JP6059041B2 - 切削インサートおよび切削工具、並びにそれらを用いた切削加工物の製造方法 - Google Patents
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Description
以下、本発明の実施形態に係る切削インサートについて、図1〜図7を用いて詳細に説
明する。
している一対の主隆起部22aと、一対の主隆起部22aに対して一対の横側面4bのうち隣接する横側面4b側に位置している一対の副隆起部22dと、を有している。ここで、上面視において、一対の副隆起部22dは、前切刃5aの垂線Saを基準にして線対称であり、且つ、垂線Saは前切刃5aのうち中点5amよりも第1横切刃5b1側の端部から離れた部位を通過する。すなわち、図4に示すように、上面視において、一対の副隆起部22dは、上面2の中央領域に位置しているのではなく、左側に偏って位置している。
Sに対する傾斜角が大きい一対の主隆起部22aによって効果的にその幅が絞り込まれるように変形し、その後で、一対の中間隆起部22bに衝突することによって上方に方向転換してカールされるため、比較的幅の広い切屑に対しても安定した排出性を発揮することが可能となる。ここで、基準線Sに対する傾斜角θは、各隆起部22について、底部(上方への傾斜を開始する部位)と頂部とを結ぶ直線を用いて測定するものとする。なお、上面視において、底部および頂部が、前切刃5aとの平行な方向に所定の長さを有する場合には、その中点を用いて測定すればよい。この点、図8および図9においても同様である。これにより、前切刃5aから離れるに従って、対をなす隆起部同士の幅の狭まりの程度が大きくなっていくため、切屑は効果的に絞り込まれるように変形することとなる。また、一対の主隆起部22aおよび一対の副隆起部22dが前切刃5側から順に位置しているため、低送りから高送りまでの広い切削条件範囲において、切屑の排出安定性を向上させることが可能となる。
お、本変形例においては、図6に示すように一対の主隆起部22aの上面22a1もそれぞれ水平面Lに平行となっているため、切屑の左右へのブレをさらに抑制することができ、切屑を前切刃の垂線方向に向かって安定的に排出することができる。
次に、上述の実施形態に係る切削インサートの変形例について、図8〜図11を用いて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
次に、本発明の第1の実施形態に係る切削工具について、上述の実施形態に係るインサート1を装着した切削工具を例に挙げ、図12〜図14を参照しつつ説明する。
先端に挟持する略角柱状のホルダ11と、を備えている。
次に、本発明の第1の実施形態に係る切削工具について、上述の実施形態に係るインサートとは構成が異なる切削インサート1を装着した切削工具を例に挙げ、図15〜図17を参照しつつ説明する。
込んで拘束する「クランプオン方式」を用いている。拘束に際しては、インサート1の上下面2,3のクランプ面26がホルダ11の上顎および下顎に当接している。
(第1の実施形態)
次に、本発明の第1の実施形態に係る切削加工物の製造方法について、上述の第2の実施形態に係る切削工具10を「突っ切り加工」に適用する場合を例に挙げ、図18を参照しつつ説明する。
て生成された切屑は、一対の主隆起部に接触して変形されつつ、補助隆起部との接触によって切屑の排出方向が左右のいずれかに偏るということが抑制されることから、後方に向かって安定的に排出することが可能となる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る切削加工物の製造方法について、上述の第2の実施形態に係る切削工具10を「面取り加工」に適用する場合を例に挙げ、図19を参照しつつ説明する。
程。
2 上面
21 すくい面
21a 前すくい面
α1 すくい角
21b 横すくい面
α2 すくい角
21b1 水平面
21c コーナーすくい面
α3 すくい角
22 隆起部
22a 主隆起部
β1 上昇角
22b 中間隆起部
β2 上昇角
22c 後方隆起部
22c1 上昇部
β3 上昇角
22d 副隆起部
β4 上昇角
22d1 第1副隆起部
22d2 第2副隆起部
22e 補助隆起部
23 立ち上がり面
γ 上昇角
26 装着面(クランプ面)
3 下面
4 側面
4a 前側面
4b 横側面
4c コーナー側面
5 切刃
5a 前切刃
5am 中点
Sa 垂線
5b 横切刃
5b1 第1横切刃
5b2 第2横切刃
5c コーナー切刃
6 貫通穴
I 切削部
II 装着部(クランプ部)
10 切削工具
11 ホルダ
12 固定部材(ねじ)
100 被削材
Claims (13)
- 上面と、
前側面と前記前側面に隣接している一対の横側面とを有する側面と、
前記上面および前記前側面の交線部に位置する前切刃と、
前記上面および前記一対の横側面の交線部に位置する一対の横切刃と、を備え、
前記上面は、上面視において、
前記前切刃から離れるに従って互いの幅が小さくなる、一対の主隆起部と、
前記一対の主隆起部に対して前記一対の横側面のうち隣接する横側面側にそれぞれ位置している、一対の副隆起部と、
前記一対の副隆起部のうちの第1副隆起部、および前記第1副隆起部と隣接する前記一対の横切刃のうちの第1横切刃の間に位置している、補助隆起部と、を有しており、
上面視において、前記一対の副隆起部は、前記前切刃の垂線を基準にして線対称であり、且つ、前記垂線は前記前切刃のうち中点よりも前記第1横切刃側の端部から離れた部位を通過するものであり、
上面視で前記前切刃に平行で且つ前記補助隆起部の頂部を通る直線で切断して得られる断面において、前記第1副隆起部は前記補助隆起部よりも高位である、切削インサート。 - 前記上面は、前記第1横切刃と連続しており、前記第1横切刃から離れるにつれて下方に傾斜している、横すくい面をさらに有しており、
上面視で前記前切刃に平行で且つ前記第1副隆起部および前記補助隆起部の両方を通過する直線で切断して得られる全ての断面において、前記第1副隆起部は前記補助隆起部よりも高位である、請求項1に記載の切削インサート。 - 前記上面は、前記補助隆起部を除き、前記第1横切刃から前記補助隆起部のうち前記第1横切刃から遠い側の端部までの領域が水平である水平面をさらに有する、請求項1に記載の切削インサート。
- 前記上面は、前記一対の横切刃とそれぞれ連続し、前記一対の横切刃から離れるに従って下方に傾斜している、一対の横すくい面をさらに有している、請求項1に記載の切削インサート。
- 上面視において、前記補助隆起部は、前記前切刃に平行な方向における長さが前記前切刃に垂直な方向における長さよりも大きい、請求項1〜4のいずれかに記載の切削インサート。
- 前記一対の主隆起部は、前記前切刃の前記垂線を基準にして線対称である、請求項1〜5のいずれかに記載の切削インサート。
- 前記一対の副隆起部は、前記一対の主隆起部のうち前記前切刃側の端部よりも前記前切刃から離れて位置しており、
前記一対の副隆起部の頂部は前記一対の主隆起部の頂部よりも低い、請求項1〜6のいずれかに記載の切削インサート。 - 前記一対の副隆起部は、前記前切刃から離れるに従って互いの幅が小さくなる、請求項1〜7のいずれかに記載の切削インサート。
- 上面視において、前記前切刃の垂線であって前記一対の主隆起部の前記前切刃側の端部の中点を通る基準線に対して、前記一対の副隆起部の傾斜角は、前記一対の主隆起部の傾斜角よりも大きい、請求項8に記載の切削インサート。
- 前記前切刃から離れるに従って、前記一対の主隆起部および前記一対の副隆起部は上方に傾斜しており、前記一対の副隆起部は上方に傾斜しており、
前記一対の主隆起部の上昇角は、前記一対の副隆起部の上昇角よりも大きい、請求項1〜9のいずれかに記載の切削インサート。 - 前記前切刃と前記一対の横切刃との間にそれぞれ位置しており、上面視において曲線状である、一対のコーナー切刃をさらに備える、請求項1〜10のいずれかに記載の切削インサート。
- 請求項1〜11のいずれかに記載の前記切削インサートと、
前記切削インサートを装着するホルダと、を備える切削工具。 - 請求項12に記載の前記切削工具の前記前切刃あるいは前記コーナー切刃のいずれかを、回転している被削材に接触させる工程と、
前記切削工具と前記被削材とを離す工程と、を備える切削加工物の製造方法。
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