JP2010173348A - 自動車のバックドア - Google Patents

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Kaoru Hayashibara
馨 林原
Hiroaki Izumi
宏明 出水
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Auto Works Ltd
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Abstract

【課題】重量や組立工数を抑えつつ歪み耐性を高くする、バックドアを提供する。
【解決手段】バックドア1は、インナパネル2と、インナパネル2の左右側縁部に嵌合して補強するリインフォース3と、リインフォース3が取り付けられた状態でインナパネル2が取り付けられるアウタパネル4と、インナパネル2の左右両側縁に揺動可能に取り付けられたステー5とを備える。インナパネル2は、内側方向、すなわちリインフォース3に向かって、係合部としての複数のリブ25a,25bが突出している。一方、リインフォース3は、このリブ25a,25bを受けるための被係合部としての凹部35a,35bを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ワンボックスタイプなどの自動車のバックドアに関する。
従来、ワンボックスタイプなどの自動車において、バックドア101は、図5〜図8に示すように、アウタパネル101a及びインナパネル101bと、これらの間に配設されるPP(ポリプロピレン)発泡ウレタンなどの緩衝材10,11と、インナパネル101bを補強するリインフォース103と、このリインフォース103にクランプで固定されるワイヤハーネス31とからなり、インナパネル101bの上端に設けられたヒンジ部を介して自動車本体に開閉可能に設けられると共に、ステー102により支持される。
このようなバックドア101では、バックドア101の開閉に伴い、バックドア101自体が歪むような力が作用する。特に、アウタパネル101a及びインナパネル101bが樹脂製の場合には、このような作用によりバックドア101が歪みやすい。そこで、アウタパネル101aとインナパネル101bとの間であってステー102の取付部分を含むバックドア101の側縁部に、鋼板を板金成形してなるリインフォース103を配設することで、強度を確保し、変形を抑制することが考えられる。特許文献1には、このような従来のバックドアが開示されている。
特開2005−67382号公報
しかしながら、鋼板のリインフォースを設置することによりバックドアの全体重量が増すという問題がある。また、このリインフォースの縁部をインナパネルに固着する際、固着する箇所が多いほど変形耐性が高くなるが、このように固着する箇所を増やすことでボルト104aやナット104bの数が増え、重量や組立工数が増加することに加え、意匠上も制限が生じるという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、重量や組立工数を抑えつつ歪み耐性を高くする、バックドアを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の自動車のバックドアは、アウタパネルと、インナパネルと、インナパネルに嵌合するリインフォースとを備え、インナパネルは相対する内面に係合部を備え、リインフォースはこの係合部に係合しインナパネルの内面同士の相反する動きを規制するための被係合部を備えたことを特徴とする。
係合部は内側方向に突出したリブであり、被係合部はこれを受ける凹部であってもよい。
リインフォースは閉断面を構成することが望ましい。
バックドアはステーを有し、ステーの下端はリインフォース及びインナパネルに穿設されたステー取付穴に揺動可能に取り付けられることが望ましい。
本発明のバックドアによれば、バックドアの開閉時にインナパネルに対して歪み方向の力が作用した際には、この力が係合部及び被係合部を介してリインフォースの左右両側面に対して相反する力として作用する。そのため、インナパネルに加えられた力はリインフォースにおいて打ち消し合い、インナパネルが過度に歪むことを防ぐことができる。
リインフォースが閉断面を構成している場合には、特に、歪み方向の力に対して強い耐性を発揮する。
さらにステーを有していて、このステーの下端がリインフォース及びインナパネルに穿設されたステー取付穴に揺動可能に取り付けられる場合には、ステーからの応力が直接的にインナパネル及びリインフォースに加わり、効果的に応力を逃がすことができる。
実施形態のバックドアを示す分解斜視図である。 図1の一部を示す斜視図である。 図2のA−A断面図である。 図3のB−B断面図である。 従来のバックドアの一部を示す分解斜視図である。 図5の組み立て状態を示すA−A断面図である。 図5の組み立て状態を示すB−B断面図である。 図5の組み立て状態を示すC−C断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、従来例と同様の部分については、適宜図示及び説明を省略する。図2は実施形態のバックドアの一部を示す斜視図であり、図3はそのA−A断面図、図4は図3のB−B断面図である。
バックドア1は、インナパネル2と、このインナパネル2の左右側縁部に嵌合して補強するリインフォース3と、リインフォース3が取り付けられた状態でインナパネル2が取り付けられるアウタパネル4と、インナパネル2の左右両側縁に揺動可能に取り付けられたステー5とを備えている。なお、図2においてはアウタパネル4及びステー5を図示省略している。
アウタパネル4は、図3に示すように、自動車のバックドア1の外壁を構成する部材であり、主に板金部材41とガラス窓42とを備える。
インナパネル2は樹脂製でなっていてアウタパネル4に沿った外縁形状をなしている。インナパネル2はアウタパネル4側に対し略凹面形状をなし、アウタパネル4に嵌合してアウタパネル4との間に閉断面を構成する。
リインフォース3は、インナパネル2の左右側縁部に嵌合してインナパネル2を補強する部材であり、図3に示すように、単体で閉断面を構成している。また、このリインフォース3の断面形状はインナパネル2及びアウタパネル4の断面形状にほぼ沿うものであり、インナパネル2に嵌合した状態でインナパネル2との間に閉断面を構成する。リインフォース3は、インナパネル2側の外面に上下方向に沿って添設されるワイヤハーネス31を備える。
車両前後方向に垂直な断面において、図4に示すように、インナパネル2は内側方向、すなわちリインフォース3に向かって、係合部としての複数のリブ25a,25bが突出している。一方、リインフォース3は、このリブ25a,25bを受けるための被係合部としての凹部35a,35bを有する。リブ25a,25b及び凹部35a,35bは、上下方向に一定間隔に並んで設けられる。このように、リインフォース3はインナパネル2における相対する内面に設けられた係合部に係合しインナパネル2の内面同士の相反する動きを規制するための被係合部を備える。なお、リブ25a,25b及び凹部35a,35bは、車両前後方向に長いビード状、溝状であってもよいし、互いの凹凸関係が逆であってもよい。
凹部35a,35bには、リブ25a,25bが多少上下方向に自由移動できる程度の遊び、すなわち隙間があり、多少の歪みは許容するように設定されている。この隙間をどの程度に設定するかによって、歪みの許容量を調節することができる。また、車両幅方向外側の凹部35aは下面が略水平面、上面が傾斜面となっている。一方、車両幅方向内側の凹部35bは上面が略水平面、下面が傾斜面となっている。このように設定することで、水平面にリブが当接する方向の動き、すなわち図4において矢印C,Dの方向の動きに対しては急激に反力を生じ、これの逆の動きに対しては緩やかに反力を生じるように設定することができる。
ステー5は下端にジョイント部51を有し、このジョイント部51にステー取付ボルト52が回動可能に接続される。ステー取付ボルト52はリインフォース3及びインナパネル2に穿設されたステー取付穴に挿通され、ウェルドナット32に螺合することで取り付けられる。そのため、ステーからの応力が直接的にインナパネル2及びリインフォース3に加わり、効果的に応力を逃がすことができる。
このようなバックドア1を開閉する際には、力点であるバックドア1のハンドル(図示省略)に力が加えられる。例えば、バックドア1を開ける際には、インナパネル2に上向きの力、すなわち図4において矢印Dで示すような力が加わる。これに対し、ステー5の取付部分周辺にはこの力点に加えられた力に対する反力が生じる。例えば、バックドア1を開ける際には、下向きの力、すなわち図4において矢印Cで示すような力が加わる。
すると、樹脂製のインナパネル2は、矢印C,D方向へ歪みを生じる。これに伴って、リブ25a,25bが矢印C,D方向へ移動する。すると、矢印C方向へ移動した車両外側のリブ25aは外側の凹部35aの下部に当接し、リインフォース3に対し下方向の力を付勢する。一方、矢印D方向へ移動した車両内側のリブ25bは外側の凹部35bの上部に当接し、リインフォース3に対して上方向の力を付勢する。
以上のように、バックドア1の開閉時にインナパネル2に対し歪み方向の力が作用した際には、この力がリインフォース3の左右両側面に対し相反する力として作用する。リインフォース3は樹脂製であるが、特に、図3に示すように単体で閉断面を構成していることから、図4において矢印C,Dで示すような歪み方向の力に対しては強い耐性を有する。そのため、インナパネル2に加えられた矢印C,D方向の力はリインフォース3において打ち消し合い、インナパネル2が過度に歪むことを防ぐことができる。
以上説明したように、本発明の自動車のバックドアは、アウタパネルと、インナパネルと、インナパネルに嵌合するリインフォースとを備え、インナパネルは相対する内面に係合部を備え、リインフォースこの係合部に係合しインナパネルの内面同士の相反する動きを規制するための被係合部を備えたものであり、その主旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施することができる。係合部や被係合部の大きさ、個数、形状はその機能を損なわない範囲で適宜変更することができるし、係合部と被係合部との凹凸関係は逆であってもよい。
1 バックドア
2 インナパネル
3 リインフォース
4 アウタパネル
5 ステー
25a,25bリブ
31 ワイヤハーネス
32 ウェルドナット
35a,35b凹部
41 板金部材
42 ガラス窓
51 ジョイント部
52 ステー取付ボルト

Claims (4)

  1. アウタパネルと、インナパネルと、このインナパネルに嵌合するリインフォースとを備え、
    上記インナパネルは相対する内面に係合部を備え、
    上記リインフォースは上記係合部に係合し上記インナパネルの内面同士の相反する動きを規制するための被係合部を備えた、自動車のバックドア。
  2. 前記係合部は内側方向に突出したリブであり、前記被係合部はこれを受ける凹部である、請求項1に記載のバックドア。
  3. 前記リインフォースは閉断面を構成する、請求項1または2に記載のバックドア。
  4. ステーを有し、上記ステーの下端は前記リインフォース及び前記インナパネルに穿設されたステー取付穴に揺動可能に取り付けられる請求項1から3のいずれかに記載のバックドア。
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