JP5988010B2 - 切削インサート、工具ボデーおよび切削工具 - Google Patents

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Description

本発明は、切削工具の工具ボデーに着脱自在に装着されて金属材料などの切削加工に用いられる切削インサート、その切削インサートが着脱自在に装着される工具ボデー、およびそれらを備える切削工具に関する。
従来の切削インサートには、特許文献1に示すようなものがある。特許文献1の切削インサートは、対向する2つの端面と、これらの端面間に延在する周側面とを有する。この切削インサートは、4つのねじ切り用の山型の切れ刃を有する。各端面に、関連する2つの切れ刃の2つのすくい面が延在する。周側面は、4つの側面部分を有する。2つの対向する第1側面部分に、それら切れ刃の逃げ面が延在する。1つの第1側面部分において、一方の端面から他方の端面に向けて、1つの切れ刃の逃げ面、インサート取付部に対する当接面、別の切れ刃の逃げ面が並ぶ。残りの2つの対向する第2側面部分に開口するように、貫通穴が形成されている。1つの切れ刃が作用切れ刃となるように切削インサートが工具ボデーのインサート取付部に取り付けられるとき、作用切れ刃が関係しない端面および第1側面部分、および、1つの第2側面部分が、インサート取付部に当接する。
特表平4−505892号公報
特許文献1の従来の切削インサートでは、第1側面部分が細長く、かつ第2側面部分よりも大幅に狭いので、切れ刃が縁部に形成される2つの端面の間の距離が、切削インサートの大きさに対して大きい。すなわち作用切れ刃からインサート取付部に当接する下側の端面の当接面までの距離が、切削インサートの厚さに比してかなり長い。それ故、作用切れ刃に切削力が作用するときに、切削インサートがずれ動きやすく、切削インサートの安定性が不足する場合がある。
本発明の目的は、インサート取付部における切削インサートの安定性を改善することにある。
本発明の一態様によれば、
対向する2つの端面と、
該端面の間をつなぐ周側面であって、対向する第1の主側面部分および第2の主側面部分と、対向する第1の副側面部分および第2の副側面部分とを含む、周側面と、
前記第1の主側面部分と前記第2の主側面部分とのそれぞれに開口するように形成された貫通穴と、
少なくとも2つの切れ刃であって、前記2つの端面のうちの第1の端面のすくい面と前記第1の副側面部分の逃げ面との交差稜線部に形成される第1の切れ刃、および前記2つの端面のうちの第2の端面のすくい面と前記第1の副側面部分の逃げ面との交差稜線部に形成される第2の切れ刃とを含む、切れ刃と、
少なくとも2つの傾斜部分であって、前記第2の副側面部分に形成された第1の傾斜部分および第2の傾斜部分を含む、傾斜部分と
を備え、
前記第1の傾斜部分は、前記第1の端面側から前記第2の端面側に向かうにつれて外方に傾斜し、かつ前記第1の主側面部分から離間するにつれて外方に傾斜し、
前記第2の傾斜部分は、前記第2の端面側から前記第1の端面側に向かうにつれて外方に傾斜し、かつ前記第2の主側面部分から離間するにつれて外方に傾斜する、
切削インサート
が提供される。
好ましくは、貫通穴の中心軸線に直交する仮想平面を定めるとき、前記第1の切れ刃は前記仮想平面によって分けられる2つの領域のうちの前記第1の主側面部分側の第1領域に位置し、前記第2の切れ刃は前記仮想平面によって分けられる2つの領域のうちの前記第2の主側面部分側の第2領域に位置する。
好ましくは、前記貫通穴の中心軸線を含む中間平面を定めるとき、第1の傾斜部分は、前記中間平面によって分けられる2つの領域のうち、前記第1の端面側の領第3域に偏って位置し、第2の傾斜部分は、前記中間平面によって分けられる2つの領域のうち、前記第2の端面側の第4領域に偏って位置する。
好ましくは、上記切削インサートは、第1の端面のすくい面と前記第2の副側面部分の逃げ面との交差稜線部に形成される第3の切れ刃、および第2の端面のすくい面と前記第2の副側面部分の逃げ面との交差稜線部に形成される第4の切れ刃と、前記第1の副側面部分に形成された第3の傾斜部分および第4の傾斜部分とをさらに備える。この場合、さらに好ましくは、第3の切れ刃は前記仮想平面によって分けられる2つの領域のうちの前記第2の主側面部分側の前記第2領域に位置し、前記第4の切れ刃は前記仮想平面によって分けられる2つの領域のうちの前記第1の主側面部分側の前記第1領域に位置し、前記第3の傾斜部分は、前記第1の端面側から前記第2の端面側に向かうにつれて外方に傾斜し、かつ前記第2の主側面部分から離間するにつれて外方に傾斜し、前記第4の傾斜部分は、前記第2の端面側から前記第1の端面側に向かうにつれて外方に傾斜し、かつ前記第1の主側面部分から離間するにつれて外方に傾斜する。
好ましくは、前記貫通穴の中心軸線を含む中間平面を定めるとき、前記第3の傾斜部分は、前記中間平面によって分けられる2つの領域のうち、前記第1の端面側の第3領域に偏って位置し、前記第4の傾斜部分は、前記中間平面によって分けられる2つの領域のうち、前記第2の端面側の第4領域に偏って位置する。
好ましくは、前記第1の副側面部分において、前記仮想平面によって分けられる前記第1領域において、前記第1の切れ刃の逃げ面と、前記第4の傾斜部分とは、前記2つの端面をつなぐ第1方向において並ぶ。同様に、好ましくは、前記第1の副側面部分において、前記仮想平面によって分けられる前記第2領域において、前記第2の切れ刃の逃げ面と、前記第3の傾斜部分とは、前記第1方向において並ぶ。また、前記第2の副側面部分において、前記仮想平面によって分けられる前記第2領域において、前記第3の切れ刃の逃げ面と、前記第2の傾斜部分とは、前記第1方向において並ぶとよい。さらに、前記第2の副側面部分において、前記仮想平面によって分けられる前記第1領域において、前記第4の切れ刃の逃げ面と、前記第1の傾斜部分とは、前記第1方向において並ぶとよい。
好ましくは、前記切れ刃は、ねじ切り用の山型または谷型の切れ刃部分を含む。
好ましくは、前記第1の端面は、前記第1の切れ刃のすくい面と、工具ボデーへの取り付け用の当接面との間にフィレット面または面取り面を有し、前記第2の端面は、前記第2の切れ刃のすくい面と、工具ボデーへの取り付け用の当接面との間にフィレット面または面取り面を有する。
好ましくは、各切れ刃における逃げ面は、該切れ刃の前記すくい面が延在する端面から離れるにしたがい、外方に傾斜する。
本発明は、工具ボデーにも存する。本発明のさらなる態様によれば、上記切削インサートが着脱自在に装着される切削工具の工具ボデーであって、該工具ボデーは少なくとも1つのインサート取付部を備え、該インサート取付部は、前記第1の主側面部分または前記第2の主側面部分が当接可能な底面と、該底面と交差するように延在する第1の側壁面とを備え、該第1の側壁面は、前記底面との間に鋭角をなすように傾斜し、前記切削インサートが該インサート取付部に取り付けられるとき、対応する前記傾斜部分が当接するように構成されている、工具ボデーが提供される。好ましくは、前記インサート取付部は前記底面および前記第1の側壁面のそれぞれと交差するように延在する第2の側壁面をさらに有し、前記第1の側壁面は、該第2の側壁面との間に鋭角をなすように傾斜する。
本発明は、切削工具にも存する。本発明のさらなる別の態様によれば、上記切削インサートが着脱自在に取り付けられる工具ボデーを備える切削工具であって、工具ボデーは少なくとも1つのインサート取付部を備え、該インサート取付部は、前記第1の主側面部分または前記第2の主側面部分が当接可能な底面と、該底面と交差するように延在する第1の側壁面とを備え、前記第1の側壁面は、前記底面との間に鋭角をなすように傾斜し、前記切削インサートが工具ボデーのインサート取付部に取り付けられるとき、対応する前記傾斜部分が当接するように構成されている、切削工具が提供される。好ましくは、前記インサート取付部は前記底面および前記第1の側壁面のそれぞれと交差するように延在する第2の側壁面をさらに有し、前記第1の側壁面は、該第2の側壁面との間に鋭角をなすように傾斜する。
図1は本発明の一実施形態に係る切削インサートの斜視図である。 図2Aは図1に示す切削インサートの平面図である。 図2Bは図1に示す切削インサートの底面図である。 図3Aは図1に示す切削インサートの右側面図である。 図3Bは図1に示す切削インサートの左側面図である。 図4Aは図1に示す切削インサートの正面図である。 図4Bは図1に示す切削インサートの背面図である。 図5は本発明の一実施形態に係る切削工具の斜視図であり、工具ボデーに図1に示す切削インサートが装着されている。 図6は図5に示す切削工具の平面図である。 図7は図5に示す切削工具の右側面図である。 図8は図5に示す切削工具の正面図である。 図9は図5に示す切削工具の工具ボデーにおけるインサート取付部周辺の拡大斜視図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態に係る切削インサートの斜視図である。図2Aおよび図2Bは図1に示す切削インサートの平面図および底面図である。図3Aおよび図3Bは図1に示す切削インサートの右側面図および左側面図である。図4Aおよび図4Bは図1に示す切削インサートの正面図および背面図である。図5は本発明の一実施液体に係る切削工具の斜視図である。図6は図5に示す切削工具の平面図である。図7は図5に示す切削工具の右側面図である。図8は図5に示す切削工具の正面図である。図9は図5に示す切削工具の工具ボデーにおけるインサート取付部周辺の拡大斜視図である。
図1から図4Bに示すように、この実施形態の切削インサート1は、略六面体である。すなわち、切削インサート1は、対向する2つの端面2、3と、4つの側面部分を含む周側面4とを有する。ここでは一方の端面(第1の端面)2を上面2と呼び、他方の端面(第2の端面)3を下面3と呼ぶ。なお説明をわかりやすくするために、上面など、空間内の向きを表す用語を用いているが、これは便宜上のものであって、空間内の絶対的な向きや位置関係を規定することを企図したものではない。特にことわりがない限り、その他の空間内の向きや位置関係を表す用語も同様である。
周側面4は、上下面2、3間に延在し、上面2と下面3とをつないでいる。周側面4は、第1側面4a、第2側面4b、第3側面4c、および第4側面4dを含む。第1側面および第2側面は、互いに対して対向する。第3側面および第4側面は、互いに対して対向し、第1側面および第2側面を周方向でつなぐ。また切削インサート1は、第1側面4aおよび第2側面4bを貫通する貫通穴7を有する。貫通穴7は、切削インサート1を切削工具20の工具ボデー21へ装着するときに、締めつけねじやレバーなどのクランプ部材30と接触する。貫通穴7は、クランプ穴とも呼ぶことができる。
切削インサート1の上面2には、すくい面8が形成される。この実施形態の切削インサート1は、下面3にもすくい面が形成される。ここでは、上面2側のすくい面の1つを第1のすくい面8aと呼ぶ。また第1のすくい面8aの概ね真下に形成される下面3側のすくい面を第2のすくい面8bと呼ぶ。周側面4の少なくとも一部に逃げ面9が形成される。すくい面と逃げ面との交差稜線部に切れ刃10が形成される。この実施形態の切削インサート1は、4つの切れ刃10が形成される。すなわち、切削インサート1は、割出可能な切削インサートであり、切削工具の工具ボデーへ装着し直すことにより、4回使用できる経済的な切削インサートである。したがって4つの切れ刃10は、2つの回転方向に対してそれぞれ180°回転対称な同じ形状の切れ刃である。切削インサート1では、4つの切れ刃10は、貫通穴7の中心軸線A、および中心軸線Aに直交して上下面2、3を貫通するように定められる軸線Bに関して対称関係を有する。なお、中心軸線Aまたは軸線Bの代わりに、中心軸線Aに直交して第3および第4側面4c、4dを貫通するように定められる軸線Cが回転対称軸として採用されてもよい。
ここでは便宜的に、4つの切れ刃10をそれぞれ第1の切れ刃10a、第2の切れ刃10b、第3の切れ刃10cおよび第4の切れ刃10dとする。第1および第3の切れ刃10a、10cは、上面2側の切れ刃10とする。第2および第4の切れ刃10b、10dは、下面3側の切れ刃10とする。特に第1のすくい面8aと第1の逃げ面9aとの交差稜線部の切れ刃10を、第1の切れ刃10aと呼ぶ。また第2のすくい面8bと第2の逃げ面9bとの交差稜線部の切れ刃10を、第2の切れ刃10bと呼ぶ。前述のとおり、第2のすくい面8bは、第1のすくい面8aの概ね真下のすくい面である。すなわち第1の切れ刃10aに関する第1の逃げ面9aと第2の切れ刃10bに関する第2の逃げ面9bとは、第3側面4cに延在する。なお第3のすくい面8cと第3の逃げ面9cとの交差稜線部の第3の切れ刃10cおよび第4のすくい面8dと第4の逃げ面9dとの交差稜線部の第4の切れ刃10dについても同様であり、それら逃げ面9c、9dは第4側面4dに延在する。前述のとおり、4つの切れ刃10a、10b、10c、10dは、それぞれ同じ形状であり、同じ機能を有する。説明を簡略にするため、以降は第1の切れ刃10aを作用切れ刃とする場合について説明し、他の切れ刃10b、10c、10dを作用切れ刃とする場合の説明は省略する。
この実施形態の切削インサート1の切れ刃10は、ねじ切り用の切れ刃である。すなわち切れ刃10aは、加工されるねじの形状に対応する山型の切れ刃部分を含む。切れ刃10aは、その突端が関連する第3側面4c側、つまり軸線C方向に突き出すように形成されている。ねじ切り加工は、切削加工のときに発生する切削力の方向が、1パス毎に変化する。そのため、特に切削インサート1の固定を安定させることが好ましい。切削インサート1が安定的に固定されないと、切削加工中に切削インサート1がずれ動く場合がある。切削インサート1がずれ動くと、加工されるねじの精度が低下する。または、切削インサート1の工具寿命が著しく低下する。なおすくい面には、チップブレーカが形成されることが好ましい。チップブレーカの形状は、既知の様々な形状が適用できる。
ここでは周側面4のうち、貫通穴7が貫通する部分(つまり第1側面4aおよび第2側面4b)を主側面部分5と呼ぶ。残りの第3側面4cおよび第4側面4dを副側面部分6と呼ぶ。したがって、この実施形態の切削インサート1の周側面4は、2つの主側面部分5と、2つの副側面部分6とを含む。主側面部分5は、切削インサート1を切削工具20へ装着するときに、いずれか一方がチップ座つまりインサート取付部22の底面23と接触するように形成される。ここでは2つの主側面部分5を、第1側面4aおよび第2側面4bにそれぞれが対応するように、第1の主側面部分5aおよび第2の主側面部分5bと呼ぶ。図4Aの切削インサート1の正面図に示すように、第1の逃げ面9aが延在する第3側面4cに対向する方向から切削インサート1をみるとき、右側の主側面部分5を第1の主側面部分5aとし、左側の主側面部分5を第2の主側面部分5bとする。この実施形態の切削工具20では、第1の切れ刃10aを作用切れ刃として工具ボデー21へ装着するとき、第2の主側面部分5bがインサート取付部22の底面23と接触する。切削インサート1の主側面部分5(5a、5b)は、平面として形成されることが好ましい。主側面部分5が平面とされると、インサート取付部22の底面23も平面とすることができるため、底面23を形成するための機械加工が容易であり、なおかつインサート取付部22での切削インサート1の安定性を容易に高くできる。しかし、これに限定されない。主側面部分5は、インサート取付部22の底面23と接触して切削インサート1を固定できる形状であれば、どのような形状とされても構わない。例えば、主側面部分5は凹凸形状を有し、底面23はそれに相補的な形状を有してもよい。
周側面4の副側面部分6は、それぞれ、2つの傾斜部分を有する。傾斜部分は、切削インサート1が工具ボデー21に装着されるときに、少なくとも1つの傾斜部分がインサート取付部22の側壁面24と接触する(つまり当接する)ように形成される。この実施形態の切削インサート1は、前述のとおり、4つの切れ刃10を有し、4回の使用ができる。したがって切削インサート1では、切れ刃の数と同じ4つの傾斜部分が形成される。ここでは第1の切れ刃10aが作用切れ刃とされるときにインサート取付部22の第1の側壁面24aと接触する傾斜部分を、第1の傾斜部分11aと呼ぶ。同様に、第2、第3、および第4の切れ刃10b、10c、10dが作用切れ刃とされるときにインサート取付部22の第1の側壁面24aと接触する傾斜部分を、第2、第3、および第4の傾斜部分11b、11c、11dと呼ぶ。
また、ここでは、第1および第2の切れ刃に関する副側面部分6(つまり第3側面4c)を第1の副側面部分6aと呼び、第3および第4の切れ刃に関する副側面部分(つまり第4側面4d)を第2の副側面部分6bと呼ぶ。第1の切れ刃10aと第2の切れ刃10bとは第3側面4cにそれぞれ逃げ面を有するので、第1の傾斜部分11aと第2の傾斜部分11bとは、第3側面4cの反対側にある第4側面4dの第2の副側面部分6bに形成される。第3の傾斜部分11cと第4の傾斜部分11dとは、第3側面4cの第1の副側面部分6aに形成される。
第1の傾斜部分11aと第2の傾斜部分11bとは、実質的に同じ機能をもった傾斜部分である。すなわち第1の切れ刃10aに代えて第2の切れ刃10bを作用切れ刃とするように切削インサート1を軸線C周りに180°回転させるときに、第2の傾斜部分11bは、第1の傾斜部分11aと同じ位置および形状とされることが好ましい。説明を簡略にするため、傾斜部分の作用は、第1の傾斜部分11aの場合を代表として説明する。第2の傾斜部分11bなどの残る3つの傾斜部分は、第1の傾斜部分11aと同様であるため、特に必要な場合を除いて説明を省略する。
ここで、貫通穴7の中心軸線Aに直交する第1仮想平面P1を定める。第1仮想平面P1は切削インサート1を2等分するように定められる。このとき、第1仮想平面P1の同じ側に、互いに関係する切れ刃と傾斜部分とがある。つまり、第1仮想平面P1によって分けられる2つの領域の内、第1切れ刃10aが延在する領域(第1領域)に、第1の傾斜部分11aがある。図4Aの正面図において、第1の切れ刃10は第1仮想平面P1によって分けられる2つの領域のうち、第1の主側面部分5a側の第1領域に形成されている。これに対応するように、図4Bの背面図において、第1の傾斜部分11aも第1仮想平面P1によって分けられる2つの領域のうち第1の主側面部分5a側の第1領域にある。第2切れ刃10bは、第1の切れ刃10aと異なり、第2の主側面部分5b側の第2領域に形成されているので、第2の傾斜部分11bも第2の主側面部分5b側の第2領域にある。第3の切れ刃10cと第3の傾斜部分11cとは第2の主側面部分5b側の第2領域にあり、第4の切れ刃10dと第4の傾斜部分11dとは第1の主側面部分5a側の第1領域にある。
図3A、図3B、図4Aおよび図4Bに示すように、上面2および下面3の中間に位置し、切削インサート1をほぼ2等分する仮想平面を中間平面Mと定義する。中間平面Mは、ここでは、中心軸線Aを含み、第1仮想平面P1に直交する。第1の切れ刃10aが上面2にすくい面を有するので、第1の傾斜部分11aは、中間平面Mによって分けられる2つの領域のうちの上面2側の領域(第3領域)にその少なくとも半分を有し、特に上面2側の第3領域に偏って位置する。すなわち第1の傾斜部分11aは、切削インサート1の半分より上面2側に主として位置する。同様に、第2の切れ刃10bは下面3にすくい面を有するので、第2の傾斜部分11bは、下面3と中間平面Mとの間の領域(第4領域)に偏って位置する。特に、切削インサート1では、第2の傾斜部分11bは、切削インサート1の半分より下側(下面3側)に概して位置する。この関係は、第3の傾斜部分11cおよび第4の傾斜部分11dに関しても同様に成立する。
図3Aおよび図4Bから明らかなように、第1の傾斜部分11aは、上面2側かつ第1の主側面部分5a側の領域(第1領域と第3領域とが重なる領域)に主として配置されているので、上面2側から下面3側に向かうにつれて外方に傾斜し、なおかつ第1の主側面部分5aから離間するにつれて外方に傾斜する。つまり、中心軸線Aと軸線Bとを含む第2仮想平面P2を定めるとき、第1の傾斜部分11aは、上面2側から下面3側に向かうにつれて第2仮想平面P2から離れ、かつ、第1の主側面部分5aから離れるにしたがい第2仮想平面P2から離れるように、形成されている。この設置領域と形状との関係は、第2の傾斜部分11b、第3の傾斜部分11c、および第4の傾斜部分11dに関しても同様に成立する。
さらに、図3Aから明らかなように、この切削インサート1の第1の切れ刃10aの第1の逃げ面9aは、第1の切れ刃10aのすくい面が延在する上面2から離れるにしたがい、外方に傾斜している。つまり、第1の逃げ面9aは、上面2から下面3側に向かうにつれて第2仮想平面P2から離れる向きに拡がり、その結果、軸線C方向に突き出るように形成されている。なお、第1の逃げ面9aは、第1の切れ刃10aが加工されるねじの形状に対応する山型の切れ刃部分を含むので、この第1の切れ刃10aに対応する形状を有する。また、第1の逃げ面9aは、図3Aおよび図4Aに示すように、第1の切れ刃10aと同様に、上面2側かつ第1の主側面部分5a側の領域(第1領域と第3領域とが重なる領域)に主として延在する。この設置領域と形状との関係は、第2の逃げ面9b、第3の逃げ面9c、および第4の逃げ面9dに関しても同様に成立する。
切削インサート1は、上記説明から明らかなように軸線C周りに180°回転対称に構成されている。したがって、例えば第1の切れ刃10aは第2の切れ刃10bと軸線C周りに180°回転対称である。さらに、切削インサートは、第1仮想平面P1によって区画される第1領域において、中心軸線A周りに180°回転対称に構成され、さらに、第1仮想平面P1によって区画される第2領域において、中心軸線A周りに180°回転対称に構成されている。したがって、例えば第1の切れ刃10aは第4の切れ刃10dと中心軸線A周りに180°回転対称である。そして、後述する理由から、第1領域の2つの切れ刃10a、10dと、第2領域の2つの切れ刃10b、10cとの間に、中心軸線A方向において所定の間隔Sが空けられている(図4A参照)。
上記構成を有する切削インサート1は、切削工具20の工具ボデー21のインサート取付部22に着脱自在に取り付けられる。図5から図8では、第1の切れ刃10aが作用切れ刃となるように、切削インサート1はインサート取付部22に取り付けられている。
図5から図8に示すように、この実施形態の切削工具20は、旋盤用のバイトとされる。より詳細には、自動旋盤用の小型バイトとされる。切削工具20の工具ボデー21は、シャンクの断面形状が各辺12mmの正方形とされる。自動旋盤では、高能率な切削加工を可能とするため、多数の切削工具がくし型刃物台などに密集するように装着される。そのため使用される切削工具は、小型の切削工具であることが好ましい。この実施形態の上記切削インサート1は、自動旋盤用に適する切削インサート1である。
図9に示すように、この実施形態の切削工具20のインサート取付部22は、底面23および側壁面24を有する。底面23には、クランプ部材30である締めつけねじが螺入されるねじ穴25が開口する。なお図9に示すねじ穴25には、その内面に、めねじが形成されている。側壁面24は、基本的に2つの面、つまり第1の側壁面24aおよび第2の側壁面24bを有する。第1のおよび第2の側壁面24a、24bは、それぞれ底面23に交差するように延在し、かつ、互いに交差するように延在する。
底面23は、第1の主側面部分5aまたは第2の主側面部分5bが当接可能に構成されている。第1の側壁面24aは第1の傾斜部分11aなどの傾斜部分が当接可能に構成されている。第2の側壁面24bは上面2または下面3が当接可能に構成されている。
第1の側壁面24aは、傾斜部分11と対応する形状とされている。すなわち第1の側壁面24aは、底面23と略直角をなすように延在する第2の側壁面24bから離間するにつれて、インサート取付部22の内方に張り出すように傾斜する傾斜面である。つまり、第2の側壁面24bに直交する方向において、第2の側壁面24bから離れるにしたがい、第1の側壁面24aは第2の側壁面24b側に傾くように傾斜し、第2の側壁面24bとの間に鋭角をなす。したがって、図7において、第1の側壁面24aと第2の側壁面24bとがなす角度αは90°未満である。なおかつ上記傾斜部分11と接触する第1の側壁面24aは、インサート取付部22の底面23から離間するにつれて、インサート取付部22の上に張り出すように傾斜する傾斜面である。つまり、第1の側壁面24aは、底面23に直交する方向において、底面23から離れるにしたがい、底面23側に傾くように傾斜し、底面23との間に鋭角をなす。したがって、図6において、第1の側壁面24aと底面23とがなす角度βは90°未満である。インサート取付部22の第1の側壁面24aがこのような形状に形成されると、第1の側壁面24aと傾斜部分11との係合作用により、切削インサート1がインサート取付部22から浮き上がることを防止できる。なお図9の下側に示す、第2の側壁面24は、中央部分に凹部が設けられ、2つの壁面部分に分断されている。すなわち、第1の切れ刃10aが作用切れ刃となるように切削インサート1を取り付けるときに下面3と接触する第2の側壁面24bは、2つに分断されている。このように第2の側壁面24を2つに分断すると、第2の側壁面24bの中央付近に切削インサート1が接触することを防止し、第2の側壁面24bの両端付近に確実に切削インサート1を接触させることができる。しかし、このような形状に第2の側壁面24bの形状は限定されない。インサート取付部22の第1および第2側壁面24a、24bは、切削インサート1をしっかりと装着できる形状であれば、どのような形状でも構わない。また、底面23、第1の側壁面24a、および第2の側壁面24bのそれぞれの間には、切削インサート1(特にそのうちの作用しない切れ刃)と工具ボデーとの接触を避けるために、ぬすみ部または凹部が設けられている。このぬすみ部は適宜変更可能である。さらに、クランプ部材30も、この実施形態におけるねじ部材に限定されない。既知の様々な切削インサート1の装着方法が適用できる。
第1の切れ刃10aが作用切れ刃となるように切削インサート1をインサート取付部22に取り付けるとき、第1の切れ刃10aとは反対側の第2の副側面部分6bに形成される第1の傾斜部分11aが、インサート取付部22の第1の側壁面24と当接する。この当接部分は、できる限り、第2の側壁面24bから離れた切れ刃10a側つまり上側の部分に形成されることが好ましい。なぜならば切削インサート1の第2の主側面部分5bがインサート取付部22の底面23に当接し、下面3がインサート取付部22の第2の側壁面24bと当接しているため、もう一つの当接部分は、下面3からできる限り離れた位置にある方が、切削インサート1の固定の安定性が高まるためである。それ故、上で述べたように、上面2にすくい面を有する第1の切れ刃10aに関係する第1の傾斜部分11aは、中間平面Mにより分けられる領域のうち、上面2側の第3領域に主として位置付けられている。特に、切削インサート1では、第1の傾斜部分11aは上面2にまで達する。そして、上面2側の第1の切れ刃10aが作用切れ刃として作用するとき、第1の切れ刃10aの反対側に位置する第1の傾斜部分11aは、切削力の主分力によって浮き上がろうとするが、対応するインサート取付部22の第1の側壁面24aから下向きに押さえられるため浮き上がらない。また切削力の送り分力によってインサート取付部22の底面23から離れる方向、すなわち第1の主側面部分5a側にも切削インサートは切削加工中に浮き上がろうとするが、その方向に関してもインサート取付部22の第1の側壁面24aから切削インサート1は押さえられるため浮き上がらない。特に、第1の傾斜部分11aは、上面2の近くに形成されているため、切削インサート1をインサート取付部22の第1の側壁面24aで押さえる位置も上面2に近い。したがって、特に安定した切削インサート1の拘束が可能になる。このため切削インサート1が切削中にずれ動くことがより好適に防止される。なお、第1の傾斜面部11aは上面2にまで達しなくてもよいが、好ましくは、上記実施形態のように上面2に直接的に接続する。
第1の切れ刃10aが上面2にすくい面を有することに対応して、第1の傾斜部分11aを切削インサート1の半分より上面2側に設けることには、別の効果もある。前述のとおり、この実施形態の切削インサート1は、4つの切れ刃10を有し、4回の使用ができる切削インサート1である。図4Bに示すように、第1の傾斜部分11aは、第4の切れ刃10dの上面2側に形成される。もしも第1の傾斜部分11aが下面3側、すなわち第4の切れ刃10dの近傍に設けられると、第4の切れ刃10dを作用切れ刃とする切削中に、第4の切れ刃10dが破損すると、第1の傾斜部分11aにも損傷を受ける可能性が高まる。第1の傾斜部分11aが損傷すると、第1の切れ刃10aを使用することができなくなる。あるいは、第1の切れ刃10aを使用するときの、切削インサート1の固定の安定性が損なわれる。第1の傾斜部分11aを切削インサート1の半分より上面2側に設けることにより、例え第4の切れ刃10dが破損しても、第1の傾斜部分11aに影響が及ばない。したがって、4つの切れ刃10のすべてをより確実に使用することができる。
前述のとおり、上面2または下面3は、切削工具20のインサート取付部22の第2の側壁面24bと接触する。上面2側の第1または第3の切れ刃10a、10cを作用切れ刃として使用するときは、下面3がインサート取付部22の第2の側壁面24bと接触する。下面3側の第2または第4の切れ刃10b、10dを作用切れ刃として使用するときは、上面2がインサート取付部22の第2の側壁面24bと接触する。すなわち上面2および下面3は、それぞれ、インサート取付部22の第2の側壁面24と当接する(接触する)ことが可能な当接面12を含む。上面2において当接面12とすくい面とは、滑らかな湾曲面であるフィレット面13を介して接続する。すなわち、上下面2、3のそれぞれは、当接面12とすくい面との間にフィレット面13を有する。もしもこのフィレット面13がない場合は、当接面12とすくい面8との交差稜線部が尖って形成される。当接面12の端部が尖っていると、その交差稜線部がインサート取付部22の第2の側壁面24bに傷をつけやすい。第2の側壁面24bに傷がつくと、第2の側壁面24bに凹凸ができる。または、第2の側壁面24bの傷に切りくずなどの異物が侵入する。第2の側壁面24bに凹凸または異物があると、切削インサート1の固定の安定性が損なわれる。そのため長期間の使用にわたって切削インサートの高い固定の安定性を維持するためには、フィレット面13を設けて、当接面12とすくい面8との交差稜線部を丸くすることが好ましい。なおフィレット面13は、面取り面などとされても一定の効果がある。当接面12とすくい面との交差稜線部が鈍角の内角を有するように形成されて、尖らないようにされればよい。フィレット面13は、面取り面より傷を防止する効果が高い。他方で、面取り面は機械加工が容易であり、フィレット面13より経済的に形成できる。フィレット面13や面取り面は、既知の種々の形状が適用できる。インサート取付部22の第2の側壁面24bに傷をつけない形状であれば、どのような形状でも構わない。例えば、当接面12とすくい面との交差稜線部は、フィレットと面取りとの中間的な、凸曲面状の湾曲面などとされても構わない。
図3A、図3Bに示すように、この実施形態の切削インサート1は、略長方形板状とされ、主側面部分5は、略長方形の部分とされる。副側面部分6は、略長方形の短辺側の側面部分とされる。すなわち上面2と下面3との距離は短く設定される。上下面2、3間の距離を短くできる要因の一つは、1つの副側面部分6に関係付けられている2つの切れ刃のうちの一方が第1仮想平面P1の一方の側に位置付けられ、他方の切れ刃が第1仮想平面P1の他方の側に位置付けられ、各側の領域において1つの切れ刃と1つの傾斜部分のみが形成されるということにある(図4Aから図4B参照)。例えば、上面2側にある第1の切れ刃10aは第1の副側面部分6に関係するが、第1仮想平面P1の一方の側において第1の切れ刃10aの逃げ面9aの下面3側には第4の傾斜部分11dがあるに過ぎない。そして、第1の副側面部分6aにおいて、第1仮想平面P1によって分けられた一方の領域において、第1の切れ刃10aの逃げ面と、第4の傾斜部分11dとは、2つの端面をつなぐ端面間方向つまり上記軸線Bに平行な方向(第1方向)において並ぶ。したがって、上面2側にある第1の切れ刃10aを作用切れ刃とするとき、第1の切れ刃10aから下面3に対応するインサート取付部22の第2の側壁面24bまでの距離が比較的短い。この距離が短いということは、てこの原理により、支えることができる切削力が大きい。このため、傾斜部分との相乗効果で、切削インサート1を固定する安定性がさらに高まる。これらの関係は、他の切れ刃と他の傾斜部分との間にも成立する。
切削インサート1の切れ刃10周辺の材料は、超硬合金、サーメット、セラミック、立方晶窒化ほう素等の硬質材料又はこれら硬質材料の表面にPVD又はCVDコーティング膜を被膜したもの、ダイヤモンドの中から選ばれるとよい。また切れ刃10以外の部分の材料も、同様の硬質材料などとされることが好ましい。
前述のとおり、この実施形態の切削インサート1は、4つの切れ刃10を有する。このため、切削インサート1の製造は、例えば2つの切れ刃10しか有さない切削インサート(図示しない)と比較すると、製造方法が限定される。このような4つの切れ刃10を有する切削インサート1は、ダイスと上下2つのパンチとを用いることによる通常の粉末加圧成形および焼結のみでは、製造することが困難である。なぜなら、切れ刃10を含む隆起部分の形状が複雑なため、通常の粉末加圧成形では、成形体を金型(ダイス)から取り出せないためである。この切削インサート1は、切れ刃10の周辺を研削することで製造することができる。ただし、この切削インサート1は、自動旋盤用の切削インサート1であるため、切れ刃10周辺の大きさも比較的小さい。したがって、この切削インサート1の切れ刃10の周辺を研削加工する場合、比較的薄い研削砥石を選定する。さらに図2Aおよび図2Bに示すように、同一副側面部分において左右に並ぶ2つの切れ刃10の間に、適切な空間を設ける。すなわち、切削インサートの平面視または底面視において、第1の切れ刃10aを第2の切れ刃10bから中心軸線A方向において所定距離だけ離し、第3の切れ刃10cを第4の切れ刃10dから中心軸線A方向において所定距離だけ離す。そのような研削砥石の選定および切れ刃10の間隔により、図2Aおよび図2Bにみられる2つの切れ刃10を形成する隆起部分の間に、研削砥石を通過させることができる。また図3Aおよび図3Bにみられるように、この切削インサート1の第1の切れ刃10aの第1の逃げ面9aは、上面2から離れるにつれて外方に離れるように傾斜している。このことも第1の逃げ面9aを研削加工するときに、研削砥石が第2の逃げ面9bの形成される隆起部分と干渉することを防止する。第1の逃げ面9aは、切削インサート1の単体では、いわゆるネガの角度に形成されるが、図7に示すように、切削工具20の工具ボデー21に装着されると、適切な正の逃げ角が与えられる。なお、この実施形態の切削インサート1は、研削加工で切れ刃10の周辺を形成するが、それに限定されない。例えば、金型のダイスを2つ以上に分割できるようにすることによって、成形体をダイスから取り出すことができるようにし、粉末加圧成形および焼結のみで切削インサート1を形成してもよい。
本発明の切削インサートは、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更及び追加が可能である。例えば、本発明の切削インサートは、旋盤用に限定されず、ドリルやフライスなどの回転切削工具用とされても構わない。また、上記切削インサート1では、各切れ刃は、ねじ切り用の1つの山型の切れ刃部分のみを有した。しかし、各切れ刃は、ねじ切り用の谷型の切れ刃部分を含んでもよく、また、山型と谷型の両方の形状の部分を含んでもよい。もちろん、1つの切れ刃における山型の部分の数および/または谷型の部分の数は、1つ以上幾つでもよい。またねじ切り用にも限定されず、溝入れ用、突っ切り用、外径切削用、端面切削用など、どのような切れ刃が形成されても構わない。本発明には、請求の範囲によって規定される本発明の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が含まれる。

Claims (13)

  1. 対向する2つの端面(2、3)と、
    該端面(2、3)の間をつなぐ周側面(4)であって、対向する第1の主側面部分(5a)および第2の主側面部分(5b)と、対向する第1の副側面部分(6a)および第2の副側面部分(6b)とを含む、周側面(4)と、
    前記第1の主側面部分(5a)と前記第2の主側面部分(5b)とのそれぞれに開口するように形成された貫通穴(7)と、
    少なくとも2つの切れ刃であって、前記2つの端面のうちの第1の端面(2)のすくい面(8a)と前記第1の副側面部分(6a)の逃げ面(9a)との交差稜線部に形成される第1の切れ刃(10a)、および前記2つの端面のうちの第2の端面(3)のすくい面(8b)と前記第1の副側面部分(6a)の逃げ面(9b)との交差稜線部に形成される第2の切れ刃(10b)とを含む、切れ刃と、
    少なくとも2つの傾斜部分であって、前記第2の副側面部分(6b)に形成された第1の傾斜部分(11a)および第2の傾斜部分(11b)を含む、傾斜部分と
    を備え、
    前記第1の傾斜部分(11a)は、前記第1の端面(2)側から前記第2の端面(3)側に向かうにつれて外方に傾斜し、かつ前記第1の主側面部分(5a)から離間するにつれて外方に傾斜し、
    前記第2の傾斜部分(11b)は、前記第2の端面(3)側から前記第1の端面(2)側に向かうにつれて外方に傾斜し、かつ前記第2の主側面部分(5b)から離間するにつれて外方に傾斜する、
    切削インサート。
  2. 前記貫通穴の中心軸線(A)に直交する仮想平面(P1)を定めるとき、
    前記第1の切れ刃(10a)は前記仮想平面(P1)によって分けられる2つの領域のうちの前記第1の主側面部分(5a)側の第1領域に位置し、
    前記第2の切れ刃(10b)は前記仮想平面(P1)によって分けられる2つの領域のうちの前記第2の主側面部分(5b)側の第2領域に位置する、
    請求項1に記載の切削インサート。
  3. 前記貫通穴の中心軸線(A)を含む中間平面(M)を定めるとき、
    前記第1の傾斜部分(11a)は、前記中間平面(M)によって分けられる2つの領域のうち、前記第1の端面(2)側の第3領域に偏って位置し、
    前記第2の傾斜部分(11b)は、前記中間平面(M)によって分けられる2つの領域のうち、前記第2の端面(3)側の第4領域に偏って位置する、
    請求項2に記載の切削インサート。
  4. 前記第1の端面(2)のすくい面と前記第2の副側面部分(6b)の逃げ面との交差稜線部に形成される第3の切れ刃(10c)、および前記第2の端面(3)のすくい面と前記第2の副側面部分(6b)の逃げ面との交差稜線部に形成される第4の切れ刃(10d)と、
    前記第1の副側面部分(6a)に形成された第3の傾斜部分(11c)および第4の傾斜部分(11d)と
    をさらに備え、
    前記第3の切れ刃(10c)は前記仮想平面(P1)によって分けられる2つの領域のうちの前記第2の主側面部分(5b)側の前記第2領域に位置し、
    前記第4の切れ刃(10d)は前記仮想平面(P1)によって分けられる2つの領域のうちの前記第1の主側面部分(5a)側の前記第1領域に位置し、
    前記第3の傾斜部分(11c)は、前記第1の端面(2)側から前記第2の端面(3)側に向かうにつれて外方に傾斜し、かつ前記第2の主側面部分(5b)から離間するにつれて外方に傾斜し、
    前記第4の傾斜部分(11d)は、前記第2の端面(3)側から前記第1の端面(2)側に向かうにつれて外方に傾斜し、かつ前記第1の主側面部分(5a)から離間するにつれて外方に傾斜する、
    請求項2または3に記載の切削インサート。
  5. 前記貫通穴の中心軸線(A)を含む中間平面(M)を定めるとき、
    前記第3の傾斜部分(11c)は、前記中間平面(M)によって分けられる2つの領域のうち、前記第1の端面(2)側の第3領域に偏って位置し、
    前記第4の傾斜部分(11d)は、前記中間平面(M)によって分けられる2つの領域のうち、前記第2の端面(3)側の第4領域に偏って位置する、
    請求項4に記載の切削インサート。
  6. 前記第1の副側面部分において、前記仮想平面(P1)によって分けられる前記第1領域において、前記第1の切れ刃(10a)の逃げ面と、前記第4の傾斜部分(11d)とは、前記2つの端面をつなぐ第1方向において並び、
    前記第1の副側面部分において、前記仮想平面(P1)によって分けられる前記第2領域において、前記第2の切れ刃(10b)の逃げ面と、前記第3の傾斜部分(11c)とは、前記第1方向において並び、
    前記第2の副側面部分において、前記仮想平面(P1)によって分けられる前記第2領域において、前記第3の切れ刃(10c)の逃げ面と、前記第2の傾斜部分(11b)とは、前記第1方向において並び、
    前記第2の副側面部分において、前記仮想平面(P1)によって分けられる前記第1領域において、前記第4の切れ刃(10d)の逃げ面と、前記第1の傾斜部分(11a)とは、前記第1方向において並ぶ、
    請求項4または5に記載の切削インサート。
  7. 前記切れ刃(10)は、ねじ切り用の山型または谷型の切れ刃部分を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の切削インサート。
  8. 前記第1の端面は、前記第1の切れ刃のすくい面(8a)と、工具ボデーへの取り付け用の当接面(12)との間にフィレット面(13)または面取り面を有し、
    前記第2の端面は、前記第2の切れ刃のすくい面(8b)と、前記工具ボデーへの取り付け用の当接面(12)との間にフィレット面(13)または面取り面を有する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の切削インサート。
  9. 各切れ刃における逃げ面は、該切れ刃の前記すくい面が延在する端面から離れるにしたがい、外方に傾斜する、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の切削インサート。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の切削インサート(1)が着脱自在に装着される工具ボデー(21)であって、
    該工具ボデーは少なくとも1つのインサート取付部(22)を備え、
    該インサート取付部は、前記第1の主側面部分または前記第2の主側面部分が当接可能な底面(23)と、該底面と交差するように延在する第1の側壁面(24a)とを備え、
    該第1の側壁面(24a)は、前記底面(23)との間に鋭角をなすように傾斜し、前記切削インサートが該インサート取付部に取り付けられるとき、対応する前記傾斜部分が当接するように構成されている、
    工具ボデー。
  11. 前記インサート取付部は前記底面および前記第1の側壁面のそれぞれと交差するように延在する第2の側壁面(24b)をさらに有し、
    前記第1の側壁面(24a)は、該第2の側壁面(24b)との間に鋭角をなすように傾斜する、請求項10に記載の工具ボデー。
  12. 請求項1から9のいずれか一項に記載の切削インサート(1)が着脱自在に装着される工具ボデー(21)を備える切削工具(20)であって、
    該工具ボデーは少なくとも1つのインサート取付部(22)を備え、
    該インサート取付部は、前記第1の主側面部分または前記第2の主側面部分が当接可能な底面(23)と、該底面と交差するように延在する第1の側壁面(24a)とを備え、
    前記第1の側壁面(24a)は、前記底面(23)との間に鋭角をなすように傾斜し、前記切削インサートが前記インサート取付部に取り付けられるとき、対応する前記傾斜部分が当接するように構成されている、
    切削工具。
  13. 前記インサート取付部は前記底面および前記第1の側壁面のそれぞれと交差するように延在する第2の側壁面(24b)をさらに有し、
    前記第1の側壁面(24a)は、該第2の側壁面(24b)との間に鋭角をなすように傾斜する、請求項12に記載の切削工具。
JP2016507860A 2014-03-14 2015-03-13 切削インサート、工具ボデーおよび切削工具 Active JP5988010B2 (ja)

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