JP5710074B2 - 切削インサートおよび切削工具、ならびにそれらを用いた切削加工物の製造方法 - Google Patents

切削インサートおよび切削工具、ならびにそれらを用いた切削加工物の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、切削インサートおよび切削工具、ならびにそれらを用いた切削加工物の製造方法に関する。
溝入れ加工などに使用可能な切削インサートの一例として、特許文献1に溝入れ工具が開示されている。例えば、特許文献1の図14〜16においては、ブレーカ突起が複数形成され、前逃げ面から離れるにつれてこれらの突起の高さが段階的に高くなっている。具体的には、前逃げ面から離れるにつれて、1段目の突起、2段目の突起および3段目の突起の順に突起の高さが段階的に高くなっている。また、特許文献1の図15〜16では、1段目の突起と2段目の突起との間に、1段目の突起よりも高い補助突起が追加されている。補助突起は、溝入れ加工において、溝方向に対して垂直方向への横送り加工と呼ばれる切削加工を行なう際に切屑を排出するために用いられる。
しかしながら、上述の溝入れ工具は、前逃げ面から離れるにつれて突起の高さが段階的に高くなっている。そのため、例えば、被削材に対して溝入れ加工や突切り加工を行なう際に、切屑が1段目の突起を乗り越えて補助突起に衝突して、補助突起を損傷させるおそれがあった。そのため、上記の加工の後に被削材に対して、面取り加工または溝幅を広げるために前切刃の一方の端部を用いて溝の片側の壁面を切削する加工を行なう際に、補助突起によって切屑を排出させることが十分にできないおそれがあった。
そこで、溝入れ加工および横送り加工において優れた切屑排出性を備える切削インサートが求められていた。
特開2006−150584号公報
本発明の実施形態に係る切削インサートは、上面と、前側面と前記前側面に隣接している一対の横側面とを有する側面と、前記上面および前記前側面の交線部に位置する前切刃と、前記上面および前記一対の横側面の交線部に位置する一対の横切刃と、を備えている。前記上面は、前記前切刃と連続しており、前記前切刃から離れるにつれて下方に傾斜している、前すくい面と、上面視において、前記前切刃から離れて位置しており、前記前切刃から離れるにつれて互いの幅が小さくなる、一対の主隆起部と、上面視において、前記一対の主隆起部に対して前記一対の横側面のうち隣接する横側面の側に位置している、一対の副隆起部と、を有している。前記一対の副隆起部は、前記一対の主隆起部のうち前記前切刃の側の端部よりも前記前切刃から離れて位置しており、前記一対の副隆起部の頂部は前記一対の主隆起部の頂部よりも低い。
本発明の実施形態に係る切削工具は、前記切削インサートと、前記切削インサートを装着するホルダとを備える。
本発明の実施形態に係る切削加工物の製造方法は、前記切削工具の前記前切刃、前記一対の副切刃あるいは前記コーナー切刃のいずれかを、回転している被削材に接触させる工程と、前記切削工具と前記被削材とを離す工程とを備える。
本発明の第1の実施形態に係る切削インサートの側面図である。 図1Aに示す切削インサートを矢印D1の方向から見た上面図である。 図1Aに示す切削インサートを矢印D2の方向から見た平面図である。 図1Aに示す切削インサートの部分を拡大した上面図である。 本発明の第2の実施形態に係る切削インサートの上面図である。 図3Aに示す切削インサートの幅方向の側面図である。 図3Aに示す切削インサートの長手方向の側面図(正面図)である。 図1Aに示す切削インサートの一部分を拡大した上面図であり、図2と同一である。 図4に示す切削インサートのA1−A1線における断面図である。 図4に示す切削インサートのB1−B1線における断面図である。 図4に示す切削インサートのC1−C1線における断面図である。 図1Aに示す切削インサートの一部分を拡大した上面図であり、図2と同一である。 図6に示す切削インサートのA2−A2線における断面図である。 図6に示す切削インサートのB2−B2線における断面図である。 図6に示す切削インサートのC2−C2線における断面図である。 図6に示す切削インサートのA3−A3線における断面図である。 図6に示す切削インサートのB3−B3線における断面図である。 図1Aに示す切削インサートの一の変形例の上面図である。 図8Aに示す切削インサートの側面図である。 図8Aに示すインサートの上面図である。 図8Aに示すインサートの上面図である。 図8Aに示すインサートのB1−B1線における断面図である。 図8Aに示すインサートのA1−A1線における断面図である。 図8Aに示すインサートのC2−C2線における断面図である。 図8Aに示すインサートのB2−B2線における断面図である。 図8Aに示すインサートのA2−A2線における断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る切削工具の斜視図である。 図13Aに示す切削工具の正面図である。 図13Aに示す切削工具の上面図である。 図14Aの一部分を拡大した上面図である。 図13Aに示す切削工具の側面図である。 図15Aの一部分を拡大した側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る切削工具の斜視図である。 図16Aに示す切削工具の正面図である。 図16Aに示す切削工具の上面図である。 図17Aに示す切削工具の一部分を拡大した上面図である。 図16Aに示す切削工具の側面図である。 図18Aに示す切削工具の一部分を拡大した側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る切削加工物の製造方法を示す概略図である。 本発明の第1の実施形態に係る切削加工物の製造方法を示す概略図である。 本発明の第1の実施形態に係る切削加工物の製造方法を示す概略図である。 本発明の第2の実施形態に係る切削加工物の製造方法を示す概略図である。 本発明の第2の実施形態に係る切削加工物の製造方法を示す概略図である。 本発明の第2の実施形態に係る切削加工物の製造方法を示す概略図である。 本発明の第2の実施形態に係る切削加工物の製造方法を示す概略図である。
<切削インサート>
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る切削インサートについて、図1、図2および図4〜図7を用いて詳細に説明する。
図1Aは、本発明の第1の実施形態に係る切削インサート1を示す側面図である。図1Bは切削インサート1を図1Aの矢印D1の方向から見た上面図、図1Cは切削インサート1を図1Aの矢印D2の方向から見た平面図である。
切削インサート1(以下、単にインサート1ということがある)は、図1Aに示すように、略三角板状体をなしており、略三角形の部分が横側面となる向きで用いられる。切削インサート1は、各角部に位置する3つの切削部Iと、中央に位置する装着部IIとを備えている。本実施形態のインサート1は、内径の溝入れ加工、外径の溝入れ加工および突切り加工に使用することができ、溝幅を広げる加工および面取り加工にも使用することができる。
なお、切削インサート1の材質としては、例えば、超硬合金あるいはサーメットなどを用いることができる。超硬合金の組成として、例えば、炭化タングステン(WC)にコバルト(Co)の粉末を加えて焼結して生成されるWC−Co、WC−Co合金に炭化チタン(TiC)を添加したWC−TiC−Co、WC−TiC−Coに炭化タンタル(TaC)を添加したWC−TiC−TaC−Coが挙げられる。サーメットは、セラミック成分に金属を複合させた焼結複合材料である。サーメットとして、例えば、炭化チタン(TiC)、窒化チタン(TiN)などのチタン系化合物を主成分としたものが挙げられる。
上述の材質によって形成されたインサート1の表面に、化学蒸着(CVD)法または物理蒸着(PVD)法によって被膜をコーティングしてもよい。コーティングされる被膜の組成としては、炭化チタン(TiC)、窒化チタン(TiN)、炭窒化チタン(TiCN)およびアルミナ(Al2O3)などが挙げられる。
なお、インサート1の大きさは特に限定されるものではない。本実施形態においては、図1Bにおける上下方向の長さで示されるインサート1の幅方向の長さは1〜8mm、図1Bにおける左右の方向の長さで示されるインサート1の長手方向の長さは10〜15mm程度に設定される。
図2は、図1Aに示す切削インサート1の切削部Iを拡大した上面図である。
本実施形態では、各切削部Iはそれぞれ、上面2と、上面2に接続されている側面4とを有する。上面2の一部はすくい面として機能し、側面4は逃げ面として機能する。側面4は、正面側に位置する前側面4aと、前側面4aに隣接している一対の横側面4bとを有している。
なお、前側面4aと一対の横側面4bとの間には一対のコーナー側面4cが設けられている。また、図1Aに示すように、装着部IIは、貫通穴6とその周囲を囲む装着面26を有している。装着部IIの装着面26は、切削部Iの横側面4bに隣接している。貫通穴6は、ねじを挿入するための穴として機能する。装着面26は、ホルダへの装着の際にホルダと接し、ホルダへ載置する載置面として機能する。
上面2および側面4の交線部には、切刃5が位置している。本実施形態のインサート1は、切刃5として、前切刃5aと、一対の横切刃5bと、曲線状の一対のコーナー切刃5cとを備えている。前切刃5aは、切削部Iの幅方向の交線部、すなわち上面2および前側面4aの交線部に位置している。一対の横切刃5bは、上面2および一対の横側面4bの交線部にそれぞれ位置している。曲線状の一対のコーナー切刃5cは、前切刃5aと一対の横切刃5bとの間にそれぞれ位置しており、前切刃5aおよび一対の横切刃5bを接続している。また、一対のコーナー切刃5cは、上面視において曲線状である。本実施形態において、前切刃5aは前側面4aの側から見たときに直線状である。
上面2は、すくい面21と、隆起部22と、立ち上がり面23とを有している。すくい面21は、切刃5の内側に位置している。隆起部22は、すくい面21の上に位置している。立ち上がり面23は、少なくとも一部が隆起部22よりも前切刃5aから離れて位置しており、前切刃5aから離れるにつれて上方に傾斜している。
上面2は、切刃5の内側にすくい面21を有している。すくい面21は、切屑を擦過させつつ排出方向に導く役割を有する。
すくい面21はランド部を備えていてもよい。ここで、ランド部とは、切削部Iの上面2における切刃5に沿った部分であって、幅が略一定である細い帯状の領域のことをいう。ランド部を備えていることによって、切刃5の先端の強度を向上させて切刃5が欠損することを抑制できる。ランド部は、水平面Lに対して平行であっても良く、また、切刃5から離れるにつれて下方に傾斜しても良い。
本実施形態においては、すくい面21は、前すくい面21aと、一対の横すくい面21bと、一対のコーナーすくい面21cとを有している。前すくい面21aは、前切刃5aと連続しており、前切刃5aから離れるにつれて下方に傾斜している。一対の横すくい面21bは、一対の横切刃5bのそれぞれに連続し、一対の横切刃5bから離れるにつれて下方に傾斜している。一対のコーナーすくい面21cは、前すくい面21aの両側に位置している。また、一対のコーナーすくい面21cは、一対のコーナー切刃5cのそれぞれに連続し、一対のコーナー切刃5cから離れるにつれて下方に傾斜している。
なお、コーナーすくい面21cは、コーナー切刃5cの全領域においてコーナー切刃5cから離れるにつれて下方に傾斜している。図2における二等分線Mは、コーナー切刃5cおよびコーナーすくい面21cを通過している。ここで、「下方あるいは上方への傾斜」は、インサート1を水平面に載置した状態を基準にして判断するものとする。
また、インサート1単独で水平面に載置することが難しい場合には、インサート1をホルダに装着した切削工具を水平面に載置した状態を基準にして、判断すればよい。なお、本願の図3B、図5A、図7C〜Eなどにおいて、載置する水平面と平行な平面について符号Lを用いて示すものとする。
本実施形態において、前すくい面21aのすくい角α1は、コーナーすくい面21cのすくい角および横すくい面21bのすくい角α2よりも大きい。前すくい面21aのすくい角α1を図7Cに示す。また、横すくい面21bのすくい角α2を図5Aに示す。また、コーナーすくい面21cのすくい角は、すくい角α2よりも大きい。例えば、すくい角α1は5〜20°、すくい角α2は0〜15°に設定される。コーナーすくい面21cのすくい角は、例えば、8〜20°に設定される。
本実施形態においては、前すくい面21aおよびコーナーすくい面21cにおいて、前すくい面21aとコーナーすくい面21cとの境界部におけるすくい角が最も大きくなるように設定されている。そして、このすくい角は、当該境界部から横すくい面21bの側に向かうにつれて小さくなるように設定されている。
また、すくい角α2は、前切刃5aから離れるにつれて小さくなっている。そして、一対の横すくい面21bは、上面視において、後述する後方隆起部22cよりも前切刃5aの側に位置している。
図4は、図1Aに示す切削インサートの部分を拡大した上面図である。図4は、図2に示す領域と同一の領域を図示しており、図2において示している符号の一部は図4において省略する。図5Aは、図4に示す切削インサートのA1−A1線における断面図である。図5Bは、図4に示す切削インサートのB1−B1線における断面図である。図5Cは、図4に示す切削インサートのC1−C1線における断面図である。
上面2は、すくい面21の上に隆起部22を有している。隆起部22は、切屑を変形させる役割と、すくい面21とともに切屑を排出方向に導く役割とを有する。
本実施形態においては、隆起部22は、一対の主隆起部22aと、一対の副隆起部22dとを有している。一対の主隆起部22aは、上面視において、前切刃5aから離れて位置している。一対の副隆起部22dは、一対の主隆起部22aに対して一対の横側面4bのうち隣接する横側面4bの側に位置している。言い換えれば、一対の副隆起部22dは、一対の主隆起部22aと一対の横側面4bとの間にそれぞれ位置している。
さらに、隆起部22は、後方隆起部22cと、一対の中間隆起部22bとを有していてもよい。後方隆起部22cは、一対の主隆起部22aよりも前切刃5aから離れて位置しており、前側面4aの側から見た場合に一対の主隆起部22aの間に位置している。一対の中間隆起部22bは、一対の主隆起部22aおよび後方隆起部22cを接続するように位置している。そのため、一対の中間隆起部22bは、少なくとも一部が一対の主隆起部22aおよび後方隆起部22cの間に位置している。また、一対の中間隆起部22bは、上面視において、少なくとも一部が、一対の主隆起部22aよりも前切刃5aから離れた領域に位置している。
そして、本実施形態において、一対の主隆起部22aにおける中間隆起部22bから前切刃5aの側に向かって突出している部分は、前切刃5aから離れるにつれて互いの間隔が小さくなる。言い換えれば、前切刃5aから離れるに従って一対の主隆起部22aの間の距離が短くなっている。これによれば、前切刃5aから離れるにつれて互いの間隔が小さくなっている一対の主隆起部22aによって、前切刃5aにおいて生成された切屑が絞られるように変形するため、良好に切屑を排出することができる。
さらに一対の副隆起部22dにおける中間隆起部22bから前切刃5aの側に向かって突出している部分も、前切刃5aから離れるにつれて互いの間隔が小さくなっている。言い換えれば、前切刃5aから離れるに従って一対の副隆起部22dの間の距離が短くなっている。それに加えて、図6に示すように、上面視において、前切刃5aの垂線であって一対の主隆起部22aの前切刃5aの側の端部同士の中点を通る基準線Sに対して、一対の副隆起部22dの傾斜角θ4は、一対の主隆起部22aの傾斜角θ1よりも大きい。
ここで、基準線Sに対する傾斜角は、各隆起部22について、底部(最も切刃5に近接しており、上方への傾斜を開始する部位)と頂部(水平面Lからの高さの最も高い位置)とを結ぶ直線を用いて測定するものとする。なお、上面視において、底部および頂部が、前切刃5aとの平行な方向に所定の長さを有する場合には、その中点を用いて測定すればよい。後述する図9においても同様にして測定できる。これにより、前切刃5aから離れるに従って、対をなす隆起部同士の間隔が狭くなっていくため、切屑は効果的に絞り込まれるように変形することとなる。
また、一対の主隆起部22aおよび一対の副隆起部22dが前切刃5aの側から順に位置している。そのため、低送りから高送りまでの広い切削条件の範囲において、切屑の排出安定性を向上させることが可能となる。
また、前切刃5aから離れるにつれて、一対の主隆起部22a、一対の中間隆起部22bおよび後方隆起部22cが順に位置している。これにより、高送り条件下において、前切刃5aで生成された厚めの切屑は、一対の主隆起部22aおよび一対の中間隆起部22bによって変形されて剛性が高められる。剛性が高められた切屑を後方隆起部22cに衝突させつつ後方に流すことができる。そのため、隆起部22において切屑が詰まることなく、切削インサート1が、優れた切屑排出性を発揮できる。後方隆起部22cを超えて流れた切屑は、立ち上がり面23に衝突してカールされて排出される。
低送りまたは中送り条件下において、前切刃5aで生成された薄めの切屑は、一対の主隆起部22aおよび一対の中間隆起部22bによって剛性が高められる。さらに後方隆起部22cが存在することによって安定して切屑が排出される。
なお、本実施形態において、一対の主隆起部22aは、前すくい面21aと連続している。そのため、前切刃5aによって生成された切屑の排出過程において、切屑が良好に変形する。また、前すくい面21aの一端、具体的には、前すくい面21aにおける前切刃5aから最も離れた端部は、一対の主隆起部22aよりも前切刃5aから離れた位置まで延在している。すなわち、一対の主隆起部22aによって切屑の変形が始まるまで前すくい面21aは下方へ傾斜している。そのため、一対の主隆起部22aの頂部と前すくい面21aとの高低差を利用して、より安定的に切屑を変形させて排出できる。
後方隆起部22cの上昇部22caは、前すくい面21aよりも前切刃5aから離れて位置している。また、上面視において、前すくい面21aと後方隆起部22cの上昇部22caとの境界領域24は、一対の中間隆起部22bの間に位置している。また、境界領域24の少なくとも一部は、水平面Lに平行な面である。これによれば、下方に傾斜している前すくい面21aを通過した切屑は、水平面Lに平行な面と摩擦することによって排出の速度が低下する。そのため、排出の速度が低下した切屑が後方隆起部22cに接触する際に、切屑の排出方向が大きく変わることを抑制できる。
そして、本実施形態において、一対の副隆起部22dは、一対の主隆起部22aのうち前切刃5aの側の端部よりも前切刃5aから離れて位置しており、一対の副隆起部22dの頂部は一対の主隆起部22aの頂部よりも低い。
これによれば、被削材に対して溝入れ加工または突切り加工を行なう際には、前切刃5aによって生成された切屑は、前すくい面21a上を通過する。このとき切屑は、一対の主隆起部22aに接触した部位が持ち上げられるとともに幅方向に絞られるように変形する。そのため、切屑が安定的に排出される。副隆起部22dは、主隆起部22aの外方に位置しているとともに、主隆起部よりも前切刃から離れており且つ高さが低い。そのため、上述のような切屑の変形や排出に伴う処理に副隆起部22dが殆ど寄与しない。これにより、副隆起部22dの欠損が抑制される。
他方、被削材に対して前切刃5aの端部を用いて溝幅を広げる加工または面取り加工を行なう際には、前切刃5aの端部領域によって生成された切屑は、副隆起部22dに接触することによって変形する。すなわち、上記の溝幅を広げる加工および面取り加工などの加工において、切屑を主隆起部22aに接触させることなく、上記の加工においても切屑を安定的に排出できる。
本実施形態では、上面視において、前切刃5aの延長線と一対の横切刃5bの延長線とにより成す角の二等分線Mの少なくとも一部は、一対の主隆起部22aと一対の副隆起部22dとの間を通過している。これによって、溝幅を広げる加工または面取り加工を行なう際に、生成された切屑は、副隆起部22dに更に接触しやすくなる。そのため、切屑をさらに安定して排出できる。
また、前切刃5aから離れるにつれて、一対の主隆起部22aは上昇角β1で上方に傾斜しているとともに一対の副隆起部22dは上昇角β4で上方に傾斜している。一対の主隆起部22aの上昇角β1は一対の副隆起部22dの上昇角β4よりも大きい。これにより、前切刃5aによって生成された切屑は、一対の副隆起部22dに接触しにくくなる。そのため、切屑が一対の主隆起部22aに優先的に接触するので、一対の副隆起部22dの欠損をより効果的に抑制できる。
例えば、一対の主隆起部22aの上昇角β1は10〜15°に設定される。また、一対の副隆起部22dの上昇角β4は5〜10°に設定される。なお、一対の副隆起部22dの上昇角β4は、上記の数値範囲に限定されるものではない。上昇角β4は、例えば溝幅を広げる加工または面取り加工の際に生成される切屑の進行方向を変えて、切屑を良好に排出するために必要な値に設定できる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係る切削インサートについて、図3を用いて詳細に説明する。
なお、図3A〜図3Cにおいては、上述した図1A〜図1Cおよび図2と同一の構成部分には同一の符号を付して説明は省略する場合がある。なお、本実施形態の切削インサート1は、基本的な構成は第1の実施形態の切削インサート1と同一である。そのため、第1の実施形態の切削インサート1との差異を主に説明し、重複する内容については説明を省略する。
図3Aは、本発明の第2の実施形態に係る切削インサート1の上面図である。図3Bは、図3Aに示す切削インサート1の幅方向の側面図である。具体的には、図3Aに示す切削インサート1を矢印D3の方向から見た側面図である。図3Cは、図3Aに示す切削インサート1の正面図(長手方向の側面図)である。具体的には、図3Aに示す切削インサート1を矢印D4の方向から見た正面図である。
本実施形態における切削インサート1は、略角柱状をなしている。切削インサート1の両端部(図3Aにおける左右の端部)には2つの切削部Iが位置している。2つの切削部Iの間には装着部IIが位置している。装着部IIは、ホルダのクランプ部材で固定される際にホルダと接する装着面26としてクランプ面を有している。本実施形態のインサート1は、溝入れ加工、突切り加工、横送り加工および面取り加工などに使用できる。上記の溝入れ加工は、内径の溝入れ加工および外径の溝入れ加工の両方を含んでいる。
図2は、上述のように、第1の実施形態に係る切削インサート1の切削部Iを拡大した図であるとともに、本実施形態に係る切削インサート1の切削部Iを拡大した図でもある。
本実施形態では、切削部Iは、上面2と、下面3と、上面2と下面3に接続されている側面4とを有する。上面2はすくい面21およびホルダへ載置するクランプ面として機能する。下面3はホルダへ載置するクランプ面として機能する。側面4は逃げ面として機能する。
なお、インサート1の大きさは特に限定されるものではないが、本実施形態においては、図3Aにおける上下方向の長さで示されるインサート1の幅方向の長さは2〜8mm、図3Aにおける左右の方向の長さで示されるインサート1の長手方向の長さは20〜30mm程度である。図3Bにおける上下方向の長さで示されるインサート1の下面3から上面2までの高さは、インサート1の幅方向の長さに応じて4〜10mmで設定される。
その他の構成は、上述した第1の実施形態に係る切削インサート1と同様であるので、説明を省略する。
本実施形態に係るインサート1においても、第1の実施形態に係るインサート1と同様の作用効果を発揮することができる。
(変形例)
次に、上述の第1の実施形態および第2の実施形態に係る切削インサート1に対する変形例について、図8〜図12を用いて説明する。
上述の第1および第2の実施形態では、上面視において、基準線Sに対して、一対の中間隆起部22bの傾斜角は、一対の主隆起部22aの傾斜角θ1よりも大きい。これに対して、本変形例では、図9に示すように上面視において、基準線Sに平行な直線Saに対して、一対の中間隆起部22bの傾斜角θ2は、一対の主隆起部22aの傾斜角θ1よりも小さい。
これにより、切屑は、前切刃5aから離れるにつれて、基準線Sに対する傾斜角θ1が大きい一対の主隆起部22aによって効果的にその幅が絞り込まれるように変形する。幅が絞り込まれた切屑は、一対の中間隆起部22bに衝突することによって上方に方向転換してカールされる。そのため、比較的幅の広い切屑に対しても安定した排出性を発揮することが可能となる。
また、上述の第1および第2の実施形態では、すくい面21のすくい角は、前すくい面21aのすくい角、コーナーすくい面21cのすくい角、および横すくい面21bのすくい角の順に小さくなっている。これに対して、本変形例では、コーナーすくい面21cのすくい角が前すくい面21aのすくい角よりも大きい。
また、本変形例では、前すくい面21aのすくい角は、前切刃5aの中央に沿う領域における角度よりも、前切刃5aの両端部におけるすくい角度が小さくなるように設定されている。これによれば、切屑は、前切刃5aの中央で生成された部分と、両端部で生成された部分とで、排出される方向が異なる。そのため、一対の主隆起部22aなどとの接触による変形を促進することが可能となる。
例えば、図8Aに示すように、前切刃5aと一対の主隆起部22aで囲まれた領域(以下、便宜的に第2領域21a2という)における前すくい角よりも、前切刃5aと一対の主隆起部22aとの間の領域(以下、便宜的に第1領域21a1という)における前すくい角が小さく設定されている。これにより、切屑は、前すくい面21aのうち比較的傾斜が緩やかな部位を通じて、一対の主隆起部22aに優先的に向かって流れていくため、排出方向を安定させることができる。
例えば、第2領域21a2におけるすくい角は0〜15°に設定される。また、第1領域21a1におけるすくい角は5〜20°に設定される。なお、本変形例では、上述の実施形態における境界領域24のような水平面がない。そのため、前すくい面21aと後方隆起部22cの上昇部22caとは実質的に連続している。
また、本変形例では、前切刃5aから離れるにつれて、一対の中間隆起部22bは上方に傾斜している。また、後方隆起部22cの上昇部22caの上昇角β3は、一対の中間隆起部22bの上昇角β2よりも小さい。なお、上昇部22caの上昇角β3を図12Aに示す。一対の中間隆起部22bの上昇角β2を図12Bに示す。これにより、切屑は、対をなしている中間隆起部22bに優先的に衝突することから、バランスよく上方へと方向転換される。
そして、後方隆起部22cの上昇部22caは、中間隆起部22bの頂部22b2よりも、前切刃5aから離れて位置している。前述した、上昇角β3が上昇角β2よりも小さい事との相乗効果によって、切屑が、一対の中間隆起部22bと後方隆起部22cとの間に挟まれた領域に詰まることを効果的に抑制できる。
その他の構成は、上述した第1の実施形態に係る切削インサート1と同様であるので、説明を省略する。
<切削工具>
(第1の実施形態)
次に、本発明の第1の実施形態に係る切削工具10について、図13〜図15を参照しつつ説明する。本実施形態の切削工具10は、切削インサートとして、上述の第1の実施形態に係るインサート1が装着されている。
図13Aは、本発明の第1の実施形態に係る切削工具10の斜視図である。図13Bは、図13Aに示す切削工具の正面図である。図14Aは、図13Aに示す切削工具10の上面図である。図14Bは、図14Aの一部分を拡大した上面図である。図15Aは、図13Aに示す切削工具10の側面図である。図15Bは、図15Aの一部分を拡大した側面図である。
本実施形態の切削工具10は、インサート1と、インサート1を先端に保持する略角柱状のホルダ11とを備えている。インサート1は、前切刃5aの一つがホルダ11の先端から突出した状態で保持されるようにホルダ11に装着される。
本実施形態では、ホルダ11の先端において、インサート1の貫通穴6から固定部材(ねじ)12をホルダ11の対応部位まで挿し込んでいる。固定部材(ねじ)12によるインサート1の拘束力を調節し、インサート1を装着面26の反対側から押え込むことによってホルダ11に拘束する方式が用いられている。拘束に際しては、インサート1の装着面26がホルダ11の載置面に当接している。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第1の実施形態に係る切削工具10について、上述の第2の実施形態に係るインサート1を装着した切削工具を例に挙げ、図16〜図18を参照しつつ説明する。
なお、図16〜図18においては、上述した図13〜図15と同一の構成部分には同一の符号を付して説明は省略する場合がある。なお、本実施形態の切削工具10において、切削インサート1の取り付け状態などの一部構成は第1の実施形態の切削工具10と同一である。そのため、第1の実施形態の切削工具10との差異を主に説明し、重複する内容については説明を省略する。
図16Aは、本発明の第2の実施形態に係る切削工具10の斜視図である。図16Bは、図16Aに示す切削工具10の正面図である。図17Aは、図16Aに示す切削工具10の上面図である。図17Bは、図17Aの一部分を拡大した上面図である。図18Aは、図16Aに示す切削工具10の側面図である。図18Bは、図18Aの一部分を拡大した側面図である。
本実施形態の切削工具10は、インサート1と、インサート1を先端にねじ留めする略角柱状のホルダ11と、を備えている。
本実施形態では、ホルダ11の先端において、固定部材(ねじ)12による拘束力を調節し、インサート1をホルダ11の先端部の上顎および下顎によって上下から挟み込んでホルダ11に拘束する「クランプオン方式」が用いられている。拘束に際しては、インサート1の上面2および下面3の装着面26(クランプ面)がホルダ11の上顎および下顎に当接している。
その他の構成は、上述した第1の実施形態に係る切削工具10と同様であるので、説明を省略する。
本実施形態に係る切削工具10においても、第1の実施形態に係る切削工具10と同様の作用効果を発揮することができる。
なお、上述のような実施形態において採用されている方式に代えて別の方式を用いても良い。具体的には、例えば、インサートをホルダに拘束する他の方式として、「レバーロック方式」および「カムロック方式」などが挙げられる。レバーロック方式では、インサートに穴が開けられ、ホルダが略L字型をしたレバーを備えている。てこの作用によって、上記のレバーを利用してインサートの穴内壁からインサート1をホルダに拘束できる。カムロック方式では、インサートに穴が開けられており、軸部と頭部とが偏心したピンが用いられる。インサートの穴に上記のピンを挿入することによってインサートをホルダに拘束できる。
<切削加工物の製造方法>
(第1の実施形態)
次に、本発明の第1の実施形態に係る切削加工物の製造方法について、上述の第2の実施形態に係るインサート1を装着した切削工具10を「突切り加工」に適用する場合を例に挙げ、図19A〜図19Cを参照しつつ説明する。
本実施形態の切削加工物の製造方法は、以下の(i)〜(iv)の工程を有する。
(i)図19Aに示すように、被削材100を矢印E方向に回転させる工程。
(ii)図19Aに示すように、切削工具10を矢印F方向に動かし、回転している被削材100に切削工具10を近接させる工程。
本工程では、被削材100と切削工具10とが相対的に近づくようにすればよく、例えば被削材100を切削工具10に近づけるようにしてもよい。
(iii)図19Bに示すように、回転している被削材100に切削工具10の切刃5を接触させて被削材100を切削する工程。
本工程においては、溝入れ加工の際に、被削材100が分断されるまで矢印F方向に切削工具10を移動して溝入れ加工が行われることによって、突切り加工が行なわれる。なお、図19Bにおいては、切刃5として前切刃を用いて被削材100を切削しているが、これに限られない。被削材100を切削するためには、切刃5として、前述の前切刃、一対の横切刃あるいはコーナー切刃のいずれかを、回転している被削材100に接触させればよい。
(iv)図19Cに示すように、切削工具10を矢印G方向に動かし、分断した被削材100から切削工具10を離す工程。
本工程では、被削材100と切削工具10とが相対的に遠ざかるようにすればよく、例えば被削材100を切削工具10から遠ざけるようにしてもよい。
以上のような(i)〜(iv)の工程を実施することによって、切削加工物が得られる。
本実施形態によれば、上述のように、一対の副隆起部は、一対の主隆起部のうち前切刃の側の端部よりも前切刃から離れて位置しており、一対の副隆起部の頂部は一対の主隆起部の頂部よりも低い。これによれば、上述の突切り加工において、前切刃によって生成された切屑は、一対の主隆起部に接触した部位が持ち上げられるように変形した後に排出される。それ故、一対の副隆起部が切屑処理に殆ど寄与しない。そのため、一対の副隆起部の欠損を抑制できる。
以上のことから、上述のような突切り加工の後で、横送り加工または面取り加工を行なう場合であっても、前切刃の端部領域において生成された切屑は、主隆起部に接触せずに副隆起部に接触することによって変形するため、安定的に排出することが可能となる。
さらに切削加工を継続する場合には、被削材100を回転させた状態を保持したまま、被削材100の異なる箇所に切削工具10の切刃5を接触させる工程を繰り返せばよい。なお、本実施形態で用いられているインサート1は、2コーナーでの使用が可能な仕様である。したがって、使用している切刃5が摩耗した際には、未使用の切刃5を用いればよい。
なお、上述のような突切り加工に代えて、被削材100に対して単なる溝入れを行なう場合には、被削材100が分断されない領域まで切削工具10を当接させて切削加工を行なえばよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る切削加工物の製造方法について、上述の第2の実施形態に係るインサート1を装着した切削工具10を「面取り加工」に適用する場合を例に挙げ、図20A〜図20Dを参照しつつ説明する。
なお、図20A〜図20Dにおいては、上述した図19A〜図19Cと同一の構成部分には同一の符号を付して説明は省略する場合がある。なお、本実施形態の切削加工物の製造方法は、一部の工程は第1の実施形態の切削加工物の製造方法と同一である。そのため、第1の実施形態の切削加工物の製造方法との差異を主に説明し、重複する内容については説明を省略する。
本実施形態の切削加工物の製造方法は、以下の(i)〜(vii)の工程を有する。
(i)図20Aに示すように、被削材100を矢印E方向に回転させる工程。
(ii)切削工具10を矢印F1方向に動かし、回転している被削材100に切削工具10を近接させる工程。
本工程では、被削材100と切削工具10とが相対的に近づくようにすればよく、例えば被削材100を切削工具10に近づけるようにしてもよい。
(iii)図20Aに示すように、切削工具10を矢印F1方向にさらに動かし、回転している被削材100に切削工具10の切刃5を接触させて被削材100を切削する工程。
本工程においては、溝入れ加工の際には、溝を形成する切削加工が行われる。
(iv)図20Bに示すように、切削工具10を矢印F2方向に動かし、回転している被削材100に切削工具10の切刃5を接触させて被削材100を切削する工程。
本工程においては、溝入れ加工の際には、溝の幅を拡げる横送り加工が行われる。
(v)図20Cに示すように、切削した被削材100から切削工具10を離す工程。
(vi)図20Dに示すように、切削工具10を矢印H方向に動かし、回転している被削材100に切削工具10の切刃5を接触させて被削材100を切削する工程。
本工程では、被削材100と切削工具10とが相対的に遠ざかるようにすればよく、例えば被削材100を切削工具10から遠ざけるようにしてもよい。
(vii)切削工具10を矢印F1方向とは逆の方向に動かし、切削した被削材100から切削工具10を離す工程。
以上のような(i)〜(vii)の工程を実施することによって、切削加工物が得られる。
本実施形態においても、上述のように、一対の副隆起部は、一対の主隆起部のうち前切刃の側の端部よりも前切刃から離れて位置しており、一対の副隆起部の頂部は、一対の主隆起部の頂部よりも低い。これによれば、上記工程(i)〜(v)の溝入れ工程において、前切刃によって生成された切屑は、一対の主隆起部に接触した部位が持ち上げられるように変形した後に排出される。
この際、一対の副隆起部は、一対の主隆起部よりも前切刃から離れており高さが低いため、一対の副隆起部が切屑処理に殆ど寄与しない。そのため、一対の副隆起部の欠損を抑制できる。そして、続く工程(vi)および(vii)の面取り加工において、前切刃の端部領域において生成された切屑は、主隆起部に接触しない場合であっても、副隆起部に接触することによって変形するので安定的に排出することが可能となる。
なお、本実施形態において、上記の工程(i)〜(v)は必須ではなく、工程(v)を終えた状態から工程(vi)および(vii)を行なうようにしてもよい。
その他については、上述した第1の実施形態に係る切削加工物の製造方法と同様であるので、説明を省略する。
以上、本発明の実施形態を例示したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り任意のものとすることができることは言うまでもない。
例えば、上述の実施形態においては、前すくい面21aのすくい角α1を略一定としたが、これに代えて、前すくい面21aのすくい角α1を、前切刃5aから離れるにつれて変化するようにしても良い。例えば、前切刃5aと一対の主隆起部22aとの間に挟まれる領域よりも一対の主隆起部22aの間に挟まれる領域において、すくい角α1を小さく設定してもよい。また、一対の主隆起部22aの間に挟まれる領域よりも一対の中間隆起部22bの間に挟まれる領域において、すくい角α1を小さく設定してもよい。これらの構成によれば、切屑を、前切刃5aから離れるにつれて滑らかにカールするように変形させることができ、切屑排出性を向上させることができる。
1 切削インサート
2 上面
21 すくい面
21a 前すくい面
21a1 第1領域
21a2 第2領域
α1 すくい角
21b 横すくい面
α2 すくい角
21c コーナーすくい面
22 隆起部
22a 主隆起部
β1 上昇角
θ1 傾斜角
22b 中間隆起部
β2 上昇角
θ2 傾斜角
22c 後方隆起部
22ca 上昇部
β3 上昇角
22d 副隆起部
β4 上昇角
θ4 傾斜角
23 立ち上がり面
24 境界領域(平坦面)
26 装着面
3 下面
4 側面
4a 前側面
4b 横側面
4c コーナー側面
5 切刃
5a 前切刃
5b 横切刃
5c コーナー切刃
6 貫通穴
I 切削部
II 装着部(クランプ部)
10 切削工具
11 ホルダ
12 固定部材(ねじ)
100 被削材

Claims (15)

  1. 上面と、
    前側面と前記前側面に隣接している一対の横側面とを有する側面と、
    前記上面および前記前側面の交線部に位置する前切刃と、
    前記上面および前記一対の横側面の交線部に位置する一対の横切刃と、を備え、
    前記上面は、
    前記前切刃と連続しており、前記前切刃から離れるにつれて下方に傾斜している、前すくい面と、
    上面視において、前記前切刃から離れて位置しており、前記前切刃から離れるにつれて互いの間隔が小さくなる、一対の主隆起部と、
    上面視において、前記一対の主隆起部に対して前記一対の横側面のうち隣接する横側面側に位置している、一対の副隆起部と、を有しており、
    前記一対の副隆起部は、前記一対の主隆起部のうち前記前切刃側の端部よりも前記前切刃から離れて位置しており、前記一対の副隆起部の頂部は前記一対の主隆起部の頂部よりも低い、切削インサート。
  2. 前記一対の副隆起部は、前記前切刃から離れるにつれて互いの間隔が小さくなる、請求項1に記載の切削インサート。
  3. 上面視において、前記前切刃の垂線であって前記一対の主隆起部の前記前切刃側の端部同士の中点を通る基準線に対して、前記一対の副隆起部の傾斜角は、前記一対の主隆起部の傾斜角よりも大きい、請求項2に記載の切削インサート。
  4. 前記上面は、上面視において、少なくとも一部が、前記一対の主隆起部よりも前記前切刃から離れた領域に位置している、一対の中間隆起部をさらに有する、請求項1〜3のいずれかに記載の切削インサート。
  5. 上面視において、前記前切刃の垂線であって前記一対の主隆起部の前記前切刃側の端部の中点を通る基準線に対して、前記一対の中間隆起部の傾斜角は、前記一対の主隆起部の傾斜角よりも小さい、請求項4に記載の切削インサート。
  6. 前記前切刃から離れるにつれて、前記一対の主隆起部および前記一対の副隆起部は上方に傾斜しており、
    前記一対の主隆起部の上昇角は、前記一対の副隆起部の上昇角よりも大きい、請求項1〜5のいずれかに記載の切削インサート。
  7. 前記前切刃と前記一対の横切刃との間にそれぞれ位置しており、上面視において曲線状である、一対のコーナー切刃をさらに備える、請求項1〜6のいずれかに記載の切削インサート。
  8. 上面視において、前記前切刃の延長線と前記一対の横切刃の延長線とにより成す角の二等分線の少なくとも一部は、前記一対の主隆起部と前記一対の副隆起部との間を通過している、請求項7に記載の切削インサート。
  9. 前記上面は、前記一対のコーナー切刃とそれぞれ連続し、前記一対のコーナー切刃から離れるにつれて下方に傾斜している、一対のコーナーすくい面をさらに有している、請求項7または8に記載の切削インサート。
  10. 前記上面は、前記一対の横切刃とそれぞれ連続し、前記一対の横切刃から離れるにつれて下方に傾斜している、一対の横すくい面をさらに有している、請求項1〜9のいずれかに記載の切削インサート。
  11. 上面視において、前記一対の横すくい面は、前記後方隆起部よりも前記前切刃側に位置している、請求項10に記載の切削インサート。
  12. 前記一対の主隆起部は、前記前すくい面と連続している、請求項1〜11のいずれかに記載の切削インサート。
  13. 前記前すくい面の一端は、前記一対の主隆起部よりも前記前切刃から離れた位置まで延在している、請求項12に記載の切削インサート。
  14. 請求項1〜13のいずれかに記載の前記切削インサートと、
    前記切削インサートを装着するホルダと、を備える切削工具。
  15. 請求項14に記載の前記切削工具の前記前切刃、前記一対の横切刃あるいは前記コーナー切刃のいずれかを、回転している被削材に接触させる工程と、
    前記切削工具を前記被削材から離す工程と、を備える切削加工物の製造方法。
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