JP2000176708A - 溝入れ用スロ―アウェイチップ - Google Patents

溝入れ用スロ―アウェイチップ

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JP2000176708A
JP2000176708A JP10375802A JP37580298A JP2000176708A JP 2000176708 A JP2000176708 A JP 2000176708A JP 10375802 A JP10375802 A JP 10375802A JP 37580298 A JP37580298 A JP 37580298A JP 2000176708 A JP2000176708 A JP 2000176708A
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JP
Japan
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grooving
rake face
chips
convex portion
chip
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JP10375802A
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English (en)
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Takashi Matsui
高志 松井
Tatsuji Kinukawa
達治 絹川
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の平行な周面への溝入れ加工で、さらに
は溝の箇所や形状にかかわらず確実に切り屑の排出方向
をコントロールできる切り屑処理性のよい溝入れ用スロ
ーアウェイチップを提供する。 【解決手段】 すくい面7のうち、溝入れ用切刃2の刃
先稜線の近傍であって、すくい面7の左側に偏在するよ
うに隆起状の凸部11を設けた。角溝入れ加工をする際
には、切り屑Zは凸部11に押付けられて横断面が変形
して排出されるため剛性が高められる。同時に切り屑Z
は左側に偏在している凸部11によって持ち上げられて
ねじられ、右側に向けて排出される。切り屑は高剛性で
ふらつきが少なくなり右斜後方に向って排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属部品の旋削加
工で溝入れに使用される溝入れ用スローアウェイチップ
(溝入れバイト用インサート)に関する。
【0002】
【従来の技術】溝入れ加工でも他の旋削加工と同様に切
り屑が適度の長さで分断されて順調に排出され、工具に
絡み付いたり仕上面に接触することなく安定した切り屑
処理がなされることが、生産性や作業の安全性から極め
て重要である。このような安定した切り屑処理を図るべ
く、従来よりすくい面に、各種の形状のチップブレーカ
溝或いは隆起状の凸部(突起)を形成した溝入れ用スロ
ーアウェイチップ(以下、スローアウェイチップ又は単
にチップともいう)が提案されている。
【0003】例えば実開昭62−81504号公報に
は、すくい面のブレーカ溝を被加工材の軸線に対して傾
斜させ、切り屑の排出方向をその傾斜によってバイトの
真後ろ方向(被加工材の軸線に対する垂直方向)でなく
斜後向きに流れるようにする技術が提案されている。す
なわち、このものはブレーカ溝を被加工材の軸線に対し
て傾斜させることで切り屑の排出方向を斜後方に変更
し、バイトや被加工材(ワークともいう)さらにはチャ
ックへの絡みつきを防ぐようにしたものである。
【0004】また別の技術として、すくい面のうち、溝
入れ用などの前切刃の近傍で左右両側に一対の隆起状の
凸部を設けた技術(特開平8−71807号公報な
ど)、或いは同近傍で幅方向の左右の中央に1つの凸部
を設けた技術などが提案されている。これらのものは、
切り屑の排出方向は基本的には前切刃と反対方向のバイ
トの後方である点で、その方向の左右へのコントロール
はできない。しかし、排出される切り屑をその凸部に押
付けさせることで、その断面を平坦な形態からW形(ト
タン板状)やU形ないしV形に絞りこんだ形に変形させ
ることができる。すなわち、こうしたチップでは切り屑
がこのように変形される分、剛性が高くなる。したがっ
て、切り屑はぜんまい状で排出されるか、螺旋状となっ
て排出されても適度の長さで分断され易いため、バイト
などへの絡みつきもなく、切り屑処理性に優れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように実開昭
62−81504号公報記載の技術では、切り屑の排出
方向は一応コントロールできる。しかしながら、排出さ
れる切り屑はその断面が平坦であり剛性が低いため、螺
旋状でも粗く長く連続して排出される傾向が強い。ま
た、剛性が低いために方向変換は図られてもその排出方
向がふらつき易く、そのために排出方向が不安定であ
り、ワークなどに絡み付き易いといった問題がある。
【0006】また特開平8−71807号公報記載の技
術などのように、すくい面に凸部を設けて切り屑の横断
面を変形するようにしたものではその剛性が高い。しか
し、切り屑の排出方向は、基本的には後方であるが、実
際にはホルダーへの装着時などにおける刃先のわずかな
振れ(傾斜)などに起因し、切刃の左右いずれかの側に
排出されようとする傾向がある。しかも、その方向は切
削条件の微妙な変化によって異なるなど不安定である。
【0007】ところで、図15に示した軸部品Gのよう
に大径部D1と小径部D2との間、つまり大径部D1の
端面Tに沿って小径部D2に傾斜K付きの溝Mを入れる
被加工材が自動車部品などに多くみられる。この溝M
は、例えば小径部D2の外周面を研削する際の砥石の角
(アール)を逃がすためのものである。このような溝入
れ加工においては、切り屑が大径部D1の端面Tに傷を
付けないようにその排出方向をコントロールすることが
極めて重要である。
【0008】一方、このワークに対し、実開昭62−8
1504号公報記載のチップで溝入れする場合にはその
要請には応えられない。というのは、この加工には同図
に示したようにその溝M形状の傾斜切刃111を備えた
チップ100を用いることになるが、これによる溝入れ
時にこの傾斜切刃111により切削される切り屑は、基
本的に大径部D1の端面T側に向かって矢印A方向(傾
斜切刃と直角方向)に流れることになる。この傾斜Kの
長さや角度αが大きくなると、その流れ方向が切り屑全
体の流れ方向を支配するため、ブレーカ溝112の傾斜
角βによってはその排出方向を大径部D1の端面Tと反
対側には制御できない。すなわち、このチップでは、こ
うした左右非対称の溝形状を加工する場合には前記した
問題に加え、大径部の端面に傷を付けるといった問題が
ある。
【0009】他方、特開平8−71807号公報記載の
技術などのように、すくい面に凸部を設けたチップでこ
のような溝入れ加工をする場合には、前記した理由から
切り屑は左右に振れるため、加工済み端面に傷を付けて
しまうことが多い。
【0010】本発明は、従来の溝入れ用のスローアウェ
イチップのもつこの様な問題点に鑑みて成されたもの
で、通常の平行な周面への溝入れ加工において、さらに
はワークにおける溝の箇所や溝形状にかかわらず確実に
切り屑の排出方向をコントロールできる切り屑処理性の
よい溝入れ用スローアウェイチップを提供することをそ
の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解消する
ため、本発明の請求項1に記載の溝入れ用スローアウェ
イチップは、すくい面のうち、溝入れ用切刃の刃先稜線
の近傍であって、該すくい面の左右いずれか一方の側に
偏在するように隆起状の凸部を設けたことにある。ここ
に、すくい面の左右いずれか一方の側とは、前記刃先稜
線の一方の端側をいう。
【0012】このもので例えば角溝など左右対称形の溝
入れ加工をする際には、切り屑は凸部に押付けられて横
断面が変形して排出されるため剛性が高められる。と同
時に、切り屑はすくい面の左右いずれかの側に偏在して
設けられている凸部によって持ち上げられながら排出さ
れるため、その凸部が設けられた側と反対側に向かうよ
うな作用を受けて排出される。すなわち、切り屑は高剛
性となるため、ふらつきが少なくなる上に、バイトの真
後ろではなく凸部と反対側の斜後方に向って排出され
る。
【0013】ここに凸部は、切り屑の横断面に変形を与
えるためには刃先稜線になるべく近付けるのが好まし
い。刃先稜線に近いほど切り屑が高温領域にあり変形さ
せ易いためである。また、凸部のすくい面における左右
のいずれかの側に対する偏り量は、すくい面の幅、或い
は凸部の高さや幅に応じ、灼熱状態の切り屑を変形さ
せ、かつ所望とする排出方向に排出できるように定めれ
ばよい。凸部を設けるすくい面の左右は切削条件に応じ
て設定すれば良い。なお凸部の形状は略半球面状など適
宜の形状とすれば良い。
【0014】また、本発明の請求項2に記載した溝入れ
用スローアウェイチップは、すくい面のうち、溝入れ用
切刃の刃先稜線の近傍であって、該すくい面の左右いず
れか一方の側に偏在するように隆起状の凸部を設けると
共に、該凸部より該すくい面における前記一方の側と反
対側であって該凸部より後方にも隆起状の凸部を設けた
ことにある。なお、本明細書において後方とは、溝入れ
(縦)送り方向と反対方向をいい、前方とはその逆方向
(溝入れ送り方向)をいう。
【0015】このように2つの凸部を設けたものとする
と、切り屑がその2つの隆起状の凸部に押付けられて排
出されるため、切り屑の排出方向(角度)が凸部が一つ
のものに比べて積極的にコントロールされる。すなわ
ち、切り屑は、請求項1の手段における刃先稜線の近傍
にある凸部による作用に加え、その後方に設けられた凸
部によっても排出方向がコントロールされるため、切削
条件の変化にかかわらずその方向を略特定することが可
能となる。そして、その平面視における排出方向は二つ
の凸部の前方側の壁面(山腹)に接するように引いた直
線方向と略同じとなる。
【0016】このように後方にも凸部を設けると、切り
屑の横断面につけられる溝が多くなるので、切り屑の剛
性がより高くなることが期待される。すくい面の幅が広
いチップに適する。ただし、後方の凸部に衝突する切り
屑の温度は前方の凸部に衝突する切り屑の温度より低く
なり、切り屑断面に与える変形作用が低下し、後方の凸
部を刃先稜線から離し過ぎると切り屑を衝突させるブレ
ーカとして作用するだけになる。しかし、ブレーカとし
て作用するだけでも切り屑の排出方向を制御するのに寄
与できる。
【0017】一方、切り屑断面の変形作用を高めるた
め、後方の凸部を切刃稜線に近付け過ぎると、切り屑を
横ないし斜後方へ積極的に案内する作用が低下する。し
たがって、後方に設ける凸部は、切り屑断面の変形作用
と排出方向の制御作用を考慮し、チップごと適宜の位置
に設ける必要がある。切削条件に応じて設定すれば良
い。なお、凸部は、すくい面の幅や加工条件によっては
請求項3に記載のスローアウェイチップのように3以上
としてもよい。
【0018】すなわち請求項3に記載の溝入れ用スロー
アウェイチップは、すくい面のうち、溝入れ用切刃の刃
先稜線の近傍であって、該すくい面の左右いずれか一方
の側に偏在するように隆起状の凸部を設けると共に、該
凸部より該すくい面における前記一方の側と反対側であ
って該凸部より後方にも隆起状の凸部を複数設け、該複
数の凸部は該反対側に向うに従い次第に後方となるよう
に配置したものである。
【0019】凸部を2又は3以上設ける場合には、凸部
のすくい面における高さが後方のものほど高くなるよう
にするとよい。このようにすると、後方の凸部でも切り
屑断面に変形を与え易いし、切り屑の排出方向の制御に
寄与し易いためである。なお、前記凸部は、その数にか
かわらず独立島状のものでも前方にのびるような半島形
状のものでもよいが、いずれにしても凸部の前方側(切
り屑が衝突する山腹側)は傾斜(面)状としてもよい
が、略球面状とするのが好ましい。球面状とすると切り
屑との接触面積を小さくできるため、切削抵抗を小さく
できるので加工ぶれの解消にも有効だからである。な
お、本発明に係る溝入れ用スローアウェイチップは超硬
合金、サーメット、セラミックなどから形成すればよい
が、セラミック製とするのがとくに好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】−第1実施形態例− 本発明に係る第1実施形態例について、図1〜図3を参
照して詳細に説明する。図1は本実施形態例に係る溝入
れ用スローアウェイチップ1を示す斜視図であり、図2
はその要部平面図であり、図3は図2の左側面図であ
る。本実施形態例のスローアウェイチップ1は、超硬合
金、サーメット、セラミックなどの焼結体からなり、細
長ブロック形をなす角溝入れ用のものであり、上面の両
端部に溝入れ用切刃2,2をもつ2コーナータイプのも
ので、底部3がV形をなすV受けタイプのものである。
【0021】そして各コーナー、つまり切刃2のある端
部側は中間の基部5よりもやや幅広とされて左右対称形
をなし、溝入れ用切刃2は直線状をなし、この溝入れ用
切刃(以下、前切刃、又は単に切刃ともいう)2からす
くい面7が6度のポジ角で下傾するように形成されてい
る。前にげ面8には6度の前にげ角が付けられ、すくい
面7の左右の側縁7a,7bには、前切刃2の左右両端
から後方に向ってそれぞれ2度の後退角が付けられ、後
方ほど幅狭となるように形成され、横にげ面9には3度
の横にげ角が付与されている。なお、前切刃2の左右両
端の角には平面視微小アールがつけられている。
【0022】さて次に本発明の要旨とする隆起状の凸部
11について説明する。本例では、すくい面7のうち、
直線状の前切刃2の刃先稜線(すくい面7と前にげ面8
との交差稜線)2aの近傍であって、図2におけるすく
い面7の左側(刃先稜線2aの一方の端Pの側)に偏在
するように、略半球面状で隆起状に形成された凸部11
が形成されている。因みに本形態例では前切刃2の幅が
例えば約4.5mmであり、凸部11は直径Dが約0.
6mmとされており、平面視、刃先稜線2aから垂直に
凸部11の中心までおろした線の長さL1法)は0.8
mmとされている。そして、前切刃2に沿い、すくい面
7の左側縁(端)7aから凸部11の中心までの寸法L
2は0.8mmとされている。また、このような凸部1
1は、スローアウェイチップ1の焼結体成形過程で一体
的に形成される。なお、本形態例のようにすくい面7に
ポジ角を付けた場合には、凸部11の頂部(頂点)が切
刃稜線2aより幾分H1(例えば0.1〜0.2mm)
高くなるようにするのが、切り屑に変形を与える作用が
大きく好ましい。
【0023】このように構成された本形態例のスローア
ウェイチップ1によって、図4に示したような軸部品G
について、その大径部D1の端面Tに沿って小径部D2
に角溝入れ加工する場合には次のようである。すなわ
ち、端面加工から前切刃2全体による溝加工になると、
切り屑Zは凸部11に衝突して横断面が同図中に示した
ように略U溝状に変形して排出されるため、剛性が高め
られる。と同時に、偏在して設けられているその凸部1
1によって切り屑Zは左側が持ち上げられながら排出さ
れる。かくして切り屑Zは、この持ち上げによるねじり
作用を受けながら凸部11が設けられたすくい面7の側
縁と反対の側縁7bの斜後方に向けてある角度で排出さ
れる。
【0024】すなわち、このような切り屑Zは横断面が
変形されることによって平坦な切り屑Zよりも高剛性と
なるため、螺旋状にて排出されてもふらつくことなく排
出される。しかもスローアウェイチップ1の後方(図4
中矢印C方向)に排出されことなく、図中矢印B方向に
向かって略真直ぐに排出される。したがって、仕上げた
端面(大径部の端面)Tに絡んだり傷をつけることがな
い。
【0025】また、このような効果から明らかである
が、本発明のスローアウェイチップは突っ切り用のもの
としても用いることができるし、チャック(図示せず)
の近傍において溝入れ或いは突切り加工する場合におい
ても、その切り屑がチャックへ接触することが防止され
る。さらに、本形態例では凸部11が1つのため、切り
屑の排出方向の角度を明確に特定することはきないもの
の、切削条件が定まれば略その方向が一定となる。した
がって、切り屑の回収の点でも効果があり、平行軸部に
溝入れ加工する場合にも著しい効果が期待される。
【0026】なお凸部11の前側端と切刃稜線2aとの
距離(すくい面7の微小幅部分:L1−D/2)は、
0.1〜2mmの範囲とするのが好ましい。0.1mm
より小さいと、切刃稜線2aに近すぎて切削抵抗が増大
する。他方2mmより大きいと切り屑の温度低下によっ
てその断面変形(絞り込み)作用が低下するためである
が、0.1〜1mmの範囲とするのがより好ましい。
【0027】一方偏在させた凸部11の左端縁とすくい
面7の左側縁との距離(L2−D/2)は、切刃2の幅
や切り屑の排出方向を考慮して設定すれば良い。切刃2
の幅方向の中心に近付くほど、対称に近付くため、切り
屑の片側を持ち上げてねじる作用は低下する。凸部11
の幅や高さ或いはその形状にもよるが、切刃の幅方向の
中心から離れるほど、つまり本形態ではすくい面7の左
側縁7aに近いほどねじり作用が増大し、排出方向が後
方から横に向うように強制される。なお、凸部の幅(平
面視半球状のときは直径)は、製造上や凸部の耐摩耗性
や損傷防止の点を考慮すると0.2〜2mm程度とする
のが適切である。なお、すくい面7の側縁7aと凸部1
1の間にも、切刃稜線2aと凸部11の間と同様に微小
幅のすくい面7が存在するように凸部11を設けるのが
好ましい。
【0028】−第2実施形態例− さて次に第2実施形態例について図5〜図7に基づいて
説明するが、このチップ21は前記形態例におけるスロ
ーアウェイチップ1のすくい面7に設けた凸部11に加
えて、その凸部11よりすくい面7の右側であって該凸
部11より後方にも隆起状の凸部13を設けた点が異な
るだけであるから、同一の部位には同一の符号を付し、
相違点のみ説明する。すなわち、このものは前記形態例
における凸部(以下、前方凸部ともいう)11に加え
て、それより右後方に別に凸部(以下、後方凸部ともい
う)13を形成したものである。ただし、この後方凸部
13も同様に略半球面状を成すが、前方の凸部11より
その直径が大きく、すくい面における高さ(すくい面を
基準とする高さ)も0.05〜0.2mm程度高く設定
され、切刃稜線2aよりも高くなるように形成されてい
る。
【0029】また、本形態例では前方凸部11と後方凸
部13の前側端にて当接するように図6中に引いた直線
S1が前切刃2に対し、角度γ(本例では15度)とな
るようにその位置が設定されている。なお、本形態例に
おいて後方凸部13は、前方凸部11より後方で、すく
い面7の右側にあればよく、本例ではすくい面7の左右
の略中央に位置するように形成されている。
【0030】このように形成された本形態例のチップ2
1では、前方凸部11に加えて後方凸部13を設け、そ
の両凸部11,13を左右非対称に設けたため、切り屑
は、図示はしないがその前方凸部11にて前記形態例に
おけるのと同様にその横断面が変形される。さらに、後
方凸部13によってもその横断面が変形され、或いは排
出方向を変更されるようにして排出される。しかもこの
排出において切り屑は、前方凸部11と後方凸部13と
を結ぶ線S1が平面視、前切刃2に対して傾斜している
ため、その前方にある凸部11にて先に持ち上げられる
形となって排出され、適当のカール状態となってその線
S1の傾斜に沿って略真直ぐに排出される。つまり本形
態例においては、凸部を2つ設けたため切り屑の排出方
向はそれらによって特定方向に積極的に案内されるた
め、切り屑の回収処理も一層し易くなる。
【0031】なお本形態例のように後方凸部13を設け
る場合には、それが切刃稜線2aから離れ過ぎると、切
り屑の温度が低下してしまい、後方凸部13での切り屑
の変形作用は期待されず、単に幅の狭いブレーカの作用
しかないことになるが、それでも排出方向を変える作用
はあるから、凸部を1つ設けた前記の第1形態例のもの
に比べると、排出方向の正確な制御が可能となる。後方
凸部13を切り屑の排出方向の変更作用に加えてその断
面形状の変形作用を成さしめて高剛性化を高めるために
は、前方凸部11より後方でもなるべく切刃の刃先稜線
2aに近付けるのが好ましい。これらを考慮すると、凸
部11,13相互間の間隔にもよるが凸部11,13の
前側端を結ぶ線S1の傾斜角γは30度以内、とくに5
〜30度の範囲とするとよい。
【0032】−第3実施形態例− 次に第3実施形態例について図8に基づいて説明する
が、このチップ31は前記第2形態例の変形とでもいう
べきもので、第2形態例における1つの後方凸部13に
代えて複数の後方凸部13,15を設け、その複数の後
方凸部13,15をすくい面7の右側縁7bに向うに従
い次第に後方となるように配置したものであり、前記形
態例と本質的相違はないので、同一部位には同一の符号
を付しその説明を省略する。なお、この場合においても
より後方に位置する凸部ほどすくい面における高さが高
くなり、さらに刃先稜線2aより高くなるようにするの
が好ましい。本発明では、複数の凸部を設ける場合のそ
の凸部の数は切刃或いはすくい面の幅の大きさに応じて
適宜に設定することができる。
【0033】−第4実施形態例− 次に第4実施形態例について図9に基づいて説明する
が、このチップ41は第2実施形態例におけるスローア
ウェイチップ1の切刃2の右側を図示のようにその切刃
稜線2aに対し平面視、角度αで傾斜状に形成して傾斜
切刃42を設け、左右非対称とした点が異なるだけであ
るから、同一の部位には同一の符号を付すに止め、作用
効果のみ説明する。
【0034】本形態例のスローアウェイチップ41によ
ってその切刃形状の溝Mを加工する場合には、その傾斜
切刃42があることから、同傾斜切刃42で旋削される
切り屑は、前記もしたようにその傾斜に対して理論上直
角方向(矢印A方向)に排出されようとする。したがっ
て、このような溝形状で、大径部D1と小径部D2の間
の小径部D2に図示のような溝Mをいれる場合には極め
て効果的である。すなわち、このような溝加工用のスロ
ーアウェイチップ41では、例えば第1形態例のように
前方凸部11のみしかない場合には、その前方凸部11
による切り屑の排出方向の強制力よりも傾斜切刃42に
て切削される切り屑による排出方向の支配力が大きいと
きは、その切り屑により大径部D1の端面Tに傷を付け
てしまう。したがって、この場合には、刃幅の狭いチッ
プを用いて傾斜Kを含む溝Mの右側部分を加工した後、
別工程で再度切込んで大径部D1の端面Tを加工する必
要があり、工数が増えてしまう。これは従来のチップの
ように凸部11,13がないか、あっても例えば刃幅の
中央や両側など左右対称的に設けられている場合でも同
様である。
【0035】これに対して本形態例では、矢印A方向に
排出されようとする切り屑を後方凸部13にて衝突させ
ることができることから、前方凸部11と後方凸部13
の前側(山腹)に接する線S1の方向に沿って斜右後方
に切り屑を排出させることができる。このように本形態
例では、図示の溝加工のような場合でも切り屑が大径部
の端面に傷を付けることなく、1回の縦送りで仕上げる
ことができるため、加工効率の向上も図ることができ
る。本形態例より理解されるように、凸部を本形態例の
ように複数設けたものでは、その複数の凸部11,13
にて切り屑の排出方向が決定されるため、切削条件の変
化によって排出方向が影響を受けるような場合でも、そ
の影響を最小限にして切り屑の排出方向を積極的にコン
トロールできる。
【0036】なお、本形態例のように傾斜切刃42を備
える場合には、その角度αと凸部の傾斜をなす線S1の
角度γは、γ≧αの関係となるようにするのが好まし
い。というのは、このようにすると、切り屑が排出され
る方向、つまり切り屑の出口に向かってその傾斜切刃4
2と凸部13のなす幅が広がるため、切り屑が排出され
易くなるためである。
【0037】本形態例より理解されるが、本発明におけ
る溝入れ用スローアウェイチップの溝入れ用切刃の形状
は適宜の形のものとして具体化できる。例えば、図10
に示したようなアール溝加工用スローアウェイチップ5
1、さらには図11に示したような片アール溝加工用ス
ローアウェイチップ61においても同様に具体化できる
など、溝形状に限らず具体化できる。そして、この場合
においても2つの以上の凸部11,13を設けると切り
屑の排出方向はより安定する。
【0038】さて次に図9に示したスローアウェイチッ
プ41にて、軸部品Gの大径部D1と小径部D2の間に
溝入れ加工を行い、大径部D1の端面Tの傷の有無など
を比較例と比較した。ただし切削条件は次のようであ
る。V(切削速度)=150m/min、f(送り)=
0.15mm/rev、ドライ切削。被削材はSCM4
15で、その外径は48mm、最大溝幅は4.5mm、
溝奥(直線切刃部分)の幅は3mm、傾斜角度αは60
度、溝深さは1.8mmとした。なお、比較対象のスロ
ーアウェイチップは図15に示したもの(比較例)
と、図9のチップにおいて前方凸部11を除去し、幅方
向の略中央にのみ凸部13のあるもの(比較例)であ
り、凸部の有無以外、材質、寸法等は同一のものとし
た。なお、比較例のものは、ブレーカ溝112の傾斜
角βを図9における2つ凸部の前側縁に接して傾斜する
線S1と同様に15度とした。結果は表1に示した通り
である。
【0039】
【表1】
【0040】表1に示したように、実施例品による場合
には、大径部の端面に傷は見られなかった。これは、切
り屑の排出方向がよくコントロールされていたことを実
証するものである。なお、切り屑自体は比較的密な螺旋
状態となって分断されていた。これに対し、比較例で
は、大径部端面に引っ掻き傷があった。そして、その切
り屑は比較的粗い螺旋で長く延びて排出された。また、
工具への絡みつきがあった。また比較例でも、大径部
端面に引っ掻き傷がみられた。すくい面上でぜんまい形
となった切り屑が左右に振れたためと考えられる。切り
屑はぜんまい形であったが、切り屑自体にやや絡みがみ
られた。
【0041】さらに前記の試験と切削速度と送りのみ次
のように条件を変えて試験した。V(切削速度)=74
m/min、f(送り)=0.2mm/rev。結果は
表2に示した通りである。
【0042】
【表2】
【0043】表2に示したように、実施例品による場合
には、切削条件を代えても大径部の端面に傷は見られな
かった。切り屑は小さなコーン形に分断されていたが、
排出方向がよくコントロールされて排出されためであ
る。これに対し、比較例では、大径部端面に引っ掻き
傷があった。そして、その切り屑は比較的粗い螺旋で長
く延びて排出された。また比較例でも、大径部端面に
引っ掻き傷がみられた。すくい面上でぜんまい形となっ
た切り屑が左右に振れたためと考えられる。
【0044】本発明に係るスローアウェイチップは、上
記各形態例のものに限定されるものではなく、その要旨
を逸脱しない範囲において適宜設計変更できる。例え
ば、前記の形態例において凸部は、いずれも平面視、略
円形で略半球面状の独立島状のものとしたが、その形態
は図12に示したチップ81の凸部11,13のよう
に、前後に細長い楕円形状、或いは小判形(長円形状)
の独立島状のものとしてもよい。
【0045】さらには図13に示したチップ91の凸部
11,13のように、前方に向かって半島状に延びる隆
起状の凸部11,13とし基部5側で連続させてもよ
い。また、独立島状の凸部と半島状の凸部と組み合わさ
てもよい。なお凸部を半島状として2以上設ける場合に
は、図14に示したように、隣り合う半島状の凸部1
1,13の間を成す湾の平面視における深さFがなるべ
く深くなるように凹凸を大きく形成するのが好ましい。
【0046】上記形態例では、2コーナー(両端部に2
つの溝入れ用切刃をもつ)タイプのスローアウェイチッ
プにおいて説明したが、三角縦形スローアウェイチップ
のように略三角の周面相互間に切刃を3つもつ、3コー
ナースローアウェイチップなど本発明は各種の形態の溝
入れ用スローアウェイチップにおいて適用できる。な
お、本発明に係る溝入れ用スローアウェイチップは、刃
先の形状によっては溝入れにかぎられず、横送りするこ
とで周面を旋削することもできる。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1に記載の溝入れ用スローアウェイチップによ
れば、通常の角溝など対称形の溝入れ加工をする際に
は、切り屑を高剛性にしてふらつかせることなく、しか
もチップの後方ではなく、すくい面における凸部が設け
られた側と反対側の斜後方に向って安定して排出させる
ことができる。
【0048】また、本発明の請求項2又は3に記載の溝
入れ用スローアウェイチップによれば、請求項1に記載
のチップの効果に加え次のような効果がある。すなわ
ち、凸部を本形態のように設けたものでは、複数の凸部
にて切り屑の排出方向が決定されるため、溝の箇所や溝
形状などの切削条件の変化にかかわらず、確実に切り屑
の排出方向をコントロールできる。
【0049】したがって大径部と小径部との間の大径部
の端面に沿って小径部に溝入れを要求される被加工材の
加工においても、その溝形状にかかわらず加工済みの端
面に傷を付けることが防止される。また、このようなワ
ークの加工における効果に止まらず、チャック近傍に溝
を入れる場合においては、チャックへの切り屑の絡み付
きを防止できるから機械の停止を招くことなく効率のよ
い加工が期待される。さらに、同径軸部(平行部位)に
溝入れする場合でも、一定方向に安定して切り屑を排出
できるため、切り屑の回収にも極めて効果的であるな
ど、製造現場における切り屑処理性を格段と高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1形態例の溝入れ用スローアウェイ
チップの斜視図及びその要部拡大図。
【図2】図1の要部平面図(すくい面側から見た図)。
【図3】図2の左側面図。
【図4】図1のスローアウェイチップで溝加工している
状態の説明用平面図。
【図5】本発明の第2形態例の溝入れ用スローアウェイ
チップの要部拡大斜視図。
【図6】図5をすくい面側から見た図。
【図7】図6の左側面図。
【図8】本発明の第3形態例の溝入れ用スローアウェイ
チップの要部拡大平面図。
【図9】本発明の第4形態例の溝入れ用スローアウェイ
チップの要部拡大平面図。
【図10】溝入れ用切刃の別形態を説明する要部拡大平
面図。
【図11】溝入れ用切刃の別形態を説明する要部拡大平
面図。
【図12】凸部の別形態を説明するチップの要部斜視
図。
【図13】凸部の別形態を説明するチップの要部斜視
図。
【図14】図13の平面図。
【図15】従来の溝入れ用スローアウェイチップの要部
拡大平面図。
【符号の説明】
1,21,31,41,51,81,91 溝入れ用ス
ローアウェイチップ 7 すくい面 2 溝入れ用切刃 2a 刃先稜線 7a,7b すくい面の側縁 11,13,15 隆起状の凸部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 すくい面のうち、溝入れ用切刃の刃先稜
    線の近傍であって、該すくい面の左右いずれか一方の側
    に偏在するように隆起状の凸部を設けたことを特徴とす
    る溝入れ用スローアウェイチップ。
  2. 【請求項2】 すくい面のうち、溝入れ用切刃の刃先稜
    線の近傍であって、該すくい面の左右いずれか一方の側
    に偏在するように隆起状の凸部を設けると共に、該凸部
    より該すくい面における前記一方の側と反対側であって
    該凸部より後方にも隆起状の凸部を設けたことを特徴と
    する溝入れ用スローアウェイチップ。
  3. 【請求項3】 すくい面のうち、溝入れ用切刃の刃先稜
    線の近傍であって、該すくい面の左右いずれか一方の側
    に偏在するように隆起状の凸部を設けると共に、該凸部
    より該すくい面における前記一方の側と反対側であって
    該凸部より後方にも隆起状の凸部を複数設け、該複数の
    凸部は該反対側に向うに従い次第に後方となるように配
    置したことを特徴とする溝入れ用スローアウェイチッ
    プ。
  4. 【請求項4】 前記凸部は、すくい面における高さが後
    方のものほど高い請求項2又は3記載の溝入れ用スロー
    アウェイチップ。
  5. 【請求項5】 前記凸部は、その前方側が球面状である
    請求項1、2、3又は4記載の溝入れ用スローアウェイ
    チップ。
  6. 【請求項6】 セラミック製としてなる請求項1〜6記
    載の溝入れ用スローアウェイチップ。
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