JP2007283467A - 切削インサート及び切削工具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被切削材に設けられた下穴の内壁面を切削加工して加工穴を形成する切削工具に装着される切削インサート10であって、外形が多角形平板状をなして多角形面と該多角形面と交差する側面とを有し、前記多角形面と前記側面との交差稜線部に切刃15が設けられており、前記多角形面の角部11AにはコーナR部17が形成され、角部11Aで交差する一対の切刃15のうちの少なくとも一の切刃15とコーナR部17との間には、前記多角形面に対向する側から見て、一の切刃15よりも内側に傾いた直線刃18が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図3
Description
したがって、この切削インサートが装着された切削工具による荒加工を仕上げ寸法に近く行うことができ、その後の中仕上げ、仕上げ加工における切削代を低減でき、これら中仕上げ、仕上げ加工に使用される切刃の寿命向上を図ることができる。
切削インサート10は、超硬合金等の硬質材料によって構成され、図1及び図2に示すように、外形が概略四角形平板状、より詳しくは正方形平板状をなしており、2つの四角形面11と、これら2つの四角形面11と直交するように配置された4つの側面12とを備えた、いわゆるネガティブタイプの切削インサートである。
本実施形態においては、リブ部14が四角形面11の辺稜部を2等分するように形成されているので、ブレーカ溝13は、四角形面11に対向する側から見てリブ部14を2等分する基準線に対して線対称となるように配置されるとともに、2つの四角形面11それぞれにもリブ部14及びブレーカ溝13が形成されているため、側面12に対向する側から見て切削インサート10の厚さ方向を2等分する基準線に対しても線対称となるようにそれぞれ配置されている。
この傾斜面13Aと四角形面11とがなす角度θは、5°≦θ≦15°の範囲内に設定され、本実施形態においては、θ=10°に設定されており、切刃15も前記四角形面11と交差角10°で交差するように配置されることになる。
ここで、角部11Aに形成された直線刃18及び連結R部19は、四角形面11に対向する側から見て、コーナR部17を2等分する基準線に対して線対称となるように構成されている。
さらに、取付座27の工具本体21先端側を向く壁面27Bは、図3に示すように工具本体21径方向外側に向かうにしたがい漸次工具本体21後端側へ後退するように傾斜させられている。
さらに、凹部26の工具回転方向T前方側には、凹部26の外周端部分を切り欠いた切欠部29が形成されている。
切削インサート10のひとつの四角形面11を工具回転方向T前方側に向けて他の四角形面11を取付座27の工具回転方向T前方側を向く壁面27Aに密着するように、かつ、前記切削インサート10の工具本体21後端側を向く側面12を取付座27の工具本体21先端側を向く壁面27Bに当接するようにして、切削インサート10を取付座27に配置する。この状態で、クランプネジ30を切削インサート10の挿通孔16に挿通して取付座27に穿設されたネジ孔にねじ込むことにより、切削インサート10が取付座27に強固に固定される。なお、このクランプネジ30をねじ込む際には、凹部26の工具回転方向T前方側に形成された切欠部29を通じてドライバー等の作業用工具を挿入して作業する。
さらに、切削インサート10の工具回転方向T前方側を向けられた四角形面11を基準としたアキシャルレーキ角βは、図5に示すように工具本体21先端側に向かうにしたがい工具回転方向T後方側に後退するように負側に設定されており、具体的には−15°≦β≦−3°の範囲内とされていて、本実施形態ではβ=−5°に設定されている。
また、ネガティブタイプの切削インサート10とされているので、切削代を比較的大きくしても切削抵抗によって切削インサート10が破損することがなく、切削加工を効率良く行うことができる。
また、主切刃15Aと軸線Oと直交する平面とがなす角度、いわゆるリード角γが、3°≦γ≦45°の範囲内に、より具体的にはγ=5°とされているので、切削加工時に切削インサート10に作用する切削抵抗の背分力を小さく抑えることができ、工具本体21の振動を抑制することができるとともに、切削時の衝撃が不必要に大きくなることを防止できる。
11 四角形面(多角形面)
11A 角部
12 側面
13 ブレーカ溝
13A 傾斜面
14 リブ部
15 切刃
17 コーナR部
18 直線刃
19 連結R部
20 ボーリングカッタ(切削工具)
21 工具本体
26 凹部
27 取付座
Claims (6)
- 被切削材に設けられた下穴の内壁面を切削加工して加工穴を形成する切削工具に装着される切削インサートであって、
外形が多角形平板状をなして2つの多角形面とこれら2つの多角形面と直交する側面とを有し、前記多角形面と前記側面との交差稜線部に切刃が設けられており、
前記多角形面の角部にはコーナR部が形成され、前記角部で交差する一対の前記切刃のうちの少なくとも一の切刃と該コーナR部との間には、前記多角形面に対向する側から見て、前記一の切刃よりも内側に傾いた直線刃が形成されていることを特徴とする切削インサート。 - 前記一の切刃と前記直線刃との間に連結R部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の切削インサート。
- 前記直線刃が、前記コーナR部と前記角部で交差する一対の切刃との間にそれぞれ形成され、前記多角形面に対向する側から見て、前記コーナR部を2等分する直線に対して線対称に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の切削インサート。
- 前記多角形面には、該多角形面の辺稜部に沿って延びて前記多角形面から凹んだブレーカ溝と、前記多角形面中央部から各辺稜部に向けて延びて前記ブレーカ溝を分割するリブ部とが形成されており、
前記ブレーカ溝は、前記側面に対向する側から見て、前記角部から離れるにしたがい該ブレーカ溝が形成された前記多角形面から漸次後退するように傾斜する傾斜面を有しており、該傾斜面と前記側面との交差稜線部に前記切刃が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の切削インサート。 - 前記側面に対向する側から見て、前記傾斜面と前記多角形面とがなす角度θが、5°≦θ≦15°の範囲内に設定されていることを特徴とする請求項4に記載の切削インサート。
- 請求項1から請求項5のいずれかに記載の切削インサートが着脱可能に装着され、被切削材に設けられた下穴の内壁面を前記切削インサートの前記切刃によって切削加工して加工穴を形成する切削工具であって、
軸線回りに回転される工具本体を有し、該工具本体の先端部外周に凹部が形成され、これら凹部の工具回転方向後方側に取付座が形成され、
前記切削インサートの前記多角形面の1つが工具回転方向前方側を向いて、前記角部の1つが前記工具本体径方向外側及び前記工具本体先端側に突出するように、かつ、前記直線刃が前記工具本体径方向外側を向くようにして装着されていることを特徴とする切削工具。
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