JP2009098267A - 画像形成装置及びその色ずれ補正方法。 - Google Patents

画像形成装置及びその色ずれ補正方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】搬送ベルトによって搬送される記録紙に、搬送路に沿って配設された複数の画像形成ユニット及び転写部材で順次トナー像を転写するカラープリンタにおいては、記録紙を搬送する際の搬送速度の変動によっても色ずれが生じ、これを補正するのが困難であった。
【解決手段】搬送ベルト18によって記録紙40を搬送していない状態で、画像形成ユニット2Kによって形成された黒パターンを搬送ベルト18に転写し、この搬送ベルト18によって記録紙40を搬送している状態で、画像形成ユニット2Cによって形成されたシアンパターンを通常印刷時の所定の転写タイミングで搬送ベルト18に転写し、両パターンの相対的な位置ずれ情報を検出し、記録紙40への実際の印刷時に、位置ずれ情報に基づいて記録紙40の搬送速度を補正する。
【選択図】図8

Description

本発明は、電子写真方式を用いた画像形成装置に関し、特にカラー画像形成時の色ずれ補正方法に関する。
従来、複数の画像形成ユニットにより複数色の画像データを順次重ね合わせてカラー印刷を行う画像形成装置において発生する色ずれ方法として、例えば、装置への電源投入時に、トナーの転写部材であり転写媒体の搬送部材でもある搬送ベルト上に直接色ずれ検出用パターンを印刷し、色ずれセンサでこの色ずれ検出用パターンを読み取り、検出された色ずれ量を使って、画像データの書き出し位置を調整するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開平10―315545号公報(第11〜14頁、図10)
然しながら、上記した従来の方法においては、色ずれ量を検出するときの状態が実印刷状態とは異なっている。即ち、従来技術では位置ずれ検出パターンを印刷する際に、転写媒体としての印刷用紙がフィードされていないため、フィード時に生ずる、給紙部や排紙部の走行負荷による色ずれ量が考慮されないまま色ずれ補正が実施されることになり、このため実印刷状態においては正確な色ずれ補正が行えないという問題があった。
本発明の目的は、これらの問題点を解消し、印刷用紙をフィードする実印刷状態において発生する色ずれも含めた色ずれ補正を可能とする画像形成装置及びその色ずれ補正方法を提供することにある。
本発明による画像形成装置は、像担持体に現像剤を付着させて現像する複数の画像形成ユニットを有する画像形成装置において、
前記像担持体との間で転写媒体を挟持搬送する転写部と、該転写部を駆動するための転写部駆動手段と、前記転写媒体を前記転写部に送り出す搬送回転部材と、該搬送回転部材を駆動する為の搬送回転部材駆動手段と、前記転写部の表面に付着した現像剤の色ずれ量を検出する色ずれ量検出部と、前記色ずれ量検出部により検出された色ずれ量に応じて前記搬送部材駆動手段の速度を変更する制御部とを備え、
前記制御部は印刷動作が開始されて対象となる画像形成部に、前記転写媒体の先端が到達する前後で、検出された前記色ずれ量を基に前記搬送部材駆動手段の速度を制御することを特徴とする。
本発明による画像形成装置の色ずれ補正方法は、像担持体に現像剤を付着させて現像を形成する画像形成ユニットを、搬送ベルトによって搬送される転写媒体の搬送経路に沿って複数配置し、異なる色の現像を所定のタイミングで順次前記転写媒体に転写する画像形成装置の色ずれ補正方法であって、
前記搬送ベルトによって前記転写媒体を搬送していない状態で、第1の画像形成ユニットによって形成された第1の検出パターンを前記搬送ベルトに転写する工程と、前記搬送ベルトによって前記転写媒体を搬送している状態で、前記第1の画像形成ユニットより、前記転写媒体の搬送方向の下流側に配置された第2の画像形成ユニットによって形成された第2の検出パターンを前記搬送ベルトに転写する工程と、前記第1の検出パターンと前記第2の検出パターンとの相対的な位置ずれ情報を検出する工程と、前記位置ずれ情報を記憶する工程と、前記転写媒体に前記異なる色の現像を前記所定のタイミングで順次転写する際に、前記位置ずれ情報に基づいて前記転写媒体上の転写位置を補正する工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、転写媒体に通常の印刷を実行する際に、転写媒体の搬送条件に起因して発生する、各色の現像の転写媒体への転写位置ずれを補正することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明による画像形成装置としての実施の形態1のプリンタの要部構成を正面からみた要部構成図である。
同図において、プリンタ100は、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の4色を印刷可能な電子写真式プリンタとしての構成を備えている。プリンタ100の内部には、転写媒体である記録紙40の搬送経路に沿ってその上流側から順にブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、及びシアン(C)用の画像形成ユニット2K,2Y,2M,2C(これらを総称する場合は画像形成ユニット2と称す)が配置されている。
記録紙40は、図示しない用紙カセットから一枚ずつ分離して取り出され、所定の搬送経路に沿って搬送される。このうち図1に示す搬送経路には、その上流側から順に、入口走行センサ12、搬送ローラ14及び従動ローラ15、書き込み走行センサ13、無端状で記録紙40の搬送を行う搬送ベルト18、この搬送ベルト18に沿って配置された上記4つの画像形成ユニット2、内部にハロゲンランプなどのヒータ(発熱体)を有して記録紙40を加熱及び加圧し、記録紙40に現像剤であるトナーによる現像の定着を行う定着ユニット50、及び記録紙40の排出を確認する排出センサ30が配設されている。
入口走行センサ12は、記録紙40が搬送ローラ14の手前まで到達したことを検出するためのセンサであり、書き込み走行センサ13は、記録用紙40が搬送ベルト18の直前まで到達したことを検出し、更に各画像形成ユニット2がこの検出に同期した所定のタイミングで後述する転写動作を開始するためのセンサである。
搬送ローラ14は、入口走行センサ12が記録紙40を検出した後の、更に記録紙40が従動ローラ15とのニップ部に突き当たった後のタイミングで搬送を開始し、これにより記録紙40の斜行を矯正すると共に、後述するように記録紙40の搬送を継続する。給紙モータ22はアイドルギヤ21を介して搬送ローラ14を回転させ、従動ローラ15は搬送ローラ14とニップを形成し、搬送ローラ14に連れ周りで回転して記録紙40の搬送を補助する。
各画像形成ユニット2は、それぞれブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のトナー現像を形成するため、各々対応する静電潜像を形成する露光装置3K,3Y,3M,3C(これらを総称する場合は露光装置3と称す)を装着している。尚、直列に並べられた4つの画像形成ユニット2は全て同じ構成であり、使用されるトナーの色、即ち、ブラック(K)イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のみが異なる。従って、ここでは代表してブラック(K)の画像形成ユニット2Kを例にしてその内部構成を説明し、他の画像形成ユニット2Y,2M,2Cの内部構成についての説明は省略する。
ブラック(K)用の画像形成ユニット2Kは、トナー像を担持する像担持体としての感光体ドラム4K、感光体ドラム4Kの表面を帯電させる帯電ローラ5K、帯電した感光体ドラム4Kの表面に静電潜像を形成する露光装置3K、静電潜像をトナーによりトナー現像として顕像化する現像ローラ6K、トナー(ここではブラック(K))を収容して供給する図示しないトナータンク、現像ローラ6Kにトナータンクのトナーを供給する図示しないトナー供給用スポンジローラ、及び現像ローラ6Kの表面のトナーを薄層化する現像ブレード8Kなどを備える。尚、画像形成ユニット2K中の各ローラに記した矢印は、各ローラの回転方向を示している。
同様にして、帯電ローラ5Y,5M,5C(5Kも含め、これらを総称する場合は帯電ローラ5と称す)、LEDヘッド3Y,3M,3C(3Kも含め、これらを総称する場合はLEDヘッド3と称す)、現像ローラ6Y,6M,6C(6Kも含め、これらを総称する場合は現像ローラ6と称す)、現像ブレード8Y,8M,8C(8Kも含め、これらを総称する場合は現像ブレード8と称す)、及び図示しないトナータンクとトナー供給用スポンジローラが、各々画像形成ユニット2Y,2M,2Cに備えられている。
転写部25は、記録紙40を静電吸着して搬送する前記した搬送ベルト18、アイドルギヤ23を介してベルトモータ24によって回転駆動され、搬送ベルト18を駆動するベルト駆動ローラ17、ベルト駆動ローラ17と対を成して搬送ベルト18を張架するベルト従動ローラ16、前記した各画像形成ユニット2の感光体ドラム4に、それぞれ搬送ベルト18を介して対向して圧接するよう配置され、トナー現像を記録紙40に転写するよう電圧を印加する4つの転写ローラ10K,10Y,10M,10C(これらを総称する場合は転写ローラ10と称す)などを有する。
転写部25の搬送ベルト18及び転写ローラ10は、画像形成ユニット2と同期して駆動され、搬送ベルト18に静電吸着された記録紙40に各色のトナー現像を順次重ね合わせて転写する。このようにして各画像形成ユニット2及び転写部25で画像を転写された記録紙40は、トナー現像を熱と圧力で記録紙40の表面に融着させる定着ユニット50へ送り出される。
定着ユニット50は、内部にヒータを備えた定着ローラ51と、バックアップローラ52とからなるローラ対を備えており、トナー現像が転写されて送り込まれる記録紙40上のトナー現像に熱と圧力を印加してトナー現像を融解して記録紙40に定着させる。定着モータ56は、アイドルギヤ53,54,55を介して定着ローラ51を回転駆動し、バックアップローラ25は定着ローラ24と共に未定着のトナー現像の付着した記録紙40を挟持搬送しながこのトナー現像を定着させるためのローラである。クリーニングブレード26は、後述するように搬送ベルト18上へ転写された位置ずれ検出パターンやその他のトナーを掻き落とす為のもので、掻き落とされた廃トナーは廃トナーボックス27へ貯められる。
排出走行センサ30は、記録紙40が定着ローラ51の上流側で詰まることなく、通過したことを検出するためのセンサであり、そして色ずれセンサ19は、後述するように搬送ベルト18上へ転写された位置ずれ検出パターンを読み取るためのもので、記録紙40の搬送方向とは垂直な方向に間隔を空けて2つ設置されている。
図2は、プリンタ100の本発明に関与する動作を制御する制御系の要部構成を示すブロック図である。以下、図1を参照しながらこの制御系について説明する。
同図中、制御部200は、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、入出力ポート、タイマ、演算部200a、記憶部200b等によって構成され、PC等の上位装置から画像データ及び制御コマンドを受信すると、プリンタ100(図1)の全体のシーケンスを制御し、各種印刷プロセス条件を変更しながら印刷動作を各制御部201〜204に指示する機能を有する。演算部200aでは、後述するように色ずれセンサ19から入力したセンサ出力に基づいて速度補正量を算出し、記憶部200aは、この速度補正量を後述する黒パターン形成領域71の各領域に対応させて保存する。センサ群205は、プリンタ100の動作状態を監視するための各種センサ、例えば用紙位置を検出する入口走行センサ12、書込み走行センサ13、及び排出走行センサ19(図1)や、上記した色ずれを検知する色ずれセンサ19(図1)等からなる。
画像形成制御部201は、制御部200の指示によって、トナー現像を形成する画像形成部60の各動作を制御する。ここでの画像形成部60は、直列に並べられた4つの画像形成ユニット2及び転写ローラ10等が相当し、例えば、各画像形成ユニット2(図1)の感光体ドラム4を駆動する図示しない画像形成ユニット駆動モータの回転動作、各露光装置3(図1)の露光開始タイミングを含む露光動作、転写ローラ10への電圧印加等を実行する。給紙搬送制御部202は、制御部200の指示によって、記録紙40を搬送するための動作、例えば図1に示す搬送ローラ14を回転駆動する給紙モータ22や、図示しない用紙カセットから記録紙を一枚ずつ分離して搬送路に送り出すための給紙部210の図示しない各ローラを駆動するモータの回転動作、等を実行する。
ベルト駆動制御部203は、制御部200の指示によって、図1に示すベルト駆動ローラ17を駆動するベルトモータ24の回転動作を実行して、搬送ベルト18の矢印方向移動を制御する。定着制御部204は、制御部200の指示によって、定着ユニット50(図1)の定着ローラ51及びバックアップローラ52を回転駆動する定着モータ56、及び図示しない熱源としてのハロゲンランプ等の動作を制御し実行する。
以上の構成において、プリンタ100が行なう色ずれ補正時の各部の動作について、以下に説明する。図3、図4は、転写媒体である記録紙40が、搬送ローラ14と従動ローラ15の対、及び搬送ベルト18と各感光体ドラム4によって搬送される搬送動作を説明するための動作説明図である。先ず図1〜図4を参照しながら、記録紙40の搬送動作について説明する。
プリンタ100は、図示しない電源スイッチがオンされると、イニシャル動作を開始する。一般的に、イニシャル動作では、色ずれ補正、濃度補正、消耗品の実装状態、定着ユニット50の図示しないヒータのプレヒート等が行われ、所定の確認動作や準備がすべて終了するとオンライン状態になり、PC等の上位装置からの画像データ及び制御コマンドの受信が可能な状態となる。
印刷命令により印刷が開始されると、記録紙40が、図示しない用紙カセットから搬送路に送り出され、やがて入口走行センサ12(図1)に至ってその先端部の通過が検出される。搬送ローラ14は、入口走行センサ12によるこの検出に同期して回転を開始し、図3に示すようにニップを形成する従動ローラ15と共に記録紙40の斜行を矯正しつつこれを搬送する。
尚、図3、図4では、搬送ローラ14と従動ローラ15とのニップ部のニップ位置をP6、書き込み走行センサ13による用紙検出位置をP1、搬送ベルト18を介して各転写ローラ10K,10Y,10M,10Cと対向する感光体ドラム4K,4Y,4M,4Cとで形成されるニップ部のニップ位置をP2〜P5として示している。
書き込み走行センサ13は、検出位置P1で記録紙40の通過を検出し、用紙通過を示す印刷プロセス開始トリガ信号を制御部200(図2)に通知する。制御部200は、この通知を受けて、各制御部201,202,203,204に印刷プロセス開始のための制御を指示する。これにより、例えば各画像形成ユニット2は、所定の転写タイミングで記録紙40への転写を実行することにより、記録紙40の所望位置に各色のトナー現像を転写できるように、各露光装置3による上記トリガ信号に同期した感光体ドラム4への露光を開始する。
記録紙40は、検出位置P1を通過した後、その先端部が搬送ベルト18に達し、先端部から順次搬送ベルト14に吸着されて同方向移動を続け、やがて図4に示すようにその先端部が搬送ベルト18と感光体ドラム4Kのニップ部であるニップ位置P2に達する。記録紙40の先端部がニップ位置P2を通過すると、感光体ドラム4Kと搬送ベルト18で挟持された記録紙40は、ニップ位置P2では、ベルトモータ24(図1)の駆動力を受けた搬送ベルト18のベルト搬送速度Vbで搬送され、ニップ位置P6では、給紙モータ22の駆動力を受けた搬送ローラ14のローラ搬送速度Vrで搬送されようとする。
ここで、ローラ搬送速度Vrが搬送目標速度にあるベルト搬送速度Vbより小さい場合には、記録紙40は、ニップ位置P2のニップ部に入り込む瞬間にブレーキとなる負荷を受け、搬送目標速度よりも一瞬遅い速度で搬送されることになり、これに伴ってベルト搬送速度Vbも搬送目標速度よりも一瞬遅い速度となる。これらの速度低下は、記録紙40がニップ位置P2のニップ部に挿入されるときの摩擦負荷とニップ位置P6で記録紙40が受けるブレーキ負荷が原因であり、記録紙40の先端がニップ位置P2のニップ部を通過した段階で解消される。後述するように、この一瞬の速度低下が色ずれの要因となる。
続いて記録紙40の先端がニップ位置P3に到達するとき、記録紙40と搬送ベルト18のベルト搬送速度Vbは既に搬送目標速度で安定しているため、記録紙40によって受ける負荷の影響は無いが、先端がニップ位置P3のニップ部に挿入するときの摩擦負荷はニップ位置P2での場合と同様に発生する。このため、ここでも記録紙40と搬送ベルト18のベルト搬送速度Vbは、共に搬送目標速度よりも一瞬遅い速度となるが、記録紙40がニップ位置P2、P3の2つのニップ部による強い搬送力を受けるため、ここでの速度低下は、ニップ位置P2での速度低下に比べて小さくなる。
同様にして、記録紙40の先端部がニップ位置P4,P5を通過する際にも記録紙40と搬送ベルト18のベルト搬送速度Vbは、ニップ部に挿入するときの摩擦負荷を受けて一瞬遅い速度となるが、その低下量は、搬送力を受けるニップ部の数が増えるにつれて搬送力が増加し、摩擦負荷の影響が低下するために小さくなっていく。
以上のようにして記録紙40は、各画像形成ユニット2K,2Y,2M,2C(図1)を順次通過し、各画像形成ユニット2と転写ローラ10は、記録紙40がニップ位置P2〜P5の対応するニップ部を通過するタイミングで、順次各色のトナー画像を記録紙40に転写する。
図5は、ベルト搬送速度Vb>ローラ搬送速度Vr の状態で、上記したように、記録紙40が各ニップ位置P2〜P5を通過して順次トナー画像が転写される際の、搬送ベルト18のベルト搬送速度Vbの変化を示す速度変化図である。同図において縦軸はベルト搬送速度Vbを、横軸は時間経過をそれぞれ示し、時刻t1は記録紙40の先端が図3,4に示す検出位置P1に達した時刻であり、時刻t2〜t5は記録紙40の先端が図3,4に示すニップ位置P2〜P5に順次達した時刻を示している。
記録紙40の先端が書き込み走行センサ13による用紙検出位置P1に達した時刻t1の段階では、また搬送ベルト18は負荷を受けないため、ベルト搬送速度Vbは搬送目標速度で駆動されている。記録紙40の先端がニップ位置P2達した時刻t2において、前記したように搬送ベルト18が負荷の影響を最も大きく受けてベルト搬送速度Vbが一時的に変動してレベルaまで低下する。但し、この速度変動は、記録紙40の先端がニップ位置P1のニップ部を通過し、再び安定した搬送ができる状態になるまでの短時間のみである。
同様に、記録紙40の先端が、ニップ位置P3に達した時刻t3、ニップ位置P4に達した時刻t4、そしてニップ位置P5に達した時刻t5にも、前記したように摩擦負荷の影響を受けてベルト搬送速度Vbが一時的に変動し、それぞれレベルb、レベルc、そしてレベルdまで低下する。低下した時の速度レベルは、前記した理由によって、
レベルa<レベルb<レベルc<レベルdの関係がある。
尚、ベルト搬送速度Vb≦ローラ搬送速度Vrの場合には、記録紙40が弛む場合があるものの、ベルト搬送速度Vbは搬送目標速度で駆動される。
次に、ベルト搬送速度Vbの変動と色ずれの関係について説明する。
図6は、記録紙40の搬送速度が、各ニップ位置P2〜P5で上記したようにレベル変動する際の位置ずれ量を示すグラフである。同図のグラフにおける縦軸は搬送経路上の各ニップ位置P1〜P5の距離を示し、横軸は上記した時刻t1〜t5を含む時間軸である。同図の線L1は、記録紙40の搬送速度に変動がなく、常に搬送目標速度で搬送された場合の記録紙40の移動の様子を示す。以後、この搬送状態を無負荷状態での搬送と称す。一方、線L2は、各ニップ位置P2〜P5で上記したように速度変動する際の記録紙40の移動の様子を示している。以後、この搬送状態を負荷状態での搬送と称す。
同図に示すように、記録紙40が無負荷状態で搬送される場合、記録紙40は、時間経過に単純に比例して各ニップ位置を通過していく。一方、記録紙40が負荷状態で搬送されると、記録紙40は、その先端が、ニップ位置P2を通過する時刻t2以後遅れ量D1の遅れを生じ、ニップ位置P3を通過する時刻t3以後遅れ量D2の遅れを生じ、ニップ位置P4を通過する時刻t4以後遅れ量D3の遅れを生じ、ニップ位置P5を通過する時刻t5以後遅れ量D4の遅れを生じる。
尚、各ニップ位置P2〜P5で発生する遅れは、前記した変動時の速度レベルa、速度レベルb、速度レベルc、速度レベルdによって決まり、遅れ量D2〜D4はこれらの遅れが蓄積されたものとなる。また同図に示す傾きa〜dは、それぞれ速度レベルa〜速度レベルdを示すものである。従って、各ニップ位置P2,P3,P4,P5で発生する遅れ量は、D1,(D2−D1),(D3−D2),(D4−D3)となる。
従って、図1に示すプリンタ100において、各色のトナー像を重ね合わせる際に、例えば、記録紙40が書き込み走行センサ13を通過してから、無負荷状態で搬送される記録紙40が各ニップ位置を通過するタイミングに合わせてトナー像の転写タイミングを設定し、この無負荷時設定タイミングで上記した負荷状態で搬送される記録紙40にトナー像を転写すると、各色(K),(Y),(M),(C)のトナー現像は、それぞれ遅れ量D1,D2,D3,D4の位置ズレを生じた状態で記録紙40に転写されることになる。
次に、上記した遅れ量D1〜D4の検出方法について説明する。
図7は、上記した遅れ量D1〜D4を検出するため、搬送ベルト18に転写される位置ずれ検出パターンの詳細について説明するためのパターン説明図である。位置ずれ検出パターンは、例えば搬送ベルト18の幅方向の両端部に転写されるが、ここでは、位置ずれ検出パターンが記録紙40の搬送方向を基準とする左側の端部にのみ形成され、色ずれセンサ19がこれらの形成された位置ずれ検出パターンを検出するものとして説明する。
この位置ずれ検出パターンは、後述するように、ベルト搬送速度Vbが、記録紙40が搬送されない無負荷状態の搬送目標速度で駆動されている搬送ベルト18に対して、画像形成ユニット2K及び転写ローラ10Kによって転写される黒パターン70kと、上記した無負荷時設定タイミングで、後述するように無負荷状態及び負荷状態で画像形成ユニット2C及び転写ローラ10Cによって転写されるシアンパターン70cとからなる。
黒パターン70kは、所定のパターン間隔Wpで搬送方向に幅Wkで形成され、シアンパターン70cは、同じく所定の間隔Wpで搬送方向の幅Wcで形成される。黒パターン70kの幅Wkはシアンパターン70cの幅Wcより広く、且つ位置ずれが生じたときにシアンパターン70cが隣接する黒パターン70kと重ならないように、黒パターン70kの幅Wk及びパターン間隔Wpが設定されている。更に、各パターンは、位置ずれが生じていない状態で、対となる黒パターン70kとシアンパターン70cの先端位置が一致する形状に設定されている。
尚、この検出パターンに、最上流の画像形成ユニット2Kと最下流の画像形成ユニット2Cで形成されトナー像を使用するのは、後述するように、全てのニップ位置P2〜P5で生じる位置ずれが検出可能となるからである。各部での位置ずれを全て検出する必要がない場合には、他の色の組み合わせでもかまわない。
図8は、これらの検出パターンが搬送ベルト18上に形成される過程を示す動作説明図である。尚、同図中に点線で示す搬送ベルト18上の領域は、画像形成ユニット2K及び転写ローラ10Kによって転写される黒パターン70kが形成された黒パターン形成領域71である。図9は、検出パターン形成過程の各過程で形成される検出パターンの形状を示す検出パターン形状図である。
先ず、図8(a)に示すように、少なくとも黒パターン70kの黒パターン形成領域71の先端がニップ位置P5に至るまで、無負荷状態で黒パターン70kが転写されるように、即ち記録紙40が搬送ベルト18に至らないように、記録紙40の搬送タイミングが設定される。
その後、記録紙40が搬送されてその先端がニップ位置P2に至るとベルト搬送速度Vbが一時的に変動してレベルaまで低下する。図8(b)はこの時の状態を示すものである。従って、この図8(b)の状態となるまでにニップ位置P5を通過した黒パターン形成領域71の領域71aには、搬送ベルト40に遅れが生じていない状態でシアンパターン70cが重ねて転写されるため、図9(a)に示すように色ずれのない検出パターンが形成される。
その後、記録紙40が更に搬送されてその先端がニップ位置P3に至るとベルト搬送速度Vbが一時的に変動してレベルbまで低下する。図8(c)はこの時の状態を示すものである。従って、この図8(c)の状態となるまでにニップ位置P5を通過した黒パターン形成領域71の領域71bには、記録紙40の先端がニップ位置P2に至ったときに生じたレベル変動で生じた遅れ量D1(図6)に相当する色ずれが生じ、図9(b)に示すように、黒パターン70kに対して遅れ量D1だけシアンパターン70cが搬送方向にずれて転写される。
その後、記録紙40が更に搬送されてその先端がニップ位置P4に至るとベルト搬送速度Vbが一時的に変動してレベルcまで低下する。図8(d)はこの時の状態を示すものである。従って、この図8(d)の状態となるまでにニップ位置P5を通過した黒パターン形成領域71の領域71cには、前記遅れ量D1に記録紙40の先端がニップ位置P3に至ったときに生じたレベル変動で生じた遅れ分が追加された遅れ量D2(図6)に相当する色ずれが生じ、図9(c)に示すように、黒パターン70kに対して遅れ量D2だけシアンパターン70cが搬送方向にずれて転写される。
その後、記録紙40が更に搬送されてその先端がニップ位置P5に至るとベルト搬送速度Vbが一時的に変動してレベルdまで低下する。図8(e)はこの時の状態を示すものである。従って、この図8(e)の状態となるまでにニップ位置P5を通過した黒パターン形成領域71の領域71dには、前記遅れ量D2に記録紙40の先端がニップ位置P4に至ったときに生じたレベル変動で生じた遅れ分が追加された前記遅れ量D3(図6)に相当する色ずれが生じ、図9(d)に示すように、黒パターン70kに対して遅れ量D3だけシアンパターン70cが搬送方向にずれて転写される。
その後、記録紙40は更に搬送され、その先端がニップ位置P5を通過する。図8(e)は記録紙40の先端がニップ位置P5を所定量通過した時の状態を示すものである。従って、記録紙40の先端がニップ位置P5を通過した後にニップ位置P5を通過した黒パターン形成領域71の領域71eには、前記遅れ量D3に記録紙40の先端がニップ位置P5に至ったときに生じたレベル変動で生じた遅れ分が追加された前記遅れ量D4(図6)に相当する色ずれが生じ、図9(e)に示すように、黒パターン70kに対して遅れ量D4だけシアンパターン70cが搬送方向にずれて転写される。
但し、図8から理解されるように、黒パターン形成領域71の領域71eには、記録紙40の先端がニップ位置P2に至った後に黒パターン70kが形成されるため、この領域71eの黒パターン70kは、前記遅れ量D1のずれが生じている。このため、図9(e)に示す、領域71eに現れる実際の色ずれは遅れ量(D4+D1)に相当するものとなるが、ここでは、簡単のため領域71eにおける黒パターン70kの遅れによって生じる影響を除いたD4(=(D4+D1)―D1)で説明する。
更に、黒パターン形成領域71の領域71eにおいて、黒パターン70kにシアンパターン70cを重ねて転写する際には、すでに記録紙40がニップ位置P5に至っているため、これを避けるべく、図7に示すように、検出パターンの形成位置を、搬送方向と直交する記録紙の幅方向において、記録紙40の搬送領域外に設ける必要がある。但し、ニップ位置P5における変動分を検出しない場合にはこの限りではない。
次に、搬送ベルト18に形成された検出パターンを監視し、この検出パターンから色ずれ量(遅れ量)を検出する色ずれセンサ19の出力について説明する。
図1及び図7に示すように、色ずれセンサ19は、例えばベルト駆動ローラ17の近傍のベルトの移動方向の下流側に、且つ検出パターンの通過位置に対応して配置され、図8に示すように、順次通過する、黒パターン形成領域71に転写された領域71a,71b,71c,71d,71eの検出パターン(図9参照)を検出する。図10は、このうち、領域71aから領域71bにかけて形成された検出パターンを検出して出力する、色ずれセンサ出力を各パターンに対応させて示している。
前記したように、黒パターン70kの幅Wkはシアンパターン70cの幅Wcより広く形成され、ここでは例えば2倍程度としている。同図に示す色ずれ変化点は、前記したように図5に示す時刻t2で、搬送ベルト18の搬送速度Vbが搬送目標速度から一時的にレベルaまで低下したことによって生じたものであり、黒パターン形成領域71の領域71aでは、黒パターン70kとシアンパターン70cの先端が一致して色ずれがなく、領域71bでは色ずれが発生して、黒パターン70kに対してシアンパターン70cが搬送方向に遅れ量D1だけずれて形成されている。
色ずれセンサ19は、例えば各検出パターンでの光の反射光量を検出し、黒パターンの量に比例した電圧レベルを示すセンサ出力を制御部200(図2)に出力する。従ってセンサ出力は図10に示すように、領域71aの検出パターンを検出しているときに比べ、領域71bの検出パターンを検出しているときの検出レベルが高くなり、図9に示す各ずれ量D1〜D4に比例した電圧レベルとなる。
尚、図10では、色ずれ変化点の近傍でセンサ出力が傾斜して変化するが、これは色ずれセンサ19が一度に複数の検出パターンを見る場合を想定しているためで、この場合平均化して出力されるため、色ずれ変化点の近傍では出力レベルが傾斜して現れる。
次に、このセンサ出力に基づいて行う、色ずれ補正動作について説明する。
制御部200は、例えばプリンタ100への電源投入時などに色ずれ補正動作を実行する。この色ずれ補正時には、前記したように検出パターンを搬送ベルト18の所定領域に転写するが、図8を用いて説明したように、先ず、図8(a)に示すように、少なくとも黒パターン70kの黒パターン形成領域71の先端がニップ位置P5に至るまで、無負荷状態で黒パターン70kを転写し、その後の所定のタイミングで記録紙40の搬送を開始する。
これにより、前記したように搬送ベルト18の黒パターン形成領域71の各領域71a,71b,71c,71d,71eには、記録紙40の先端部が各ニップ位置P2,P3,P4,P5を通過する際に生じる搬送ベルト18の遅れによって生じる遅れ量D1,D2,D3,D4を示す、図9(a),(b),(c),(d),(e)に示す各検出パターンが形成される。色ずれセンサ19は、これらの検出パターンが形成された搬送ベルト18の各領域が通過する際に、各検出パターンが示す遅れ量D1,D2,D3,D4に比例した電圧レベルv1,v2,v3,v4のセンサ出力を制御部200に送信する。
制御部200は、この電圧レベルv1,v2,v3,v4を速度補正量(%)に換算して各領域と対応して保存する。図11はこのときの換算方法を説明するための換算グラフである。同図に示すように、換算した速度補正量(%)m1,m2,m3,m4は、搬送ベルト18のベルト搬送速度Vbを搬送目標速度に対して何%増加して所定時間だけ駆動することによって遅れ量を補正するか、を示す量で、検出した遅れ量に比例する。
換算した速度補正量(%)m1,m2,m3,m4を各領域71a,71b,71c,71d,71eと対応して保存する方法として、例えば記録紙40が書き込み走行センサ13を通過してからの、時間或いはベルトモータ24の回転量を監視することで、色ずれセンサ19が今どの領域を検出しているかを計ることができるため、これにより各領域71b,71c,71d,71eと、速度補正量(%)m1,m2,m3,m4とを対応させ、保存する。
一方、記録紙40に通常の印刷を実行する際に、プリンタ100は、記録紙40が書き込み走行センサ13を通過してから所定の転写タイミングで、各画像形成ユニット2及び転写部25による転写を開始する。この所定の転写タイミングは、前記したように、例えば記録紙40が書き込み走行センサ13を通過してから、無負荷状態で搬送される記録紙40を基準にして設定されている。
従って、本実施の形態による色ずれ補正を実行しつつ、記録紙40に通常の印刷を実行する際には、記録紙40が書き込み走行センサ13を通過してから記録紙40の先端が対応するニップ位置を通過する直前のタイミングで、所定時間だけ各速度補正量に基づいて給紙モータ22の回転速度を増加してベルト搬送速度Vbを速め、遅れ量を解消する補正を実行する。
即ち、
記録紙40がニップ位置P2に達する直前の所定時間だけ速度補正量m1のモータ速度補正を行ない、
記録紙40がニップ位置P3に達する直前の所定時間だけ速度補正量(m2−m1)のモータ速度補正を行ない、
記録紙40がニップ位置P4に達する直前の所定時間だけ速度補正量(m3−m2)のモータ速度補正を行ない、
記録紙40がニップ位置P5に達する直前の所定時間だけ速度補正量(m4−m3)のモータ速度補正を行なう。
以上のようにモータ速度補正することにより、各ニップ位置P2、P2,P3,P4,P5で発生する遅れD1,(D2−D1),(D3−D2),(D4−D3),(D5−D4)がそれぞれ発生した直後に解消され、各ニップ位置で行われる転写時には、遅れのない状態で転写が行われるため、色ずれが生じない。
以上のように、本実施の形態のプリンタによれば、記録紙に通常の印刷を実行する際に、記録紙の搬送条件に起因して発生する、各色のトナー現像の記録紙への転写位置ずれが補正できるため、色ずれを補正することができる。また、予め設定される、各画像形成ユニット及び転写部による転写の各転写タイミングに誤差が生じている場合も、これらの誤差を同時に補正することができる。
尚、本実施の形態では、色ずれセンサ19で検出した色ずれに基づいて遅れ量を検出し、実際の印刷時に、搬送ベルト18のベルト搬送速度Vbを補正して色ずれ発生を防止する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば検出した遅れ量に基づいて各トナー像の転写タイミングをずらすことによって、色ずれ発生を防止しても良いなど種々の態様を取り得るものである。
本発明は、プリンタとしての機能を備えた画像形成装置を例にあげて説明を行なったが、これに限定されるものではない。例えば、ファクシミリ装置、複写機、MFP(Multifunction Peripherals)等にも適用可能である。
本発明による画像形成装置としての実施の形態1のプリンタの要部構成を正面からみた要部構成図である。 プリンタ100の本発明に関与する動作を制御する制御系の要部構成を示すブロック図である。 記録紙が、搬送ローラと従動ローラの対、及び搬送ベルトと各感光体ドラムによって搬送される搬送動作を説明するための動作説明図である。 記録紙が、搬送ローラと従動ローラの対、及び搬送ベルトと各感光体ドラムによって搬送される搬送動作を説明するための動作説明図である。 ベルト搬送速度Vb>ローラ搬送速度Vr の状態で、記録紙が各ニップ位置P2〜P5を通過して順次トナー画像が転写される際の、搬送ベルトのベルト搬送速度Vbの変化を示す速度変化図である。 記録紙の搬送速度が、各ニップ位置P2〜P5でレベル変動する際の位置ずれ量を示すグラフである。 遅れ量D1〜D4を検出するため、搬送ベルトに転写される位置ずれ検出パターンの詳細について説明するためのパターン説明図である。 検出パターンが搬送ベルト上に形成される過程を示す動作説明図であり、(a)は記録紙の先端部が用紙検出位置P1に至った状態を示し、(b)〜(e)は記録紙の先端部がそれぞれニップ位置P2,P3,P4,P5に至った状態を示し(f)は、記録紙の先端部がニップ位置P5を所定距離通過した時点の状態を示している。 検出パターン形成過程の各過程で形成される検出パターンの形状を示す検出パターン形状図である。 領域71aから領域71bにかけて形成された検出パターンと、これを検出して出力する色ずれセンサ出力を対応して示した図である。 色ずれセンサの出力と速度補正量の関係を説明するための換算グラフを示した図である。
符号の説明
2K,2Y,2M,2C 画像形成ユニット
3K,3Y,3M,3C 露光装置
4K,4Y,4M,4C 感光体ドラム
5K,5Y,5M,5C 帯電ローラ
6K,6Y,6M,6C 現像ローラ
8K,8Y,8M,8C 現像ブレード
9,14 搬送ローラ
10K,10Y,10M,10C 転写ローラ
12 入口走行センサ
13 書き込み走行センサ
15 従動ローラ
16 ベルト従動ローラ
17 ベルト駆動ローラ
18 搬送ベルト
19 色ずれセンサ
21,23,53,54,55 アイドルギヤ
22 給紙モータ
24 ベルトモータ
25 転写部
26 クリーニングブレード
27 廃トナーボックス
30 排出走行センサ
40 記録紙
50 定着ユニット
51 定着ローラ
52 バックアップローラ
56 定着モータ
60 画像形成部
70k 黒パターン
70c シアンパターン
71 黒パターン形成領域
100 プリンタ
200 制御部
200a 演算部
200b 記憶部
201 画像形成制御部
202 給紙搬送制御部
203 ベルト駆動制御部
204 定着制御部

Claims (10)

  1. 像担持体に現像剤を付着させて現像する複数の画像形成ユニットを有する画像形成装置において、
    前記像担持体との間で転写媒体を挟持搬送する転写部と、
    該転写部を駆動するための転写部駆動手段と、
    前記転写媒体を前記転写部に送り出す搬送回転部材と、
    該搬送回転部材を駆動する為の搬送回転部材駆動手段と、
    前記転写部の表面に付着した現像剤の色ずれ量を検出する色ずれ量検出部と、
    前記色ずれ量検出部により検出された色ずれ量に応じて前記搬送部材駆動手段の速度を変更する制御部と
    を備え、
    前記制御部は印刷動作が開始されて対象となる画像形成部に、前記転写媒体の先端が到達する前後で、検出された前記色ずれ量を基に前記搬送部材駆動手段の速度を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記転写部は、前記転写媒体を搬送する搬送ベルトと、該搬送ベルトを介して前記像担持体に圧接する転写ローラとを有し、前記色ずれ量検出部が前記搬送ベルトの表面に付着した現像剤の色ずれ量を検出することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成部は、前記画像形成ユニットと該画像形成ユニットの前記像担持体と前記転写ローラによるニップ部であることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 像担持体に現像剤を付着させて現像を形成する画像形成ユニットを、搬送ベルトによって搬送される転写媒体の搬送経路に沿って複数配置し、異なる色の現像を所定のタイミングで順次前記転写媒体に転写する画像形成装置の色ずれ補正方法であって、
    前記搬送ベルトによって前記転写媒体を搬送していない状態で、第1の画像形成ユニットによって形成された第1の検出パターンを前記搬送ベルトに転写する工程と、
    前記搬送ベルトによって前記転写媒体を搬送している状態で、前記第1の画像形成ユニットより、前記転写媒体の搬送方向の下流側に配置された第2の画像形成ユニットによって形成された第2の検出パターンを前記搬送ベルトに転写する工程と、
    前記第1の検出パターンと前記第2の検出パターンとの相対的な位置ずれ情報を検出する工程と、
    前記位置ずれ情報を記憶する工程と、
    前記転写媒体に前記異なる色の現像を前記所定のタイミングで順次転写する際に、前記位置ずれ情報に基づいて前記転写媒体上の転写位置を補正する工程と
    を有することを特徴とする画像形成装置の色ずれ補正方法。
  5. 前記第1の画像形成ユニットは最上流に配置された画像形成ユニットであり、前記第2の画像形成ユニットは最下流に配置された画像形成ユニットであることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置の色ずれ補正方法。
  6. 前記相対的な位置ずれは、前記転写媒体の先端部が、前記各画像形成ユニットの像担持体と該像担持体に対向して配置された各転写部材によって形成された各ニップ部を通過する際に発生する搬送速度の一時的な低下によるものであることを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置の色ずれ補正方法。
  7. 前記転写媒体上の転写位置を補正する工程では、前記転写媒体の先端部が前記各ニップ部を通過した直後に前記転写媒体の搬送速度を一時的に補正することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置の色ずれ補正方法。
  8. 前記転写媒体上の転写位置を補正する工程では、前記所定のタイミングで転写する転写タイミングを補正することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置の色ずれ補正方法。
  9. 前記第1の検出パターンと前記第2の検出パターンとは、互いに重なるように形成され前記搬送方向における長さ及び光反射特性が異なることを特徴とする請求項4乃至8の何れかに記載の画像形成装置の色ずれ補正方法。
  10. 前記位置ずれ情報を検出する工程では、前記第1の検出パターンと前記第2の検出パターンによって形成されるパターンの反射光量を検出することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置の色ずれ補正方法。



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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011059637A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Ricoh Co Ltd 色ずれ補正用パターン、画像形成装置、および色ずれ補正方法
JP2015011220A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 株式会社沖データ 電気機器、及び画像形成装置

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