JP2014188606A - 切削インサート、切削工具および切削加工物の製造方法 - Google Patents

切削インサート、切削工具および切削加工物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の切刃を有する切削インサートにおいて、切刃の数を増やした場合、耐久性が低下する可能性があった。
【解決手段】本発明の一態様に基づく切削インサートは、複数のコーナ部分を有する第1の主面と、第1の主面と反対側に位置する第2の主面と、第1の主面と第2の主面との間に位置し、複数のコーナ部分に対応する部分で互いに交差する複数の側面と、隣り合う複数の側面の交差する交線部に位置する複数の切刃とを備え、複数の側面のうち、すくい面を有する側面が、その両端に位置する切刃をつなぐ直線よりも内側に位置し、逃げ面を有する側面が、その両端に位置する切刃をつなぐ直線よりも外側に位置している、という特徴を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、切削インサート、切削工具および切削加工物の製造方法に関する。
従来、被削材の転削加工に用いられる切削インサートとして、特許文献1に記載のインサートが知られている。特許文献1に記載のインサートは、周縁面に3つ切刃部を有している。このようなインサートは、3つの切刃部の一つが外側に突出するようにシャンクに取り付けられ、転削加工に用いられる。
近年、インサートの経済性を高めるため、より多くの切刃部を備えたインサートが求められている。特許文献2に記載の切削インサートは、5つの頂点を有する星型となっており、切刃部分として5つの切削部を有している。5つの切削部はインサート軸に対して回転対称となるように設けられている。
特開2006−187820号公報 特表2005−517538号公報
特許文献2に記載の切削インサートのように切削部を増やした場合、それぞれの切削部において切屑を排出する領域を確保するため、各切削部を外側に突出させた構成とする必要がある。そして、5つの切削部がインサート軸に対して回転対称となるように設けられていることから、側面視した場合に、隣り合う切削エッジを結ぶ直線よりも周縁面が内側に位置するように形成される。
しかしながら、特許文献2に記載の切削インサートにおいては、各切削部が外側に突出しており、周縁面が内側に窪んだ形状となっている。切削加工時において主として切削する方向に対して垂直な方向に大きな力が加わる。しかしながら、大きな切削力が働く方向に対して上記の突出した部分の厚みが小さくなっている。結果として、切削加工時に切削インサートに加わる力に対する耐久性が低下する可能性がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、切刃の数を増やした場合であっても耐久性の良好な切削インサート、切削工具および切削加工物の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に基づく切削インサートは、複数のコーナ部分を有する第1の主面と、該第1の主面と反対側に位置する第2の主面と、前記第1の主面と前記第2の主面との間に位置し、前記複数のコーナ部分に対応する部分で互いに交差する複数の側面と、隣り合う前記複数の側面の交差する交線部に位置する複数の切刃とを備えている。前記複数の側面の1つが第1の側面であって、かつ、該第1の側面と隣り合う前記複数の側面の他の1つが第2の側面であり、前記第1の側面における前記切刃にそれぞれ隣接する第1の両縁部にすくい面が設けられるとともに、前記第2の側面における前記切刃にそれぞれ隣接する第2の両縁部に逃げ面が設けられている。そして、前記第1の主面の側から正面視した場合に、前記第1の側面は、両端に位置する前記切刃をつなぐ直線よりも内側に位置し、
前記第2の側面は、両端に位置する前記切刃をつなぐ直線よりも外側に位置している。
上記態様の切削インサートは、切刃にそれぞれ隣接する第1の両縁部にすくい面が設けられた第1の側面を有している。また、本態様の切削インサートは、切刃にそれぞれ隣接する第2の両縁部に逃げ面が設けられた第2の側面を有している。切屑を排出する領域として第1の側面を共有していることから、第2の側面においては切屑を排出する領域を確保する必要がない。これにより、第2の側面を、その両端に位置する切刃をつなぐ直線よりも外側に位置させることができる。結果として、切刃を含むそれぞれの切削部分を外側に突出させつつも切削部分の厚みを大きくして耐久性を向上させることができる。
本発明の一実施形態の切削インサートを示す斜視図である。 図1に示す切削インサートの第1の主面の側からの正面図である。 図1に示す切削インサートの第2の主面の側からの斜視図である。 図1に示す切削インサートの第1の側面の側からの側面図である。 図5(a)は、図4に示す切削インサートにおけるA1−A1断面での傾斜面の傾斜を示す拡大断面図である。図5(b)は、図4に示す切削インサートにおけるA2−A2断面での傾斜面の傾斜を示す拡大断面図である。 図1に示す切削インサートの第2の側面の側からの側面図である。 図7(a)は、図6に示す切削インサートにおけるB1−B1断面での平面領域を示す拡大断面図である。図7(b)は、図6に示す切削インサートにおけるB2−B2断面での平面領域を示す拡大断面図である。図7(c)は、図6に示す切削インサートにおけるB3−B3断面での平面領域を示す拡大断面図である。 図6に示す切削インサートにおけるB4−B4断面の断面図である。 本発明の一実施形態の切削工具を示す斜視図である。 図8に示す切削工具におけるホルダの斜視図である。 図8に示す切削工具の拡大斜視図である。 図8に示す切削工具の拡大斜視図である。 図12に示す切削インサートにおけるC−C断面の拡大断面図である。 図12に示す切削インサートにおけるD−D断面の拡大断面図である。 本発明の一実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態の切削インサート1について、図面を用いて詳細に説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、実施形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。従って、本発明の切削インサートは、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法および各部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
本実施形態の切削インサート1は、図1〜8に示すように、複数のコーナ部分3を有する第1の主面5と、第1の主面5と反対側に位置する第2の主面7と、第1の主面5と第2の主面7との間に位置し、複数のコーナ部分3に対応する部分で互いに交差する複数の側面9と、隣り合う複数の側面9の交差する交線部に位置する複数の切刃11とを備えて
いる。複数の切刃11はそれぞれ第1の主面5のコーナ部分3から第2の主面7に向かって、言い換えれば、厚み方向に向かって形成されている。
インサート1を構成する部材の材質としては、例えば、超硬合金あるいはサーメットなどが挙げられる。超硬合金の組成としては、例えば、炭化タングステン(WC)にコバルト(Co)の粉末を加えて焼結して生成されるWC−Co、WC−Coに炭化チタン(TiC)を添加したWC−TiC−Co、あるいはWC−TiC−Coに炭化タンタル(TaC)を添加したWC−TiC−TaC−Coがある。また、サーメットは、セラミック成分に金属を複合させた焼結複合材料であり、具体的には、炭化チタン(TiC)、または窒化チタン(TiN)などのチタン化合物を主成分とした焼結複合材料が挙げられる。
インサート1を構成する上記の部材の表面は、化学蒸着(CVD)法または物理蒸着(PVD)法を用いて被膜でコーティングされていてもよい。被膜の組成としては、炭化チタン(TiC)、窒化チタン(TiN)、炭窒化チタン(TiCN)またはアルミナ(Al)などが挙げられる。
本実施形態の第1の主面5は、図2に示すように、4つのコーナ部分3を有する略四角形である。また、第2の主面7も同様に、図3に示すように、4つのコーナ部分3′を有する略四角形である。第2の主面7は、図1〜3に示すように、第1の主面5とほぼ同様の構成をしており、第1の主面5に対して平行となるように位置している。第1の主面5におけるコーナ部分3と第2の主面7におけるコーナ部分3′とは、第1の主面5の側から正面視した場合にそれぞれ重なり合うように位置している。第1の主面5における互いに隣り合うコーナ部分3の間隔は、例えば10〜30mm程度とすることができる。
第1の主面5および第2の主面7は、複数の側面9によって接続されている。複数の側面9は、複数のコーナ部分3に対応する部分で互いに交差している。そのため、第1の主面5の側から正面視した場合に、隣り合う複数の側面9の交差する交線部は第1の主面5のコーナ部分3と重なり合うように位置している。本実施形態の切削インサート1においては、第1の主面5が4つのコーナ部分3を有していることから、互いに交差する4つの側面9が設けられている。第1の主面5と第2の主面7との間隔で示される側面9の幅は、例えば3〜7mm程度とすることができる。
第1の主面5の中心から第2の主面7の中心にかけて貫通孔13が形成されている。貫通孔13の貫通方向、すなわち貫通孔13の中心軸X1は、第1の主面5および第2の主面7に対してそれぞれ直交している。第1の主面5の中心は、第1の主面5の対角線上に位置するコーナ部分3をそれぞれ結ぶ直線の交わる点とすることができる。同様に、第2の主面7の中心は、第2の主面7の対角線上に位置するコーナ部分3′をそれぞれ結ぶ直線の交わる点とすることができる。貫通孔13は、切削インサート1を切削工具101のホルダ103にネジ止め固定する際に固定ネジ105を挿入するために設けられている。
隣り合う複数の側面9の交差する交線部にはそれぞれ切刃11が位置している。これら複数の切刃11は、それぞれ第1の主面5のコーナ部分3から第2の主面7に向かって、言い換えれば、インサート1の厚み方向に向かって形成されている。本実施形態のインサート1においては、第1の主面5が4つのコーナ部分3を有していることから、4つの切刃11が設けられている。
複数の切刃11はそれぞれ隣り合う複数の側面9の交差する交線部に位置していることから、第1の主面5の側から正面視した場合に、複数の切刃11は第1の主面5のコーナ部分3と重なり合うように位置している。すなわち、本実施形態においては、4つの切刃11のそれぞれが第1の主面5および第2の主面7に対して垂直となるように位置してい
る。
なお、このとき複数の側面9の交線部は、2つの面が交わることによる厳密な線形状ではない。複数の側面9の交差する部分が鋭角に尖っていると、切刃11の耐久性が低下する。そのため、複数の側面9が交わる部分がわずかに曲面形状となっている、いわゆるホーニング加工が施されていても良い。
本実施形態における複数の側面9を構成する面の少なくとも1つは第1の側面9aである。また、複数の側面9を構成する面の別の少なくとも1つは第2の側面9bである。複数の切刃11はそれぞれ隣り合う複数の側面9の交差する交線部に位置していることから、第1の側面9aおよび第2の側面9bの両端のそれぞれには切刃11が位置している。第2の側面9bは、切刃11を介して第1の側面9aに隣り合うように位置している。
第1の側面9aおよび第2の側面9bはそれぞれ1つのみであることに限定されるものではない。例えば、本実施形態の切削インサート1においては、4つの側面9のうち2つがそれぞれ第1の側面9aであって、残りの2つがそれぞれ第2の側面9bである。2つの第1の側面9aと2つの第2の側面9bは交互に設けられている。すなわち、第1の側面9aは、第2の側面9bに挟まれるように位置しており、第2の側面9bは、第1の側面9aに挟まれるように位置している。
なお、本実施形態の切削インサート1においては、第1の主面5及び第2の主面7がそれぞれ4つのコーナ部分3、3′を有した略四角形の形状となっているが、第1の主面5及び第2の主面7はこのような形状に限られるものではない。第1の主面5及び第2の主面7はそれぞれ複数のコーナ部分3、3′を有していればよいので、例えば、6つのコーナ部分3を有する略六角形の形状であってもよい。
第1の側面9aにおける切刃11にそれぞれ隣接する両縁部(以下、第1の両縁部とする)には、すくい面15が設けられている。すくい面15は、工具101の切削を営む主体となる面であり、切屑はこの面上を通過する。また、第2の側面9bにおける切刃11にそれぞれ隣接する両縁部(以下、第2の両縁部とする)には、逃げ面17が設けられている。逃げ面17は、被削材201の仕上げ面との不必要な接触を避けるために逃がした面である。隣り合う第1の側面9aと第2の側面9bとの境に位置する切刃11には、第1の両縁部のすくい面15と第2の両縁部の逃げ面17とが隣接している。
本実施形態のインサート1においては、第1の主面5の側から正面視した場合に、図2に示すように、第1の側面9aがその両端に位置する切刃11をつなぐ直線X2よりも内側に位置している。また、同様に第1の主面5の側から正面視した場合に、第2の側面9bがその両端に位置する切刃11をつなぐ直線X3よりも外側に位置している。
このように、第1の側面9aは、その両端に位置する切刃11をつなぐ直線X2に対して内側に窪んだ形状となっている。そのため、第1の側面9aの両端に位置する切刃11の一方(以下、第1の切刃11aともいう)を用いて切削加工を行なう場合に、第1の側面9aの一方端に位置するすくい面15において安定して切屑を流れさせることができる。また、この両端に位置する切刃11のもう一方(以下、第2の切刃11bともいう)を用いて切削加工を行なう場合にも、第1の側面9aの他方端に位置するすくい面15において安定して切屑を流れさせることができる。
すなわち、第1の側面9aの両端に位置する切刃11を用いて切削加工を行なう場合に、切屑を流れさせる領域として第1の側面9aを共有することができる。そのため、第1の主面5と第2の主面7との間に位置する複数の側面9のそれぞれに切屑を排出するため
の窪んだ領域を設ける必要が無くなる。
第2の側面9bの第2の両縁部に逃げ面17が設けられ、かつ、この第2の側面9bと隣り合う第1の側面9aの第1の両縁部にすくい面15が設けられていることから、第2の側面9bに切屑を排出するための窪んだ領域を設ける必要が無くなる。そのため、第2の側面9bをその両端に位置する切刃11をつなぐ直線X3よりも外側に位置させることができる。これにより、切削加工時に被削材201に向かって突出する領域における被削材201からインサート1に加わる力に平行な方向の厚みを大きくすることができる。結果として、切削加工時に被削材201に向かって突出する領域、すなわち切削部分の厚みが大きくなるのでインサート1の耐久性を向上させることができる。
なお、上記の、第1の側面9aがその両端に位置する切刃11をつなぐ直線X2よりも内側に位置しているとは、第1の側面9aが上記の直線X2よりも第1の主面5の中心に近くなるように位置していることを意味している。また、上記の、第2の側面9bがその両端に位置する切刃11をつなぐ直線X3よりも外側に位置しているとは、第2の側面9bが上記の直線X3よりも第1の主面5の中心から離れるように位置していることを意味している。
本実施形態のインサート1における第1の側面9aは、第1の両縁部に位置するすくい面15の間に、すくい面15よりも内側に窪んだ凹部19を有している。インサート1を切削工具101のホルダ103に取り付ける際に、この凹部19をホルダ103に対する拘束面として用いることができる。そのため、インサート1をホルダ103に取り付けて使用する際に、すくい面15が拘束面となり大きな力が加わる可能性を小さくできる。
このとき、凹部19をホルダ103に対する拘束面として安定して機能させるためには、凹部19の下端がすくい面15の下端よりも内側に位置していることが好ましい。このとき、凹部19の下端がすくい面15の下端よりも内側に位置しているとは、第1の主面5の側から平面視した場合に、第1の側面9aの両端に位置する切刃11をつなぐ直線X2に平行であって凹部19の下端を通る直線X4よりもすくい面15が外側に位置していることを意味する。
本実施形態の切削インサート1は、第1の側面9aを2つ有している。本実施形態のインサート1を備えた切削工具101の使用時において、2つの第1の側面9aの一方を切屑の処理に用いている場合には、2つの第1の側面9aのもう一方における凹部19がホルダ103に当接していることが好ましい。インサート1には、その使用時において、被削材201から切削インサート1に加わる力によって貫通孔13の中心軸X1を中心として回転しようとする力が加わる。インサート1をホルダ103に取り付ける際に、この凹部19をホルダ103に当接させることによって、安定してインサート1をホルダ103に固定することができるからである。
凹部19が一対の平らな傾斜面19aによって形成されている場合には、この傾斜面19aをホルダ103に当接させることによって、安定してインサート1をホルダ103に固定することができる。これは、凹部19が凹曲面状に形成されている場合と比較して、安定してインサート1をホルダ103に面接触させることができるからである。なお、この場合、一対の傾斜面19aのいずれか一方がホルダ103に当接されていれば良く、一対の傾斜面19aの両方がホルダ103に当接されている必要は無い。
第1の側面9aを側面視した場合に、図4に示すように、第1の切刃11aの中心を通り第1の切刃11aに垂直な仮想直線(以下、第1の仮想直線X5ともいう)が、第2の切刃11bの中心を通り第2の切刃11bに垂直な仮想直線(以下、第2の仮想直線X6
ともいう)から離れていることが好ましい。言い換えれば、第1の仮想直線X5と第2の仮想直線X6とが一致せずにずれていることが好ましい。
第1の切刃11aを用いて切削加工を行う場合、切屑は第1の仮想直線X5に沿った方向に進みやすい。第1の仮想直線X5と第2の仮想直線X6とが一致する場合、第1の仮想直線X5に沿って進む切屑が第2の切刃11bの広範囲に接触し易くなる。しかしながら、第2の仮想直線X6が第1の仮想直線X5に対してずれていることによって、第1の仮想直線X5に沿って進む切屑が第2の切刃11bの広範囲に接触する可能性を小さくできる。そのため、第2の切刃11bが損傷する可能性を小さくできる。また、同様に第2の切刃11bを用いて切削加工を行う場合であっても、第1の切刃11aが損傷する可能性を小さくできる。
また、第1の仮想直線X5と第2の仮想直線X6とが一致している場合、第1の切刃11aを用いて切削加工を行う際に第2の切刃11bが被削材に接触する可能性がある。同様に、第2の切刃11bを用いて切削加工を行う際に第1の切刃11aが被削材に接触する可能性がある。しかしながら、第2の仮想直線X6が第1の仮想直線X5に対してずれていることによって、第1の切刃11aまたは第2の切刃11bによる被削材への干渉を防ぐことができる。
本実施形態のインサートにおいては、第1の側面9aを側面視した場合に第1の仮想直線X5および第2の仮想直線X6が第1の主面5に対して傾斜した構成となっている。言い換えれば第1の切刃11aおよび第2の切刃11bが第1の主面5に対して直交しておらず傾斜した構成となっている。本実施形態の切削インサート1においては、第1の仮想直線X5および第2の仮想直線X6が第1の主面5に対して1.5°傾斜している。
具体的には、第1の切刃11aは第1の主面5から第2の主面7に近づくにつれて内側に傾斜した構成となっている。言い換えれば、第1の切刃11aは第1の主面5から第2の主面7に近づくにつれて貫通孔13の中心軸X1に近づくように傾斜している。そのため、第1の切刃11aで切削された切屑は第2の切刃11bから離れていくように進む。そのため、第1の切刃11aで切削された切屑が第2の切刃11bの広範囲に接触する可能性を小さくできる。
同様に、第2の切刃11bは第2の主面7から第1の主面5に近づくにつれて内側に傾斜した構成となっている。言い換えれば、第2の切刃11bは第2の主面7から第1の主面5に近づくにつれて貫通孔13の中心軸X1に近づくように傾斜している。そのため、第2の切刃11bで切削された切屑は第1の切刃11aから離れていくように進む。そのため、第2の切刃11bで切削された切屑が第1の切刃11aの広範囲に接触する可能性を小さくできる。
本実施形態のインサート1における第2の側面9bは、第2の両縁部に位置する逃げ面17の間に、平面領域21を有している。このような平面領域21を有している場合には、第2の側面9bを安定してホルダ103に当接させることができる。
<切削工具>
次に、本発明の一実施形態の切削工具101について図面を用いて説明する。なお、図11は、切削工具101における切削インサート1が取り付けられた先端側を拡大した拡大斜視図である。図12は、切削工具101における切削インサート1が取り付けられた先端側を拡大した拡大側面図である。また、図13,14は、図12における切削インサート1がホルダ103に取り付けられた部分を拡大した拡大断面図である。
本実施形態の切削工具101は、図9〜14に示すように、先端側にインサートポケット107を有するホルダ103と、複数の切刃11の1つがホルダ103の先端から突出するようにインサートポケット107に装着された上記の切削インサート1とを備えている。上記態様の切削インサート1が高い耐久性を有していることから、切削インサート1の欠損によってホルダ103が損傷する可能性を小さくできる。
ホルダ103は、細長く伸びた棒形状をなしている。そして、ホルダ103の先端側には、インサートポケット107が1つ設けられている。インサートポケット107は、切削インサート1が装着される部分であり、ホルダ103の先端面および側面に対して開口している。このとき、インサートポケット107がホルダ103の側面に対しても開口していることによって、切削インサート1の装着を容易に行うことができる。
具体的には、インサートポケット107は、ホルダ103の長手方向に対して平行な着座面109と、着座面109の交差する方向に位置する拘束側面111とを有している。インサートポケット107には切削インサート1が装着される。切削インサート1は、複数の切刃11の1つがホルダ103の先端側に突出するように装着される。
本実施形態においては、切削インサート1は、固定ネジ105によって、ホルダ103に装着されている。すなわち、切削インサート1の貫通孔13に固定ネジ105を挿入し、この固定ネジ105の先端をインサートポケット107に形成されたネジ孔に挿入してネジ部同士を螺合させることによって、切削インサート1がホルダ103に装着されている。
ホルダ103としては、鋼、鋳鉄などを用いることができる。特に、これらの部材の中で靱性の高い鋼を用いることが好ましい。
第1の側面9aが一対の平らな傾斜面19aによって形成された凹部19を有している場合、貫通孔13の中心軸X1を含み、かつ上記の傾斜面19aのうちホルダ103に当接されている部分と交差する断面において、図5,14に示すように、ホルダ103の拘束側面111およびインサート1の傾斜面19aがそれぞれ着座面109に対して傾斜していることが好ましい。図14においては、ホルダ103の拘束側面111は、着座面109に対して鋭角となるように傾斜している。また、インサート1の傾斜面19aは、インサートポケット107の開口部分から着座面109に近づくにつれて貫通孔13の中心軸X1から離れるように傾斜している。
このようにホルダ103の拘束側面111およびインサート1の傾斜面19aがそれぞれ傾斜していることによって、インサート1の傾斜面19aがホルダ103の拘束側面111に引っかかる構成となる。そのため、インサート1がホルダ103から外れにくくなり、インサート1をホルダ103に安定して拘束することができる。
また、第2の側面9bが平面領域21を有している場合、貫通孔13の中心軸X1を含み、かつ上記の平面領域21のうちホルダ103に当接されている部分と交差する断面において、図7,13に示すように、ホルダ103の拘束側面111およびインサート1の平面領域21がそれぞれ着座面109に対して傾斜していることが好ましい。図13においても、ホルダ103の拘束側面111は、着座面109に対して鋭角となるように傾斜している。また、インサート1の平面領域21は、インサートポケット107の開口部分から着座面109に近づくにつれて貫通孔13の中心軸X1から離れるように傾斜している。
このようにホルダ103の拘束側面111およびインサート1の平面領域21がそれぞ
れ傾斜していることによって、インサート1の傾斜面19aがホルダ103の拘束側面111に引っかかる構成となる。そのため、インサート1がホルダ103から外れにくくなり、インサート1をホルダ103に安定して拘束することができる。
<切削加工物の製造方法>
次に、本発明の一実施形態の切削加工物の製造方法について図面を用いて説明する。
切削加工物は、被削材201を切削加工することによって作製される。本実施形態における切削加工物の製造方法は、以下の工程を備えている。すなわち、
(1)被削材201を回転させる工程と、
(2)回転している被削材201に上記実施形態に代表される切削工具101における複数の切刃11の1つを接触させる工程と、
(3)切削工具101を被削材201から離す工程と、
を備えている。
より具体的には、まず、図15に示すように、被削材201を軸Yの周りで回転させるとともに、被削材201に切削工具101を相対的に近付ける。次に、図16に示すように、切削工具101における複数の切刃11の1つを被削材201に接触させて、被削材201を切削する。そして、図17に示すように、切削工具101を被削材201から相対的に遠ざける。
本実施形態においては、軸Yを固定するとともに被削材201を回転させた状態で切削工具101を近づけている。また、図16においては、回転している被削材201に切削インサート1における複数の切刃11の1つを接触させることによって被削材201を切削している。また、図17においては、被削材201を回転させた状態で切削工具101を遠ざけている。
なお、本実施形態の製造方法における切削加工では、それぞれの工程において、切削工具101を動かすことによって、切削工具101を被削材201に接触させる、あるいは、切削工具101を被削材201から離しているが、当然ながらこのような形態に限定されるものではない。
例えば、(1)の工程において、被削材201を切削工具101に近づけてもよい。同様に、(3)の工程において、被削材201を切削工具101から遠ざけてもよい。切削加工を継続する場合には、切削工具101を回転させた状態を維持して、被削材201の異なる箇所に切削インサート1における複数の切刃11の1つを接触させる工程を繰り返せばよい。
なお、被削材201の材質の代表例としては、炭素鋼、合金鋼、ステンレス、鋳鉄、または非鉄金属などが挙げられる。
1・・・切削インサート(インサート)
3・・・コーナ部分
5・・・第1の主面
7・・・第2の主面
9・・・側面
9a・・・第1の側面
9b・・・第2の側面
11・・・切刃
13・・・貫通孔
15・・・すくい面
17・・・逃げ面
19・・・凹部
19a・・・傾斜面
21・・・平面領域
101・・・切削工具
103・・・ホルダ
105・・・固定ネジ
107・・・インサートポケット
109・・・着座面
111・・・拘束側面
201・・・被削材

Claims (7)

  1. 複数のコーナ部分を有する第1の主面と、
    該第1の主面と反対側に位置する第2の主面と、
    前記第1の主面と前記第2の主面との間に位置し、前記複数のコーナ部分に対応する部分で互いに交差する複数の側面と、
    隣り合う前記複数の側面の交差する交線部に位置する複数の切刃とを備えた切削インサートであって、
    前記複数の側面の1つが第1の側面であって、かつ、該第1の側面と隣り合う前記複数の側面の他の1つが第2の側面であって、
    前記第1の側面における前記切刃にそれぞれ隣接する第1の両縁部にすくい面が設けられ、
    前記第2の側面における前記切刃にそれぞれ隣接する第2の両縁部に逃げ面が設けられ、前記第1の主面の側から正面視した場合に、前記第1の側面は、両端に位置する前記切刃をつなぐ直線よりも内側に位置し、前記第2の側面は、両端に位置する前記切刃をつなぐ直線よりも外側に位置することを特徴とする切削インサート。
  2. 前記第1の側面は、前記第1の両縁部に位置する前記すくい面の間に、前記すくい面よりも内側に窪んだ凹部を有していることを特徴とする請求項1に記載の切削インサート。
  3. 前記凹部は、一対の平らな傾斜面によって形成されていることを特徴とする請求項2に記載の切削インサート。
  4. 前記第1の側面の両端に位置する前記切刃の一方を第1の切刃、他方を第2の切刃として、前記第1の側面を側面視した場合に、
    前記第1の主面に対して平行であって前記第1の切刃の中心を通る仮想直線が、前記第1の主面に対して平行であって前記第2の切刃の中心を通る仮想直線から離れていることを特徴とする請求項1に記載の切削インサート。
  5. 前記第2の側面は、前記第2の両縁部に位置する前記逃げ面の間に、平面領域を有していることを特徴とする請求項1に記載の切削インサート。
  6. 先端側に複数のインサートポケットを有するホルダと、
    前記複数の切刃の1つが前記ホルダの先端側に突出するように前記インサートポケットに装着された、請求項1〜5のいずれか1つに記載の切削インサートとを具備した切削工具。
  7. 被削材を回転させる工程と、
    回転している前記被削材に請求項6に記載の切削工具の前記切刃を接触させる工程と、
    前記切削工具を前記被削材から離す工程とを備えた切削加工物の製造方法。
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