JP6059120B2 - 画像形成装置及び画像形成装置の画像形成方法 - Google Patents
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Description
この対策として、従来の画像形成装置では印刷媒体の搬送に遅延が発生した場合、中間転写体を一時停止させ、印刷媒体が所定の位置まで搬送されてきた時に、中間転写体を再起動させ、二次転写を開始するようにしていた(例えば、特開2010−217299号公報(特許文献1)参照)。
この場合、一次転写により中間転写体上に途中まで形成されたトナー像は破棄せざるを得ず、その結果、トナーが無駄に廃棄されるという問題が発生していた。また、一次転写により中間転写体上に途中まで形成されたトナー像をクリーニングしてから、再度、一次転写をやり直す必要があるため、印刷効率が低下するという問題も発生していた。
以下に本発明を実施するための最良の形態である第1の実施の形態を説明する。各図面に共通な要素には同一の符号を付す。図1は第1の実施の形態に関する画像形成装置の構成図である。
トナー像形成部71〜74は第1の転写位置Q1で中間転写ベルト60に接するように配置されている。トナー像形成部71〜74は第1の転写位置Q1でトナー像を中間転写ベルト60へ転写することにより、中間転写ベルト60へのトナー像の形成を行う。なお、以下の説明では、簡略化のために、ブラックのトナー像形成部74のみにて印刷を行う場合を例として説明する。従って、ブラックのトナー像形成部74が中間転写ベルト60に接する位置が第1の転写位置Q1となる。
画像メモリ103はRAMによって構成され、I/F部102が受信した印刷データが印刷可能な形式に変換された画像データを格納する。ワークメモリ104はRAMによって構成され、制御部101が画像形成装置100を制御するために必要となるワーク用のメモリである。
S101:先ず、制御部101は媒体搬送制御部107に対して、媒体収納トレイ20に印刷媒体10がセットされているかどうかを確認するよう指示する。ここで、印刷媒体10の残量が0、即ち、印刷媒体10がセットされていない場合は、接続子Aを介して接続する後述するステップS113及びS114の搬送停止処理へ進む。
S103:制御部101は媒体搬送制御部107に対して、媒体センサ91を監視することによって印刷媒体10の給紙開始を判定するよう指示する。
S106:連続して印刷を行う場合は、制御部101は次ページを印刷するための給紙動作を開始するための図示しないタイマをセットする。このタイマがタイムアウトした場合は、新たにステップS101から次ページの媒体搬送動作が開始される。一方、ステップS105において連続して印刷を行わない場合は、タイマのセットを行わずステップS104に戻り、印刷媒体10の搬送を継続する。
S109:そして、媒体搬送制御部107は制御部101からの媒体搬送動作の再起動指示を待つ。この一時停止中に媒体センサ92又は媒体センサ93のOFFを検出するなどの異常を検出した場合はステップS116へ進み、媒体搬送動作を停止する。
S110:ステップS109にて、搬送再開がされた場合は、制御部101は媒体搬送制御部107に対し、搬送ローラ対41及び42を再起勤し、印刷媒体10の搬送を再開するよう指示する。
S112:続いて、制御部101は媒体搬送制御部107に対し、搬送ローラ対44〜46を駆動し、印刷媒体10を二次転写部75及び熱定着部80を経由して、媒体集積トレイ50へと搬送させるよう指示する。
S113:そして、制御部101は媒体搬送制御部107に対し、印刷媒体10の後端が媒体集積トレイ50の手前に設けられえた媒体センサ97を通過し、媒体センサ97がOFFとなったかどうか判定するよう指示する。
S115:ステップS103において、所定の時間経過しても媒体センサ91がONにならなかった場合、給紙ミスとして再度給紙動作を行う。このとき、給紙動作を所定の回数行っても媒体センサ91がONにならなかった場合は、次のステップS116の異常検出処理へ進み、給紙ジャムとして媒体搬送動作を停止させる。
S116:前述のようにステップS115、S104、S109、S113において媒体搬送動作の停止と判定された場合は、制御部101は異常検出処理として、媒体搬送制御部107に対し、全搬送ローラ対41〜46を停止させ、媒体搬送動作を終了するよう指示する。
S201:先ず、制御部101はI/F部102が受信した印刷データから、画像形成部70が画像を形成するための画像データに変換する。
S202:そして、制御部101は生成された画像データの画像長を取得する。
S204:中間転写ベルト60が停止中であれば、制御部101はベルト駆動ローラ48を起動し、中間転写ベルト60を駆動させる。
S205:ステップS203にて、既に中間転写ベルト60が動作中である場合は先行するページの画像形成処理が動作中であることを示し、この場合は、制御部101は第1の転写位置Q1における中間転写ベルト60への一次転写開始タイミングを算出する。なお、この一次転写開始タイミングの算出処理については図6の第1の実施の形態に関する一次転写開始タイミングの算出処理を説明するフローチャートを用いて後述する。
S207:そして、制御部101は画像形成部70に対し、画像メモリ103の画像データを基に中間転写ベルト60へのトナー像の転写を開始するよう指示する。
S209:制御部101は中間転写ベルト60を一時停止させるかどうかを確認する。即ち、一次転写を行うページよりも先行するページについて、第2の転写位置Q2の手前で給紙待ちが発生し、中間転写ベルト60を一時停止する必要がある場合には、例えば媒体搬送の遅延等の異常のため後述する図5のステップS216にて中間転写ベルト60の一時停止が必要となる旨の一時停止指示が図示しないレジスタ等にセットされており、この値を確認する。
S211:ステップS210において、用紙ジャム等により印刷を継続できないと判断した場合は、制御部101は、一次転写動作の中止処理を行う。
S212:そして、制御部101は、中間転写ベルト60の停止処理を行い、接続子Bを介して接続する後述する図5のステップS224に進み、印刷中止処理を行う。
即ち、上記数式(1)が成立する場合には、仮に、媒体搬送の遅延のため中間転写ベルト60を一時停止し、再起動することになった場合でも、距離lm分、中間転写ベルト60が矢印B方向に移動する間に、後続するページのトナー像Tz(n)の一次転写未完了の部分ln(n)の一次転写を完了することができる。従って、一次転写動作は中止されること無く継続され、再びステップS208にて一次転写の完了を待つ。
一方、上記数式(1)が不成立の場合には、トナー像Tz(n−1)の一次転写未完了の部分ln(n)の一次転写を完了できない場合があるので、用紙ジャム等により印刷を継続できないと判断された場合と同様に、ステップS211へと進み、印刷終了処理を行う。
S215:トナー像Tz(n−1)が所定の中間転写ベルト停止位置に到達した時に、制御部101は、印刷媒体10の給紙が完了しているか否かを媒体搬送制御部107に確認する。
S214:この間に用紙ジャムなどの異常が発生した場合は、接続子Bを介して接続する図5のステップS224へと進み、制御部101は印刷中止処理を行う。一方、中間転写ベルト60が再起動されたときは、接続子Cを介して接続する図5のステップS215に進む。
S218:ステップS216において決定されたタイミングに到達した時に、制御部101は、ベルト駆動ローラ48の駆動を停止させ中間転写ベルト60を停止させる。この一時停止タイミングまでに用紙ジャム等の異常が発生した場合はステップS224へと進み、印刷中止処理を行う。
S220:そして、媒体搬送制御部107により給紙が完了すると、制御部101は、第2の転写位置Q2でトナー像Tz(n−1)が印刷媒体10(n−1)に転写されるように、ベルト駆動ローラ48に対し、印刷媒体10(n−1)の媒体搬送動作と同期して中間転写ベルト60を再起動するよう指示する。
S223:そして、ステップS202で取得した画像長の印刷が終了すると、制御部101は二次転写部75に対し、ローラ75−2ヘの逆極性電圧の印加を停止し、二次転写を完了するよう指示する。このとき、二次転写動作中に用紙ジャム等の異常が発生した場合はステップS224へ進み、印刷中止処理を行う。
ここで、ステップS202において取得されたトナー像Tz(n)の画像長をln(n)、トナー像Tz(n−2)の現在の位置から一時停止する位置までの距離をlx、トナー像Tz(n−1)の後端とトナー像Tz(n)の先端との間に挿入されるページ間隔をLa、第1の転写位置Q1からトナー像Tz(n−1)の現在の後端までの未転写の距離をlzとすると、以下のような数式(2)が成立する場合はトナー像Tz(n)の一次転写が可能であると判断できる。
即ち、図10に示したように、トナー像Tz(n−2)の現在の位置から一時停止する位置までの距離lxが十分にあり、第1の転写位置Q1からトナー像Tz(n)の後端までの距離ln(n)+La+lzが一時停止する位置までの距離lxより短ければ、トナー像Tz(n)の一次転写が可能であると判断できる。
ここで、トナー像Tz(n−1)の一次転写が完了している場合は、図11に示したように、中間転写ベルト60が更に移動した状態であり、トナー像Tz(n−1)の後端が第1の転写位置Q1より進んだ状態である。この場合は、第1の転写位置Q1からトナー像Tz(n−1)の後端までの距離lzはマイナスの値とする。
S401:先ず、制御部101は、トナー像Tz(n)より後続するページに対応するトナー像Tz(n+x)が一次転写中かどうかを判定する。ここで、xは1以上の整数である。
S402:ステップS401にて、トナー像Tz(n+x)の一次転写中である場合、制御部101は、トナー像Tz(n+x)の一次転写を完了させることができるかどうかを判定する。
S403:ステップS402にて、数式(3)が成立し、トナー像Tz(n+x)の一次転写を完了させることができると判断された場合は、制御部101は、中間転写ベルト停止タイミングをトナー像Tz(n+x)の一次転写の完了後と判定する。
先ず、給紙動作を開始する前に、タイミングt1−1において画像形成動作が開始され、中間転写ベルト60の駆動が開始される(図4のステップS204)。続いて、トナー像Tz(1)の一次転写処理がタイミングt1−2において開始される(図4のステップS207)。
二次転写完了後、中間転写ベルト60はタイミングt1−14にて停止され、印刷媒体10(2)が排出完了したタイミングt1−15で媒体搬送動作も終了する(図3のステップS114)。
一次転写開始タイミングの算出処理では、中間転写ベルト60が駆動中であるので、トナー像Tz(3)の後端、即ちタイミングt2−4から距離La分、中間転写ベルト60が矢印B方向に進んだタイミングがトナー像Tz(4)の一次転写動作の開始タイミングとなる。この時点では、すでに中間転写ベルト60が開始タイミングまで進んでいるため、トナー像Tz(4)の一次転写動作は即時開始される(図4のS205、図6のS301、S304、図4のS207)。
この時のトナー像Tz(3)及びトナー像Tz(4)の位置関係は、図16に示した状態となっている。即ち、先行するページのトナー像Tz(3)が第2の転写位置Q2までの距離lmを残し、後続するトナー像Tz(4)の破線部分ln(4)を一次転写未完了の部分とした状態となっている。本例では、ln(4)の距離が短く、前述の数式(3)が成立し、ln(4)<lm−Lαとなり、中間転写ベルト60の一時停止が予定されていても、トナー像Tz(4)の一次転写を完了できる状態となっている。
そして、一時停止タイミングの判定処理では、トナー像Tz(4)が一次転写中であること、及び前述の数式(3)が成立しトナー像Tz(4)の一次転写を完了できる場合であることを確認する。即ち、前記中間転写ベルト60の駆動は、一時停止せずに継続することになる。これにより、中間転写ベルト60の停止タイミングは、トナー像Tz(4)の後端が第1の転写位置Q1を通過後、即ち、トナー像Tz(4)の一次転写が完了するタイミングt2−7後と決定する(図7のステップS401、S402、S403)。
一方、先行するページのトナー像Tz(3)の画像形成処理では、タイミングt2−8にて中間転写ベルト60の一時停止を行う(図5のステップS218)。印刷媒体10(3)の給紙処理では、タイミングt2−9にて給紙リトライにより給紙動作が再開される(図3のステップS115、S102)。
印刷媒体10(4)はタイミングt2−13で給紙開始され、タイミングt2−15で給紙完了後、媒体搬送動作が継続される。また、先行するページのトナー像Tz(3)の二次転写はタイミングt2−12で開始され、タイミングt2−14で完了する。引き続き後続するページのトナー像Tz(4)の二次転写がt2−16からt2−17まで実行された後、中間転写ベルト60がタイミングt2−18にて停止され、印刷媒体10(4)の排出完了後、媒体搬送動作もタイミングt2−19にて終了する。
先ず、タイミングt3−1で中間転写ベルト60の駆動を開始する(図4のステップS204)。続いて、トナー像Tz(5)の一次転写動作をタイミングt3−2で開始する(図4のステップS207)。トナー像Tz(5)の一次転写動作はタイミングt3−4で完了する(図4のステップS208)。
一次転写開始タイミングの算出処理では、中間転写ベルト60が駆動中であるので、先行するページのトナー像Tz(5)の後端、即ちタイミングt3−4から距離La分、中間転写ベルト60が進んだタイミングが後続するページのトナー像Tz(6)の一次転写動作の開始タイミングとなる。この時点では、すでに中間転写ベルト60が開始タイミングまで進んでいるため、後続するページのトナー像Tz(6)の一次転写動作は即時開始される(図4のS205、図6のS301、S304、図4のS207)。
この時のトナー像Tz(5)及びトナー像Tz(6)の位置関係は、図17に示した状態となっている。即ち、先行するページのトナー像Tz(5)が第2の転写位置Q2までの距離lmを残し、後続するトナー像Tz(6)の破線部分ln(6)を一次転写未完了の部分とした状態となっている。本例では、ln(6)の距離が長く、前述の数式(3)が成立せず、ln(6)≧lm−Lαとなり、中間転写ベルト60が一時停止するとトナー像Tz(5)の一次転写を完了できない状態となっている。
そして、一時停止タイミングの判定処理では、トナー像Tz(6)が一次転写中であること、及び前述の数式(3)が成立せずトナー像Tz(6)の一次転写を完了できない場合であることを確認する。そして、中間転写ベルト60の停止タイミングを、即時停止としタイミングt3−8と決定する(図7のステップS401、S402、S404)。
そして、タイミングt3−7においてトナー像Tz(6)の一次転写動作は中止され中間転写ベルト60が停止され、トナー像Tz(6)のページの印刷動作は終了する。
トナー像Tz(5)の二次転写はタイミングt3−12からタイミングt3−13で行われる。その後、印刷媒体10(5)の排出を完了してタイミングt3−14にて媒体搬送動作は終了する。
本例では、後続するページの印刷動作は完了していないため、印刷媒体10(6)の給紙動作は開始されなくてもよい。また、中間転写ベルト60上にはタイミングt3−5からタイミングt3−7において途中まで形成されたトナー像Tz(6)が残存している。このため、タイミングt3−15からt3−16にてトナー像Tz(6)が二次転写部75を通過する間は、印刷媒体10への二次転写時とは逆の電圧印加を行い、トナー像Tz(6)が媒体搬送路30に付着しないように制御している。トナー像Tz(6)は、クリーナ76を通過するときに中間転写ベルト60から払拭される。
この時のトナー像Tz(7)の位置関係は、図18の位置関係となっている。即ち、トナー像Tz(7)が第2の転写位置Q2までの距離lmを残し、当該トナー像Tz(7)の後端の破線部分ln(7)を一次転写未完了の部分とした状態となっている。本例では、ln(7)の距離が長く、前述の数式(3)が成立せず、ln(7)≧lm−Lαとなり、中間転写ベルト60が一時停止するとトナー像Tz(7)の一次転写を完了できない状態となっている。
なお、図15及び図18の説明では、印刷するページのトナー像をTz(7)のみとして説明したが、これに限らない。即ち、後続するページのトナー像をTz(8)がある場合は、前述のタイミングt4−6の中間転写ベルト60の一時停止を行い、かつ、後続するページのトナー像Tz(8)の画像形成動作が開始前であるときは、後続するページのトナー像Tz(8)の画像形成動作を開始しないようにすることも可能である。
10 印刷媒体
30 媒体搬送路
40 ピックアップローラ
41〜46 搬送ローラ対
60 中間転写ベルト
70 画像形成部
71〜74 トナー像形成部
75 二次転写部
91〜97 媒体センサ
Tz トナー像
Tz(n−1) 先行するページのトナー像
Tz(n) 後続するページのトナー像
Q1 第1の転写位置
Q2 第2の転写位置
Claims (8)
- 無端状の中間転写ベルトを有し、トナー像を形成する画像形成手段から前記中間転写ベルトに対しトナー像を転写する第1の転写位置と、搬送路を搬送される印刷媒体に前記中間転写ベルト上の前記トナー像を転写する第2の転写位置を有する画像形成装置において、
複数ページの前記トナー像を印刷するとき、先行するページに相当する印刷媒体に搬送異常があって、前記印刷媒体の搬送が前記第2の転写位置に到達できないことが判断されたとき、
前記第1の転写位置における後続するページの前記トナー像の転写未完了部分の第1の距離をln(n)とし、前記先行するページの前記トナー像の先端から前記第2の転写位置までの第2の距離をlmとし、前記中間転写ベルトを停止した後に再開するまでに必要な距離をLαとしたとき、ln(n)<lm−Lα ・・・(1)
の関係が成立する場合、前記第1の転写位置における前記後続するページの前記トナー像の前記転写未完了部分の転写を継続し、前記転写未完了部分の転写が完了するまでは前記中間転写ベルトの駆動を一時停止せず継続することを特徴とする画像形成装置。 - 前記トナー像の前記転写未完了部分の転写の完了後、前記中間転写ベルトを一時停止し、前記中間転写ベルトの再起動後、前記第2の転写位置で前記先行するページの前記トナー像を印刷媒体に転写することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記(1)式の関係が成立しない場合、前記第1の転写位置における前記後続するページの前記トナー像の前記転写未完了部分の転写を中止し、前記中間転写ベルトの駆動を停止することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- トナー像を形成する画像形成手段と、表面に前記トナー像が転写される無端状の中間転写ベルトと、印刷媒体を搬送する搬送手段とを有し、
前記画像形成手段で形成された印刷用の前記トナー像を前記中間転写ベルト上に第1の転写位置で転写し搬送した後、前記中間転写ベルト上の前記トナー像を第2の転写位置で前記搬送手段により搬送された印刷媒体に転写する画像形成装置において、
先行するページの第1のトナー像及び後続するページの第2のトナー像からなる複数ページの前記トナー像を印刷するとき、前記中間転写ベルト上に転写された前記第1のトナー像が前記第2の転写位置に到達するタイミングに前記印刷媒体を所定の位置まで搬送できないと判断され、
且つ、前記第1の転写位置における前記第2のトナー像の転写未完了部分の第1の距離をln(n)とし、前記第1のトナー像の先端から前記第2の転写位置までの第2の距離をlmとし、前記中間転写ベルトを停止した後に再開するまでに必要な距離をLαとしたとき、ln(n)<lm−Lα ・・・(1)
の関係が成立すると判断された場合に、
前記第1の転写位置での画像形成手段による画像形成動作の完了後に前記中間転写ベルトを一時停止することを特徴とする画像形成装置。 - 前記第2の転写位置で前記第1のトナー像が前記印刷媒体に転写されるように、前記搬送手段による前記印刷媒体の媒体搬送動作と同期して前記中間転写ベルトを再起動することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記画像形成手段は前記第1のトナー像に続いて前記第2のトナー像の形成を行う場合であって、
前記(1)式の関係が成立しないと判断された場合に、
前記画像形成手段は前記第2のトナー像形成動作を中止し、且つ、前記第1のトナー像が前記第2の転写位置に到達する前に、前記中間転写ベルトを停止することを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成手段は、前記第1のトナー像に続いて前記第2の前記トナー像の形成を指示されている場合であって、
前記第2の転写位置に前記第1のトナー像が到達するタイミングに前記印刷媒体を所定の位置まで搬送できないと判断され、
かつ、前記第1の転写位置で前記画像形成手段による前記第2のトナー像の形成動作が開始前であるときは、前記第2のトナー像の形成を開始しないことを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。 - 画像形成手段で作成されたトナー像を無端状の中間転写ベルトに対し第1の転写位置で転写する第1の転写工程と、
印刷媒体を搬送路へ搬送する媒体搬送工程と、
前記中間転写ベルト上の前記トナー像を前記媒体搬送工程により搬送される前記印刷媒体に対し、第2の転写位置で転写する第2の転写工程と、
複数ページの前記トナー像を印刷するとき、先行するページに相当する印刷媒体に搬送異常があって、前記トナー像が前記第2の転写位置に到達するタイミングでは、前記印刷媒体が前記第2の転写位置に到達できないことを判断する搬送判断工程と、
前記第1の転写位置における後続するページの前記トナー像の転写未完了部分の第1の距離をln(n)とし、前記先行するページの前記トナー像の先端から前記第2の転写位置までの第2の距離をlmとし、前記中間転写ベルトを停止した後に再開するまでに必要な距離をLαとしたとき、ln(n)<lm−Lα ・・・(1)
の関係を算出する算出工程と、
前記搬送判断工程で前記印刷媒体が前記第2の転写位置に到達できないことを判断され、前記算出工程で前記(1)式が成立したとき、前記第1の転写工程での画像形成手段による画像形成動作の完了後に前記中間転写ベルトの駆動を一時停止する中間転写ベルト駆動停止工程を含むことを特徴とする画像形成装置の画像形成方法。
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