JP3015968B2 - 接触帯電装置部材 - Google Patents

接触帯電装置部材

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本明は、電子写真画像形成装置に用いられる接触帯電
装置部材に関する。
[従来の技術] 従来、例えば複写機・記録装置等の画像形成装置にお
ける被帯電体としての感光体と誘電体等の像担持体面に
電源より電圧(例えば1〜2KV程度の直流電圧、或は直
流電圧と交流電圧の重畳電圧等)を印加した接触帯電装
置部材としての導電性部材を接触させることにより、像
担持体面を所定の電位に帯電させるものがある。かかる
帯電方式としては、ローラ帯電方式(特開昭56−91253
号公報)、ブレード帯電方式(特開昭56−194349号公
報)、帯電・クリーニング兼用式(特開昭56−165166号
公報)等が考案されている。
ブレード帯電方式では、特開平1−93760号公報にお
いて示されているように、ブレード状の導電性部材を基
体とし、その導電性部材の像担持体と静電的に影響する
部位面を導電性部材よりも電気抵抗値の大きい一種類以
上の抵抗層で被覆することが提案されている。
[発明が解決しようとする課題] このように導電性ブレードの表面(被帯電体との当接
面に抵抗層を設けた接触帯電装置部材としての帯電ブレ
ードは、効果的なものではあるが、帯電ブレードが像担
持体に圧接するが故に起こる像担持体面との摩耗による
抵抗層の損傷によって帯電異常が発生する場合があり、
このことが帯電ブレードの寿命を短くする原因となって
いた。
この点に対する解決策として、特開平1−93762号公
報に記載の実施例によれば、ナイロン系,PFA系等の潤滑
性を有する樹脂に導電材を含有させて抵抗値を制御した
低摩擦係数のシート層を接合させるものであり、より具
体的には、102〜106Ω・cmの導電性EPDMに、滑性コート
層であり又抵抗層でもある108Ω・cmのナイロン系樹脂
をコートしたものを使用している。
ナイロン系樹脂及びPFA系の樹脂は、かかる樹脂自身
が低摩擦係数という特性をもつ反面、下地の導電性ゴム
層との密着性・接着性に難があり、コート層を形成する
ことで下地のゴム層のゴム弾性特性を阻害したり、下地
のゴム弾性層の曲げに追従できず剥離したり、又、コー
ト層を形成後ブレード先端をカットした際に、コート層
と下地のゴム層との弾性率の差が影響して、精度の良い
切断面を得ることができないこともあり、エッジ部に凹
凸を残してしまうとその部分により帯電むらが誘発され
ることもある。
すなわち、本発明の目的とするところは、同じく接触
帯電装置部材としてのブレード形態である帯電ブレード
を用いるものであるが、上記のような問題のない接触帯
電装置部材を提供することにある。
[課題を解決するための手段及び作用] 本発明は、被帯電体に当接して被帯電体に電位を与え
る接触帯電装置部材であって、該接触帯電装置部材はブ
レード形態を成し、該帯電ブレードを形成するゴム基材
の被帯電体との当接面側に表面層を設け、該ゴム基材の
該当接面の反対側に電極層を設けてなる帯電ブレードで
あり、かつ、該表面層が溶剤系2液硬化型ウレタン樹脂
よりなり、該ゴム基材上に該表面層を形成した後、該表
面層とともに該ゴム基材を切断することによって得られ
ることを特徴とする接触帯電装置部材である。
また、本発明は、上記帯電ブレードの表面層の硬さが
鉛筆引っかき値(JIS K5401)でH以上の硬さを有する
ことを特徴とする接触帯電装置部材である。
即ち、帯電ブレードを形成するゴム基材の被帯電体
(感光ドラム)との当接面に形成された帯電ブレードの
表面層が、溶剤系2液硬化型ウレタン樹脂よりなり、さ
らには表面の硬さが鉛筆引っかき値(JIS K5401)でH
以上の硬さを有していることにより、表面層が被帯電体
面と接触する際の摩耗による損傷が防止でき、また、表
面層が特に溶剤系2液硬化型ウレタン樹脂よりなってい
るので、ブレード先端部の切断の際に切断面が精度良く
仕上げられ、その結果安定した帯電が得られる。
以下、本発明に係る画像形成装置の概略的構成と、本
発明の接触帯電装置部材の詳細について説明する。
.画像形成装置例(第2図) 第2図は本発明の接触帯電装置部材を用いた接触帯電
装置を像担持体の帯電処理手段として組み込んだ画像形
成装置の一例の要部の概略構成図である。
図中、1は像担持体としての回転ドラム型の電子写真
有機感光体(以下、感光ドラムと記す)であり、矢示A
の時計方向に所定の周速度(プロセススピード)をもっ
て回転駆動される。かかる感光ドラム1は、その回転過
程で後述する接触帯電装置の接触帯電装置部材としての
帯電ブレード2により、所定の極性、所定の電位に均一
帯電される。
次いで、その帯電処理面に露光部にて目的の画像情報
の露光L(原稿画像を結像露光するアナログ光学系によ
る露光、レーザービームスキャナやLEDアレイ等を含む
デジタル光学系による走査露光など)を受けることで目
的の画像情報に対応した静電潜像が形成される。
次に、その形成潜像は、原稿装置7により正規あるい
は反転現像される。
一方、不図示の給紙機構部より転写部材Paが給送さ
れ、レジストローラ10により所定のタイミングにて感光
ドラム1と転写手段8(例えば、転写ローラやコロナ帯
電器など)との間(転写部)に給紙され、その給紙転写
部材Paに対して感光ドラム1側の形成顕画像が順次に転
写されていく。
転写部を通過した転写部材Paは感光ドラム1面から分
離され、搬送手段11により不図示の定着装置に導入され
て像定着を受ける。
転写後の感光ドラム1面は、クリーニング装置9によ
り残留不要物の除去を受けて清掃され、繰り返して作像
に供される。
本例の画像形成装置は、感光ドラム1・帯電ブレード
2・現像装置7・クリーニング装置9の4つのプロセス
装置についてそれらを互いに所定の位置関係をもって一
括して組み込んだプロセスカートリッジ6として構成し
てあり、該カートリッジ6は、画像形成装置本体内に設
けた支持レール12・12に沿って、画面に垂直な方向に挿
入して装着することができ、逆に画像形成装置本体外へ
抜き外し自在である。
プロセスカートリッジ6を画像形成装置本体内に充分
に挿入して装着することにより、装置本体側とプロセス
カートリッジ6側とが機械的・電気的に相互カップリン
グし画像形成装置として作動可能状態となる。
.接触帯電装置(第1図) 第1図は上述第2図の画像形成装置の接触帯電装置部
分の模型図である。
接触帯電装置部材としての帯電ブレード2は、体積抵
抗率が107〜109Ω・cm程度にコントロールされたエピク
ロルヒドリンゴム,EPDM,ウレタンゴム,クロロプレンゴ
ム等の厚さ1〜2mmのゴムブレードであり、鋼板等の導
電性鋼体支持部材(支持体)4に電極層14側を導電性接
着剤13で一体に取付けて保持させてあり、ブレード自由
長l(ブレードの支持部材先端とブレードの感光ドラム
当接部までの長さ距離)を5〜20mm程度、感光ドラム1
に対する当接角θ(ブレード先端部と、ドラム上にブレ
ードが当接している点でのドラムの接線のうちブレード
当接点よりドラム面移動方向下流側の線と、のなす角)
を8゜〜25゜程度、当接圧4〜40gr/cm程度に設定し
て、ブレード先端部を感光ドラム1の回転に対してカウ
ンタ方向に当接(当接角が鋭角)させてある。帯電ブレ
ード2の感光ドラム1に対する当接は、ドラム1の回転
に対して順方向(当接角が鈍角)にすることもできる。
3は帯電ブレード2のゴム基材の感光ドラム1に対す
る当接部に設けた表面層である。かかる表面層3は、感
光ドラム面にピンホールが存在した場合、いわゆる「電
荷抜け」現象がないように表面抵抗率を5×107Ω/□
以上にしてある。また、感光ドラム面との摺擦による表
面の摩耗や傷の発生などに対して耐久性を有する材料を
用いる必要がある。また、帯電ブレード2が感光ドラム
面に当接する際に、帯電ブレードが湾曲するため、表面
層3が帯電ブレードに追随し、割れや剥れを起こさない
ような可撓性およびゴム基材との密着性が要求される。
本発明に適用する表面層材料はポリウレタン樹脂であ
り、帯電ブレード2のゴム基材との密着性、可撓性、抵
抗率を調整するために添加する導電性粉末の分散安定
性、耐摩耗性の点から溶剤系ポリウレタン樹脂を用い
る。
さらに、表面層3は耐摩耗の点から硬さが必要で、鉛
筆引っかき試験(JIS K5401)による硬さが、鉛筆引っ
かき値H以上であることが望ましい。このため溶剤系ポ
リウレタン樹脂の中でも1液硬化型ポリウレタン樹脂よ
りも表面が硬くできる2液硬化型ポリウレタン樹脂を用
いる。鉛筆引っかき値がF以下であると表面層3の耐摩
耗性の点で不利である。
2液硬化型ポリウレタン樹脂としては、2液硬化型塗
料、インキを用いることができ、ポリイソシアネートプ
レポリマーとポリメリックポリオールを混合して使用す
る。ポリイソシアネートとしては、トリレンジイソシア
ネート(TDI)、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート(MDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、ヘ
キサメチレンジイソシアネート(HDI)、イソホロンジ
イソシアネート(IPDI)、1,3−(イソシアナートメチ
ル)シクロヘキサン(H6XDI)などのジイソシアネート
あるいはジイソシアネートの変性体、誘導体を使用する
ことができる。
また、ポリメリックポリオールとしては、ポリエステ
ルポリオール、ポリエーテルポリオール、アクリルポリ
オール、エポキシポリオールなどを1種類あるいは2種
類以上混合して用いることができる。
表面層3の表面抵抗率を5×107Ω/□以上に安定し
て保つために、2液硬化型ポリウレタン樹脂中に誘電性
粉末を分散して用いる。かかる導電性粉末としては、カ
ーボングラファイト、カーボンブラック、酸化亜鉛、酸
化錫、酸化チタン、酸化錫コーティング酸化チタン、酸
化錫コーティングチタン酸カリウムなどを抵抗値に応じ
て用いることができる。
導電性粉末はポリメリックポリオールの溶液中に分散
して使用するが、この際、溶媒は水よりも有機溶媒のほ
うが分散安定性の点から好ましい。したがって表面層3
は、ポリメリックポリオールの有機溶媒溶液中に導電性
粉末を均一に分散した分散液にポリイソシアネートを添
加して使用する溶剤型2液硬化型ポリウレタン樹脂塗料
あるいはインキを用いることが好ましい。
帯電ブレード2のゴム基材上への表面層3の形成方法
は、溶剤型2液硬化型ポリウレタン樹脂塗料あるいはイ
ンキをスプレー,ディッピング,フローコート,バーコ
ート,ロールコート,スクリーン印刷,パッド印刷など
の方法で行うことができる。表面層3は感光ドラム1と
摺擦することから、感光ドラム1の傷付きを防止するた
め表面の平滑性が必要である。加えて、表面層3は感光
ドラム1と当接することから、均一な当接状態を可能に
するために、均一な膜厚で帯電ブレード2のゴム基材上
に形成することが必要である。また、表面層3は感光ド
ラム1との当接面だけに形成すれば良いことから、パタ
ーン塗布することが好ましい。このことから、表面層3
の形成方法はスクリーン印刷で行うことが良い。
表面層3の膜厚は、5〜50μm程度が好ましく、5μ
m未満の膜厚では形成時のピンホールの発生の点で不利
であり、50μmを越えると表面の平滑性,膜厚の均一性
が不十分となる。
帯電ブレード2に対する表面層3の形成は、ブレード
表面の全面や被帯電体1に対する当接面全域である必要
はなく、第4図に示す如く、当接面の必要かつ有効な幅
l2、本実施例は1〜3mm程度即ち被帯電体である感光ド
ラムとのブレードの当接部で帯電ブレード2から直接に
感光ドラム1へ電荷リークしない間隙を有する部位まで
でよい。
帯電ブレード2の感光ドラムとの当接面の裏面に形成
された電極層14は合成樹脂中に導電性粉末が分散された
薄層である。この電極層14は帯電ブレード2を支持させ
た導電性剛体支持部材4と導通させるため、電位低下を
少なくするため低抵抗であることが必要で、表面層3に
用いることができる導電性粉末のほかに、銀,銅,ニッ
ケルなどの金属粉末を用いることができる。また、電極
層14に用いる合成樹脂は、表面層3と同様に溶剤系2液
硬化型ポリウレタン樹脂を用いることができるほか、可
撓性のあるポリエステル樹脂,ポリアミド樹脂などを適
宜選択して使用することができる。導電性接着剤13は、
カーボン,銀,ニッケル等の導電性粉末とエポキシ樹
脂,ポリエステル樹脂,ポリウレタン樹脂等の合成樹脂
からなる接着剤を用いることができる。
5は帯電ブレード2に対する電圧印加電源であり、こ
の電源5により帯電ブレード2の導電性剛体支持部材4
に対して、例えば、感光ドラム1の所要電位に応じたDC
電圧、もしくは帯電均一性を得るために帯電ブレードと
感光ドラムとで決まる放電開始電圧(VK)の2倍以上の
ピーク間電圧を有する交番電界と上記DC電圧を重畳させ
たバイアスが供給されることで、かかる支持部材4及び
この支持部材4と電気的に導通している電極層14の経路
で帯電ブレード2に給電され、帯電ブレード2と感光ド
ラム1の当接部に電界が生じて感光ドラム1面が所定の
極性、所定の電位に均一に帯電処理される。
次に、帯電ブレード2の構成要領を説明する。第3図
(A)において、帯電ブレードのゴム基材2は、所定サ
イズの帯電ブレードの2枚分サイズのもので、表面の長
手中央軸C−Cを境に左右対称に斜線で示したC−C線
に沿う帯状に表面層3をスクリーン印刷する。次に、表
面層3をスクリーン印刷で形成したゴム基材2の裏面
に、全面またはパターン状に電極層14をスクリーン印刷
する。そして、該2枚分サイズのゴム基材2の左右両辺
部に、夫々左右対称に導電性剛体支持部材4,4′を導電
性接着剤13で一体に接着した後、ゴム基材2を長手中央
軸線C−Cを境に切断して2分割することで、2個の帯
電ブレードが得られる。
切断C−Cで帯電ブレード2の先端エッジが形成され
かつ切断精度が向上するため、第3図(B)の如く精度
の良い切断面C1が形成できるので、均一な帯電処理が実
行可能となる。
本発明においては、表面層3に溶剤系2液硬化型ポリ
ウレタン樹脂を用いているので、表面層3とゴム基材2
との密着性が良く、切断に表面層3の浮きや割れ、剥れ
の心配がなく、精度の良いエッジが得られる。
[実施例] 以下、実施例により本発明を具体的に詳述する。
実施例1 エピクロルヒドリンゴム(商品名ゼクロン2000、日本
ゼオン(株))にカーボンブラック(商品名デンカブラ
ックHS−100,電気化学工業(株))5重量部を配合し
て、エピクロルヒドリンゴムシート(厚み1.5mm,体積抵
抗率5×106Ω・cm)を作製し、所定サイズの2枚分サ
イズに切断した。該2枚分サイズのエピクロルヒドリン
ゴムシートの長手中央軸を境に左右対称に、表面層3と
して溶剤系2液硬化型ウレタン樹脂インキ(幅4mm)を
スクリーン印刷した。使用したスクリーンインキの処方
は下記の通りである。
主剤と硬化剤を重量比100:5で混合して、スクリーン
印刷を行い、乾燥後(乾燥条件80℃,15分間)表面層と
してウレタン樹脂塗膜(厚み30μm)が得られた。表面
層の表面抵抗率は2×1010Ω/□、表面の硬さは鉛筆引
っかき値(JIS K5401)はHであった。またヒドリンゴ
ムシートとの密着性も良好で、碁盤目テープ法(JIS K
5400)で、表面層の剥れは全く観られなかった。(100/
100) 次いで、このエピクロルヒドリンゴムシートの裏面の
全面に電極層をスクリーン印刷により形成した。使用し
たスクリーンインキは下記の処方で、主剤と硬化剤を重
量比で100:5田混合して用いた。
乾燥後(80℃,15分間)、電極層14は厚み25μm,表面
抵抗率50Ω/□の乾燥塗膜として得られた。
このようにして得られた2枚分サイズ帯電ブレードの
電極層形成面左右両辺部に、夫々左右対称に鉄製支持部
材をカーボン系導電性接着剤(商品名TB3315、(株)ス
リーボンド)にて接着した後、長手中央軸線を境にして
切断することにより、2個の帯電ブレードを得た。
この帯電ブレードを用いて、OPC感光ドラムに対し、
当接圧10〜15g/cmで当接させて、外部よりAC+DC電圧を
印加して帯電を行い耐久試験を行ったところ、5000枚耐
久後も帯電ブレードの表面層の損傷や剥れはみられず、
良好な画像が得られた。
〈耐久試験条件〉 プロセススピード…70mm/sec 感光ドラム径 …φ30 印加バイアス …AC+DC AC …350Hz,1800Vpp DC …−700V 比較例1 表面層3としてポリアミド樹脂インキを用いた以外
は、実施例1と同様の方法で帯電ブレードを作製した。
作用したスクリーンインキの処方を下記に示す。
表面層3は、厚み30μ,鉛筆引っかき硬度HB,表面抵
抗率5×1010Ω/□として形成され、ヒドリンゴムシー
トとの密着性は碁盤目テープ法で100/100であった。
実施例1と同様の方法で耐久試験を行ったところ、10
00枚程度で表面層の傷付きによる帯電不良が発生した。
比較例2 表面層3としてポリエステル樹脂インキを用いた以外
は、実施例1と同様の方法で帯電ブレードを作製した。
表面層3は、厚み30μ,鉛筆引っかき硬度HB,表面抵
抗率2×1010Ω/□として形成され、ヒドリンゴムシー
トとの密着性は碁盤目テープ法で100/100であった。
実施例1と同様の方法で耐久試験を行ったところ、10
00枚程度で表面層の剥れによる帯電不良が発生した。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の接触帯電装置部材によ
れば、帯電ブレードの被帯電体との当接面に形成した表
面層にウレタン樹脂を用いているので、耐摩耗性,可撓
性に優れており、表面層と被帯電体との摺擦による表面
層の損傷や割れを防止でき、安定した帯電が可能とな
る。
また、表面層を溶剤系2液硬化型ウレタン樹脂を用い
ることで、表面の硬さを表面引っかき値H以上にするこ
とができ、表面層の耐摩耗性を向上させることができ、
より安定した帯電が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、接触帯電装置の帯電ブレード部分の模式図で
ある。 第2図は、帯電ブレードを使用した接触帯電装置を組み
込んだ画像形成装置の一例の概略図である。 第3図(A)は、帯電ブレード作製要領説明図、第3図
(B)は、帯電ブレードの切断先端部分の拡大図であ
る。 第4図は、帯電ブレードの構成例を示す斜視図である。 1……被帯電体(感光ドラム) 2……帯電ブレード 3……表面層 4……導電性剛性支持部材(支持体) 5……電圧印加電源(バイアス電源) 6……プロセスカートリッジ 7……現像装置 8……転写手段 9……クリーニング装置 10……レジストローラ 11……搬送手段 12……支持レール 13……導電性接着剤 14……電極層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/02 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被帯電体に当接して被帯電体に電位を与え
    る接触帯電装置部材であって、該接触帯電装置部材はブ
    レード形態を成し、該帯電ブレードを形成するゴム基材
    の被帯電体との当接面側に表面層を設け、該ゴム基材の
    該当接面の反対側に電極層を設けてなる帯電ブレードで
    あり、かつ、該表面層が溶剤系2液硬化型ウレタン樹脂
    よりなり、該ゴム基材上に該表面層を形成した後、該表
    面層とともに該ゴム基材を切断することによって得られ
    ることを特徴とする接触帯電装置部材。
  2. 【請求項2】前記帯電ブレードの表面層の硬さが、鉛筆
    引っかき値(JIS K5401)でH以上の硬さを有すること
    を特徴とする請求項1記載の接触帯電装置部材。
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