JP6007886B2 - 車両床面構造 - Google Patents

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Description

この発明は、車両の床面を形成するフロアパンに、スペアタイヤを固定するためのブラケットを取り付ける部分の構造に関するものである。
特許文献1には、車両の後部構造として、リアフロアパネル(フロアパン)に、スペアタイヤ固定用のブラケットを取り付けた構成が記載されている。具体的には、車両後部の荷室の床面を形成するフロアパンに、スペアタイヤを収容するためのキャビティ部が形成されている。そのキャビティ部の底面に、スペアタイヤ固定用のブラケットが溶接により取り付けられている。
上記のような車両のフロアパンは、一般的に、鋼板や強化プラスチックなどの薄板状の部材によって形成されている。そのようなフロアパンにスペアタイヤ固定用のブラケットを取り付ける場合、走行中にスペアタイヤの揺動を防止し、またフロアパンの変形を抑制するために、フロアパンには所定の剛性が付与されている。例えば、上記の特許文献1に記載されている構成では、フロアパンが複数のクロスメンバによって補強されている。また、図4,図5に示すような従来の構成では、薄板形状のフロアパン101がクロスメンバ102およびクロスメンバ103によって補強されている。そして、そのフロアパン101を車両の下方側に窪ませたキャビティ部104の底面に、スペアタイヤ固定用のブラケット105が取り付けられている。
特開2005−112055号公報
上記の特許文献1に記載されている構成や図4,図5に示す構成のように、スペアタイヤ固定用のブラケットの全体をフロアパンの底面に取り付けた構成では、走行時に、車両から伝わる振動やスペアタイヤの慣性力などによってフロアパンに変形が生じる。例えば、図4,図5に示す構成では、スペアタイヤ固定用のブラケット105に上向き(図5での矢印の向き)の荷重が作用した場合、図5に示すようにフロアパン101が変形する。その場合、特に、フロアパン101の上面106とキャビティ部104とをつないでいる前壁部107が湾曲して大きく変形する。
このように、上記のようなフロアパンにスペアタイヤ固定用のブラケットを取り付ける場合には、フロアパンの変形を抑制して耐久性を向上させるために、例えば上記のようなクロスメンバが増設されたり、あるいはフロアパンの板厚が増やされたりする。そうすることにより、部品点数が多くなって構成の複雑化やコストアップを招く可能性がある。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであり、簡単な構成により、スペアタイヤ固定用のブラケットが取り付けられるフロアパンの変形を抑制することができる車両床面構造を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この発明は、車両の床面を形成するフロアパンにスペアタイヤ固定用ブラケットが取り付けられた車両床面構造であって、前記フロアパンにスペアタイヤを収容するための空間として前記フロアパンの上面から下面側にくぼませたキャビティ部が形成され、前記キャビティ部の底面に、前記スペアタイヤ固定用ブラケットの一部が固定された車両床面構造において、前記上面と前記底面とをつなぐ壁部よりも前記上面側で、かつ前記フロアパンを補強するために前記上面に取り付けられたクロスメンバよりも前記キャビティ部側で前記フロアパンの剛性が高くなるように形成された補剛部に、前記スペアタイヤ固定用ブラケットの他の一部が固定されていることを特徴とする車両床面構造である。
この発明によれば、フロアパンに形成されたキャビティ部の壁部よりもクロスメンバ側の補剛部にスペアタイヤ固定用ブラケットの一部を固定することにより、そのスペアタイヤ固定用ブラケットからフロアパンにかかる荷重が、フロアパンのキャビティ部だけではなく、キャビティ部と補剛部とに分散される。また、キャビティ部の壁部に作用する曲げモーメントが低減される。そのため、車両の走行中にフロアパンがスペアタイヤ固定用ブラケットから荷重を受けて変形する場合であっても、その変形量を抑制することができる。したがって、車両床面構造の耐久性を向上させることができる。
この発明に係る車両床面構造の構成例を説明するための図である。 図1に示す構成の車両床面構造の断面図である。 図1,図2に示す構成の車両床面構造における段差部を示す拡大図である。 図1,図2,図3に示す構成の車両床面構造おけるフロアパンが、荷重を受けて変形する状態を説明するための図である。 従来の車両床面構造の構成例を説明するための図である。 図5に示す従来構成の車両床面構造おけるフロアパンが、荷重を受けて変形する状態を説明するための図である。
つぎに、この発明を具体例に基づいて説明する。この発明に係る車両床面構造は、フロアパンによって形成される車両の床面構造である。具体的には、図1,図2に示すように、この発明に係る車両床面構造は、主として、フロアパン1、クロスメンバ2、クロスメンバ3、および、スペアタイヤ固定用のブラケット4により構成されている。この図1,図2では、例えば車両の荷室の床面を形成するフロアパン1の構成例を示している。
フロアパン1は、車両後部に設けられる荷室の床面を形成するものである。フロアパン1は、例えばプレス加工された鋼板によって形成されている。そして、このフロアパン1には、荷室にスペアタイヤを搭載するスペースを確保するために、フロアパン1の上面1aから下面1b側へ向けてくぼませたキャビティ部1cが形成されている。キャビティ部1cには、上面1aとキャビティ部1cの底面1dとをつなぐ壁部1eが形成されている。
さらに、このフロアパン1には、部分的に剛性が高められた補剛部1fが形成されている。この補剛部1fは、図3に拡大して示すように、フロアパン1の上面1aとキャビティ部1cとの境界部分に、例えば半円形状もしくは台形形状の段差として形成されている。すなわち、フロアパン1の上面1aから下面1bへ向けて、上記のような半円形状もしくは台形形状にわずかにくぼませることにより、補剛部1fが形成されている。この補剛部1fのくぼみの深さは、キャビティ部1cのくぼみの深さよりも相当に小さくなっている。このように補剛部1fを形成することにより、補剛部1fの外縁部分が、フロアパン1に設けたリブとして機能する。そのため、この補剛部1fおよびその周辺部分の剛性が、フロアパン1の他の部分の剛性と比較して部分的に高くなっている。
クロスメンバ2は、フロアパン1を補強するためのものであり、例えばプレス加工された鋼材や溝形鋼などによって形成されている。また、クロスメンバ3は、フロアパン1におけるキャビティ部1cの底面1dを補強するためのものであり、クロスメンバ2と同様に、例えばプレス加工された鋼材や溝形鋼などによって形成されている。これらクロスメンバ2およびクロスメンバ3は、いずれも、例えば溶接やボルト締結等によってフロアパン1に取り付けられている。
ブラケット4は、荷室にスペアタイヤ(図示せず)を取り付けて固定するためのものである。そのために、このブラケット4には、スペアタイヤのホイール(図示せず)をブラケット4にボルト締結するための固定ボルト(図示せず)と嵌まり合う雌ねじ部(図示せず)が形成されている。もしくは、上記のような固定ボルトと嵌まり合うナット(図示せず)が固定されていてもよい。
そして、このブラケット4は、例えば図2に示すように、長手方向の断面がアーチ状の形状となるように、プレス加工された鋼板によって形成されている。ブラケット4の長手方向における一方の端部4aは、キャビティ部1cに固定されたクロスメンバ3に、例えば溶接やボルト締結等によって取り付けられている。もしくは、クロスメンバ3近傍のキャビティ部1cの底面1dに取り付けられていてもよい。これに対して、ブラケット4の長手方向における他方の端部4bは、上述の補剛部1fに、例えば溶接やボルト締結等によって取り付けられている。すなわち、ブラケット4は、2つの端部の両方がキャビティ部1cの底面1dに固定されているのではなく、一方の端部4aだけが底面1dに固定され、他方の端部4bは補剛部1fに固定されている。したがって、ブラケット4を介してフロアパン1にかかる荷重は、キャビティ部1cの底面1dに集中して作用するのではなく、底面1dと補剛部1fとに分散して作用することになる。さらに、このブラケット4の他方の端部4bが固定される補剛部1fは、上述のように剛性が高くなっている部分である。また、ブラケット4の一部すなわち端部4bが、キャビティ部1cの壁部1eよりも上面側で、かつクロスメンバ2で補強された部分の近傍で、なおかつ剛性が高められた補剛部1fに固定されていることにより、ブラケット4からフロアパン1が荷重おける場合に壁部1eに作用する曲げモーメントが低減される。そのため、車両の走行中にフロアパン1がブラケット4から荷重を受けて変形する場合であっても、その変形量が抑制されるようになっている。
上記のようにフロアパン1がブラケット4から荷重を受けて変形する場合の変形状態を、図4に示してある。前述の図6に示す従来構成が荷重を受けて変形する場合と比較して、特にキャビティ部1cにおける壁部1eの湾曲が少なくなっていて、フロアパン1全体としての変形量も大幅に低減されている。
1…フロアパン、 1a…上面、 1b…下面、 1c…キャビティ部、 1d…底面、 1e…壁部、 1f…補剛部、 2,3…クロスメンバ、 4…ブラケット(スペアタイヤ固定用ブラケット)、 4a…端部(スペアタイヤ固定用ブラケットの一部)、 4b…端部(スペアタイヤ固定用ブラケットの他の一部)。

Claims (1)

  1. 車両の床面を形成するフロアパンにスペアタイヤ固定用ブラケットが取り付けられた車両床面構造であって、前記フロアパンにスペアタイヤを収容するための空間として前記フロアパンの上面から下面側にくぼませたキャビティ部が形成され、前記キャビティ部の底面に、前記スペアタイヤ固定用ブラケットの一部が固定された車両床面構造において、
    前記上面と前記底面とをつなぐ壁部よりも前記上面側で、かつ前記フロアパンを補強するために前記上面に取り付けられたクロスメンバよりも前記キャビティ部側で前記フロアパンの剛性が高くなるように形成された補剛部に、前記スペアタイヤ固定用ブラケットの他の一部が固定されていることを特徴とする車両床面構造。
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