JP6056261B2 - 帯電装置、着脱体、画像形成装置 - Google Patents

帯電装置、着脱体、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、帯電装置、着脱体、画像形成装置に関する。
特許文献1には、表面層の硬さを、鉛筆引っかき値(JISK5401)でH以上の硬さとした帯電ブレードが開示されている。
特許文献2には、ゴム硬度(JIS A)を55°〜80°とした帯電ブレードが開示されている。
特許文献3には、ゴム硬度を50°〜80°とした帯電ブレードが開示されている。
特開平04−168453号公報 特開平5−27551号公報 特開2005−208291号公報
本発明は、帯電部材の振動による帯電ムラと、当該帯電部材における経時的に生じるヘタリによる帯電ムラと、を抑制することを課題とする。
請求項1の発明は、板状に形成され、その厚み方向一方側の対向面で被帯電体と対向する帯電部材であって、前記対向面と第1端面とで構成された角部分で前記被帯電体に接触し前記角部分を含む前記対向面の全面に形成された接触部と、前記接触部と一体的に構成され前記接触部よりも低硬度とされた被支持部と、を有する前記帯電部材と、前記被支持部が前記厚み方向の他方側で固定され、前記帯電部材を支持する支持部材と、前記支持部材から前記第1端面とは反対側の第2端面を通って前記対向面に達するように設けられ、前記支持部材と前記接触部とを電気的に導通させる導通部材と、を備え、前記帯電部材は、自由長が形成されるように前記第1端面側が前記支持部材から突出され、前記導通部材は、前記帯電部材における前記支持部材から突出した部分よりも前記第2端面側の前記対向面に配置されている。
請求項2の発明では、前記接触部は、前記被支持部よりも体積抵抗率が高く、前記被帯電体に対して前記被支持部で放電する。
請求項3の発明は、前記接触部のJIS−A硬度が、84°以上である。
請求項4の発明は、前記被支持部のJIS−A硬度が、74°以下である。
請求項5の発明は、被帯電体としての感光体と、前記感光体を帯電させる請求項1〜4のいずれか1項に記載の帯電装置と、前記帯電装置によって帯電された前記感光体を露光して潜像を形成する露光装置と、前記露光装置によって形成された潜像を現像する現像装置と、を、画像形成装置本体に対し一体的に着脱可能に構成した着脱体である。
請求項6の発明は、被帯電体としての感光体と、前記感光体を帯電させる請求項1〜4のいずれか1項に記載の帯電装置と、前記帯電装置によって帯電された前記感光体を露光して潜像を形成する露光装置と、前記露光装置によって形成された潜像を現像する現像装置と、を備える画像形成装置である。
本発明の請求項1の構成によれば、接触部と被支持部とが同硬度である場合に比べ、帯電部材の振動による帯電ムラと、当該帯電部材における経時的に生じるヘタリによる帯電ムラと、を抑制できる。
本発明の請求項2の構成によれば、本構成を有しない場合に比べ、接触部と被帯電体との間でのリーク(絶縁破壊)が抑制できる。
本発明の請求項3の構成によれば、接触部のJIS−A硬度が84°未満である場合に比べ、帯電部材の振動による帯電ムラを抑制できる。
本発明の請求項4の構成によれば、被支持部のJIS−A硬度が74°を超える場合に比べ、帯電部材における経時的に生じるヘタリによる帯電ムラを抑制できる。
本発明の請求項5の構成によれば、本構成における帯電装置を備えない場合に比べ、帯電ムラによる画像劣化を抑制できる。
本発明の請求項6の構成によれば、本構成における帯電装置を備えない場合に比べ、帯電ムラによる画像劣化を抑制できる。
実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。 実施形態に係る画像形成ユニットの構成を示す概略図である。 実施形態に係る帯電装置の構成を示す側断面図である。 単層で構成した帯電ブレードを備える比較例に係る帯電装置の構成を示す側断面図である。 (A)帯電ブレードの硬度とエッジ先端での振幅との関係を示すグラフである。(B)帯電ブレードの硬度とエッジ先端での振動による初期帯電ムラとの関係を示すグラフである。 (A)帯電ブレードの硬度と帯電ブレードのヘタリ量との関係を示すグラフである。(B)帯電ブレードの硬度と帯電ブレードのヘタリによる帯電ムラの初期からの悪化分との関係を示すグラフである。 比較例及び実施例の評価結果を示す表である。 第1変形例に係る帯電ブレードの構成を示す側断面図である。 第2変形例に係る帯電ブレードの構成を示す側断面図である。 第3変形例に係る帯電ブレードの構成を示す側断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
(画像形成装置10の構成)
まず、画像形成装置10の構成を説明する。図1は、画像形成装置10の構成を示す概略図である。
図1に示されるように、画像形成装置10は、原稿の画像を読み取る画像読取装置500と、記録媒体Pに画像を記録する画像記録装置100と、を備えている。画像記録装置100は、画像読取装置500が読み取った原稿の画像の画像データや、画像形成装置10の外部装置から取得した画像データに基づき、記録媒体Pに画像を記録(形成)することが可能となっている。
(画像読取装置500)
図1に示されるように、画像読取装置500は、画像読取装置本体502と、原稿Gを搬送する原稿搬送装置504と、画像読取装置本体502の内部に設けられ原稿搬送装置504により搬送される原稿Gの画像を読み取る画像読取部510と、を備えている。
原稿搬送装置504は、複数の原稿Gが収容可能な原稿収容部(原稿トレイ)506を有している。原稿収容部(原稿トレイ)506に収容された原稿Gは、矢印C方向に示されるように、U字状に搬送されて原稿排出部508に排出されるようになっている。画像読取部510では、原稿搬送装置504で搬送される原稿Gに対して、発光部512から光を照射し、その光が原稿Gで反射され、複数のミラー514及び結像レンズ516を通じて、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の検出部518に結像される。当該結像された光が検出部518で検出されることで、画像読取部510では、原稿搬送装置504で搬送される原稿の画像を読み取るようになっている。
画像読取装置本体502の上部には、透明板520が設けられており、この透明板520に載せられた原稿の画像も、画像読取部510は読取可能となっている。また、原稿搬送装置504は、画像読取装置本体502に対して開閉可能に取り付けられており、透明板520に載せられた原稿を押さえる押さえカバーとして機能するようになっている。
(画像記録装置100)
画像記録装置100は、図1に示されるように、各構成部品が内部に収容される画像記録装置本体11を備えている。画像記録装置本体11の内部には、用紙等の記録媒体Pが収容される収容部12と、記録媒体Pに画像を形成(記録)する画像形成部(画像記録部)としての画像形成ユニット60と、画像形成ユニット60によって記録媒体Pに形成された画像を当該記録媒体Pに定着する定着装置としての定着ユニット80と、収容部12から画像形成ユニット60へ記録媒体Pを搬送する搬送部16と、画像記録装置100の各部の動作を制御する制御部20と、が設けられている。また、画像記録装置本体11の上部には、定着ユニット80によって画像が定着された記録媒体Pが排出される排出部18が設けられている。
画像形成ユニット60は、交換可能なプロセスカートリッジとして構成されており、後述の感光体ドラム32、帯電装置70、露光装置36及び現像装置38を、画像記録装置本体11(画像形成装置本体の一例)に対し一体的に着脱可能に構成した着脱体の一例として機能するようになっている。この画像形成ユニット60は、図2に示されるように、画像記録装置本体11に対して着脱可能とされた画像形成ユニット本体60A(筐体)を有している。画像形成ユニット本体60Aには、被帯電体の一例としての感光体ドラム32が設けられている。感光体ドラム32は、一方向(例えば、図2における時計回り方向)へ回転するようになっている。
感光体ドラム32の周囲には、感光体ドラム32の回転方向上流側から順に、感光体ドラム32を帯電させる帯電装置70と、帯電装置70によって帯電した感光体ドラム32を露光して感光体ドラム32に静電潜像を形成する露光装置36と、露光装置36によって感光体ドラム32に形成された静電潜像を現像して黒色のトナー画像を形成する現像装置38と、現像装置38によって感光体ドラム32に形成された黒色のトナー画像を記録媒体Pに転写する転写部としての転写ロール26と、トナー画像の転写後において感光体ドラム32に残留するトナーを除去する除去装置29と、が設けられている。なお、帯電装置70の具体的な構成は後述する。
現像装置38は、現像剤を攪拌しながら当該現像剤を感光体ドラム32の軸方向に沿って搬送する搬送部材38Bと、搬送部材38Bが搬送する現像剤を保持して当該現像剤を感光体ドラム32へ供給する現像剤供給体としての現像ロール38Aと、を備えている。
露光装置36は、図1に示されるように、制御部20から送られた画像信号(画像データ)に基づき静電潜像を形成するようになっている。制御部20から送られる画像信号としては、画像読取装置500が読み取った原稿の画像の画像信号や、画像形成装置10の外部装置から取得した画像信号がある。
露光装置36の上方側には、トナーが収容されているトナー収容容器としてのトナーカートリッジ58が設けられている。トナーカートリッジ58内のトナーは、トナー搬送装置(図示省略)によって、現像装置38へ搬送されるようになっている。
転写ロール26は、感光体ドラム32に対向しており、感光体ドラム32とで記録媒体Pを挟んで記録媒体Pを上方側へ搬送するようになっている。また、転写ロール26には、感光体ドラム32のトナー像を記録媒体Pへ転写させるための転写電圧(転写バイアス)が印加されるようになっている。転写ロール26と感光体ドラム32との間が、感光体ドラム32に形成されたトナー画像が記録媒体Pに転写される転写位置Tとされている。
除去装置29は、具体的には、図2に示されるように、感光体ドラム32に接触して、感光体ドラム32に残留するトナーを除去する除去部材としてのクリーニングブレードで構成されている。
搬送部16は、図1に示されるように、収容部12に収容された記録媒体Pを送り出す送出ロール46と、送出ロール46によって送り出された記録媒体Pが搬送される搬送路48と、搬送路48に沿って配置され送出ロール46によって送り出された記録媒体Pを転写位置Tへ搬送する複数の搬送ロール50と、を備えている。
定着ユニット80は、転写位置Tの上方側(搬送方向下流側)に配置されており、転写ロール26によって感光体ドラム32から記録媒体Pへ転写されたトナー画像を当該記録媒体Pに定着するようになっている。この定着ユニット80の上方側(搬送方向下流側)には、トナー画像が定着された記録媒体Pを排出部18へ排出する排出ロール52が設けられている。
また、片面にトナー画像が定着された記録媒体Pを反転させて、再び転写位置Tへ送り戻すための反転搬送路37が、転写ロール26に対する感光体ドラム32とは反対側(図1における左側)に設けられている。記録媒体Pの両面に画像を形成する際には、片面にトナー画像が定着された記録媒体Pが、排出ロール52によりスイッチバックされて反転搬送路37に導かれ、転写位置Tへ送り戻されるようになっている。
(画像形成動作)
次に、画像記録装置100における、記録媒体Pへ画像を形成(記録)する画像形成動作(画像記録動作)について説明する。
画像記録装置100では、送出ロール46によって収容部12から送り出された記録媒体Pが、複数の搬送ロール50によって転写位置Tへ送り込まれる。
一方、画像形成ユニット60では、感光体ドラム32が帯電装置70によって帯電された後、露光装置36によって露光されて、感光体ドラム32に静電潜像が形成される。当該静電潜像が現像装置38によって現像されて感光体ドラム32に黒色のトナー画像が形成される。この黒色のトナー画像は、転写ロール26により転写位置Tにて記録媒体Pへ転写される。
トナー画像が転写された記録媒体Pは、定着ユニット80へ搬送され、当該トナー画像が定着ユニット80により定着される。記録媒体Pの片面へのみ画像を形成する場合は、トナー画像が定着された後、記録媒体Pは排出ロール52により排出部18へ排出される。
記録媒体Pの両面へ画像を形成する場合には、片面に画像が形成された後、記録媒体Pは、排出ロール52でスイッチバックされ、反転して反転搬送路37へ送り込まれる。さらに、当該記録媒体は、反転搬送路37から再び転写位置Tへ送り込まれ、画像が記録されていない反対面に、前述と同様に画像が形成され、排出ロール52により排出部18へ排出される。以上のように、一連の画像形成動作が行われる。
なお、帯電装置70が適用される画像記録装置(画像形成装置)としては、前述の画像記録装置100(画像形成装置10)に限られず、例えば、タンデム方式のカラー画像を形成する画像記録装置(画像形成装置)であってもよく、種々の画像記録装置(画像形成装置)とすることが可能である。
(帯電装置70の構成)
次に、帯電装置70の構成を説明する。図3は、帯電装置70の構成を示す側断面図である。
帯電装置70は、図3に示されるように、帯電部材の一例としての帯電ブレード72と、帯電ブレード72を支持する支持部材74と、支持部材74に対して帯電電圧を印加する電源78と、導電部材としての導電ペースト76と、を備えている。
帯電ブレード72は、感光体ドラム32(被帯電体の一例)に接触する接触部の一例としてのエッジ部(角部)72Aと、エッジ部72Aと一体的に構成されかつ支持部材74に支持された被支持部72Bと、を備えている。
帯電ブレード72は、側面視(側断面視)にて矩形状に形成されており、厚みTが例えば1mm〜3mmとされ、長さLが例えば9〜15mmとされている。また、帯電ブレード72は、自由長FLが例えば7〜10mmとされ、食い込み量Hが0.5〜2.0mmとされ、感光体ドラム32表面に対する角度θが例えば10〜25°とされている。
なお、自由長FLとは、帯電ブレード72のうち、支持部材74の先端(図3における左端)から突出する部分の長さである。また、食い込み量Hとは、図3に示されるように、感光体ドラム32がなかったと仮定した場合において、感光体ドラム32外周の仮想線Iに対し内側に入り込んだエッジ先端Sと仮想線Iとの距離(感光体ドラム32の径方向における距離)である。
エッジ部72Aは、側面視(側断面視)にて、帯電ブレード72の厚み方向の長さL1が例えば0.5mmとされ、長さL2が例えば2.5mmとされた三角形状をしている。
被支持部72Bは、エッジ部72Aよりも低硬度とされている。すなわち、エッジ部72Aは、被支持部72Bよりも高硬度とされている。エッジ部72AにおけるJIS−A硬度は、84°以上であることが望ましい。当該硬度が、84°未満であると、後述するように、エッジ部72Aにおける感光体ドラム32との接触部分での振動による稼動初期の帯電ムラが大きいためである。
また、被支持部72BにおけるJIS−A硬度は、74°以下であることが望ましい。当該硬度が、74°を超えると、後述するように、帯電ブレード72のヘタリによる帯電ムラの初期からの悪化分が増加するためである。
本実施形態では、エッジ部72Aが導電性を有すると共に、被支持部72Bが絶縁性を有しており、エッジ部72Aにおいて、感光体ドラム32に対する放電がなされるようになっている。具体的には、エッジ部72Aにおいて、感光体ドラム32との接触部分(エッジ先端S)に対する感光体ドラム32の回転方向下流側部分(図3における右側部分)で放電がなされるようになっている。
エッジ部72Aは、具体的には、導電性を有するゴム材料で構成されている。さらに具体的には、カーボンやイオン導電性物質などの導電性付与のための物質を分散させたゴム材料によって構成されている。ゴム材料としては、例えば、ポリウレタンゴムが用いられる。なお、ここでの導電性とは、体積抵抗率で1010Ωcm以下の範囲を意味する。エッジ部72Aの体積抵抗率は、放電させる観点より、10〜10Ωcmが望ましい。
被支持部72Bは、具体的には、絶縁性を有するゴム材料で構成されている。さらに具体的には、前述の導電性付与のための物質が分散されていないゴム材料が用いられる。ゴム材料としては、例えば、ポリウレタンゴムが用いられる。ここでの絶縁性とは、体積抵抗率で1011Ωcm以上の範囲を意味する。
さらに、エッジ部72A及び被支持部72Bを構成するポリウレタンゴムの形成材料としては、具体的には、例えば、ポリイソシアネートおよびポリオールを含有するポリウレタン組成物が用いられる。ポリオールとしては、例えば、ポリカプロラクトンポリオール、ポリエステルポリオール又はポリエーテルポリオールが用いられる。
エッジ部72Aに用いられるポリイソシアネートとしては、例えば、1,5-ナフタレンジイソシアネート(NDI)が用いられる。1,5-ナフタレンジイソシアネート(NDI)に対して用いるポリオールはポリカプロラクトンポリオールが適している。1,5-ナフタレンジイソシアネート(NDI)は、剛直な構造と結晶性の高さを備えており、この構造をポリウレタンの成形に活用することにより、高硬度のポリウレタンが得られる。
被支持部72Bに用いられるポリイソシアネートとしては、例えば、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)が用いられる。その他、4,4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(水添MDI)、カルボジイミド変性MDI、2,4−トリレンジイソシアネート(2,4−TDI)、2,6−トリレンジイソシアネート(2,6−TDI)、3,3′−ビトリレン−4,4′−ジイソシアネート、3,3′−ジメチルジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネートウレチジンジオン(2,4−TDIの二量体)、メタフェニレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、オルトトルイジンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、パラフェニレンジイソシアネート、リジンジイソシアネートメチルエステル等のジイソシアネート、トリフェニルメタン−4,4′,4″−トリイソシアネート等のトリイソシアネート、ポリメリックMDI等が上げられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。
帯電ブレード72は、例えば、以下に示す製造方法によって成形され、硬度が異なる被支持部72B及びエッジ部72Aを一体に構成されるようになっている。
帯電ブレード72の製造方法は、例えば、回転する成形ドラムの外周に形成された成形溝の角部(コーナー部)に対して、第1の注型機によってエッジ部72A用の液状材料を供給した後、当該成形溝に対して、第2の注型機によって被支持部72B用の液状材料を供給する。そして、成形ドラムの内部の加熱装置によって、上記2つの液状材料を熱硬化させて得られた帯状の成形物を切断することで、帯電ブレード72を得る。なお、帯電ブレード72の製造方法は、上記の方法に限られず、種々の製造方法を用いることが可能である。
ここで、本実施形態のように、帯電ブレード72を用いた構成では、一般に、帯電ブレード72は、感光体ドラム32との間隔(ギャップ)が、8μm〜200μm程度の部分(放電領域)で放電がなされる。
従って、本実施形態では、エッジ部72Aと感光体ドラム32との間隔が前述の間隔の範囲となることや、帯電ブレード72の加工性等を考慮して、前述の食い込み量H、角度θ、長さL2等が決定されており、エッジ部72Aにおける感光体ドラム32の回転方向下流端(図3における右端)と感光体ドラム32との間隔K(感光体ドラム32の径方向における間隔)は、例えば、1mmとされている。
具体的には、エッジ先端Sから長さL2が500μm程度の箇所において、感光体ドラム32との間隔(ギャップ)が200μm程度とされており、当該500μm程度の箇所から、エッジ先端S側において、放電が生じるようになっている。従って、放電が可能な間隔を維持するという観点からは、長さL2は、2.5mmよりも短くてもよく、エッジ部72Aと感光体ドラム32との間で放電が可能な間隔を維持できる範囲で設定されていればよい。
また、帯電ブレード72(エッジ部72A)の加工性の観点からは、長さL2が長いほうが望ましい。そこで、本実施形態では、製造上の加工しやすさを考慮して、長さL2を2.5mmと長くしている。
なお、ヘタリによる帯電ムラを抑制するという後述する観点からは、被支持部72Bの範囲を大きくして帯電ブレード72全体の硬度を低くすることが望ましく、長さL2は短いほうが望ましい。
また、長さL1は、前述の0.5mmに限られるものでなく、例えば、帯電ブレード72の厚みTの半分以下であれば良い。長さL1が、帯電ブレード72の厚みTの半分をこえると、被支持部72Bの範囲を大きくなり、帯電ブレード72全体の硬度を低く保つことができなくなり、ヘタリによる帯電ムラを抑制する効果が低くなるためである。
支持部材74は、感光体ドラム32の軸方向に長さを有する板状部材で構成されている。支持部材74は、帯電ブレード72を画像形成ユニット本体(帯電装置本体)60A(図2参照)に対して支持する機能を有すると共に、電源78から帯電電圧が印加される電極としても機能するようになっている。支持部材74の材質としては、例えば、銅合金,SUS等の金属又は合金、クロム、ニッケル等で鍍金処理を施した鉄、合成樹脂などの導電性を有する材質が用いられる。
導電ペースト76は、支持部材74と帯電ブレード72における放電部分とを電気的に導通させるための導通部材として機能している。本実施形態では、エッジ部72Aが放電部分とされており、支持部材74における背面側(感光体ドラム32とは反対面側(図3における上面側))から、支持部材74の端面(図3における左側端面)、帯電ブレード72(被支持部72B)における背面側(感光体ドラム32とは反対面側(図3における上面側))、帯電ブレード72(被支持部72B)の端面(図3における左側端面)を通って、エッジ部72Aに達している。
(帯電ブレードの硬度と、エッジ先端での振幅及び振動による初期帯電ムラとの関係)
次に、帯電ブレードの硬度と、感光体ドラム32との接触部分(エッジ先端S)での振幅との関係、及び、当該帯電ブレードの硬度と、感光体ドラム32との接触部分(エッジ先端S)での振動による初期帯電ムラとの関係を説明する。ここでの結果は、図4に示されるように、単層で構成された帯電ブレード82を用いた場合の結果である。この単層ブレードも導電性を有するゴム材料で構成されている。さらに具体的には、カーボンやイオン導電性物質などの導電性付与のための物質を分散させたゴム材料によって構成されている。ゴム材料としては、例えば、ポリウレタンゴムが用いられる。なお、ここでの導電性とは、体積抵抗率で1010Ωcm以下の範囲を意味する。体積抵抗率は、放電させる観点より、10〜10Ωcmが望ましい。
図5(A)のグラフに示されるように、帯電ブレードの硬度が高くなるほど、エッジ先端Sでの振幅(振動)が小さくなる。また、図5(B)のグラフに示されるように、帯電ブレードの硬度が高くなるほど、エッジ先端Sでの振動による初期帯電ムラが小さくなる。また、図5(A)及び図5(B)の各グラフにおいて、傾きが変化する変曲点は、JIS−A硬度84°となっている。すなわち、JIS−A硬度が84°以上である帯電ブレードにおいて、エッジ先端Sでの振動による初期帯電ムラを抑制する効果が高いことが示されている。
なお、「初期帯電ムラ」とは、装置の稼動初期の帯電ムラを意味する(本明細書において同様である)。また、図5(A)における「振幅」とは、感光体ドラム32の回転に伴って、感光体ドラム32の径方向に沿って振動するエッジ先端Sの変位量(mm)である。また、図5(B)のグラフにおける「帯電ムラ」とは、感光体ドラム32の回転方向における帯電ムラであり、回転する感光体ドラム32の表面電位を計測することにより、当該帯電ムラを測定している(本明細書において同様である)。
また、ここでの振動(振幅)は、感光体ドラム32との接触部分(エッジ先端S)であって、放電に影響を及ぼすごく狭い範囲で生じる振動である。すなわち、クリーニングブレードにおけるスティックスリップのように、大きな範囲で生じる高周波の振動とは異なるものである。なお、スティックスリップとは、ブレードと感光体ドラムとの摩擦力によってブレードが感光体ドラムの回転方向下流側に引っ張られて変形した後、ブレードの弾性力によって元の形状に復帰する動作を繰り返す現象である。
以上のように、帯電ブレードの硬度が高いほど、感光体ドラム32との接触部分(エッジ先端S)での振動、及び、その振動による帯電ムラが抑制されることが、図5(A)(B)のグラフからわかる。
(帯電ブレードの硬度と、帯電ブレードのヘタリ量及びヘタリによる帯電ムラの初期からの悪化分と、の関係)
次に、帯電ブレードの硬度と、帯電ブレードのヘタリ量との関係、及び、当該帯電ブレードの硬度とヘタリによる帯電ムラの初期からの悪化分との関係を説明する。ここでの結果は、図4に示されるように、単層で構成された帯電ブレード82を用いた場合の結果である。
なお、ヘタリとは、帯電ブレードの感光体ドラム32に対する食い込み量Hが経時的に減少することを意味し、ヘタリ量とは、当該食い込み量Hが経時的に減少した量である(本明細書において同様である)。ここでの結果は、30000枚の記録媒体Pに画像を形成した後のヘタリ量、ヘタリによる帯電ムラの初期からの悪化分を計測したものである。
図6(A)のグラフに示されるように、帯電ブレードの硬度が高くなるほど、ヘタリ量が大きくなる。また、図6(B)のグラフに示されるように、帯電ブレードの硬度が高くなるほど、ヘタリによる帯電ムラの初期からの悪化分が増加する。なお、ヘタリによる帯電ムラの初期からの悪化分とは、30000枚の記録媒体Pに画像を形成した後の帯電ムラから、図5(B)に示される初期帯電ムラを減算したときの値である。
また、経時的に帯電ムラが悪化するのは、帯電ブレードのヘタリにより帯電ブレードの感光体ドラム32に対する圧接力が弱まることで、感光体ドラム32上のトナーに含まれる外添剤等の異物が、帯電ブレードのエッジ先端Sと感光体ドラム32との間ですり抜けて、帯電ブレードにおける感光体ドラム32に対する放電がなされる部分(放電面)に付着するためと考えられる。従って、30000枚の記録媒体Pに画像を形成した後の帯電ムラの悪化分とは、帯電ブレードのヘタリに起因して生じる、外添剤等の異物の帯電ブレードへの付着によって生じる帯電ムラの悪化分として表れる。
また、図6(A)及び図6(B)の各グラフにおいて、傾きが変化する変曲点は、JIS−A硬度、74°となっている。すなわち、JIS−A硬度が74°以下である帯電ブレードにおいて、ヘタリによる帯電ムラの悪化を抑制する効果が高いことが示されている。
以上のように、帯電ブレードの硬度が高いほど、帯電ブレードのヘタリ量が大きく、そのヘタリによる帯電ムラが大きいことが、図6(A)(B)のグラフからわかる。
(評価)
実施例及び比較例1〜4に係る帯電ブレードにおいて、エッジ部72Aにおける感光体ドラム32との接触部分(エッジ先端S)での振動による初期帯電ムラと、初期帯電ムラから30000枚の記録媒体Pに画像を形成した後のヘタリによる帯電ムラの悪化分と、30000枚の記録媒体Pに画像を形成した後の帯電ムラと、を評価した。
(帯電ブレードの構成)
比較例1、2では、図4に示されるように、単層で構成された帯電ブレードを用いた。この帯電ブレードには、イオン導電性物質を分散させたポリウレタンゴムを用いた。
比較例3、4及び実施例では、図3に示されるように、エッジ部72Aと被支持部72Bとで構成された2層構造の帯電ブレードを用いた。エッジ部72Aには、イオン導電性物質を分散させたポリウレタンゴムを用い、被支持部72Bには、導電性付与のための物質が分散されていないポリウレタンゴムを用いた。
比較例1〜4及び実施例では、厚みTが1.5〜3mm、自由長FLが7〜9mm、食い込み量Hが0.5〜2.0mm、帯電ブレードと感光体ドラム表面との角度θが10〜25°の範囲に入る帯電ブレードを用いている。
比較例1〜4及び実施例における帯電ブレードのJIS−A硬度を以下のように設定した。
[比較例1]90°
[比較例2]59°
[比較例3]エッジ部72A:59°被支持部72B:90°
[比較例4]エッジ部72A:63°被支持部72B:81°
[実施例]エッジ部72A:90°被支持部72B:59°
(評価結果)
この結果、比較例1では、初期帯電ムラが小さく、実用可能な帯電ムラの範囲に納まったもの、30000枚の記録媒体Pに画像を形成した後の帯電ムラが大きく、実用可能な帯電ムラの範囲を超えてしまった。
また、比較例2〜4では、初期帯電ムラ及び、30000枚の記録媒体Pに画像を形成した後の帯電ムラにおいて、実用可能な帯電ムラの範囲を超えてしまった。
これに対して、実施例では、初期帯電ムラ及び、30000枚の記録媒体Pに画像を形成した後の帯電ムラにおいて、実用可能な帯電ムラの範囲に納まった。
なお、図7に示されるように評価結果では、実用可能な帯電ムラの範囲に納まっている場合を「○」とし、実用可能な帯電ムラの範囲を超えている場合を「×」として、示している。
このように、エッジ部72Aが被支持部72Bよりも高硬度とされている帯電ブレード72を用いることで、帯電ブレード72の振動による初期帯電ムラと、当該帯電ブレード72における経時的に生じるヘタリによる帯電ムラと、が抑制されることがわかる。
(第1変形例に係る帯電ブレード172)
次に、第1変形例に係る帯電ブレード172について説明する。図8は、第1変形例に係る帯電ブレード172の構成を示す側断面図である。ここでは、前述の帯電ブレード72と異なる部分を説明する。また、同一機能を有する部分については、同一符号を付して、説明を適宜省略する。
第1変形例に係る帯電ブレード172では、図8に示されるように、被支持部72Bとして、導電性を有する材料が用いられている。具体的には、被支持部72Bは、エッジ部72Aと同様に、導電性を有するゴム材料で構成されている。さらに具体的には、カーボンやイオン導電性物質などの導電性付与のための物質を分散させたゴム材料によって構成されている。ゴム材料としては、例えば、ポリウレタンゴムが用いられる。なお、ここでの導電性とは、体積抵抗率で1010Ωcm以下の範囲を意味する。
本実施形態では、エッジ部72Aとして、イオン導電性物質を分散させたポリウレタンゴムが用いられている。被支持部72Bとして、カーボンブラックを分散させたポリウレタンゴムが用いられている。
また、導電ペースト76は、支持部材74における背面側(感光体ドラム32とは反対面側(図8における上面側))から、支持部材74の端面(図8における左側端面)を通って、帯電ブレード72(被支持部72B)における背面側(感光体ドラム32とは反対面側(図8における上面側))に達している。
なお、導電ペースト76を有さない構成であってもよい。導電ペースト76を有することで、支持部材74と帯電ブレード72とを接着する接着層(図示省略)として、絶縁材料を用いることが可能となる。なお、当該接着層として、導電性材料を用いてもよい。
なお、エッジ部72Aの体積抵抗率は、放電させる観点より、10〜10Ωcmが望ましい。また、被支持部72Bはエッジ部72Aに給電する役割を果たすため、10〜10Ωcmが望ましい。
(第2変形例に係る帯電ブレード272)
次に、第2変形例に係る帯電ブレード272について説明する。図9は、第2変形例に係る帯電ブレード272の構成を示す側断面図である。ここでは、前述の帯電ブレード72と異なる部分を説明する。また、同一機能を有する部分については、同一符号を付して、説明を適宜省略する。
第2変形例に係る帯電ブレード272では、図9に示されるように、被支持部72Bにおける感光体ドラム32に対向する対向面(支持部材74で支持される被支持面(接合面)とは反対側の面)72Cの全面に対して、エッジ部72Aが一体に設けられている。被支持部72B及びエッジ部72Aは、側面視(側断面視)にて、矩形状をなしている。
また、エッジ部72Aの厚みT1は、例えば、帯電ブレード72の厚みTの半分以下であれば良い。厚みT1が、帯電ブレード72の厚みTの半分をこえると、被支持部72Bの範囲を大きくなり、帯電ブレード72全体の硬度を低く保つことができなくなり、ヘタリによる帯電ムラを抑制する効果が低くなるためである。
また、導電ペースト76は、支持部材74における感光体ドラム32に対向する対向面(背面側とは反対面側(図9における下面側))から、帯電ブレード72(被支持部72B)における感光体ドラム32の回転方向下流側(図9における右側)の端面を通って、エッジ部72Aに達している。
なお、エッジ部72Aの体積抵抗率は、放電させる観点より、10〜10Ωcmが望ましい。また、被支持部72Bは、エッジ部72Aに給電する役割を果たさないので絶縁性を有していてもよい。
(第3変形例に係る帯電ブレード372)
次に、第3変形例に係る帯電ブレード372について説明する。図10は、第3変形例に係る帯電ブレード372の構成を示す側断面図である。ここでは、前述の第1変形例に係る帯電ブレード172と異なる部分を説明する。また、同一機能を有する部分については、同一符号を付して、説明を適宜省略する。
第3変形例に係る帯電ブレード372では、図10に示されるように、エッジ部72Aは、側面視(側断面視)にて、帯電ブレード72の厚み方向の長さL1が例えば0.5mmとされ、長さL2が例えば0.25mmとされた三角形状をしている。すなわち、第1変形例に係る帯電ブレード172(帯電ブレード72)に比べて、長さL2が短くされている。
そして、第3変形例では、エッジ部72Aが絶縁性を有すると共に、被支持部72Bが導電性を有しており、被支持部72Bにおいて感光体ドラム32に対する放電がなされるようになっている。
第3変形例では、被支持部72Bと感光体ドラム32との間隔が、放電が可能な間隔(8μm〜200μm程度の間隔)となるように、食い込み量H、角度θ、長さL2等が決定されており、被支持部72Bにおける感光体ドラム32の回転方向上流端(図10における左端)と感光体ドラム32との間隔K(感光体ドラム32の径方向における間隔)は、例えば、50μmとされている。従って、被支持部72Bにおける感光体ドラム32の回転方向上流端から、被支持部72Bと感光体ドラム32との間隔が200μmとなる部分までの間で感光体ドラム32に対する放電がなされるようになっている。
被支持部72Bは、具体的には、導電性を有するゴム材料で構成されている。さらに具体的には、カーボンやイオン導電性物質などの導電性付与のための物質を分散させたゴム材料によって構成されている。ゴム材料としては、例えば、ポリウレタンゴムが用いられる。なお、ここでの導電性とは、体積抵抗率で1010Ωcm以下の範囲を意味する。
被支持部72Bの体積抵抗率は、放電させる観点より、10〜10Ωcmが望ましい。
エッジ部72Aは、具体的には、絶縁性を有するゴム材料で構成されている。さらに具体的には、前述の導電性付与のための物質が分散されていないゴム材料が用いられる。ゴム材料としては、例えば、ポリウレタンゴムが用いられる。ここでの絶縁性とは、体積抵抗率で1011Ωcm以上の範囲を意味する。
ここで、第3変形例を含む本実施形態では、感光体ドラム32の表面層によって、感光体ドラム32とエッジ先端S(エッジ部72A)との絶縁は保たれて、エッジ先端Sと感光体ドラム32との間でのリーク(絶縁破壊)が生じないようになっている。しかしながら、回転する感光体ドラム32に接触するエッジ先端Sが振動することにより、感光体ドラム32の表面層が損傷するおそれがあるが、この場合でも、第3変形例では、エッジ部72Aは絶縁性を有するので、エッジ部72Aと感光体ドラム32との間でのリーク(絶縁破壊)が抑制される。また、本実施形態の構成では、エッジ部72Aが高硬度とされることで、振動が抑制されるので、感光体ドラム32の表面層の損傷も抑制される。
また、エッジ部72Aは絶縁性を有するので、エッジ先端Sに対する回転方向上流側(図10における左側)においても、感光体ドラム32との間で生じる放電が抑制される。すなわち、エッジ先端Sに対する感光体ドラム32の回転方向下流側のみにおいて、良好に放電が行われる。
(他の変形例)
画像記録装置100は、感光体ドラム32に残留するトナーを除去する除去装置29を備えていたが、帯電ブレード72を感光体ドラム32に残留するトナーを除去する除去装置として用いても良い。この場合では、除去装置29を有せず、帯電ブレード72が、帯電装置と除去装置とを兼ねる構成とされる。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、上記に示した変形例は、適宜、複数を組み合わせて構成しても良い。
10 画像形成装置
32 感光体ドラム(被帯電体の一例、感光体の一例)
36 露光装置
38 現像装置
60 画像形成ユニット(着脱体の一例)
70 帯電装置
72A エッジ部(接触部の一例)
72 帯電ブレード(帯電部材の一例)
72B 被支持部
74 支持部材

Claims (6)

  1. 板状に形成され、その厚み方向一方側の対向面で被帯電体と対向する帯電部材であって、前記対向面と第1端面とで構成された角部分で前記被帯電体に接触し前記角部分を含む前記対向面の全面に形成された接触部と、前記接触部と一体的に構成され前記接触部よりも低硬度とされた被支持部と、を有する前記帯電部材と、
    前記被支持部が前記厚み方向の他方側で固定され、前記帯電部材を支持する支持部材と、
    前記支持部材から前記第1端面とは反対側の第2端面を通って前記対向面に達するように設けられ、前記支持部材と前記接触部とを電気的に導通させる導通部材と、
    を備え、
    前記帯電部材は、自由長が形成されるように前記第1端面側が前記支持部材から突出され、
    前記導通部材は、前記帯電部材における前記支持部材から突出した部分よりも前記第2端面側の前記対向面に配置されている
    帯電装置。
  2. 前記接触部は、前記被支持部よりも体積抵抗率が高く、
    前記被帯電体に対して前記被支持部で放電する請求項1に記載の帯電装置。
  3. 前記接触部のJIS−A硬度が、84°以上である請求項1又は2に記載の帯電装置。
  4. 前記被支持部のJIS−A硬度が、74°以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載の帯電装置。
  5. 被帯電体としての感光体と、
    前記感光体を帯電させる請求項1〜4のいずれか1項に記載の帯電装置と、
    前記帯電装置によって帯電された前記感光体を露光して潜像を形成する露光装置と、
    前記露光装置によって形成された潜像を現像する現像装置と、
    を、画像形成装置本体に対し一体的に着脱可能に構成した着脱体。
  6. 被帯電体としての感光体と、
    前記感光体を帯電させる請求項1〜4のいずれか1項に記載の帯電装置と、
    前記帯電装置によって帯電された前記感光体を露光して潜像を形成する露光装置と、
    前記露光装置によって形成された潜像を現像する現像装置と、
    を備える画像形成装置。
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