている。
リクライニング装置本体31は、通常時、バックフレーム10の状態がロック状態となっており、不図示の操作レバーが操作されると、その操作により回動軸32が回転するようになり、アンロック状態へ切り替わる構成となっている。
そして、バックフレーム10の状態がアンロック状態にある間、乗員はシートバック2を後傾させることができ、後傾角度が所望の角度に達した時点で操作レバーを離すと、ロック状態に復帰する構成となっている。
渦巻きバネ33の一端部33aは、バックフレーム10側に設けられ、左右方向外側に延出するバネ係止部12に掛け止めされており、他端部33bは、クッションフレーム20側に設けられ、左右方向外側に延出するバネ係止部47に掛け止めされている。
また、連結ブラケット40は、前後方向に長尺な部材からなり、その前方部分を利用して左右外側面にブレーキユニット52が取り付けられている。
なお、上方壁部43は、サイドフレーム部21の上面、及びリクライニング装置本体31の上面と重なり合ように左右内側に延出している。また、下方壁部44も、サイドフレーム部21の底面、及びリクライニング装置本体31の底面と重なり合うように延出しており、連結ブラケット40の剛性、ブレーキユニット52の取り付け剛性を高めている。
本体壁部41には、図5に示すように、その前方部分に配置され、ブレーキユニット52を嵌めこむためのブレーキ嵌合溝41aと、後方部分に配置され、リクライニング装置本体31を嵌め込むためのリクラ嵌合穴41bと、中央部分に配置され、留め具45を締結するための締結穴41cと、中央部分から後方部分にかけて左右方向に張り出すように配置されたビード部41dと、爪部42に近接した部分に配置された凹部41eと、が形成されている。
リクラ嵌合穴41bは、略円形状からなり、その外周部分の一部が左右外側に折り曲げられてバネ係止部47を形成すると共に、リクライニング装置本体31を覆うように嵌め込まれており、バックフレーム10側に対して連結ブラケット40が位置決めされる。
なお、締結穴41cの外表面の周辺部分には、左右内側にやや窪んだ略円形状の凹部が形成され、留め具45のフランジ部分が重なり合うように配置されており、留め具45が左右外側に突出してしまうことを抑制することができる。
このように、上方壁部43及び下方壁部44が左右内側に延出する一方で、ビード部41dが左右外側に張り出す形状を備えることで、連結ブラケット40の剛性が高まると共に、左右幅方向において安定した形状となる。
凹部41eは、左右内側にやや窪んだ略円形状の凹部からなり、爪部42の下方に近接して配置されている。
そのため、爪部42周辺部分の剛性を高めることができる。
爪部42は、連結ブラケット40の前端部から連続して左右内側に屈曲し、フレーム外壁部22の係止穴22bに挿通される挿通部42aと、挿通部42aの延出端部から連続して挿通部42aの延出方向と交差方向に屈曲し、フレーム外壁部22の左右内側面に対向する屈曲部42bと、から構成されている。
また、屈曲部42bは、挿通部42aの延出端部から挿通部42aに対して略直交方向に屈曲し、フレーム外壁部22の左右内側面に沿うようにして鉛直方向よりもやや前方傾斜するように延出している。
その結果、爪部42のうち、屈曲部42bの左右外側面と、サイドフレーム部21のうち、フレーム外壁部22の左右内側面とが重なり合って当接する構成となる。そのため、連結ブラケット40が強固にサイドフレーム部21に取り付けられる。特に、ブレーキユニット52の回転操作時に掛かる荷重によって、連結ブラケット40が左右方向に倒れることを抑制することができる。また、クッションフレーム20側に対して連結ブラケット40が位置決めされることになる。
なお、連結ブラケット40の本体壁部41のうち、前後方向においてブレーキ嵌合溝41aとリクラ嵌合穴41bとの間には、左右方向に貫通する不図示の複数の貫通孔が形成されている。
また、締結穴41cの周辺部分にある不図示の凹部と、凹部41eとが、サイドフレーム部21と連結ブラケット40との間に接着剤の厚みを確保するべく設けられている。
そのため、連結ブラケット40をサイドフレーム部21に接着剤で接合する際に、余分な接着剤を貫通孔から落とし、かつ、接着剤を均一に塗布することができる。
連結プレート46は、金属プレートからなり、その中央部分に形成され、ブレーキユニット52を嵌めこむためのブレーキ嵌合穴46aと、ブレーキ嵌合穴46aの径方向外側に形成され、ブレーキユニット52の外周部分を挟持する複数の引掛け部46bと、を備えている。
引掛け部46bは、ブレーキ嵌合穴46aを囲むように四方に形成されており、ブレーキユニット52の外周部分に引っ掛かることで、連結プレート46に対してブレーキユニット52が位置決めされる。
このように、サイドフレーム部21に対して、ブレーキユニット52が連結ブラケット40及び連結プレート46を介して取り付けられることによって、ブレーキユニット52の取り付け剛性が一層高められている。
ハイトリンク装置50は、レール装置4とクッションフレーム20の間に配置され、レール装置4側の連結部分を回動軸として回動可能なリンク51と、サイドフレーム部21の後方部分であって左右外側面に配置され、クッションフレーム20の昇降を規制するブレーキユニット52と、を主に備えている。
なお、ブレーキユニット52の外周部分には、ハイトリンク装置50の駆動を操作する操作レバー55が取り付けられている。
左右のフロントリンクは、左右方向において不図示の連結部材によって互いに連結されており、左右のリアリンクは、連結パイプ28によって互いに連結されている。
また、フロントリンクとリアリンク同士も、前後方向において不図示の連結部材によって連結されている。
具体的に言うと、左側のリアリンクのうち、クッションフレーム20側の連結部分であって、その外周部分の一部には、歯車として不図示のセクターギア部が形成されており、ブレーキユニット52の左右内側に設けられた不図示のピニオンギアと噛み合わされる。
操作レバー55が操作されると、駆動軸53と一体的にピニオンギアが回動し、ピニオンギアとセクターギア部との噛み合い位置が変化するようになる。さらに、セクターギア部が形成された左側のリアリンクが回動し、左側のリアリンクに従動して、右側のリアリンク、各フロントリンクも回動するようになる。
これによって、シートクッション2を含むシート本体が昇降し、シート高さが調整されることになる。
次に、連結ブラケット40の第2実施例について、図6に基づいて説明する。
なお、以下の説明において、連結ブラケット40と重複する内容は説明を省略する。
第2実施例に係る連結ブラケット140は、連結ブラケット40と比較して、サイドフレーム部21の左右外側面に取り付けられる面積を大きくしたことに特徴を有する。
詳細に説明すると、連結ブラケット140の前後方向の略中央部分が、サイドフレーム部21の下端部分に向かって延びている。
また、連結ブラケット140は、不図示の左側リアリンクと、サイドフレーム部21との連結部分に対して干渉を抑制するためにリンク締結穴141fが形成されている。
特に、連結ブラケット140を取り付けることで、駆動リンクとなる不図示の左側リンク周辺部分において剛性が向上することになる。
上記実施形態において、レール装置4は、クッションフレーム20の下方に配置され、車体フロアに固定されるベース部材として構成されているが、これに限定されることなく、レール装置4を不要としてクッションフレーム20を下方から支持する支持ベースを車体フロアに取り付けた構成としても良い。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
特に、サイドフレーム部21、連結ブラケット40、連結プレート46、及びブレーキユニット52を含むハイトリンク装置50の形状、配置、及び構成について、上記の実施形態にて説明したものは、あくまで一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。
HP ヘッドレストピラー
1 シートバック
1a、2a、3a クッションパッド
1b、2b、3b 表皮材
2 シートクッション
3 ヘッドレスト
4 レール装置
10 バックフレーム
10a 前バックフレーム
10b 後バックフレーム
11 連結部材
12 バネ係止部
20 クッションフレーム
21 サイドフレーム部
22 フレーム外壁部
22a ブレーキ嵌合穴
22b 係止穴
22c 留め具締結穴
22d リンク締結穴
23 フレーム内壁部
23a 掛け止め部
24 フレーム上壁部
25 パンフレーム部
26 フレーム連結部
27 弾性部材
28 連結パイプ
30 リクライニング装置
31 リクライニング装置本体
32 回動軸
33 渦巻きバネ
33a 一端部
33b 端端部
40、140 連結ブラケット
41 本体壁部
41a ブレーキ嵌合溝
41b リクラ嵌合穴
41c 締結穴
41d ビード部
41e 凹部
141f リンク締結穴
42 爪部
42a 挿通部
42b 屈曲部
43 上方壁部
44 下方壁部
45 留め具
46 連結プレート
46a ブレーキ嵌合穴
46b 引掛け部
47 バネ係止部
50 ハイトリンク装置
51 リンク
52 ブレーキユニット
53 駆動軸
54 回転体
55 操作レバー
Claims (9)
- 車両用シートの骨格となるシートフレームであって、
前記車両用シートにおいて着座部の骨格となるクッションフレームと、背もたれ部の骨格となるバックフレームと、前記クッションフレームのシート後端側と前記バックフレームの下端側とを連結する連結ブラケットと、を備え、
前記クッションフレームは、シート幅方向の側方を構成するサイドフレーム部を備え、
前記連結ブラケットは、
一端側が前記サイドフレーム部のシート幅方向側面に取り付けられ、
該サイドフレーム部に形成された係止部に係止可能な爪部を備えていることを特徴とするシートフレーム。 - 前記サイドフレーム部は、樹脂材料から形成され、
前記クッションフレームの下方に配置されるベース部材に対して前記クッションフレームを昇降可能に連結するハイトリンク装置を備え、
該ハイトリンク装置は、前記クッションフレームの昇降を規制するブレーキユニットを備え、
該ブレーキユニットは、前記サイドフレーム部のシート幅方向側面に前記連結ブラケットを介して取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のシートフレーム。 - 前記連結ブラケットは、前記サイドフレーム部のシート幅方向外側面に取り付けられ、
前記係止部は、前記サイドフレーム部のシート幅方向側面を貫通する係止穴であって、
前記爪部は、
前記連結ブラケットから連続してシート幅方向に延出し、前記サイドフレーム部の前記係止穴に挿通される挿通部と、
該挿通部の延出端部側から連続して該挿通部の延出方向と交差方向に屈曲し、前記サイドフレーム部のシート幅方向内側面に対向する屈曲部と、を備えることを特徴とする請求項2に記載のシートフレーム。 - 前記爪部は、前記ブレーキユニットよりも上方に配置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のシートフレーム。
- 前記ブレーキユニットは、前記連結ブラケットのうち、シート前後方向において前記爪部と、前記バックフレームが取り付けられた部分との間に配置されていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のシートフレーム。
- 前記連結ブラケットは、
前記ブレーキユニットが取り付けられた領域と異なる位置に形成され、シート幅方向に貫通する複数の貫通孔を備え、
該貫通孔の周辺部が前記サイドフレーム部に接着材で接合されていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のシートフレーム。 - 前記連結ブラケットは、前記ブレーキユニットが取り付けられた領域と異なる位置において前記サイドフレーム部と留め具によって接合されていることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載のシートフレーム。
- 前記連結ブラケットは、前記ブレーキユニットが取り付けられた領域と異なる位置に形成され、シート幅方向に張り出すビード部を備えていることを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載のシートフレーム。
- 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシートフレームを備えたことを特徴とする車両用シート。
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JP6271910B2 (ja) | 2018-01-31 |
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