JP5429095B2 - クリーニングローラ及びこのクリーニングローラを備えた画像形成装置 - Google Patents

クリーニングローラ及びこのクリーニングローラを備えた画像形成装置 Download PDF

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本発明は電子写真方式の画像形成装置に関し、特に感光体等の像担持体の表面を帯電する帯電ローラの表面を清掃するクリーニングローラ及びこのクリーニングローラを備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において、感光体等の像担持体の表面を帯電するための装置として、像担持体に接触又は近接配置されるローラ帯電装置が知られている。このようなローラ帯電装置は、コロナ放電による非接触帯電に比べ、発生するオゾンの量が極めて少ないとともに、放電に必要な印加電圧が低いという利点がある。一方、ローラ帯電装置において帯電ローラ表面に微小なトナー等の異物が付着すると、像担持体の帯電不良を生じ、白点等になって画像上に現れる場合がある。また、トナーやトナーに含まれた外添剤等が薄層状に帯電ローラ表面に付着するフィルミングが発生し帯電性能が変化して帯電ムラが発生する場合がある。
そこで、このような帯電不良を防止するため、帯電ローラ表面を清掃するためのクリーニングローラを備えた画像形成装置が知られている。従来のクリーニングローラは、帯電ローラと同じ長さを有する円筒状の弾性部材が帯電ローラに接触して回転することにより、帯電ローラの表面を摺擦して清掃するものである。ところが、円筒状の弾性部材は、帯電ローラに対し、ある程度の食い込み量を確保すべく圧接されるため、帯電ローラのトルクが大きくなり、回転不良を生じるという問題がある。また、生産時において、塊状の弾性部材の原材料から円筒状に弾性部材を切り出す際に無駄が多く、コストがかかるという問題があった。
そこで、例えば特許文献1に示される通り、短冊状の弾性部材を隙間を空けて螺旋状に軸に巻きつけたクリーニングローラが知られている。螺旋状の弾性部材は、円筒状の弾性部材に比べて帯電ローラとの接触面積が小さくなるため、帯電ローラへの負荷が小さくなりトルクを小さくすることができる。また、短冊状の弾性部材は生産時の無駄がなく、一定の大きさの原材料の塊から円筒状よりも多くの枚数を生産することができるので、コストダウンにつながるという利点がある。
特開2008−304729号公報
ところが、短冊形状の弾性部材を螺旋状に軸に巻きつけたクリーニングローラにおいては、軸に沿うように曲げられた弾性部材が元の形状に戻ろうとする力がはたらき、時間の経過又は繰り返しの使用により、弾性部材の巻き始めと巻き終わりの両端部が軸から剥がれて浮き上がってしまう。このように弾性部材の両端部が浮き上がると、浮き上がった部分が帯電ローラの回転時に帯電ローラに当たるため、回転ピッチにムラができ、清掃不良が生じる恐れがある。また、浮きあがった端部が帯電ローラとのニップ部に侵入する際に帯電ローラに当接して折れ曲がり、帯電ローラに連れ回されて更に剥がれが進行する恐れもある。両端部の浮きを防止するために、弾性部材の巻き始めと巻き終わり部分を部材などで固定することも可能だが、材料点数が増加することによるコストアップを招くことになり、円筒状から短冊状にすることによるコストダウンの意義を没却してしまう。また、短冊形状の弾性部材を螺旋状に軸に巻きつけるのではなく、特許文献1に示されるように、軸に合わせて弾性部材を成形し、両端部は軸の全周を覆い、その他の部分は螺旋形状となるように加工することも可能であるが、やはり特殊な成型加工が必要なためコストアップにつながってしまう。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、軸に螺旋状に巻きつけられた弾性部材を供える帯電装置のクリーニングローラにおいて、弾性部材の巻き始め及び巻き終わりの両端部が軸から剥がれることを防止して、帯電ローラの清掃不良及び清掃ムラによる帯電ムラを防ぎ、もって安定した品質の画像を形成することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係るクリーニングローラは、像担持体を帯電させる帯電ローラに圧接されて帯電ローラの表面を清掃するクリーニングローラであって、軸状部材と、軸状部材に対し間隔をあけて螺旋状に巻きつけられた短冊形状の弾性部材とを有し、短冊形状の弾性部材は、巻き始め及び巻き終わり部分の単位接着面積当たりの体積が、隣接する部分の単位接着面積当たりの体積に比べて小さいことを特徴とする。
このような構成とすることにより、軸に沿うように曲げられた弾性部材の端部が元の平面に戻ろうとする力を小さくし、巻き始め及び巻き始め部分からの剥がれを防止することができる。
弾性部材の巻き始め及び巻き終わり部分は、弾性部材を前記軸状部材に巻きつけた際の約半周分であることが望ましい。約半周分の体積を隣接する部分より小さくすることにより、軸に沿うように曲げられた弾性部材の端部が元の平面に戻ろうとする力を小さくし、端部からの剥がれを防止することができる。
弾性部材は、前記巻き始め及び巻き終わり部分の前記軸状部材上の厚みが、それぞれ短冊状の長さ方向端部に向かって徐々に薄くなっていてもよい。また、前記弾性部材は、前記巻き始め及び巻き終わり部分の前記軸状部材上の厚みが、それぞれ隣接する部分の厚みに比べて均一に薄い部分を有していても良い。このように巻き始め及び巻き終わり部分を薄くすることにより、軸に沿うように曲げられた弾性部材の端部が元の平面に戻ろうとする力を小さくし、端部からの剥がれを防止することができる。
なお、弾性部材は、前記巻き始め及び巻き終わり部分が、前記像担持体の通紙領域外に相対する前記帯電ローラの両端部に相対することが望ましい。厚みを薄くすることにより清掃能力が若干低下することが考えられるため、通紙領域内は通常の厚みを維持することにより確実な通紙領域内の清掃が可能となる。
本発明によると、帯電ローラを清掃するクリーニングローラであって、螺旋状に巻きつけられた弾性部材の巻き始め及び巻き終わり部分の単位接着面積当たりの体積を他の部分より小さくすることにより、簡易な構成で弾性部材の剥がれを防止することができ、帯電ローラの清掃不良による帯電ムラを防いで、安定した品質の画像を形成することができる。
本発明に係る画像形成装置の概略図 本発明に係る帯電装置の断面図 本発明の実施形態を示すクリーニングローラの平面図 本発明の実施例1に係る弾性部材の端部斜視図 本発明の実施形態と従来例との比較実験結果表 本発明の実施例2に係る弾性部材の端部斜視図 本発明の実施例3に係る弾性部材の端部斜視図 従来例にかかるクリーニングローラの断面図 従来例にかかるクリーニングローラの断面図 従来例にかかるクリーニングローラの断面図
1.画像形成装置
図1は、本発明に係る電子写真式画像形成装置の概略を示している。この画像形成装置100は、図示しない外部の端末装置から送られてくる画像情報に基づいて用紙Pに画像を形成するプリンタであるが、画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、およびこれらの機能を複合的に備えた複合機のいずれであっても良い。
画像形成装置100は、静電潜像担持体である感光体10を有する。感光体10は、例えば円筒状の導電性支持体とその外側に形成された負帯電性のOPC感光層とからなり、図示しないモータにより図中矢印a方向に回転駆動される。感光体10の周囲には、感光体10の回転方向に沿って、帯電装置30、露光装置60、現像装置70、転写装置80、およびクリーニング装置90が配置されている。
帯電装置30は円筒形状の帯電ローラ31と帯電ローラ31をクリーニングするクリーニングローラ35を有し、帯電ローラ31は感光体10に接触して設けられ、感光体10に従動回転する。帯電装置30については後に詳述する。
露光装置60は、図示しないレーザ、ミラー、レンズを備え、画像信号に応じてレーザから光61を出射し、画像データに応じて感光体10の表面を軸方向に走査露光する。
現像装置70は、感光体10に非接触に備えられた現像ローラ71と、トナーとキャリアを含む2成分現像剤を収納したハウジング75とを有する。現像装置はこのような構成のものに限られるものではなく、例えば、現像ローラが感光体10に接触していてもよく、また、現像剤はトナーのみの一成分現像剤であってもよい。
転写装置80は、感光体10に押圧された転写ローラ81を有し、給送部20から搬送されてきた用紙Pの裏側からトナーと逆極性の電圧を印加して用紙Pにトナー像を転写する。転写装置は、このような構成に限られるものではなく、例えば、中間転写ベルト上に一次転写した後、用紙にトナー像を二次転写するものでもよく、また、ローラ転写ではなくコロナ転写を用いてもよい。
クリーニング装置90は弾性部材からなるクリーニングブレード91を有し、クリーニングブレード91は、感光体10の回転方向(図中矢印a)と対抗する方向に感光体10の表面に圧接されている。クリーニング装置はこのようなブレード方式に限られず、例えばブラシ方式であってもかまわない。
このような構成の画像形成装置100において、感光体10が図示しないモータの駆動に基づいて図中矢印a方向に回転すると、帯電装置30を通過する感光体10表面が所定電位に帯電され、帯電された感光体10表面は、画像信号に応じて露光装置60から射出されるレーザ光61により露光される。感光体10の表面には、レーザ光61の射出により電位の減衰した部分に静電潜像が形成され、この静電潜像は、感光体10の回転とともに現像装置70に搬送され、現像ローラ71により供給されたトナーが静電潜像に付着することにより可視像化される。可視像化されたトナー像は、感光体10の回転に伴い転写装置80に搬送され、給紙部20から搬送されてきた用紙P上に転写される。更に感光体10が回転すると、転写装置80で用紙Pにトナー像を転写された感光体10の表面がクリーニング装置90に到達し、転写されず残存したトナーが除去される。一方、転写装置80にてトナー像が転写された用紙Pは、定着装置40へと搬送され、そこでトナー像を固定され、排紙トレイ50へ排出される。
2.帯電装置
次に、帯電装置について詳細に説明する。図2は、帯電装置の断面図である。帯電装置は、円筒形状の帯電ローラ31と、帯電ローラ31と帯電ローラ31に平行に設けられたクリーニングローラ35を有する。帯電ローラ31は、芯金311の周りに導電性弾性体層312及び放電ムラを防止するための表層313が形成されたものであり、感光体10と同じ長さを有して感光体10の軸と平行に備えられ、図示しない軸受によって感光体10に圧接して支持され、感光体10に従動回転する。なお、帯電ローラは感光体に接触する構成に限られず、感光体に接触させずに帯電ローラとの間に微小空隙を設ける構成であってもよい。
クリーニングローラ35は、軸351と、軸351に間隔を空けて螺旋状に巻きつけられた弾性部材352からなる。クリーニングローラ35は、帯電ローラ31と同じ長さを有し、図示しない軸受によって帯電ローラ31に圧接して支持され、帯電ローラ31に対し従動回転する。
このような構成の帯電装置において、感光体10が図示しないモータ駆動により回転すると、感光体10に接触配置された帯電ローラ31が従動回転する。帯電ローラ31に所定の電圧が印加されると、帯電ローラ31と感光体10との圧接部近傍にできる微小空隙で放電が発生し、感光体10の表面を帯電する。転写装置80を通過した後の感光体10表面の残存トナーは、クリーニング装置90にて回収されるが、それでも回収しきれなかった微小なトナーや外添剤等の異物が帯電ローラ31に到達し、帯電ローラ31の表面に付着してしまう。この帯電ローラ31表面に付着した異物は、帯電ローラ31に従動回転するクリーニングローラ35により除去される。
3.クリーニングローラ
次に、本発明の特徴部分であるクリーニングローラ35について詳細に説明する。図3は、クリーニングローラ35を軸と直交する方向から見た平面図である。クリーニングローラの軸351は直径4mmの金属からなり、軸351の周りには、幅5mm、厚さ3mmの短冊状の弾性部材352が間隔を空けて螺旋状に巻きつけられている。弾性部材352はウレタンスポンジ製であり、非伸縮性の両面粘着シート353上に貼付され(図4参照)、両面粘着シート353により軸351に接着固定されている。
図4は、本実施例にかかる弾性部材352の端部形状を示す図である。弾性部材352は、その終端から7mm部分の厚みが斜めに切り落とされている。すなわち、終端になるにつれ徐々に薄くなるように切り落とされている。このように厚みを切り落とされた弾性部材352の終端部352aは、7mmの長さを有し、これは、軸に巻きつけた際の約半周分に該当する。終端部352aは、終端部352aと隣接する7mm長さの部分352bより体積が小さい、言いかえると、単位接着面積当たりの体積が小さい。終端部352aの体積は隣接する352bの体積の2分の1である。
このように終端部352aの単位接着面積当たりの体積を小さくすることにより、弾性部材352の剥がれが防止できる。理由は以下の通りである。
図8及び9は、従来例にかかるクリーニングローラ350の弾性部材3520の端部が繰り返しの使用等により軸から浮いて剥がれる様子を示した図である。図10に示すように、弾性部材3520は、両面粘着シート3530によって軸3510の曲率に沿うように曲げられて接着されている。巻き始め及び巻き終わりの両端部においては、曲げられた弾性部材3520が平面に戻ろうとする力により、軸から離れる方向への復元力Fが生じているが、この弾性部材3520の復元力Fが、両面粘着シート3530と弾性部材3520との粘着力f1及び弾性部材3520と軸3510との粘着力f2より小さければ剥がれは生じない。ところが、繰り返しの使用等により、粘着力f1又はf2が弾性部材3520の復元力Fより小さくなってくると、弾性部材3520の剥がれが生じる。
図8は、弾性部材3520と両面粘着シート3530との粘着力f1が繰り返しの使用等により小さくなり、弾性部材3520が両面粘着シート3530より剥がれたところを示している。弾性部材3520がウレタンスポンジのような発砲部材であれば、気泡により両面粘着シートとの接着面が少なくなるため、粘着力f1が弱くなりやすい。
図9は、両面粘着シート3530と軸3510との粘着力f2が繰り返しの使用等により小さくなり、弾性部材352が両面粘着シート3530と一緒に軸3510から剥がれたところを示している。軸3510に両面粘着シート3530を巻きつける際に軸3510に汚れ等があると、軸3510と両面粘着シート3530との間の粘着力f2が弱くなりやすい。
そこで、本実施例にかかる弾性部材352では、図4に示すように厚みが徐々に薄くなるように斜めに切り落とされた終端部352aを有する。終端部352aは単位接着面積当たりの体積が小さく、体積が小さいほど、変形した弾性部材が元に戻ろうとする力が小さくなるため、復元力Fを小さくすることができる。弾性部材352の終端部352aの復元力Fを小さくすることにより、両面粘着シート353と弾性部材352との粘着力f1又は軸351と両面粘着テープとの粘着力f2が繰り返しの使用等により小さくなったとしても、復元力Fより粘着力f1又はf2が小さくなることがないため、剥がれを防止することができる。
ここで、図5を参照して、本実施例にかかるクリーニングローラ35と従来のクリーニングローラ350の端部剥がれについて、室温40℃で放置した際の比較実験結果を説明する。本実施例のクリーニングローラ35及び従来のクリーニングローラ350はいずれも直径4mmの金属性の軸に、幅5mm、厚さ3mmの短冊状の弾性部材を間隔を空けて螺旋状に巻きつけたものである。本実施例のクリーニングローラは、図4のように弾性部材352の端部の厚みを約半周分斜めに切り落としたものであり、従来品はそのような加工のないものである。従来品では、室温40℃で250時間放置により端部からの剥がれが発見されたが、本実施例においては、同環境下で250時間放置で剥がれはなく、500時間放置、750時間放置でも端部からの剥がれは発見されなかった。
図6は、実施例2に係るクリーニングローラの弾性部材354の端部形状を示す図である。本実施例に係るクリーニングローラはクリーニングローラの弾性部材の端部形状以外は実施例1に係るクリーニングローラ35と同じであるため、端部形状についてのみ説明する。
弾性部材354の終端から長さ方向7mm部分の終端部354aは、幅5mm長さ7mmの長方形を上面として均一に0.5mmの厚さとなるように切り落とされている。すなわち、弾性部材354の終端部354aは、隣接する7mm長さの部分である354bの厚みに比べて均一に薄く、体積が6分の1となる。終端部354aは単位面積当たりの体積が354bより小さいため、弾性部材354端部の復元力を小さくすることができ、繰り返しの使用等による弾性部材354端部からの剥がれを防止することができる。
なお、終端部354aは、均一に厚みを薄くすることにより、帯電ローラ31と当接せず清掃能力がなくなるため、軸351に巻きつけた際、感光体10の通紙領域外であって、かぶりトナーの発生もない部分に相対するように調整することが望ましい。
図7は、実施例3に係るクリーニングローラの弾性部材356の端部形状を示す図である。本実施例に係るクリーニングローラはクリーニングローラの弾性部材の端部形状以外は実施例1に係るクリーニングローラ35と同じであるため、端部形状についてのみ説明する。
弾性部材356の終端から長さ方向7mm部分の終端部356aは、その両角が、それぞれ底辺2.5mm、高さ7mmの直角三角形を上面として均一に0.5mmの厚さとなるように切り落とされている。すなわち、弾性部材356の終端部356aは、両角の厚みが均一に薄いため、隣接する7mm長さの部分である356bより体積が小さくなる。終端部356aは単位面積当たりの体積が356bより小さいため、弾性部材356端部の復元力を小さくすることができ、繰り返しの使用等による弾性部材356端部からの剥がれを防止することができる。
また、実施例2の終端部354aは幅5mmX長さ7mmの長方形を上面として、高さを0.5mm残して均一に切り落としたことにより帯電ローラ31と当接する部分がなくなったが、実施例3のように両角のみを切り落とすことにより、帯電ローラ31と当接する部分が残るため、清掃能力を維持しながら剥がれを防止することができる。
以上、本発明に係るクリーニングローラの実施の形態について説明したが、クリーニングローラはこれらの形態に限られるものではないことは言うまでもない。例えば弾性部材はスポンジでなくゴムであってもよい。ウレタンスポンジのような発砲部材においては、気泡により両面粘着シートとの接着面が少なくなるため、接着力が弱くなりがちだが、ゴムであれば両面粘着シートとの接着面に気泡がないため、より強固な接着力を有し、剥がれ防止に好適である。また、弾性部材の厚みや幅も本実施の形態に限られず、端部の形状は、単位接着面積当たりの体積を隣接する部分の体積よりも小さくするものであれば良く、本実施の形態に限られない。
10 感光体
31 帯電ローラ
35 クリーニングローラ
100 画像形成装置
351 軸
352、354、356 弾性部材
353、355、357 両面粘着シート

Claims (8)

  1. 像担持体を帯電させる帯電ローラに圧接されて帯電ローラの表面を清掃するクリーニングローラであって、
    軸状部材と、
    前記軸状部材に対し間隔をあけて螺旋状に巻きつけられた短冊形状の弾性部材とを有し、
    前記短冊形状の弾性部材は、巻き始め及び巻き終わり部分の単位接着面積当たりの体積が、隣接する部分の単位接着面積当たりの体積に比べて小さいことを特徴とするクリーニングローラ。
  2. 前記巻き始め及び巻き終わり部分は、前記弾性部材を前記軸状部材に巻きつけた際の約半周分であることを特徴とする請求項1に記載のクリーニングローラ。
  3. 前記弾性部材は、前記巻き始め及び巻き終わり部分の前記軸状部材上の厚みが、それぞれ短冊状の長さ方向端部に向かって徐々に薄くなっていることを特徴とする請求項1又は2に記載のクリーニングローラ。
  4. 前記弾性部材は、前記巻き始め及び巻き終わり部分の前記軸状部材上の厚みが、それぞれ隣接する部分の厚みに比べて均一に薄い部分を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のクリーニングローラ。
  5. 前記均一に薄い部分は、前記巻き始め及び巻き終わり部分の両角であることを特徴とする請求項4に記載のクリーニングローラ。
  6. 前記弾性部材は、前記巻き始め及び巻き終わり部分が、前記像担持体の通紙領域外に相対する前記帯電ローラの両端部に相対することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のクリーニングローラ。
  7. 前記クリーニングローラは、帯電ローラの回転に従動回転することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のクリーニングローラ。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載のクリーニングローラを備えた画像形成装置。
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