JP6057753B2 - カール矯正装置及び画像形成装置 - Google Patents

カール矯正装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6057753B2
JP6057753B2 JP2013022529A JP2013022529A JP6057753B2 JP 6057753 B2 JP6057753 B2 JP 6057753B2 JP 2013022529 A JP2013022529 A JP 2013022529A JP 2013022529 A JP2013022529 A JP 2013022529A JP 6057753 B2 JP6057753 B2 JP 6057753B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
sheet
hard
hard roller
soft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013022529A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014152003A (ja
Inventor
室岡 謙
謙 室岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2013022529A priority Critical patent/JP6057753B2/ja
Priority to US14/146,062 priority patent/US9395674B2/en
Publication of JP2014152003A publication Critical patent/JP2014152003A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6057753B2 publication Critical patent/JP6057753B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6555Handling of sheet copy material taking place in a specific part of the copy material feeding path
    • G03G15/6573Feeding path after the fixing point and up to the discharge tray or the finisher, e.g. special treatment of copy material to compensate for effects from the fixing
    • G03G15/6576Decurling of sheet material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/50Auxiliary process performed during handling process
    • B65H2301/51Modifying a characteristic of handled material
    • B65H2301/512Changing form of handled material
    • B65H2301/5125Restoring form
    • B65H2301/51256Removing waviness or curl, smoothing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2404/00Parts for transporting or guiding the handled material
    • B65H2404/60Other elements in face contact with handled material
    • B65H2404/69Other means designated for special purpose
    • B65H2404/694Non driven means for pressing the handled material on forwarding or guiding elements
    • B65H2404/6942Non driven means for pressing the handled material on forwarding or guiding elements in sliding contact with handled material

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Description

本発明は、シートのカールを矯正するカール矯正装置、及び、これを備える画像形成装置に関する。
特許文献1には、定着装置に対してシート搬送方向の直ぐ下流に配置され、硬質ローラと、硬質ローラと圧接する軟質ローラと、を備え、ローラのニップでシートのカールを矯正するカール矯正装置が開示されている。硬質ローラと軟質ローラとのニップでは、トナー画像が定着されたシートの画像定着面側が硬質ローラの周面に当たり、裏面が軟質ローラの周面に当たる。シートは、定着装置により画像定着面側に上カール(シートが下側に向けて凸となるカール)に変形するが、硬質ローラと軟質ローラとのニップを通過する過程でシートの上カールが矯正される。
また、特許文献1に記載の発明では、軟質ローラの両端部の軸受と硬質ローラの両端部の軸受とを接近させて、硬質ローラが軟質ローラに食い込むようにしてニップを形成している。この場合、ニップ部での反力により硬質ローラと軟質ローラが撓んで、それらの軸方向(長手方向)での中央部の軸間距離が両端部よりも広がってしまう。そのため、硬質ローラと軟質ローラとで、軸方向の両端部同士の食い込み力は大きいが、軸方向の中央部分での食い込み力が小さくなってしまう。こうした食い込み力のバランスを低減して軸方向の中央部での食い込み力をバックアップするために、硬質ローラ側にバックアップローラが配置され、バックアップローラが硬質ローラの軸方向の中央部を押圧して軟質ローラへ付勢する。
特開2005−255288号公報
しかしながら、バックアップローラを用いた構成では、硬質ローラに付着してしまった未定着トナーがバックアップローラに移って徐々に溜まってしまうことがある。そして、そのバックアップローラに溜まった未定着トナーが一度に硬質ローラへ移って、シート上に画像不良が発生することがあった。また、硬質ローラには、バックアップローラと当たる部位と、当たらない部位とが生じ、その当たる部分と当たらない部分との間で温度差が生じて、シートに定着された画像にムラが生じることがあった。
本発明は、定着装置に対してシート搬送方向の直ぐ下流にカールを矯正する硬質ローラと軟質ローラとを備える構成にて、シートに生じる画像不良や画像ムラを低減させることができるカール矯正装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のカール矯正装置は、トナー像を有するシートを加熱する加熱装置のシート搬送方向の下流側に配置され、硬質で形成される硬質ローラと、前記加熱装置のシート搬送方向の下流側に配置され、前記硬質ローラと圧接し、前記硬質ローラよりも硬度が低い軟質で形成される軟質ローラと、前記硬質ローラに対してシート搬送方向の直ぐ上流側に配置されてシートをガイドするガイド部材と、を備え、シートのカールを矯正するカール矯正装置であって、前記硬質ローラ及び前記軟質ローラのニップ部のシート搬送方向のニップ幅は、軸方向の中央部が軸方向の両端部よりも細く設定され、前記ガイド部材は、軸方向の中央部が軸方向の両端部よりもシート搬送方向の下流側へと突出することを特徴とする。
本発明によれば、定着装置に対してシート搬送方向の直ぐ下流にカールを矯正する硬質ローラと軟質ローラとを備える構成において、シート搬送方向と直交するシート幅方向でシートに生じ得る画像ムラが低減する。
画像形成装置の断面図である。 定着装置の斜視図である。 定着装置の断面図である。 硬質ローラ及び軟質ローラを上方から見た断面図である。 上方に向かってカールするシートが上流上ガイドにガイドされて硬質ローラ及び軟質ローラの方へと進む様子を示す断面図及び斜視図である。 図5(a)及び図5(b)の続きを示す断面図及び斜視図である。 図6(a)及び図6(b)の続きを示す断面図及び斜視図である。 実施例2に係る硬質ローラ及び軟質ローラを上方から見た断面図である。 実施例3に係る硬質ローラ及び軟質ローラを上方から見た断面図である。
図1は、画像形成装置100の断面図である。画像形成装置100は装置本体100Aを有する。装置本体100Aの内部には、感光体ドラム10が配置される。感光体ドラム10の周囲には、帯電ローラ11、露光装置8、現像装置14、転写ローラ12が配置される。感光体ドラム10は、装置本体100Aの内部に配置される不図示の駆動モータの駆動力によって、矢印方向に所定のプロセススピードで回転する。例えば、所定のプロセススピードは、250mm/secに設定される。露光装置8は、レーザスキャナであり、出力したレーザLを、折り返しミラー9で反射して感光体ドラム10に到達させる。シートPに画像を形成する画像形成部Zは、感光体ドラム10等の画像形成の機器と、後述する定着ユニット部Faとを備える。
また、装置本体100Aの内部には、下方に、カセット1が配置される。カセットは、シートP(紙、印刷紙、用紙シート、OHTシート、光沢紙、光沢フィルム等)を収納する。また、シートPの搬送経路に沿って順に、給送ローラ7、搬送ガイド4、搬送ローラ対5、搬送ガイド6、前述の感光体ドラム10と転写ローラ12、搬送ガイド13、定着ユニット部Fa及びカール矯正部Fbが配置される。また、その続きに、出口下ガイド29、ガイドローラ対30、ガイド31、排出ローラ対35、排出トレイ34が配置される。なお、定着ユニット部Faとカール矯正部Fbとは図のようにユニット化されていても良いし、別体でも良い。
感光体ドラム10は、帯電ローラ11によって一様に帯電され、露光装置8によって静電像が形成され、現像装置14によって静電像がトナーで現像されてトナー像が形成される。
一方で、シートPは、カセット1から給送ローラ7によって一枚ずつ給送され、搬送ガイド4a、4b、搬送ローラ対5a、5b、搬送ガイド6a、6bを通過して、感光体ドラム10と転写ローラ12との転写ニップ部に搬送される。このときシートPは、不図示のトップセンサによって先端が検知され、感光体ドラム10上のトナー像と同期がとられる。転写ローラ12には転写バイアスが印加され、転写ニップ部において感光体ドラム10上のトナー像がシートP上の所定の位置に転写される。
未定着トナー像が転写されたシートPは、搬送ガイド13によって案内されて、定着ユニット部Fa及びカール矯正部Fbに搬送される。加熱装置としての定着ユニット部Faは、未定着トナー像をシートPに定着させる。その後、シートPは、出口下ガイド29、ガイドローラ対30、ガイド31、排出ローラ対35により、排出トレイ34に排出される。以上の動作が繰り返されて、次々にシートに画像形成が行われる。
図2は、定着ユニット部Fa及びカール矯正部Fbの斜視図である。定着ユニット部Fa及びカール矯正部Fbは、シート搬送方向(搬送方向M)と直交するシート幅方向(幅方向K)に所定距離を置いて対となる側板38を有する。一対の側板38には、定着スリーブ22と加圧ローラ23が回転自在に取り付けられている。また、定着スリーブ22及び加圧ローラ23よりもシート搬送方向Mの上流側には、一方の側板38の内側壁面と他方の側板38の内側壁面とを繋ぐように、入口ガイド16が設けられている。定着スリーブ22及び加圧ローラ23よりもシート搬送方向Mの下流側には、一方の側板38の内側壁面と他方の側板38の内側壁面とを繋ぐように、上流上ガイド42が配置されている。
加圧ローラ23の軸23aには、ギア25が取り付けられている。定着スリーブ22の軸受39は、バネ61によって加圧ローラ23の方に付勢されている。軟質ローラ40(図3参照)の軸40aには、ギア52が取り付けられている。硬質ローラ41の軸41aの軸受53は、バネ45によって軟質ローラ40の軸受51の方に付勢されている。なお、ここでは、硬質ローラ41がバネ45によって軟質ローラ40の方に付勢されるが、硬質ローラ41の軸受と軟質ローラ40の軸受とが互いに接近するように固定される構成であっても良い。いずれにしても、硬質ローラ41が軟質ローラ40に食い込む位置関係が設定されれば良い。
図3は、定着ユニット部Fa及びカール矯正部Fbの断面図である。図3に示されるように、定着ユニット部Faは、ベルト(フィルム)加熱方式・加圧回転体駆動方式(テンションレスタイプ)のオンデマンド定着ユニットである。定着ユニット部Faは、定着スリーブ22及び加圧ローラ23を有する。定着スリーブ22と加圧ローラ23の圧接によって定着ニップ部nが形成される。
定着スリーブ22の内側には、断面視で側面が円弧状に形成されて上方に開いて桶型に形成された定着ステー21が配置されている。定着ステー21は、耐熱性及び剛性を有し、底面にヒータ20を保持すると共に、定着スリーブ22の回転をガイドする。定着ステー21の底面の外面側には、凹溝部21aが形成されている。ヒータ20は、その凹溝部21aに嵌め込まれている。フランジ24は、定着ステー21の長手方向の両端部の腕部にそれぞれ嵌合され、定着スリーブ22の両端部と接している(図2参照)。
定着スリーブ22は、耐熱性樹脂ベルトや金属ベルトをベース層にして、その外周面に、弾性層、離型層等を付加した複合層構造体であり、全体的に肉薄で、可撓性を有し、高熱伝導率・低熱容量の部材である。
加圧ローラ23は、軸23a(芯金)に、シリコンゴム等の弾性層23bを設けて硬度を下げたものである。表面性を向上させるために、さらに外周に、PTFE、PFA等のフッ素樹脂層を設けてもよい。加圧ローラ23は、軸23aの両端部を側板38(フレーム)同士の間に軸受39を介して回転自由に保持されている。
加圧ローラ23及び定着スリーブ22が対向する。ヒータ20は加圧ローラ23の方に向けられる。定着スリーブ22の両端部のフランジ24は、バネ61の弾性力によって、加圧ローラ23の方に付勢される。入口ガイド16と出口下ガイド29はフレームに組付けられている。
不図示のモータの駆動力が動力伝達機構を介してギア25(図2参照)に伝達されると、加圧ローラ23が反時計回りに回転する。加圧ローラ23の回転力は、定着ニップ部nの摩擦力で定着スリーブ22に伝達される。定着スリーブ22の両端部のフランジ24は、定着スリーブ22が長手方向で一端部又は他端部に寄るのを規制する。定着スリーブ22の内面にはグリス(潤滑剤)が塗布され、ヒータ20や定着ステー21に対する定着スリーブ22の摺動性が確保されている。
『カール矯正装置』としてのカール矯正部Fbは、シートPのカールを矯正する。カール矯正部Fbは、硬質ローラ41と、この硬質ローラ41に圧接する軟質ローラ40と、を有する。硬質ローラ41は、トナー像をシートPに定着させる『定着装置』としての定着ユニット部Faのシート搬送方向Mの下流側に配置され、硬質で形成されている。硬質ローラ41の硬度は、例えば70°以上(Asker Cで計測した場合)に設定されれば良い。軟質ローラ40は、定着ユニット部Faのシート搬送方向Mの下流側に配置され、硬質ローラ41に対向し、硬質ローラ41よりも硬度が低い軟質で形成されている。軟質ローラ40の硬度は、例えば45°以下(Asker Cで計測した場合)に設定されれば良い。硬質ローラ41は鉄等の金属で成形される。硬質ローラ41の表面にはトナー付着防止用のPFAやPTFAのチューブが被覆されている。軟質ローラ40は、直径8mmの鉄製の軸40a(芯金)に発砲シリコンゴム等のスポンジ状のゴムが取り付けられて構成されている。ここでは、軟質ローラ40は、直径が18mm、ゴム硬度が25°(Asker Cで計測した場合)に設定されている。
また、軟質ローラ40にも、硬質ローラ41と同様に、表層にトナー付着を防止するためにPFAチューブやPTFA等のチューブが被覆される。硬質ローラ41、軟質ローラ40は、側板38に軸受53、51を介して回転自在に支持され、軟質ローラ40の端部に取り付けられたギア52が装置本体100Aから伝達される駆動力により所定の回転数で駆動する。
硬質ローラ41は軸受53(図2参照)に支持され、この軸受53はバネ45によって軟質ローラ40の方に付勢されている。その付勢力は、総圧40Nに設定されている。この構成により、硬質ローラ41は軟質ローラ40に食い込むように圧接し、ニップが形成される。
上流上ガイド42及び上流下ガイド63は、硬質ローラ41及び軟質ローラ40よりも上流に設けられている。特に、『ガイド部材』としての上流上ガイド42は、硬質ローラ41に対してシート搬送方向Mの直ぐ上流側に配置されてシートPの定着画像面側をガイドする。下流上ガイド49及び出口下ガイド29は、硬質ローラ41及び軟質ローラ40よりも下流に設けられている。
上流上ガイド42は、厚さが0.3mm程度の薄いステンレス材等の金属板42aと厚さが1mm程度の金属板42bと、を溶接で貼り合わせられたものである。厚さが0.3mm程度の薄いステンレス材等の金属板は、硬質ローラ41と軟質ローラ40から形成されるニップ部に上流上ガイド42の下流端を接近させるために用いられる。厚さが1mm程度の金属板42bは、上流上ガイド42自体の強度を確保するために用いられる。この上流上ガイド42の長手方向(シート搬送方向と直交する方向)の両端部はさらにガイドホルダ60に固定され、ガイドホルダ60は硬質ローラ41と同芯に位置決めされる。つまり、上流上ガイド42は硬質ローラ41に対して精度良く位置決めされている。
図4は、硬質ローラ41及び軟質ローラ40を上方から見た断面図である。硬質ローラ41は、直径8mm、長さ330mmに設定される。軟質ローラ40は、軸40aが直径8mm、ローラ全体が直径18mm、長さ330mmに設定される。硬質ローラ41が軟質ローラ40を加圧力40Nで加圧する。
前述したように、硬質ローラ41は両端部がバネ45で付勢されて軟質ローラ40に食い込む。硬質ローラ41は、端部の方が中央部よりも、軟質ローラ40に強く食い込む。そのために、硬質ローラ41及び軟質ローラ40ニップ部Nのシート搬送方向Mのニップ幅は、軸方向の中央部が軸方向の両端部よりも細く設定される。軸方向の中央部のニップ幅Nminが約3mm、軸方向の端部のニップ幅Nmaxが約5mmに設定される。つまり、硬質ローラ41と軟質ローラ40とのニップ部N(デカールニップ(カール除去ニップ))は、軸方向の中央部と端部で約2mmの差がある。
また、上流上ガイド42は、長手方向の中央部が長手方向の両端部よりも略円弧状にシート搬送方向Mの下流側へと突出している。詳しくは、上流上ガイド42の下流側のエッジは、硬質ローラ41に接触しないように1mm程度のギャップGを保ち、ニップ形状に沿うように下流側が凸の円弧形状(半径13000mm程度の円弧形状)をしている。つまり、上流上ガイド42は長手方向で端部より、中央付近が約1mm下流側に凸形状となっている。なお、図4中では、上流上ガイド42の凸形状の凸の度合は、説明を分かり易くするために、中央部でも端部でも実測値よりもあえて大きく記載される。
図5(a)は、先端部が上方に向かってカールしたシートPが上流上ガイド42にガイドされて硬質ローラ41及び軟質ローラ40の方へと進む様子を示す断面図である。ローラに関しては、実線はローラの軸方向(長手方向)の端部の断面を表し、二点鎖線は軸方向の中央部の断面を表す(この点は、図6及び図7も同様)。シートPに関しても、実線は軸方向の端部の断面を表し、二点鎖線は軸方向の中央部の断面を表す(この点は、図6及び図7も同様)。図5(b)は、シートPの先端のカールの様子を示す斜視図である。なお、軸方向、長手方向、幅方向Kは、平行である。
図5(a)及び図5(b)に示されるように、上方に向かってカールする(以下、「上カール」という)シートPは、上流上ガイド42に案内される。まず、シートPの端部が上流上ガイド42の下流端を越えて硬質ローラ41に当接する。それから、シートPの幅方向Kの中央部が上流上ガイド42の下流端を越えて硬質ローラ41に接近する。実施例のように上流上ガイド42の下流端が突出しているため、従来のように上流上ガイド42の下流端が突出しないで直線状に形成される場合に比べて、シートPの幅方向Kの中央部は、硬質ローラ41と軟質ローラ40とのニップ部Nに近づくまで押さえつけられる。この状態では、シートPの幅方向Kの両端部の方がシートPの中央部よりも高い位置にカールしている。
図6(a)及び図6(b)は、図5(a)及び図5(b)の続きを示す断面図及び斜視図である。図6(a)及び図6(b)に示されるように、シートPの幅方向Kの端部は硬質ローラ41に当接するが、このときシートPの幅方向Kの中央部はまだ硬質ローラ41に当接してない。ただし、シートPの幅方向Kの中央部は、上流上ガイド42の下流端が直線状の構成の場合よりもニップ部Nに近づいた状態で、硬質ローラ41に接近する。この状態では、シートPの幅方向Kの端部と中央部とは幅方向Kの高さの差がない。
図7(a)及び図7(b)は、図6(a)及び図6(b)の続きを示す断面図及び斜視図である。図7(a)及び図7(b)に示されるように、ニップ部Nが中細形状であるため、シートPの端部がニップ部Nに僅かに早く突入し、その後にシートPの幅方向Kの中央部が硬質ローラ41に当接してニップ部Nに突入する。このように、上流上ガイド42の下流端の中央部が下流側に突出した構成であるために、シートPは、幅方向Kの中央部がニップ部Nに近い位置までガイドされるために、先端に折り目跡が付いたりニップ部Nに入れずにジャムになったりする現象が低減される。その結果、シートPがニップ部Nにスムーズに突入して、カールが矯正される。
図7(c)は、上流上ガイド42のシート搬送方向Mの下流端が直線状に形成される場合に、シートPが搬送されるとシートPの先端がどのようになるかを示す斜視図である。上流上ガイドの下流端が直線状に形成される場合には、硬質ローラの撓みに起因してシートPの先端では、幅方向Kの中央部が両端部よりも上方にカールしたまま硬質ローラに接触する。そのために、シートPの先端の中央部は、上流上ガイドによる押え付けが不十分なために、ニップ部Nに入る前に、折れ曲がり部Jが形成されてしまう。
図8は、実施例2に係る硬質ローラ41、軟質ローラ40、及び、上流上ガイド43を上方から見た断面図である。実施例1と同様の構成に関しては、同一符号を付して説明を省略する。図8に示されるように、上流上ガイド43は、長手方向の中央43a3を含む所定範囲のみが略円弧状にシート搬送方向Mの下流側へと突出する構成でも良い。つまり、上流上ガイド43の下流端は、長手方向の中央側の一部(円弧開始部43a1と43a2の間の部位)がシート搬送方向Mの下流に向かって円弧状に突出する構成であっても良い。この場合であっても実施例1と同様な効果が得られる。この点、実施例1では、上流上ガイド42の下流端が、長手方向の端部から中央部に亘ってシート搬送方向Mの下流に向かって円弧状に突出する構成であったのと異なる。なお、上流上ガイド43は、金属板43a及び金属板43bを貼り合せて構成される。
図9は、実施例3に係る硬質ローラ41、軟質ローラ40、及び、上流上ガイド44を上方から見た断面図である。実施例1と同様の構成に関しては、同一符号を付して説明を省略する。図9に示されるように、上流上ガイド44は、台形状にシート搬送方向Mの下流側へと突出する構成でも良い。つまり、上流上ガイド44の下流端は、長手方向の端部から中央部に位置する角部44a1、44a2まで直線状に傾斜し、角部44a1、44a2から中央部まで幅方向Kに延びる、台形状に突出する構成であっても良い。なお、上流上ガイド44は、金属板44a及び金属板44bを貼り合せて構成される。
実施例の構成によれば、定着ユニット部Faに対してシート搬送方向Mの直ぐ下流にカールを矯正する硬質ローラ41と軟質ローラ40とを備える構成において、シート搬送方向Mと直交する幅方向KでシートPに生じ得る画像ムラが低減する。
なお、実施例1〜3では、カール矯正装置には発砲シリコンゴム等で構成される軟質ローラ40が用いられたが、この形態に限定されなくても良い。すなわち、カール矯正装置には軟質ローラの代わりにベルトが用いられても良く、上流上ガイド42〜44のように下流端が突出する構成であれば同様の効果が得られる。
また、実施例1〜3では、定着ユニット部Faには、ベルト加熱方式・加圧回転体駆動方式が採用されたが、この形態に限定されなくても良い。すなわち、熱ローラ方式、電磁誘導加熱方式、その他の方式が採用されても良い。
更に、実施例1〜3では、トナー像をシートPに定着させる定着ユニット部Faに関して説明したが、シートPに定着された画像を加熱して画像の光沢を増大させる加熱装置に適用されても良い。
40 軟質ローラ
41 硬質ローラ
42 上流上ガイド(ガイド部材)
Fa 定着ユニット部(定着装置)
Fb カール矯正部(カール矯正装置)
P シート
M シート搬送方向

Claims (5)

  1. トナー像を有するシートを加熱する加熱装置のシート搬送方向の下流側に配置され、硬質で形成される硬質ローラと、
    前記加熱装置のシート搬送方向の下流側に配置され、前記硬質ローラと圧接し、前記硬質ローラよりも硬度が低い軟質で形成される軟質ローラと、
    前記硬質ローラに対してシート搬送方向の直ぐ上流側に配置されてシートをガイドするガイド部材と、
    を備え、シートのカールを矯正するカール矯正装置であって、
    前記硬質ローラ及び前記軟質ローラのニップ部のシート搬送方向のニップ幅は、軸方向の中央部が軸方向の両端部よりも細く設定され、
    前記ガイド部材は、軸方向の中央部が軸方向の両端部よりもシート搬送方向の下流側へと突出することを特徴とするカール矯正装置。
  2. 前記ガイド部材は、略円弧状にシート搬送方向の下流側へと突出することを特徴とする請求項1に記載のカール矯正装置。
  3. 前記ガイド部材は、軸方向の中央を含む所定範囲のみが略円弧状にシート搬送方向の下流側へと突出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカール矯正装置。
  4. 前記ガイド部材は、台形状にシート搬送方向の下流側へと突出することを特徴とする請求項1に記載のカール矯正装置。
  5. シートに画像を形成する画像形成部と、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のカール矯正装置と、
    を備える画像形成装置。
JP2013022529A 2013-02-07 2013-02-07 カール矯正装置及び画像形成装置 Active JP6057753B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013022529A JP6057753B2 (ja) 2013-02-07 2013-02-07 カール矯正装置及び画像形成装置
US14/146,062 US9395674B2 (en) 2013-02-07 2014-01-02 Curl correction apparatus, sheet conveying apparatus, and image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013022529A JP6057753B2 (ja) 2013-02-07 2013-02-07 カール矯正装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014152003A JP2014152003A (ja) 2014-08-25
JP6057753B2 true JP6057753B2 (ja) 2017-01-11

Family

ID=51259313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013022529A Active JP6057753B2 (ja) 2013-02-07 2013-02-07 カール矯正装置及び画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9395674B2 (ja)
JP (1) JP6057753B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9280101B2 (en) 2013-02-18 2016-03-08 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with lower and upper guide members
US11803139B2 (en) 2013-02-18 2023-10-31 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP5992062B2 (ja) * 2015-02-23 2016-09-14 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置
JP2016177085A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP6354681B2 (ja) * 2015-06-30 2018-07-11 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置、シートガイド
JP6598541B2 (ja) * 2015-07-14 2019-10-30 キヤノン株式会社 カール補正装置および画像形成装置
JP6984188B2 (ja) * 2017-06-13 2021-12-17 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2019082592A (ja) 2017-10-31 2019-05-30 エイチピー プリンティング コリア カンパニー リミテッド 定着装置
JP6938360B2 (ja) * 2017-12-26 2021-09-22 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP7223321B2 (ja) * 2019-02-06 2023-02-16 株式会社リコー 画像形成装置
JP7487514B2 (ja) * 2020-03-26 2024-05-21 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 湾曲矯正装置および画像形成装置

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55123956U (ja) * 1979-02-27 1980-09-03
US4505695A (en) * 1983-04-18 1985-03-19 Xerox Corporation Sheet decurling mechanism
JPH0489976U (ja) * 1990-10-16 1992-08-05
JPH0477171U (ja) * 1990-11-19 1992-07-06
US5290021A (en) 1991-07-15 1994-03-01 Canon Kabushiki Kaisha Sheet feeding apparatus
JP2840517B2 (ja) 1992-06-02 1998-12-24 キヤノン株式会社 給紙カセット及び画像形成装置
JPH08225221A (ja) * 1995-02-21 1996-09-03 Canon Inc シ−ト搬送装置および画像形成装置
JPH08254911A (ja) * 1995-03-16 1996-10-01 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置
JPH09297473A (ja) 1996-05-01 1997-11-18 Canon Inc 画像形成装置
EP1006417B1 (en) * 1998-12-04 2004-09-08 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US6619657B2 (en) * 2000-03-14 2003-09-16 Canon Kabushiki Kaisha Curl correction device, and image forming apparatus having the curl correction device
JP4095567B2 (ja) 2004-03-09 2008-06-04 キヤノン株式会社 カール矯正装置及び画像形成装置
JP4569339B2 (ja) * 2005-03-23 2010-10-27 富士ゼロックス株式会社 転写装置、及び画像形成装置。
JP4802964B2 (ja) * 2006-10-06 2011-10-26 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置及びカール矯正装置
JP4854465B2 (ja) * 2006-10-23 2012-01-18 京セラミタ株式会社 用紙搬送装置及び画像形成装置
US7828281B2 (en) * 2007-06-19 2010-11-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Sheet post-processing apparatus and sheet post-processing method
JP2010145530A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP6012410B2 (ja) 2012-11-05 2016-10-25 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20140219697A1 (en) 2014-08-07
US9395674B2 (en) 2016-07-19
JP2014152003A (ja) 2014-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6057753B2 (ja) カール矯正装置及び画像形成装置
JP5381746B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6083218B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
US8737895B2 (en) Fixing device provided with lubricant agent retaining portion
JP6594043B2 (ja) 定着装置
JP6270106B2 (ja) 定着装置
US8879973B2 (en) Fixing device provided with heater having sealed portion with improved orientation
JP2011081303A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5530749B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2019015943A (ja) 定着装置
US9395673B2 (en) Fixing device
JP2016028264A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2019174849A (ja) 定着装置及び画像形成装置
US10295936B2 (en) Fixing device
JP2013073082A (ja) 定着装置
JP2017021173A (ja) 加熱定着装置および画像形成装置
JP2017134152A (ja) 定着装置
JP2018072551A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2007292948A (ja) 画像加熱装置及び加圧パッド
JP2017009944A (ja) 画像形成装置
JP7479983B2 (ja) 加熱装置および画像処理装置
JP2016118645A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2015055670A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2020067464A (ja) 加熱定着装置および画像形成装置
JP2023049702A (ja) 定着装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161206

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6057753

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151