JP4971649B2 - 切削工具 - Google Patents
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Description
ホルダ周方向に等間隔をあけて着脱可能であり、前記ホルダに装着された状態でホルダの外周部から突出する切刃がそれぞれ形成される複数の種類のスローアウェイチップとを含む切削工具であって、
複数の種類のスローアウェイチップのうち、少なくともいずれか1種類のスローアウェイチップの切削時の切削抵抗は、残余の種類のスローアウェイチップの切削時の切削抵抗より大きく、
複数の種類のスローアウェイチップは、切削時の切刃の回転軌跡がホルダ半径方向外方にある種類のスローアウェイチップと切削時の切刃の回転軌跡がホルダ半径方向内方にある種類のスローアウェイチップとを含み、
切削時の切刃の回転軌跡がホルダ半径方向外方にある種類のスローアウェイチップは、切削時の切刃の回転軌跡がホルダ半径方向内方にある種類のスローアウェイチップよりも強度が大きい種類のスローアウェイチップであり、
切削時の切刃の回転軌跡がホルダ半径方向外方にある種類のスローアウェイチップのランドの幅寸法は、切削時の切刃の回転軌跡がホルダ半径方向内方にある種類のスローアウェイチップのランドの幅寸法の2倍以上5倍以下に設定されることを特徴とする切削工具である。
本体の周方向に等間隔をあけて設けられ、本体の外周部から突出する切刃がそれぞれ形成される複数の切刃部とを含む切削工具であって、
本体を軸線まわりに回転させて被削材を切削する場合、複数の切刃部のうち、少なくともいずれか1つの切刃部による切削時の切削抵抗は、残余の切刃部による切削時の切削抵抗より大きく、
複数の切刃部は、切削時の切刃の回転軌跡が本体の半径方向外方にある切刃部と切削時の切刃の回転軌跡が本体の半径方向内方にある切刃部とを含み、
切削時の切刃の回転軌跡が本体の半径方向外方にある切刃部は、切削時の切刃の回転軌跡が本体の半径方向内方にある切刃部よりも強度が大きく、
切削時の切刃の回転軌跡が本体の半径方向外方にある切刃部のランドの幅寸法は、切削時の切刃の回転軌跡が本体の半径方向内方にある切刃部のランドの幅寸法の2倍以上5倍以下に設定されることを特徴とする切削工具である。
さらに、複数の種類のスローアウェイチップは、切削時の切刃の回転軌跡がホルダ半径方向外方にある種類のスローアウェイチップと切削時の切刃の回転軌跡がホルダ半径方向内方にある種類のスローアウェイチップとを含む。これによって回転軌跡がホルダ半径方向外方にある種類のスローアウェイチップは、回転軌跡がホルダ半径方向内方にある種類のスローアウェイチップよりも、切削抵抗を大きくすることができる。また、切削時の切刃の回転軌跡がホルダ半径方向外方にある種類のスローアウェイチップに、強度が大きい種類のスローアウェイチップを用いることによって、スローアウェイチップの切削時の欠損を防止することができる。また、各種類のスローアウェイチップによる切削抵抗の差は、回転軌跡が等しい場合よりも大きくすることができる。したがってより効果的に共振の発生を抑制することができる。
さらに、切削時の切刃の回転軌跡がホルダ半径方向外方にある種類のスローアウェイチップのランドの幅寸法は、切削時の切刃の回転軌跡がホルダ半径方向内方にある種類のスローアウェイチップのランドの幅寸法の2倍以上5倍以下に設定されるので、切削時の切刃の回転軌跡がホルダ半径方向外方にある種類のスローアウェイチップと、切削時の切刃の回転軌跡がホルダ半径方向内方にある種類のスローアウェイチップとの切削抵抗とが確実に異なり、切削抵抗が一定の期間経過毎にホルダに作用した場合であっても規則的な振動が生じることを防ぐことができる。したがって、切削時の切刃の回転軌跡がホルダ半径方向外方にある種類のスローアウェイチップと、切削時の切刃の回転軌跡がホルダ半径方向内方にある種類のスローアウェイチップの切削抵抗を、ランドの幅寸法に基づいて所望の値に変更して、ホルダに作用する切削抵抗を制御することができる。これによってより効果的にホルダの規則的な振動の発生を抑制することができる。
また、複数の切刃部は、切削時の切刃の回転軌跡が本体の半径方向外方にある切刃部と切削時の切刃の回転軌跡が本体の半径方向内方にある切刃部とを含む。これによって回転軌跡が本体の半径方向外方にある切刃部は、回転軌跡が本体の半径方向内方にある種類の切刃部よりも、切削抵抗を大きくすることができる。また、切削時の切刃の回転軌跡が本体の半径方向外方にある切刃部に、強度が大きい切刃部を用いることによって、切刃部の切削時の欠損を防止することができる。また、複数の切刃部による切削抵抗の差は、回転軌跡が等しい場合よりも大きくすることができる。したがってより効果的に共振の発生を抑制することができる。
さらに、切削時の切刃の回転軌跡が本体の半径方向外方にある切刃部のランドの幅寸法は、切削時の切刃の回転軌跡が本体の半径方向内方にある切刃部のランドの幅寸法の2倍以上5倍以下に設定されるので、切削時の切刃の回転軌跡が本体の半径方向外方にある切刃部と、切削時の切刃の回転軌跡が本体の半径方向内方にある切刃部との切削抵抗とが確実に異なり、切削抵抗が一定の期間経過毎に本体に作用した場合であっても規則的な振動が生じることを防ぐことができる。したがって、切削時の切刃の回転軌跡が本体の半径方向外方にある切刃部と、切削時の切刃の回転軌跡が本体の半径方向内方にある切刃部の切削抵抗を、ランドの幅寸法に基づいて所望の値に変更して、本体に作用する切削抵抗を制御することができる。これによってより効果的に本体の規則的な振動の発生を抑制することができる。
2チップ2bの2種類のチップ2が用いられる。まず、ホルダ3に関して説明し、次に第1チップ2aおよび第2チップ2bに関して説明する。
る。
される。したがって第1チップ2aは、切刃4aが第2チップ2bの切刃4aより強化された、いわゆる刃先強化型チップ2となる。また第2チップ2bは、ランド20の幅寸法T2が第1チップ2aのランド20の幅寸法T1より小さいので切れ味を向上した、いわゆる切味重視型チップ2となる。第1チップ2aのランド20の幅寸法T1は、第2チップ2bのランド20の幅寸法T2より、たとえば2倍以上5倍以下に設定される。したがって第1チップ2aのランド20の幅寸法T1は、たとえば0.20mm以上0.25mm以下に設定され、第2チップ2bのランド20の幅寸法T2は、たとえば0.05mm以上0.10mm以下に設定される。
ルによる被削材の高速加工が可能となる。
3は、切刃23aが尖鋭状であるので切れ味を向上した、いわゆる切味重視型チップ23となる。
チップとを一体に構成してもよい。したがって切削工具は、工具本体と、工具本体の周方向に等間隔をあけて設けられ、工具本体の外周部から突出する切刃がそれぞれ形成される複数の切刃部とを含むように構成され、工具本体を軸線まわりに回転させて被削材を切削する場合、複数の切刃部のうち、少なくともいずれか1つの切刃部の切刃の強度は、残余の切刃部の切刃の強度より大きくなるように構成される。このような構成であっても、前述の実施の各形態と同様の作用および効果を達成することができる。
2 チップ
2a 第1チップ
2b 第2チップ
3 ホルダ
4 切刃
20 ランド
21 第3チップ
22 第4チップ
23 第5チップ
24 第6チップ
Claims (3)
- 略円柱状に形成され、軸線まわりに回転されるホルダと、
ホルダ周方向に等間隔をあけて着脱可能であり、前記ホルダに装着された状態でホルダの外周部から突出する切刃がそれぞれ形成される複数の種類のスローアウェイチップとを含む切削工具であって、
複数の種類のスローアウェイチップのうち、少なくともいずれか1種類のスローアウェイチップの切削時の切削抵抗は、残余の種類のスローアウェイチップの切削時の切削抵抗より大きく、
複数の種類のスローアウェイチップは、切削時の切刃の回転軌跡がホルダ半径方向外方にある種類のスローアウェイチップと切削時の切刃の回転軌跡がホルダ半径方向内方にある種類のスローアウェイチップとを含み、
切削時の切刃の回転軌跡がホルダ半径方向外方にある種類のスローアウェイチップは、切削時の切刃の回転軌跡がホルダ半径方向内方にある種類のスローアウェイチップよりも強度が大きい種類のスローアウェイチップであり、
切削時の切刃の回転軌跡がホルダ半径方向外方にある種類のスローアウェイチップのランドの幅寸法は、切削時の切刃の回転軌跡がホルダ半径方向内方にある種類のスローアウェイチップのランドの幅寸法の2倍以上5倍以下に設定されることを特徴とする切削工具。 - 複数の種類のスローアウェイチップのうち、少なくともいずれか1種類のスローアウェイチップは、すくい角および逃げ角のうち、少なくともいずれか1つが、残余の種類のスローアウェイチップと異なることを特徴とする請求項1に記載の切削工具。
- 略円柱状に形成され、軸線まわりに回転される本体と、
本体の周方向に等間隔をあけて設けられ、本体の外周部から突出する切刃がそれぞれ形成される複数の切刃部とを含む切削工具であって、
本体を軸線まわりに回転させて被削材を切削する場合、複数の切刃部のうち、少なくともいずれか1つの切刃部による切削時の切削抵抗は、残余の切刃部による切削時の切削抵抗より大きく、
複数の切刃部は、切削時の切刃の回転軌跡が本体の半径方向外方にある切刃部と切削時の切刃の回転軌跡が本体の半径方向内方にある切刃部とを含み、
切削時の切刃の回転軌跡が本体の半径方向外方にある切刃部は、切削時の切刃の回転軌跡が本体の半径方向内方にある切刃部よりも強度が大きく、
切削時の切刃の回転軌跡が本体の半径方向外方にある切刃部のランドの幅寸法は、切削時の切刃の回転軌跡が本体の半径方向内方にある切刃部のランドの幅寸法の2倍以上5倍以下に設定されることを特徴とする切削工具。
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-
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- 2006-02-28 JP JP2006053654A patent/JP4971649B2/ja active Active
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