JP2018167818A - 車両用バックドアインナパネル - Google Patents

車両用バックドアインナパネル Download PDF

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Abstract

【課題】 部品点数および組立工数の増加を招くことなく、コーナ部の剛性を向上させることが可能な合成樹脂製の車両用バックドアインナパネルを提供する。【解決手段】 ガラス開口10よりも車両上方の位置するガラス開口上辺部20と、ガラス開口10よりも車両下方に位置し、かつ左右一対のダンパステーが取り付けられる一対の連結部32を有する下部30と、ガラス開口上辺部20と下部30とを連結する一対のガラス開口側縁部40と、を備え、ガラス開口側縁部40は、その上端に位置し、かつ車両後方に向けて開口するとともに、内側部41aおよび底部41bを有するコーナ部41を含み、コーナ部41には、内側部41aからコーナ部41の外周側に向けて放射状に配置され、かつ各々が底部41bにつながる複数の上部補強リブ411と、隣り合う2つの上部補強リブ411を相互に連結し、かつ車両後方に向けて突出する庇リブ412と、が設けられている。【選択図】 図7

Description

本発明は、車両用バックドアを構成する合成樹脂製のインナパネルに関する。
車両の軽量化および製造コストの縮減のため、従来の板金製に替わって合成樹脂製のバックドアが知られている。合成樹脂製のバックドアは、板金製のバックドアと同様に、車両前方に位置するインナパネルに、車両後方に位置するアウタパネルが接合されることにより構成される。インナパネルは、バックドアガラスが設けられるガラス開口と、ガラス開口よりも車両上方に位置するガラス開口上辺部と、ガラス開口よりも車両下方に位置する下部と、ガラス開口の左右両側に位置し、かつガラス開口上辺部と下部とを連結する一対のガラス開口側縁部とを備える。ガラス開口上辺部の左右両端には、ドアヒンジが取り付けられる一対のドアヒンジ取付け部が設けられている。また、下部の下端中央には、ロック機構を構成するラッチが取り付けられるドアロック部が設けられている。
バックドアは、その上端が左右一対のドアヒンジを介して車体後方に揺動可能に連結され、その下端中央がラッチを介して車体側のロック機構に支持される。また、一端が下部に取り付けられた左右一対のダンパステーの復元力によって、バックドアには常時跳ね上げようとする力が作用する。この力は、バックドアを閉じたとき、ガラス開口側縁部および下部を常時車両下方に押し下げようとする。一般的に、ダンパステーが取り付けられる下部の部分は、ガラス開口上辺部に設けられた左右一対のドアヒンジ取付け部よりも車幅方向外方に位置する。したがって、ガラス開口側縁部の上端に位置し、ガラス開口上辺部の左右両端がつながるインナパネルのコーナ部には、ダンパステーの復元力に起因した曲げの力が集中することとなる。
ここで、合成樹脂製のバックドアは、板金製のバックドアと比較して剛性が低く、かつ変形しやすいという欠点がある。このため、コーナ部の剛性が不足すると、ガラス開口側縁部および下部に車両下方への変位が生じる。当該変位が過度になると、バックドアの建て付けが悪化することや、ロック機構が正常に作動しなくなるという問題が生じるおそれがある。
こうした事情を受けて、たとえば特許文献1には、合成樹脂製のバックドアインナパネルの内部において、ドアヒンジ取付け部からコーナ部を経て左右両側のガラス開口側縁部に至る領域に、L字状かつ板金製のリインフォースを設ける構成が開示されている。当該リインフォースによって、コーナ部の剛性の向上を図り、上述の問題を解消することができる。ただし、板金製のリインフォースを設けることは、バックドアの部品点数および組立工数の増加を招き、製造コストが上昇するという問題がある。
特開2007−216870号公報
本発明は、上述の事情に鑑み、部品点数および組立工数の増加を招くことなく、ガラス開口側縁部上端に位置するコーナ部の剛性を向上させることが可能な車両用バックドアインナパネルを提供することをその課題とする。
本発明によって提供される車両用バックドアインナパネルは、バックドアガラスが設けられるガラス開口と、前記ガラス開口よりも車両上方に位置し、かつ車幅方向に延びるガラス開口上辺部と、前記ガラス開口よりも車両下方に位置し、かつ左右一対のダンパステーが取り付けられる一対の連結部を有する下部と、前記ガラス開口の左右両側に位置し、かつ車両上下方向に延びるとともに、前記ガラス開口上辺部と前記下部とを連結する一対のガラス開口側縁部と、を備える合成樹脂製の車両用バックドアインナパネルであって、前記ガラス開口側縁部は、その上端に位置し、かつ前記ガラス開口上辺部の左右両端がつながるとともに、車両後方に向けて開口したコーナ部を有し、前記コーナ部は、その内周側に位置し、かつ前記ガラス開口に対向する内側部と、前記内側部に交差し、かつ車両後方を向く底部と、を有し、前記コーナ部には、前記内側部から前記コーナ部の外周側に向けて放射状に配置され、かつ各々が前記底部につながる複数の上部補強リブと、隣り合う2つの前記上部補強リブを相互に連結し、かつ車両後方に向けて突出する庇リブと、が設けられていることを特徴としている。
インナパネルの一対の連結部に取り付けられたダンパステーの復元力によって、ガラス開口側縁部および下部を車両下方に押し下げようとする力が当該インナパネルに作用すると、コーナ部が変形しようとする。この変形は、コーナ部の底部が、内側部に対して径方向外方に拡張しようとする現象として現れる。本発明にかかる車両用バックドアインナパネルのコーナ部には、複数の上部補強リブが設けられている。複数の上部補強リブは、内側部からコーナ部の外周側に向けて放射状に配置され、かつ各々が底部につながっている。底部が拡張しようとすると、内側部に向けて流れる引張応力が上部補強リブに作用するため、底部の拡張を抑制することができる。
あわせて、コーナ部には、隣り合う2つの上部補強リブを相互に連結し、かつ車両後方に突出する庇リブが設けられている。このような構成をとることによって、庇リブが連結された各々の上部補強リブに作用する引張応力が分担されるため、当該上部補強リブに応力集中が発生することを防止できる。あわせて、当該上部補強リブの剛性を向上させることができる。複数の上部補強リブと、庇リブとは、ともにインナパネルと一体成形されるため、部品点数および組立工数の増加を招かない。したがって、本発明にかかる車両用バックドアインナパネルによれば、部品点数および組立工数の増加を招くことなく、コーナ部の剛性を向上させることが可能となる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面に基づき以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の一実施形態にかかる車両用バックドアインナパネルの概略正面図(車両後方から視た図)である。 図1に示すインナパネルの詳細正面図(車両後方から視た図)である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 図2のIV−IV線に沿う断面図である。 図2のV−V線に沿う断面図である。 図2のVI−VI線に沿う断面図である。 図1に示すインナパネルの部分拡大斜視図(ガラス開口側縁部の上端付近)である。
本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)について、添付図面に基づいて説明する。
図1〜図7に基づき、本発明の一実施形態にかかる車両用バックドアインナパネル(以下「インナパネルA10」という。)について説明する。
ここで、説明の便宜上、各図において示されるuprを車両上方向、dwを車両下方向、frを車両前方向、rrを車両後方向、rhを車両右方向、lhを車両左方向とする。なお、以下の説明で、特記なく上下を用いる場合は、車両上下方向の上下を指すものとし、特記なく左右を用いる場合は、車両左右方向(車幅方向)の左右を指すものとする。あわせて、特記なく前後を用いる場合は、車両前後方向の前後を指すものとする。
車両用バックドア(以下、単に「バックドア」という。)は、車両の後部開口を塞ぐように配置され、インナパネルA10およびアウタパネル(図示略)を構成要素として含む。インナパネルA10は、車両前方および車内側に位置し、アウタパネルは、車両後方および車外側に位置する。インナパネルA10およびアウタパネルは、ともに合成樹脂製である。インナパネルA10にアウタパネルを接合させ、かつバックドアガラス(図示略)を車両後方からアウタパネルに接合させることによって、バックドアが構成される。インナパネルA10は、ガラス繊維(GF)が含有されたポリプロピレン(PP)により構成され、かつ射出成形により一体成形されている。本実施形態では、インナパネルA10の色は、灰白色である。
インナパネルA10は、図1および図2に示すように、ガラス開口10、ガラス開口上辺部20、下部30および一対のガラス開口側縁部40を備える。
ガラス開口10は、図1および図2に示すように、ガラス開口上辺部20、下部30および一対のガラス開口側縁部40によって囲まれた開口領域である。バックドアが構成されたとき、ガラス開口10には、車両後方からガラス開口10を塞ぐバックドアガラス(図示略)が設けられる。
図1および図2に示すように、下部30および一対のガラス開口側縁部40の外縁には、車幅方向および車両下方においてインナパネルA10の外側に向けて突出する外周フランジ51が形成されている。また、図1〜図4に示すように、ガラス開口10に隣接するガラス開口上辺部20、下部30および一対のガラス開口側縁部40の内縁には、車両上下方向および車幅方向においてガラス開口10に向けて突出する内周フランジ52が形成されている。内周フランジ52は、ガラス開口10を取り囲んでいる。外周フランジ51および内周フランジ52の後面(車両後方を向く面)にアウタパネルを突き合わせることによって、インナパネルA10にアウタパネルが接合される。接合にあたっては、たとえばポリウレタン系接着剤が用いられる。
ガラス開口上辺部20は、図1および図2に示すように、ガラス開口10よりも車両上方に位置し、かつ車幅方向に延びている。ガラス開口上辺部20は、インナパネルA10において梁構造を構成する。ガラス開口上辺部20には、一対のドアヒンジ取付け部21が設けられている。一対のドアヒンジ取付け部21は、ガラス開口上辺部20の左右両端に位置する。各々のドアヒンジ取付け部21には、車両前方からドアヒンジ(図示略)が、車両後方から鋼製のドアヒンジ補強材(図示略)が、それぞれ取り付けられている。バックドアは、左右一対のドアヒンジを介して車両の後部開口の上縁に連結される。このため、バックドアは、当該ドアヒンジにより車両の後部開口の上縁回りに回動可能とされている。この回動によって、バックドアの開閉がなされる。
下部30は、図1および図2に示すように、ガラス開口10よりも車両下方に位置する。下部30は、インナパネルA10において板構造を構成する。下部30は、ガラス開口下辺部31、一対の連結部32および枠部33を有する。
図1および図2に示すように、ガラス開口下辺部31は、下部30の上端に位置し、かつ車幅方向に延びる部分である。図3に示すように、ガラス開口下辺部31には、車両後方に向けて開口した凹溝34が形成されている。凹溝34は、車両後方を向く底面341を有する。底面341は、車両上下方向および車幅方向に沿って配置されている。
図1および図2に示すように、一対の連結部32は、ガラス開口下辺部31の左右両側に位置し、かつガラス開口側縁部40の下端がそれぞれつながる部分である。各々の連結部32には、車両前方からダンパステー(図示略)が、車両後方から鋼製のドアステー補強材(図示略)が取り付けられている。連結部32には、バックドアのダンパステーを取り付けるためのドアステー取付け孔321が、車両前後方向に貫通して設けられている。また、図5に示すように、外周フランジ51および内周フランジ52を含めた連結部32の横断面形状は、車両後方に向けて開口したハット状である。このようなハット状断面に基づき、連結部32には、車両後方に向けて開口した凹溝34が形成されている。
図1および図2に示すように、枠部33は、下部30の下端および左右両端に位置し、かつ一対の連結部32につながる部分である。図3および図4に示すように、枠部33には、車両後方に向けて開口した凹溝34が形成されている。また、枠部33の下端中央には、ドアロック部331が設けられている。バックドアは、ドアロック部331に取り付けられたラッチ(図示略)が車両の後部開口の下縁に設けられたストライカ(図示略)に係合することによって、車両の後部開口がバックドアにより閉じられた状態が保持される。
図1および図2に示すように、凹溝34は、ガラス開口下辺部31、一対の連結部32および枠部33において、車両後方から視て枠状(ロ字状)に形成されている。
図1〜図4に示すように、下部30において凹溝34により囲まれた領域には、凹溝34の底面341に対して車両後方に向けて膨出する箱形膨出部35が形成されている。なお、箱形膨出部35を囲む凹溝34が、下部30の周縁部分に該当する。箱形膨出部35は、車両後方を向き、かつ車両上下方向および車幅方向に沿った膨出面351を有する。インナパネルA10にアウタパネルが接合されたとき、箱形膨出部35は、膨出面351に塗布された接着剤(たとえばポリウレタン系接着剤)を介してアウタパネルに接触する。
図1および図2に示すように、箱形膨出部35には、膨出面351から車両前方に向けて凹み、かつ車両後方に向けて開口したV字骨格36が形成されている。V字骨格36の横断面形状は、溝形状(コ字状)である。V字骨格36は、ドアロック部331に対して左側に配置された左腕部361と、ドアロック部331に対して右側に配置された右腕部362とを含む。V字骨格36は、ドアロック部331の左右両側から車幅方向に対して斜め上方に延びて、一対の連結部32に到達している。
一対のガラス開口側縁部40は、図1および図2に示すように、ガラス開口10の左右両側に位置し、かつ車両上下方向に延びている。一対のガラス開口側縁部40は、インナパネルA10において柱構造を構成する。一対のガラス開口側縁部40は、ガラス開口上辺部20と下部30とを連結する。図6に示すように、ガラス開口側縁部40は、車両後方に向けて開口しており、かつ底面401および一対の内側面402を有する。
図6に示すように、底面401は、車両上下方向および車幅方向に沿って配置され、かつ車両後方を向く。一対の内側面402は、底面401の左右両端につながり、かつ車両後方に向けて突出している。一対の内側面402は、車幅方向において互いに対向している。インナパネルA10の外周側に位置する一方の内側面402の後端は、外周フランジ51につながっている。インナパネルA10の内周側に位置する他方の内側面402の後端は、内周フランジ52につながっている。このため、外周フランジ51および内周フランジ52を含めたガラス開口側縁部40の横断面形状は、車両後方に向けて開口したハット状である。
図1および図2に示すように、ガラス開口側縁部40は、コーナ部41を含む。コーナ部41は、各々のガラス開口側縁部40の上端に位置する部分である。車幅方向におけるガラス開口上辺部20の左右両端が一対のコーナ部41に連結されている。各々のコーナ部41は、ガラス開口上辺部20に設けられたドアヒンジ取付け部21に隣接している。コーナ部41は、車両後方に向けて開口した凹溝状である。図7に示すように、コーナ部41は、内側部41aおよび底部41bを有する。内側部41aは、コーナ部41の内周側に位置し、かつガラス開口10に対向する部分である。底部41bは、内側部41aに交差し、かつ車両後方を向く部分である。コーナ部41には、複数の上部補強リブ411と、庇リブ412とが設けられている。複数の上部補強リブ411は、内側部41aからコーナ部41の外周側に向けて放射状に配置され、かつ各々が底部41bにつながっている。庇リブ412は、隣り合う2つの上部補強リブ411を相互に連結している。庇リブ412は、車両後方に向けて突出している。なお、上部補強リブ411は、内側部41aと底部41bとを相互に連結する構成としてもよい。
次に、インナパネルA10の作用効果について説明する。
インナパネルA10の一対の連結部32(下部30)に取り付けられたダンパステーの復元力によって、ガラス開口側縁部40および下部30を車両下方に押し下げようとする力がインナパネルA10に作用すると、コーナ部41が変形しようとする。この変形は、コーナ部41の底部41bが、内側部41aに対して径方向外方に拡張しようとする現象として現れる。インナパネルA10のコーナ部41には、複数の上部補強リブ411が設けられている。複数の上部補強リブ411は、内側部41aからコーナ部41の外周側に向けて放射状に配置され、かつ各々が底部41bにつながっている。底部41bが拡張しようとすると、内側部41aに向かって流れる引張応力が上部補強リブ411に作用するため、底部41bの拡張を抑制することができる。このことは、ガラス開口側縁部40および下部30を車両下方に押し下げようとする力に対して、コーナ部41の剛性が向上することを意味する。
あわせて、コーナ部41には、隣り合う2つの上部補強リブ411を相互に連結し、かつ車両後方に突出する庇リブ412が設けられている。このような構成をとることによって、庇リブ412が連結された各々の上部補強リブ411に作用する引張応力が分担されるため、当該上部補強リブ411に応力集中が発生することを防止できる。あわせて、当該上部補強リブ411の剛性を向上させることができる。複数の上部補強リブ411と、庇リブ412とは、ともにインナパネルA10と一体成形されるため、部品点数および組立工数の増加を招かない。したがって、インナパネルA10によれば、部品点数および組立工数の増加を招くことなく、コーナ部41の剛性を向上させることが可能となる。
また、インナパネルA10には、リヤワイパなどの電装への電力供給や、リアカメラなどの電装に対する信号の入出力のための複数本のハーネスが配置される。ハーネスは、ガラス開口上辺部20からインナパネルA10の内部に挿入され、ガラス開口側縁部40を経て下部30まで到達している。このため、コーナ部41にハーネスを配置しようとすると、コーナ部41に設けられた複数の上部補強リブ411にハーネスが干渉するおそれがある。そこで、ハーネスの庇リブ412の上面(コーナ部41の外周側を向く面)に載せることによって、上部補強リブ411との干渉が回避され、かつ絡むことなく整列された状態で、ハーネスをコーナ部41に配置することができる。
本発明は、先述した実施形態に限定されるものではない。本発明の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
A10:インナパネル
10:ガラス開口
20:ガラス開口上辺部
21:ドアヒンジ取付け部
30:下部
31:ガラス開口下辺部
32:連結部
321:ドアステー取付け孔
33:枠部
331:ドアロック部
34:凹溝
341:底面
35:箱形膨出部
351:膨出面
36:V字骨格
361:左腕部
362:右腕部
40:ガラス開口側縁部
401:底面
402:内側面
41:コーナ部
41a:内側部
41b:底部
411:上部補強リブ
412:庇リブ
51:外周フランジ
52:内周フランジ

Claims (1)

  1. バックドアガラスが設けられるガラス開口と、
    前記ガラス開口よりも車両上方に位置し、かつ車幅方向に延びるガラス開口上辺部と、
    前記ガラス開口よりも車両下方に位置し、かつ左右一対のダンパステーが取り付けられる一対の連結部を有する下部と、
    前記ガラス開口の左右両側に位置し、かつ車両上下方向に延びるとともに、前記ガラス開口上辺部と前記下部とを連結する一対のガラス開口側縁部と、を備える合成樹脂製の車両用バックドアインナパネルであって、
    前記ガラス開口側縁部は、その上端に位置し、かつ前記ガラス開口上辺部の左右両端がつながるとともに、車両後方に向けて開口したコーナ部を含み、
    前記コーナ部は、その内周側に位置し、かつ前記ガラス開口に対向する内側部と、前記内側部に交差し、かつ車両後方を向く底部と、を有し、
    前記コーナ部には、前記内側部から前記コーナ部の外周側に向けて放射状に配置され、かつ各々が前記底部につながる複数の上部補強リブと、隣り合う2つの前記上部補強リブを相互に連結し、かつ車両後方に向けて突出する庇リブと、が設けられていることを特徴とする、車両用バックドアインナパネル。
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