JP6061120B2 - バックドア - Google Patents

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本発明は、自動車用バックドアに関する。
ヒンジを備える自動車用バックドア(以下、「バックドア」という。)としては、従来、車両塗装の改良のため、車両用ドア板と車体板との相対位置調整を可能にしたものなどが知られている(例えば特許文献1参照)。
また、従来、バックドアと車体側との組付けは、バックドアを車体の縦方向に組付けて上下方向に開閉する縦ヒンジ構造と、横方向に組付けて左右方向に開閉する横ヒンジ構造の2種がある。横ヒンジ構造は、縦ヒンジに比べ、ヒンジをバックドアに固定するための補強金属板を縮小することができ、軽量化が可能である。しかし、横ヒンジ構造を用いる場合は、組付け時、車体の左右両端の一方の側を基準とした組付け(片側基準)を行っているが、図3に示すような従来の横ヒンジでは、インナーパネル側のヒンジアーム3と、車体側に取付けられる車体用ヒンジアーム1と、一体化されているため、横方向の位置調整ができない。このため、インナーパネルとアウターパネルで構成されるバックドアの寸法にばらつきがあると、片側基準で組付けた場合、車体の他方の側での車体側との位置精度(クリアランスの精度)が変動する問題がある。
実開昭61−131471号公報
本発明は、位置調整機能を有することにより、従来の片側基準によるバックドアの組付けを行う場合でも、車体側との位置精度を改善することが可能な自動車用バックドアを提供するものである。
本発明は以下の通りである。
(1)バックドア用インナーパネルと、前記インナーパネルにボルト又はねじにより固定される補強金属板と、前記補強金属板にボルト又はねじにより固定されるインナーパネル用ヒンジアームと、このインナーパネル用ヒンジアームにボルト又はねじにより固定される位置調整機能を有する締結用金属板と、この締結用金属板を車体へとボルト又はねじにより固定させる車体側に取付けられる車体用ヒンジアームとを備え、前記締結用金属板の位置調整機能が、インナーパネル用ヒンジアームと締結用金属板との相対位置を調整する調整機能と、車体用ヒンジアームと締結用金属板との相対位置を調整する調整機能とであり、この両方の調整機能が、固定用のボルト又はねじの取付孔をボルト又はねじの外径よりも大きい大穴又は長穴(長径)によりなされる、バックドア。
(2)(1)において、大穴又は長孔(長径)が、ボルト又はねじの外径よりも2倍以上、5倍以下の直径(長径)を有する、バックドア。

本発明によれば、位置調整機能を有することにより、従来の片側基準によるバックドアの組付けを行う場合でも、車体側との位置精度を改善することが可能な自動車用バックドアを提供することが可能になる。
本発明のバックドアに用いるヒンジの一部を、部材毎に分解した斜視図である。 本発明のバックドアに用いるヒンジの平面視による断面図である。 従来のバックドアに用いるヒンジの平面視による断面図である。
本発明のバックドアとしては、図1及び図2に示すように、バックドア用インナーパネル12と、前記インナーパネル12に固定される補強金属板4と、前記補強金属板4に固定されるインナーパネル用ヒンジアーム3と、位置調整機能を有する締結用金属板2とを備え、前記インナーパネル用ヒンジアーム3が、前記締結用金属板2を介して、車体側に取付けられるヒンジアーム1に固定される。つまり、本発明で用いるヒンジは、図3に示す従来のヒンジのように、インナーパネル用ヒンジアーム3が、車体用ヒンジアーム1と一体化されているのではなく、インナーパネル用ヒンジアーム3が、インナーパネル12のヒンジ固定箇所に固定される補強金属板4と、この補強金属板4に固定される締結用金属板2(以下、「スライダー」と言う場合がある。)を介して、車体用ヒンジアーム1に固定される。
本発明のバックドアとは、自動車の車体後部に配置されたドアをいい、自動車の後部に、ヒンジを用いて開閉可能な状態で固定される。インナーパネルとアウターパネルとを貼り合せて構成される。一般的には、ガラス嵌め込み用の開口を有しており、この開口を塞ぐように、アウターパネル側にガラスが備えられる。
アウターパネルとは、バックドアの構成のなかで自動車の外装となる部材をいい、インナーパネルとは、バックドアの構成のなかで自動車の内装となる部材をいう。例えば、金属板や樹脂材料を、金型を用いてプレス成形することで形成することができる。樹脂材料としては、特に制限はなく、一般に用いられるポリプロピレン樹脂組成物からなる材料を用いることができる。
図2に示すように、補強金属板4とは、インナーパネル12のヒンジ固定箇所を補強するために設けるものである。インナーパネル12に補強金属板4が固定されることにより、ヒンジをボルト10等を用いてインナーパネル12に固定する際に、ボルト10等がインナーパネル12に直接接触するのを防止し、インナーパネル12にかかるボルト10等の力を分散させることができる。
図2に示すように、インナーパネル用ヒンジアーム3とは、インナーパネル12側への固定箇所を有するヒンジのアーム部分をいい、ボルト10等を用いて補強金属板4に固定される。また、インナーパネル用ヒンジアーム3は、後述する締結用金属板2を介して車体用ヒンジアーム1に固定される。このため、締結用金属板2の位置調整機能を用いて、インナーパネル用ヒンジアーム3と車体用ヒンジアーム1との相対的な位置調整が可能となる。車体用ヒンジアーム1とは、車体側への固定箇所を有するヒンジのアーム部分をいう。アームとは、ヒンジのインナーパネル12側への固定箇所と、車体側への固定箇所とを繋ぐ部分をいう。車体用ヒンジアーム1は、車体用取付け部材11によって、車体に取り付けられる。
図2に示すように、締結用金属板2とは、インナーパネル用ヒンジアーム3と車体用ヒンジアーム1とを接続して固定するものをいう。この締結用金属板2は、位置調整機能を有している。
締結用金属板の位置調整機能とは、締結用金属板とインナーパネル用ヒンジアーム、締結用金属板と車体用ヒンジアームのそれぞれについて、位置の調整を可能とするものである。このため、バックドアを車体に取り付ける際に、インナーパネル用ヒンジアームと車体用ヒンジアームのそれぞれの、締結用金属板との相対的位置を調整することにより、インナーパネル用ヒンジアームを固定したインナーパネル(バックドア)と、車体用ヒンジアームを固定した車体との位置調整が可能になる。したがって、バックドアと車体とのクリアランスを、所望の範囲(例えば、±1.2mm)に収めることが可能になる。なお、この締結用金属板の位置調整機能は、例えば、締結用金属板とインナーパネル用ヒンジアーム及び締結用金属板と締結用金属板のそれぞれをボルト等で固定する際の取付け穴の直径を、ボルト等の外径に対して、大きくすることで可能になる。
補強金属板、インナーパネル用ヒンジアーム、締結用金属板、車体用ヒンジアームが、ボルトまたはネジにより、固定するための取付け穴を有するのが望ましい。すなわち、補強金属板、インナーパネル用ヒンジアーム、締結用金属板、車体側に取付けられるヒンジアームが、ネジにより、固定するための取付け穴を有する。なお、補強金属板、インナーパネル用ヒンジアーム、車体側に取付けられるヒンジアームの取付け穴の直径は、特に限定しないが、通常、5〜20mmである。このように、ヒンジを構成するこれらの部材が固定用の取付け穴を有することにより、これらを共通のボルトやネジでインナーパネルに固定する際、締結用金属板の取付け穴を、ボルトやネジの外径よりも大きくすることで、位置調整機能を備えることが可能になる。
締結用金属板の取付け穴が、固定するボルトまたはネジの外径の2倍以上の直径を有する大穴、又は、固定するネジの外径の2倍以上の直径を有する長穴であるのが望ましい。ここで、大穴とは、ネジやボルトの外径に対し、直径が大きな穴であり、長穴とは、ネジやボルトの外径に対し、長手方向の寸法(長径)が大きく、短手方向の寸法(短径)が略同じ穴である。これにより、締結用金属板の取付け穴が大穴である場合には、任意の方向への位置調整が可能であり、長穴である場合は、長穴の短手方向に対しては固定され、長手方向に対してのみへの位置調整が可能となる。これらの大穴また長穴は、締結用金属板のインナーパネル用ヒンジの取付け穴または車体用ヒンジの取付け穴として、何れか一方の取付け穴を大穴とし他方を長穴として配置してもよいし、両方の取付け穴を大穴または長穴として配置してもよいし、大穴または長穴を何れか一方の取付け穴として配置してもよい。
なお、大穴の直径または長穴の直径が、ボルトまたはネジの外径の2倍より小さい場合、位置調整機能が不十分になる場合がある。大穴の直径または長穴の直径が、ボルトまたはネジの外径の5倍を超えると、可動範囲が大きくなり過ぎて、かえって位置調整の作業性が低下する可能性がある。よって、例えば、取付け締結用(固定用)ボルトまたはネジの外径が8mmであれば、締結用金属板の取付け穴は、直径16mm以上40mm以下の大穴、または、長手方向寸法(長径)が16mm以上40mm以下の長穴(短手方向寸法は8mm)が好ましい。なお、前記大穴は、車体側に取付けられる車体用ヒンジアーム側に位置し、前記長穴は、インナーパネル用ヒンジアーム側に位置することが、位置調整の点から好ましい。また、長穴の長手方向は、インナーパネル用ヒンジアームの長手方向に対し、同一方向であることが好ましい。また、大穴、長穴いずれも2個以上有することが好ましい。
以下、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は、インナーパネル用ヒンジアーム3と、インナーパネルに固定される補強金属板4と、この補強金属板に固定されるスライダー(締結用金属板)2、スライダー2を介して組付けられる車体側用ヒンジアーム1の概略図である。今回、車体用ヒンジアーム1と組付けるスライダー2の大穴5は、締結用ネジの外径8.0mmに対し、直径16.0mmとした。また、インナーパネル側の補強金属板4と固定するスライダー2の取付け穴(すなわち、インナーパネル用ヒンジアーム3と固定するスライダー2の取付け穴)を長穴6とし、締結用ネジ外径8.0mmに対し、長穴6の長手方向の寸法(長径)を16.0mm、短手方向(短径)を8.0mmとした。これにより、大穴5形状によって2方向、長穴6により、一方向の位置調整が可能となる。
上記構造の位置調整機能を用いて、バックドアを車体に組み付けた後の各部における、バックドアと車体とのクリアランスを確認したところ、規定範囲である±1.2mm以内という条件を満足する結果を得ることができた。本発明によれば、位置調整機能によって規定範囲内のクリアランスの確保が容易になり、作業性が向上するとともに、軽量なバックドアを提供することが可能になった。
1 (車体側の固定構造を有した)ヒンジアームまたは車体用ヒンジアーム
2 (位置調整機能を有した)締結用金属板またはスライダー
3 (インナーパネル側への固定構造を有した)ヒンジアームまたはインナーパネル用ヒンジアーム
4 補強金属板
5 大穴または取付け穴
6 長穴または取付け穴
7 大穴の直径
8 長穴の直径
9 ボルトの直径
10 ボルト
11 車体用取付け部材
12 インナーパネル

Claims (2)

  1. バックドア用インナーパネルと、前記インナーパネルにボルト又はねじにより固定される補強金属板と、前記補強金属板にボルト又はねじにより固定されるインナーパネル用ヒンジアームと、このインナーパネル用ヒンジアームにボルト又はねじにより固定される位置調整機能を有する締結用金属板と、この締結用金属板を車体へとボルト又はねじにより固定させる車体側に取付けられる車体用ヒンジアームとを備え、前記締結用金属板の位置調整機能が、インナーパネル用ヒンジアームと締結用金属板との相対位置を調整する調整機能と、車体用ヒンジアームと締結用金属板との相対位置を調整する調整機能とであり、この両方の調整機能が、固定用のボルト又はねじの取付孔をボルト又はねじの外径よりも大きい大穴又は長穴(長径)によりなされる、バックドア。
  2. 請求項1において、大穴又は長孔(長径)が、ボルト又はねじの外径よりも2倍以上、5倍以下の直径(長径)を有する、バックドア。
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