JP5423607B2 - クリーニングローラ及びこのクリーニングローラを備えた画像形成装置 - Google Patents

クリーニングローラ及びこのクリーニングローラを備えた画像形成装置 Download PDF

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本発明は電子写真方式の画像形成装置に関し、特に感光体等の像担持体の表面を帯電する帯電ローラの表面を清掃するクリーニングローラ及びこのクリーニングローラを備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において、感光体等の像担持体の表面を帯電するための装置として、像担持体に接触又は近接配置されるローラ帯電装置が知られている。このようなローラ帯電装置は、コロナ放電による非接触帯電に比べ、発生するオゾンの量が極めて少ないとともに、放電に必要な印加電圧が低いという利点がある。一方、ローラ帯電装置において帯電ローラ表面に微小なトナー等の異物が付着すると、像担持体の帯電不良を生じ、白点等になって画像上に現れる場合がある。また、トナーやトナーに含まれた外添剤等が薄層状に帯電ローラ表面に付着するフィルミングが発生し帯電性能が変化して帯電ムラが発生する場合がある。
そこで、このような帯電不良を防止するため、帯電ローラ表面を清掃するためのクリーニングローラを備えた画像形成装置が知られている。従来のクリーニングローラは、帯電ローラと同じ長さを有する円筒状の弾性部材が帯電ローラに接触して回転することにより、帯電ローラの表面を摺擦して清掃するものである。ところが、円筒状の弾性部材は、帯電ローラに対し、ある程度の食い込み量を確保すべく圧接されるため、帯電ローラのトルクが大きくなり、回転不良を生じるという問題がある。また、生産時において、塊状の弾性部材の原材料から円筒状に弾性部材を切り出す際に無駄が多く、コストがかかるという問題があった。
そこで、例えば特許文献1に示される通り、短冊状の弾性部材を隙間を空けて螺旋状に軸に巻きつけたクリーニングローラが知られている。螺旋状の弾性部材は、円筒状の弾性部材に比べて帯電ローラとの接触面積が小さくなるため、帯電ローラへの負荷が小さくなりトルクを小さくすることができる。また、短冊状の弾性部材は生産時の無駄がなく、一定の大きさの原材料の塊から円筒状よりも多くの枚数を生産することができるので、コストダウンにつながるという利点がある。
特開2008−304729号公報
ところが、短冊形状の弾性部材を螺旋状に軸に巻きつけたクリーニングローラにおいては、軸に沿うように曲げられた弾性部材が元の形状に戻ろうとする力がはたらき、時間の経過又は繰り返しの使用により、弾性部材の巻き始めと巻き終わりの両端部が軸から剥がれて浮き上がってしまう。このように弾性部材の両端部が浮き上がると、浮き上がった部分が帯電ローラの回転時に帯電ローラに当たるため、回転ピッチにムラができ、清掃不良が生じる恐れがある。また、浮きあがった端部が帯電ローラとのニップ部に侵入する際に帯電ローラに当接して折れ曲がり、帯電ローラに連れ回されて更に剥がれが進行する恐れもある。両端部の浮きを防止するために、弾性部材の巻き始めと巻き終わり部分を部材などで固定することも可能だが、材料点数が増加することによるコストアップを招くことになり、円筒状から短冊状にすることによるコストダウンの意義を没却してしまう。また、短冊形状の弾性部材を螺旋状に軸に巻きつけるのではなく、特許文献1に示されるように、軸に合わせて弾性部材を成形し、両端部は軸の全周を覆い、その他の部分は螺旋形状となるように加工することも可能であるが、やはり特殊な成型加工が必要なためコストアップにつながってしまう。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、軸に螺旋状に巻きつけられた弾性部材を供える帯電装置のクリーニングローラにおいて、弾性部材の巻き始め及び巻き終わりの両端部が軸から剥がれることを防止して、帯電ローラの清掃不良及び清掃ムラによる帯電ムラを防ぎ、もって安定した品質の画像を形成することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係るクリーニングローラは、像担持体を帯電させる帯電ローラに圧接されて帯電ローラの表面を清掃するクリーニングローラであって、軸状部材と、軸状部材に対し間隔を空けて螺旋状に巻きつけられた短冊状の弾性部材とを有し、弾性部材は、巻き始めと巻き終わりの端部を前記軸状部材の軸方向と略平行に切り落とされていることを特徴とする。このように軸と略平行に切り落とされた端部を有することにより、軸から離れる方向にはたらく弾性部材の復元力に対し、軸へ引き寄せる方向の粘着力を大きくすることができ、端部からの剥がれを防止することができる。
また、弾性部材は、端部になるに従って徐々に幅広になっていることが好ましい。これにより軸方向の粘着力を更に大きくすることができる。
本発明によると、帯電ローラを清掃するクリーニングローラであって、螺旋状に巻きつけられた弾性部材の巻き始め及び巻き終わりの端部を軸と略平行となるように切り落とすことにより、簡易な構成で弾性部材の剥がれを防止することができ、帯電ローラの清掃不良及び清掃ムラによる帯電ムラを防いで、安定した品質の画像を形成することができる。
本発明に係る画像形成装置の概略図。 本発明に係る帯電装置の断面図 実施例1に係るクリーニングローラの平面図 実施例1に係る弾性部材終端部の平面図 実施例2に係る弾性部材終端部の平面図 実施例3に係る弾性部材終端部の平面図 実施例4に係る弾性部材終端部の平面図 実施例5に係る弾性部材終端部の斜視図 実施例1と比較例との比較実験結果表 比較例に係る弾性部材終端部の平面図 比較例にかかるクリーニングローラの断面図 比較例にかかるクリーニングローラの断面図 比較例にかかるクリーニングローラの断面図
1.画像形成装置
図1は、本発明に係る電子写真式画像形成装置の概略を示している。この画像形成装置100は、図示しない外部の端末装置から送られてくる画像情報に基づいて用紙Pに画像を形成するプリンタであるが、画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、およびこれらの機能を複合的に備えた複合機のいずれであっても良い。
画像形成装置100は、静電潜像担持体である感光体10を有する。感光体10は、例えば円筒状の導電性支持体とその外側に形成された負帯電性のOPC感光層とからなり、図示しないモータにより図中矢印a方向に回転駆動される。感光体10の周囲には、感光体10の回転方向に沿って、帯電装置30、露光装置60、現像装置70、転写装置80、およびクリーニング装置90が配置されている。
帯電装置30は円筒形状の帯電ローラ31と帯電ローラ31をクリーニングするクリーニングローラ35を有し、帯電ローラ31は感光体10に接触して設けられ、感光体10に従動回転する。帯電装置30については後に詳述する。
露光装置60は、図示しないレーザ、ミラー、レンズを備え、画像信号に応じてレーザから光61を出射し、画像データに応じて感光体10の表面を軸方向に走査露光する。
現像装置70は、感光体10に非接触に備えられた現像ローラ71と、トナーとキャリアを含む2成分現像剤を収納したハウジング75とを有する。現像装置はこのような構成のものに限られるものではなく、例えば、現像ローラが感光体10に接触していてもよく、また、現像剤はトナーのみの一成分現像剤であってもよい。
転写装置80は、感光体10に押圧された転写ローラ81を有し、給送部20から搬送されてきた用紙Pの裏側からトナーと逆極性の電圧を印加して用紙Pにトナー像を転写する。転写装置は、このような構成に限られるものではなく、例えば、中間転写ベルト上に一次転写した後、用紙にトナー像を二次転写するものでもよく、また、ローラ転写ではなくコロナ転写を用いてもよい。
クリーニング装置90は弾性部材からなるクリーニングブレード91を有し、クリーニングブレード91は、感光体10の回転方向(図中矢印a)と対抗する方向に感光体10の表面に圧接されている。クリーニング装置はこのようなブレード方式に限られず、例えばブラシ方式であってもかまわない。
このような構成の画像形成装置100において、感光体10が図示しないモータの駆動に基づいて図中矢印a方向に回転すると、帯電装置30を通過する感光体10表面が所定電位に帯電され、帯電された感光体10表面は、画像信号に応じて露光装置60から射出されるレーザ光61により露光される。感光体10の表面には、レーザ光61の射出により電位の減衰した部分に静電潜像が形成され、この静電潜像は、感光体10の回転とともに現像装置70に搬送され、現像ローラ71により供給されたトナーが静電潜像に付着することにより可視像化される。可視像化されたトナー像は、感光体10の回転に伴い転写装置80に搬送され、給紙部20から搬送されてきた用紙P上に転写される。更に感光体10が回転すると、転写装置80で用紙Pにトナー像を転写された感光体10の表面がクリーニング装置90に到達し、転写されず残存したトナーが除去される。一方、転写装置80にてトナー像が転写された用紙Pは、定着装置40へと搬送され、そこでトナー像を固定され、排紙トレイ50へ排出される。
2.帯電装置
次に、帯電装置について詳細に説明する。図2は、帯電装置の断面図である。帯電装置は、円筒形状の帯電ローラ31と、帯電ローラ31と帯電ローラ31に平行に設けられたクリーニングローラ35を有する。帯電ローラ31は、芯金311の周りに導電性弾性体層312及び放電ムラを防止するための表層313が形成されたものであり、感光体10と同じ長さを有して感光体10の軸と平行に備えられ、図示しない軸受によって感光体10に圧接して支持され、感光体10に従動回転する。なお、帯電ローラは感光体に接触する構成に限られず、感光体に接触させずに帯電ローラとの間に微小空隙を設ける構成であってもよい。
クリーニングローラ35は、軸351と、軸351に間隔を空けて螺旋状に巻きつけられた弾性部材352からなる。クリーニングローラ35は、帯電ローラ31と同じ長さを有し、図示しない軸受によって帯電ローラ31に圧接して支持され、帯電ローラ31に対し従動回転する。
このような構成の帯電装置において、感光体10が図示しないモータ駆動により回転すると、感光体10に接触配置された帯電ローラ31が従動回転する。帯電ローラ31に所定の電圧が印加されると、帯電ローラ31と感光体10との圧接部近傍にできる微小空隙で放電が発生し、感光体10の表面を帯電する。転写装置80を通過した後の感光体10表面の残存トナーは、クリーニング装置90にて回収されるが、それでも回収しきれなかった微小なトナーや外添剤等の異物が帯電ローラ31に到達し、帯電ローラ31の表面に付着してしまう。この帯電ローラ31表面に付着した異物は、帯電ローラ31に従動回転するクリーニングローラ35により除去される。
3.クリーニングローラ
次に、本発明の特徴部分であるクリーニングローラ35について詳細に説明する。図3は、クリーニングローラ35を軸と直交する方向から見た平面図である。クリーニングローラの軸351は直径4mmの金属からなり、軸351の周りには、幅5mm、厚さ3mmの短冊状の弾性部材352が間隔を空けて螺旋状に巻きつけられている。弾性部材352はウレタンスポンジ製であり、図示しない非伸縮性の両面粘着シート353上に貼付されて、両面粘着シート353により軸351に接着固定されている。弾性部材352の巻き始めと巻き終わりの両端部は、巻きつけられた状態で軸351と平行な端面を有するように、図3にて点線で示す角の部分を切り落とされている。
図4は、クリーニングローラ35の平面図であり実施例1にかかる弾性部材352の一方の端部の形状を示している。図示しない反対側の端部も同様の形状である。上述の通り、弾性部材352の端部は一方の角の部分を直線状に、かつ厚みに対して垂直に切り落とされており、端面の厚みはその他の部分と同じ3mmである。直線状に切り落とされた端面352aは、軸351に巻きつけられた状態で、軸351に対し平行に固定されている。このように軸方向と平行に直線状に切り落とされた端面352aを有することにより、弾性部材352が繰り返しの使用等により端部から剥がれることを防止できる。理由は以下の通りである。
図10は、比較例にかかるクリーニングローラ350の平面図である。本実施例との比較のため、弾性部材3520は、軸3510に巻きつけられた状態で、軸と直交する方向に切り落とされた端面3520bを有する。
図11乃至13は、比較例に係るクリーニングローラ350の断面図である。図13に示すように、弾性部材3520は、両面粘着シート3530によって軸3510の曲率に沿うように曲げられて接着されている。巻き始め及び巻き終わりの両端部においては、曲げられた弾性部材3520が平面に戻ろうとする力により、法線方向、すなわち軸から離れる方向への復元力Fが生じているが、この弾性部材3520の復元力Fが、両面粘着シート3530と弾性部材3520との粘着力f1及び弾性部材3520と軸3510との粘着力f2より小さければ剥がれは生じない。ところが、繰り返しの使用等により、粘着力f1又はf2が弾性部材3520の復元力Fより小さくなってくると、弾性部材3520の剥がれが生じる。
図11は、弾性部材3520と両面粘着シート3530との粘着力f1が繰り返しの使用等により小さくなり、弾性部材3520が両面粘着シート3530より剥がれたところを示している。弾性部材3520がウレタンスポンジのような発砲部材であれば、気泡により両面粘着シートとの接着面が少なくなるため、粘着力f1が弱くなりやすい。
図12は、両面粘着シート3530と軸3510との粘着力f2が繰り返しの使用等により小さくなり、弾性部材352が両面粘着シート3530と一緒に軸3510から剥がれたところを示している。軸3510に両面粘着シート3530を巻きつける際に軸3510に汚れ等があると、軸3510と両面粘着シート3530との間の粘着力f2が弱くなりやすい。
比較例のように軸と直交する方向に切り落とされた端面3520bを有する場合は、弾性部材3520の巻き始め及び巻き終わり部分における軸方向の接着幅が短く、特に先端部3520cが鋭角となっているため、軸から離れる方向にはたらく弾性部材3520の復元力Fが先端部3520cに集中してかかってしまい、繰り返しの使用等により軸方向に弾性部材を引き付けておく弾性部材3520と両面粘着シート3530との間の粘着力f1及び両面シート3530と軸3510との間の粘着力f2がいずれも小さくなり、剥がれが生じやすい。
そこで、図4に示すように本実施例に係る弾性部材352は、巻きつけられた状態で軸方向と平行に切り落とされた端面352aを有する。このように巻き始め及び巻き終わり部分を軸と平行に切り落とすことにより、端面352aにおける軸方向の接着幅が長くなるため、弾性部材352の復元力Fが集中してかかる部分がなくなり、軸方向に広く分散される。弾性部材352を軸351へ引き付けておく両面粘着シート353と弾性部材352との粘着力f1又は軸351と両面粘着テープとの粘着力f2は端面352aの軸方向に長く延在しているので、繰り返しの使用等により小さくなったとしても、軸方向に分散された復元力Fに負けることがなくなり、端面352aからの剥がれを防止することができる。
ここで、図9を参照して、本実施例に係るクリーニングローラ35と比較例に係るクリーニングローラ350の端部剥がれについての比較実験結果を説明する。実験は、温度40℃、湿度95%で所定時間放置した後の端部の状態を調べたもの、及びヒートサイクル試験後の端部の状態を調べたものである。ヒートサイクル試験とは、6時間をかけて温度を0℃から60℃まで上昇させ0℃まで下降させるサイクルを1サイクルとし、これを6サイクル行う試験である。本実施例のクリーニングローラ35及び従来のクリーニングローラ350はいずれも直径4mmの金属性の軸に、幅5mm、厚さ3mmの短冊状の弾性部材を間隔を空けて螺旋状に巻きつけたものである。本実施例のクリーニングローラは、図4のように端部を軸と平行に切り落としたものであり、比較例は図10のように端部を軸と直交する方向に切り落としたものである。比較例では、温度40℃、湿度95%において、250時間放置により端部からの剥がれが発見されたが、本実施例では、同環境下で250時間放置でも剥がれはなく、500時間放置、750時間、1000時間放置でも端部からの剥がれは発見されなかった。また、ヒートサイクル試験においても、比較例では剥がれが発生したのに対し、本実施例では剥がれは生じなかった。
本実施例では、弾性部材352の端面352aを軸351と平行に直線状に切り落としたが、切り落とす角度は、厳密な平行に限定されるものではなく、弾性部材352を軸351に対して30度程度の角度をもって切り落としたとしても同様の効果を奏することが上記実験により確認されている。
図5は、実施例2に係るクリーニングローラの弾性部材354の端部形状を示す平面図である。図示しない反対側の端部も同様の形状である。本実施例に係るクリーニングローラはクリーニングローラの弾性部材の端部形状以外は実施例1に係るクリーニングローラ35と同じであるため、端部形状についてのみ説明する。
弾性部材354は、端部から長さ方向7mm部分から端部になるに従って徐々に幅広になっている。端部から長さ方向7mm部分とは、巻き始め又は巻き終わりの最後又は最初の半周分に相当する部分である。弾性部材354の端部は、巻きつけられた状態で軸351に対し平行に直線状に切り落とされており、切り落とされた端面354aの長さは約10mmである。このように軸と平行に端部を切り落とすことにより、端面354aにおける軸方向の接着幅が長くなるため、弾性部材354の復元力Fが集中してかかる部分がなくなり、軸方向に広く分散される。弾性部材354を軸351へ引き付けておく両面粘着シート353と弾性部材354との粘着力f1又は軸351と両面粘着テープとの粘着力f2は端面354aの軸方向に長く延在しているので、繰り返しの使用等により小さくなったとしても、軸方向に分散された復元力Fに負けることがなくなり、端面354aからの剥がれを防止することができる。
図6は、実施例3に係るクリーニングローラの弾性部材356の端部形状を示す平面図である。図示しない反対側の端部も同様の形状である。本実施例に係るクリーニングローラはクリーニングローラの弾性部材の端部形状以外は実施例1に係るクリーニングローラ35と同じであるため、端部形状についてのみ説明する。
弾性部材356は、軸と平行に切り落とされた端面356aと、この端面356aと90度以上の角度をもって切り落とされた端面356bを有する。弾性部材356は、軸と平行に切り落とされた端面356aを有することにより、端面356aにおける軸方向の接着幅が長くなるため、弾性部材356の復元力Fが集中してかかる部分がなくなり、軸方向に広く分散される。弾性部材356を軸351へ引き付けておく両面粘着シート353と弾性部材356との粘着力f1又は軸351と両面粘着テープとの粘着力f2は端面356aの軸方向に長く延在しているので、繰り返しの使用等により小さくなったとしても、軸方向に分散された復元力Fに負けることがなくなり、端面354aからの剥がれを防止することができる。
更に、弾性部材356は、端面356bを有することにより、端面356aと軸に巻きつけられた弾性部材356の外側の辺とからなる鋭角の部分356dが切り落とされた状態となる。鋭角の部分356dには、軸から離れる方向にはたらく弾性部材356の復元力Fが集中してかかってしまい、繰り返しの使用等により剥がれが生じるおそれがある。ところが、このように鋭角の部分356dを切り落とすことにより、復元力が集中する部分がなくなり、鋭角の部分356dからの剥がれも生じることがない。これにより繰り返しの使用等による弾性部材356端部からの剥がれを防止することができる。
図7は、実施例4に係るクリーニングローラの弾性部材358の端部形状を示す平面図である。図示しない反対側の端部も同様の形状である。本実施例に係るクリーニングローラはクリーニングローラの弾性部材の端部形状以外は実施例1に係るクリーニングローラ35と同じであるため、端部形状についてのみ説明する。
弾性部材358は、軸と平行に切り落とされた端面358aが円弧状になっている。このように円弧状に切り落とすことにより、弾性部材358の復元力Fが集中してかかる部分がなくなり、軸方向に広く分散される。弾性部材358を軸351へ引き付けておく両面粘着シート353と弾性部材358との粘着力f1又は軸351と両面粘着テープとの粘着力f2は端面358aの軸方向に円弧状に延在しているので、繰り返しの使用等により小さくなったとしても、軸方向に分散された復元力Fに負けることがなくなり、端面358aからの剥がれを防止することができる。
図8は、実施例5に係るクリーニングローラの弾性部材359の端部形状のみを示す斜視図である。図示しない反対側の端部も同様の形状である。本実施例に係るクリーニングローラはクリーニングローラの弾性部材の端部形状以外は実施例1に係るクリーニングローラ35と同じであるため、端部形状についてのみ説明する。
弾性部材359の端面359aは、軸と平行に切り落とされており、端部から約7mmの長さ部分が徐々に薄くなっている点のみが実施例1と異なる。本実施例にかかる弾性部材359は、端部に向かって徐々に薄くなっているため、弾性部材そのものの復元力Fを小さくすることができる。これにより、繰り返しの使用等による端面359aからの剥がれを更に効果的に防止することができる。
以上、本発明に係るクリーニングローラの実施の形態について説明したが、クリーニングローラはこれらの形態に限られるものではないことは言うまでもない。例えば弾性部材はスポンジでなくゴムであってもよい。ウレタンスポンジのような発砲部材においては、気泡により両面粘着シートとの接着面が少なくなるため、接着力が弱くなりがちだが、ゴムであれば両面粘着シートとの接着面に気泡がないため、より強固な接着力を有し、剥がれ防止に好適である。また、弾性部材の厚みや幅も本実施の形態に限られず、端部の形状は、復元力Fのはたらく軸と交差する方向に対し、軸方向の接着面積を広くするものであれば良く、本実施の形態に限られない。
10 感光体
31 帯電ローラ
35 クリーニングローラ
100 画像形成装置
351 軸
352、354、356、358、359 弾性部材

Claims (7)

  1. 像担持体を帯電させる帯電ローラに圧接されて帯電ローラの表面を清掃するクリーニングローラであって、
    軸状部材と、
    前記軸状部材に対し間隔を空けて螺旋状に巻きつけられた短冊状の弾性部材とを有し、
    前記弾性部材は、巻き始めと巻き終わりの端部を前記軸状部材の軸方向と略平行に切り落とされていることを特徴とするクリーニングローラ。
  2. 前記端部は直線状に切り落とされていることを特徴とする請求項1に記載のクリーニングローラ。
  3. 前記弾性部材は、前記端部になるに従って徐々に幅広になっていることを特徴とする請求項1に記載のクリーニングローラ。
  4. 前記弾性部材は、前記軸状部材の軸方向と略平行に切り落とされた端部に対し、90度以上の角度をもって切り落とされた端部を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のクリーニングローラ。
  5. 前記弾性部材は、端部にになるに従って徐々に薄くなっていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のクリーニングローラ。
  6. 前記クリーニングローラは、帯電ローラの回転に従動回転することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のクリーニングローラ。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載のクリーニングローラを備えた画像形成装置。
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