JP2007210693A - 給紙装置、画像形成装置及び給紙方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】レジストローラにより搬送されるシートの曲がりや斜行を防止する。
【解決手段】レジストローラの上流にループを形成するループローラの駆動手段にワンウェイクラッチを設けるとともに、レジストローラによるシートの搬送開始時に、レジストローラの搬送速度よりも低い搬送速度でループローラが回転するようにループローラを駆動する。
【選択図】図3

Description

本発明はシートを搬送する給紙装置、画像形成装置及び給紙方法に関する。
給紙装置、特に、画像の転写位置に向けてシートを搬送する給紙装置は、シートを正しいタイミング及び姿勢で搬送することが要求される。シート搬送のタイミングや姿勢が正しくないと、画像がシート上の正しい位置、正しい向きで形成されなかったり、ジャム等の搬送不良が発生する。
正しいタイミング及び正しい姿勢でシートを搬送する給紙装置では、一般に、レジストローラを用い、該レジストローラにループローラからシートを供給しながら、レジストローラによりシートの先端を一旦止めてシートのループを形成し、ループ形成後に、レジストローラを制御されたタイミングで起動する給紙方法が用いられる。この給紙方法により、給紙タイミング及びシートの姿勢が制御されるが、このような一般的な給紙方法に対して、搬送の高速化や搬送精度の高度化を目的として、様々な改良が行われてきた。
例えば、特許文献1では、転写位置に向けてシートを搬送するレジストローラの上流に配置されたプリレジストローラを該プリレジストローラが軸支されている軸上を移動可能にすることにより、レジストローラによるシートの搬送時に、シートに加わるストレスを軽減することにより、シートの斜め送りを防止することが提案されている。
特許文献2では、転写位置に向けてシートを搬送するレジストローラの上流に設けられ、レジストローラの上流側にループを形成するループローラの駆動系にワンウェイクラッチを設け、ループを形成した後であって、ループローラの駆動を停止した後にも、ループローラがレジストローラによるシート搬送時に、シートに追従してつれ回りするようにした給紙装置が提案されている。
特許文献3では、斜行補正ローラと該斜行補正ローラの上流側に配置された搬送手段を有する給紙装置において、斜行検知手段を前記搬送手段と前記斜行補正ローラとの間に設け、該斜行検知手段の検知結果に基づいて、斜行補正ローラを制御する給紙装置が提案されている。
特開平8−225196号公報 特開平9−77310号公報 特開平11−208939号公報
前記に説明した一般的な給紙装置、即ち、ループを形成した後にレジストローラによりシートを搬送する給紙装置におけるシートの姿勢制御は次のような作用で行われる。
シートの先端がレジストローラに突き当たり、ループが形成されることにより、レジストローラの上流部においてシートが斜めに搬送されている場合でも、シートの先端縁が搬送幅方向(レジストローラの軸方向)に平行になる。なお、ループローラは、ループ形成が完了した時点で停止し、レジストローラの起動と同時に再起動してシートを搬送する。
シートの先端縁が搬送幅方向に平行になった状態で、レジストローラが起動し搬送を開始することにより、斜行が矯正され、シートは正しい姿勢で、且つ、正しい方向に搬送される。
しかしながら、特許文献2に記載されているように、レジストローラの上流において、シートが斜め状態で搬送されると、ループの高さが搬送幅方向の一方で高く、他方で低くなって、皺が発生する等の問題がある。
特許文献1〜3はこのような問題などを解決することを目的としているが、近年、シート上の画像の位置に対する精度の要求が厳しくなってきているとともに、高速化してきているために、特許文献1〜3のような給紙方法も十分ではなくなってきている。即ち、特許文献1の給紙装置では、プリレジストローラの軸方向の移動により、シートに加わるストレスが軽減されはするが、十分でなく、斜め送りや皺の発生の可能性がある。
特許文献2の給紙装置では、ループローラが、レジストローラにより搬送されるシートに追従して、停止状態から立ち上がって回転を開始するために、レジストローラの起動に対応したループローラの起動時に起こる衝撃で、ローラとシートとの間に微少スリップが起こるという問題がある。特に、レジストローラにおけるスリップはシートの斜行の原因となり、画像位置のずれや搬送不良を起こす。
特許文献3の給紙装置は、レジストローラ(特許文献3では斜行補正ローラと言っている)の上流側にループを形成しないアクティブレジストレーション方式の給紙装置であるが、アクティブレジストレーション方式は元来、ループ形成方式に比較して、紙曲がり補正の性能において、劣っており、特許文献3のような工夫によっても、近年要求されているような給紙精度を達成することは困難である。
本発明は、シートを正しいタイミング及び正しい姿勢で搬送する給紙装置に関する従来技術における前記に説明した問題を解決し、高い精度で給紙を行い、高速搬送が可能な給紙装置及びかかる給紙装置を有する画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的は、下記の発明により達成される。
1.
シートを搬送するレジストローラ及び停止している前記レジストローラに向けてシートを搬送し、前記レジストローラの上流側にシートのループを形成するループローラを有する給紙装置において、
前記レジストローラを駆動する第1駆動手段及び前記ループローラを駆動する第2駆動手段を有し、前記第1駆動手段は第1搬送速度でシートを搬送するように前記レジストローラを駆動し、前記第2駆動手段は、少なくとも、前記レジストローラの起動後であって、前記ループが形成されている時間において、前記第1搬送速度よりも低い第2搬送速度で前記ループローラを駆動するとともに、前記第2駆動手段は、シートの前方への移動を許容するワンウェイクラッチを有することを特徴とする給紙装置。
2.
前記ループローラは、シートの搬送幅方向に配列された複数のローラ対を有し、前記ワンウェイクラッチは、前記ローラ対の各々に設けられたことを特徴とする前記1に記載の給紙装置。
3.
前記第1、第2駆動手段は、それぞれ独立した駆動源を有することを特徴とする前記1又は前記2に記載の給紙装置。
4.
前記ループローラは、少なくとも前記ループが形成されている期間において、前記第2駆動手段により駆動されることを特徴とする前記1〜3のいずれか1項に記載の給紙装置。
5.
前記第2駆動手段はトルクリミッタを有することを特徴とする前記1〜4のいずれか1項に記載の給紙装置。
6.
前記第2駆動手段は、停止している前記レジストローラに向けてシートを搬送し、前記ループが形成された段階で一旦停止し、前記レジストローラの起動とほぼ同時に前記第2搬送速度で前記ループローラを駆動制御することを特徴とする前記1〜5のいずれか1項に記載の給紙装置。
7.
前記1〜6のいずれか1項に記載の給紙装置及びシートに画像を形成する転写装置を有し、前記レジストローラは、前記転写装置の転写位置に向けてシートを搬送することを特徴とする画像形成装置。
8.
停止しているレジストローラに対して、ループローラによりシートを搬送し、シートの先端を突き当ててループを形成し、該ループが形成された時点で、前記レジストローラを起動してシートを搬送する給紙方法において、
前記ループローラの駆動系にワンウェイクラッチを設けて、前記レジストローラで搬送されるシートにより前記ループローラがつれ回りするように構成するとともに、前記ループローラのつれ回り開始時点において、前記レジストローラのシート搬送速度よりも低い搬送速度で前記ループローラを駆動することを特徴とする給紙方法。
本発明により、ループローラを駆動する第2駆動手段にワンウェイクラッチを設けたので、レジストローラの搬送開始時に、シートにストレスが加えられて皺が発生したり、シートが斜行して転写位置に搬送され、画像位置がずれたり、搬送不良が発生することが良好に防止される。
また、ワンウェイクラッチの作用で、ループローラがシートに追従し回転を開始する時点において、ループローラが回転駆動されるので、ループローラの起動時の衝撃が緩和されてレジストローラとシート間のスリップが良好に防止され、画像位置のずれや搬送不良が良好に防止される。
以下に、実施の形態により本発明を説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置としてのカラー用の画像形成装置の全体構成を示す図である。
この画像形成装置100は、タンデム構成のフルカラーの画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成部10Y,10M,10C,10Kと、中間転写体ユニット7と、給紙搬送手段21と、定着装置24とから成る。画像形成装置の本体Aの上部には、原稿画像読み取り装置SCが配置されている。
また、本体Aには支持レール82L、82Rを介して引き出し可能にした筐体8が設けられており、筐体8内には画像形成部10Y、10M、10C、10Kと、中間転写体ユニット7が設けられている。なお、筐体8はプロセスカートリッジと呼ばれる本体Aから分離、交換可能な部材として用いるものであってもよい。
図1では、画像形成部10Y、10M、10C、10Kが垂直方向に縦列配置され、各画像形成部を構成する感光体の左側方に中間転写体ユニット7が配置されている。中間転写体ユニット7には、複数のローラ70Rに巻き回された無端ベルト状の中間転写体70及び中間転写体70上に残存したトナーを除去するクリーニング装置6Aから構成される。
イエロー色の画像を形成する画像形成部10Yは、ドラム状の感光体1Y、該感光体1Yの周囲に配置された帯電装置2Y、像露光装置3Y、現像装置4Y、一次転写装置としての一次転写ローラ5Y、クリーニング装置6Yを有する。マゼンタ色の画像を形成する画像形成部10Mは、ドラム状の感光体1M、該感光体1Mの周囲に配置された帯電装置2M、像露光装置3M、現像装置4M、一次転写装置としての一次転写ローラ5M、クリーニング装置6Mを有する。シアン色の画像を形成する画像形成部10Cは、ドラム状の感光体1C、該感光体1Cの周囲に配置された帯電装置2C、像露光装置3C、現像装置4C、一次転写装置としての一次転写ローラ5C、クリーニング装置6Cを有する。黒色画像を形成する画像形成部10Kは、ドラム状の感光体1K、該感光体1Kの周囲に配置された帯電装置2K、像露光装置3K、現像装置4K、一次転写装置としての一次転写ローラ5K、クリーニング装置6Kを有する。
中間転写体ユニット7は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持された半導電性で無端ベルト状の中間転写体70を有する。
画像形成部10Y,10M,10C,10Kにより形成された単色画像は、一次転写ローラ5Y,5M,5C,5Kにより、回動する中間転写体70上に逐次転写されて、合成されたカラー画像が形成される。
給紙カセット20内に収容された記録媒体としてシートPは、送り出しローラ及びシートを1枚に分離する分離ローラで構成される給紙手段21Aにより1枚ずつ給紙され、複数の中間ローラ21B、21C、ループローラ22、レジストローラ23を経て、二次転写ローラ5Aにより形成される転写位置に搬送され、シートP上にカラー画像が一括転写される。カラー画像が転写されたシートPは、定着装置24により定着処理され、排紙ローラ25に挟持されて機外の排紙トレイ26上に載置される。
両面画像形成においては、シートPは表面画像の定着後に下方に進行し、再給紙部27を搬送され、表裏反転した後にループローラ22及びレジストローラ23を経て二次転写ローラ5Aが配置された転写位置に向けて搬送される。
28は手差し給紙部である。
一方、二次転写装置としての二次転写ローラ5AによりシートPにカラー画像を転写した後、シートPが分離された中間転写体70は、クリーニング装置6Aによりクリーニングされ、残留トナーが除去される。
画像形成処理中、一次転写ローラ5Kは常時、感光体1Kに圧接している。他の一次転写ローラ5Y,5M,5Cはカラー画像形成時にのみ、それぞれ対応する感光体1Y,1M,1Cに圧接する。
二次転写装置としての二次転写ローラ5Aは、これをシートPが通過して二次転写が行われる時にのみ、中間転写体70に圧接する。
このように感光体1Y,1M,1C,1K上に帯電、露光、現像によりトナー像を形成し、中間転写体70上に単色トナー像を一次転写して重ね合わせ、それを一括してシートPに二次転写し、定着装置24で加圧及び加熱により固定して定着する。トナー像を中間転写体70に転移させた後の感光体1Y,1M,1C,1Kは、クリーニング装置6Y,6M,6C,6Kで転写時に各感光体上に残留したトナーを清掃した後、上記の帯電、露光、現像のサイクルに入り、次の像形成が行われる。
SSはループローラ22の直ぐ下流に設けられたセンサであり、シートPの通過を検知する。
図2は本発明の実施の形態に係る給紙装置の断面である。
ループローラ22は駆動ローラ221と該駆動ローラに従動して回転する従動ローラ222で構成されるローラ対からなる。駆動ローラ221はゴムローラからなり、従動ローラ222はPOM(ポリオキシメチレン)等の樹脂からなる。241、242はシートをガイドするガイド板であり、下方のガイド板241はシートPのループ形成を可能とするように湾曲している。
レジストローラ23は駆動ローラ231と従動ローラ232とで構成されローラ対からなり、駆動ローラ231はゴムローラからなり、従動ローラ232は金属又は樹脂からなる。
シートPは矢印Xのように進行してループローラ22により搬送され、レジストローラ23に突き当たり、ループを形成した後にレジストローラ23により搬送され、図1の転写ローラ5Aが配置された転写位置に向けて給紙される。
SSはシートPを検知するセンサである。
図3は図2に示す給紙装置の駆動系の概念図である。
レジストローラ23の駆動ローラ231はモータMT2により駆動されて回転し、従動ローラ232は駆動ローラ231に従動して回転する。モータMT2は第1駆動手段を構成する第1駆動源である。
図1のループローラ22は複数のローラ対22A、22Bからなり、ローラ対22A、22Bの駆動ローラ221A、221BはモータMT1により駆動されて回転し、ローラ対22A、22Bの従動ローラ222A、222Bはそれぞれ駆動ローラ221A、221Bに従動して回転する。
駆動ローラ221A、221Bの駆動系中には、シートの搬送の下流方向(図3におけるX方向)へのシートの移動を許容するワンウェイクラッチ223A、223B及びトルクリミッタ224A、224Bが設けられる。駆動ローラ221A、221Bはそれぞれ金属の軸芯上にゴムからなるローラの層を形成したものであるが、ワンウェイクラッチ223A、223B及びトルクリミッタ224A、224Bがそれぞれ、前記軸芯とローラの層との間に設けられる。
モータMT1、ワンウェイクラッチ223A、223B、及びトルクリミッタ224A、224Bは第2駆動手段を構成し、モータMT1は第2駆動源である。
ワンウェイクラッチ223A、223B及びトルクリミッタ224A、224Bは駆動ローラ221を支持する軸225に設けられる。ワンウェイクラッチ223A、223Bは、シートPが図3の矢印Xで示す搬送方向である下流方向に移動するのを許容する作用を有する。
図4は図2に示す給紙装置の作動を示すタイムチャートである。
図4では、ループローラ22及びレジストローラ23の作動・作動停止を示すとともに、駆動・駆動停止、更に、ループローラ22及びレジストローラ23のシート搬送速度である周速を示している。
時点t1において、ループローラ22がモータMT1により駆動されて作動を開始し、シートを搬送する。この時にループローラ22の周速はH1、例えば、500mm/secである。
時点t2においてシートの先端が停止しているレジストローラ23に達するが、ループローラ22A、22Bは作動を継続し、時点t3において停止する、時間T=t2〜t3におけるシート搬送により、ループローラ22A、22Bとレジストローラ23との間にシートのループが形成される。
時点t3のループローラ22の停止においては、慣性でループローラ22がオーバーランする場合があり、これによりループの高さが変動する場合があるが、トルクリミッタ224A、224Bを設けることにより、ループ完成時点におけるループローラ22A、22Bのオーバーランが抑制され、一定した高さのループが形成される。
所定の高さのループが形成された時点t3において、モータMT1によるループローラ22の駆動が停止し、次に、時点t4において、レジストローラ23がモータMT2により駆動されて作動を開始し、シートを搬送する。
時点t3、即ち、ループローラ22の停止時間は、ループローラ22の直ぐ下流に設けられたセンサSS(図1に示す)の先端検知から所定時間経過した時点に設定される。
時点t4、即ち、レジストローラ23の起動時間は、画像形成部10Y、10M。10C及び10Kにおける画像形成のタイミングと同期するように制御されており、この同期により、シートPの先頭に対して、画像の先頭が正しい位置関係となるように画像が形成される。
具体的には、像露光装置3Y、3M、3C、3Kの画像の書き出しに対して、レジストローラ23の起動時点t4が同期するように制御される。
レジストローラ23の起動と同時にループローラ22がモータMT1により駆動される。
なお、ループローラ22の停止時点t3を、ループを検知するループセンサを設け、ループが所定の高さに形成されて時点に設定することも可能である。
レジストローラ23の起動によりシートPが搬送されるが、レジストローラ23の起動時点t4においては、ループローラ22は、ループローラ22とレジストローラ23との間にループがあるために、モータMT1の駆動による搬送速度H2でシートPを搬送する。そして、ループが消滅した時点t5において、ループローラ22は、ワンウェイクラッチの作用で、レジストローラ23により搬送されるシートに追従して回転する。その結果、図4に示すように、ループローラ22の周速は、モータMT1の駆動による周速H2(第2搬送速度)より高い周速H3(第1搬送速度)、例えば、300mm/secとなる。ループローラ22の従動回転における、モータMT1によるループローラ22の周速H2はレジストローラ23の周速H3よりも低い、例えば、H3の2分の1程度に設定されるのが好ましい。
なお、前記に説明したように、ワンウェイクラッチ223A、223Bが駆動ローラ221A、221Bのそれぞれに設けられるので、駆動ローラ221A、221Bはそれぞれ独立して、シートに追従して回転する。従って、ループローラ22がつれまわりを開始する時点t5は搬送幅方向のループの高さが均等でない場合に、図4におけるつれまわり開始時点t5は、ローラ対22Aと22Bとでは異なる。これによって、ループが搬送幅方向に均等でない高さに形成された場合でも、複数のワンウェイクラッチの作用でシートPにストレスを与えることなくシートを正しい方向に搬送する搬送が行われる。
このように、レジストローラ23の起動時点t4の後であって、ループの消滅によりループローラ22がつれ回りを開始する時点t5の前に、ループローラ22を起動するので、ループローラ22の周速は高くなるが、ループローラ22が停止状態から周速H3で回転を開始するのではないので、ループローラ22の増速時における衝撃は小さく、レジストローラ23の起動時におけるシートのスリップはほとんど起こらない。
レジストローラ23の起動後の時点t6において、ループローラ22の駆動は停止するが、レジストローラ23が作動を継続するので、ループローラ22はワンウェイクラッチの作用で回転を継続する。
ループローラ22を駆動する期間t4〜t6は、ループローラ22の従動開始時における衝撃緩和のためには、極く短くてよいが、ループが消滅するまでは、ループローラ22を点線で示すように駆動することが好ましい。
なお、図4の例では、ループローラ22をレジストローラ23と同時に時点t4において起動しているが、ループが形成されている時間の範囲内で、ループローラ22の起動時間をレジストローラ23の起動時間よりも遅らせることも可能である。さらに、レジストローラ23の起動後のループローラ22の駆動において、一定の搬送速度でなく、次第に搬送速度が高くなるような駆動制御を行っても良い。
シートPの後端がループローラ22を通過する時点t7でループローラ22が停止し、時点t7の後の時点t8において、レジストローラ23の駆動が停止して、レジストローラ23が停止する。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置としてのカラー用の画像形成装置の全体構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る給紙装置の断面図である。 図2に示す給紙装置の駆動系の概念図である。 図2に示す給紙装置の作動を示すタイムチャートである。
符号の説明
22 ループローラ
23 レジストローラ
22A、22B ローラ対
223A、223B ワンウェイクラッチ
224A、224B トルクリミッタ
P シート

Claims (8)

  1. シートを搬送するレジストローラ及び停止している前記レジストローラに向けてシートを搬送し、前記レジストローラの上流側にシートのループを形成するループローラを有する給紙装置において、
    前記レジストローラを駆動する第1駆動手段及び前記ループローラを駆動する第2駆動手段を有し、前記第1駆動手段は第1搬送速度でシートを搬送するように前記レジストローラを駆動し、前記第2駆動手段は、少なくとも、前記レジストローラの起動後であって、前記ループが形成されている時間において、前記第1搬送速度よりも低い第2搬送速度で前記ループローラを駆動するとともに、前記第2駆動手段は、シートの前方への移動を許容するワンウェイクラッチを有することを特徴とする給紙装置。
  2. 前記ループローラは、シートの搬送幅方向に配列された複数のローラ対を有し、前記ワンウェイクラッチは、前記ローラ対の各々に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記第1、第2駆動手段は、それぞれ独立した駆動源を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の給紙装置。
  4. 前記ループローラは、少なくとも前記ループが形成されている期間において、前記第2駆動手段により駆動されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の給紙装置。
  5. 前記第2駆動手段はトルクリミッタを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の給紙装置。
  6. 前記第2駆動手段は、停止している前記レジストローラに向けてシートを搬送し、前記ループが形成された段階で一旦停止し、前記レジストローラの起動とほぼ同時に前記第2搬送速度で前記ループローラを駆動制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の給紙装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の給紙装置及びシートに画像を形成する転写装置を有し、前記レジストローラは、前記転写装置の転写位置に向けてシートを搬送することを特徴とする画像形成装置。
  8. 停止しているレジストローラに対して、ループローラによりシートを搬送し、シートの先端を突き当ててループを形成し、該ループが形成された時点で、前記レジストローラを起動してシートを搬送する給紙方法において、
    前記ループローラの駆動系にワンウェイクラッチを設けて、前記レジストローラで搬送されるシートにより前記ループローラがつれ回りするように構成するとともに、前記ループローラのつれ回り開始時点において、前記レジストローラのシート搬送速度よりも低い搬送速度で前記ループローラを駆動することを特徴とする給紙方法。
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